トップ :: H 電気 :: H04 電気通信技術

【発明の名称】 ネットワークカメラ
【発明者】 【氏名】中村 靖治
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】池 隆宏
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】小方 剛
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【課題】撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができるネットワークカメラを提供すること。

【解決手段】複合カメラ30は、撮像して映像情報を生成する撮像部31と、撮像部31の撮像方向及びズームの少なくとも1つを変更することによって撮像部31の撮像条件を変更する回転台32、回転台駆動部33、ズームレンズ34、ズームレンズ駆動部35及び制御部38とを備えるようにし、制御部38は、外部に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを撮像部31の撮像条件の変更状況に応じて設定するようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の撮像方向及びズームの少なくとも1つを変更することによって前記撮像部の撮像条件を変更する撮像条件変更部と、外部に出力される前記映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを前記撮像条件変更部による前記撮像条件の変更状況に応じて設定する映像情報設定部とを備えたことを特徴とするネットワークカメラ。
【請求項2】
前記映像情報設定部は、前記映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを前記撮像条件変更部による前記撮像条件の変更速度に応じて3段階以上に設定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラ。
【請求項3】
撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の撮像方向及びズームの少なくとも1つを自動的に変更することによって前記撮像部の撮像条件を変更する自動撮像条件変更部と、外部に出力される前記映像情報を更新する映像情報更新部とを備え、
前記映像情報更新部は、前記撮像条件を前記自動撮像条件変更部が変更しているときに前記映像情報の更新を停止することを特徴とするネットワークカメラ。
【請求項4】
撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の被写体の状態に応じて前記撮像部の焦点距離を自動的に変更する焦点距離変更部と、外部に出力される前記映像情報を更新する映像情報更新部とを備え、
前記映像情報更新部は、前記焦点距離変更部が前記焦点距離を変更しているときに前記映像情報の更新を停止することを特徴とするネットワークカメラ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して外部に映像情報を出力するネットワークカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークを介して外部に映像情報を出力するネットワークカメラとして、映像情報を一定の画質及び一定のフレームレートでネットワークを介して外部に出力するネットワークカメラが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−36810号公報(第3,4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のネットワークカメラにおいては、映像情報を一定の画質及び一定のフレームレートでネットワークを介して外部に出力するので、撮像方向、ズーム及び焦点距離等の撮像条件の変更状況に応じた画質及びフレームレートで映像情報を出力できないという問題が有った。
【0005】
例えば、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときは、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときと比較して利用者から要求される映像の画質が高い場合が多い。しかしながら、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときの利用者の要求を満たすようにネットワークカメラが出力する映像情報の画質が設定されていると、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときにネットワークカメラが出力する映像情報の情報量が必要以上に多くなっていた。一方、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときの利用者の要求を最低限満たすようにネットワークカメラが出力する映像情報の画質が設定されていると、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときに利用者の要求を満たす画質を得られなかった。
【0006】
また、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときは、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときと比較して映像の変化が生じ易いので、ネットワークカメラが実際に撮っている映像と、利用者が見ている映像との間に生じる時間差を抑制するために、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときと比較して利用者から要求される映像のフレームレートが高い場合が多い。しかしながら、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときの利用者の要求を満たすようにネットワークカメラが出力する映像情報のフレームレートが設定されていると、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときにネットワークカメラが出力する映像情報の情報量が必要以上に多くなっていた。一方、ネットワークカメラが撮像方向を固定しているときの利用者の要求を最低限満たすようにネットワークカメラが出力する映像情報のフレームレートが設定されていると、ネットワークカメラが撮像方向を変更しているときに、ネットワークカメラが実際に撮っている映像と、利用者が見ている映像との間に時間差が生じていた。
【0007】
そこで、本発明は、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができるネットワークカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のネットワークカメラは、撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の撮像方向及びズームの少なくとも1つを変更することによって前記撮像部の撮像条件を変更する撮像条件変更部と、外部に出力される前記映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを前記撮像条件変更部による前記撮像条件の変更状況に応じて設定する映像情報設定部とを備えた構成を有している。
【0009】
この構成により、本発明のネットワークカメラは、外部に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを撮像部の撮像条件の変更状況に応じて設定するので、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができる。
【0010】
また、本発明のネットワークカメラは、前記映像情報設定部は、前記映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを前記撮像条件変更部による前記撮像条件の変更速度に応じて3段階以上に設定する構成を有している。
【0011】
この構成により、本発明のネットワークカメラは、外部に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを撮像部の撮像条件の変更速度に応じて3段階以上に設定するので、外部に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量及びフレームレートの少なくとも1つを、撮像部の撮像条件を固定しているときと、撮像部の撮像条件を変更しているときとの2段階だけに設定する場合と比較して、撮像条件の変更状況に応じた適切な映像情報を出力することができる。
【0012】
また、本発明のネットワークカメラは、撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の撮像方向及びズームの少なくとも1つを自動的に変更することによって前記撮像部の撮像条件を変更する自動撮像条件変更部と、外部に出力される前記映像情報を更新する映像情報更新部とを備え、前記映像情報更新部は、前記撮像条件を前記自動撮像条件変更部が変更しているときに前記映像情報の更新を停止する構成を有している。
【0013】
この構成により、本発明のネットワークカメラは、撮像部の撮像条件を自動的に変更しているときに外部に出力される映像情報の更新を停止するので、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができる。
【0014】
また、本発明のネットワークカメラは、撮像して映像情報を生成する撮像部と、前記撮像部の被写体の状態に応じて前記撮像部の焦点距離を自動的に変更する焦点距離変更部と、外部に出力される前記映像情報を更新する映像情報更新部とを備え、前記映像情報更新部は、前記焦点距離変更部が前記焦点距離を変更しているときに前記映像情報の更新を停止する構成を有している。
【0015】
この構成により、本発明のネットワークカメラは、撮像部の焦点距離を自動的に変更しているときに外部に出力される映像情報の更新を停止するので、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0017】
まず、本実施の形態に係るネットワークカメラを備えた監視システムの構成について説明する。
【0018】
図1に示すように、監視システム10は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク11と、ネットワーク11に接続されて利用者によって利用される利用者装置20と、ネットワーク11に接続された本実施の形態に係るネットワークカメラとしての複合カメラ30とを備えている。
【0019】
ここで、利用者装置20は、利用者によって操作されるジョイスティックやキーボード等の操作部21と、複合カメラ30によって出力された映像情報に基づいて複合カメラ30が撮った映像を表示する表示部22と、複合カメラ30によって出力された映像情報を記憶する記憶部23と、操作部21、表示部22及び記憶部23の動作を制御する制御部24と、ネットワーク11を介して複合カメラ30と通信を行う通信部25とを備えている。
【0020】
また、複合カメラ30は、撮像して映像情報を生成する撮像部31と、撮像部31の撮像方向を変更するための回転台32と、回転台32を駆動する回転台駆動部33と、撮像部31のズームを変更するためのズームレンズ34と、ズームレンズ34を駆動するズームレンズ駆動部35と、回転台駆動部33又はズームレンズ駆動部35の動作の制御に使用される動作制御用情報を記憶する記憶部36と、撮像部31によって生成されて外部の利用者装置20に出力される映像情報を圧縮する映像情報圧縮部37と、撮像部31、回転台駆動部33、ズームレンズ駆動部35、記憶部36及び映像情報圧縮部37の動作を制御する制御部38と、ネットワーク11を介して利用者装置20と通信を行う通信部39とを備えている。
【0021】
なお、利用者装置20の制御部24は、複合カメラ30の動作を指示する動作指示信号を、操作部21への利用者の操作に応じて生成し、通信部25に入力するようになっている。
【0022】
ここで、複合カメラ30の動作には、記憶部36に記憶された動作制御用情報や撮像部31の被写体の状態に基づいて自動的に動作する自動動作と、利用者装置20の操作部21への利用者による操作に同期して動作する同期動作とがある。
【0023】
また、自動動作には、記憶部36に動作制御用情報として記憶された複数通りの撮像方向及びズームのうち利用者によって指定された1通りの撮像方向及びズームまで、撮像部31の撮像条件を現在の撮像方向及びズームから変更するプリセット動作と、記憶部36に動作制御用情報として記憶された複数通りの撮像方向及びズームに撮像部31の撮像条件を順に繰り返して変更するプリセットシーケンス動作と、記憶部36に動作制御用情報として記憶された角度範囲内で撮像部31に繰り返しパンさせるオートパン動作と、利用者によって設定されて記憶部36に動作制御用情報として記憶された一連の動作を繰り返すパトロール動作と、撮像部31の被写体の状態に応じてズームレンズ34を移動させて撮像部31の焦点距離を変更するオートフォーカス動作とがある。
【0024】
また、制御部24は、プリセット動作及びプリセットシーケンス動作において使用される撮像方向及びズームの情報や、オートパン動作において使用される角度範囲の情報や、パトロール動作において使用される一連の動作の情報等の動作制御用情報を、操作部21への利用者による操作に応じて生成し、通信部25に入力するようになっている。制御部24は、映像情報が入力されると、入力された映像情報に基づいた映像を表示部22に表示させるとともに、入力された映像情報を記憶部23に記憶させるようになっている。制御部24は、操作部21への利用者の操作に応じて記憶部23に記憶された映像情報に基づいた映像を表示部22に表示させるようになっている。
【0025】
また、複合カメラ30の制御部38は、動作制御用情報が入力されると、入力された動作制御用情報を記憶部36に記憶させるようになっている。制御部38は、動作指示信号が入力されると、入力された動作指示信号に基づいて、回転台駆動部33又はズームレンズ駆動部35に回転台32又はズームレンズ34を駆動させるようになっている。例えば、制御部38は、回転台32又はズームレンズ34に同期動作をさせる動作指示信号が入力されると、入力された動作指示信号に同期して、回転台駆動部33又はズームレンズ駆動部35に回転台32又はズームレンズ34を駆動させるようになっている。
【0026】
また、制御部38は、回転台32及びズームレンズ34にプリセット動作をさせる動作指示信号が入力されると、記憶部36に動作制御用情報として記憶された複数通りの撮像方向及びズームのうち動作指示信号によって指定された1通りの撮像方向及びズームまで、撮像部31の撮像条件が現在の撮像方向及びズームから変更されるように、回転台駆動部33及びズームレンズ駆動部35に回転台32及びズームレンズ34を駆動させるようになっている。制御部38は、回転台32及びズームレンズ34にプリセットシーケンス動作をさせる動作指示信号が入力されると、記憶部36に動作制御用情報として記憶された複数通りの撮像方向及びズームに撮像部31の撮像条件が順に繰り返して変更されるように、回転台駆動部33及びズームレンズ駆動部35に回転台32及びズームレンズ34を駆動させるようになっている。制御部38は、回転台32にオートパン動作をさせる動作指示信号が入力されると、記憶部36に動作制御用情報として記憶された角度範囲内で撮像部31が繰り返しパンさせられるように、回転台駆動部33に回転台32を駆動させるようになっている。制御部38は、回転台32又はズームレンズ34にパトロール動作をさせる動作指示信号が入力されると、記憶部36に動作制御用情報として記憶された一連の動作を回転台32又はズームレンズ34が繰り返すように、回転台駆動部33又はズームレンズ駆動部35に回転台32又はズームレンズ34を駆動させるようになっている。制御部38は、撮像部31の被写体の状態に応じてオートフォーカス動作を行うように、ズームレンズ駆動部35にズームレンズ34を駆動させるようになっている。
【0027】
以上に説明したように、回転台32、回転台駆動部33、ズームレンズ34、ズームレンズ駆動部35及び制御部38は、撮像部31の撮像方向及びズームの少なくとも1つを変更することによって撮像部31の撮像条件を変更する撮像条件変更部と、撮像部31の撮像方向及びズームの少なくとも1つを自動的に変更することによって撮像部31の撮像条件を変更する自動撮像条件変更部とを構成しており、ズームレンズ34、ズームレンズ駆動部35及び制御部38は、撮像部31の被写体の状態に応じて撮像部31の焦点距離を自動的に変更する焦点距離変更部を構成している。
【0028】
また、制御部38は、撮像部31によって映像情報が入力されると、入力された映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを撮像部31の撮像条件の変更状況に応じて図2に示すように設定し、入力された映像情報と、設定した画像圧縮率及びフレームレートの情報(以下、設定情報という。)とを映像情報圧縮部37に入力するようになっている。例えば、回転台32の回転速度のレベルが“0”であり、ズームレンズ34の移動速度のレベルが“2”である撮像条件の変更状況のとき、制御部38は、撮像部31によって入力された映像情報の画像圧縮率及びフレームレートのレベルを“3”に設定するようになっている。
【0029】
ここで、回転台32は、回転速度のレベルが高いほど速く回転しており、回転速度のレベルが“0”であるとき停止している。同様に、ズームレンズ34は、移動速度のレベルが高いほど速く移動しており、移動速度のレベルが“0”であるとき停止している。また、画像圧縮率及びフレームレートは、レベルが高いほど高くなっている。
【0030】
即ち、制御部38は、回転台32の回転速度又はズームレンズ34の移動速度が速いほど撮像部31によって入力された映像情報の画像圧縮率及びフレームレートが高くなるように、撮像部31によって入力された映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを設定するようになっている。
【0031】
また、映像情報圧縮部37は、映像情報及び設定情報が入力されると、入力された設定情報に基づいて、入力された映像情報を圧縮し、圧縮した映像情報を通信部39に入力するようになっている。
【0032】
以上に説明したように、制御部38は、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートの少なくとも1つを撮像部31の撮像条件の変更状況に応じて設定する映像情報設定部を構成している。
【0033】
次に、本実施の形態に係るネットワークカメラを備えた監視システムの動作について説明する。
【0034】
利用者装置20の制御部24が、操作部21への利用者による操作に応じて動作制御用情報を生成し、生成した動作制御用情報を通信部25に入力すると、通信部25に入力された動作制御用情報は、通信部25、ネットワーク11及び複合カメラ30の通信部39を介して、複合カメラ30の制御部38に入力され、制御部38によって記憶部36に記憶される。
【0035】
そして、利用者装置20の制御部24が、操作部21への利用者の操作に応じて動作指示信号を生成し、生成した動作指示信号を通信部25に入力すると、通信部25に入力された動作指示信号は、通信部25、ネットワーク11及び複合カメラ30の通信部39を介して、複合カメラ30の制御部38に入力される。
【0036】
動作指示信号が制御部38に入力されると、制御部38は、入力された動作指示信号に基づいて、回転台駆動部33又はズームレンズ駆動部35に回転台32又はズームレンズ34を駆動させる。例えば、利用者装置20の操作部21であるジョイスティックが利用者によって傾けられて、回転台32に同期動作をさせる動作指示信号が制御部38に入力されると、ジョイスティックが利用者によって傾けられた方向に応じた回転方向に、ジョイスティックが利用者によって傾けられた角度に応じた回転速度で、ジョイスティックが利用者によって傾けられている期間、回転台32が回転台駆動部33によって駆動させられて撮像部31はパン又はチルトさせられる。
【0037】
したがって、撮像部31は、操作部21への利用者の操作に応じた撮像方向やズームで周囲を撮像して映像情報を生成し、制御部38に入力する。
【0038】
なお、制御部38は、撮像部31の被写体の状態に応じて適宜オートフォーカス動作を行う。
【0039】
撮像部31によって映像情報が制御部38に入力されると、制御部38は、入力された映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを撮像部31の撮像条件の変更状況に応じて図2に示すように設定し、入力された映像情報と、設定情報とを映像情報圧縮部37に入力する。
【0040】
制御部38によって映像情報及び設定情報が映像情報圧縮部37に入力されると、映像情報圧縮部37は、入力された設定情報に基づいて、入力された映像情報を圧縮し、圧縮した映像情報を通信部39に入力する。
【0041】
映像情報圧縮部37によって映像情報が通信部39に入力されると、通信部39に入力された映像情報は、通信部39、ネットワーク11及び利用者装置20の通信部25を介して、利用者装置20の制御部24に入力される。
【0042】
映像情報が制御部24に入力されると、制御部24は、入力された映像情報に基づいた映像を表示部22に表示させるとともに、入力された映像情報を記憶部23に記憶させる。
【0043】
なお、制御部24は、操作部21への利用者の操作に応じて記憶部23に記憶された映像情報に基づいた映像を表示部22に表示させることもできる。
【0044】
以上に説明したように、複合カメラ30は、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを撮像部31の撮像方向及びズームの変更状況に応じて設定するので、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができる。
【0045】
例えば、複合カメラ30は、図2に示すように、撮像部31の撮像方向及びズームを固定しているとき、撮像部31の撮像方向及びズームを変更しているときと比較して高い画像圧縮率で生成した映像情報を外部の利用者装置20に出力するので、撮像部31の撮像方向及びズームを変更しているときと比較して高い画質の映像を利用者に見せることができる。したがって、利用者は、撮像部31の撮像方向及びズームが固定されているときに、撮像部31の撮像方向及びズームが変更されているときと比較して確実に監視を行うことができる。
【0046】
また、複合カメラ30は、撮像部31の撮像方向及びズームを変更しているとき、撮像部31の撮像方向及びズームを固定しているときと比較して高いフレームレートで生成した映像情報を外部の利用者装置20に出力するので、撮像部31の撮像方向及びズームを固定しているときと比較して高いフレームレートの映像を利用者に見せることができ、実際に撮っている映像と、利用者に見せている映像との間に生じる時間差を抑制することができる。したがって、利用者は、複合カメラ30が実際に撮っている映像と、利用者装置20の表示部22に表示されている映像との間に時間差が生じている場合と比較して、例えば複合カメラ30に同期動作をさせるときに、容易に複合カメラ30を操作することができる。
【0047】
また、複合カメラ30は、外部に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを撮像部31の撮像方向及びズームの変更速度に応じて3段階以上に変更するので、撮像部31の撮像方向及びズームを固定しているときと、撮像部31の撮像方向及びズームを変更しているときとの2段階だけに、外部に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを設定する場合と比較して、撮像条件の変更状況に応じた適切な映像情報を出力することができる。
【0048】
なお、複合カメラ30は、図3に示すように、撮像部31の撮像方向及びズームを固定しているときと、撮像部31の撮像方向及びズームを変更しているときとの2段階だけに、外部に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを設定するようになっていても良い。
【0049】
また、複合カメラ30は、本実施の形態において、同期動作、プリセット動作、プリセットシーケンス動作、オートパン動作、パトロール動作及びオートフォーカス動作等の動作の種類によらず、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを撮像部31の撮像方向及びズームの変更状況に応じて設定するようになっているが、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートと、撮像部31の撮像方向及びズームの変更状況との関係が動作の種類によって異なるように設定されていても良い。
【0050】
また、複合カメラ30は、外部の利用者装置20に出力される映像情報を更新する映像情報更新部を制御部38によって構成し、例えばプリセット動作やプリセットシーケンス動作において撮像部31の撮像方向及びズームの少なくとも1つが自動的に変更されているときに、外部の利用者装置20に出力される映像情報の更新を制御部38によって停止するようになっていても良い。複合カメラ30は、撮像部31の撮像方向及びズームの少なくとも1つが自動的に変更されているときに、外部の利用者装置20に出力される映像情報の更新を制御部38によって停止するようになっている場合、撮像部31の撮像方向及びズームが変更されているときに、ネットワーク11に出力する映像情報の情報量を抑制することができるとともに、撮像部31の撮像方向及びズームが停止しているときに、撮像部31によって撮った映像を利用者に見せることができる。複合カメラ30は、オートフォーカス動作において撮像部31の焦点距離が自動的に変更されているときに、外部の利用者装置20に出力される映像情報の更新を制御部38によって停止するようになっていても良い。複合カメラ30は、撮像部31の焦点距離が自動的に変更されているときに、外部の利用者装置20に出力される映像情報の更新を制御部38によって停止するようになっている場合、撮像部31の焦点距離が変更されているときに、ネットワーク11に出力する映像情報の情報量を抑制することができるとともに、撮像部31の焦点距離の変更が終了したときに、撮像部31によって撮った映像を利用者に見せることができる。
【0051】
また、複合カメラ30は、本実施の形態において、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートの双方を変更するようになっているが、外部の利用者装置20に出力される映像情報の画像圧縮率及びフレームレートの一方だけを変更するようになっていても良い。
【0052】
また、複合カメラ30は、外部の利用者装置20に出力される映像情報の情報量が撮像部31の撮像方向及びズームの変更状況によらず略一定になるように、映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを変更することができるが、外部の利用者装置20に出力される映像情報の情報量が撮像部31の撮像方向及びズームの変更状況に応じて変化するように、映像情報の画像圧縮率及びフレームレートを変更しても良い。
【0053】
また、複合カメラ30は、本実施の形態において、外部の利用者装置20に出力される映像情報を撮像部31の撮像方向及びズームの双方の変更状況に応じて設定するようになっているが、外部の利用者装置20に出力される映像情報を撮像部31の撮像方向及びズームの一方だけの変更状況に応じて設定するようになっていても良い。
【0054】
なお、複合カメラ30は、外部の利用者装置20に出力される映像情報を撮像部31のズームだけの変更状況に応じて設定するようになっている場合、回転台32及び回転台駆動部33を備えていないで撮像方向が固定されているようになっていても良い。
【0055】
また、複合カメラ30は、本実施の形態において、撮像部31によって既に生成された映像情報の画像圧縮率を変更することによって外部の利用者装置20に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量を変更するようになっているが、撮像部31での撮像の際の解像度を変更することによって外部の利用者装置20に出力される映像情報の1フレーム当りの情報量を変更するようになっていても良い。
【0056】
また、監視システム10は、本実施の形態において、1つの利用者装置20を備えているが、利用者装置20と同様な利用者装置を更に備えていても良い。
【0057】
また、監視システム10は、本実施の形態において、1つの複合カメラ30を備えているが、複合カメラ30と同様なネットワークカメラを更に備えていても良い。
【0058】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、撮像条件の変更状況に応じた映像情報を出力することができるネットワークカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るネットワークカメラを備えた監視システムのブロック図
【図2】図1に示すネットワークカメラの撮像条件の変更状況と映像情報の画像圧縮率及びフレームレートとの関係の一例を示す図
【図3】図1に示すネットワークカメラの撮像条件の変更状況と映像情報の画像圧縮率及びフレームレートとの関係の図2に示す例とは異なる例を示す図
【符号の説明】
30 複合カメラ(ネットワークカメラ)
31 撮像部
32 回転台(撮像条件変更部、自動撮像条件変更部)
33 回転台駆動部(撮像条件変更部、自動撮像条件変更部)
34 ズームレンズ(撮像条件変更部、自動撮像条件変更部、焦点距離変更部)
35 ズームレンズ駆動部(撮像条件変更部、自動撮像条件変更部、焦点距離変更部)
38 制御部(撮像条件変更部、映像情報設定部、自動撮像条件変更部、焦点距離変更部、映像情報更新部)
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成15年2月18日(2003.2.18)
【代理人】 【識別番号】100072604
【弁理士】
【氏名又は名称】有我 軍一郎

【公開番号】 特開2004−253904(P2004−253904A)
【公開日】 平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願番号】 特願2003−40032(P2003−40032)