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【発明の名称】 農作業機
【発明者】 【氏名】谷澤 勉
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内

【氏名】小出 盛人
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内

【氏名】滝沢 政和
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内

【氏名】大村 英昭
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内

【氏名】篠原 正喜
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内

【要約】 【課題】必要に応じて折畳非作業位置を変更できる農作業機を提供する。

【解決手段】農作業機1は、第1係合ピン33および第2係合ピン34を有し展開作業位置および複数の折畳非作業位置に移動する延長作業部4を備える。農作業機1は、第1係合ピン33と係合して延長作業部4を展開作業位置に固定する第1係合フック41と、第2係合ピン34と係合して延長作業部4をいずれか一の折畳非作業位置に固定する第2係合フック42とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
展開作業位置および複数の折畳非作業位置に移動する土作業手段と、
作業時に前記土作業手段を展開作業位置に係合により固定し、非作業時に前記土作業手段を複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に係合により固定する係合固定手段と
を備えることを特徴とする農作業機。
【請求項2】
第1係合部および第2係合部を有し、展開作業位置および複数の折畳非作業位置に移動する土作業手段と、
前記第1係合部と係合して前記土作業手段を展開作業位置に固定する第1係合体と、
前記第2係合部と係合して前記土作業手段を複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に固定する第2係合体と
を備えることを特徴とする農作業機。
【請求項3】
土作業手段は、折畳非作業位置に対応した複数のピン用孔部を有し、
第2係合部である第2係合ピンは、前記複数のピン用孔部のうちのいずれか一のピン用孔部に脱着可能に取り付けられ、
第2係合体である第2係合フックは、前記一のピン用孔部に取り付けられた第2係合ピンと係合する
ことを特徴とする請求項2記載の農作業機。
【請求項4】
土作業手段は、作業機本体に上下回動可能に設けられ、
前記作業機本体は、折畳非作業位置に対応した複数のピン用孔部を有し、
第2係合体である第2係合ピンは、前記複数のピン用孔部のうちのいずれか一のピン用孔部に脱着可能に取り付けられ、
第2係合部である第2係合フックは、前記一のピン用孔部に取り付けられた第2係合ピンと係合する
ことを特徴とする請求項2記載の農作業機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、必要に応じて折畳非作業位置を変更できる農作業機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、それぞれ1つの展開作業位置および折畳非作業位置に移動する左右一対の土作業手段と、中央部分に対して土作業手段を展開作業位置および折畳非作業位置に固定する固定具とを備えた折畳式の農作業機(代掻きハロー)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3256101号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の農作業機では、非作業時における土作業手段の折畳非作業位置が1つであるため、必要に応じて折畳非作業位置を変更できないという問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、必要に応じて折畳非作業位置を変更できる農作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の農作業機は、展開作業位置および複数の折畳非作業位置に移動する土作業手段と、作業時に前記土作業手段を展開作業位置に係合により固定し、非作業時に前記土作業手段を複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に係合により固定する係合固定手段とを備えるものである。
【0006】
そして、土作業手段の折畳非作業位置が複数で、これら複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に土作業手段を固定できるため、従来とは異なり、必要に応じて折畳非作業位置を変更することが可能である。
【0007】
請求項2記載の農作業機は、第1係合部および第2係合部を有し、展開作業位置および複数の折畳非作業位置に移動する土作業手段と、前記第1係合部と係合して前記土作業手段を展開作業位置に固定する第1係合体と、前記第2係合部と係合して前記土作業手段を複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に固定する第2係合体とを備えるものである。
【0008】
そして、土作業手段の折畳非作業位置が複数で、これら複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に土作業手段を固定できるため、従来とは異なり、必要に応じて折畳非作業位置を変更することが可能である。
【0009】
請求項3記載の農作業機は、請求項2記載の農作業機において、土作業手段は、折畳非作業位置に対応した複数のピン用孔部を有し、第2係合部である第2係合ピンは、前記複数のピン用孔部のうちのいずれか一のピン用孔部に脱着可能に取り付けられ、第2係合体である第2係合フックは、前記一のピン用孔部に取り付けられた第2係合ピンと係合するものである。
【0010】
そして、ピン用孔部に対する第2係合ピンの取付位置を変えることで、土作業手段の折畳非作業位置を容易に変更することが可能である。
【0011】
請求項4記載の農作業機は、請求項2記載の農作業機において、土作業手段は、作業機本体に上下回動可能に設けられ、前記作業機本体は、折畳非作業位置に対応した複数のピン用孔部を有し、第2係合体である第2係合ピンは、前記複数のピン用孔部のうちのいずれか一のピン用孔部に脱着可能に取り付けられ、第2係合部である第2係合フックは、前記一のピン用孔部に取り付けられた第2係合ピンと係合するものである。
【0012】
そして、ピン用孔部に対する第2係合ピンの取付位置を変えることで、土作業手段の折畳非作業位置を容易に変更することが可能である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の農作業機によれば、土作業手段の折畳非作業位置が複数で、これら複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に土作業手段を固定できるため、従来とは異なり、必要に応じて折畳非作業位置を変更できる。
【0014】
請求項2記載の農作業機によれば、土作業手段の折畳非作業位置が複数で、これら複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に土作業手段を固定できるため、従来とは異なり、必要に応じて折畳非作業位置を変更できる。
【0015】
請求項3記載の農作業機によれば、ピン用孔部に対する第2係合ピンの取付位置を変えることで、土作業手段の折畳非作業位置を容易に変更することができる。
【0016】
請求項4記載の農作業機によれば、ピン用孔部に対する第2係合ピンの取付位置を変えることで、土作業手段の折畳非作業位置を容易に変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の農作業機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1ないし図4において、1は左右方向に長手状の農作業機で、この農作業機1は、走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結された状態で、トラクタの走行により水田等の圃場を前方(進行方向)に移動しながら耕耘整地作業をする手動折畳式の代掻きハロー等である。
【0019】
そして、農作業機1は、トラクタの後部の3点リンクに連結され、土作業である耕耘整地作業をする中央の作業機本体である中央作業部2を備えている。
【0020】
また、農作業機1は、中央作業部2の左右方向両端部に略前後方向の折畳用軸3を介して上下回動可能に設けられ、中央作業部2とともに耕耘整地作業をする左右一対の土作業手段である延長作業部4を備えている。
【0021】
そして、左右の各延長作業部4は、折畳用軸3を中心とする回動により、展開作業位置と中央作業部2上の複数の折畳非作業位置とに移動する。すなわち例えば、各延長作業部4は、それぞれ個別に、人力に基づいて折畳用軸3を中心とする回動により1つの展開作業位置と回動角度の異なる2つの折畳非作業位置(第1の折畳非作業位置、第2の折畳非作業位置)とにそれぞれ移動可能となっている。
【0022】
なお、延長作業部4の展開作業位置から第1の折畳非作業位置への回動角度αは約150°で、延長作業部の展開作業位置から第2の折畳非作業位置への回動角度βは約180°である。また、中央作業部2と延長作業部4との間には、人力による延長作業部4の上方回動を補助する回動補助手段であるガススプリング5が配設されている。
【0023】
ここで、中央作業部2は、トラクタの3点リンクに連結された機枠11を備えている。機枠11は、左右方向中央側に3点連結部12を有し、この3点連結部12は、トップピン13が先端部に取着された1本のトップマスト14と、ロワピン15が先端部に取着された左右2本のロワアーム16とにて構成されている。また、機枠11は、左右方向中央部に入力軸保持部(ギアボックス)18を有し、この入力軸保持部18にてトラクタからの動力を入力する入力軸20が回転可能に保持されている。入力軸20には、トラクタのPTO軸がユニバーサルジョイントおよび伝動シャフト等を介して連結されている。
【0024】
また、機枠11には、入力軸20からの動力に基づいて所定方向に回転しながら耕耘作業をするロータリ式の耕耘体(図示せず)が回転可能に設けられている。耕耘体は、左右方向の回転軸およびこの回転軸の外周側から放射状に突出した複数の耕耘爪等にて構成されている。なお、耕耘体の上方は、土が飛散しないよう機枠11のカバー部21にて覆われている。
【0025】
さらに、機枠11の後端部には、耕耘体の後方位置で整地作業をする整地体(図示せず)が左右方向の軸を中心として上下回動可能に設けられている。整地体は、ゴム板、均平板(第1整地板)およびレーキ(第2整地板)等にて構成されている。
【0026】
延長作業部4は、中央作業部2の機枠11の左右方向端部である外端部に折畳用軸3を介して上下回動可能に連結された可動機枠である延長機枠31を備えている。
【0027】
延長機枠31は、機枠11側の内端部に第1係合ピン(第1係合部)33および第2係合ピン(第2係合部)34を有している。また、延長機枠31は、機枠11側の内端部に複数の折畳非作業位置に対応した複数、例えば2つのピン用孔部35を有している。
【0028】
そして、第1係合ピン33は、延長機枠31の内端部に固着されている。一方、第2係合ピン34は、延長機枠31の内端部に形成された2つのピン用孔部35のうちのいずれか一のピン用孔部35に脱着可能に取り付けられている。つまり、この第2係合ピン34は、2つのピン用孔部35に対して選択的に取付可能なもので、例えば図2では、第2係合ピン34は、回動角度αが約150°の第1の折畳非作業位置に対応したピン用孔部35に取り付けられている。
【0029】
また、延長機枠31には、延長作業部4が展開作業位置に略水平姿勢として固定された状態時に、中央作業部2の耕耘体からの動力に基づいて所定方向に回転しながら耕耘作業をするロータリ式の耕耘体(図示せず)が回転可能に設けられている。耕耘体は、中央作業部2の耕耘体と同様、左右方向の回転軸およびこの回転軸の外周側から放射状に突出した複数の耕耘爪等にて構成されている。なお、耕耘体の上方は、土が飛散しないよう延長機枠のカバー部にて覆われている。
【0030】
さらに、延長機枠31の後端部には、延長作業部4が展開作業位置に略水平姿勢として固定された状態時に、耕耘体の後方位置で整地作業をする整地体(図示せず)が左右方向の軸を中心として上下回動可能に設けられている。整地体は、中央作業部の整地体と同様、ゴム板、均平板(第1整地板)およびレーキ(第2整地板)等にて構成されている。
【0031】
また一方、折畳式の農作業機1は、展開作業時に第1係合ピン33と係合して中央作業部2に対して延長作業部4を展開作業位置に解除可能に固定する回動可能な第1係合体である第1係合フック41と、折畳非作業時に第2係合ピン34と係合して中央作業部2に対して延長作業部4を複数、例えば2つの折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に解除可能に固定する回動可能な第2係合体である第2係合フック42とを備えている。
【0032】
また、農作業機1は、第1係合フック41を固定状態にロックする弾性変形可能な第1ロックレバー43と、第2係合フック42を固定状態にロックする弾性変形可能な第2ロックレバー44とを備えている。
【0033】
そして、展開作業時用の第1係合フック41は、図2に示されるように、固定状態となって第1係合ピン33と係合して延長作業部4を展開位置に固定し、固定解除状態となってその固定を解除するもので、中央作業部2の機枠11の外端部に軸46を介して回動可能に取り付けられている。また、第1係合フック41は、第1係合ピン33と係脱可能に係合する係合凹部47を有しているとともに棒状のレバー部48を有している。さらに、第1係合フック41は、第1ロックレバー43の中間の係合部49と係脱可能に係合する係合段部50を有している。なお、第1係合フック41は、第1ロックレバー43の基端側の付勢部51によって固定状態となるように付勢されている。
【0034】
また、第1ロックレバー43は、線状のばね材にて構成されたもので、中央作業部2の機枠11の外端部の支軸52に巻回されて連結されている。すなわち、第1ロックレバー43の基端側の付勢部51は支軸52の外周側に巻回され、その付勢部51の基端が第1係合フック41に当接している。なお、機枠11の係合板部54の下端部には、第1ロックレバー43の中間の係合部49と係脱可能に係合する係合段部55が形成されている。
【0035】
一方、折畳非作業時用の第2係合フック42は、固定状態となって第2係合ピン34と係合して延長作業部4を折畳非作業位置(第1の折畳非作業位置、第2の折畳非作業位置)に固定し、固定解除状態となってその固定を解除するもので、中央作業部2の機枠11の外端部に軸61を介して回動可能に取り付けられている。また、第2係合フック42は、第2係合ピン34と係脱可能に係合する係合凹部62を一端部に有するとともに軸状のレバー部63を中間部に有している。さらに、第2係合フック42は、係止軸部64を他端部に有している。
【0036】
また、第2ロックレバー44は、線状のばね材にて構成されたもので、中央作業部2の機枠11の外端部に取り付けられた支持部材65に連結されている。支持部材65は機枠11の取付板部66に固定的に取り付けられている。また、支持部材65には、ばね等の付勢部材である引張ばね68の一端部が連結され、引張ばね68の他端部は第2係合フック42に連結されている。そして、第2係合フック42は、支点越え作用により、引張ばね68にて固定状態に付勢された状態および引張ばね68にて固定解除状態に付勢された状態になる。
【0037】
なお、第1係合ピン33、第2係合ピン34、第1係合フック41、第2係合フック42、第1ロックレバー43および第2ロックレバー44等にて、展開作業時に延長作業部4を展開作業位置に係合により固定し折畳非作業時に延長作業部4を複数の折畳非作業位置のうちのいずれか一の折畳非作業位置に係合により固定する係合固定手段70が構成されている。
【0038】
次に、上記農作業機1の作用等について図面を参照して説明する。
【0039】
図2は、延長作業部4が展開作業位置に固定された状態を示し、この図2に示す状態では、係合段部50と係合した第1ロックレバー43にて固定状態にロックされた第1係合フック41の係合凹部47と延長作業部4の延長機枠31の第1係合ピン33との係合によって、延長作業部4が中央作業部2に対して展開作業位置に固定されている。このため、作業者は、中央作業部2と延長作業部4との両方を使用して適切な代掻き作業ができる。
【0040】
そして、例えば図2に示す状態から図3に示す状態、つまり延長作業部4が第1の折畳非作業位置に固定された状態に切り換える場合、作業者は、第1ロックレバー43の係合部49を中央作業部2の係合板部54の係合段部55に係合させてから、レバー部48を操作して係合凹部47と第1係合ピン33との係合を解除する。
【0041】
次いで、延長作業部4の端部に設けられた図示しない把持部材を把持してこの延長作業部4を折畳用軸3を中心に回動させる。すると、延長作業部4が第1の折畳非作業位置に到達する直前で、延長作業部4の第2係合ピン34が第2係合フック42に当接し、第2係合フック42が引張ばね68の付勢力に抗して回動して一旦ロック解除状態となる。
【0042】
延長作業部4が第1の折畳非作業位置に到達すると、第2係合ピン34が第2係合フック42の係合凹部62内に入り込み、第2係合フック42の係合凹部62と第2係合ピン34とが係合する。この係合後、作業者は、第2ロックレバー44を第2係合フック42の係止軸部64に引っ掛けて係止させる。
【0043】
こうして、第2ロックレバー44にて固定状態にロックされた第2係合フック42の係合凹部62と延長作業部4の第2係合ピン34との係合により、延長作業部4が中央作業部2に対して第1の折畳非作業位置に固定された状態となる。
【0044】
なお、例えば図2に示す状態から図4に示す状態(延長作業部4が第2の折畳非作業位置に固定された状態)に切り換える場合は、第2係合ピン34を回動角度βが約180°の第2の折畳非作業位置に対応したピン用孔部35に付け替えた後に、第1の折畳非作業位置の場合と同じ操作をすればよい。なお、この第2の折畳非作業位置に固定された延長作業部4は、中央作業部2上に重なり合うように折り返された状態となっている。
【0045】
そして、上記農作業機1によれば、延長作業部4の折畳非作業位置が複数種あり、これら複数の折畳非作業位置のうち折畳みの目的に応じて選択したいずれか一の折畳非作業位置に延長作業部4を係合固定手段70にて固定できるため、従来とは異なり、必要に応じて折畳非作業位置を変更することができる。
【0046】
よって、例えば農作業機1を倉庫まで運ぶ場合には第2の折畳非作業位置を用いることで農作業機1全体をできるだけコンパクトにするが、圃場間の移動時等においては、第1の折畳非作業位置を用いることで、作業を再開する際の作業者の労力の軽減を図ることができる。つまり、延長作業部4を約180°の折りの第2の折畳非作業位置から展開作業位置に戻すのに必要な人力より小さい人力で、延長作業部4を第1の折畳非作業位置から展開作業位置に戻すことができる。
【0047】
また、延長作業部4の第2係合ピン34の取付位置を変えることだけで延長作業部4の折畳非作業位置を容易に変更することができる。
【0048】
なお、農作業機1は、人力で延長作業部4を移動させる手動折畳式のものには限定されず、例えば延長作業部4を移動させるモータ或いは油圧シリンダ等の駆動手段を備えた自動折畳式のものでもよい。そして、この自動折畳式の場合、回動角度の小さい第1の折畳非作業位置を用いることで、約180°の折りの第2の折畳非作業位置を用いる場合に比べて、駆動手段による延長作業部4の折畳・展開に要する時間を短縮できる。
【0049】
また、農作業機1は、例えば左右いずれか片側のみに土作業手段(延長作業部4)を備えたものでもよく、中央の作業機本体では耕耘整地作業しないもの等でもよい。
【0050】
さらに、農作業機1は、延長作業部4等の土作業手段側にピンを設け、中央作業部2等の作業機本体側にフックを設けた構成には限定されず、例えば、図示しないが、これとは逆の構成で、土作業手段側にフックを設けかつ作業機本体側にピンを設けたものでもよい。すなわち例えば、作業機本体が折畳非作業位置に対応した複数のピン用孔部を有し、第2係合体である第2係合ピンが複数のピン用孔部のうちのいずれか一のピン用孔部に脱着可能に取り付けられ、土作業手段の第2係合部である第2係合フックがその一のピン用孔部に取り付けられた第2係合ピンと係合し、その係合により土作業手段が所望の一の折畳非作業位置に固定される構成の農作業機でも、上記農作業機1と同様の作用効果を奏し得る。
【0051】
また、係合固定手段70は、ピンおよびフック等にて構成されたものには限定されず、例えば、図示しないが、中央作業部2および延長作業部4間に配設された手動式のシリンダ(伸縮手段)にて構成されたものでもよい。手動式のシリンダは、例えば各位置に対応した複数の孔が形成されガススプリング5と平行に位置する円筒状のシリンダ本体と、このシリンダ本体内に出し入れ可能に挿入された孔付きのロッドと、互いに一致したシリンダ本体の孔とロッドの孔に対して差し込むピンとを有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の農作業機の一実施の形態の正面図である。
【図2】延長作業部が展開作業位置に固定された状態を示す図である。
【図3】延長作業部が第1の折畳非作業位置に固定された状態を示す図である。
【図4】延長作業部が第2の折畳非作業位置に固定された状態を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
1 農作業機
2 作業機本体である中央作業部
4 土作業手段である延長作業部
33 第1係合部である第1係合ピン
34 第2係合部である第2係合ピン
35 ピン用孔部
41 第1係合体である第1係合フック
42 第2係合体である第2係合フック
70 係合固定手段
【出願人】 【識別番号】000188009
【氏名又は名称】松山株式会社
【住所又は居所】長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地
【出願日】 平成15年8月22日(2003.8.22)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄

【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡

【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也

【公開番号】 特開2005−65568(P2005−65568A)
【公開日】 平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願番号】 特願2003−298943(P2003−298943)