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【発明の名称】 |
建築配管系統の水圧試験用ヤトイプラグ |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 善晴 【住所又は居所】東京都荒川区西尾久7丁目57番8号 日栄インテック株式会社内 |
【課題】建築配管系統の水圧試験に使用して,管端への設置が容易で,漏水の可能性を解消して,水圧試験を簡易且つ迅速になし得るようにしたヤトイプラグを提供する。
【解決手段】長手方向一端の封止孔1を,鋼材に対する切削加工によって刳り抜き形成することによってヤトイプラグAに一体に形成することによってヤトイプラグAからの漏水を解消するとともに長手方向他端に横断リブ3を配置することによってプライヤ等の現場工具を用いた把持乃至引掛けの回転操作によって雄ネジ部2を配管系統B管端のネジ部に確実且つ強固に螺合するようにし,ヤトイプラグAの設置を容易にし且つ管端との螺合部分からの漏水も防止し得るようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建築配管系統の鋼管管端に装着する水圧試験用ヤトイプラグであって,長手方向一端から他端側に向けて刳り抜き配置した封止孔と,長手方向一端に上記鋼管側のネジ部に螺合するように配置した管端螺着固定用の雄ネジ部と,長手方向他端に交差方向横断状に突出配置してプライヤ等現場工具による把持乃至引掛の回転操作を可能とした厚肉平坦面をなす横断リブとを備えて鋼材に切削加工を施すことによって一体に形成してなることを特徴とする建築配管系統の水圧試験用ヤトイプラグ。 【請求項2】 上記長手方向他端の横断リブに代えて,長手方向他端に交差方向横断状に凹陥配置してプライヤ等現場工具による挿入乃至引掛の回転操作を可能とした横断溝を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の建築配管系統の水圧試験用ヤトイプラグ。 【請求項3】 上記鋼材に対する切削加工に代えて,鋼材に加圧塑性加工を施すことによって一体に形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築配管系統の水圧試験用ヤトイプラグ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は建築工事における給水,給湯,消火等の配管系統における水圧試験に管端を閉塞するように使用する建築配管系統の水圧試験用ヤトイプラグに関する。 【0002】 【従来の技術】 この種建築工事における配管系統は,その配管工事後に配管やこれに設置した弁に漏水がないことを確認する水圧試験を行う必要があり,この水圧試験によって漏水が発見されたときは,ネジ接合部分の場合,ネジ部を加工し直した配管への交換等を行い,再度の水圧試験を行うものとされる。水圧試験は主管又は枝管毎に行い,多数の枝管があるときは枝管毎に行うのが一般であるが,水圧を負荷する上で,水圧試験の対象とされた配管系統には水栓等の器具が未設置の状態が多いため,管端をヤトイプラグ(雇いプラグと表記してもよい)や盲フランジ等によって閉塞することが必要であり,例えばヤトイプラグとして,配管系統の交換側のネジ部に螺合するように配置した管端螺着固定用の雄ネジ部を長手方向一端に備えたパイプ体を用いるとともにその長手方向他端側を扁平状に圧潰接合することによってチューブ容器状の外形をなすものが一般に使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 このヤトイプラグは指先で挟んで回転することによって雄ネジ部を管端に螺合装着することができるが,パイプ体の軸長手方向他端を扁平状に圧潰接合したチューブ容器状のものとされるから,水圧の負荷によって該圧潰接合部分から漏水を生ずる可能性がある上,この圧潰接合部分を指先で回転することによって管端に装着するために管端に対して充分な螺合をなし得ず,同じく該螺合装着部分から漏水が生ずる可能性があるといった問題点があり,これら問題点によって建築配管系統の水圧試験が配管系以外の要因によって阻害される傾向が残されている。 【0004】 本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,管端への確実な固定を簡易且つ確実になし得るようにするとともに構造的にも漏水の可能性をなくして,適正且つ迅速な水圧試験を常に可能とするようにした建築配管系の水圧試験用ヤトイプラグを提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】 上記課題に添って請求項1に記載の発明を,建築配管系の鋼管管端に装着する水圧試験用ヤトイプラグであって,長手方向一端から他端側に向けて刳り抜き配置した封止孔と,長手方向一端に上記鋼管側のネジ部に螺合するように配置した管端螺着固定用の雄ネジ部と,長手方向他端に交差方向横断状に突出配置してプライヤ等現場工具による把持乃至引掛の回転操作を可能とした厚肉平坦面をなす横断リブとを備えて鋼材に切削加工を施すことによって一体に形成してなることを特徴とする建築配管系の水圧試験用ヤトイプラグとし,請求項2に記載の発明を,上記長手方向他端の横断リブに代えて,長手方向他端に交差方向横断状に凹陥配置してプライヤ等現場工具による挿入乃至引掛の回転操作を可能とした横断溝を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の建築配管系の水圧試験用ヤトイプラグとし,請求項3に記載の発明を,上記鋼材に対する切削加工に代えて,鋼材に加圧塑性加工を施すことによって一体に形成してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築配管系の水圧試験用ヤトイプラグとしたものである。 【0006】 【作用】 本発明にあっては長手方向一端の封止孔が,鋼材に対する切削加工又は加圧塑性加工によって刳り抜き配置されてヤトイプラグに一体に形成されていることによってその漏水がなく,また長手方向他端の横断リブ又は横断溝を配置してプライヤ等の現場工具による把持乃至引掛け又は挿入乃至引掛けの回転操作を可能としたことによって,雄ネジ部が鋼管側のネジ部に確実且つ強固に螺合してヤトイプラグの管端への螺着固定が簡易且つ確実になされるとともにこれによって管端との螺合装着部分からの漏水も防止される。 【0007】 【発明の実施の形態】 以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは建築配管系統Bの鋼管管端に装着する水圧試験用ヤトイプラグであり,該ヤトイプラグAは,長手方向一端から他端側に向けて刳り抜き配置した封止孔1と,長手方向一端に上記鋼管側のネジ部に螺合するように配置した管端螺着固定用の雄ネジ部2と,長手方向他端に交差方向横断状に突出配置してプライヤ等現場工具による把持乃至引掛の回転操作を可能とした厚肉平坦面をなす横断リブ3とを備えて鋼材に切削加工を施すことによって一体に形成したものとしてある。 【0008】 本例にあってヤトイプラグAは,円柱形の鋼材に所定の加工を施すことによって,例えば3cm程度の外径にして10cm程度の長さの円形バー状の部材をなすものとしてあり,本例の加工はこれを上記切削加工によるものとしてある。 【0009】 即ち外径約3cm,長さ約10cmの円柱鋼材を用いてこれに上記封止孔1,雄ネジ部2及び横断リブ3を鋼材の切削加工によって配置しヤトイプラグAとしてある。 【0010】 封止孔1は,該鋼材における一方の側面から,例えば穴あけ乃至中ぐり等の切削,特に刳り抜きの加工を施すことによって長手方向に,例えば内径2cm程度にして深さを6〜7cm程度とした行止りの刳り抜き孔によるものとしてある。 【0011】 雄ネジ部2は,一方の側面の長手方向一端の軸周方向に,例えばテーパーネジの雄ネジをネジ切り刻設することによって,例えば長手方向に2cm弱程度の長さに配置してあり,該雄ネジ部2によって建築配管系統Bの管端に配置した雌ネジ部又は該管端に設置した継手等の雌ネジ部に挿入するように螺合することによって該管端にヤトイプラグAを螺着固定し得るようにしてある。 【0012】 横断リブ3は,該雄ネジ部2と逆側の長手方向他端を上下にそれぞれL字状をなすように切削除去することによって円弧中心を通って,例えば1cm弱程度の厚さにして2cm程度の長さに突出配置してあり,該横断リブ3は,これを手抓みによって回転して上記雄ネジ部2の上記螺合をなし得る一方,その後にプライヤ,ペンチ等,一般に配管工事の現場に持参される現場工具による挿入乃至引掛の回転操作を可能とすることによって雄ネジ部2の螺着固定を更に強固にして確実に行うことによりヤトイプラグAの管端への確実な固定を簡易になし得るようにしてある。 【0013】 このように構成したヤトイプラグAは,建築配管系統Bの管端に螺着固定することによって該建築配管系統Bの水圧試験を行うが,該水圧試験は,高層のマンションやオフィスビルのように主管に対して多数の枝管が設置されているとき,例えば図3に示すように主管からの分岐弁B1を閉めるとともに枝管の先端にテストポンプ10を連結し,該テストポンプ10の操作により所定圧力,一般に使用される水圧の10倍程度の圧力を負荷してその連結箇所の弁を閉め,テストポンプ10付属の圧力計11によって水圧状態を観察するように行うものとしてあり,このときヤトイプラグAは,上記分岐弁B1と先端のテストポンプ10間に位置する縦方向,横方向等に向けた配管における各管端にそれぞれ螺着固定することによって該各管端を閉塞して,上記加圧による配管系漏水の有無を観察するように使用するものとしてある。 【0014】 図示した例は以上のとおりとしたが,上記長手方向他端の横断リブに代えて,長手方向他端に交差方向横断状に凹陥配置してプライヤ等現場工具による挿入乃至引掛の回転操作を可能とした横断溝を備えたヤトイプラグとすること,上記鋼材に対する切削加工に代えて,鋼材に加圧塑性加工を施すことによってヤトイプラグを一体に形成するようにすること,ヤトイプラグを方形乃至多角形の断面を備えたものとすること等を含めて,本発明の実施に当って建築配管系統,ヤトイプラグ,封止孔,雄ネジ部,横断リブ,横断溝等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。 【0015】 【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したから,長手方向一端の封止孔が,鋼材に対する切削加工又は加圧塑性加工によって刳り抜き配置されてヤトイプラグに一体に形成されていることによってその漏水がなく,また長手方向他端の横断リブ又は横断溝を配置してプライヤ等の現場工具による把持乃至引掛け又は挿入乃至引掛けの回転操作を可能としたことによって,雄ネジ部が鋼管側のネジ部に確実且つ強固に螺合してヤトイプラグの管端への螺着固定が簡易且つ確実になされるとともにこれによって管端との螺合装着部分からの漏水も防止され,従って管端への確実な固定を簡易になし得るとともに構造的にも漏水の可能性を解消し,適正且つ迅速な水圧試験を常になし得るようにした建築配管系の水圧試験用ヤトイプラグを提供することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】ヤトイプラグの管端への螺着固定の関係を示す斜視図である。 【図2】ヤトイプラグの正面図である。 【図3】建築配管系統水圧試験の要領を示す略図である。 【符号の説明】 A ヤトイプラグ B 建築配管系統 B1 分岐弁 1 封止孔 2 雄ネジ部 3 横断リブ 10 テストポンプ 11 圧力計
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| 【出願人】 |
【識別番号】392018078 【氏名又は名称】日栄インテック株式会社 【住所又は居所】東京都荒川区西尾久7丁目57番8号
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| 【出願日】 |
平成14年6月26日(2002.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073276 【弁理士】 【氏名又は名称】田村 公總
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| 【公開番号】 |
特開2004−28234(P2004−28234A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月29日(2004.1.29) |
| 【出願番号】 |
特願2002−186297(P2002−186297) |
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