| 【発明の名称】 |
高周波加熱装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】浅田 信弘 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】岡本 淳 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】一色 良太 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】松浦 信一 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】北田 幸弘 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ユーザにとって使い勝手の良い、高周波加熱装置を提供する。
【解決手段】電子レンジにおいて「パン・おにぎり」の調理メニューに従った加熱調理が実行されると、一部サーチ処理に従って、赤外線センサは、その視野(各赤外線検出素子の視野)を、加熱室の中央部分(座標5から9、つまり、左右方向の中央部分)で移動させつつ、赤外線量の検知を行なう。なお、赤外線センサは、2サーチから10サーチとして示した一部サーチ処理中の部分的な視野の移動の前後には、1サーチおよび11サーチとして、加熱室10内の全域にわたって視野を移動させて、赤外線量の検出を行なう。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面を開閉するためのドアと、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、 前記加熱室は、前記ドアに対向する後面を備え、 前記後面には孔が形成され、 前記赤外線センサは、前記加熱室の外に、前記孔に対向するよう設置されている、高周波加熱装置。 【請求項2】 前記赤外線センサは、赤外線を当該赤外線センサの内部に取りこむためのレンズを備え、 前記赤外線センサを、前記視野内の赤外線量の検知を行なわないときに、前記レンズを前記孔に対向させない状態に移動させるセンサ移動部をさらに含む、請求項1に記載の高周波加熱装置。 【請求項3】 電源を自動的に切断するオートパワーオフ機能を有し、 前記センサ移動部は、前記オートパワーオフ機能により自動的に電源が切断される際に、前記レンズを前記孔に対向させない状態に移動させる、請求項2に記載の高周波加熱装置。 【請求項4】 被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面を開閉するためのドアと、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、 前記赤外線センサの視野は、前記加熱室の後方から前方に伸びる、高周波加熱装置。 【請求項5】 前記赤外線センサの視野を前記加熱室内で左右方向に移動させる、視野移動部をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の高周波加熱装置。 【請求項6】 前記視野移動部は、前記赤外線センサの視野を、前記加熱室の中央部分で移動させる、請求項5に記載の高周波加熱装置。 【請求項7】 前記視野移動部は、前記赤外線センサの視野を、前記加熱室の中央部分で移動させる前または後に、前記加熱室の全域にわたって移動させる、請求項6に記載の高周波加熱装置。 【請求項8】 被加熱物を収容する箱型形状の加熱室と、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、 前記赤外線センサを支持するための部材であって、少なくとも一部が前記加熱室を構成する箱型形状の内部に位置する、赤外線センサ支持部材をさらに含む、高周波加熱装置。 【請求項9】 前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室の上部に設置される、請求項8に記載の高周波加熱装置。 【請求項10】 前記加熱室の上面に設置された、前記マグネトロンの供給する高周波を当該加熱室内に拡散させる拡散アンテナと、 前記加熱室内であって、前記拡散アンテナの下方に設けられたカバーとをさらに含み、 前記カバーの少なくとも一部は、前記赤外線センサ支持部材に下方から支持される、請求項8または請求項9に記載の高周波加熱装置。 【請求項11】 前記加熱室は、その後方部分を構成する面である後面を備え、 前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室の後面上であって、前記加熱室の左右方向での中心に設置されている、請求項8〜請求項10のいずれかに記載の高周波加熱装置。 【請求項12】 前記赤外線センサを移動させるための赤外線センサ移動制御部をさらに含み、 前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室内から、前記赤外線センサが移動していることを視認可能な孔を形成されている、請求項8〜請求項11のいずれかに記載の高周波加熱装置。 【請求項13】 前記マグネトロンに電力を供給するための回路部材と、 前記マグネトロンを冷却するためのファンとをさらに含み、 前記マグネトロン、前記回路部材、および、前記ファンは、前記加熱室の外に設置され、 前記マグネトロン、前記回路部材、前記ファン、および、前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室に対して同じ方向に設置される、請求項8〜請求項12のいずれかに記載の高周波加熱装置。 【請求項14】 被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室を照らす庫内灯と、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、 前記庫内灯は高輝度発光ダイオードから構成される、高周波加熱装置。 【請求項15】 前記加熱室は、当該加熱室の外部から内部へ光を取込むための開口を形成され、 前記加熱室内へ光を送るように前記開口に対向するよう設置された反射板をさらに含み、 前記庫内灯は、前記反射板に嵌め込まれている、請求項14に記載の高周波加熱装置。 【請求項16】 前記マグネトロンを冷却するためのファンをさらに含み、 前記庫内灯は、前記ファンが送る風の当たる位置に設置されている、請求項14または請求項15に記載の高周波加熱装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、高周波加熱装置に関し、特に、赤外線センサを用いて加熱室内の被加熱物の温度検知を行なう高周波加熱装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来の高周波加熱装置では、赤外線センサを用いて加熱室内の被加熱物の温度を検知し、当該被加熱物の温度が所定の温度となったことを条件として自動的にマグネトロンによる加熱動作を停止させる、自動調理を実行するものがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 なお、従来の高周波加熱装置では、赤外線センサは、加熱室の側面に取付けられていた。 【0004】 このことから、従来の高周波加熱装置では、赤外線センサに付着した食品の汁等をふき取ろうとするとき、ユーザは、前方から加熱室に手を入れ、さらに、その手を側方に伸ばす必要があったため、今一つ使い勝手が良くなかった。 【0005】 また、加熱室内で、2客のカップ等、複数の被加熱物が置かれる場合、当該被加熱物は、縦に並べられるよりも横に並べられる場合の方が多い。このため、側面から赤外線の検知が行なわれた場合、赤外線センサから遠い側に置かれた被加熱物の一部が近い側に置かれた被加熱物によって隠され、当該遠い側に置かれた被加熱物の温度が正確に検知されない、という事態が考えられた。これにより、自動調理において、被加熱物の仕上がりがユーザの満足のいくものとできない場合があったため、今一つ使い勝手が良くなかった。 【0006】 また、装置のコンパクト化を図ることや、装置内の部材に対するメンテナンスをなるべく少なくすることにより、装置の使い勝手をよくすることが切望されていた。 【0007】 本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、ユーザにとって使い勝手の良い、高周波加熱装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】 本発明のある局面に従った高周波加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面を開閉するためのドアと、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、前記加熱室は、前記ドアに対向する後面を備え、前記後面には孔が形成され、前記赤外線センサは、前記加熱室の外に、前記孔に対向するよう設置されていることを特徴とする。 【0009】 本発明のある局面に従うと、赤外線センサに付着した食品の汁等をふき取ろうとするとき、ユーザは、前方から加熱室に手を入れ、そのままその手を後方に伸ばすことにより、赤外線センサの清掃が行なえる。 【0010】 これにより、高周波加熱装置の使い勝手が良くなる。 また、本発明の高周波加熱装置では、前記赤外線センサは、赤外線を当該赤外線センサの内部に取りこむためのレンズを備え、前記赤外線センサを、前記視野内の赤外線量の検知を行なわないときに、前記レンズを前記孔に対向させない状態に移動させるセンサ移動部がさらに含まれることが好ましい。 【0011】 これにより、赤外線センサのレンズが汚れることを、より確実に回避できる。このため、レンズの汚れにより赤外線センサにおいて赤外線量の検知が不正確となる事態を回避できる。 【0012】 また、本発明の高周波加熱装置は、電源を自動的に切断するオートパワーオフ機能を有し、前記センサ移動部は、前記オートパワーオフ機能により自動的に電源が切断される際に、前記レンズを前記孔に対向させない状態に移動させることが好ましい。 【0013】 本発明の他の局面に従った高周波加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面を開閉するためのドアと、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、前記赤外線センサの視野は、前記加熱室の後方から前方に伸びることを特徴とする。 【0014】 これにより、被加熱物が加熱室内で横に並べられた場合でも、各被加熱物が他の被加熱物の陰に入ることを回避できる。 【0015】 したがって、赤外線センサが、各被加熱物の発する赤外線量を正確に検知でき、これにより、被加熱物の温度が正確に把握されるため、高周波加熱装置の使い勝手がよくなる。 【0016】 また、本発明の高周波加熱装置は、前記赤外線センサの視野を前記加熱室内で左右方向に移動させる、視野移動部をさらに含むことが好ましい。 【0017】 これにより、被加熱物が加熱室内で横に並べられた場合でも、各被加熱物が他の被加熱物の陰に入ることを回避でき、被加熱物の温度がより正確に把握される。 【0018】 また、本発明の高周波加熱装置では、前記視野移動部は、前記赤外線センサの視野を、前記加熱室の中央部分で移動させることが好ましい。 【0019】 これにより、加熱室内で、被加熱物が載置される可能性の高い中央部分のみで、効率良く、赤外線センサによる赤外線量の検知が行なわれる。 【0020】 また、本発明の高周波加熱装置では、前記視野移動部は、前記赤外線センサの視野を、前記加熱室の中央部分で移動させる前または後に、前記加熱室の全域にわたって移動させることが好ましい。 【0021】 これにより、加熱室内で、中央部分以外に被加熱物が載置された場合でも、赤外線センサの検知する赤外線量から、当該被加熱物の温度を検知できる。 【0022】 本発明のさらに他の局面に従った高周波加熱装置は、被加熱物を収容する箱型形状の加熱室と、前記加熱室内に視野を有し前記視野内の赤外線量を検知する赤外線センサと、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含む高周波加熱装置であって、前記赤外線センサを支持するための部材であって、少なくとも一部が前記加熱室を構成する箱型形状の内部に位置する、赤外線センサ支持部材をさらに含むことを特徴とする。 【0023】 これにより、赤外線センサ支持部材と加熱室とを合わせたものをコンパクトにできる。 【0024】 したがって、高周波加熱装置自体の小型化も可能となり、高周波加熱装置が、ユーザにとって使い勝手のよいものとなる。 【0025】 また、本発明の高周波加熱装置では、前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室の上部に設置されることが好ましい。 【0026】 これにより、赤外線センサ支持部材が、加熱室において被加熱物が配置される際に影響を与えにくいと考えられる場所に、設置される。 【0027】 また、本発明の高周波加熱装置は、前記加熱室の上面に設置された、前記マグネトロンの供給する高周波を当該加熱室内に拡散させる拡散アンテナと、前記加熱室内であって、前記拡散アンテナの下方に設けられたカバーとをさらに含み、前記カバーの少なくとも一部は、前記赤外線センサ支持部材に下方から支持されることが好ましい。 【0028】 これにより、カバーを支持する部材を省略、または、赤外線センサ支持部材が支持する分だけ簡易なものとすることができる。 【0029】 また、本発明の高周波加熱装置では、前記加熱室は、その後方部分を構成する面である後面を備え、前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室の後面上であって、前記加熱室の左右方向での中心に設置されていることが好ましい。 【0030】 これにより、赤外線センサ支持部材は、加熱室の後面上に設置されることにより、加熱室内に被加熱物が載置される際に邪魔にならないように設置される。また、赤外線センサ支持部材が、加熱室の左右方向のでの中心に設置されることにより、当該赤外線センサ支持部材に支持される赤外線センサは、加熱室内をまんべんなく赤外線量の検出できる。 【0031】 また、本発明の高周波加熱装置は、前記赤外線センサを移動させるための赤外線センサ移動制御部をさらに含み、前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室内から、前記赤外線センサが移動していることを視認可能な孔を形成されていることが好ましい。 【0032】 これにより、ユーザに、赤外線センサの移動を視認させることにより、赤外線センサによる赤外線量の検知に基づいて被加熱物の温度検知が確実に行なわれているという安心感を与えることができる。 【0033】 また、本発明の高周波加熱装置は、前記マグネトロンに電力を供給するための回路部材と、前記マグネトロンを冷却するためのファンとをさらに含み、前記マグネトロン、前記回路部材、および、前記ファンは、前記加熱室の外に設置され、前記マグネトロン、前記回路部材、前記ファン、および、前記赤外線センサ支持部材は、前記加熱室に対して同じ方向に設置されることが好ましい。 【0034】 これにより、高周波加熱装置において、マグネトロン、回路部材、ファン、および、赤外線センサ支持部材をまとめて設置できる。また、赤外線センサ支持部材の少なくとも一部が加熱室内に位置してるため、ファンでマグネトロンと回路部材の双方を冷却しようとした場合、赤外線センサ支持部材が、ファンの送風経路を邪魔することを極力回避できる。したがって、高周波加熱装置自体の小型化も可能となり、高周波加熱装置が、ユーザにとって使い勝手のよいものとなる。 【0035】 本発明の別の局面に従った高周波加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室を照らす庫内灯と、前記加熱室に高周波を供給するマグネトロンとを含み、前記庫内灯は高輝度発光ダイオードから構成されることを特徴とする。 【0036】 これにより、高周波加熱装置において、庫内灯の寿命を長くできる。 したがって、高周波加熱装置に対して庫内灯という部材の交換等のメンテナンスをするという手間を極力省くことができるため、高周波加熱装置が、ユーザにとって使い勝手のよいものとなる。 【0037】 また、本発明の高周波加熱装置では、前記加熱室は、当該加熱室の外部から内部へ光を取込むための開口を形成され、高周波加熱装置は、前記加熱室内へ光を送るように前記開口に対向するよう設置された反射板をさらに含み、前記庫内灯は、前記反射板に嵌め込まれていることが好ましい。 【0038】 これにより、庫内灯の発する光が、反射板によって、効率よく加熱室内に送られる。 【0039】 また、本発明の高周波加熱装置は、前記マグネトロンを冷却するためのファンをさらに含み、前記庫内灯は、前記ファンが送る風の当たる位置に設置されていることが好ましい。 【0040】 これにより、高輝度発光ダイオードから構成される庫内灯が使用される場所の雰囲気温度を低下させることができ、より安全に、庫内灯を使用できる。 【0041】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施の形態である電子レンジを、図面を参照しつつ説明する。図1は、電子レンジの斜視図である。また、図2は、図1のII−II線に沿う矢視断面図であり、図3は、図1の電子レンジ1のドア3を開いた状態での斜視図である。電子レンジ1は、主に、本体と本体前面のドア3とからなる。本体は、その外郭を外装部4に覆われ、箱型形状を有する脚部8に支持される。また、本体の前面には、ユーザが、電子レンジ1に各種の情報を入力するための操作パネル6が備えられている。操作パネル6には、調理時間等の種々の情報を表示する表示部60、および、調理時間や調理メニュー等を入力するための各種キーが備えられている。ドア3は、その左端部を軸として回動することにより、開閉される。ドア3の右端部には、把手3Aが設けられている。 【0042】 本体内のドア3の奥には、被加熱物である食品を収容する加熱室10が形成されている。加熱室10は、加熱室天板33に上面を、加熱室底板43に底面を、加熱室後板29に後面を、それぞれ覆われている。また、加熱室10の上方には、枠板21が設けられ、下方には、枠板22が設けられている。加熱室10の後方には、マグネトロン31,41が備えられている。 【0043】 マグネトロン31は、加熱室10の上部から、加熱室10内にマイクロ波を供給するために設けられている。加熱室10の上方には、導波管32、放射アンテナ34、カム37、スイッチ39、アンテナモータ38が設けられている。マグネトロン31は、導波管32内に突出するマグネトロンアンテナ31Aを備えている。アンテナモータ38は、放射アンテナ34を回転させるためのものであり、アンテナモータ38が駆動すると、その動力がカム37を介して放射アンテナ34に伝えられ、放射アンテナ34が回転する。マグネトロン31が発振するマイクロ波は、放射アンテナ34を介して加熱室10に供給される。そして、放射アンテナ34が回転することにより、マイクロ波は、加熱室10内にまんべんなく供給される。 【0044】 マグネトロン41は、加熱室10の下部から、加熱室10内にマイクロ波を供給するために設けられている。加熱室10の下方には、導波管42、放射アンテナ44、カム47、スイッチ49、アンテナモータ48が設けられている。マグネトロン41は、導波管42内に突出するマグネトロンアンテナ41Aを備えている。アンテナモータ48は、放射アンテナ44を回転させるためのものであり、アンテナモータ48が駆動すると、その動力がカム37を介して放射アンテナ44に伝えられ、放射アンテナ34が回転する。マグネトロン41が発振するマイクロ波は、放射アンテナ44を介して加熱室10に供給される。そして、放射アンテナ44が回転することにより、マイクロ波は、加熱室10内にまんべんなく供給される。 【0045】 加熱室10の上方中央の背面には、赤外線センサ7が備えられている。図4に示すように、加熱室後板29の上部中央には、赤外線センサ7を設置するための設置台100が取付けられ、当該設置台100の正面の中央には、検出孔101が形成されている。図4は、加熱室10と設置台100との位置関係を模式的に示す図である。 【0046】 本実施の形態では、図2および図4に示すように、加熱室10は、箱状形状を有しており、設置台100の一部は、加熱室10の構成する箱状形状の内部に入り込んでいる。これにより、電子レンジ1では、外装部4の内部であって、加熱室10よりも後方の部分では、加熱室後板29よりも後方に突き出す赤外線センサ7およびセンサ駆動モータ70の体積が抑えられる。したがって、外装部4の内部であって、加熱室10よりも後方の部分に、回路基板やマグネトロンが設置された場合でも、効率良くその冷却ができる。このことを、図5を参照して説明する。 【0047】 図5は、電子レンジ1の、後方部分の内部構造を模式的に示す図であって、外装部4の上面のみを省略した図に相当する。 【0048】 加熱室10の後方には、マグネトロン31と、ファン53と、回路基板54と、排気ダクト55とが備えられている。ファン53は、後方部分の左端に備えられている。そして、ファン53が回転動作を行なうことにより、図5中に黒塗りの矢印で示すような風が流れる。つまり、ファン53から発生する風は、マグネトロン31,41(図5は上から見た図であるため、マグネトロン41の図示を省略)および排気ダクト55を通り、外装部4に形成された電子レンジ1の後部側の開口(図示略)を介して、電子レンジ1外に流れ(1つ目の風路)、また、センサ駆動モータ70および回路基板54を通り、外装部4に形成された電子レンジ1の後部側の開口(図示略)を介して、電子レンジ1外に流れる(2つ目の風路)。 【0049】 本実施の形態の電子レンジ1では、上記したように、加熱室後板29よりも後方に突き出す赤外線センサ7およびセンサ駆動モータ70の体積が抑えられる。このため、ファン53の送る風に対して赤外線センサ7およびセンサ駆動モータ70が風路抵抗となりにくくなり、ファン53に基づいて、上記したような2つの風路を形成することができる。これにより、効率良く、ファン53による、電子レンジ1内の部材の冷却を行なえる。 【0050】 また、設置台100が加熱室10の上部に設置されることにより、設置台100が加熱室10内に食品が置く際の邪魔となりにくい。また、設置台100が、加熱室10の左右方向の中心に設置されることにより、赤外線センサ7が加熱室10の左右方向の中心から加熱室10内の赤外線の検知を行なうこととなるため、赤外線センサ7による赤外線の検知が、加熱室10全体に対してより均等に行なわれることになる。 【0051】 設置台100には、赤外線センサ7を移動させるセンサ駆動モータ70も、取付けられている。赤外線センサ7は、レンズ(後述するレンズ7X)を備えており、当該レンズを介して、その内部に赤外線を取込む。センサ駆動モータ70は、赤外線センサ7を、当該赤外線センサ7のレンズが検出孔101に対向する位置と、設置台100に対して向きを変えて当該赤外線センサ7のレンズを検出孔101に対向させない位置(以下、リセット位置という)とに移動させることができる。そして、センサ駆動モータ70が、赤外線センサ7をそのレンズが検出孔101に対向する位置に移動させたときには、赤外線センサ7の視野は、図2に示すように、検出孔101を介して、加熱室10内に伸びている。 【0052】 電子レンジ1において、ドア3が開状態とされると、電子レンジ1の正面から、加熱室10の内部を覗くことができる。電子レンジ1の正面から見た加熱室10の内部を、図6に模式的に示す。 【0053】 電子レンジ1では、ドア3を開状態にして加熱室10を正面から見た場合、図6に示すように、視界の正面に、設置台100およびその中に形成された検出孔101が入る。そして、図6では省略しているが、ユーザは、検出孔101の内部に、設置台100より後方に設置されている赤外線センサ7のレンズを見ることができる。ここで言うレンズとは、図7で示されるレンズ7Xであり、赤外線センサ7は、当該レンズを介して、その内部に赤外線を取込む。検出孔101の拡大図を、図7に示す。 【0054】 図7に示された検出孔101の内部には、異なる線種(実線、一点破線、および、破線)で3つのレンズ7Xが示されている。図7では、レンズ7Xの異なる状態が、線種を変えて、示されている。 【0055】 レンズ7Xは、赤外線センサ7と一体的に構成されている。したがって、赤外線センサ7がセンサ駆動モータ70によって移動されると、レンズ7Xは、それに伴って移動する。 【0056】 図8に、赤外線センサ7が移動された際、その位置の変化および加熱室10内でのその視野の位置の変化を模式的に示す。図8では、赤外線センサ7が、異なる状態を、異なる線種(実線、一点破線、および、破線)で3つ示されている。 【0057】 赤外線センサ7が図8に示すように位置を変えると、レンズ7X(図8では省略)の向きも変わり、それに伴って、加熱室10内での視野の範囲も変わる。図8では、赤外線センサ7の視野の位置を、対応する位置にある赤外線センサ7と同じ線種で示し、加熱室10の底面と交わる部分を円700A〜700Cとして示している。 【0058】 赤外線センサ7が真中にあるとき、図8では、赤外線センサ7は実線で示され、視野は加熱室10の底面と円700Aで交わる。このときのレンズ7Xの検出孔101内での位置は、図7内の実線で示された位置である。 【0059】 赤外線センサ7が右方にあるとき、図8では、赤外線センサ7は一点破線で示され、視野は加熱室10の底面と円700Bで交わる。このときのレンズ7Xの検出孔101内での位置は、図7内の一点破線で示された位置である。 【0060】 赤外線センサ7が左方にあるとき、図8では、赤外線センサ7は破線で示され、視野は加熱室10の底面と円700Cで交わる。このときのレンズ7Xの検出孔101内での位置は、図7内の破線で示された位置である。 【0061】 以上、図6〜図8を用いて示したように、赤外線センサ7が移動された際、ユーザは、そのことを、加熱室10の正面から検出孔101内でのレンズ7Xの動きを視認することにより、確認できる。なお、このようなレンズ7Xの動きは、デモンストレーションとして、マグネトロン31,41に高周波を発振させることなくドア3を開状態として、ユーザに視認させることもできるし、マグネトロン31,41を用いた調理中にドア3が閉状態とされているときにも、ユーザに視認させることができる。 【0062】 図9に、電子レンジ1の制御ブロック図を示す。電子レンジ1は、当該電子レンジ1の動作を全体的に制御する制御部50を備えている。制御部50は、マグネトロン31,41、アンテナモータ38,48、センサ駆動モータ70、ファン53、および、表示部60の動作を制御する。また、制御部50は、電子レンジ1と電源との接続を自動的に切断するオートパワーオフ機能を有しており、電子レンジ1には、当該オートパワーオフ機能に基づいて自動的に電源を接続する際に使用するオートオフタイマ52が備えられている。そして、制御部50は、オートオフタイマ52の計時する時間を参照したり、当該オートオフタイマ52のカウントをリセットすることができる。 【0063】 また、電子レンジ1には、ドア3が開状態にされたことを検知できる手段であるドア開放検知手段51が備えられている。ドア開放検知手段51は、たとえば、本体に取付けられ、加熱室10を閉状態にするためにドア3が本体に接した際に回路の開閉を切替えられるスイッチにより構成される。そして、制御部50は、ドア開放検知手段51の検出出力により、ドア3の開閉を検知できる。 【0064】 また、制御部50は、操作パネル6に備えられた各種キー(操作部)に対してなされた各種の操作を検知し、さらに、赤外線センサ7の検知した赤外線量から、当該赤外線センサ7の視野の温度を検知できる。 【0065】 本実施の形態の赤外線センサ7には、8個の赤外線検出素子が備えられている。各赤外線検出素子の加熱室10内の視野の範囲を、図10を用いて説明する。図10は、加熱室底板43上に投影される赤外線検出素子の視野の中心位置を説明するための図であり、当該図の下方が、前方、つまり、加熱室底板43のドア3側を表している。 【0066】 各赤外線検出素子の出力は、制御部50に対して、1ch(チャンネル)〜8chの異なるチャンネルとして入力される。図10の座標に示すように、1ch〜8chの出力に対応する8個の各赤外線検出素子の視野は、奥行き方向に並べられている。そして、各視野の位置は、センサ駆動モータ70が赤外線センサ7を移動させることにより、加熱室10内で、左右方向に、座標0〜14のいずれかの位置まで、移動される。なお、制御部50が、赤外線センサ7に、加熱室10内の食品の温度検知をさせる際には、赤外線センサ7は、各赤外線検出素子の視野が、スタート位置である座標0(図10のグラフの左端)に位置するよう、移動させられる。 【0067】 次に、制御部50の実行する処理について、当該制御部50のメインルーチンを示す図11を参照して説明する。 【0068】 電子レンジ1に対して電源の投入する操作が行なわれると、制御部50は、ステップS1(以下、ステップを省略する)で、オートオフタイマ52のカウントを開始させ、S2で、直前に実行されたS1の後にドア3が開状態とされたか否かをチェックする。なお、ここで挙げるオートオフタイマ52は、カウントダウンされるタイプのタイマである。そして、ドア3が開状態とされたと判断すると処理をS3に進め、ドア3がまだ開状態とされていなければ、処理をS5に進める。 【0069】 S5では、制御部50は、S1でオートオフタイマ52のカウントを開始されてから、操作パネル6のキーに対してなんらかの入力操作がなされたか否かを判断する。そして、入力操作があったと判断すると、S6に処理を進め、まだ入力操作がないと判断すると、S24に処理を進める。 【0070】 S24では、制御部50は、オートオフタイマ52のカウント値がカウントダウンされ続けた結果0に達したか否かを判断し、まだ0になっていない場合には、処理をS1に戻す。一方、カウント値が0に達している場合には、S25で、赤外線センサ7をリセット位置に移動させ、電源との接続を切断する。 【0071】 S2でドア3が開放されたと判断すると、制御部50は、S3で、赤外線センサ7の視野をスタート位置に移動させ、S4で、オートオフタイマ52のカウントをリセットして、S1に処理を戻す。これにより、オートオフタイマ52のカウントは、ドア3が開放されるとリセットされる。 【0072】 一方、S2でドア3が開放されていないと判断した後、S5でキーの入力入力操作があったと判断すると、制御部50は、S6で、オートオフタイマ52のカウントをリセットし、S7に処理を進める。 【0073】 S7では、制御部50は、S5で検出された入力操作が「パン・おにぎり」という調理メニューの実行を設定するものであったか否かを判断する。制御部50は、いくつかの種類の調理シーケンスを、それぞれの調理メニューに関連付けて記憶している。「パン・おにぎり」は、制御部50に記憶された調理メニューの一つであり、パンやおにぎりなど、お弁当等に比べて小さい食品を加熱するための調理メニューである。そして、S7で、「パン・おにぎり」という調理メニューを設定するもの以外の入力操作であったと判断すると、S8でその入力操作に応じた処理を行なって、S1に処理を戻す。一方、S7で、「パン・おにぎり」という調理メニューを設定するものの入力操作であったと判断すると、S9に処理を進める。 【0074】 S9では、制御部50は、マグネトロン31,41をオンし、高周波を発振させ、S10に処理を進める。 【0075】 S10では、制御部50は、一部サーチ位置として中央を設定し、S11に処理を進める。一部サーチ位置とは、赤外線センサ7の視野の移動範囲の位置である。一部サーチ位置が中央に設定されるということは、後述するS13で一部サーチ処理が行なわれる際、赤外線センサ7の各赤外線検出素子の視野を図10に示した座標0〜14の中の5〜9の各点に位置させて赤外線量の検出(つまり、加熱室10内の温度検知)が行なわれるということである。 【0076】 S11で、制御部50は、全面サーチ処理を行ない処理をS12に進める。全面サーチ処理とは、赤外線センサ7に、各赤外線検出素子の視野を図10に示した座標0〜14の各点に位置させて赤外線量の検出を行なわせる処理である。なお、「パン・おにぎり」の調理メニューに従った加熱動作が実行された際の赤外線センサ7の各赤外線検出素子の視野の移動態様を、図12に模式的に示す。図12では、横方向に、図10に示した座標が「底面座標」として示され、縦方向に、赤外線センサ7により温度検知のためのサーチ回数が並べられている。そして、マグネトロン31,41がオンされてから初めてS11の処理が実行されることにより、赤外線検出素子の視野は、図12の「初回サーチ」の矢印として示されるように、座標0から14へと移動される。なお、電子レンジ1では、初回サーチのように、座標0から14の全点で温度検知が行なわれるには、約4秒の時間を要する。 【0077】 S12で、制御部50は、サーチ回数をカウントするカウンタTの加算更新を行ない、S13に処理を進める。なお、カウンタTは、マグネトロン31,41による加熱が終了される際等にリセットされている。 【0078】 S13で、制御部50は、一部サーチ処理を実行し、処理をS14に進める。一部サーチ処理とは、赤外線センサ7に、各赤外線検出素子の視野をS10等で設定された一部サーチ位置の各点に位置させて赤外線量の検出を行なわせる処理である。 【0079】 S14で、制御部50は、S15における初期温度の検知が終了しているか否かを判断する。そして、終了している場合には、処理をS17に進め、まだ終了していない場合には、処理をS15に進める。 【0080】 S15で、制御部50は、全面サーチ処理における温度検知の結果、加熱室10内に載置されていると考えられる食品の初期温度を決定し、処理をS16に進める。具体的には、S15で、制御部50は、温度検知の結果を参照し、加熱室10内で、大部分の場所と温度の異なる位置の温度を、食品の初期温度と決定する。 【0081】 S16で、制御部50は、仕上がり温度を設定し、S17に処理を進める。なお、制御部50は、具体的には、予め、食品の初期温度に応じて決定されている仕上がり温度のテーブルを記憶し、そして、S16で、当該テーブルを参照することにより、仕上がり温度を設定する。 【0082】 S17で、制御部50は、直前に行なったS13の部分サーチにおいて、加熱室10内で、設定されている仕上がり温度に到達した点があったか否かを判断する。そして、そのような点があった場合には、S18で、マグネトロン31,41をオフし、S19で赤外線センサ7をリセット位置に移動させ、S20で調理の終了を報知した後、処理を終了する。一方、そのような点がなかった場合には、処理をS21に進める。 【0083】 S21では、制御部50は、サーチ回数をカウントするカウンタTのカウント値が11となったか否かを判断し、まだ10になってない場合には、S12に処理を戻す。これにより、サーチ回数が10になるまで、一部サーチ処理(S13)が続けられる。そして、S21で、カウンタTのカウント値が10となっている場合には、制御部50は、S22で、11回目のサーチとして、全面サーチ処理を行なう。つまり、「パン・おにぎり」の調理メニューに従ったシーケンスが実行されることにより、赤外線センサ7は、11回目のサーチまでは、赤外線検出素子の視野を図12に示すように移動させられつつ、座標の各点で、赤外線量の検知を行なう。 【0084】 具体的には、上記したように、初回サーチで、座標0から14まで視野が移動し、2回目のサーチ(2サーチ)で、全面サーチ処理の後で部分サーチ処理が実行されることから座標14から5まで視野が移動し、その後、3回目から9回目のサーチ(3サーチから9サーチ)で、部分サーチ処理中として、座標5から9までを行き来するよう視野が移動する。そして、10回目のサーチ(10サーチ)で、11回目のサーチ(11サーチ)に備えて、部分サーチ処理用に座標9から5まで視野が移動した後全面サーチ処理に備えてさらに座標0まで視野が移動する。そして、11回目のサーチで、全面サーチ処理として座標0から14まで視野が移動する。なお、初回サーチが行なわれてから、電子レンジ1では、初回サーチ開始から、約8秒で3回目のサーチが終了し、約12秒で12回目のサーチが終了し、約16秒で9回目のサーチが終了する。また、電子レンジ1に備えられるマグネトロン31,41の出力に基づくと、通常、1個の調理パンの加熱は14秒〜18秒程度で加熱が完了し、1個のおにぎりの加熱は18秒〜21秒で完了する。 【0085】 S22で全面サーチ処理を行なった後、制御部50は、S23で、S22での全面サーチ処理におけるサーチ結果により、一部サーチ位置を再度設定し、処理をS12に戻す。S23で、制御部50は、具体的には、加熱室10内で周辺の場所と温度の異なる位置を検出し、当該位置が座標5から9の中にあれば一部サーチ位置を座標5から9とし、当該位置がそれ以外の座標にあれば、一部サーチ位置を当該座標の前後2座標を含めた5つの座標とする。たとえば、当該位置が座標3にあれば、一部サーチ位置を座標1から5と設定される。 【0086】 以上図11を参照して説明した処理では、電子レンジ1において「パン・おにぎり」の調理メニューに従った加熱調理が実行されると、赤外線センサ7は、その視野(各赤外線検出素子の視野)を、加熱室10の中央部分(座標5から9、つまり、左右方向の中央部分)で移動させつつ、赤外線量の検知を行なう。 【0087】 なお、図12に、2サーチから10サーチとして示した一部サーチ処理中の部分的な視野の移動の前後には、1サーチおよび11サーチで、加熱室10内の全域にわたって視野を移動させている。 【0088】 次に、本実施の形態の変形例について説明する。電子レンジ1は、加熱室10の上面を覆う加熱室天板33と設置台100を、それぞれ独立した形で備えているが、設置台100を、図13に示すように、加熱室天板33の少なくとも一部を支持するように備えていてもよい。これにより、設置台100を、加熱室天板33を支持する部材として、赤外線センサ7を支持する部材と兼用で利用することができ、電子レンジ1において必要とされる部材を少なくすることができ、電子レンジ1のコストの削減等が可能となる。 【0089】 次に、本実施の形態の別の変形例について説明する。この変形例では、電子レンジの加熱室の庫内灯として、高輝度LED(発光ダイオード)が用いられている。この変形例の電子レンジ200について、図14〜図17を参照して説明する。 【0090】 図14は、電子レンジ200の斜視図である。電子レンジ200は、その外郭を外装部204に覆われ、前面に、ドア203および操作パネル206を備えている。図15に、電子レンジ200の、外装部204を外された状態での斜視図を示す。電子レンジ200は、内部に加熱室が形成されている本体枠205を備え、さらに、当該本体枠205の右方に、加熱室内に高周波を供給するマグネトロン231、加熱室内の食品の温度を検知するための赤外線センサ207、加熱室内を照らすための庫内灯ユニット290、マグネトロン231等を冷却するためのファン253を備えている。 【0091】 庫内灯ユニット290は、図16に示す取付台291と図17に示すLEDユニット293からなる。図16および図17を参照して、庫内灯ユニット290の構造について説明する。 【0092】 まず、図16を参照して、本体枠205の右側面の上部後方には、本体枠205の外側からその内部の加熱室につながる孔211がマトリクスに複数形成されている。取付台291は、4個のLED用孔292を形成され、また、左右に1個ずつネジ孔291を形成されている。そして、取付台291は、孔211に対向するように、本体枠205の右側面に取付けられている。 【0093】 次に、図17を参照して、LEDユニット293は、取付板295と、当該取付板295の表面上にマトリクス状に取付けられた4個のLED294からなる。LED294につながる配線は、取付け板295の裏面から、所定の電源または回路に伸びている。取付板295には、左右端部に、ネジ孔293Aが1個ずつ形成されている。 【0094】 そして、LED294が、LED用孔292に嵌め込まれ、左右それぞれのネジ孔291とネジ孔293Aとがネジ止めされることにより、LEDユニット293が取付台291に取付けられ、LED294の発する光が、孔211を介して、加熱室内を照らす。 【0095】 なお、取付台291の、孔211に対向する面は、鏡面となっている。これにより、取付台291は、LED294の発する光の中で加熱室内に進行しない方向性を持つものを、反射して加熱室に送る反射板としての作用を有している。 【0096】 さらに、庫内灯ユニット290は、図15に示すように、ファン253により冷却される。これにより、LED294の使用される雰囲気温度を下げることができる。 【0097】 以上説明した電子レンジ200では、加熱室の庫内灯として寿命が50,000〜100,000時間とされるLEDが用いられるため、庫内灯の部品の交換等を考慮する必要がなくなる。これにより、ユーザのメンテナンスのための負担を低減でき、さらに、電子レンジ200での庫内灯の配置についての自由度を向上できる。 【0098】 今回開示された実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態である電子レンジの斜視図である。 【図2】図1の電子レンジのII−II線に沿う矢視断面図である。 【図3】図1の電子レンジのドアを開いた状態での斜視図である。 【図4】図1の電子レンジの加熱室と設置台との位置関係を模式的に示す図である。 【図5】図1の電子レンジの後方部分の内部構造を模式的に示す図である。 【図6】図1の電子レンジにおいて、正面から見た加熱室の内部を模式的に示す図である。 【図7】図6の設置台の検出孔の拡大図である。 【図8】図1の電子レンジにおいて赤外線センサが移動された際、その位置の変化および加熱室内でのその視野の位置の変化を模式的に示す図である。 【図9】図1の電子レンジの制御ブロック図である。 【図10】図1の電子レンジの赤外線センサに備えられた8個の赤外線検出素子の加熱室内の視野の範囲を説明するための図である。 【図11】図1の電子レンジの制御部のメインルーチンのフローチャートである。 【図12】図1の電子レンジで「パン・おにぎり」の調理メニューに従った加熱動作が実行された際の赤外線センサの各赤外線検出素子の視野の移動態様を模式的に示す図である。 【図13】図1の電子レンジの変形例を示す図である。 【図14】図1の電子レンジの別の変形例の斜視図である。 【図15】図14の電子レンジの外装部を省略した斜視図である。 【図16】図14に示す庫内灯ユニットの取付台を示す図である。 【図17】図14に示す庫内灯ユニットのLEDユニットを示す図である。 【符号の説明】 1,200 電子レンジ、6 操作パネル、7 赤外線センサ、10 加熱室、29 加熱室後板、31,41 マグネトロン、32,42 導波管、33 加熱室天板、43加熱室底板、50 制御部、52 オートオフタイマ、70センサ駆動モータ、100設置台、101 検出孔、290 庫内灯ユニット、291 取付台、293 LEDユニット、294 LED。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064746 【弁理士】 【氏名又は名称】深見 久郎
【識別番号】100085132 【弁理士】 【氏名又は名称】森田 俊雄
【識別番号】100091409 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 英彦
【識別番号】100096781 【弁理士】 【氏名又は名称】堀井 豊
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| 【公開番号】 |
特開2004−3682(P2004−3682A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月8日(2004.1.8) |
| 【出願番号】 |
特願2002−135413(P2002−135413) |
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