| 【発明の名称】 |
ガスコンロ |
| 【発明者】 |
【氏名】倉地 大修 【住所又は居所】名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内
【氏名】若杉 裕司 【住所又は居所】名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内
【氏名】今井 健次 【住所又は居所】名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ガスコンロとして、圧損を生じさせることなく、且つ簡易に予備のガスコンセントを後付けできるものを実現する。
【解決手段】コンロ本体10に主ガス供給配管3とマニホールド4とを接続したインレット6を設置する。インレット6は、マニホールド4を接続する第1のガス供給口62と同じ口径サイズの第2のガス供給口63と、ガス導入路611と連通すると共に第2のガス供給口63へと通じ且つ第1のガス流出路621と同じ口径サイズの第2のガス流出路631とを設ける。第2のガス供給口63は、配管未接続時にはシール栓によって閉止させるが、先端部に予備ガスコンセント2が取付けられる予備栓用連絡管5の差込端部51を第2のガス流出路631内に差込んで嵌合させることで予備栓用連絡管5を後にも取付可能とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガス供給元の主ガス供給配管と接続されてガスバーナへのガス供給を行わせるマニホールドを備えたガスコンロにおいて、 上記主ガス供給配管の接続口となるガス導入口と、上記マニホールドの接続口となる第1のガス供給口と、上記ガス導入口へと通じたガス導入路と、上記ガス導入路と連通すると共に上記第1のガス供給口へと通じた第1のガス流出路とを有したインレットを設置し、 上記インレットに上記主ガス供給配管と上記マニホールドとを接続させる一方、上記インレットには、上記第1のガス供給口とは別の第2のガス供給口と、上記ガス導入路と連通すると共に上記第2のガス供給口へと通じた第2のガス流出路とを設け、 上記第2のガス供給口と先端部に予備のガスコンセントが取付けられる予備栓用連絡管とによる差込接続構造としたことを特徴とするガスコンロ。 【請求項2】 請求項1に記載のガスコンロにおいて、 上記第2のガス供給口と配管未接続時のシール栓とによる閉止構造を備え、上記予備栓用連絡管の差込端部をその第2のガス流出路内に差込んで接続させることにより上記予備栓用連絡管を取付可能としたことを特徴とするガスコンロ。 【請求項3】 請求項1または2に記載のガスコンロにおいて、 上記インレットにおける第2のガス流出路は、上記第1のガス流出路を連通させた同じ距離位置で上記ガス導入路と連通され、且つ上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とは、上記ガス導入路と直交して形成したことを特徴とするガスコンロ。 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のガスコンロにおいて、 上記マニホールドは、脚部によりコンロ本体に取付け、 上記予備栓用連絡管の先端に取付けた予備のガスコンセントは、上記脚部に取付固定させたことを特徴とするガスコンロ。 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のガスコンロにおいて、 上記マニホールドのコンロ本体の前部で横方向に延びる横設管部にコック取付け部を設け、このコック取付け部を他の横設管部部位よりも高位置とし、上記コック取付け部で脚部によりマニホールドをコンロ本体に取付け、 上記予備栓用連絡管は、上記マニホールドのコック取付け部の下方を潜って前方に延びるように配管されたことを特徴とするガスコンロ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、予備のガスコンセントを備えるガスコンロであり、特にキッチンに設置後のガスコンロにあっても予備のガスコンセントを後付け可能とする技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、ガスコンロに予備ガスコンセント(以下、適宜「予備栓」という。)を備えたものとして、例えば特開2001−41459号公報等に開示のものがある。図6に示すように、このガスコンロAの予備栓600には、予備栓用連絡管609を通してガス供給が行われる。この予備栓用連絡管609は、ガスバーナ601へのガス供給を行うマニホールド610の途中から分岐させて配管される。このような予備栓600は、迅速継手式のソケットを取付けたガスホースhをつなげてガスを取り出し、ガス炊飯器やガスファンヒータ等の他のガス機器を使用可能とする。従って、予備栓付きガスコンロAは、キッチンにおいて他のガス機器を使用可能とする点で、非常に便利である。すなわち、システムキッチン等では、ガスコンロAへのガス供給元の主ガス供給配管Tがガスコンロ下方のキャビネット部Cbに配管されるため、外部にも別途ガスコンセントを設置することが少ないからである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記予備栓用連絡管609を分岐させるためマニホールド610に設ける連通孔は、マニホールド610の管壁を孔空けして設けるため、連通孔の孔径がマニホールド610の口径サイズよりも大幅に小さくなる。そのため、この連通孔に接続させる予備栓用連絡管609は、連通孔の孔径に合せた口径サイズとするから、マニホールド610の口径サイズよりも大幅に小径とせざるを得ず、その結果、予備栓側ではガス圧の損失(圧損)を生じさせる。しかも、上記予備栓用連絡管609の分岐部分がガス供給元の主ガス供給配管Tとの連結部分608よりも下流位置となるため、圧損をさらに大きくさせる結果となる。 【0004】 また、元々予備栓を備えていないガスコンロにも上記予備栓600を後付けしようとすると、マニホールド610に連通孔を設けて接続部品を取付けたうえで、この接続部品に予備栓用連絡管609をネジ接続等で取付ける必要があり、このような取付け作業が非常に面倒となる。しかも、マニホールド610における予備栓用連絡管609の分岐部分ではガス漏れが生じないように気密性を確保させる必要があり、安全性面からも注意する必要がある。 【0005】 以上のことから、元々予備栓を具備しないガスコンロに対して予備栓を後付けするようなことは実際上行われていない。 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガスコンロとして、圧損を生じさせることなく、且つガスコンロ設置後でも簡易に予備栓を後付けできるものを実現する。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明に係るガスコンロは、ガス供給元の主ガス供給配管と接続されてガスバーナへのガス供給を行わせるマニホールドを備えたガスコンロにおいて、 上記主ガス供給配管の接続口となるガス導入口と、上記マニホールドの接続口となる第1のガス供給口と、上記ガス導入口へと通じたガス導入路と、上記ガス導入路と連通すると共に上記第1のガス供給口へと通じた第1のガス流出路とを有したインレットを設置し、 上記インレットに上記主ガス供給配管と上記マニホールドとを接続させる一方、上記インレットには、上記第1のガス供給口とは別の第2のガス供給口と、上記ガス導入路と連通すると共に上記第2のガス供給口へと通じた第2のガス流出路とを設け、 上記第2のガス供給口と先端部に予備のガスコンセントが取付けられる予備栓用連絡管とによる差込接続構造としたことを特徴とする。 【0007】 上記構成のガスコンロでは、上記インレットを設置し、このインレットの第2のガス供給口から予備栓用連絡管をその第2のガス流出路内に差込んで接続させるので、ネジ接続する場合等よりも簡単に予備栓用連絡管を取付けて予備ガスコンセントを設置させることができる。従って、最初から予備ガスコンセントを取付けない状態のガスコンロを提供し、その後の使用者の要望等に応じてキッチン等の現場で簡単に予備ガスコンセントを後付けすることができる。もちろん、最初から予備ガスコンセントを設置したガスコンロとして提供することも可能である。 【0008】 また、上記予備栓用連絡管は、マニホールドが接続される第1のガス供給口とは別の第2のガス供給口に接続されるので、マニホールドの口径サイズに依存されることがない。そのため、予備栓用連絡管をマニホールドの口径サイズよりも大幅に小径とせざるを得なくなるということもない。そして、上記第2のガス供給口へと通じる第2のガス流出路は、主ガス供給配管が接続されるガス導入路と連通するので、予備栓用連絡管は、上記インレットを介して主ガス供給配管と直接接続される構造となる。従って、この予備栓用連絡管においてマニホールドと比しガス圧力の損失を生じさせることがない。 【0009】 しかも、上記予備栓用連絡管は、上記マニホールドと同じく上記インレットを介して主ガス供給配管と最も近接した接続が実現されるので、このことからも予備栓用連絡管でのガス圧力がマニホールドとほとんど変わりなくなり、マニホールド側と変わりないガス圧力で主ガス供給配管からガス供給を受けることができる。従って、予備ガスコンセントにおいてガス圧力の損失を生じさせることがない。 【0010】 また、上記ガスコンロとして、上記第2のガス供給口と配管未接続時のシール栓とによる閉止構造を備え、上記予備栓用連絡管の差込端部をその第2のガス流出路内に差込んで接続させることにより上記予備栓用連絡管を取付可能としたものとしてもよい。この場合、上記インレットの第2のガス供給口は、配管未接続時にはシール栓によって閉止されてガス漏れ防止されているので、最初から予備ガスコンセントを設置しない場合でも安全性が十分に確保されている。 【0011】 また、上記ガスコンロとして、上記インレットにおける第2のガス流出路は、上記第1のガス流出路を連通させた同じ距離位置で上記ガス導入路と連通され、且つ上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とは、上記ガス導入路と直交して形成したものとしてもよい。この場合、上記第2のガス流出路は、上記第1のガス流出路を連通させた同じ距離位置で上記ガス導入路と連通されるので、第2のガス流出路側が第1のガス流出路側と比してガス圧力を損失させることもない。また、上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とは、上記ガス導入路と直交して形成したので、上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とが上記ガス導入路を中心に放射状に配置される。従って、上記ガス導入路からは均等なガス圧力で上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とにガス供給されるので、第1,第2の各ガス供給口に接続されるマニホールドと予備栓用連絡管との間でも均等なガス圧力でガス供給され、予備ガスコンセントにおけるガス圧力の損失を一層確実に防止することができる。 【0012】 また、上記ガスコンロとして、上記マニホールドは、脚部によりコンロ本体に取付け、上記予備栓用連絡管の先端に取付けた予備のガスコンセントは、上記脚部に取付固定させたものとしてもよい。この場合、予備ガスコンセントがマニホールドの脚部によって配置位置が決定され、そして、この予備ガスコンセントと上記インレットとの配置位置に基づいて上記マニホールドとは別体である上記予備栓用連絡管の配置位置も決定されるから、予備ガスコンセントや予備栓用連絡管の組付けが簡単となり、各部品の相関関係も確保できる。 【0013】 また、上記ガスコンロとして、上記マニホールドのコンロ本体の前部で横方向に延びる横設管部にコック取付け部を設け、このコック取付け部を他の横設管部部位よりも高位置とし、上記コック取付け部で脚部によりマニホールドをコンロ本体に取付け、上記予備栓用連絡管は、上記マニホールドのコック取付け部の下方を潜って前方に延びるように配管されたものとしてもよい。この場合、上記予備栓用連絡配管を上記マニホールドのコック取付け部の下方を潜らせて前方へ延びるように配管させるので、コンロ本体内では予備栓用連絡管が上記マニホールドよりも内側に配管されることとなって配管スペースを広げることなくコンロ本体内のスペースを有効に使ったコンパクトな配管が行える。 【0014】 【発明の効果】 以上のように、本発明に係るガスコンロによれば、上記予備栓用連絡管は、上記インレットを介して主ガス供給配管からマニホールドと変わりないガス圧力でガス供給を受けることができ、従って、予備ガスコンセントにおいてガス圧力の損失を生じさせることがない。 【0015】 また、上記第2のガス供給口と配管未接続時のシール栓とによる閉止構造を備え、上記予備栓用連絡管の差込端部をその第2のガス流出路内に差込んで接続させることにより上記予備栓用連絡管を取付可能としたことによって、使用者の要望等に応じてキッチン等の現場で簡単に予備ガスコンセントを後付けすることができる。また、予備ガスコンセントの取付け前の配管未接続状態にある第2のガス供給口は、シール栓によって閉止されてガス漏れ防止されるので安全性面も確保される。 【0016】 また、上記インレットにおける第2のガス流出路は、上記第1のガス流出路を連通させた同じ距離位置で上記ガス導入路と連通され、且つ上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とは、上記ガス導入路と直交して形成することによって、上記ガス導入路からは均等なガス圧力で上記第1のガス流出路と上記第2のガス流出路とにガス供給される。従って、第1,第2の各ガス供給口に接続されるマニホールドと予備栓用連絡管との間でも均等なガス圧力でガス供給されるから、予備ガスコンセントにおけるガス圧力の損失を一層確実に防止することができる。 【0017】 また、上記マニホールドは、脚部によりコンロ本体に取付け、上記予備栓用連絡管の先端に取付けた予備のガスコンセントは、上記脚部に取付固定させたことによって、予備ガスコンセントや予備栓用連絡管の組付けが簡単となり、各部品の相関関係も確保できる。 【0018】 また、上記マニホールドのコンロ本体の前部で横方向に延びる横設管部にコック取付け部を設け、このコック取付け部を他の横設管部部位よりも高位置とし、上記コック取付け部で脚部によりマニホールドをコンロ本体に取付け、上記予備栓用連絡管は、上記マニホールドのコック取付け部の下方を潜って前方に延びるように配管されることによって、配管スペースを広げることなくコンロ本体内のスペースを有効に使ったコンパクトな配管が行える。 【0019】 【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 図1に示すように、本実施の形態によるガスコンロ1は、システムキッチンのカウンタートップCTに埋め込み形式に設置され、箱型のコンロ本体10の上面に2口のコンロ部11を備えている。これらコンロ部11には、ガスバーナBが配置されており、また、一方のコンロ部11には、鍋等の調理容器の温度を検知する温度センサSを備えている。また、コンロ本体10の前面には、中心にグリル部12の扉Dを備え、この扉Dの両側にコンロ部11とグリル部12との点火、火力調節のためのツマミ13を設けている。また、コンロ本体前面の左側には、予備ガスコンセント(以下「予備栓」)2の蓋20が取付けられ、この蓋20を開けた内部には予備栓2が設置されている。なお、この予備栓2は、後述するが、ガスコンロ1に当初から設置してあるが、設置していない場合には使用者の要望等に応じて後付け可能なものである。 【0020】 そして、上記予備栓2を後付けする場合を含めて取付け可能とするガスコンロ1の配管接続構造を、図2に示す。図2に示すように、上記ガスコンロ1における配管接続構造は、外部に設置されたガス供給元となる主ガス供給配管3と、ガスバーナB,Bへのガス供給を行うためのマニホールド4と、予備栓2へのガス供給を行うための予備栓用連絡管5とをすべてコンロ本体10の後方に設置されたインレット6に接続させている。上記主ガス供給配管3は、ガスコンロ1の下方のキャビネット部Cbから配管されており、上記インレット6の下部側に設けたガス導入口61aにネジ接続されている。また、上記マニホールド4は、上記インレット6の外周部に設けた第1のガス供給口62にネジ接続されており、上記予備栓用連絡管5は、この第1のガス供給口62と90度位置離して並設された第2のガス供給口63に差込接続されている。なお、上記主ガス供給配管3がガスコンロ1の後方に配管されているような場合は、その主ガス供給配管と接続した後方配管用連絡管7をコンロ本体背面の窓孔13を通して上記インレット6の上部側のガス導入口61bで接続可能にしている(図2中、点線で示す)。 【0021】 上記マニホールド4は、後方のインレット6との接続部分付近でく字状に曲げられて前方へ延びる前進管部4Aと、前方で略直角に横方向に折れ曲がった横設管部4BとからなるL字状に形成されている。このマニホールド4の前方部分にガスコックCのコック取付け部42がコンロ本体10の右側と左側の2箇所に設けられている。このマニホールド4の左右のコック取付け部42は、この横設配管4Bの中間部400よりも高位置にある。そして、横設配管4Bにおける各コック取付け部42のある下部にはクランク状の脚部43が溶接接続され、この脚部43をネジNでコンロ本体10の底板にネジ止めすることで、マニホールド4は、コンロ本体10に固定されている。また、上記各コック取付け部42は、上部に取付けるガスコックCと連通するガス用孔cと、その両側のコック取付け孔bとを設けたフランジ42aを2個ずつ有している。なお、マニホールド4の上記コック取付け部42位置には上記ガス用孔cと連通する孔部が設けられている。 【0022】 また、上記予備栓用連絡管5は、後方のインレット6との接続部分付近でマニホールド4とは反対方向にく字状に曲げて前方へ延び、前方で上記マニホールド4とは反対側に折れ曲がったL字状に形成されている。この予備栓用連絡管5の先端部には、予備栓連結具52が取付けられ、この予備栓連結具52にネジNにてネジ止めした予備栓2が取付けられる。また、この予備栓2は、上記マニホールド4を固定した左側の脚部43にネジNでネジ止めされたZ状金具21にその後端部をネジNでネジ止めされて固定されている。そして、予備栓用連絡管5は、上記マニホールド4の左側のコック取付け部42の下方を潜り前方に長く延び、先端部に取付けられる予備栓2をコンロ本体10の前面左側に配置させるようにしている。これによって、コンロ本体10内では予備栓用連絡管5が上記マニホールド4よりも内側に配管されることとなって配管スペースを広げることなくコンロ本体10内のスペースを有効に使ったコンパクトな配管が行える。また、この予備栓用連絡管5の外径サイズは、上記マニホールド4と同じ外径サイズに形成されている。 【0023】 そして、予備栓用連絡管5は、後述する第2のガス供給口63に接続された前方で下方に曲げられてマニホールド4の左側のコック取付け部42の下方を通る構成となっている。上記予備栓2は、インレット6に接続されるマニホールド4の左側の脚部43に取付け固定され、コンロ本体10の前面左側に配設されることとなるので、予備栓2がマニホールド4の脚部43によって配置位置が決定され、そして、この予備栓2と上記インレット6との配置位置に基づいて上記マニホールド4とは別体である上記予備栓用連絡管5の配置位置も決定されるから、予備栓2や予備栓用連絡管5の組付けが簡単となり、また、各部品の相関関係も保つことができる。なお、上記予備栓2がコンロ本体10の前面右側に配設される場合は、予備栓用連絡管5をマニホールド4の右側のコック取付け部42の下方を潜るようにし、予備栓2をマニホールド4の右側の脚部43に取付け固定させるようにすればよい。この場合も、上記同様にコンパクトな配管、予備栓2や予備栓用連絡管5の組付けの簡易化、および各部品の相関関係の確保が図れる。 【0024】 上記インレット6は、上記主ガス供給配管3の接続口となるガス導入口61a(61b)と、上記マニホールド4の接続口となる第1のガス供給口62と、上記予備栓用連絡管5の接続口となる第2のガス供給口63とが設けられている。また、図3、図4に示すように、このインレット6には、上下に貫通したガス導入路611と、上記ガス導入路611と直交して連通するガス流出路631(621)とを有する。上記ガス流出路は、第1のガス流出路621(図4を参照)と第2のガス流出路631(図3を参照)との2つ形成されている。そして、上記ガス導入路611が上記ガス導入口61a,61bと通じ、上記第1のガス流出路621が上記第1のガス供給口62と通じ、上記第2のガス流出路631が上記第2のガス供給口63と通じている。 【0025】 上記ガス導入路611は、インレット6を上下に貫通した貫通路であるから、上下の開口がそれぞれ上記ガス導入口61a,61bを構成する。よって、このインレット6には、上下にそれぞれガス導入口61a,61bを1つずつ持った構成となる。このようにガス導入口61a,61bを上下に1つずつ設けるようにしたのは、ガス供給元の主ガス供給配管3がガスコンロ1の下方に配管されていても(下方配管)、後方に配管されていても(後方配管)、このインレット6との接続を簡単に行えるようにするためである。 【0026】 例えば、下方配管の場合は、図3に示すように、インレット6の下部側のガス導入口61aにその主ガス供給配管3がネジ接続される。上記主ガス供給配管3の差込端部31にはネジ溝が設けてあり、また、インレット6のガス導入口61aの内周面にもネジ溝61Nが設けられると共にガス導入口61a底部にOリングO1が取付けてある。従って、この下方配管の場合、主ガス供給配管3がインレット6の下部側のガス導入口61aにおいて、ネジで接続されると共にネジ接続とOリングO1のシールによってガス導入口61aが気密状態にガス漏れ防止されて接続される。なお、配管未接続となる上部側のガス導入口61bには、このガス導入口61b底部のOリングO2と密着させるように、OリングP81を具備したシール栓81が嵌め込まれて閉止され、且つ係止板K8をネジNでネジ止めしてシール栓81が抜け防止され、これによってガス導入口61bからのガス漏れが防止される。 【0027】 一方、後方配管の場合は、図4に示すように、上記シール栓81を外し、インレット6の上部側のガス導入口61bに、その主ガス供給配管と接続した後方配管用連絡管7が差込接続される。なお、後方配管用連絡管7は、差込端部71にひも出し膨出部7Hが形成されている。次いで、この差込状態の後方配管連絡管7は、この後方配管連絡管7に外嵌し上記膨出部7Hよりも小径の孔を有した係止板K7をインレット6にネジNでネジ止めして固定される。これによって、後方配管連絡管7に引抜き方向の力が働いても膨出部7Hが係止板K7と係合して後方配管連絡管7の抜け止めがされる。また、上記後方配管用連絡管7の差込端部71には上記膨出部7Hより先端側にOリングP7が外嵌して取付けられており、また、インレット6のガス導入口61b底部にOリングO2が取付けてある。従って、この後方配管の場合、後方配管用連絡管7がインレット6の上部側のガス導入口61bにおいて、係止板K7で抜け止め固定されると共に上記各OリングP7,O2のシールによってガス導入口61bが気密状態にガス漏れ防止されて接続される。なお、この場合も配管未接続となる下部側のガス導入口61aには、0リングP82を具備したシール栓82がガス導入口61a底部のOリングO1と密着するように嵌め込まれて閉止され、次いで、このガス導入口61aにシール栓82を抜け止めする凹形の係止板K8がネジNでネジ止めされ、これによってガス導入口61aからのガス漏れが防止される。 【0028】 なお、主ガス供給配管3が下方配管であってもインレット6に対して横方向に大きく離れて配置されているような場合や、ガスコンロ1の下方に設置されたガスオーブンから導出された主ガス供給配管3がガスコンロ1の後方に配管されているような場合等でも、上記後方配管用連絡管7のような所望形状に曲げられた各種連絡管を用いて上部側のガス導入口61bが接続に利用されるようにしてもよい。また、上記後方配管用連絡管7等のような主ガス供給配管3とインレット6との接続のための連絡管を数種揃えてキット化しておけば、主ガス供給配管3がどのような向きで配管されていても現場で直ちに設置対応でき、便利である。 【0029】 上記第1のガス流出路621と上記第2のガス流出路631とは、水平方向の90度ずらした位置に配置され、上記ガス導入路611を中心に放射状に並設されている(図2を参照)。これら第1のガス流出路621と第2のガス流出路631とは、同じ口径サイズに形成されている。そして、上記第1のガス流出路621へと通じる第1のガス供給口62には、上記マニホールド4がネジ接続され(図4を参照)、上記第2のガス流出路631へと通じる第2のガス供給口63には、上記予備栓用連絡管5が差込接続される(図3を参照)。 【0030】 図4に示す第1のガス供給口62には、マニホールド4の差込端部41がネジ接続される。すなわち、上記マニホールド4の差込端部41にはネジ溝が設けてあり、また、インレット6の第1のガス供給口62の内周面にもネジ溝62Nが設けられると共に第1のガス供給口62底部にOリングO4が取付けてある。従って、マニホールド4のネジ接続状態では、マニホールド4がインレット6の第1のガス供給口62において、ネジで強固に接続されると共にネジ接続とOリングO4のシールによって第1のガス供給口62が気密状態にガス漏れ防止されて接続される。なお、マニホールド4の第1のガス供給口62への接続も後述する予備栓用連絡管5における差込接続とするようにしてもよい。 【0031】 また、図3に示す第2のガス供給口63には、予備栓用連絡管5の差込端部51を挿入しその第2のガス流出路631内に差込んで嵌合接続させることで、上記予備栓用連絡管5を取付可能に構成している。この予備栓用連絡管5は、差込端部51にはひも出し膨出部5Hが形成されている。次いで、この差込状態の予備栓用連絡管5は、この予備栓用連絡管5に外嵌し上記膨出部5Hよりも小径の孔を有した係止板K5をインレット6にネジNでネジ止めして固定される。これら、第2のガス供給口63、ひも出し膨出部5H、係止板K5が予備栓用連絡管5の差込接続構造を構成している。これによって、予備栓用連絡管5は、引抜き方向の力が働いても膨出部5Hが係止板K5と係合し抜け止め状態となってインレット6に接続固定される。また、上記予備栓用連絡管5の差込端部51には、上記膨出部5Hより先端側にOリングP5が外嵌して取付けられており、また、インレット6の第2のガス供給口63底部にOリングO3が取付けてある。従って、予備栓用連絡管5の差込接続状態では、予備栓用連絡管5がインレット6の第2のガス供給口63において、係止板K5で抜け止め固定されると共に上記各OリングP5,O3のシールによって第2のガス供給口63が気密状態にガス漏れ防止されて接続される。なお、この第2のガス供給口63に予備栓用連絡管5の未接続時は、シール栓81,82と同様のOリングを具備したシール栓が気密に嵌合状態に取付けられてガス漏れ防止される。この際、ガス供給口63には係止板がネジ止めされる(図示せず)。これら、第2のガス供給口63、シール栓、係止板が配管未接続時の閉止構造を構成している。 【0032】 このように、本実施の形態によるガスコンロ1によれば、上記インレット6を設置し、このインレット6の第2のガス供給口63に予備栓用連絡管5の差込端部51を差込んで嵌合させるので、ネジ接続する場合等よりも簡単に予備栓用連絡管5を取付けて予備栓2を設置させることができる。従って、最初から予備栓2を設置したガスコンロ1として提供することも可能であるが、予備栓2を取付けない状態のガスコンロ1として提供し、その後の使用者の要望等に応じてキッチン等の現場で簡単に予備栓2を後付けすることができる。また、上記インレット6の第2のガス供給口63は、配管未接続時にはシール栓によって閉止されてガス漏れ防止されているので、最初から予備栓2を設置しないガスコンロ1とした場合でも安全性が十分に確保されている。 【0033】 また、上記予備栓用連絡管5は、マニホールド4から分岐させる構造ではなく、インレット6においてマニホールド4が接続される第1のガス供給口62とは別の第2のガス供給口63に接続されるので、マニホールド4の口径サイズに依存されることがない。そのため、予備栓用連絡管5をマニホールド4から分岐した場合のようにマニホールド4の口径サイズよりも大幅に小径とせざるを得なくなるということもない。そして、上記第2のガス供給口63へと通じる第2のガス流出路631は、主ガス供給配管3が接続されるガス導入路611と連通するので、予備栓用連絡管5は、上記インレット6を介して主ガス供給配管3と直接接続される構造となる。従って、この予備栓用連絡管5においてマニホールド4と比しガス圧力の損失を生じさせることがない。 【0034】 しかも、上記予備栓用連絡管5は、マニホールド4から分岐させた場合のように主ガス供給配管3よりも下流位置での接続とはならず、上記マニホールド4と同じく上記インレット6を介して主ガス供給配管3と最も近接した接続が実現される。このことからも予備栓用連絡管5でのガス圧力がマニホールド4とほとんど変わりなくなり、マニホールド4側と変わりないガス圧力で主ガス供給配管3からガス供給を受けることができる。従って、予備栓2においてガス圧力の損失を生じさせることがない。 【0035】 さらに、上記第2のガス流出路631は、上記第1のガス流出路621を連通させた同じ距離位置で上記ガス導入路611と連通されるので、第2のガス流出路631側が第1のガス流出路621側と比してガス圧力を損失させることもない。また、上記第1のガス流出路621と上記第2のガス流出路631とは、上記ガス導入路611と直交して形成したので、上記第1のガス流出路621と上記第2のガス流出路631とが上記ガス導入路611を中心に放射状に配置される。従って、上記ガス導入路611からは均等なガス圧力で上記第1のガス流出路621と上記第2のガス流出路631とにガス供給されるので、第1,第2の各ガス供給口62,63に接続されるマニホールド4と予備栓用連絡管5との間でも均等なガス圧力でガス供給され、予備栓2におけるガス圧力の損失を一層確実に防止することができる。 【0036】 なお、本発明は上記実施の形態のものに限定されない。例えば、上記インレット6には、ガス漏れ検知時等にガス導入路611を閉止させる電磁弁を設けるようにしてもよい。この場合、例えば、図5に示すように、配管未接続の上部側のガス導入口61bに電磁弁9を挿入設置する。この電磁弁9は、ガス導入口61bにおける内周面と密着されるOリングP9を有し、先端部がガス導入口61b底部のOリングO2と密着されるようにして、ガス導入口61bからのガス漏れ防止を講じた状態でインレット6に取付けられる。また、この電磁弁9は、通常時には後退状態にある弁体91を有し、この弁体91をガス導入路611の上方に待機配置させる。一方、インレット6には、主ガス供給配管3の差込端部31付近のガス導入路611には、上記弁体91を受け止める段部612を形成する。そして、ガスコンロ1内外の所定箇所に設置したガス漏れセンサからガス漏れ検知信号が出力されると、上記弁体91が前進動して第1,第2のガス流出路621,631の連通部を通過して上記段部612に密着され、主ガス供給配管3の差込端部31付近のガス導入路611を完全に閉止させる(図5中、点線で示す)。これによって、上記主ガス供給配管3から供給されてくるガスは、上記弁体91によって遮断されるため、ガスが第1,第2のガス流出路621,631へと流出されることがない。 【0037】 また、上記予備栓2をコンロ本体10の前面に設置するが、コンロ本体10の底面等適宜位置に設置してもよい。ただし、予備栓用連絡管5の形状も予備栓2の設置位置に対応して形成する必要がある。 【0038】 また、上記インレット6は、ガス導入口61a,61bを上下に2つ設けるが、どちらか一方は埋め込んでガス導入口を1つだけ設けるようにしてもよい。 【0039】 また、上記インレット6は、ガス供給口を第1,2の2つ設けるが(62,63)、3つ以上設けるようにしてもよい。これによって、第3以降のガス供給口を他のガスバーナやグリル等へのガス供給用のマニホールドを接続させることも可能となる。 【0040】 また、上記インレット6は、第1のガス流出路621と第2のガス流出路631とを90度位置にずらして並設するが、これに限らず、マニホールド4や予備栓用連絡管5等の各配管の形状やインレット6の設置位置等に応じてガス圧が損失しないような所定角度としてもよい。 【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態によるガスコンロの外観を示す側面図である。 【図2】本実施の形態によるガスコンロに予備栓を取付けるための予備栓用連絡管の配管接続構造を示す斜視図である。 【図3】予備栓用連絡管の配管接続に用いるインレットを示す断面図である。 【図4】インレットに主ガス供給配管の後方配管用連絡管を接続させた状態およびマニホールドを接続させた状態を示す断面図である。 【図5】インレットに電磁弁を取付ける構成の一例を示す断面図である。 【図6】従来のガスコンロにおける予備栓の予備栓用連絡管の配管接続構造を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 ガスコンロ 2 予備のガスコンセント(予備栓) 3 主ガス供給配管 4 マニホールド 5 予備栓用連絡管 5H 膨出部 6 インレット 7 後方配管用連絡管 7H 膨出部 9 電磁弁 10 コンロ本体 13 窓孔 31 主ガス供給配管の差込端部 41 マニホールドの差込端部 42 コック取付け部 43 脚部 51 予備栓用連絡管の差込端部 61a 下部側のガス導入口 61b 上部側のガス導入口 62 第1のガス供給口 63 第2のガス供給口 81,82 シール栓 611 ガス導入路 621 第1のガス流出路 631 第2のガス流出路 B ガスバーナ C ガスコック O1,O2,O3,O4,P5 Oリング
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115854 【氏名又は名称】リンナイ株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区福住町2番26号
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| 【出願日】 |
平成14年6月11日(2002.6.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111257 【弁理士】 【氏名又は名称】宮崎 栄二
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| 【公開番号】 |
特開2004−12103(P2004−12103A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−170313(P2002−170313) |
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