| 【発明の名称】 |
個人出玉率管理装置、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】小田島 満 【住所又は居所】東京都板橋区板橋一丁目24番3号 株式会社北電子内
【氏名】高野 剛士 【住所又は居所】東京都板橋区板橋一丁目24番3号 株式会社北電子内
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| 【要約】 |
【課題】遊技実績にもとづいて算出された信頼性の高いデータを用いて、遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を可能とする。
【解決手段】管理コンピュータ30が、各遊技台10から収集した累計払出数と累計投入数とにもとづいて、各遊技者ごと(各会員ごと)の個人出玉率を算出する。この個人出玉率が、管理コンピュータ30の個人出玉率データベース31−4に記憶・保存される。また、管理コンピュータ30の表示部35で個人出玉率が表示される。この表示の際、個人出玉率とともに釘調整された出玉率を併記して表示することもできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一又は二以上の遊技台から収集した遊技データにもとづいて、所定の情報を算出し管理する個人出玉率管理装置であって、 各前記遊技台から前記遊技データを受信する遊技データ受信部と、 前記遊技データにもとづき、各遊技者の前記各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める演算部と、 前記個人出玉率を記憶する記憶部とを備えた ことを特徴とする個人出玉率管理装置。 【請求項2】 前記演算部が、一の遊技者による累計払出数を前記一の遊技者による累計投入数で割った値を、前記個人出玉率として求める ことを特徴とする請求項1記載の個人出玉率管理装置。 【請求項3】 前記演算部が、前記一の遊技者に関する前記個人出玉率を、遊技台ごと及び/又は機種ごとに求める ことを特徴とする請求項1又は2記載の個人出玉率管理装置。 【請求項4】 前記個人出玉率を表示する表示部を有した ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の個人出玉率管理装置。 【請求項5】 前記記憶部が、釘調整された出玉率を調整出玉率として記憶し、 前記表示部が、前記調整出玉率を、前記個人出玉率と並べて表示する ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の個人出玉率管理装置。 【請求項6】 前記演算部が、異常値抽出用閾値を超過した個人出玉率を抽出し、 前記表示部が、前記抽出された個人出玉率を表示する ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の個人出玉率管理装置。 【請求項7】 個人出玉率管理装置が、各遊技台から遊技データを収集するデータ収集処理と、 前記遊技データにもとづき、各遊技者の前記各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める個人出玉率算出処理とを有した ことを特徴とする個人出玉率管理方法。 【請求項8】 各遊技台から遊技データを収集するデータ収集処理と、 前記遊技データにもとづき、各遊技者の前記各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める個人出玉率算出処理とを個人出玉率管理装置に実行させる ことを特徴とする個人出玉率管理プログラム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、複数の遊技台から収集した遊技データを集計・管理する個人出玉率管理装置、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムに関し、特に、その遊技データの集計結果をホール運営等に利用するのに好適な個人出玉率管理装置、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムに関する。 【0002】 【従来の技術】 スロットマシンやパチンコ機などに代表される遊技台が複数設置された遊技ホールにおいては、それら遊技台から遊技に関するデータ(遊技データ)を収集して管理する管理コンピュータが設けられている。 この管理コンピュータは、その収集した遊技データを用いて所定の演算処理を実行し、この演算結果を集計情報として保存・管理している。 【0003】 この集計情報の具体例としては、例えば、差玉数(発射玉数合計と賞球数合計の差、すなわち、終日アウト計と終日セーフ計の差(1日単位の場合)),出玉率(発射玉数合計に対する賞球数合計の比),割数(貸玉数に対する精算玉数の比),賞球遊技率(貸玉数に対する打ち込み数の比)など多数ある。 【0004】 これら集計情報は、遊技ホール側により、営業実績として管理されるとともに、翌日以降の営業計画などに利用されている。 なお、集計情報の一部は、遊技者に公開されている。この公開される集計情報としては、例えば、大当たり回数,確変回数,BB(ビッグボーナスゲーム)回数,RB(レギュラーボーナスゲーム)回数,大当たり確率,BB確率,累計スタート,スランプグラフ,出玉ベスト,大当たりベストなどがある。 【0005】 ところが、管理コンピュータで管理されている集計情報の集計単位は、遊技ホール全体,機種単位,島単位,列単位,台単位などであった。 つまり、それら集計情報は、遊技台一台を最小単位として集計したものにすぎず、遊技者個々人を集計単位とすることはなかった。 【0006】 このため、例えば、遊技ホール側にとっては、遊技者各々の遊技実績の状況を把握できず、きめ細かなデータ管理が行えなかった。 この例として、例えば、各機種における遊技者の成績(順位)の分析,年齢や性別等による集計,各遊技者ごとの得意な機種や不得意な機種の把握などを行うことができなかった。 【0007】 そこで、遊技台を最小単位として集計されていた情報を、さらに遊技者個々人を最小単位として集計する技術が提案されている。 例えば、遊技台の動作状況を示す遊技データと、遊技者に関する遊技者データとを取得し、これら遊技データ及び遊技者データと知識データとにもとづいて、遊技者の適合指標を算出するものがある(例えば、特許文献1参照、第一の従来技術。)。 【0008】 また、他の技術としては、例えば、各遊技台から遊技データを収集した管理コンピュータが、〔{(出玉数−打込玉数)×買玉単価}−玉購入金額−(再プレイ玉数×売玉単価)〕という式を用いて、今回又は過去の任意の期間内における各遊技者ごとの勝敗を算出するものがある(例えば、特許文献2参照、第二の従来技術。)。 【0009】 【特許文献1】 特開平8−206338号公報(第2−21頁、第1−30図) 【特許文献2】 特開平9−056907号公報(第2−12頁、第1−11図) 【0010】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、第一の従来技術は、遊技者の身体,感情,知性の度合いを示すバイオリズムから求められた当日の遊技者の心身状態を知識データとし、この知識データや平均特賞確率,必要出玉数等にもとづいて、ファジー推論部が、遊技者の好調度を算出した上で、特定の遊技台と遊技者との適合指標を判定するものであった。 【0011】 このため、その算出された適合指標は、純粋な遊技者の遊技実績にもとづくものではなく、バイオリズムという遊技とは直接関係のないパラメータを考慮したものであったため、その適合指標は、いわば娯楽性の強い占いのような数値となっていた。 このことから、第一の従来技術は、遊技者にとっては、遊び感覚で楽しく遊技台を選びたい場合に適しているともいえるが、遊技ホール側にとっては、ホール運営のために用いるには不適切かつ根拠に乏しいものと言わざるを得なかった。 【0012】 一方、第二の従来技術は、各遊技者ごとの今回又は過去の任意の期間内における遊技実績にもとづいて、それら遊技者の投資金額や勝ち金額などの勝敗情報を、各遊技者ごとに算出するものであった。 このため、遊技ホール側としては、各遊技者ごとに、過去の勝敗の実績が金額という具体的な数値で確認できた。 【0013】 ところが、その算出された勝敗情報は、遊技台に関連付けて算出されていなかったため、遊技者自身が得意とする遊技台や機種等をその勝敗情報から導き出すことができなかった。つまり、遊技ホール側は、勝敗情報を用いて機種や遊技台に関連したデータ管理を行うことができなかった。 【0014】 本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、遊技台に関連付けて算出されたデータであって、かつ遊技実績という確かな根拠にもとづいて算出された信頼性の高いデータを用いて、遊技ホール側が、各遊技者の遊技実績について各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を可能とする個人出玉率管理装置、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムの提供を目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】 この目的を達成するため、本発明の請求項1記載の個人出玉率管理装置は、一又は二以上の遊技台から収集した遊技データにもとづいて、所定の情報を算出し管理する個人出玉率管理装置であって、各遊技台から遊技データを受信する遊技データ受信部と、遊技データにもとづき、各遊技者の各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める演算部と、個人出玉率を記憶する記憶部とを備えた構成としてある。 【0016】 個人出玉率管理装置をこのような構成とすると、個人出玉率管理装置の演算部は、遊技台での遊技実績にもとづく遊技データを基礎として個人出玉率を求めることができる。 これらのことから、遊技ホール側は、遊技実績という確かな根拠にもとづいて算出された信頼性の高い情報である個人出玉率を用いて、遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を行うことができる。 【0017】 したがって、遊技ホール側は、例えば、各機種における遊技者の成績(順位)の分析,年齢や性別等による集計,各遊技者ごとの得意な機種や不得意な機種の把握など、遊技者各々の遊技実績の状況をきめ細かく把握・管理することができる。 【0018】 また、請求項2記載の個人出玉率管理装置は、演算部が、一の遊技者による累計払出数を一の遊技者による累計投入数で割った値を、個人出玉率として求める構成としてある。 個人出玉率管理装置をこのような構成とすると、個人出玉率が、累計払出数と累計投入数との二つの遊技実績にもとづいて算出されるため、遊技ホール側は、それら遊技実績という確かな根拠にもとづいて算出された信頼性の高いデータ(個人出玉率)により、遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を行うことができる。 【0019】 さらに、個人出玉率が各遊技台に対応して算出されているため、遊技ホール側は、その個人出玉率を参照することで、一の遊技者にとって得意とする機種(あるいは遊技台)や不得意とする機種(あるいは遊技台)を把握できる。 しかも、遊技ホール側は、その個人出玉率にもとづいて、各機種における遊技者の成績(順位)の分析,年齢や性別等による集計,各遊技者ごとの得意な機種や不得意な機種の把握などを行うこともできる。 【0020】 また、請求項3記載の個人出玉率管理装置は、演算部が、一の遊技者に関する個人出玉率を、遊技台ごと及び/又は機種ごとに求める構成としてある。 個人出玉率管理装置をこのような構成とすれば、遊技ホール側は、遊技台ごとあるいは機種ごとの個人出玉率を得ることができる。このため、遊技ホール側は、遊技者各々の遊技実績の状況を、遊技台ごとあるいは機種ごとに把握できる。したがって、各遊技者ごと・各機種ごとのきめ細かいデータ管理が可能となる。 【0021】 また、請求項4記載の個人出玉率管理装置は、個人出玉率を表示する表示部を有した構成としてある。 個人出玉率管理装置をこのような構成とすると、遊技ホール側は、個人出玉率管理装置(例えば、管理コンピュータ等)の表示部に個人出玉率を表示させることができる。このため、遊技ホール側は、その表示された個人出玉率にもとづいて、例えば、各機種における遊技者の成績(順位)の分析,年齢や性別等による集計,各遊技者ごとの得意な機種や不得意な機種の把握などを行うことがでスの内容やサービス提供時期等を決定できる。さらに、遊技ホール側は、特定機種の個人出玉率が低い遊技者に対し、個人出玉率の高い他の機種を薦めるといったサービスを行うこともできる。 【0022】 また、請求項5記載の個人出玉率管理装置は、記憶部が、釘調整された出玉率を調整出玉率として記憶し、表示部が、調整出玉率を、個人出玉率と並べて表示する構成としてある。 個人出玉率管理装置をこのような構成とすれば、遊技ホール側は、個人出玉率と調整出玉率を比較することにより、遊技者の利益損得を数値で把握でき、かつ、優良な遊技者と優良でない遊技者との識別を行うことができる。 【0023】 また、請求項6記載の個人出玉率管理装置は、演算部が、異常値抽出用閾値を超過した個人出玉率を抽出し、表示部が、抽出された個人出玉率を表示する構成としてある。 個人出玉率管理装置をこのような構成とすれば、演算部が、異常な値を示す個人出玉率を抽出できることから、遊技ホール側は、その抽出された個人出玉率から不正行為を行った遊技者(特殊な遊技を行った遊技者)を特定できる。 【0024】 また、請求項7記載の個人出玉率管理方法は、個人出玉率管理装置が、各遊技台から遊技データを収集するデータ収集処理と、遊技データにもとづき、各遊技者の各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める個人出玉率算出処理とを有した方法としてある。 【0025】 個人出玉率管理方法をこのような方法とすれば、個人出玉率が、遊技台に関連付けられ、しかも、遊技実績で示される遊技データにもとづいて算出されるため、遊技ホール側は、その遊技実績という確かな根拠にもとづいて算出されたデータにより遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を行うことができる。 このため、例えば、各機種における遊技者の成績(順位)の分析,年齢や性別等による集計,各遊技者ごとの得意な機種や不得意な機種の把握などを行うことが可能となる。 【0026】 また、請求項8記載の個人出玉率管理プログラムは、各遊技台から遊技データを収集するデータ収集処理と、遊技データにもとづき、各遊技者の各遊技台ごとの遊技実績に関する所定の個人出玉率を求める個人出玉率算出処理とを個人出玉率管理装置に実行させる構成としてある。 【0027】 このような構成からなる個人出玉率管理プログラムを個人出玉率管理装置に実行させることにより、この個人出玉率管理装置は、遊技実績である遊技データにもとづいて、遊技台に関連付けられた個人出玉率を算出できる。 このため、遊技ホール側は、各遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとにきめ細かく管理することができる。 【0028】 【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る個人出玉率管理装置、遊技場システム、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。 まず、本発明の個人出玉率管理装置及び遊技場システムの実施形態について、図1を参照して説明する。 同図は、本実施形態の個人出玉率管理装置を有した遊技場システムの構成を示すブロック図である。 【0029】 同図に示すように、遊技場システム1は、遊技台10−1a〜10−nnと、貸出機20−1a〜20−nnと、管理コンピュータ30とを備えている。 遊技台10−1a〜10−nn(以下、略して「遊技台10」という。)は、パチンコ玉やメダル等の所定の遊技媒体を使用して遊技を行う遊技装置であって、例えば、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等が含まれる。 【0030】 この遊技台10は、遊技ホール内に複数設置されており、通常、その遊技ホールにおいては、図1に示すように、複数機種の遊技台がそれぞれ複数台設けられている。 また、遊技台10は、遊技に関するデータ(遊技データ)を管理コンピュータ30へ送信する。つまり、遊技データは、遊技台10から管理コンピュータ30へ送信されるデータであって、管理コンピュータ30で未だ演算処理されていないものをいう。 【0031】 この遊技データの具体例としては、例えば、遊技媒体の払出数や投入数などがある。 なお、これら遊技データは、本実施形態においては、遊技台10から管理コンピュータ30へ送ることとしているが、遊技台10から管理コンピュータ30へ送ることに限るものではなく、例えば、遊技台10から貸出機20−1a〜20−nn(以下、略して「貸出機20」という。)へ送った後、この貸出機20から管理コンピュータ30へ送ることもできる。 【0032】 貸出機20は、通常、遊技台10と遊技台10との間に設けられており、図2に示すように、現金が挿入される現金受入口21、会員認証のための暗証番号等が入力される入力部22、会員カードやプリペイドカード等が挿入されるカード挿入口23などを有している。また、貸出機20は、所定のデータを表示する表示部(図示せず)を備えることもできる。 【0033】 入力部22は、複数のキーで構成されており、遊技者により、会員認証のための暗証番号の入力や、表示部に表示させるデータの指定などが行われる。 なお、表示部を液晶パネルで構成し、この液晶パネル上にタッチパネルを設けることで、表示部に入力部としての機能を保有させることもできる。 【0034】 このような構成により、貸出機20は、例えば、▲1▼会員カードから読み取った会員番号等にもとづく会員カード認証,▲2▼入力された暗証番号による会員認証,▲3▼投入された金銭,プリペイドカードの残高,会員の貯玉等に応じた相当量の遊技媒体の貸し出し,▲4▼所定のデータの表示などを行うことができる。 【0035】 また、貸出機20は、会員カードの認証の結果、正規の会員カードであると認められたときには、遊技台10での遊技を可能とするように、遊技台10へその旨の信号(遊技解除信号)を送ることもできる。さらに、その後に、会員カードが抜き取られたときは、遊技台10での遊技をその後不可能とするように、遊技台10へその旨の信号(遊技終了信号)を送ることもできる。 さらに、貸出機20は、遊技台10から送られてきた遊技データを、受信の都度(あるいは、所定時間経過ごと、又は、遊技台10での遊技終了後(会員カードが抜き取られた後))、管理コンピュータ30へ送信することができる。 【0036】 なお、図1においては、遊技台10と管理コンピュータ30、又は、貸出機20と管理コンピュータ30との間をそれぞれダイレクトに接続しているが、ダイレクトに接続することに限るものではなく、例えば、それらの間に島管理ユニットや台管理ユニットなどを設けることもできる。 【0037】 管理コンピュータ(個人出玉率管理装置)30は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、図3に示すように、記憶部31と、記憶管理部32と、通信部33と、入力部34と、表示部35と、演算部36と、制御部37とを有している。 記憶部31は、遊技データベース31−1と、景品データベース31−2と、会員データベース31−3と、個人出玉率データベース31−4とを有している。 【0038】 遊技データベース31−1は、各遊技台10から収集された遊技データを記憶する。 景品データベース31−2は、交換前後の景品の数量や景品交換の実績等をデータとして管理する。 会員データベース31−3は、各会員に関するデータ(会員データ)を記憶する。この会員データには、例えば、会員の氏名,年齢,生年月日,会員登録年月日,遊技ホール名,貯玉数,暗証番号,会員ID,登録番号等のうちの一又は二以上が含まれている。 【0039】 個人出玉率データベース31−4は、各遊技者ごとの個人出玉率を会員データと関連付けて記憶する。 個人出玉率とは、遊技者個人ごとに算出される出玉率であって、例えば、一の遊技者による一の遊技台への遊技媒体の投入数と、その遊技者の遊技により、その遊技台から払い出された遊技媒体の払出数との比率によって表すことができる。 この個人出玉率の算出等については、「演算部36」で説明する。 【0040】 記憶管理部32は、制御部37等から送られてきた各種データ(遊技データ,景品データ,会員データ,個人出玉率等)を記憶部31の所定のデータベースへ送って記憶させる。 また、記憶管理部32は、記憶部31の各データベースから所定のデータを取り出して、他の構成各部へ送る。 【0041】 通信部33は、遊技台10や貸出機20から遊技データを受信すると、この遊技データを制御部45へ送る。このため、通信部33は、遊技データ受信部としての機能を有している。また、通信部33は、制御部45からの集計情報等を遊技台10や貸出機20等へ送信する。 入力部34は、キーボード,マウス,入力ペンなどのUI(User Interface)で構成されており、各種データを入力する。 【0042】 表示部35は、入力部34で入力されたユーザ(例えば、遊技ホール側の従業員等)の指示にもとづいて、所定のデータを表示する。 この表示部35に表示されるデータの具体例を図4に示す。同図に示すように、表示部35には、例えば、期間,種別,機種,機種名,順位,会員番号,氏名(会員氏名),個人出玉率,累計払出数,累計投入数などが表示される。 【0043】 この表示部35に個人出玉率を表示させることにより、遊技ホール側は、その遊技者が遊技することによって、遊技ホールにどれだけ利益をもたらすかを推測・把握できる。 つまり、個人出玉率は、アウトとセーフとの割合であるため、金銭的な計算が可能なことから、その遊技者が遊技ホールにどれだけ貢献したかの指標とすることができる。 【0044】 さらに、表示部35は、図5に示すように、その個人出玉率と、実際に調整した出玉率(調整出玉率)とを並べて表示することができる。 このような表示が行われることで、遊技ホール側は、その遊技者の利益損得を数値化して、優良な遊技者と優良でない遊技者との識別を行うことができる。 【0045】 そして、この表示部35を有する管理コンピュータ30は、それら個人出玉率と調整出玉率とを比較して、その比較結果を表示することもできる。 この場合、管理コンピュータ30は、調整出玉率よりも小さい値を示す個人出玉率を選択し、この選択した個人出玉率を画面表示するときに、例えば、強調表示(色付きや太字など),別枠表示(同一画面内で異なる箇所に表示)などを行うことができる。 【0046】 なお、表示部35で表示されるデータは、上記個人出玉率等の他にも、例えば、大当たり回数,確変回数,BB(ビッグボーナスゲーム)回数,RB(レギュラーボーナスゲーム)回数,大当たり確率,BB確率,RB確率,累計スタート,スランプグラフ,出玉ベスト,大当たりベスト,個人出玉率,遊技台の設定など多数ある。 そして、表示部35は、これらデータのうち二以上のデータを、一つの画面で同時に表示することもできる。具体的には、表示部35は、例えば、個人出玉率,大当たり確率,BB確率,RB確率を同一画面に表示することもできる。 【0047】 演算部36は、遊技台10や貸出機10から送信されてきた遊技データにもとづいて、各遊技者ごとに個人出玉率を算出する。 この個人出玉率は、次の式で算出できる。 個人出玉率=(累計払出数÷累計投入数)×100 ・・・(式1) 【0048】 累計払出数とは、その遊技者がその機種で遊技した際の遊技媒体の払出数(セーフ玉)の累計をいう。 累計投入数とは、その遊技者がその機種で遊技した際の遊技媒体の投入数(アウト玉)の累計をいう。 【0049】 この個人出玉率は、遊技台ごと,機種ごと,島ごとの算出を可能とする。 なお、記憶部31は、図3においては、管理コンピュータ30の内部に設けられているが、管理コンピュータ30の内部に限るものではなく、例えば、外付けの増設メモリ、他のパーソナルコンピュータの記憶部、メモリサーバなどであってもよい。 【0050】 また、演算部36は、不自然とされる個人出玉率(異常出玉率)を抽出する。 この異常出玉率を抽出する方法としては、例えば、閾値(異常出玉率を抽出するための値)と個人出玉率とを比較し、閾値を超過した個人出玉率を異常出玉率として選び出す。 この選び出された異常出玉率は、演算部36から制御部37へ送られ、さらに記憶管理部32を介して、記憶部31の個人出玉率データベース31−4へ送られて記憶される。 また、異常出玉率は、管理コンピュータ30の表示部35等で表示される。これにより、遊技ホール側は、特殊な遊技(不正な遊技あるいは不正な行為)を行っている遊技者を特定することができる。 【0051】 制御部37は、各遊技台10から送信されてきた遊技データを記憶管理部32へ送る。これにより、記憶管理部32は、その遊技データを遊技データベース31−1へ送って記憶させる。 また、制御部37は、例えば、その日の営業時間が終了すると、記憶管理部32を介して遊技データベース31−1から各遊技者による遊技媒体の払出数と投入数とを取り出して演算部36へ送る。これにより、演算部36は、それら払出数と投入数とを用いて遊技者の個人出玉率を算出する。 【0052】 さらに、制御部37は、入力部34から遊技データ表示命令を受け取ると、記憶管理部32を介して遊技データベース31−1,会員データベース31−3,個人出玉率データベース31−4から所定の遊技データを取り出して表示部35へ送る。これにより、表示部35は、所定の遊技データを表示する。 【0053】 次に、本実施形態の遊技場システムにおける各機の動作(個人出玉率管理方法)について、図6を参照して説明する。 同図は、本実施形態の個人出玉率管理方法の処理手順を示す動作手順である。 なお、予め管理コンピュータ30には、会員に関するデータが記憶・登録されている。 【0054】 貸出機20において、カード挿入口23に会員カードが挿入されたか否かが判断される(会員カード挿入検出、ステップ10)。 判断の結果、会員カードが挿入されているときは、この会員カードから所定の会員データが読み取られ(ステップ11)、管理コンピュータ30へ送信される(ステップ12)。 一方、会員カードが挿入されていないときは、会員データの読み取りは行なわれない。 なお、会員データには、例えば、遊技者である会員の個人ID,氏名,生年月日などが含まれている。 【0055】 管理コンピュータ30の通信部33において、貸出機20から送信されてきた会員データ(読取会員データ)が受信され、制御部37へ送られる。 制御部37において、受け取った読取会員データと、記憶部31の会員データベース31−3から取り出した登録会員データとが照合される(ステップ13)。 【0056】 照合の結果、その読取会員データの示す会員に関する登録会員データが見つかったときは、会員カードが会員登録している者の所持品である旨を示す照合結果が、管理コンピュータ30から貸出機20へ送信される(ステップ14)。 一方、その読取会員データの示す会員に関する登録会員データが見つからなかったときは、会員カードが本遊技ホールにより発行された正規の会員カードではない旨を示す照合結果が、管理コンピュータ30から貸出機20へ送信される。 【0057】 貸出機20において、管理コンピュータ30から受信した照合結果が、「会員カードが会員登録している者の所持品である旨」を示すときは、この貸出機20から対応する遊技台10へ遊技解除信号が送出される(ステップ15)。この遊技解除信号は、管理コンピュータ30へも送信することができる。 一方、その照合結果が、「会員カードが本遊技ホールにより発行された正規の会員カードではない旨」を示すときは、この貸出機20から対応する遊技台10への遊技解除信号の送出は行われない。 【0058】 遊技台10において、遊技解除信号が受け取られると、会員カードを所持していた遊技者により遊技が開始される(ステップ16)。そして、この遊技中、遊技台10から管理コンピュータ30へ、遊技データが次々送信される(ステップ17)。 そして、管理コンピュータ30において、受信された遊技データが記憶部31の遊技データベース31−1に記憶・保存される。また、演算部36へも送られ、所定の集計処理が実行される(ステップ18)。 【0059】 貸出機20において、カード排出ボタン(図示せず)が押下されるなどして、会員カードの排出操作が検出されると(ステップ19)、続いて、暗証番号が入力される(ステップ20)。 この入力された暗証番号が、貸出機20から管理コンピュータ30へ送信される(ステップ21)。 【0060】 管理コンピュータ30の制御部37において、貸出機20から送信されてきた暗証番号(入力暗証番号)と、記憶部31の会員データベース31−3から取り出した暗証番号(登録暗証番号)とが照合される(ステップ22)。 照合の結果、入力暗証番号と登録暗証番号とが一致したときは、この一致した旨を示す照合結果が、管理コンピュータ30から貸出機20へ送信される(ステップ23)。 一方、入力暗証番号と登録暗証番号とが一致しなかったときは、この一致しなかった旨を示す照合結果が、管理コンピュータ30から貸出機20へ送信される。 【0061】 貸出機20において、受信した照合結果が、「入力暗証番号と登録暗証番号とが一致した旨」を示すときは、遊技終了信号が遊技台10及び管理コンピュータ30へ送出される(ステップ24)。 一方、その照合結果が、「入力暗証番号と登録暗証番号とが一致しなかった旨」を示すときは、遊技終了信号の送出は行われない。 【0062】 遊技終了信号を受け取った遊技台10において、遊技が終了する(ステップ25)。 また、遊技終了信号を受け取った管理コンピュータ30において、この間、Sの遊技台10で行われていた遊技に関する遊技データが集計され、保存される(ステップ26)。 【0063】 さらに、演算部36で個人出玉率が算出される(ステップ27)。 この個人出玉率が、制御部37及び記憶管理部32を介して記憶部31の個人出玉率データベース31−4へ送られて、記憶・保存される。 また、入力部34で個人出玉率の表示操作が入力されると、制御部37が、記憶管理部32を介して個人出玉率データベース31−4から個人出玉率を取り出し、表示部35へ送って表示させる(ステップ28)。 【0064】 次に、本実施形態の異常出玉率の算出手順について、図7を参照して説明する。 管理コンピュータ30の表示部35で、個人出玉率が表示されている(ステップ30)。 個人出玉率データベース31−4から取り出された個人出玉率が、制御部37から演算部36へ送られる。この演算部36において、受け取った個人出玉率と、閾値とが比較判断される。ここで、閾値は、通常の遊技では得られない程度の出玉率の値に設定されている。このため、それら閾値と個人出玉率との比較を行うことで、個人出玉率が著しく良い値を示しているか否かが判断可能となる(ステップ31)。この比較判断の結果は、制御部37へ送られる。 【0065】 比較判断の結果、個人出玉率が閾値を超過しているときは、制御部37から表示部35に対し、個人出玉率が異常な値である旨の表示を行わせる(ステップ32)。 一方、個人出玉率が閾値を超過していないときは、個人出玉率が異常な値である旨の表示は行わない。 【0066】 なお、上記各実施形態の遊技場システムは、クライアント・サーバシステムによって構成されている。 そして、この遊技場システムにおいては、オンライン処理を可能とする。 オンライン処理とは、ネットワークで結ばれた各端末から情報を入力し、回線を通じて結ばれたコンピュータへ情報を伝送して処理を行い、その処理結果を端末へ伝送して返す形態による処理方法をいう。 【0067】 また、遊技場システムにおけるオンライン処理とは、ネットワーク(無線ネットワーク又は有線ネットワーク)に通信接続された各端末や各装置等から情報を入力し、そのネットワークを通じて管理コンピュータへ情報を伝達して処理を行い、その処理結果を端末等へ伝送して返す形態による処理方法をいう。 さらに、遊技場システムにおけるオンライン処理には、バッチ処理(オンライン・バッチ)、リアルタイム処理(オンライン・リアルタイム)、対話型処理(会話型処理、オンライン・対話型)が含まれる。 【0068】 そして、上記各実施形態の遊技場システムにおいては、オンライン・トランザクション処理(バッチ・トランザクション、リアルタイム・トランザクション、対話型・トランザクション)が可能となっている。 なお、トランザクション処理とは、発生した情報がシステムに入力されて処理され、この処理の結果が端末等へ通知される一連の処理をいう。 【0069】 次に、個人出玉率管理プログラムについて説明する。 上記の実施形態におけるコンピュータ(個人出玉率管理装置)の個人出玉率管理機能(個人出玉率を算出,保存,送受信,画面表示等する機能)は、そのコンピュータの記憶部に記憶された個人出玉率管理プログラムにより実現される。 【0070】 個人出玉率管理プログラムは、コンピュータに読み込まれることにより、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、たとえば、通信部における会員データや遊技データ等の受信処理,制御部における照合処理,記憶部における会員データ,遊技データ,個人出玉率等の記憶処理,演算部における個人出玉率や集計情報等の演算処理などを行わせる。 これによって、個人出玉率管理機能は、個人出玉率管理プログラムとコンピュータとが協働したコンピュータ(個人出玉率管理装置)により実現される。 【0071】 なお、個人出玉率管理機能を実現するための個人出玉率管理プログラムは、コンピュータのROMやハードディスクに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。 外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、個人出玉率管理装置に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。 【0072】 そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の個人出玉率管理装置の機能が実現される。 さらに、コンピュータで個人出玉率管理プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された個人出玉率管理プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた個人出玉率管理プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の個人出玉率管理装置の個人出玉率管理機能を実現する。 【0073】 以上、本発明の個人出玉率管理装置、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る個人出玉率管理装置、遊技場システム、個人出玉率管理方法及び個人出玉率管理プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。 【0074】 例えば、上述した実施形態では、管理コンピュータの表示部に個人出玉率を表示させていたが、この個人出玉率の表示は、それら管理コンピュータの表示部に限定されるものではなく、表示部を備えた他の装置(例えば、景品カウンタに設置されたコンピュータ,データ公開機,遊技媒体貸出機等)においても行わせることができる。 【0075】 また、上述した実施形態では、個人出玉率を「個人出玉率=(累計払出数÷累計投入数)×100」、すなわち、一の遊技者による累計払出数をその一の遊技者による累計投入数で割った商で算出していたが、その「個人出玉率=(累計払出数÷累計投入数)×100」のような算出式を用いることに限るものではなく、例えば、累計払出数や累計投入数以外の遊技データ、各種設定値、過去の集計情報などを用いて算出することもできる。 【0076】 【発明の効果】 以上のように、本発明によれば、各遊技台から収集された遊技データ(例えば、累計払出数や累計投入数)にもとづいて、各遊技台に対応した、各遊技者ごとの個人出玉率が算出されるため、遊技ホール側は、遊技台に関連付けて算出されたデータであって、遊技実績という確かな根拠にもとづいて算出された信頼性の高いデータである個人出玉率により、遊技者ごとの遊技実績を各遊技台ごとや各機種ごとに分析・集計・管理を行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の遊技場システムの構成を示すブロック図である。 【図2】遊技台及び貸出機の構成を示す正面概略図である。 【図3】本発明の個人出玉率管理装置(管理コンピュータ)の内部構成を示すブロック図である。 【図4】管理コンピュータの表示画面に個人出玉率等が表示されている様子を示す概略図である。 【図5】管理コンピュータの表示画面に個人出玉率と釘調整された出玉率とが併記して表示されている様子を示す概略図である。 【図6】本発明にかかる遊技場システムの動作手順(個人出玉率管理方法)を示す動作手順図である。 【図7】本発明にかかる遊技場システムの他の動作手順(個人出玉率管理方法)を示すフローチャートである。 【符号の説明】 1 遊技場システム 10−1a〜10−nn 遊技台 20−1a〜20−nn 貸出機 30 管理コンピュータ 31 記憶部 31−1 遊技データベース 31−3 会員データベース 31−4 個人出玉率データベース 32 記憶管理部 33 通信部 34 入力部 35 表示部 36 演算部 37 制御部
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| 【出願人】 |
【識別番号】591142507 【氏名又は名称】株式会社北電子 【住所又は居所】東京都豊島区西池袋1−7−7
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| 【出願日】 |
平成15年3月28日(2003.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086759 【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 喜平
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| 【公開番号】 |
特開2004−298215(P2004−298215A) |
| 【公開日】 |
平成16年10月28日(2004.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2003−91268(P2003−91268) |
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