| 【発明の名称】 |
オーブントースター |
| 【発明者】 |
【氏名】角野 未知長 【住所又は居所】大阪府門真市速見町三番一号 タイガー魔法瓶株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】おもちを焼くのに適したオーブントースターを提供することを目的とする。
【解決手段】汎用的に使用される基本となる第1の加熱調理網に加えて、おもち用等特定の調理用途に適した第2の加熱調理網の少なくとも2種の加熱調理網を組み合わせて使用することができるようにすることによって、焼き上がったおもち等被加熱物が垂れ落ちるようなことがなく、また洗浄等の手入れが簡単であるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定容積の加熱調理用空間を有するとともにその前面側に開口部を設けた本体ケースと、該本体ケースの上記前面側開口部に設けられた開閉扉と、上記本体ケースの上記加熱調理用空間内の上下両位置に設けられた電気ヒータと、該上下電気ヒータ間に位置して軸部を介して前後方向に移動可能に支持され、上記開閉扉の開閉操作に連動して上記本体ケース開口部から前方に引き出され、また逆に上記本体ケース内に押し込まれる加熱調理網とを備えてなるオーブントースターであって、上記加熱調理網は、加熱調理皿の載置が可能で各種の加熱調理に汎用的に使用される第1の加熱調理網と、該第1の加熱調理網に対して重合して使用される特定の加熱調理用途に適した第2の加熱調理網との2種の加熱調理網からなることを特徴とするオーブントースター。 【請求項2】 第2の加熱調理網は、第1の加熱調理網の線条部に係合して係止される凸状の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のオーブントースター。 【請求項3】 第2の加熱調理網には、上記第1の加熱調理網を支持する本体ケース側軸部に係合して係止される凸状の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のオーブントースター。 【請求項4】 第2の加熱調理網は、上記第1の加熱調理網の網目を複数に分割するように重合されるようになっていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のオーブントースター。 【請求項5】 第2の加熱調理網がおもちを焼くことを主たる用途とする格子状の網目を有する加熱調理網であり、その網目間隔は、第1の加熱調理網の網目間隔よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のオーブントースター。 【請求項6】 第2の加熱調理網の凸状の係合部は、加熱調理皿上に載置した時には、皿面と網面との間に所定の隙間を形成して支持する脚部として機能するように構成されていることを特徴とする請求項2,3,4又は5記載のオーブントースター。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本願発明は、加熱調理網を備えたオーブントースターの構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 一般に、オーブントースターは、内部に所定容積の加熱調理用空間を有するとともにその前面側開口部に開閉扉を設けた本体ケースと、該本体ケースの上記加熱調理用空間内の上下両位置に配設された加熱手段としての電気ヒータと、該上下電気ヒータの間に位置して前後方向に移動可能に支持された加熱調理網(焼き網)とを備えて構成されている。上記開閉扉には、例えば内部を透視できるように耐熱性の高い透明ガラスが嵌め込まれた窓部が設けられている一方、該開閉扉の開閉に連動して上記加熱調理網が上記本体ケースの開口部から前方に引き出され、また本体ケース内に押し込まれるようになっている。そして、上記加熱調理網は、それ単独での焼き網としての使用のほか、必要に応じて加熱調理皿を載置する載置枠としても使用されるようになっている。 【0003】 そして、例えばパン類は、当該加熱調理網単体上に直接載置して焼くが、他方おもち等は、柔らかくなると目の大きい同加熱調理網の網目部から下方に垂れたり、同加熱調理網に焦びりつく。そのため、同加熱調理網を洗浄する必要があるが、その間はパン等を焼くことができない。そこで、一般には、同加熱調理網の上に加熱調理皿を載置して焼く方法が採られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 ところが、上記のように加熱調理皿を使うと下方側電気ヒータからの加熱が間接加熱となるので、焼き上がるのに時間がかかるとともに裏面に焦げ目が付きにくい。また、その下方側加熱調理面が平坦面であり、焼き上がったおもちが同平坦な加熱調理面にくっついて形がくずれてしまうとともに、以後の加熱調理皿自体の手入れが大変であった。 【0005】 本願発明は、このような従来の加熱調理網部分の問題点に鑑みてなされたもので、上記汎用的に使用される基本となる第1の加熱調理網に加えて、おもち用等特定の調理用途に適した第2の加熱調理網の少なくとも2種の加熱調理網を組み合わせて使用することができるようにすることによって、焼き上がったおもち等被加熱物が垂れ落ちるようなことがなく、また洗浄等の手入れが簡単であるようにしたオーブントースターを提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本願各発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。 【0007】 (1) 請求項1の発明 この発明のオーブントースターは、所定容積の加熱調理用空間を有するとともにその前面側に開口部を設けた本体ケースと、該本体ケースの上記前面側開口部に設けられた開閉扉と、上記本体ケースの上記加熱調理用空間内の上下両位置に設けられた電気ヒータと、該上下電気ヒータ間に位置して軸部を介して前後方向に移動可能に支持され、上記開閉扉の開閉操作に連動して上記本体ケース開口部から前方に引き出され、また逆に上記本体ケース内に押し込まれる加熱調理網とを備えてなるオーブントースターであって、上記加熱調理網は、加熱調理皿の載置が可能で各種の加熱調理に汎用的に使用される第1の加熱調理網と、該第1の加熱調理網に対して重合して使用される特定の加熱調理用途に適した第2の加熱調理網との2種の加熱調理網からなることを特徴としている。 【0008】 したがって、該構成では、第1の加熱調理網に対して第2の加熱調理網が組み合わされて、重合されることにより、汎用的な第1の加熱調理網のみでは十分に対応し得ない所望の調理用途に対応した適切な網目間隔の加熱調理網が形成されるようになる。 【0009】 (2) 請求項2の発明 この発明のオーブントースターは、上記請求項1の発明の構成において、第2の加熱調理網には、第1の加熱調理網の線条部に係合して係止される凸状の係合部が設けられていることを特徴としている。 【0010】 したがって、該構成では、重合時、第2の加熱調理網側に設けた凸状の係合部が、第1の加熱調理網側の線条部に係合して確実に係止され、扉開閉時においても安定した状態に支持される。 【0011】 (3) 請求項3の発明 この発明のオーブントースターは、上記請求項1の発明の構成において、第2の加熱調理網には、上記第1の加熱調理網を支持する本体ケース側軸部に係合して係止される凸状の係合部が設けられていることを特徴としている。 【0012】 したがって、該構成では、重合時、第2の加熱調理網側に設けた凸状の係合部が、第1の加熱調理網を支持している本体ケース側の軸部に係合して、より確実に係止され、扉開閉時においても一層安定した状態に支持される。 【0013】 (4) 請求項4の発明 この発明のオーブントースターは、上記請求項1,2又は3の発明の構成において、第2の加熱調理網は、第1の加熱調理網の網目を複数に分割するように重合されるようになっていることを特徴としている。 【0014】 したがって、該構成では、第1の加熱調理網の網目の大きさ如何に拘わらず、第2の加熱調理網の網目によって、最終的に所望の大きさと数の網目を形成することができる。 【0015】 (5) 請求項5の発明 この発明のオーブントースターは、上記請求項1,2,3又は4の発明の構成において、第2の加熱調理網がおもちを焼くことを主たる用途とする格子状の網目を有する加熱調理網であり、その網目間隔は、第1の加熱調理網の網目間隔よりも小さく形成されていることを特徴としている。 【0016】 したがって、該構成では、第1の加熱調理網に対して第2の加熱調理網が組み合わされることにより、おもちを焼くのに適した,より細かい網目間隔の加熱調理網が、その線条部の高さを異にして形成されるようになり、柔らかくなったおもちの垂れ下がりや第1の加熱調理網側線条部へのこびり付きを避けながら、適切な焦げ目を付けた加熱効率の高いおもちの焼き上げ可能とすることができる。 【0017】 (6) 請求項6の発明 この発明のオーブントースターは、上記請求項2,3,4又は5の発明の構成において、第2の加熱調理網の凸状の係合部は、加熱調理皿上に載置した時には、皿面と網面との間に所定の隙間を形成して支持する脚部として機能するように構成されていることを特徴としている。 【0018】 したがって、該構成では、例えばフライ暖め等の調理を行う時の油落しにも有効に利用することができるようになる。 【0019】 【発明の効果】 以上の結果、本願発明によると、トースト等の一般的な加熱調理用途はもちろん、おもちの焼き上げやフライ暖め等の所定の加熱調理用途にも適した使い勝手の良いオーブントースターを提供することができるようになる。 【0020】 【発明の実施の形態】 (実施の形態1) 図1〜図18は、本願発明の実施の形態1に係る加熱調理網を備えたオーブントースターの構造を示している。 【0021】 (全体の構成) このオーブントースターは、内部に所定容積の加熱調理用空間7を有するとともに、その前面側開口部8に開閉扉2を設けた本体ケース1と、該本体ケース1の上記加熱調理用空間7内の上下両位置に配設された加熱手段としての電気ヒータ3,4と、該上下電気ヒータ3,4の間に位置して本体ケース1左右両側壁部12,12の左右一対のガイド溝12a,12aおよび同ガイド溝12a,12a間に介装された軸部15を介して前後方向に移動可能に支持された加熱調理網(焼き網)20とを備えて構成されている。上記開閉扉2には、開閉操作を行うための把手部11と例えば内部を透視できるように耐熱性の高い透明ガラスが嵌め込まれていた窓部6とが設けられている一方、該開閉扉2の開閉操作に連動して、上記加熱調理網20が上記本体ケース1の前面側開口部8から前方に引き出され、また逆に上記本体ケース1の加熱調理用空間7内に押し込まれるようになっている。なお、上記本体ケース1正面側一側の操作パネル部13には、火力調節ノブ14A、タイマーノブ14B等の操作部材が設けられている。 【0022】 そして、この実施の形態の場合、上記加熱調理網20は、上記開閉扉2の裏面側に設けられたフック部2aと係合して前後方向に移動可能となっていて、それ単独でパンその他の調理物の焼き網として使用されるほか、必要に応じて例えば図18に示すような加熱調理皿30を載置する載置枠として汎用的に使用される網目の大きな第1の加熱調理網21と、該第1の加熱調理網21上に重合状態で載置される特定の調理用途に適した網目の小さな第2の加熱調理網22とから構成されている。 【0023】 そして、例えばパン類は、上記網目の大きな第1の加熱調理網21単体上に直接載置して焼くが、他方おもち等は、柔らかくなると同第1の加熱調理網21の大きな網目部から下方に垂れるので、同第1の加熱調理網21の上に、さらに以下のような構成の第2の加熱調理網22を載置重合して焼く方法が採られる。 【0024】 (第1の加熱調理網の構成) 先ず図3〜図9は、上記基本となる第1の加熱調理網21の構成を示している。 【0025】 図中、符号21Aは当該第1の加熱調理網21の本体部を形成する角部が角形の若干太めの方形フレームであり、該方形フレーム21Aは、前部21a、後部21b、左右両側部21d,21dの相互に連続する4辺からなっている。そして、その左右両側部21d,21d各々の若干後部寄り部分には、下方側に突出させてV字形に折り曲げられた上記本体ケース側軸部15との第1の係合部23,23が設けられている一方、後部21b部分は、同左右両側部21d,21d部分の後部から上方側に所定の高さだけ鉤状に折り曲げられて、被加熱物が後方側に落ちるのを阻止する段差部(係止壁)を形成している。 【0026】 そして、このように構成された同方形フレーム21Aの上記左右両側部21d,21d間には、例えば前方側から後方側にかけて第1〜第3の3本の横方向線条部材21B,21B,21Bが等間隔で架橋されているとともに、また前部21aおよび後部21b間には、例えば左側から右側に第1〜第8の8本の縦方向線条部材21C,21C・・・が同じく等間隔で架橋され、それら各々の各交叉部および架橋端部間が方形フレーム21Aとともに相互に溶着接合されて一体化され、図示のような各網目部が縦方向(前後方向)に長い格子構造の網目体を構成している。 【0027】 また、この場合、上記第1〜第8の8本の縦方向線条部材21C,21C・・・は、それぞれ上記本体側角形の方形フレーム21Aの左右両側部21d,21dと同様に同様の前後方向位置で、同様のV字形状に折り曲げられて上記本体ケース1側軸部15との係合部23,23・・・を形成しているとともに、後端部も同様に上方側に鉤状に折り曲げられて段差部(係止壁)を形成している。 【0028】 一方、上記第1〜第3の3本の横方向の線条部21B,21B,21Bの内の最後方部側第3の横方向線条部材21Bの左右両側には、下方側に突出してV字形状に折り曲げられ、かつ、その先端を若干前方側に傾けられた本体ケース1側軸部15との第2の係合部24,24が設けられている。 【0029】 したがって、上記第1の加熱調理網21は、例えば図2および図3に示すように、上記本体ケース1内の加熱調理用空間7内において、その左右両側壁部12,12のガイド溝12a,12a間に前後移動可能に架け渡された軸部15に係合された時は、上記角形の方形フレーム21A、第1〜第8の8本の縦方向線条部材21C,21C・・・各々に設けられた第1の係合部23,23・・・と上記最後方側第3の横方向線条部材21Bの左右両側に設けられた第2の係合部24,24との間に当該軸部15を挟み込む形で支持され、さらに上記角形の方形フレーム21Aの前部21aの中央が、上記開閉扉2裏面側のフック部2aに係合されることにより、開閉扉2の開閉操作に応じて、前後方向に移動可能となる。 【0030】 なお、図3中において、符号16,16は、上記本体ケース1側軸部15の左右両端側位置規制用ストッパリング、15a,15aは同軸部15の左右両端側ガイド溝12a,12a内への係合部である。 【0031】 (第2の加熱調理網の構成) 次に図10〜図15は、上記第1の加熱調理網21に重合して使用される第2の加熱調理網22の構成を示している。 【0032】 図中、符号22Aは当該第2の加熱調理網22の本体部を形成する他の線条部材よりも若干太めの角部が丸形の方形フレームであり、該丸形の方形フレーム22Aは、前部22a、後部22b、左右両側部22d,22dの相互に連続する4辺からなっている。 【0033】 そして、この丸形の方形フレーム22Aの左右両側部22d,22d間には、例えば前方から後方に第1〜第14の14本の横方向線条部材22B,22B・・・が等間隔で架橋されているとともに、前部22aおよび後部22b間には、例えば左から右に第1〜第7の7本の縦方向線条部材22C,22C・・・が同じく等間隔で架橋され、それら各々の各交叉部および架橋端部間が丸形の方形フレーム22Aとともに相互に溶着接合されて一体化され、図示のような各網目部が横方向に長い長方形状の格子構造の網目体を構成している。 【0034】 そして、上記第1〜第14の14本の横方向線条部材22B,22B・・・の内の第3,第4の線条部材と第11,第12の線条部材には、それぞれ上記本体側方形フレーム22Aの左右両側部22d,22dに隣合う同一位置で、各々図示のように下方に断面V字形状に折り曲げられて、上記本体ケース1側軸部15および第1の加熱調理網21の最後方側第3の横方向線条部材21Bと同第1の加熱調理網21の最前方側第1の横方向線条部材21Bをそれぞれ前後両側から挟む形で係合する一方、第1の加熱調理網21側の左右両側の第1,第8の縦方向線条部材21C,21Cの内側に当接する形で係合する各一対合計4組の係合部26,26、26,26・・・を各々形成している。 【0035】 そして、該第2の加熱調理網22は、上記のようにして構成された各一対で前後、左右合計4組の下方に断面V字形に突出する係合部26,26、26,26・・・を、上述のようにして第1の加熱調理網21自体を支持する本体ケース1側軸部15および第1の加熱調理網21側にあって当該軸部15に対する第2の係合部24,24を有する上記第3の横方向線条部材21Bと同じく第1の加熱調理網21側第1の横方向線条部材21Bの各々を前後両側から挟み込むようにし、かつ第1の加熱調理網21の左右両側第1,第8の縦方向線条部材21C,21Cの内側に位置させるようにして上方側から嵌合して係合され、例えば図16および図17に示すような状態に重合される。 【0036】 (重合構造の特徴) 該重合は、上記図3〜図9に示した第1の加熱調理網21と上記図10〜図15に示した第2の加熱調理網22各々の全体の寸法(第1の加熱調理網21>第2の加熱調理網22)、全体の形状(第2の加熱調理網22は、前後左右共対称な形状)、それら各々の網目部相互の格子本数(第1の加熱調理網21は縦8本×横3本、第2の加熱調理網22は縦7本×横14本)、格子形状、格子寸法等の関係を、例えば図17に詳細に示されるように、上記第2の加熱調理網22の角部が丸形の方形フレーム22Aの左右両側部22d,22dと縦方向の複数本(7本)の線条部材22C,22C・・・が、必ず上記第1の加熱調理網21の角部が角形の方形フレーム21Aの左右両側部21d,21dと複数本(8本)の縦方向の線条部材21C,21C・・・の間に位置して、その網目の各々を2分割するように設定して形成されている一方、他方上記第2の加熱調理網22の横方向の特に多数本(14本)の線条部材22B,22B・・・が、同第1の加熱調理網21の各網目を3分割〜5分割するように設定して形成されている。 【0037】 したがって、同図17から理解されるように、上記重合状態では、少なくとも上記第2の加熱調理網22の角部が丸形の方形フレーム22A内調理エリア部分において、上記第1の加熱調理網21の前後方向に長い長方形状の1つの網目が、最終的に数倍から10倍以上の多数(6〜10)で、しかも略大きさの等しい正方形に近い形状の、特におもち等を焼く場合に適した小さな網目構造(例えば1辺が20mm以下程度までの)に分割されることになる。 【0038】 ところで、上述した第1の加熱調理網21は、例えば図18に示すように加熱調理皿30を載せて使用されることもあり、そのような場合、当該加熱調理皿30の皿面30a上に所定の間隔を置いて上記第2の加熱調理網22を置くことができるようにすると、例えば一旦冷えた魚フライ等を暖めるのに便利となる。 【0039】 そこで、そのような要求に応じて、必要に応じ、例えば上記第2の加熱調理網22のちょうど4角に位置して設けられている凸状の係合部26,26、26,26・・・を、当該加熱調理皿30上に載置した時には、その皿面30aと網面との間に所定の隙間を形成して支持する脚部としても機能するように構成する。 【0040】 以上のように、この発明のオーブントースターは、所定容積の加熱調理用空間7を有するとともにその前面側に開口部8を設けた本体ケース1と、該本体ケース1の上記前面側開口部8に設けられた開閉扉2と、上記本体ケース1の上記加熱調理用空間7内の上下両位置に設けられた電気ヒータ3,4と、該上下電気ヒータ3,4間に位置して軸部15を介して前後方向に移動可能に支持され、上記開閉扉2の開閉操作に連動して上記本体ケース1の開口部8から前方に引き出され、また逆に上記本体ケース1内に押し込まれる加熱調理網20とを備えてなるオーブントースターにおいて、上記加熱調理網20は、加熱調理皿30の載置が可能で各種の加熱調理に汎用的に使用される第1の加熱調理網21と、該第1の加熱調理網21に対して重合して使用される特定の加熱調理用途に適した第2の加熱調理網22との2種の加熱調理網からなっている。 【0041】 したがって、該構成では、上記第1の加熱調理網21に対して上記第2の加熱調理網22が組み合わされて、重合されることにより、汎用的な第1の加熱調理網21のみでは十分に対応し得ない所望の加熱調理用途に対応した適切な網目間隔の多用性のある加熱調理網を形成することができるようになる。 【0042】 また、この発明のオーブントースターでは、上記第2の加熱調理網22には、例えば上記本体ケース1側に支持された上記第1の加熱調理網21の所定の線条部21B,21Bに係合して係止される断面V字形をした凸状の係合部26,26、26,26・・・が設けられている。 【0043】 したがって、該構成では、重合時、第2の加熱調理網22側に設けた同断面V字形をした凸状の係合部26,26、26,26・・・が、上記第1の加熱調理網21側の横方向の所定の線条部21B,21Bまたは縦方向の所定の線条部材21C,21Cにそれぞれ係合して前後又は左右各方向に確実に係止され、開閉扉2の開閉時においても安定した状態に支持されるようになる。 【0044】 また、この発明のオーブントースターでは、上記の構成において、上記第2の加熱調理網22には、同様に上記第1の加熱調理網21を支持する本体ケース1側軸部15に係合して係止される断面V字形をした凸状の係合部26,26、26,26・・・が設けられている。 【0045】 したがって、該構成では、重合時、第2の加熱調理網22側に設けた同断面V字形をした凸状の係合部26,26、26,26・・・が、上記第1の加熱調理網21を支持している本体ケース1側の軸部15または縦方向の所定の線条部材21C,21Cにそれぞれ係合して、前後又は左右各方向に、より確実に係止され、上記開閉扉2の開閉時においても一層安定した状態に支持されるようになる。 【0046】 また、この発明のオーブントースターでは、上記の構成において、上記第2の加熱調理網22は、上記第1の加熱調理網21の網目を複数(又は多数)に分割するように重合されるようになっている。 【0047】 したがって、該構成では、第1の加熱調理網21の網目の大きさ如何に拘わらず、第2の加熱調理網22の網目によって、最終的に所望の大きさ又は形状と数の網目を任意に形成することができる。 【0048】 また、この発明のオーブントースターは、上記の構成において、特に第2の加熱調理網22がおもちを焼くことを主たる用途とする格子状の網目を有する加熱調理網であり、その網目間隔は、第1の加熱調理網21の網目間隔よりも小さく形成されている。 【0049】 したがって、該構成では、第1の加熱調理網21に対して第2の加熱調理網22が組み合わされることにより、おもちを焼くのに適した,より細かい網目間隔の加熱調理網が、特に2段重ねにより、その線条部21B,21B・・・、21C,21C・・・、22B,22B・・・、22C,22C・・・の高さを異にして形成されるようになり、柔らかくなったおもちの垂れ下がりや、同垂れ下がりによる下方の第1の加熱調理網21側線条部へのこびり付きを避けながら、適切な焦げ目を付けた加熱効率の高いおもちの焼き上げ可能とすることができる。 【0050】 さらに、この発明のオーブントースターでは、上記の構成において、上記第2の加熱調理網22の凸状の係合部26,26、26,26・・・は、加熱調理皿30上に載置した時には、その皿面30aと網面との間に所定の隙間を形成して支持する脚部としても機能するように構成されている。 【0051】 したがって、該構成では、例えばフライ暖め等の調理を行う時の油落しにも有効に利用することができるようになる。 【0052】 また、上述の第2の加熱調理網22は、前後左右が共に対称な形状となっている。したがって、設置等が容易である。 【0053】 以上の結果、この発明の構成によると、トースト等の汎用的な加熱調理はもちろん、おもちの焼き上げやフライ暖め等の所定の調理用途にも、非常に適した使い勝手の良いオーブントースターを提供することができるようになる。 【0054】 (実施の形態2) 次に図19〜図21は、本願発明の実施の形態2に係る加熱調理網を備えたオーブントースターの構成を示している。 【0055】 先にも述べたように、上述した第1の加熱調理網21は、前述の図18に示すように加熱調理皿30を載せて使用されることもあり、そのような場合、上述した第2の加熱調理網22は、その係合部26,26、26,26・・・を脚部として利用して、フライ等暖め時の油落し台としても有効に利用される。 【0056】 この場合、上述の実施の形態1の構成では、片面側(下面側)の4組の係合部26,26、26,26・・・のみを脚部として使用し、一方の網目面だけをフライ暖めに利用するようにしたが、これは例えば図19〜図21に示すように、その他の第1,第14の横方向線条部材22B,22Bを使用して反対側の面(上面側)にも同様の各1個で4組の逆V字形状の凸部27,27,27,27を設け、これらを脚部として使用することにより、同反対側の網目面をも上述のフライ暖めに利用できるようにしてもよい。 【0057】 この場合、上記実施の形態1の構成では、上記第2の加熱調理網22の上面側が、あくまでもおもちを焼くことを前提として構成されており、例えば図16、図17に示されるように、おもちが可能な限り下方側に位置する縦方向の線条部材22C,22C・・・にくっつかないように、本体である角部が丸形の方形フレーム22Aの上面側に位置して溶着される横方向の線条部材22B,22B・・・の本数の方を相当に多くし、そのピッチを狭くして格子状の網目を形成するように構成している。したがって、それによって、角部が丸形の方形フレーム22Aは、同多数本の横方向線条部材22B,22B・・・の下側にあって、上記第1の加熱調理網21側の本数の多い縦方向線条部材21C,21C・・・との上下方向の有効な間隙距離を保ち、同本数の多い縦方向線条部材21C,21C・・・側に溶けたもちが焦びり付くのを有効に防止するようにしている。 【0058】 ところが、これを上記のように反対側の面にも凸部27,27,27,27を設けることによって、上下逆の関係で、フライ暖めを行えるようにすると、今度は上記直径が大きい角部が丸形の方形フレーム22Aが、上記多数本の横方向の線条部材22B,22B・・・の上方側に位置するようになって、載せられたフライの周囲を囲繞壁状に囲むことになり、扉2を開閉する時などの網面上からのフライの滑り落ちを防止(係止)する作用を果たすことになる(特に左右両側で有効となる)。 【0059】 また、同様に上方側4角に位置することになる4組の係合部26,26、26,26・・・も、同様の滑り落ち係止部材として有効に機能する。 【0060】 なお、その他の部分の構成と作用は、上記実施の形態1のものと全て同様であり、同様の作用を果たす。 【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明の実施の形態1に係るオーブントースターの本体部の正面図である。 【図2】同本体部の断面図である。 【図3】同オーブントースターの第1の加熱調理網の斜視図である。 【図4】同網の平面図である。 【図5】同網の底面図である。 【図6】同網の正面図である。 【図7】同網の背面図である。 【図8】同網の左側面図である。 【図9】同網の右側面図である。 【図10】同オーブントースターの第2の加熱調理網の平面図である。 【図11】同網の底面図である。 【図12】同網の正面図である(同網の背面図も本正面図と同一に現れる)。 【図13】同網の図10のA−A線断面図である。 【図14】同網の左側面図である(同網の右側面図も本図と同一に現れる)。 【図15】同網の図10のB−B断面図である。 【図16】同オーブントースターの第1,第2の加熱調理網の重合状態の斜視図である。 【図17】同重合状態の平面図である。 【図18】同オーブントースターの第1の加熱調理網に加熱調理皿を載置し、さらに第2の加熱調理網を組み合わせた時の断面図である。 【図19】本願発明の実施の形態2に係るオーブントースターの第2の加熱調理網の構造を示す平面図である。 【図20】同網の図19のC−C断面図である。 【図21】同網の加熱調理皿上での使用状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1は本体ケース、2は開閉扉、3,4は電気ヒータ、7は加熱調理用空間、8は開口部、20は加熱調理網、21は第1の加熱調理網、22は第2の加熱調理網、23は第1の係合部、24は第2の係合部、26は係合部である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003702 【氏名又は名称】タイガー魔法瓶株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市城東区蒲生2丁目1番9号
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| 【出願日】 |
平成14年6月6日(2002.6.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075731 【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開2004−12009(P2004−12009A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−165687(P2002−165687) |
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