| 【発明の名称】 |
電気温水器および電気温水器用防水パン |
| 【発明者】 |
【氏名】魚住 亨広 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜43番1号 日本ユプロ株式会社内
【氏名】片桐 隆生 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜43番1号 日本ユプロ株式会社内
【氏名】藤岡 研吾 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜43番1号 日本ユプロ株式会社内
【氏名】坪井 裕幸 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜43番1号 日本ユプロ株式会社内
【氏名】高地 伸一 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜43番1号 日本ユプロ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】洗面化粧台等のキャビネット内に設置された電気温水器内で漏水が生じた場合、その漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができ、しかもそのために大幅なコストアップをすることもない電気温水器を提供する。
【解決手段】電気温水器20内で漏水が生じた場合、漏水は、ケース下1の底板5の下り勾配に沿って前面の開口部6から流出するため、漏水は人目につきやすくなる。このように漏水を前方に誘導することで、ほとんどコストアップすることなく漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 貯湯タンクを囲繞するケースを備えた電気温水器であって、前記ケースの底面に後部から前部へ向かう下り勾配を持たせるともに、前記ケースの底面と前面との接合部に前記ケース内で発生した漏水を外部へ排出するための開口部を備えたことを特徴とする電気温水器。 【請求項2】 貯湯タンクを囲繞するケースを備えた電気温水器の下部に設置される電気温水器用防水パンであって、底面が後部から前部へ向かう下り勾配を有するとともに、底面の前部に開口部を備えたことを特徴とする電気温水器用防水パン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、貯湯タンクを囲繞するケースを備えた電気温水器に関し、特に洗面化粧台等のキャビネット内に設置される場合に好適な電気温水器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来の電気温水器の外郭構造を、図8にて説明する。図示しない貯湯タンクを囲繞する電気温水器26の外郭は、図示するような形状に折り曲げ加工された上ケース11および下ケース12と、裏板13、前パネル14で構成されている。電気温水器26の組み立ては、下ケース12に貯湯タンク等を取り付けるなどした後に、上ケース11などをネジ穴15を介して図示しないネジで締結することにより完了する。 【0003】 図9は、電気温水器26を洗面化粧台のキャビネット22内に収納した状態を示す図である。図9に示すように、電気温水器26は、キャビネット底板23の上に設置される。そして通常は、電気温水器26は扉27で隠されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 図9のように電気温水器がキャビネット内に設置された場合、もし、電気温水器内で漏水が生じると、漏れた水が電気温水器のケースのどこかの隙間から、キャビネット内に流出する。流出した水は、毛細管現象により電気温水器底面とキャビネット底板の間に滞留し、この滞留量が増加すると、キャビネットの外部にまで流出していく。その際、漏れ出した場所やキャビネットの施工状態によっては、キャビネット外に流出する方向が定まらず、特にキャビネットの後部から外部に漏水するようになると発見が大幅に遅れ、漏水による被害が拡大する恐れがある、という問題があった。対策として、漏水を検知して使用者に知らせる漏水検知器を設置することが考えられるが、この場合は、コストが大幅にアップしてしまう。 【0005】 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、洗面化粧台等のキャビネット内に設置された電気温水器内で漏水が生じた場合、その漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができ、しかもそのために大幅なコストアップをすることもない電気温水器を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段およびその作用・効果】 上記目的を達成するために請求項1は、貯湯タンクを囲繞するケースを備えた電気温水器であって、前記ケースの底面に後部から前部へ向かう下り勾配を持たせるともに、前記ケースの底面と前面との接合部に前記ケース内で発生した漏水を外部へ排出するための開口部を備えた。よって、電気温水器内で漏水が生じた場合、その漏水はケース底面の下り勾配に沿って前面の開口部から流出するようになるため、漏水が人目につきやすくなる。このように漏水を前方に誘導することで、ほとんどコストアップすることなく漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができる。 【0007】 請求項2は、貯湯タンクを囲繞するケースを備えた電気温水器の下部に設置される電気温水器用防水パンであって、底面が後部から前部へ向かう下り勾配を有するとともに、底面の前部に開口部を備えた。よって、電気温水器内で漏水が生じた場合、その漏水は防水パンの下り勾配に沿って前面の開口部から流出するようになるため、漏水が人目につきやすくなる。このように簡単な構造の防水パンを追加するだけで、電気温水器からの漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。 【0009】 図1は、本発明の一実施形態に係る電気温水器の外郭構造を示す図である。図示しない貯湯タンクを囲繞する電気温水器20の外郭は、図示するような形状に折り曲げ加工されたケース下1とケース左2とケース右3と、前パネル4で構成されている。電気温水器20の組み立ては、ケース下1に貯湯タンク等を取り付けるなどした後に、ケース左2などをネジ穴8を介して図示しないネジで締結することにより完了する。なお、前パネル4には、使用者が操作するための図示しない操作部などが設けられており、電気温水器20は、この面が前面になるように設置される。 【0010】 図2は、ケース下1の断面図である。図2に示すように、ケース下1の底板5は、後部(図の右側)から前部(図の左側)へ向かう下り勾配を有しており、脚部9、10で床に接地する。また、図1に示すように、ケース下1の底板5の前部は、立ち上げ部19で前パネル4と接するが、一部に開口部6を設けている。なお、ケース下1後部の折り曲げ部の突合せ部7には、この部分から水が漏れないようにシリコン塗布等の水漏れ防止処理が行なわれている。 【0011】 図3は、上記した外郭構造をもつ電気温水器20を、洗面化粧台のキャビネット22内に収納した状態を示す図である。図3に示すように、電気温水器20は、キャビネット底板23の上に設置される。そして通常は、電気温水器20は扉27(図8参照)で隠されている。このように設置された電気温水器20内で漏水が生じた場合を想定する。漏水は、ケース下1の底板5の下り勾配(図2参照)に沿って前面の開口部6(図1参照)から流出するため、漏水は人目につきやすくなる。このように漏水を前方に誘導することで、ほとんどコストアップすることなく漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができる。 【0012】 なお、漏水をキャビネット22の前方へ導いて扉27との隙間から排出させるようにすれば、使用者が扉27を開けなくても漏水を発見できるので、図4に示すような導水板21を電気温水器20の前部に取り付けるようにしてもよい。導水板21は、図4に示すようにコの字形状をしており、独立発泡パッキンなどで形成された逆流防止シート24が、その後部に接着剤または両面テープで固定されている。 【0013】 図5は、図3に示した電気温水器20に導水板21を取り付けた状態を示す図である。図5において、電気温水器20の前方の下面と、逆流防止シート24の上面とが、接着剤または両面テープで固定されている。逆流防止シート24は、電気温水器20の前面の開口部6(図1参照)からの漏水が、後方へ向かうことを防止する役割を果たす。このため、キャビネット底板23が水平ではない場合、例えば、前部から後部へ向かう下り勾配を有していたとても、漏水は確実に前方から排出される。 【0014】 図6は、本発明の別の実施形態に係る電気温水器用の防水パン25の構造を示す図である。防水パン25は、図1および図2に示したケース下1と類似した形状をしており、具体的には、底板が後部から前部へ向かう下り勾配を有するとともに前部に開口部を備えている。この防水パン25を、図7に示すように従来の電気温水器26の下に設置すれば、図3や図5の例と同様に、漏水を前方に誘導することができるので、漏水を早期に発見して被害の拡大を防止することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る電気温水器の外郭構造を示す図 【図2】ケース下1の断面図 【図3】電気温水器20をキャビネット22内に収納した状態を示す図 【図4】導水板21の構造図 【図5】電気温水器20に導水板21を取り付けた状態を示す図 【図6】本発明の別の実施形態に係る防水パン25の構造を示す図 【図7】防水パン25を電気温水器26の下に設置した状態を示す図 【図8】従来の電気温水器の外郭構造を示す図 【図9】従来の電気温水器をキャビネット22内に収納した状態を示す図 【符号の説明】 1…ケース下 2…ケース左 3…ケース右 4…前パネル 5…底板 6…開口部 7…突合せ部 8…ネジ穴 9…脚部 10…脚部 11…上ケース 12…下ケース 13…裏板 14…前パネル 15…ネジ穴 19…立ち上げ部 20…電気温水器 21…導水板 22…キャビネット 23…キャビネット底板 24…逆流防止シート 25…防水パン 26…電気温水器 27…扉
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社 【住所又は居所】福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1号 【識別番号】000230375 【氏名又は名称】東陶ユプロ株式会社 【住所又は居所】兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号
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| 【出願日】 |
平成14年6月28日(2002.6.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−28537(P2004−28537A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月29日(2004.1.29) |
| 【出願番号】 |
特願2002−189626(P2002−189626) |
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