| 【発明の名称】 |
農作業車 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 明 【住所又は居所】岡山県赤磐郡山陽町下市447番地 みのる産業株式会社内
【氏名】赤松 寛二 【住所又は居所】岡山県赤磐郡山陽町下市447番地 みのる産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】畝に沿って自動的に走行するようにする。
【解決手段】本発明の農作業車1は、畝を跨ぐように配設された左右の前輪2及び左右の後輪3により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体4と、後輪3を駆動する駆動部7とを備えている。そして、畝の側面に周面が当接し機体4の進行に伴って転動するように畝の両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラ9を、少なくとも2組備えている。畝ガイドローラ9の1組を前輪2の前方に、別の1組を前輪2と後輪3の間に設けている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 畝を跨ぐように配設された左右の前輪及び左右の後輪により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体と、前記前輪又は/及び後輪を駆動する駆動部とを備えた農作業車であって、 畝の側面に周面が当接し前記機体の進行に伴って転動するように畝の両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラを1組備えた農作業車。 【請求項2】 畝を跨ぐように配設された左右の前輪及び左右の後輪により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体と、前記前輪又は/及び後輪を駆動する駆動部とを備えた農作業車であって、 畝の側面に周面が当接し前記機体の進行に伴って転動するように畝の両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラを、少なくとも2組備えた農作業車。 【請求項3】 前記畝ガイドローラの1組を前記前輪の前方に設けた請求項1又は2記載の農作業車。 【請求項4】 前記畝ガイドローラの1組を前記前輪の前方に、別の1組を前記前輪と後輪の間に設けた請求項2記載の農作業車。 【請求項5】 前記機体は、該機体の長さ方向略中央に設けられて該機体を二つ折り状にするための関節部と、該関節部を伸ばした状態で固定するための固定部とを備えた請求項1〜4のいずれか一項に記載の農作業車。 【請求項6】 地面に接地する接地部と、該接地部に対して前記機体を支持する支持部とを備えており、前記前輪又は/及び前記後輪を地面から浮かせた状態で前記機体を旋回可能に地面に対して支持する旋回スタンドを前記機体の左右両側にそれぞれ設けた請求項1〜5のいずれか一項に記載の農作業車。 【請求項7】 前記旋回スタンドは、前記接地部が地面に接地して前記機体を支持する支持状態と、該接地部が地面から離れて前記機体を支持しない退避状態との間で移動可能に設けられるとともに、該支持状態又は該退避状態のいずれかの状態に選択的に保持させるための状態保持手段を備えた請求項6記載の農作業車。 【請求項8】 前記旋回スタンドは、前記支持状態と前記退避状態との間で、前記支持部の基端側を中心にして回動可能に前記機体に支持された請求項7記載の農作業車。 【請求項9】 前記旋回スタンドは、前記接地部が前記前輪又は前記後輪の略直下方の地面に接地するように構成された請求項6〜8のいずれか一項に記載の農作業車。 【請求項10】 前記旋回スタンドは、前記支持部に対して前記接地部が回転自在に取り付けられた請求項6〜9のいずれか一項に記載の農作業車。 【請求項11】 前記旋回スタンドは、前記接地部が地面に対して回転可能に接地するように構成された請求項6〜9のいずれか一項に記載の農作業車。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば、畝の上面にシートを張り又は回収したり、畝に野菜・花の種・苗を植えたり、畝やそこに植えられた野菜・花に肥料、薬液、水等を散布したり、畝上面付近の低位置に支持された座席に腰掛けて圃場の畝に対して農作業をしたりするための各種農作業車に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の農作業車として、特許文献1に記載されたものを例示する。図6に示すように、この農作業車81は、前部にバッテリー及び左右一対の前輪83を有し、後部には左右一対の後輪84と該後輪84を回転駆動する走行モータ85及びミッションケース86と後方に向けて突設した操縦ハンドル部87とを備えている。農作業車81は、圃場内の畝を跨ぐように前輪83及び後輪84が畝間を走行し、乗車部88に着座し足を左右のステップ90上に載せた状態にある作業者が苗載せ台91上の苗を取り出しては作業空間部99から畝Uの上面に苗を植え付けていくようになっている。 【0003】 【特許文献1】特開2003−38008号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところが、畝Uが正確に直線状に形成されていることはほとんどなく、しかも前輪83及び後輪84が走行する畝間の状態も一定していないため、従来の構成では、走行時に農作業車81が畝に沿って走行するようにこまめに走行方向を調整する必要があり、労力がかかり、農作業の効率が低下するという問題がある。特に、傾斜地の等高線に沿って設けられたような畝Uに沿って走行する場合、農作業車81の機体が傾くため、常に斜面下方に向かって進行してしまい、走行方向の調節に大きな労力がかかり、農作業の効率が大きく低下するという問題がある。 【0005】 本発明の目的は、上記課題を解決し、畝に沿って自動的に走行する農作業車を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために、第1の発明の農作業車は、畝を跨ぐように配設された左右の前輪及び左右の後輪により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体と、前記前輪又は/及び後輪を駆動する駆動部とを備えた農作業車であって、畝の側面に周面が当接し前記機体の進行に伴って転動するように畝の両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラを1組備えている。 【0007】 また、第2の発明の農作業車は、畝を跨ぐように配設された左右の前輪及び左右の後輪により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体と、前記前輪又は/及び後輪を駆動する駆動部とを備えた農作業車であって、畝の側面に周面が当接し前記機体の進行に伴って転動するように畝の両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラを、少なくとも2組備えている。 【0008】 これらの構成によれば、左右一対の畝ガイドローラを、1組又は少なくとも2組備えているので、直線状に形成されていない畝や、傾斜地の等高線に沿って設けられた畝でも、機体全体を確実に畝に沿って走行させることができる。このため、作業者は農作業に集中することができる。 【0009】 第3の発明の農作業車としては、前記第1又は2の発明において、前記畝ガイドローラの1組を前記前輪の前方に設けた態様を例示する。 【0010】 この構成によれば、前記前輪が畝を走行する前に前記畝ガイドローラにより機体を確実に畝に導くこと、つまり、機体の進行方向を畝に沿わせやすくすることができる。 【0011】 第4の発明の農作業車としては、前記第2の発明において、前記畝ガイドローラの1組を前記前輪の前方に、別の1組を前記前輪と後輪の間に設けた態様を例示する。 【0012】 この構成によれば、前記前輪が畝を走行する前に前記畝ガイドローラにより機体を確実に畝に導くことができるとともに、機体の長さを短くでき、旋回等の取回しの作業性も向上する。 【0013】 第5の発明の農作業車としては、前記第1〜4の発明において、前記機体は、該機体の長さ方向略中央に設けられて該機体を二つ折り状にするための関節部と、該関節部を伸ばした状態で固定するための固定部とを備えた態様を例示する。 【0014】 この構成によれば、機体を略半分の長さに折り畳むことができ、搭載・収納スペースに効率良く納めることができる。 【0015】 第6の発明の農作業車としては、前記第1〜5の発明において、地面に接地する接地部と、該接地部に対して前記機体を支持する支持部とを備えており、前記前輪又は/及び前記後輪を地面から浮かせた状態で前記機体を旋回可能に地面に対して支持する旋回スタンドを前記機体の左右両側にそれぞれ設けた態様を例示する。 【0016】 この構成によれば、畝上で前記機体を旋回させて向きを変更するときは、該旋回方向側の前記旋回スタンドによって、前記機体を旋回可能に地面に対して支持させておき、前記機体の反旋回方向側を作業者が持ち上げて、前記旋回スタンドを中心に前記機体を一点旋回させることができる。このため、機体の向きの変更を一人の作業者で行うことができる。このとき、前記旋回スタンドは、前記前輪又は/及び前記後輪を地面から浮かせた状態で支持するようになっているので、前記機体の旋回時に車輪が畝に接触し難くすることができ、該旋回時に畝を崩すことを防止することができる。 【0017】 第7の発明の農作業車としては、前記第6の発明において、前記旋回スタンドは、前記接地部が地面に接地して前記機体を支持する支持状態と、該接地部が地面から離れて前記機体を支持しない退避状態との間で移動可能に設けられるとともに、該支持状態又は該退避状態のいずれかの状態に選択的に保持させるための状態保持手段を備えた態様を例示する。 【0018】 この構成によれば、前記機体を旋回させるときは前記旋回スタンドを前記支持状態にして保持させ、前記機体を走行させるときは前記旋回スタンドを前記退避状態にして保持させることができる。 【0019】 第8の発明の農作業車としては、前記第7の発明において、前記旋回スタンドは、前記支持状態と前記退避状態との間で、前記支持部の基端側を中心にして回動可能に前記機体に支持された態様を例示する。 【0020】 この構成によれば、第7の発明の農作業車を簡単な構成で具体化することができる。 【0021】 第9の発明の農作業車としては、前記第6〜8の発明において、前記旋回スタンドは、前記接地部が前記前輪又は前記後輪の略直下方の地面に接地するように構成された態様を例示する。 【0022】 この構成によれば、前記前輪又は前記後輪の略直下方を中心に前記機体が旋回させることができる。前記前輪又は前記後輪は地面に接する部位であって、農作業車全体で地面に最も近い位置に配設された部位であるので、旋回時に前記前輪又は前記後輪で畝を崩さないように、この部位を地面から確実に持ち上げて前記機体を旋回させるようにしている。 【0023】 第10の発明の農作業車としては、前記第6〜9の発明において、前記旋回スタンドは、前記支持部に対して前記接地部が回転自在に取り付けられた態様を例示する。 【0024】 第11の発明の農作業車としては、前記旋回スタンドは、前記第6〜9の発明において、前記接地部が地面に対して回転可能に接地するように構成された態様を例示する。 【0025】 前記第10又は11の発明の構成によれば、前記機体を楽に旋回させることができる。 【発明の効果】 【0026】 本発明に係る農作業車によれば、畝に沿って自動的に走行することができるという優れた効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0027】 図1〜図5は本発明を具体化した第一実施形態の農作業車1を示している。この農作業車1は、畝Uを跨ぐように配設された左右の前輪2及び左右の後輪3により畝長さ方向である前後方向に走行自在に支持された機体4と、前輪2の前方において畝Uの両側にそれぞれ位置するように設けられた一対の畝ガイドローラ9と、前輪2及び後輪3の間において畝Uの両側にそれぞれ位置するように設けられた一対の畝ガイドローラ9と、該機体4により畝上面付近の低位置に支持された座席5と、原動機としてのエンジン8の動力により後輪3を駆動する駆動部7と、前輪2の上方に支持された作業台としての苗載せ台6と、エンジン8の上方に支持されて予備苗ケース10aを載置する予備苗ケース台10とを備えている。 【0028】 機体4は、前後に延びる左右一対の側フレーム11と、該両側フレーム11の前側を互いに接続する第一横フレーム12と、中間部を互いに接続する第二横フレーム13と、後側を互いに接続する前後一対の第三横フレーム14,14とを備えている。第一横フレーム12は、畝Uと干渉しないように、正面視で中間部が上方に張り出した形状に形成されている。そして、第一横フレーム12の両端部は、それぞれ機体4側方から斜め前方に延設されることによって旋回取手15とされている。この旋回取手15を持ち、後輪3の少なくとも一方を接地させた状態で前輪2を持ち上げて機体4を旋回させることができるようにしている。第二横フレーム13には、作業者が畝長さ方向に向かって着座するように座席5が支持されている。この第二横フレーム13は、側フレーム11に対して上下位置調節可能に支持されており、これにより座席5の高さが調節可能になっている。第三横フレーム14,14には駆動部7が支持されている。また、機体4における座席5の斜め後方には、エンジン8の回転数を調節するアクセルレバー26が配設されている。 【0029】 前輪2は、機体4の前側における左右両端部に取り付けられた前脚部17に回転自在に支持されている。後輪3は、機体4の後側における左右両端部に回転自在に支持されている。前輪2及び後輪3は、方向転回しないように設けられるとともに、左右側それぞれにおいて、直進時に同一軌道を進行するように配設されている。 【0030】 両前輪2の後方には、U字状の支持フレーム19を介してそれぞれ側フレーム11に支持された足載せ18が機体内方に向けて突設されている。また、右側(左側又は両側とすることもできる)の足載せ18の前方には、駆動部7による後輪3の駆動を操作する駆動調節ペダル20が設けられている。駆動調節ペダル20は、支持アーム21を介して支持フレーム19に上下傾動自在に支持されている。この駆動調節ペダル20はワイヤ23を介して後述するクラッチ24に連結されており、該ワイヤ23はクラッチ24側において駆動調節ペダル20を上方に付勢するように付勢手段としてのバネ(図示略)で付勢されている。本例では作業者の足により該駆動調節ペダル20が押し下げられるとクラッチ24が切れるようになっている。 【0031】 畝ガイドローラ9は、側フレーム11から機体内方に向けて突設された取付部30に、支持部31を介して回転自在に支持されている。支持部31は、取付部30に対する左右方向の取付位置を調節する左右調節部32と、該左右調節部32に対する畝ガイドローラ9の軸9aの傾きを調節する傾き調節部33と、該傾き調節部33に対する軸9aの上下方向の取付位置を調節する上下調節部34とを備えており、図3に示すように畝Uの側面に畝ガイドローラ9の周面が当接し機体4の進行に伴って転動するように畝ガイドローラ9の左右位置、傾き、上下位置を最適に調節できるようになっている。 【0032】 畝ガイドローラ9のサイズとしては、直径Drをできるだけ大きくするとともに、幅Wrが畝Uの側面に広く当接し得るように設定することが好ましい(図3参照)。こうすると、畝Uの側面に当接する畝ガイドローラ9の周面の面積が広くなるので、畝ガイドローラ9の当接時に畝Uの側面を過度に押し固めたり、畝Uを崩したり、畝Uに張られたシートSを傷めたりすることを防止することができる。本例では、本例では畝幅Wuが約500〜550mm、畝高さHuが約300mmの畝Uに対して、直径Drを約200mm、幅Wrを約120mmに設定している。 【0033】 苗載せ台6は、図2に二点鎖線の矢印で示すように、平面視で回動可能に取り付けられており、作業者の体格に応じて位置を調節することができるようになっている。 【0034】 駆動部7は、機体4の後側に支持された原動機としてのエンジン8と、該エンジン8に連結された減速ミッション35と、該減速ミッション35にクラッチ24を介して連結された動力伝動機構36とを備えている。減速ミッション35は高速又は低速の2段変速機構を内蔵しており、これを変速レバー40により切り替え可能になっている。これにより、植え付けピッチが広いときは前記2段変速機構を高速側に、狭いときは低速側に設定することにより、特に高速時のエンジン8の回転数を抑制し、低騒音かつ省エネルギーとなるようにしている。この動力伝動機構36は、機体4に回転自在に支持されて左右に延びる伝動軸37を備えており、クラッチ24の出力軸の回転が第一伝動要素38(本例ではチェーン伝動機構)を介して伝動軸37に伝動される。この伝動軸37の回転は、その両端部にそれぞれ設けられた第二伝動要素39(本例ではチェーン伝動機構)を介して両側の後輪3に伝動されるようになっている。 【0035】 次に、本農作業車1の一連の操作方法について説明する。ここでは、苗を畝Uに植え付ける作業をするときの例を示す。まず、農作業車1を、その左右の前輪2及び後輪3が畝Uを跨ぐように畝長さ方向に向けて設置する。苗載せ台6には植え付けようとする苗を載置し、予備苗ケース10aには予備の苗を載置しておく。次いで、苗の植え付けピッチに応じて、変速レバー40により基本的な走行速度を設定する。次いで、エンジン8を始動し、作業者が畝長さ方向へ向いて座席5に腰掛けるとともに、左右の足を左右の足載せ18にそれぞれ載せ、適宜アクセルレバー26を調整し、所望の農作業に合った一定の速度で機体4を走行させる。そして、作業者は、前方に軽くうつむいた姿勢となり、苗載せ台6から苗を取り出して畝Uの植え付け位置に順次苗を植え付けてゆく。このとき、畝Uが曲がっていたり、畝Uが傾斜していたりしても、本農作業車1は畝ガイドローラ9により畝Uに沿って自動的に走行するようになっているので、作業者は機体4の進行方向を調節する必要がなく、農作業に集中することができる。また、畝Uの幅方向に対して作業するときでも、作業者は作業姿勢をほとんど変更する必要がなく、腕を左右に広げるだけで対応できる。また、例えば、植え付け作業に作業に手間取ったときは、駆動調節ペダル20を踏み込めば、クラッチ24が切れるので、一時的に走行を停止させることができる。そして、駆動調節ペダル20を離せば元の一定速度での走行が再開される。このときも駆動調節ペダル20を踏み込んだり、離したりするだけなので、作業者は作業姿勢をほとんど変更する必要がない。 【0036】 以上のように構成された本発明の農作業車1によれば、左右一対の畝ガイドローラ9を互いに間隔をおいて前後2組備えているので、直線状に形成されていない畝Uや、傾斜地の等高線に沿って設けられた畝Uでも、機体4全体を確実に畝Uに沿って走行させることができる。このため、作業者は農作業に集中することができる。 【0037】 また、畝ガイドローラ9の1組を前輪2の前方に設けているので、前輪2が畝Uを走行する前に畝ガイドローラ9により機体4を確実に畝Uに導くことができる。 【0038】 これに加え、畝ガイドローラ9の別の1組を前輪2と後輪3の間に設けているので、機体4の長さを短くでき、旋回等の取回しの作業性も向上する。 【0039】 また、旋回取手15により持ち上げられたときに下方に下がる部位である後輪3よりも後側に畝ガイドローラ9を設けないようにしているので、畝ガイドローラ9が旋回等の取回しの妨げになることがない。 【0040】 次に、図7〜図11は、本発明を具体化した第二実施形態の農作業車50を示している。本実施形態の農作業車50は、主に以下の点において第一実施形態と相違している。従って、第一実施形態と共通する部分については同実施形態と同一符号を付することにより重複説明を省く(以下、他の実施形態についても同様)。 【0041】 本例の機体51は、該機体51長さ方向(前後方向)略中央に設けられて該機体51を二つ折り状にするための関節部52と、該関節部52を伸ばした状態で固定するための固定部53とを備えている。 【0042】 関節部52は、各側フレーム11が長さ方向略中央で二つのフレーム片11a,11bに分割されるとともに、該分割位置において、該前後のフレーム片11a,11bが軸支部54により相対回動自在に軸支されてなっている。軸支部54は、両フレーム片11a,11bの接合部上側において、左右方向に延びる軸54aで両フレーム片11a,11bを軸支している。そして、両フレーム片11a,11bは、それらの端面同士が接合して直線状に伸びた状態(図10の実線、図7及び図8参照)と、略V字状の折れ曲がった状態(図10の二点鎖線及び図9参照)との間で回動自在となっている。 【0043】 固定部53は、関節部52における一方のフレーム片(本例では前側のフレーム片11a)に設けられた被係止部57と、他方のフレーム片(本例では後側のフレーム片11b)に設けられた係止部58とからなっている。被係止部57は、前側のフレーム片11aの端部下側に突設されている。係止部58は、後側のフレーム片11bの端部下側に左右方向へ延びる軸59で回動自在に取り付けられたレバー60と、該レバー60の長さ方向の途中部に左右方向へ延びる軸61で回動自在に取り付けられた係止片62とを備えている。そして、両フレーム片11a,11bの端面同士を接合させておき(図10の矢印a参照)、係止片62を被係止部57に係止する(図10の矢印b参照)とともに、レバー60を反被係止部側に回動させる(図10の矢印c参照)と、両フレーム片11a,11bは直線状に伸びた状態で固定されるようになっている。また、この逆の手順を行うと、固定が解除されるようになっている。なお、これに加え、機体51を折り畳んだ状態で固定するための第二の固定部(図示略)を設けてもよい。 【0044】 言うまでもないが、上述した関節部52及び固定部53は、一例にすぎず、これに特に限定されない。例えば、図11に示す関節部65及び固定部66とすることもできる。すなわち、関節部65は、両フレーム片11a,11bの断面形状内に納まるように構成された軸支部54を備えている。また、固定部66は、両フレーム片に、スライド可能に外嵌された筒体67と、側フレーム11に対する該筒体67の位置を固定するための固定ボルト68とを備えている。そして、図11に実線で示すように、筒体67が両方のフレーム片11a,11bに外嵌した状態では、関節部65が伸ばされた状態で固定され、図11(b)に二点鎖線で示すように固定部66の筒体67が一方のフレーム片11b(11aでもよい。)にのみ外嵌した状態では、関節部65が二つ折り可能な状態になるようになっている。 【0045】 以上の構成により、本例の農作業車50においては、係止部58を操作することにより、固定部53の固定を解除するとともに、機体51を関節部52で折り曲げることができる。この折り曲げた状態では、図9に示すように、第一横フレーム12が予備苗ケース台10に載った状態となる。このように、本例の農作業車50では、機体51を略半分の長さに折り畳むことができ、搭載・収納スペースに効率良く納めることができる。 【0046】 なお、本例の第一横フレーム12は、図7及び図8に示すように、左右の側フレーム11の内側が前方に張り出すように形成されている。これにより、畝Uに対する作業空間を広く確保できる。 【0047】 また、本例の減速ミッション35は無段変速機構を内蔵しており、これを変速レバー40により調節可能になっている。これにより、植え付けピッチや作業者の作業スピードに応じて適宜減速量を調節することができる。本例でも第一実施形態と同様の2段変速機構を採用するようにしてもよいし、第一実施形態において本例の無段変速機構を採用するようにしてもよい。 【0048】 本実施形態の農作業車50によれば、第一実施形態の効果に加え、上記本実施形態特有の効果を得ることができる。 【0049】 次に、図12〜図18は、本発明を具体化した第三実施形態の農作業車101を示している。本実施形態の農作業車101は、主に以下の点において第二実施形態と相違している。 【0050】 本例の農作業車101は、旋回スタンド102を機体51の左右両側にそれぞれ備えている。この旋回スタンド102は、地面に接地する接地部103と、該接地部103に対して機体51を支持する支持部104とを備えており、後輪3を地面から浮かせた状態で機体51を旋回可能に地面に対して支持するようになっている。 【0051】 旋回スタンド102は、図16に示すように、支持部104の基端側が支軸102aを介して機体51の側フレーム11に支持されるとともに、該支持部104の基端側には、支軸102aから離れた位置にストッパ手段としてのストッパピン105が突設されている。このストッパピン105は、接地部103が地面に接地して機体51を支持する支持状態Saと、該接地部103が地面から離れて機体51を支持しない退避状態Sbとのときに側フレーム11の下面に当接するようになっている。これにより、旋回スタンド102の回動範囲が支持状態Saと退避状態Sbとの間に制限されるようになっている。このように旋回スタンド102は、接地部103が地面に接地して機体51を支持する支持状態Saと、該接地部103が地面から離れて機体51を支持しない退避状態Sbとの間で、移動可能に設けられている。 【0052】 さらに、旋回スタンド102は、側フレームに上方へ突設されたバネ支持部108と、該バネ支持部108上端部及びストッパピン105先端部の間に取り付けられた状態保持手段としての引張バネ部材109とを備えている。そして、この引張バネ部材109は、ストッパピン105を上方に引っ張り上げるように作用することにより、旋回スタンド102を支持状態Sa又は退避状態Sbのいずれかの状態に選択的に保持させるようになっている。 【0053】 接地部103は、図16に示すように、球面軸受111によって、支持部104に対して回転運動や球面運動自在に支持されている。そして、この接地部103は、旋回スタンド102が支持状態Saにあるときに、後輪3の略直下方の地面に接地するように構成されている。なお、旋回スタンド102は、接地部103が地面に対して回転可能に接地するように構成することもできる。 【0054】 次に、この旋回スタンド102によって農作業車101を旋回させる方法について説明する。ここでは、畝U端部において一人の作業者により農作業車101を右回りに180°旋回させる場合を例示する。まず、畝U端部において、農作業車101を停止させる(図12と、図18の実線の状態とを参照)。次いで、旋回方向側(本例では右側)の後輪3付近の機体51を手で持ち上げて、後輪3を浮かせ、旋回スタンド102を降ろして支持状態Saにする。そして、機体51を降ろすと、機体51が旋回方向側の旋回スタンド102に支持された状態となる(図15参照)。このとき、旋回スタンド102の接地部103が畝U間の幅方向略中央に位置するようにしておく。次いで、反旋回方向側(本例では左側)の前輪付近に設けられた旋回取手15を手で持って、機体51を持ち上げると、機体51は旋回スタンド102を中心に一点旋回可能な状態となる(図17参照)。そして、機体51を持ち上げた状態のまま、機体51を旋回させる(図18の実線の状態から二点鎖線の状態まで旋回させる)。このとき、機体51の旋回スタンド102側に荷重がかかるように旋回取手15側を少し高めに持ち上げておきながら旋回させると、旋回スタンド102を支持状態Saに維持することができる(旋回スタンド102が退避状態Sbに戻ることがない)。次いで、機体51を降ろし、旋回取手15を離す(図15と、図18の二点鎖線の状態とを参照)。次いで、旋回方向側の後輪3付近の機体51を手で持ち上げて、後輪3を浮かせ、旋回スタンド102を上げて退避状態Sbにすると、旋回が完了する(図12参照)。 【0055】 この旋回スタンド102によれば、畝U上で機体51を旋回させて向きを変更するときは、該旋回方向側の旋回スタンド102によって、機体51を旋回可能に地面に対して支持させておき、機体51の反旋回方向側を作業者が持ち上げて、旋回スタンド102を中心に機体51を一点旋回させることができる。このように、機体51の向きの変更を一人の作業者で行うことができる。このとき、旋回スタンド102は、後輪3を地面から浮かせた状態で支持するようになっているので、機体51の旋回時に後輪3が畝Uに接触し難くすることができ、該旋回時に畝Uを崩すことを防止することができる。従来は、畝Uの中で後輪3を中心に一点旋回をすると、図17の二点鎖線の円(下側のもの)で示すように後輪3が畝Uと干渉し、畝Uを崩すため、後輪3の下に例えば回転テーブル(図示略)を置いて行っていたが、その持ち運びが面倒であるとともに、狭い畝U間での作業が大変であるという課題があったが、旋回スタンド102によれば、これを解決することができる。 【0056】 また、旋回スタンド102は、接地部103が地面に接地して機体51を支持する支持状態Saと、該接地部103が地面から離れて機体51を支持しない退避状態Sbとの間で移動可能に設けられるとともに、該支持状態Sa又は該退避状態Sbのいずれかの状態に選択的に保持させるための状態保持手段を備えているので、機体51を旋回させるときは旋回スタンド102を支持状態Saにして保持させ、機体51を走行させるときは旋回スタンド102を退避状態Sbにして保持させることができる。 【0057】 また、旋回スタンド102は、支持状態Saと退避状態Sbとの間で、支持部104の基端側を中心にして回動可能に機体51に支持された、簡単な構成で具体化することができる。 【0058】 また、旋回スタンド102は、接地部103が後輪3の略直下方の地面に接地するように構成されているので、後輪3の略直下方を中心に機体51が旋回させることができる。後輪3は地面に接する部位であって、農作業車101全体で地面に最も近い位置に配設された部位であるので、旋回時に後輪3で畝Uを崩さないように、この部位を地面から確実に持ち上げて機体51を旋回させることができる。 【0059】 また、旋回スタンド102は、支持部104に対して接地部103が回転自在に取り付けられているので、機体51を楽に旋回させることができる。 【0060】 なお、本例の農作業機は、図12〜図15に示すように、畝Uや、畝Uに張られたマルチフィルムに対し、その上面の幅方向略中央に一定間隔で穴を開ける穴開け器115を備えている。この穴開け器115は、左右の取付部30先端に架設されたフレーム116に取り付けられており、該フレーム116の長さ方向の途中部に上下揺動自在に支持された揺動アーム117と、該揺動アーム117の先端部に回転自在に支持された穴開けローラ118とを備えている。これに加え、揺動アーム117を下方に付勢する付勢手段(図示略)を設け、畝U等に確実に穴開けするようにすることもできる。穴開けローラ118の周面には、周長さ方向に一定間隔をおいて3つの穴開け刃119が突設されている。この穴開け器115によれば、機体51の進行に伴って、自動的に、畝U等に穴を開けることができるので、苗等を移植するための穴を開ける手間を省くことができる。また、穴が一定間隔で開けられるので、苗等を一定間隔で移植することができる。 【0061】 また、本例の足載せ18は、機体51の幅方向に延びる軸を中心に回転する回転ペダル式となっている。このため、各作業者の好み等に応じて足の傾きを自由に調節することができる。 【0062】 また、本例の減速ミッション35は、無段変速機構を内蔵するとともに、切替レバー(図示略)により前進と後進とを切り替え可能になっている。このため、機体51を後進させながら、作業をすることもできる。 【0063】 また、本例の駆動調節ペダル20は、図13に示すように、ワイヤ23を介してクラッチ24に連結されるとともに、ワイヤ121を介してブレーキ122にも連結されている。本例のブレーキ122は、後輪3に圧接してその回転を停止させるように構成されている。そして、駆動調節ペダル20が押し下げられると、クラッチ24が切れると同時にブレーキ122が働くようになっている。このため、駆動調節ペダル20によりクラッチ24を切ったときに、同時にブレーキ122も働くので、傾斜地の上りでも機体51が後退することがなく、作業をスムーズに行うことができる。 【0064】 本実施形態の農作業車101によれば、第二実施形態の効果に加え、上記本実施形態特有の効果を得ることができる。 【0065】 次に、図19〜図26は、本発明を具体化した第四実施形態の農作業車131を示している。図19は、本例の農作業車131の全体構成を示す平面図であり、同図に示すように、本例の農作業車131は、第二実施形態とは、旋回取手132,133、畝ガイドローラ134、ガイドローラの支持部135、苗載せ台6の支持片136、予備苗ケース支持部137、旋回スタンド138、後輪139が相違している。以下、各相違点について説明する。 【0066】 (a)旋回取手132,133は、図19及び図20に示すように、機体51の一部を利用して設けられている。旋回取手132は、機体51の前端側における両コーナー部が柔軟性のある材料(ゴム、軟質樹脂等)で覆われてなっている。また、旋回取手133は、機体51の側フレーム11の長さ方向における途中部が柔軟性(旋回取手132と同様)のある材料で覆われてなっている。具体的には、本例では、機体51が第二実施形態における図11と同様の関節部(図示略)及び固定部66を備えており、旋回取手133は、該固定部66が前記柔軟性のある材料で覆われてなっている。なお、本例の固定部66は、前後2つの固定ボルト68により、両フレーム片11a,11bに固定されるようになっている。そして、例えば、図18と同様に、機体51を右側に旋回させるときは、作業者が機体左側に位置して左手及び右手で、機体左側の旋回取手132,133をそれぞれ持つようにする。この構成によれば、旋回取手132,133が、機体51の一部を利用して構成されているので、材料及び組立コストを低減することができる。また、機体51からほとんど側方に突出していないので、機体51の進行時に、機体51の側方にある物に干渉することがほとんどない。 【0067】 (b)畝ガイドローラ134は、図20に示すように、軸134aに回転自在に支持された比較的硬質の円柱体141と、該円柱体141の周面に配設されたクッション材142とを備えている。ここで、比較的硬質の円柱体141を採用しているのは、円柱体141の周面が畝Uの側面をしっかりと押さえることができるようにし、これにより、機体51の進行方向を畝Uに沿わせやすくするためである。円柱体141としては、特に限定されないが、樹脂製の中空体にすると、軽量化できるので好ましい。また、円柱体141の周面にクッション材142を配設しているのは、畝Uに張られたマルチフィルムSを傷めないようにするためである。クッション材142としては、特に限定されないが、スポンジ、ブラシ、毛羽等とすることを例示する。畝ガイドローラ134のサイズとしては、特に限定されないが、第一実施形態と同様にすることを例示する。 【0068】 (c)ガイドローラの支持部135は、取付部30に対する左右方向の取付位置を調節する左右調節部145と、該左右調節部145に対する畝ガイドローラ134の軸134aの傾きを調節する傾き調節部146と、該傾き調節部146に対する軸134aの上下方向の取付位置を調節する上下調節部147とを備えている。左右調節部145は、取付部30にスライド自在に装着された筒体145aと、該筒体145aを取付部30に固定する固定ボルト145bとを備えている。傾き調節部146は、左右調節部145の筒体145aに回動軸146aを中心に回動自在に支持された回動部材146bと、回動軸146aを中心とする円弧状に延びる長穴146cと、該長穴146cの円弧長さ方向の任意位置に回動部材146bの回動位置を固定する固定ボルト146dとを備えている。上下調節部147は、傾き調節部146の回動部材146bに固定された断面コ字状のホルダ部材149を備えている。ホルダ部材149における上下一対の平行板部149aにはそれぞれ貫通穴149bが設けられており、該両貫通穴149bには畝ガイドローラ134の軸134aがスライド自在に挿入されている。そして、ホルダ部材149の縦板部149cには雌ネジ部149dが設けられており、該雌ネジ部149dに螺入された固定ボルト150の先端が軸134aを軸太さ方向に押さえることにより、軸134aをホルダ部材149の両貫通穴149bの内周面に押さえつけて固定するようになっている。なお、左右の取付部30は、第三実施形態と同様のフレーム116により連結されている。このように支持部135は、簡単な構成で実現されているので、第一実施形態の支持部31よりもコストを低減することができる。 【0069】 (d)苗載せ台6の支持片136は、機体51に対して苗載せ台6を支持しており、略上下に延びる縦長部151と、該縦長部151の上端に取り付けられて略側方に延びる横長部152とを備えている。縦長部151にはその長さ方向に延びる縦長穴151aが設けられており、該縦長穴151aを介して固定手段としてのボルト153で上下位置調節可能に機体51に取り付けられている。横長部152にはその長さ方向に延びる横長穴152aが設けられており、該横長穴152aを介して固定手段としてのボルト154で左右位置調節可能かつ回動位置調節可能に苗載せ台6を支持している。この構成によれば、畝Uの形状、作業者の体格、体型や、農作業の内容等に応じて苗載せ台6の位置を適宜調節することができる。 【0070】 (e)予備苗ケース支持部137は、図23に示すように、左右一対の前脚部156と、左右一対の後脚部157とを備えており、該各脚部156,157は、第三横フレーム14,14に取り付けられた支持片158を介して機体51に着脱可能に支持されている。予備苗ケース支持部137は左右対称の構成であるので、以下左側についてのみ説明すると、前脚部156及び後脚部157は、図23(b)に示すように側面視で略ハ字状に配設され、それらの下端部156a,157aは、前方及び後方に向けてそれぞれ折曲されている。そして、同図に二点鎖線で示すように、前脚部156の下端部156aを、前側の支持片158に設けられた被係止穴に後側から嵌入し係止するとともに、後脚部157を前方に弾性変形させて、後側の支持片158に設けられた被係止穴に前側から嵌入し係止する(前脚部156及び後脚部157を逆順に係止してもよい。)。この構成によれば、予備苗ケース支持部137を簡単に機体51に着脱することができる。また、前脚部156及び後脚部157はハ字状に配設されるとともに、それらの下端部156a,157aが前後の支持片158,158により挟持された状態となっているので、予備苗ケース支持部137に予備苗ケースが載置されると、その重量により、下端部156a,157aがそれぞれ前後の支持片158,158に押し付けられて、確実に係止されるようになっている。 【0071】 (f)旋回スタンド138は、図24に示すように着脱部160を介して機体51の側フレーム11に着脱可能に取り付けられている。着脱部160は、側フレーム11に取付手段161(本例では側フレームに設けられた前後二カ所の取付穴162にそれぞれ取り付けられたボルト及びナット)により取り付けられるようになっている。具体的には、旋回スタンド138は、支持部104の基端側が支軸138aを介して着脱部160に支持されるとともに、該支持部104の基端側には、支軸138aから離れた位置にストッパ手段としてのストッパピン105が突設されている。このストッパピン105は、接地部103が地面に接地して機体51を支持する支持状態Sa(図24(c)参照)と、該接地部103が地面から離れて機体51を支持しない退避状態Sb(図24(a)参照)とのときに着脱部160の下面に当接するようになっている。また、旋回スタンド138は、着脱部160に上方へ突設されたバネ支持部108と、該バネ支持部108上端部及びストッパピン105先端部の間に取り付けられた状態保持手段としての引張バネ部材109とを備えている。また、本例の旋回スタンド138は、接地部103の接地面が略半球形状に形成されており、接地部103が地面に対して回転可能に接地するように構成されている。この構成によれば、旋回スタンド138が着脱部160を介して機体51の側フレーム11に取り付けられているので、必要に応じて機体51に簡単に着脱することができる。従って、例えば、この旋回スタンド138は、畝間や畝端部に十分な旋回スペースがある場合には、必要がないので取り外しておくことができる。 【0072】 (g)後輪139は、図25及び図26に示すように、自転車等の汎用の車輪165が利用されてなっている。車輪165の軸165aの両側には、スプロケット座166に取付手段(本例では、3つのボルト166a)で取り付けられたスプロケット167と、固定部168とがそれぞれ装着されている。そして、スプロケット座166及びスプロケット167と、固定部168とは、締結手段としての三組のボルト169及びナット170により締結されている。このボルト169の軸169aは、車輪165のスポーク165b同士の間に挿入されており、スポーク165bに当接して、車輪165に対するスプロケット167の廻り止めとなるようになっている。この構成によれば、汎用の車輪165にスプロケット167を着脱可能に簡単に組み付けることができる。このため、例えばスプロケット167を車輪165に溶接固定する場合(車輪165とスプロケット167が一体となって専用部品となる場合)と比較し、汎用の車輪165のみを簡単に交換することができるので、部品交換等のメンテナンスが容易になる。 【0073】 本実施形態の農作業車131によれば、第二実施形態の効果に加え、上記本実施形態特有の効果を得ることができる。 【0074】 なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)前輪2の少なくとも一方を接地させた状態で後輪3を持ち上げて機体4を旋回させるための旋回取手を後輪側に備えるとともに、畝Uの側面に周面が当接し機体4の進行に伴って転動するように畝Uの両側にそれぞれ配設された一対の畝ガイドローラ9を、前輪2よりも後側に互いに間隔をおいて少なくとも2組備えるように構成すること。 (2)畝ガイドローラ9の機体4への取付位置を適宜変更したり、畝ガイドローラ9を3組以上設けたりすること。 (3)作業台としての苗載せ台6に代えて、作業容器としての苗収容カゴを設けること。 (4)作業台や作業容器の取付位置を適宜変更すること。 (5)駆動調節ペダル20に代えて、又は駆動調節ペダル20とともに、アクセルを調節するペダルを設けること。例えば駆動調節ペダル20と同様の構成のペダルを駆動調節ペダル20とは反対側の足載せ18の近傍に設けることが挙げられる。 (6)原動機として、エンジン8に代えて、電動モータを使用すること。この場合、駆動調節ペダル20により電動モータの電源を入切するように構成することもできる。 (7)畝幅に応じて機体4の幅を調節可能に構成すること。 (8)作業者の体格に応じて駆動調節ペダル20や足載せ18の配設位置を調節可能に構成すること。 (9)座席5の前後左右の位置を調節可能に構成すること。 (10)作業者が機体側方を向くように座席5を設けるとともに、農作業車1が走行する畝Uの隣の畝Uに対して作業を行うように構成すること。 (11)前輪2及び後輪3を駆動するように構成すること。 (12)畝ガイドローラ9を、前輪2の前方、又は前輪2と後輪3の間のいずれか1組のみ設けるようにすること。 【図面の簡単な説明】 【0075】 【図1】本発明を具体化した第一実施形態に係る農作業車の側面図である。 【図2】同農作業車の平面図である。 【図3】同農作業車の正面図である。 【図4】同農作業車の背面図である。 【図5】図2のV矢視図である。 【図6】従来の農作業車の平面図である。 【図7】本発明を具体化した第二実施形態に係る農作業車の側面図である。 【図8】同農作業車の平面図である。 【図9】同農作業車を折り畳んだ状態を示す側面図である。 【図10】同農作業車の関節部及び固定部の側面図である。 【図11】同農作業車の関節部及び固定部の変更例を示す図であり、(a)は一部破断平面図、(b)は一部破断側面図である。 【図12】本発明を具体化した第三実施形態に係る農作業車の側面図である。 【図13】同農作業車の平面図である。 【図14】同農作業車の正面図である。 【図15】旋回スタンドを支持状態にした同農作業車の側面図である。 【図16】同旋回スタンドの拡大図である。 【図17】同農作業車の旋回方法を示す同農作業車の背面図である。 【図18】同農作業車の旋回方法を示す同農作業車の平面図である。 【図19】本発明を具体化した第四実施形態に係る農作業車の平面図である。 【図20】同農作業車の一部破断正面図である。 【図21】同農作業車の右前側におけるガイドローラの支持部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 【図22】同農作業車の右前側における苗載せ台の支持片を示す図であり、(a)は左側断面図、(b)は底面図である。 【図23】同農作業車の予備苗ケース支持部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図である。 【図24】同農作業車の左側の旋回スタンドを示す図であり、(a)は側面図、(b)は一部破断平面図、(c)は後面図である。 【図25】同農作業車の後輪を示す断面図である。 【図26】同後輪を構成する部材を示す図であり、(a)はスプロケット座の平面図、(b)はスプロケットの平面図、(c)は固定部の平面図である。 【符号の説明】 【0076】 1 農作業車 2 前輪 3 後輪 4 機体 5 座席 7 駆動部 9 畝ガイドローラ 15 旋回取手 18 足載せ 50 農作業車 51 機体 52 関節部 53 固定部 101 農作業車 102 旋回スタンド 103 接地部 104 支持部 109 引張バネ部材 111 球面軸受 131 農作業車 132 旋回取手 133 旋回取手 134 畝ガイドローラ 135 支持部 136 支持片 137 予備苗ケース支持部 138 旋回スタンド 139 後輪 Sa 支持状態 Sb 退避状態 U 畝
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| 【出願人】 |
【識別番号】000100469 【氏名又は名称】みのる産業株式会社 【住所又は居所】岡山県赤磐郡山陽町下市447番地
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| 【出願日】 |
平成15年9月2日(2003.9.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108958 【弁理士】 【氏名又は名称】須田 英一
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| 【公開番号】 |
特開2005−46129(P2005−46129A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月24日(2005.2.24) |
| 【出願番号】 |
特願2003−310038(P2003−310038) |
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