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【発明の名称】 家庭用防犯機器
【発明者】 【氏名】高松 健治
【住所又は居所】千葉県千葉市稲毛区山王町350−3 株式会社栄製作所内

【氏名】宮下 和則
【住所又は居所】千葉県千葉市稲毛区山王町350−3 株式会社栄製作所内

【要約】 【課題】雨風にさらされない屋内に設置することが可能な高性能で簡易な防犯装置により屋外の不審者の侵入を確実かつ早期に発見し、窓ガラス、扉を破損される前に警報を発することにより、不審者を退散させる。

【解決手段】マイクロ波発信部と、マイクロ波発信部から発せられるマイクロ波の反射波を受信するマイクロ波受信部と、受信部が受信するマイクロ波を解析し人体の有無を検知する人体検知手段と、人体検知手段が人体を検知すると警報を発する警報手段と、マイクロ波発信部とマイクロ波受信部と人体検知手段と警報手段を収納するケーシングと、ケーシングを固定する固定手段を設けた家庭用防犯機器。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロ波発信部と、前記マイクロ波発信部から発せられるマイクロ波の反射波を受信するマイクロ波受信部と、前記受信部が受信するマイクロ波を解析し人体の有無を検知する人体検知手段と、前記人体検知手段が人体を検知すると警報を発する警報手段と、前記マイクロ波発信部と前記マイクロ波受信部と前記人体検知手段と警報手段を収納するケーシングと、前記ケーシングを固定する固定手段を設けたことを特徴とする家庭用防犯機器。
【請求項2】
前記ケーシング内に音圧センサーを設け、前記音圧センサーの信号を解析し人の侵入を検知する侵入検知手段と、前記侵入検知手段により人の侵入を検知すると前記警報手段により警報を発することを特徴とする請求項1記載の家庭用防犯機器。
【請求項3】
前記侵入検知手段により人の侵入を検知すると所定箇所に通報する通報手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の家庭用防犯装置。
【請求項4】
前記固定手段と前記マイクロ波発信部のマイクロ波発信面と前記マイクロ波受信部のマイクロ波受信面とをケーシングの同一面に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいずれか1項に記載された家庭用防犯機器。
【請求項5】
前記人体検知手段及び前記警報手段をバッテリー駆動及び/又は商用電源駆動としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか1項に記載された家庭用防犯機器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用防犯機器に関するもので、さらに詳しくは、窓、壁もしくは玄関等の屋内側に取付け可能な家庭用防犯機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭用防犯装置としては、屋外にいる侵入者に対しての警告、監視するものとして、監視カメラ、焦電センサー等を用いるものが、窓ガラス等を壊して屋内に侵入するものに警告するものとしては、焦電センサー、振動センサー、マグネットスイッチを用いるものがそれぞれ考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
屋外にいる人に対して、警告、監視するものとして、焦電センサーを用いるものは、センサーの特性上、屋内に設置することが出来ず、また、温度変化、日光の当たり具合で誤動作することがあった。(焦電センサーを用いるものとして、特許文献1参照。)また、監視カメラを用いるものは、値段が高価であり、設置工事にも必要で、取付けに手間と費用がかかるものであった。
屋内に侵入するものに警告を発するものとして、焦電センサーを用いるものは屋外で用いる場合も前述した同様な問題が生じ、振動センサーを用いるものであると、地震、雨で誤動作することがあった。また、マグネットスイッチを用いるものは、窓を開けずにガラスを破って侵入されると警報が鳴らないという問題があった。
また近年、犯罪の手口は、悪質化するとともに、犯罪者の知識も向上し、上記装置の特性を簡単に見極めることが出来るようになってきた。
【0004】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易かつ高性能な装置を屋内に設置することにより、犯罪者の侵入を未然に防ぎ、侵入者があった場合でも確実に警報を発するものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−255184号公報
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願発明は、マイクロ波発信部と、前記マイクロ波発信部から発せられるマイクロ波の反射波を受信するマイクロ波受信部と、前記受信部が受信するマイクロ波を解析し人体の有無を検知する人体検知手段と、前記人体検知手段が人体を検知すると警報を発する警報手段と、前記マイクロ波発信部と前記マイクロ波受信部と前記人体検知手段と警報手段を収納するケーシングと、前記ケーシングを固定する固定手段を設けたことを特徴とする家庭用防犯機器とする。
【0007】
また、この場合、前記ケーシング内に音圧センサーを設け、前記音圧センサーの信号を解析し人の侵入を検知する侵入検知手段と、前記侵入検知手段により人の侵入を検知すると前記警報手段により警報を発することとする。
【0008】
また、この場合、前記侵入検知手段により人の侵入を検知すると所定箇所に通報する通報手段を設けたこととする。
【0009】
また、この場合、前記固定手段と前記マイクロ波発信部のマイクロ波発信面と前記マイクロ波受信部のマイクロ波受信面とをケーシングの同一面に設けたこととする。
また、この場合、前記人体検知手段及び前記警報手段をバッテリー駆動及び/又は商用電源駆動としたこととする。
【0010】
上記構成を採用することにより、雨風にさらされず、犯罪者に破壊されにくい箇所である屋内に設置することが可能な高性能かつ簡易な防犯装置により屋外の不審者の侵入を早期に発見し、窓ガラス、扉を破損される前に警報を発することにより、不審者を退散させることが出来る。
また、窓ガラス、扉等を破損してまで侵入してくる不審者に対しては音圧センサーにより、さらなる警報及びしかるべき箇所への通報することが出来る。
また、固定手段とマイクロ波発信面とマイクロ波受信面とをケーシングの同一面に設けたので、ガラス窓、屋内の玄関や壁等に固定手段により貼り付けるだけで、複雑な設置作業をすることなく、発信面及び受信面が屋外に向くものとなり、複雑な取り付け作業、調節を要せず、お年寄りから子供まで特別な能力がない者も簡単に使用することが出来る。
また、機能の異なる防犯装置を外見上同一のケーシングで製造することにより、犯罪者の高知識化によっても、どの機能を有しているのか見分けることが出来ず、より安価な家庭用防犯機器においても、より高い犯罪抑止力を得ることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。
第1図は、この発明の実施の形態による家庭用防犯機器の外観図である。
ケーシング1の内部には、マイクロ波発信部2と、マイクロ波発信部から発せられるマイクロ波の反射波を受信するマイクロ波受信部3と、人体検知手段が人体を検知すると警報を発する表示部4及びブザー5と、図示しない音圧センサーと、図示しない受信部が受信するマイクロ波を解析し人体の有無を検知する人体検知手段と音圧センサーの信号を解析し人の侵入を検知する侵入検知手段と侵入検知手段により人の侵入を検知すると所定箇所に通報する通報手段を備えた制御手段が設けられている。
【0012】
図示したとおり、固定手段6とマイクロ波発信面とマイクロ波受信面とはケーシングの同一面に設けられており、吸盤、両面テープ等を用いた固定手段6により、固定手段6の面に対向する面である窓ガラス、屋内の壁や玄関等に貼り付けるだけで、マイクロ波発信面と受信面が屋外を向くこととなる。
また、制御装置およびブザー等の警報装置は、図示しない市販の電池等のバッテリーで駆動するようにしても良いし、商用電源に接続するようにしても良い。商用電源に接続する場合は、停電に備えバッテリーを併用するようにするとさらに良い。また、バッテリーのみを使用する場合には、電池交換のお知らせランプを固定手段6とは反対の面である背面に設けると良い。
【0013】
次にこの発明の実施の形態の動作について説明する。
屋外に向けられたマイクロ波発信面からマイクロ波が発信され、屋外の物体から反射されたマイクロ波をマイクロ波受信面にて検出する。屋外に不審者が侵入すると通常より近接した位置にてマイクロ波が反射されるため、反射したマイクロ波の入力が大きくなる。反射波の数値もしくは変化率がある一定以上となったところで、表示手段から光を発し、第1段階目の警告を行う。
その後、不審者が退去せず、その場に留まると、反射したマイクロ波の出力は、高いまま低下しない。よって反射波の出力が低下しない場合、不審者が留まっているものと判断して第2の警告として音声を発する。光であれば昼間であれ夜間、さしたる近所迷惑とならないので、警告を2段階とすることでいきなり大音声にて威嚇をするのに比べ近所迷惑を低減することが出来る。
【0014】
また、誤動作が発生した場合でも、警告を2段階とすることで、近所迷惑を低減することが出来る。
なお、ここで、反射波の出力の大きさの変化を検出し、不審者を発見することについて説明したが、不審者が接近すると、反射波の周波数が変化する原理を利用したマイクロ波ドップラーセンサーを用いても良い。
また、パルス波を用いて、距離を計測することにより不審者を発見しても良い。
また、第1の警告として、小音声を発し、第2の警告として大音声を発するようにしても良い。窓ガラス以外の場所に設ける場合、このようにすると効果的である。
【0015】
何らかの原因でマイクロ波センサーが作動せず不審者が侵入してくる場合、ガラスの割れる音、玄関におけるピッキングの音などの特性と一致した音を音圧センサーにより検知すると、侵入があったものとして警報を発する。ガラスの割れる音及びピッキングの音の両者に反応するようにしておけば、窓ガラスに貼り付けても、玄関の扉に貼り付けても有効に機能する。
さらに、侵入を検知すると電話回線を通じて、警備会社または家の持ち主の携帯電話に通報するようにしても良い。
【0016】
通報手段及び侵入検出手段を有しない家庭用防犯機器と、通信手段を有しないが、侵入検出手段を有する家庭用防犯機器と、通報手段及び侵入検出手段を有する家庭用防犯機器を外見上同一のケーシングとする複数種類の家庭用防犯危機の製造方法を採用すると、安価な通報手段及び侵入検出手段を有しない家庭用防犯機器であっても外見上高性能な通報手段及び侵入検出手段を有する家庭用防犯機器と変わらず、侵入者が見分けることができないので、高い防犯抑止力を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
マイクロ波は、雨、雪等の気象条件、日光、汚れ、騒音、熱源等の影響を受けににくく、建材、ガラス、プラスチック等を透過するので、家庭用防犯機器を、雨風にさらされず、犯罪者に破壊されにくい箇所である屋内に設置することが可能となる。しかも、マイクロ波は前述したとおり環境の影響を受けにくく、高精度な検出が可能となるので、高度かつ簡易構造の防犯装置により屋外の不審者の侵入を確実かつ早期に発見し、窓ガラス、扉を破損される前に警報を発することにより、不審者を退散させることが出来る。
また、固定手段とマイクロ波の送受信面が同一面にあるので、窓ガラスのみならず、壁、玄関等に貼り付けることにより、マイクロ波の発信面及び受信面が屋外に向くことになり、複雑な取り付け作業、調節を要せず、お年寄りから子供まで特別な能力がない者も簡単に使用することが出来る。
また、マイクロ波による不審者の発見に万が一、失敗したとしても音圧センサーを用いることにより、不審者の侵入に対し警報を発することが出来る。
また、機能の異なる防犯装置を外見上同一のケーシングで製造することにより、犯罪者の高知識化によっても、どの機能を有しているのか見分けることが出来ず、より安価な家庭用防犯機器においても、より高い犯罪抑止力を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による家庭用防犯機器の外観図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 マイクロ波発信部
3 マイクロ波受信部
4 表示部
5 ブザー
6 固定手段
【出願人】 【識別番号】502454916
【氏名又は名称】株式会社栄製作所
【住所又は居所】千葉県千葉市稲毛区山王町350−3
【出願日】 平成14年12月24日(2002.12.24)
【代理人】 【識別番号】100066474
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 博昭

【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延

【識別番号】502455658
【氏名又は名称】田澤 英昭

【公開番号】 特開2004−206279(P2004−206279A)
【公開日】 平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願番号】 特願2002−372654(P2002−372654)