| 【発明の名称】 |
作業用走行車 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 武二 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
【氏名】田村 智志 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
【氏名】野島 辰彦 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】モニタ画面の視認性を向上させると共に、設定項目の選択操作を容易にする。
【解決手段】運転席22が設けられる操作部6と、各種の作業機を選択的に連結可能な作業機連結部4と、設定された制御条件で作業機の姿勢を制御する制御部7とを備える作業用走行車であって、前記操作部6に、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部8を設け、該モニタ部8の初期画面を、作業機の種類を選択する作業機選択画面とし、その下層に、作業機毎の制御条件設定画面を構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転席が設けられる操作部と、各種の作業機を選択的に連結可能な作業機連結部と、設定された制御条件で前記作業機の姿勢を制御する制御部とを備える作業用走行車において、前記操作部に、前記制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部を設け、該モニタ部の初期画面を、前記作業機の種類を選択する作業機選択画面とし、その下層に、作業機毎の制御条件設定画面を構成したことを特徴とする作業用走行車。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部が設けられた作業用走行車に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、設定された制御条件に応じて作業機の姿勢を自動制御する作業用走行車が普及している。この種の作業用走行車は、制御条件を設定するために設定具を備えているが、設定可能な制御条件が多い場合、多くの設定具が必要になるため、部品点数が増加するだけでなく、制御条件の設定操作が煩雑になるという問題がある。 【0003】 そこで、制御条件を表示するモニタと、その画面操作によって制御条件を設定する設定操作部とを備える作業車両が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このように構成された作業車両によれば、設定操作部でモニタ画面を操作することにより、各種の制御条件を設定することができるため、設定具の個数を削減することが可能になる。 【特許文献1】特開2002−307978号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、特許文献1に示されるモニタの初期画面は、各種の設定項目を一覧表示する設定項目選択画面であり、現在連結されている作業機と無関係の設定項目も多く表示されるため、画面の視認性が低下するだけでなく、画面スクロールなどの操作が必要になり、設定項目の選択に手間がかかるという問題がある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、運転席が設けられる操作部と、各種の作業機を選択的に連結可能な作業機連結部と、設定された制御条件で前記作業機の姿勢を制御する制御部とを備える作業用走行車において、前記操作部に、前記制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部を設け、該モニタ部の初期画面を、前記作業機の種類を選択する作業機選択画面とし、その下層に、作業機毎の制御条件設定画面を構成したことを特徴とする。 このように構成すれば、モニタ部の初期画面で作業機を選択することにより、選択された作業機に係る設定項目のみが表示されるので、全ての作業機に係る設定項目を一覧表示する従来のものに比べ、モニタ画面の視認性を向上させることができるだけでなく、設定項目の選択操作を容易にすることができる。 尚、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部としては、表示画面にタッチパネルを備えるモニタ、表示画面の近傍に画面操作用の操作具を備えるモニタ、表示画面にタッチパネルを備え、かつ、表示画面の近傍に画面操作用の操作具を備えるモニタなどが含まれる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はクローラトラクタの走行機体であって、該走行機体1は、図示しないエンジンなどが搭載される動力部2と、クローラ式の走行部3と、ロータリ、プラウ、ハローなどの作業機を選択的に連結可能な作業機連結部4と、キャビン5で覆われる操作部6とを備えて構成されている。 【0007】 作業機連結部4は、三点リンク機構と、左右一対のリフトロッドを介して三点リンク機構を吊持するリフトアームと、該リフトアームを昇降動作させるリフトシリンダと、左右いずれかのリフトロッドに介設されるリフトロッドシリンダとを備え、三点リンク機構に連結された作業機を、リフトシリンダの油圧動作に応じて昇降させると共に、リフトロッドシリンダの油圧動作に応じて左右方向に傾斜させるように構成されている。 【0008】 走行機体1には、マイコン(CPU、RAM、ROM、EEPROMなどを含む)などを用いて構成される制御部7が設けられている。この制御部7は、後述するモニタユニット(モニタ部)8、主変速レバー9に設けられる傾きスイッチ10、エンジン回転を検出するエンジン回転センサ11、リフトアーム角を検出するリフトアームセンサ12、リフトロッドシリンダ長を検出するリフトロッドセンサ13、ポジションレバー(作業機昇降操作レバー)14のレバー位置を検出するポジションセンサ15、プラウなどの牽引負荷を検出するドラフトセンサ16、走行機体1(又は作業機)の左右傾斜を検出する傾斜センサ17、ロータリなどに設けられ、その作業深さを検出する耕深センサ18、均平作業機などに設けられ、レーザ投光器(図示せず)から投光されるレーザ光を基準として作業高さを検出するレーザ受光器19、リフトシリンダ用電磁バルブ20、リフトロッドシリンダ用電磁バルブ21などに接続され、各種の制御機能によって、リフトシリンダやリフトロッドシリンダの動作制御を行うように構成されている。 【0009】 本実施形態の制御部7が備える制御機能は、ポジションレバー14の位置に応じて作業機を自動的に昇降制御するポジション制御、耕深センサ18の検出深さに応じて作業機を自動的に昇降制御する深さ自動制御、傾斜センサ17の検出傾斜に応じて作業機を自動的に傾斜制御する傾き自動制御、ドラフトセンサ16の検出負荷に応じて作業機を自動的に昇降制御するドラフト自動制御、エンジン回転センサ11の検出回転に応じて作業機を自動的に昇降制御するSモード制御、レーザ受光器19の受光信号に応じて作業機を自動的に昇降制御するレーザ制御、作業機の最上げ高さを規制する上げ規制制御などであり、各制御機能の制御条件は、前記モニタユニット8で表示及び設定されるようになっている。 【0010】 操作部6には、オペレータが前方を向いて着座する運転席22、走行方向をコントロールするステアリングホイール23、走行速度などを表示するメータパネル24、走行速度をコントロールする主変速レバー9、作業機の高さを設定するポジションレバー14、外部油圧機器をコントロールする油圧操作レバー25、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタユニット8などが配置されている。 【0011】 また、操作部6を覆うキャビン5は、フロントガラスを備えるフロント部5aと、ドア及びサイドガラスを備えるサイド部5bと、リアガラスを備えるリア部5cと、屋根パネルを備えるトップ部5dとによって構成されている。サイド部5bの前側(ドア部)は、乗降口を形成するために、乗降ステップ26の位置から立ち上がる一方、サイド部5bの後側(サイドガラス部)は、リアフェンダ27の上端位置から立ち上がっている。 【0012】 操作部6では、運転席22の前方に、ステアリングホイール23及びメータパネル24が配置されると共に、運転席22の右側前方に、主変速レバー9、ポジションレバー14及び油圧操作レバー25が配置され、さらに、本発明の要部であるモニタユニット8は、運転席22の右側方近傍に配置されている。つまり、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタユニット8をこのように配置すると、モニタ画面と設定具を離間して配置したものに比べ、設定操作が容易になるだけでなく、運転席22に座ったまま半身の姿勢で機体後方の作業機を目視しつつ制御条件の変更操作を行うときでも、モニタユニット8の良好な視認性及び操作性を確保することが可能になる。 【0013】 また、本実施形態では、各種操作レバー9、14、25の後方で、かつ、リアフェンダ27の近傍位置に、モニタユニット8を配置しているので、半身で後を向いた姿勢での視認性及び操作性をさらに高めることが可能になる。しかも、本実施形態のモニタユニット8は、外端がリアフェンダ27の上端に沿うように配置されるものの、表示や操作を行う上面は、運転席22側ほど低くなるように傾斜しているため、運転席22側からの視認性が向上するだけでなく、モニタユニット8の上面に無理なく手を置けて、自然な操作感を得ることが可能になる。 【0014】 モニタユニット8は、タッチパネル付きの液晶表示パネルからなるモニタ30と、モニタ画面に表示される選択項目を選択するための四つの選択スイッチ31〜34と、モニタ画面に表示されるカーソルを上下左右に移動させるための四つのカーソル移動スイッチ35〜38と、決定操作を行うための決定スイッチ39と、深さ設定操作、ドラフト設定操作、自動入切操作などに兼用される第一設定操作ダイアル40(スイッチ付きロータリエンコーダ)と、傾き設定操作、決定操作などに兼用される第二設定操作ダイアル41(スイッチ付きロータリエンコーダ)と、インディペンデントPTOの設定操作及び入切操作に兼用されるPTO設定ダイアル42(スイッチ付きロータリエンコーダ)とを一体的に備えて構成されている。 【0015】 モニタ30は、モニタユニット8の上面上側中央位置に配置され、その下辺に沿って四つの選択スイッチ31〜34が配置されている。第一設定操作ダイアル40及び第二設定操作ダイアル41は、モニタ30の下方に左右振分け状に配置され、その間に四つのカーソル移動スイッチ35〜38及び決定スイッチ39が配置されている。尚、PTO設定ダイアル42は、モニタ30の右側方に配置されるが、その位置や有無は任意である。 【0016】 モニタ30に表示される画面としては、作業機を選択するためのおまかせ選択画面(作業機選択画面)100と、おまかせ選択画面100で「ロータリ」を選択したときに表示されるロータリ簡易設定画面110と、ロータリ簡易設定画面110から選択的に移行可能なロータリ詳細設定画面111、ロータリ時刻表示画面112及び回転数表示画面113と、おまかせ選択画面100で「ハロー」を選択したときに表示されるハロー簡易設定画面120と、ハロー簡易設定画面120から選択的に移行可能なハロー詳細設定画面121、ハロー時刻表示画面122及び回転数表示画面123と、おまかせ選択画面100で「プラウ」を選択したときに表示されるプラウ簡易設定画面130と、プラウ簡易設定画面130から選択的に移行可能なプラウ詳細設定画面131、プラウ時刻表示画面132及び回転数表示画面133と、おまかせ選択画面100で「Sモード」を選択したときに表示されるSモード簡易設定画面140と、Sモード簡易設定画面140から選択的に移行可能なSモード詳細設定画面141、Sモード時刻表示画面142及び回転数表示画面143と、おまかせ選択画面100で「レーザ」を選択したときに表示されるレーザ簡易設定画面150と、レーザ簡易設定画面150から選択的に移行可能なレーザ詳細設定画面151、レーザ時刻表示画面152及び回転数表示画面153と、おまかせ選択画面100で「その他設定」を選択したとき、又は、各作業機の詳細設定画面111、121、131、141、151で「その他」を選択したときに表示されるその他設定画面160と、おまかせ選択画面100で「使い方」を選択したときに表示される使い方表示画面170と、各作業機の時刻表示画面112、122、132、142、152で「設定」を選択したときに表示される時刻設定画面180とがあり、これらの画面を通じて、各種作業機に関する制御条件の表示及び設定が行われる。 【0017】 つまり、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタユニット8のモニタ初期画面を作業機選択画面とし、その下層に、作業機毎の制御条件設定画面を構成している。したがって、モニタ初期画面で作業機を選択することにより、選択された作業機に係る設定項目のみが表示されるので、全ての作業機に係る設定項目を一覧表示する従来のものに比べ、モニタ画面の視認性を向上させることができるだけでなく、設定項目の選択操作を容易にすることができる。しかも、同一作業機に関する設定画面を複数備えるので、設定頻度の高い項目を表示する簡易設定画面と、設定頻度の低い項目を表示する詳細設定画面とを別々に構成し、ユーザの好みに応じた設定画面の選択が可能になる。 【0018】 次に、各画面の構成及び機能について説明する。ただし、各作業機に関する設定画面は、対象とする制御条件が相違するものの、画面の構成及び機能は略同様であるため、ロータリ及びプラウに関する設定画面についてのみ説明をし、この説明を他の作業機に関する設定画面の説明に援用する。また、本発明に直接関係しない画面については、図示及び説明を省略する。 【0019】 おまかせ選択画面100には、ロータリボタン100a、ハローボタン100b、プラウボタン100c、Sモードボタン100d、レーザボタン100e、その他設定ボタン100fなどの作業機選択ボタン(アイコン)が配置されている。これらの作業機選択ボタンは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、カーソル移動スイッチ35〜38によるカーソルCの移動操作によって選択されると共に、選択状態におけるタッチパネルのボタンタッチ操作、又は、決定スイッチ39の押し操作で決定される。そして、作業機選択ボタンが決定操作されると、対応する作業機の簡易設定画面110、120、130、140、150、又は、その他設定画面160へ移行する。 【0020】 また、おまかせ選択画面100の下端部には、選択スイッチ31〜34の位置に対応するように、使い方ボタン100gが配置されている。この使い方ボタン100gは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、対応する位置に配置された選択スイッチ31の押し操作によって決定される。そして、使い方ボタン100gが決定操作されると、使い方表示画面170へ移行する。 【0021】 ロータリ簡易設定画面110には、深さ自動入切ボタン110aと、傾き自動入切ボタン110bと、機体及びロータリのイラスト110cと、耕深自動制御の現在の深さ設定値(又は深さ検出値)を表示する深さ表示部110dと、傾斜自動制御の現在の傾き設定値(又は傾き検出値)を表示する傾き設定表示部110eと、レーザ自動制御の現在の高さ設定値(又は高さ検出値)を示すレーザ高さ表示部110fとが配置されている。深さ自動入切ボタン110a及び傾き自動入切ボタン110bは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、カーソル移動スイッチ35〜38によるカーソルCの移動操作によって選択されると共に、選択状態におけるタッチパネルのボタンタッチ装置、又は、決定スイッチ39の押し操作で決定される。そして、深さ自動入切ボタン110a又は傾き自動入切ボタン110bが決定操作されると、耕深自動制御又は傾斜自動制御のON/OFF状態が反転され、それがボタン上に表示される。また、耕深自動制御のON/OFFは、第一設定操作ダイアル40の押し操作でも切り換えることができ、傾斜自動制御のON/OFFは、第二設定操作ダイアル41の押し操作でも切り換えることができるようにしてある。 【0022】 また、ロータリ簡易設定画面110の下端部には、選択スイッチ31〜34の位置に対応するように、おまかせボタン110g、時計ボタン110h、回転数ボタン110i及び設定ボタン110jが配置されている。これらのボタンは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、対応する位置に配置された選択スイッチ31〜34の押し操作によって決定される。そして、おまかせボタン110gが決定操作されると、おまかせ選択画面100へ戻り、時計ボタン110hが決定操作されると、ロータリ時刻表示画面112へ移行し、回転数ボタン110iが決定操作されると、回転数表示画面113へ移行し、さらに、設定ボタン110jが決定操作されると、ロータリ詳細設定画面111へ移行する。 【0023】 ロータリ詳細設定画面111には、深さ自動入切ボタン111aと、傾き自動入切ボタン111bと、耕深自動制御の深さ設定値をイラスト及び数値で表示する深さ設定部111cと、傾斜自動制御の傾き設定値をイラスト及び数値で表示する傾き設定部111dと、カーソル移動スイッチ35〜38を示すイラスト111eとが配置されている。深さ自動入切ボタン111aは、第一設定操作ダイアル40の押し操作によって切り換え操作され、傾き自動入切ボタン111bは、第二設定操作ダイアル41の押し操作によって切り換え操作される。また、深さ設定部111cにおける深さ設定値の表示は、第一設定操作ダイアル40の回し操作によって変更され、傾き設定部111dにおける傾き設定値の表示は、第二設定操作ダイアル41の回し操作によって変更される。これにより、耕深自動制御の深さ設定及び傾斜自動制御の傾き設定を変更することが可能になる。また、ロータリ詳細設定画面111における深さ設定部111c、傾き設定部111d及びイラスト111eの位置は、モニタユニット8における第一設定操作ダイアル40、第二設定操作ダイアル41及びカーソル移動スイッチ35〜38の位置に対応している。これにより、操作すべきダイアルを容易に認識することが可能になる。 【0024】 また、ロータリ詳細設定画面111の下端部には、選択スイッチ31〜34の位置に対応するように、戻るボタン111f及びその他ボタン111gが配置されている。これらのボタンは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、対応する位置に配置された選択スイッチ31〜34の押し操作によって決定される。そして、戻るボタン111fが決定操作されると、ロータリ簡易設定画面110へ戻り、その他ボタン111gが決定操作されると、その他設定画面160へ移行する。 【0025】 プラウ簡易設定画面130には、ドラフト自動入切ボタン130aと、傾き自動入切ボタン130bと、機体及びプラウのイラスト130cと、ドラフト自動制御の現在の設定値(又は検出値)を表示するドラフト表示部130dと、傾斜自動制御の現在の傾き設定値(又は傾き検出値)を表示する傾き設定表示部130eと、レーザ自動制御の現在の高さ設定値(又は高さ検出値)を示すレーザ高さ表示部130fとが配置されている。ドラフト自動入切ボタン130a及び傾き自動入切ボタン130bは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、カーソル移動スイッチ35〜38によるカーソルCの移動操作によって選択されると共に、選択状態におけるタッチパネルのボタンタッチ装置、又は、決定スイッチ39の押し操作で決定される。そして、ドラフト自動入切ボタン130a又は傾き自動入切ボタン130bが決定操作されると、ドラフト自動制御又は傾斜自動制御のON/OFF状態が反転され、それがボタン上に表示される。また、ドラフト自動制御のON/OFFは、第一設定操作ダイアル40の押し操作でも切り換えることができ、傾斜自動制御のON/OFFは、第二設定操作ダイアル41の押し操作でも切り換えることができるようにしてある。 【0026】 また、プラウ簡易設定画面130の下端部には、選択スイッチ31〜34の位置に対応するように、おまかせボタン130g、時計ボタン130h、回転数ボタン130i及び設定ボタン130jが配置されている。これらのボタンは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、対応する位置に配置された選択スイッチ31〜34の押し操作によって決定される。そして、おまかせボタン130gが決定操作されると、おまかせ選択画面100へ戻り、時計ボタン130hが決定操作されると、プラウ時刻表示画面132へ移行し、回転数ボタン130iが決定操作されると、回転数表示画面133へ移行し、さらに、設定ボタン130jが決定操作されると、プラウ詳細設定画面131へ移行する。 【0027】 プラウ詳細設定画面131には、ドラフト自動入切ボタン131aと、傾き自動入切ボタン131bと、ドラフト自動制御の設定値をイラスト及び数値で表示するドラフト設定部131cと、傾斜自動制御の傾き設定値をイラスト及び数値で表示する傾き設定部131dと、カーソル移動スイッチ35〜38を示すイラスト131eとが配置されている。ドラフト自動入切ボタン131aは、第一設定操作ダイアル40の押し操作によって切り換え操作され、傾き自動入切ボタン131bは、第二設定操作ダイアル41の押し操作によって切り換え操作される。また、ドラフト設定部131cにおける深さ設定値の表示は、第一設定操作ダイアル40の回し操作によって変更され、傾き設定部131dにおける傾き設定値の表示は、第二設定操作ダイアル41の回し操作によって変更される。これにより、ドラフト自動制御の設定及び傾斜自動制御の傾き設定を変更することが可能になる。 【0028】 また、プラウ詳細設定画面131の下端部には、選択スイッチ31〜34の位置に対応するように、戻るボタン131f及びその他ボタン131gが配置されている。これらのボタンは、タッチパネルによるボタンタッチ操作、又は、対応する位置に配置された選択スイッチ31〜34の押し操作によって決定される。そして、戻るボタン131fが決定操作されると、プラウ簡易設定画面130へ戻り、その他ボタン131gが決定操作されると、その他設定画面160へ移行する。ちなみに、その他設定画面160には、バックアップ入切ボタン160a、複動入切ボタン160b、ビットアップ設定部160c、上げ規制設定部160d及び戻るボタン160eが配置され、上述した他の画面と同様に、タッチパネル又はスイッチ/ダイアルによって操作される。 【0029】 上記のモニタ画面制御は、前述した制御部7又は専用のモニタ制御部において行われる。モニタ画面制御ルーチンには、所定操作具の操作に応じてモニタ画面を自動的に切り換える画面自動切換ルーチンと、時間の経過に応じてモニタ画面を自動的に標準画面に復帰させる画面自動復帰ルーチンと、モニタ画面のタッチパネル操作やモニタユニット8のスイッチ/ダイヤル操作に応じて、前述のようにモニタ画面を表示制御する通常表示制御ルーチンと、モニタ画面のコントラスト調整を行うコントラスト調整ルーチンと、モニタ画面で設定された制御条件を記憶する設定記憶ルーチンとが含まれている。以下、これらの制御ルーチンのうち、画面自動切換ルーチン、画面自動復帰ルーチン、コントラスト調整ルーチン及び設定記憶ルーチンについて、フローチャートを参照して説明する。 【0030】 画面自動切換ルーチンは、モニタユニット8に設けられる第一設定操作ダイアル40の操作、又は、主変速レバー9に設けられる傾きスイッチ10の操作を判断し、いずれかが操作されたと判断した場合は、現在のモニタ画面が現作業機種別の詳細設定画面であるか否かを更に判断する。そして、この判断結果がNOである場合は、現在のモニタ画面を現作業機種別の詳細設定画面に自動的に切り換える。例えば、ロータリ簡易設定画面110が表示された状態で、第一設定操作ダイアル40又は傾きスイッチ10が操作された場合は、モニタ画面がロータリ詳細設定画面111に自動的に切り換えられることになる。これにより、ロータリ詳細設定画面111への画面移行操作を不要にして、オペレータの操作労力を軽減することが可能になる。また、本実施形態では、第一設定操作ダイアル40や傾きスイッチ10を、オペレータが操作し易い位置(第一設定操作ダイアル40はモニタユニット8においてオペレータに最も近い位置、傾きスイッチ10は主変速レバー9のグリップ近傍位置)に配置しているので、深さ設定や傾き設定の操作性を一層向上させることができる。 【0031】 画面自動復帰ルーチンは、タッチパネルや操作具による画面操作を監視すると共に、画面操作を判断する毎にタイマのリセットを行う。画面操作の無い状態が所定時間続くと、これをタイマにより判断し、モニタ画面を標準画面に自動的に復帰させる。本実施形態でいう標準画面は、選択されている作業機に係る画面のうち、最も上層の画面であり、例えば、ロータリ詳細設定画面111を表示した状態で所定の時間が経過すると、ロータリ簡易設定画面110に自動的に復帰させる。これにより、下層の画面を表示した後、上層の画面に戻す操作が不要になるため、画面の切換操作を簡略化することが可能になる。 【0032】 コントラスト調整ルーチンは、モニタ画面の近傍に設けられる温度センサ(例えばサーミスタ)の検出温度に応じて、モニタ画面のコントラストを自動的に調整する自動調整モードと、コントラスト調整画面の操作に応じて、モニタ画面のコントラストを調整する手動調整モードとを備える。これにより、温度によるコントラストの変化を抑制し、モニタ画面の視認性を向上させることができる。また、コントラストの手動調整も可能であるため、オペレータの好みに応じたコントラスト調整も行うことができる。 【0033】 設定記憶ルーチンは、モニタ画面における各種制御条件の変更操作を監視し、制御条件が変更された場合には、これをメモリに記憶する。メモリには、作業機種別毎に記憶領域が確保されており、各作業機に関する制御条件が独立して記憶される。例えば、ロータリ詳細設定画面111で設定される傾斜自動制御の傾き設定値と、ハロー詳細設定画面121で設定される傾斜自動制御の傾き設定値は、個別に記憶保持される。このようにすると、各作業機に適合する制御条件を個別に記憶できるため、作業機を交換した場合に、作業機の選択操作だけで、その作業機に適した制御条件を適用することが可能になる。これにより、作業機を交換する毎に設定をやり直していた従来のものに比べ、設定操作を大幅に簡略化することができる。尚、制御条件を記憶するメモリとしては、EEPROMなどの不揮発性メモリが好ましい。このようにすると、主電源をOFFにしても制御条件が記憶保持されるため、次回の作業時に設定をやり直す必要がない。 【0034】 叙述の如く構成された本実施形態の走行機体1は、運転席22が設けられる操作部6と、各種の作業機を選択的に連結可能な作業機連結部4と、設定された制御条件で作業機の姿勢を制御する制御部7とを備えるものであって、前記操作部6に、制御条件の表示具及び設定具に兼用されるモニタ部8を設け、該モニタ部8の初期画面を、作業機の種類を選択する作業機選択画面とし、その下層に、作業機毎の制御条件設定画面を構成したので、モニタ部8の初期画面で作業機を選択することにより、選択された作業機に係る設定項目のみが表示されることになる。これにより、全ての作業機に係る設定項目を一覧表示する従来のものに比べ、モニタ画面の視認性を向上させることができるだけでなく、設定項目の選択操作を容易にすることができる。 【0035】 また、モニタ部8の設定画面を、作業機の種類毎に独立して構成すると共に、各種作業機の設定画面で設定された制御条件をそれぞれ記憶するようにしたので、作業機を交換した場合に、作業機の選択操作だけで、その作業機に適した制御条件を適用することが可能になる。これにより、作業機を交換する毎に設定をやり直していた従来のものに比べ、設定操作を大幅に簡略化することができる。 【0036】 尚、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論である。例えば、作業機選択画面の上層に、モニタ画面の表示モードを選択する表示モード選択画面などが構成されていてもよい。この場合には、モニタ部の初期画面を、各表示モードの初期画面(作業機選択画面)と定義することができる。例えば、表示モードとして、おこのみモードとおまかせモードを用意し、おまかせモードでは、前述した画面の表示を行うものとする。また、おこのみモードでは、前述した画面に加え、各作業機の詳細設定画面の下層に、制御機能毎の詳細設定画面を構成し、ここで制御機能毎の詳細設定を可能にする。このようにすると、必要に応じておこのみモードを選択し、より詳細な制御条件の設定を行うことができる。また、制御機能毎の詳細設定画面で設定された制御条件も記憶の対象となることは言うまでもない。上述した制御機能毎の詳細設定画面としては、耕深自動制御詳細設定画面(耕深自動制御のON/OFF設定、深さ設定、油圧感度設定、ダッシング設定、上昇速度設定、加工速度設定などが可能)や、傾斜自動制御詳細設定画面(傾斜自動制御のON/OFF設定、傾斜地モード/水平地モード設定、傾き設定、油圧感度設定、平行復帰機能ON/OFF設定、上昇速度設定、下降速度設定などが可能)が挙られる。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】走行機体の側面図である。 【図2】制御部の入出力を示すブロック図である。 【図3】操作部の平面図である。 【図4】操作部の要部斜視図である。 【図5】モニタユニットの正面図である。 【図6】モニタ画面の階層を示すブロック図である。 【図7】おまかせ選択画面の説明図である。 【図8】ロータリ簡易設定画面の説明図である。 【図9】ロータリ詳細設定画面の説明図である。 【図10】回転数表示画面の説明図である。 【図11】ハロー簡易設定画面の説明図である。 【図12】ハロー詳細設定画面の説明図である。 【図13】プラウ簡易設定画面の説明図である。 【図14】プラウ詳細設定画面の説明図である。 【図15】Sモード簡易設定画面の説明図である。 【図16】Sモード詳細設定画面の説明図である。 【図17】レーザ簡易設定画面の説明図である。 【図18】レーザ詳細設定画面の説明図である。 【図19】その他設定画面の説明図である。 【図20】モニタ画面制御ルーチンのフローチャートである。 【図21】画面自動切換ルーチンのフローチャートである。 【図22】画面自動復帰ルーチンのフローチャートである。 【図23】コントラスト調整ルーチンのフローチャートである。 【図24】設定記憶ルーチンのフローチャートである。 【符号の説明】 【0038】 1 走行機体 4 作業機連結部 6 操作部 7 制御部 8 モニタユニット 9 主変速レバー 10 傾きスイッチ 22 運転席 25 油圧操作レバー 27 リアフェンダ 30 モニタ 31〜34 選択スイッチ 35〜38 カーソル移動スイッチ 39 決定スイッチ 40 第一設定操作ダイアル 41 第二設定操作ダイアル 42 PTO設定ダイアル 100 選択画面 110 ロータリ簡易設定画面 111 ロータリ詳細設定画面
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成16年2月6日(2004.2.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−218386(P2005−218386A) |
| 【公開日】 |
平成17年8月18日(2005.8.18) |
| 【出願番号】 |
特願2004−30737(P2004−30737) |
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