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【発明の名称】 電圧制御発振器
【発明者】 【氏名】川上 憲司
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】礒田 陽次
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】坪田 吉弘
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】濱野 聡
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】古屋 輝雄
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】松尾 浩一
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】田牧 務
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】鈴木 拓也
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【要約】 【課題】従来は正の電圧だけしか印加しないため、本来のダイオードの容量変化幅を有効に使いきれないという課題があった。

【解決手段】発振素子であるトランジスタ3と、位相調整用のマイクロストリップ線路20と、共振器5とを備え、前記共振器は、先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路8と、90度インバータ線路7と、インダクタ6と、前記インダクタにアノード側が直列接続された可変容量ダイオード4と、前記可変容量ダイオードのアノード側に抵抗11を通じて正の電圧を印加する正の印加電源2と、前記可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する負の印加電源10と、前記可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブ9とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、
発振素子であるトランジスタと、
前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、
前記共振器は、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、
前記90度インバータ線路に接続されたインダクタと、
前記インダクタにアノード側が直列接続された可変容量ダイオードと、
前記可変容量ダイオードのアノード側に抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、
前記可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する負の印加電源と、
前記可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブと
を有することを特徴とする電圧制御発振器。
【請求項2】
供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、
発振素子であるトランジスタと、
前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、
前記共振器は、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、
前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、
前記90度インバータ線路にカソード側が接続された第1の可変容量ダイオードと、
前記第1の可変容量ダイオードのカソード側に第1の抵抗を通じて負の電圧を印加する第1の負の印加電源と、
前記第1の可変容量ダイオードのアノード側に接続された第1のインダクタと、
前記第1のインダクタに接続された第2のインダクタと、
前記第1及び第2のインダクタの接続点に第2の抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、
前記第2のインダクタにアノード側が接続された第2の可変容量ダイオードと、
前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する第2の負の印加電源と、
前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブと
を有することを特徴とする電圧制御発振器。
【請求項3】
前記正及び負の印加電源は、前記正の印加電源に基づいて正及び負の差動の電圧を生成して、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する差動電圧発生装置である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電圧制御発振器。
【請求項4】
前記正及び負の印加電源は、前記正の印加電源からの正の電圧を反転して負の電圧を生成し、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する負電圧発生装置である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電圧制御発振器。
【請求項5】
前記トランジスタの発振周波数のN倍波を出力する基本波及びN−1倍波反射回路
をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電圧制御発振器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マイクロ波及びミリ波帯の無線通信システムや、レーダシステムの送受信機に用いられ、広帯域化を図った電圧制御発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図7は、従来の電圧制御発振器の構成を示す図である。
【0003】
図7において、1は出力端子、2は可変容量ダイオード電圧制御端子、3は発振素子であるトランジスタ、4は可変容量ダイオード、5は共振器、6はインダクタ、7は90度インバータ線路、8は主共振器、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0004】
つぎに、従来の電圧制御発振器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】
図8は、従来の電圧制御発振器の動作を示す図であり、ダイオード両端に印加する電圧に対するダイオードの容量値と共振周波数のグラフである。
【0006】
電圧制御発振器は、負性抵抗を持つ素子に共振器を接続することによりループ利得を作り出し、かつループの位相が同相で重ねあわされることによって電力が増幅され、発振動作を行う。また、これに可変容量ダイオードを接続し、与えるDC電圧により、発振周波数を可変するのが電圧制御発振器である。
【0007】
図7では、FETに所望の周波数の1/2波長を有する先端開放のマイクロストリップ線路の主共振器8が接続され、発振動作を行う。また、インダクタ6および可変容量ダイオード4による直列共振回路を、インバータ7を介して接続することで、共振器5全体が並列共振回路として動作し、電圧制御の発振動作を行う。これらの構成は、1998年に開催された「Asia Pacific Microwave Conference」のTU3A−1、“A V−band MMIC VCO with a Sub−Resonator Coupled by a 90−degree inverter”の論文中に記載されている。
【0008】
この電圧制御発振器における発振周波数の帯域は、可変容量ダイオード4に印加する電圧によって容量が変化し、LCの直列共振周波数が変化することにより定義される。
【0009】
この様子を図8に示す。同図において、12はダイオード4の両端に印加した電圧に対するダイオードの容量値、13はLCの共振周波数を示す。
【0010】
可変容量ダイオード4は、図8に示すように、印加する電圧を高めると容量値12が徐々に小さくなり、共振周波数13はその平方根の逆数に比例するので高くなる。たとえば、印加電圧が0から5Vまで可変できる場合、共振周波数はf1からf2の値をとることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の電圧制御発振器では、ダイオードの可変容量は、適用するシステムで与えられる電圧値が低い場合、従来は正の電圧だけしか印加しないため、本来のダイオードの容量変化幅を有効に使いきれないという問題点があった。
【0012】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、1/4波長の先端開放スタブを設けて、ダイオードの一方をRF的には短絡点とし、DC的には負の電圧を印加することで、ダイオード両端に印加する電圧を高め、発振周波数の可変幅を広げることができる電圧制御発振器を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る電圧制御発振器は、供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、発振素子であるトランジスタと、前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、前記共振器は、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、前記90度インバータ線路に接続されたインダクタと、前記インダクタにアノード側が直列接続された可変容量ダイオードと、前記可変容量ダイオードのアノード側に抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、前記可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する負の印加電源と、前記可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブとを有するものである。
【0014】
この発明の請求項2に係る電圧制御発振器は、供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、発振素子であるトランジスタと、前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、前記共振器は、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、前記90度インバータ線路にカソード側が接続された第1の可変容量ダイオードと、前記第1の可変容量ダイオードのカソード側に第1の抵抗を通じて負の電圧を印加する第1の負の印加電源と、前記第1の可変容量ダイオードのアノード側に接続された第1のインダクタと、前記第1のインダクタに接続された第2のインダクタと、前記第1及び第2のインダクタの接続点に第2の抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、前記第2のインダクタにアノード側が接続された第2の可変容量ダイオードと、前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する第2の負の印加電源と、前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブとを有するものである。
【0015】
この発明の請求項3に係る電圧制御発振器は、前記正及び負の印加電源を、前記正の印加電源に基づいて正及び負の差動の電圧を生成して、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する差動電圧発生装置としたものである。
【0016】
この発明の請求項4に係る電圧制御発振器は、前記正及び負の印加電源を、前記正の印加電源からの正の電圧を反転して負の電圧を生成し、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する負電圧発生装置としたものである。
【0017】
この発明の請求項5に係る電圧制御発振器は、前記トランジスタの発振周波数のN倍波を出力する基本波及びN−1倍波反射回路をさらに備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0019】
図1において、1は出力端子、2は可変容量ダイオードの正の印加電源、3は発振素子であるトランジスタ、4は可変容量ダイオード、5は共振器、6はインダクタ、7は90度インバータ線路、8は先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0020】
また、同図において、9は発振周波数の1/4波長を有する先端開放スタブ、10は可変容量ダイオード4の負の印加電源、11は抵抗である。なお、マイクロストリップ線路8により第1の共振器を構成し、インダクタ6と可変容量ダイオード4により第2の共振器を構成する。
【0021】
つぎに、この実施の形態1に係る電圧制御発振器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0022】
図2は、この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振器の動作を示す図であり、ダイオード両端に印加する電圧に対する可変容量ダイオードの容量値および共振周波数を模式的に示した図である。
【0023】
発振動作は、従来例の動作と同様である。可変容量ダイオ−ド4の両端に正の電源2および負の電源10を印加することにより、ダイオードの容量を変化させる。
【0024】
システムにおいて、正と負の供給電圧に制限がある場合に従来の正電圧だけでなく、負電圧を印加することにより、ダイオード両端に印加される電圧を大きくすることができる。
【0025】
たとえば、正負の電圧がプラスマイナス5Vまでしか得られない場合、従来の構成であれば0から+5Vまでの電圧しか変化させることができなかったが、両電圧を用いることでダイオードに対しては0から10Vまで変化させることができ、図2において、f1からf3まで共振周波数13を変化させることができるようになる。
【0026】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【0027】
図3において、1は出力端子、2は可変容量ダイオードの正の印加電源、3は発振素子であるトランジスタ、4aおよび4bは可変容量ダイオード、5は共振器、6aおよび6bはインダクタ、7は90度インバータ線路、8は先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0028】
また、同図において、9は発振周波数の1/4波長を有する先端開放スタブ、10aおよび10bは可変容量ダイオードの負の印加電源、11aおよび11bは抵抗である。なお、マイクロストリップ線路8により第1の共振器を構成し、インダクタ6a、6bと可変容量ダイオード4a、4bにより第2の共振器を構成する。
【0029】
つぎに、この実施の形態2に係る電圧制御発振器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0030】
発振動作は、上記の実施の形態1と同様である。可変容量ダイオ−ド4a、4bを2つ逆直列に接続することで、ダイオードの低周波雑音をキャンセルする効果がある。これは、従来より用いられている回路構成である。
【0031】
このような構成においても、それぞれのダイオードに正および負の電圧を印加することにより、上記の実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0032】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【0033】
図4において、1は出力端子、2は可変容量ダイオードの正の印加電源、3は発振素子であるトランジスタ、4は可変容量ダイオード、5は共振器、6はインダクタ、7は90度インバータ線路、8は先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0034】
また、同図において、9は発振周波数の1/4波長を有する先端開放スタブ、11は抵抗、15はオペレーショナルアンプ等の差動電圧発生装置である。なお、マイクロストリップ線路8により第1の共振器を構成し、インダクタ6と可変容量ダイオード4により第2の共振器を構成する。
【0035】
つぎに、この実施の形態3に係る電圧制御発振器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0036】
発振動作は、上記の実施の形態1と同様である。差動電圧発生装置15は、正の電源2から正および負の差動の電圧を生成し、可変容量ダイオード4に正および負の電圧を印加することにより、上記の実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0037】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態4に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【0038】
図5において、1は出力端子、2は可変容量ダイオードの正の印加電源、3は発振素子であるトランジスタ、4は可変容量ダイオード、5は共振器、6はインダクタ、7は90度インバータ線路、8は先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0039】
また、同図において、9は発振周波数の1/4波長を有する先端開放スタブ、11は抵抗、16は電圧反転回路による負電圧発生装置である。なお、マイクロストリップ線路8により第1の共振器を構成し、インダクタ6と可変容量ダイオード4により第2の共振器を構成する。
【0040】
つぎに、この実施の形態4に係る電圧制御発振器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0041】
発振動作は、上記の実施の形態1と同様である。負電圧発生装置16は、正の電源2からの正の電圧を反転して負の電圧を生成し、可変容量ダイオード4に正の印加電源2からの正の電圧と、生成した負の電圧を印加することにより、上記の実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0042】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る電圧制御発振器について図面を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態5に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【0043】
図6において、1は出力端子、2は可変容量ダイオードの正の印加電源、3は発振素子であるトランジスタ、4は可変容量ダイオード、5は共振器、6はインダクタ、7は90度インバータ線路、8は先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、20は位相調整用のマイクロストリップ線路である。
【0044】
また、同図において、9は発振周波数の1/4波長を有する先端開放スタブ、10は可変容量ダイオードの負の印加電源、11は抵抗、17は基本波及びN−1倍波反射回路である。
【0045】
上記の実施の形態1から4のいずれかに記載された構成の電圧制御発振器において、出力回路に基本波及びN−1倍波反射回路17を設けた構成とし、発振周波数のN倍波を出力端子1から出力する。これにより、上記の実施の形態4までの効果を保持したまま、より発振周波数を高めることができる。
【0046】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る電圧制御発振器は、以上説明したとおり、供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、発振素子であるトランジスタと、前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、前記共振器は、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、前記90度インバータ線路に接続されたインダクタと、前記インダクタにアノード側が直列接続された可変容量ダイオードと、前記可変容量ダイオードのアノード側に抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、前記可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する負の印加電源と、前記可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブとを有するので、発振可能な周波数範囲を広げることができるという効果を奏する。
【0047】
この発明の請求項2に係る電圧制御発振器は、以上説明したとおり、供給するDC電圧の大きさによって、発振周波数を可変する電圧制御発振器であって、発振素子であるトランジスタと、前記トランジスタに接続された位相調整用の第1のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された共振器とを備え、前記共振器は、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された先端開放または先端短絡の第2のマイクロストリップ線路と、前記第1のマイクロストリップ線路に接続された90度インバータ線路と、前記90度インバータ線路にカソード側が接続された第1の可変容量ダイオードと、前記第1の可変容量ダイオードのカソード側に第1の抵抗を通じて負の電圧を印加する第1の負の印加電源と、前記第1の可変容量ダイオードのアノード側に接続された第1のインダクタと、前記第1のインダクタに接続された第2のインダクタと、前記第1及び第2のインダクタの接続点に第2の抵抗を通じて正の電圧を印加する正の印加電源と、前記第2のインダクタにアノード側が接続された第2の可変容量ダイオードと、前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に負の電圧を印加する第2の負の印加電源と、前記第2の可変容量ダイオードのカソード側に接続された先端開放スタブとを有するので、発振可能な周波数範囲を広げることができるという効果を奏する。
【0048】
この発明の請求項3に係る電圧制御発振器は、以上説明したとおり、前記正及び負の印加電源を、前記正の印加電源に基づいて正及び負の差動の電圧を生成して、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する差動電圧発生装置としたので、発振可能な周波数範囲を広げることができるという効果を奏する。
【0049】
この発明の請求項4に係る電圧制御発振器は、以上説明したとおり、前記正及び負の印加電源を、前記正の印加電源からの正の電圧を反転して負の電圧を生成し、前記可変容量ダイオードに正及び負の電圧を印加する負電圧発生装置としたので、発振可能な周波数範囲を広げることができるという効果を奏する。
【0050】
この発明の請求項5に係る電圧制御発振器は、以上説明したとおり、前記トランジスタの発振周波数のN倍波を出力する基本波及びN−1倍波反射回路をさらに備えたので、発振周波数を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振器の動作を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態3に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態4に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態5に係る電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図7】従来の電圧制御発振器の構成を示す図である。
【図8】従来の電圧制御発振器の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 出力端子、2 正の印加電源、3 トランジスタ、4、4a、4b 可変容量ダイオード、5 共振器、6、6a、6b インダクタ、7 90度インバータ線路、8 先端開放または先端短絡のマイクロストリップ線路、9 先端開放スタブ、10、10a、10b 負の印加電源、11、11a、11b 抵抗、15 差動電圧発生装置、16 負電圧発生装置、17 N−1倍波反射回路、20 位相調整用のマイクロストリップ線路。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
【出願日】 平成14年5月30日(2002.5.30)
【代理人】 【識別番号】100057874
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道照

【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治

【識別番号】100071629
【弁理士】
【氏名又は名称】池谷 豊

【識別番号】100084010
【弁理士】
【氏名又は名称】古川 秀利

【識別番号】100094695
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 憲七

【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順

【識別番号】100109287
【弁理士】
【氏名又は名称】白石 泰三

【公開番号】 特開2004−7037(P2004−7037A)
【公開日】 平成16年1月8日(2004.1.8)
【出願番号】 特願2002−157463(P2002−157463)