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【発明の名称】 デジタルPOPシステムおよびデジタルPOP表示方法
【発明者】 【氏名】八木 一仁
【住所又は居所】神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1号 松下通信工業株式会社内

【要約】 【課題】商品オーダー中の客の購買意欲をさらにかきたてることのできるデジタルPOPシステムを提供すること。

【解決手段】POS端末1a〜1nにPOP表示装置2a〜2nをそれぞれ取り付けておく。POS端末2a〜2nは、オーダー情報Aが入力されると、それをPOS端末2a〜2nと集中管理装置3とに送る。集中管理装置3は、オーダー情報Aに応じたPOP画面の画像データCをDB5内のPOP画面ファイルから読み出し、そのオーダー情報Aの送信元のPOS端末2a〜2nに取り付けられたPOP表示装置2a〜2nに転送する。画像データCを受け取ったPOP表示装置2a〜2nは、それをPOP画面として表示部に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
POS端末がPOP表示装置を有し、前記POS端末に入力されたオーダー情報に連動したPOP画面を前記POP表示装置に表示することを特徴とするデジタルPOPシステム。
【請求項2】
前記オーダー情報に連動したPOP画面は、商品オーダー中の客がまだオーダーしていない商品のPOP画面であることを特徴とする請求項1記載のデジタルPOPシステム。
【請求項3】
前記オーダー情報に連動したPOP画面は、商品オーダー中の客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度が最も高い商品のPOP画面であることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルPOPシステム。
【請求項4】
前記オーダー情報に連動したPOP画面と、オーダー情報の双方を表示する請求項1、2または3記載のデジタルPOPシステム。
【請求項5】
POS端末にPOP表示を有し、POS端末にオーダー情報を入力し、
前記オーダー情報に連動してPOP画面を表示し、前記POP画面は客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度の高いものに関する画面から、前記頻度により順次変更されてゆくデジタルPOP表示方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末にPOP(Point Of Purchase advertising:購買時点広告)表示装置を取り付けたデジタルPOPシステムおよびデジタルPOP表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンバーガー店やコンビニエンスストアなどのチェーン店においては、液晶表示パネルなどを用いたPOP表示装置を接客カウンタに設置されたPOS端末に取り付け、POP表示装置に販売促進したい商品のPOP画面を表示することにより、商品オーダー中の客の購買意欲を増進するようにしたデジタルPOPシステムが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のデジタルPOPシステムにおいて、POP表示装置に表示されるPOP画面は、客のオーダー内容と何ら関係なく、POPサーバから送られてきた画像を単に表示したものであるため、購買意欲の促進効果としては不十分であった。このため、商品オーダー中の客に対してさらに購買意欲をかきたてることのできるデジタルPOPシステムおよびデジタルPOP表示方法が望まれていた。
【0004】
本発明は、上記従来の要望に鑑みてなされたものであって、商品オーダー中の客の購買意欲をさらにかきたてることのできるデジタルPOPシステムおよびデジタルPOP表示方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るデジタルPOPシステムは、POS端末がPOP表示装置を有し、前記POS端末に入力されたオーダー情報に連動したPOP画面を前記POP表示装置に表示する。したがって、商品オーダー中の客のオーダー内容に連動したPOP画面をPOP表示装置に表示すれば、その客のさらなる購買意欲をかきたてることができる。
【0006】
また、本発明に係るデジタルPOPシステムは、前記オーダー情報に連動したPOP画面は、商品オーダー中の客がまだオーダーしていない商品のPOP画面である。この場合、その客のさらなる購買意欲を効果的にかきたてることができる。なお、商品オーダー中の客とは、少なくとも1つの商品をオーダーしておりかつ精算未終了の客のことである。
【0007】
また、本発明に係るデジタルPOPシステムは、前記オーダー情報に連動したPOP画面は、商品オーダー中の客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度が最も高い商品のPOP画面である。この場合、その客のさらなる購買意欲をより効果的にかきたてることができる。
【0008】
また、本発明に係るデジタルPOPシステムは、前記オーダー情報に連動したPOP画面と、オーダー情報の双方を表示する。
【0009】
さらに、本発明に係るデジタルPOP表示方法は、POS端末にPOP表示を有し、POS端末にオーダー情報を入力し、前記オーダー情報に連動してPOP画面を表示し、前記POP画面は客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度の高いものに関する画面から、前記頻度により順次変更されてゆく。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデジタルPOPシステムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルPOPシステムの構成を示すブロック図である。本実施形態のデジタルPOPシステムは、複数のPOS端末1a〜1nと、複数のPOP表示装置2a〜2nと、1つの集中管理装置3とがLAN4によって相互に接続された形態で構成されており、客のオーダー内容に連動したPOP画面をPOP表示装置に表示するものである。なお、POS端末1a〜1nおよびPOP表示装置2a〜2nは、1台ずつがペアになっており、図2に示すように、POS端末1a〜1n本体の客に面する側、すなわち販売員が操作するタッチパネル6側から見て背面側にPOP表示装置2a〜2nがそれぞれ取り付けられている。
【0012】
以下、本実施形態のデジタルPOPシステムが有する各構成要素について説明する。
まず、POS端末1a〜1nは、キャッシュレジスタ用の専用コンピュータであり、タッチパネル6から入力されたオーダー情報Aを、それぞれペアを成すPOP表示装置2a〜2nと集中管理装置3とに送信する。オーダー情報Aには商品コードが含まれている。
【0013】
また、POP表示装置2a〜2nは、フルカラー画像表示部7を備えたPOP画面表示用の専用コンピュータであり、POS端末1a〜1nから受信したオーダー情報Aを解析し、オーダー情報Aに連動したPOP画面の画像データ転送要求Bを集中管理装置3に送信する。そして、集中管理装置3から転送されてきた画像データCをフルカラー画像表示部7に出力することにより、オーダー情報Aに対応したPOP画面を表示する。フルカラー画像表示部7には、液晶表示パネル、プラズマ表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス表示パネルなどの平面表示パネルが使用される。
【0014】
また、集中管理装置3は、システム全体を統括制御する汎用コンピュータであり、全ての商品の管理データおよびPOP画面の画像データを格納したデータベース(以下「DB」という。)5が接続されている。集中管理装置3は、POS端末1a〜1nからのオーダー情報Aに対応した商品データ(商品名や単価等)をDB5内の商品ファイルから読み出し、オーダー情報Aの送信元のPOP端末2a〜2nに送信するとともに、受信したオーダー情報Aに基づいてDB5内の集計ファイルを更新する。
【0015】
それと同時に、集中管理装置3は、POP表示装置2a〜2nからの画像データ転送要求Bに応じたPOP画面の画像データCをDB5内のPOP画面ファイルから読み出し、画像データ転送要求Bの送信元のPOP表示装置2a〜2nに転送する。
【0016】
以上説明したように、本実施形態のデジタルPOPシステムによれば、POS端末1a〜1nにオーダー情報Aが入力されると、そのオーダー情報Aに応じたPOP画面の画像データCがDB5内のPOP画面ファイルから読み出され、そのオーダー情報Aが入力されたPOS端末1a〜1nに取り付けられたPOP表示装置2a〜2nに転送されるので、商品オーダー中の客のオーダー内容に連動したPOP画面をPOP表示装置2a〜2nに表示して、その客のさらなる購買意欲を強くかきたてることができる。
【0017】
また、集中管理装置3が画像データ転送要求Bに応じたPOP画面の画像データCをDB5内のPOP画面ファイルから読み出す際、その画像データ転送要求Bの送信元のPOP表示装置2a〜2nが取り付けられているPOS端末1a〜1nにて商品オーダー中の客がまだオーダーしていない商品のPOP画面の画像データCを読み出すようにすれば、商品オーダー中の客がまだオーダーしていない商品のPOP画面をPOP表示装置2a〜2nに表示することができるので、その客のさらなる購買意欲を効果的にかきたてることができる。すなわち、客が既にオーダーした商品のPOP画面を表示したのでは、その客のさらなる購買意欲をかきたてる効果は期待できないため、まだオーダーしていない商品のPOP画面を表示すれば、その客のさらなる購買意欲を引き出せる可能性が増大する。
【0018】
また、集中管理装置3が画像データ転送要求Bに応じたPOP画面の画像データCをDB5内のPOP画面ファイルから読み出す際、その画像データ転送要求Bの送信元のPOP表示装置2a〜2nが取り付けられているPOS端末1a〜1nにて商品オーダー中の客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度が現時点で最も高い商品のPOP画面の画像データCを読み出すようにすれば、商品オーダー中の客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度が現時点で最も高い商品のPOP画面をPOP表示装置2a〜2nに表示することができるので、その客のさらなる購買意欲を効果的にかきたてることができる。すなわち、客が既にオーダーした商品と一緒にオーダーされる頻度が低い商品のPOP画面を表示したのでは、その客のさらなる購買意欲をかきたてる効果は期待できないが、一緒にオーダーされる頻度が現時点で最も高い商品のPOP画面を表示すれば、その客のさらなる購買意欲を引き出せる可能性が増大する。例えば、ケーキをオーダーした客に対してビールのPOP画面を表示したのではPOP効果はほとんど無いに等しいが、紅茶やコーヒーのPOP画面を表示すればPOP効果が増大する。
【0019】
なお、本発明に係るデジタルPOPシステムは本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、POP表示装置2a〜2nが、POS端末1a〜1nからオーダー情報Aを受信するたびに、POP画面の画像データ転送要求Bを集中管理装置3に送信し、集中管理装置3から転送されてきた画像データCをPOP画像として出力するようにしたが、POP表示装置2a〜2nの内部メモリに必要なPOP画面の画像データを予め保存しておき、POS端末1a〜1nからのオーダー情報Aを受信するたびに、そのオーダー情報Aに応じた画像データを当該内部メモリから読み出すことにより、オーダー情報Aに連動したPOP画像を表示するようにしても良い。
【0020】
また、オーダー情報とPOP画像との連動形態も上記説明に限るものではなく、例えば、商品がオーダーされるたびに、その商品のPOP画像を表示するようにしても良い。すなわち、ハンバーガがオーダーされたときには、そのハンバーガのPOP画像を表示し、ドリンクがオーダーされたときには、そのドリンクのPOP画像を表示するといった具合に、客がオーダーした時点でそのその商品のPOP画像を表示するのである。このようにすれば、客はオーダーするたびに表示されるPOP画像を確認しながら次のオーダーや支払いをすることができるので、安心して商品を購入することができる。
【0021】
また、図3に示すように、オーダー情報に連動したPOP画面8と同時に、オーダー情報の履歴画面9をPOP表示装置2a〜2nに表示するようにしても良い。この場合も、客は自分が既にオーダーした商品を履歴画面で確認しつつ次のオーダーや支払いをすることができるので、安心して商品を購入することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るデジタルPOPシステムおよびデジタルPOP表示方法によれば、商品オーダー中の客のオーダー内容に連動したPOP画面をPOP表示装置に表示することにより、その客のさらなる購買意欲をかきたてることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタルPOPシステムの構成を示すブロック図
【図2】POP表示装置が取り付けられたPOS端末を示す斜視図
【図3】POP画面の表示例を示す説明図
【符号の説明】
1a〜1n POS端末
2a〜2n POP表示装置
3 集中管理装置
4 LAN
5 データベース
6 タッチパネル
7 フルカラー画像表示部
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年6月5日(2002.6.5)
【代理人】 【識別番号】100105647
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 昌平

【識別番号】100105474
【弁理士】
【氏名又は名称】本多 弘徳

【識別番号】100108589
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 利光

【識別番号】100115107
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 猛

【識別番号】100090343
【弁理士】
【氏名又は名称】栗宇 百合子

【公開番号】 特開2004−13408(P2004−13408A)
【公開日】 平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願番号】 特願2002−164333(P2002−164333)