| 【発明の名称】 |
遊技機 |
| 【発明者】 |
【氏名】鵜川 詔八
【氏名】町田 泰平
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遊技盤の遊技領域に設けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生に伴って、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となる可変入賞球装置を備えた遊技機において、 前記可変入賞球装置を前記遊技盤に取り付けるための取付基板に、前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れるための開口部を形成し、 該開口部が、開口下縁近傍の回動軸を中心に前後方向に回動する開閉部材により開閉されることで、前記可変入賞球装置は遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となり、 前記取付基板には、前記開口部の開口上縁の横幅に亘って開口上縁近傍または開口上縁から前方へ隆起し、遊技球の流下軌道を修正する軌道修正部を備えたことを特徴とする遊技機。 【請求項2】 前記軌道修正部は、突起形状であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 【請求項3】 前記軌道修正部は、前記開口部の開口上縁の横幅と等しい幅を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。 【請求項4】 前記開閉部材は、前記回動軸から離れるにしたがって前記開口部内部に近づくような折曲面を備えた折曲部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、遊技盤の遊技領域に設けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生に伴って、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となる可変入賞球装置を備えた遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、遊技機、例えば弾球遊技機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞した遊技球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果当りとなると(当り状態)特別可変入賞球装置(大入賞口)に設けられた開閉扉を所定時間、所定回数開放して遊技球の入賞率を高め、遊技者に有利な状態とする機能を持つ弾球遊技機があった。 【0003】 このような弾球遊技機に用いられる大入賞口及び開閉扉には、該開閉扉の水平方向下部に支軸を設けて、該支軸を中心として回転させて大入賞口を開放させる前方開放型の大入賞口が知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0004】 【特許文献1】 特開平11−206979号公報 (第3−5頁、第2図) 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら特許文献1に示される大入賞口及び開閉扉の構成では、開閉扉が下側の支軸を中心として前方に回転することで大入賞口が開放され、所定時間経過後に開閉扉が後方に回転して大入賞口が閉鎖される際に、遊技球が大入賞口の取付基板と開閉扉の先端との間に挟まってしまい開閉扉が閉まらなくなるという不具合が生じていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成で特別可変入賞口における遊技球の挟み込みを防止することができる遊技機を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明においては、遊技盤の遊技領域に設けられ、所定条件の成立に基づく特定遊技状態の発生に伴って、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となる可変入賞球装置を備えた遊技機において、前記可変入賞球装置を前記遊技盤に取り付けるための取付基板に、前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れるための開口部を形成し、該開口部が、開口下縁近傍の回動軸を中心に前後方向に回動する開閉部材により開閉されることで、前記可変入賞球装置は遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となり、前記取付基板には、前記開口部の開口上縁の横幅に亘って開口上縁近傍または開口上縁から前方へ隆起し、遊技球の流下軌道を修正する軌道修正部を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、取付基板に形成された開口部の少なくとも開口上縁の横幅に亘って軌道修正部を設けたため、遊技球の流路が軌道修正部に接触して前方に変化し、開閉部材の先端が取付基板に球を押さえつける位置を遊技球が通過することを防ぐことができ、球がみの発生が減少し球の除去を行う作業負担を軽減させることができる。 【0007】 また、請求項2に係る発明においては、前記軌道修正部は、突起形状であることを特徴とする。このように構成することにより、開口部70の開口上縁近傍または開口上縁に設けられた突起により遊技球の軌道を前方に変化させることができるため、球がみの発生を減少させることができる。 【0008】 また、請求項3に係る発明においては、前記軌道修正部は、前記開口部の開口上縁の横幅と等しい幅を有することを特徴とする。このように構成することにより、取付基板の開口部上縁と等しい幅を有する軌道修正部が形成されるため、球がみの発生を低減させることができる。 【0009】 また、請求項4に係る発明においては、前記開閉部材は、前記回動軸から離れるにしたがって前記開口部内部に近づくような折曲面を備えた折曲部を設けたことを特徴とする。このように構成することにより、回動軸から離れるにしたがって開口部内部に近づくような折曲面を設けたため、開閉部材が閉まることにより開閉部材の内側の開口部方向へ球を押す方向の力が働くため球がみの発生を低減することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】 以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明においては、弾球遊技機1の遊技者側を表,表面,前面,前方で表し、弾球遊技機1を挟んで遊技者と反対側を裏,裏面,後面,後方,奥,背面で示す。まず、図1乃至図4を参照して実施形態に係る弾球遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る弾球遊技機1の正面図であり、図2は、遊技盤40の正面図であり、図3は、弾球遊技機1の背面図であり、図4は、主基板120と各種制御基板及び電気部品との関係を示すブロック図である。 【0011】 弾球遊技機1は、図1及び図2に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉自在に設けられる透明板保持枠4と、枠基体3の前面下部に開閉自在に設けられる上皿開閉枠11と、から構成されている。また、枠基体3に設けられる主要構成部としては、上記した透明板保持枠4、遊技盤40、下皿27、灰皿ユニット29、操作ハンドル30、機構板140、打球発射装置130がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技球80を貸し出す(球貸しする)ためのカードユニット装置31が付設されている。 【0012】 透明板保持枠4には、後述する遊技盤40の遊技領域41をほぼ透視し得る遊技開口としての円形透視窓5が開設され、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着されるようになっている。この円形透視窓5及び複層ガラス板は、いずれも縦長な円形状に形成されるものである。透明板保持枠4の周縁には、後方に向かって補強周枠リブ(図示しない)が立設され、透明板保持枠4の強度の向上を図っている。また、透明板保持枠4の前面側には、円形透視窓5の外周に沿って、上部に装飾部材としての上部装飾ユニット22が、左側方に被覆部材としての左装飾ユニット23が、右側方に被覆部材としての右装飾ユニット24が、下部に前面構成部材としての下部装飾ユニット25がそれぞれ設けられている。上部装飾ユニット22の内部に、発光部材としての遊技効果LED13,14a,14c及び遊技効果ランプ14b,14dが臨むように透明板保持枠4の前面側に備えられ、左装飾ユニット23及び右装飾ユニット24の内部に、それぞれ発光部材としての遊技効果ランプ16a,16b及び遊技効果ランプ17a,17bが臨むように透明板保持枠4の前面側に備えられている。この遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17bは、遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り上げるものである。 【0013】 また、上部装飾ユニット22の左右に、遊技の進行に応じた効果音(音声なども含む)を発生するスピーカ12a,12bが透明板保持枠4に設けられている。なお、スピーカ12a,12bは、遊技球80の貸出異常が生じたとき、あるいは遊技球80の貸出時(例えば、100円相当の遊技球80が払い出される毎)に、その旨を報知する報知音も発生するようにしてもよい。また、左装飾ユニット23の上部右側方に、入賞球(遊技球80)の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出されたことを報知する遊技関連情報発光部材としての賞球LED10(なお、賞球未払出分がある場合に報知するものでもよい。具体的には、賞球未払出があるときは点灯し、賞球未払出がないときは消灯するなど)が透明板保持枠4に設けられ、右装飾ユニット24の上部左側方に、払い出すべく賞球が不足したこと(後述する球切れスイッチ157により球切れを検出したとき)を報知する遊技関連情報発光部材としての球切れLED9が透明板保持枠4に設けられている。この賞球LED10及び球切れLED9は、弾球遊技機1において行なわれる遊技演出とは別に遊技に関する情報に関連して発光する遊技関連情報発光部材であり、遊技効果LEDや遊技効果ランプとは別に設けられるものである。また、左装飾ユニット23及び右装飾ユニット24のそれぞれ左側及び右側には、装飾するための前面装飾部6が設けられている。更に、下部装飾ユニット25の両側方には、遊技盤40に貼付される証紙を視認するための透視窓18が設けられている。 【0014】 上記した遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10は、それぞれプリント配線基板で構成されるLED基板190、LEDランプ基板191,192、ランプ基板193〜196、球切れLED基板197、賞球LED基板198に実装されて枠基体3の前面側に取り付けられている。なお、遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10は、各プリント基板にそれぞれ複数個ずつ実装され、遊技効果ランプ14b,14dは、各プリント基板にそれぞれ1個ずつ実装されている。そして、図4に示すように、各基板190〜198及びスピーカ12a,12bは、保持枠中継基板100に接続され、この保持枠中継基板100は、枠基体3の裏面下部に取り付けられる中継基板取付台201に止着される枠基体中継基板99に接続された後、後述する電飾制御基板92に接続されている。電飾制御基板92は、後述する主基板120(遊技制御基板)から表示制御基板90を経由して送信される情報信号の種類に応じて上記した遊技効果LED13,14a,14c、遊技効果ランプ14b,14d,16a,16b,17a,17b、球切れLED9、賞球LED10の表示制御及びスピーカ12a,12bの駆動制御をするものである。なお、保持枠中継基板100は、透明板保持枠4の裏面上部に取り付けられている。 【0015】 また、枠基体3には、透明板保持枠4と枠基体3とが開放したことを検出するための保持枠開放スイッチ111(図4に符号のみ記載:図中、第1ドア開放スイッチと記載)及び枠基体3と外枠2とが開放したことを検出するための枠基体開放スイッチ112(図4に符号のみ記載:図中、第1ドア開放スイッチと記載)が設けられており、枠基体中継基板99を介して枠用外部端子基板102に接続されている。このように、保持枠開放スイッチ111及び枠基体開放スイッチ112が備えられているため、外枠2,枠基体3及び透明板保持枠4の開放状態を外部装置等によって確認することができる。なお、この保持枠開放スイッチ111及び枠基体開放スイッチ112の配線は、枠基体中継基板99に接続された後、電飾制御基板92に接続され、表示制御基板90を経由して主基板120に接続するようにし、そして、主基板120からの情報信号に基づいて電飾制御基板92によって一部又は全部のLEDあるいはランプ9,10,13,14a〜14d,16a,16b,17a,17bを点灯制御することにより枠基体3あるいは透明板保持枠4が開放されたことを報知するようにしてもよい。 【0016】 次に、透明板保持枠4の透視窓5の下方に位置する上皿開閉枠11に形成された上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することにより構成されている。上皿19の開放側の上方には、球抜き操作レバー21が設けられている。この球抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、後述するスプリング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させることにより、上皿19に貯留されていた球(遊技球80)を裏面側に形成される球抜き路(図示しない)及び球抜き(図示しない)を流下させて下皿27に誘導するものである。 【0017】 上記した上皿19について、さらに詳細に説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球払出口20から払い出された賞球を貯留し、且つ発射位置に球を供給するものである。また、上皿19には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット装置31を介して遊技球80を借り受ける際に操作する操作部(残高表示部)が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ36,返却スイッチ37,度数表示LED105及び球貸表示LED106(いずれも図4に符号のみ記載)が実装される残高表示基板104(図4に符号のみ記載)からなり、該残高表示基板104が上皿19の上面に臨むように設けられている。なお、度数表示LED105は、カード残高を7セグメントLEDで表示するLEDであり、球貸表示LED106は、球貸しが可能か否かを表すLEDである。球貸スイッチ36は、カードユニット装置31によって遊技球80を借り受ける際に操作(球貸し操作)するものであり、返却スイッチ37は、遊技終了の際にカードユニット装置31のカード挿入口(図示しない)に差し込まれたカードを返却するためのものである。なお、上皿19に設けられて上記した球貸スイッチ36,返却スイッチ37,度数表示LED105及び球貸表示LED106が実装される残高表示基板104から延びる上皿配線は、枠基体3の軸支側の下部に形成される配線通し開口(図示しない)から枠基体3の裏側に引き出され、機構板140の裏面下部に取り付けられるインターフェイス基板103を経由して後述する払出制御基板98に接続されている。また、上皿19の右側方には、透明板保持枠4を枠基体3に対して施錠し且つ枠基体3を外枠2に対して施錠する施錠装置128を操作するためのシリンダー錠26が臨んでいる。 【0018】 また、枠基体3の下部に取り付けられる下皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって機構板140の裏面下部に形成される余剰球通路(図示しない)及び接続樋202を介して排出される余剰球を貯留する余剰球貯留皿(余剰球受皿)であり、その下皿27の下方には、球抜き操作レバー28がスライド可能に取付けられるようになっている。この球抜き操作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留されていた遊技球80(賞球)を下方に球抜きして持ち運び可能な球箱に移し替えることができる。また、下皿27の左側には、灰皿ユニット29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられている。操作ハンドル30は、図3に示す打球発射装置130のステッピングモータ601(図4に符号のみ記載:図中、発射モータと記載)の駆動を停止させるための単発発射スイッチ109(ストップスイッチ:図4に符号のみ記載)及びタッチリング110(タッチセンサ:図4に符号のみ記載)に接続されるタッチ配線(図示しない)が組み付けられていると共に、弾発力を調節するものである。なお、タッチ配線は、単発発射スイッチ109からの配線と共に束ねられる。 【0019】 弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した通りであるが、図示の実施形態では、図3に示すように、弾球遊技機1にカードユニット装置31が隣接されている。このカードユニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前述した球貸スイッチ36や返却スイッチ37等の操作部を操作することにより作動されるものである。しかして、カードユニット装置31の表面側には、使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示器(図示しない)と、当該カードユニット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器(図示しない)と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入口(図示しない)とが設けられている。そして、このように構成されるカードユニット装置31は、独自の制御回路によって制御されるものであるが、後述するインターフェイス基板103とカードユニット配線35を介して接続され、このカードユニット配線35からインターフェイス基板103を経由して後述する払出制御基板98に接続されている(図3参照)。なお、カードユニット装置31を弾球遊技機1に内蔵しても良いし、カードユニット装置31を付設せず、カードによる球貸し機能を有しない弾球遊技機でもよい。また、本実施形態においては、遊技者に遊技球80を貸し出す(球貸しする)ためのユニット装置としてカードユニット装置31を例示したが、例えば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。 【0020】 一方、弾球遊技機1の背面には、図3に示すように、入賞球80の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板140が設けられると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面には、ステッピングモータ601及び打球槌(図示しない)を有する打球発射装置130が固着され、その打球発射装置130の側方には、機構板140の余剰球通路(図示しない)を流下する賞球を前記下皿27に誘導する接続樋(図示しない)が固着されている。更に、接続樋202の側方に中継基板取付台201が取り付けられ、外枠2に対する枠基体3の開放側裏面には、外枠2の掛止片129に対する枠基体3の施錠及び枠基体3に対する透明板保持枠4の施錠を行う施錠装置128が設けられている。 【0021】 上記した構成のうち、打球発射装置130には、発射制御基板107(図4に符号のみ記載)が付設されており、この発射制御基板107によって打球発射装置130が駆動制御されるようになっている。発射制御基板107は、基板ボックス203内に収容されると共に、枠基体中継基板99を介して払出制御基板98と接続されており(図4参照)、所定の状態(例えば、カードユニット未接続、それだけでもよいが、他に下皿満タン、球切れ時などのとき)となったときに払出制御基板98から停止信号をうけて打球の発射を行えないようになっている。 【0022】 以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のうち、遊技盤40と、機構板140の詳細な構成について順次説明する。まず、図2を参照して遊技盤40について説明する。 【0023】 遊技盤40は、枠基体3の裏面側に一体的に形成される遊技盤収納枠部393(図示しない)に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けられ、該誘導レール42の内側が縦長の円形状に形成された遊技領域41とされて発射された打球が落下するものである。遊技領域41には、図示の場合、特別可変表示装置44、特別可変入賞球装置48、普通可変入賞球装置58、普通可変表示装置63等が設けられると共に、単に打球を入賞とする入賞口、打球の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打球が取り込まれるアウト口69が設けられている。 【0024】 遊技領域41の構成をその遊技動作に従ってより詳細に説明すると、可変表示装置44の下方に普通可変入賞球装置58が設けられると共に、可変表示装置44の両側方には、それぞれ通過球検出器62a,62bを内蔵する通過口61a,61bが設けられている。この通過球検出器62a,62bは、遊技領域41を落下する打球の通過を検出すると、その検出信号に基づいて特別可変入賞球装置48の右側方に設けられる上下一対のLEDからなる普通図柄表示器63を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(上下いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定められた当りLEDの点灯(図示の場合は、上方のLED)である場合に、普通可変入賞球装置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器63の可変時間は、後述する非特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、30秒)、後述する特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、特別可変入賞球装置48の左側方には、普通図柄表示器63の可変表示中に通過球検出器62a,62bを通過した打球数を記憶表示する普通図柄始動記憶LED64(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。 【0025】 普通可変入賞球装置58は、遊技領域41のほぼ中央に配置される可変表示装置44と遊技領域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド59(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動球検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞球(遊技球80)を検出するようになっている。しかして、打球が始動球検出器60によって検出されると可変表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置58の開放時間は、非特別遊技状態のときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、特別遊技状態のときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置58が開放していない場合でも打球を受け入れるようになっている。 【0026】 可変表示装置44は、図2に示すように、識別情報を可変表示する表示部67を有した液晶タイプの表示器であり、この表示部67は、左・中・右の3つの表示領域に識別情報が表示制御されるものである。 【0027】 上記した表示部67の前方外周には、表示部67の外周部分を装飾するための装飾部材66が設けられている。そして、可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である特定表示結果となった場合に、特定遊技状態(例えば、大当り)となって特別可変入賞球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、特定表示結果の一部は、特別表示結果として設定され、この特別表示結果で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器63における当り(当りLEDの点灯)の出現確率や可変表示装置44における大当り図柄の出現確率が高くなる遊技者に有利な特別遊技状態(例えば、確率変動等)となるように設定されている。これに対し、特別表示結果以外の特定表示結果は、特別遊技状態よりも遊技者に不利な非特別遊技状態となる非特別表示結果として設定されている。また、可変表示装置44の上方右側には、可変表示装置44の可変動作中に前記始動球検出器60によって検出された球数を記憶表示する特別図柄始動記憶LED46(最高4個まで記憶表示する)と、が設けられている。なお、可変表示装置44は、液晶タイプのものに限らず、CRT,ドットマトリクス,LED,7セグメント,ドラム等により構成されるものであっても良い。 【0028】 特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置48は、ソレノイド65(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動される開閉部材としての開閉板49を有し、その開閉板49に受け入れられた打球を検出する入賞個数検出器52(図4に符号のみを記載)が設けられている。また、後述する特別可変入賞球装置48の入賞領域73には、打球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器51(図4に符号のみを記載)が設けられており、該特定球検出器51の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打球が特定球検出器51を通過しないようにするVシャッター(図示しない)が設けられている。このVシャッターは、ソレノイド50(図4に符号のみを記載)によって開閉駆動が行われる。しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞球80が入賞するまで開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打球が特定球検出器51によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に最高16回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。 【0029】 なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す▲1▼〜▲5▼の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。 【0030】 ▲1▼ 打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御 ▲2▼ 特定の入賞又は通過領域での打球の検出を介在させ、打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御 ▲3▼ 打球の入賞に関わらず所定数の景品球を直接排出する制御 ▲4▼ 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御 ▲5▼ 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に対して得点を付与する制御 また、特別可変入賞球装置48の左右両側には、それぞれ入賞球検出器56a,56bを内蔵する通常入賞口54a,54bが設けられ、該通常入賞口54a,54bの外側上方には、それぞれ入賞球検出器55a,55bを内蔵する通常入賞口53a,53bが設けられている。 【0031】 上記したように、打球が入賞するすべての入賞口及び入賞装置には、入賞球80を検出する入賞球検出器としての各スイッチ52,55a,55b,56a,56b,60が設けられているが、これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すために使用されるものである。なお、入賞球80を検出するが、賞球を払い出さない各スイッチ51,62a,62bも設けられている。しかして、これらのスイッチ(入賞球検出器)51,52,55a,55b,56a,56b,62a,62bは、図4に示すように、次に説明するスイッチ中継基板95を介して主基板120に接続され、主基板120では、これらの検出器からの検出信号により未払出数として対応した個数を加算すると共に順次払出制御基板98に賞球個数信号を導出する。そして、払出制御基板98は、その賞球個数信号に基づいて所定個数の賞球を払い出すように後述する球払出装置154を駆動制御するようになっている。なお、スイッチ(特定球検出器)51は、継続権の成立を検出する機能を兼用しており、スイッチ(入賞球個数検出器)52は、開閉板49の開放を規制するための計数機能を兼用している。また、スイッチ(始動球検出器)60は、特別可変表示装置44の可変表示をさせるための始動機能を兼用している。 【0032】 また、始動球検出器60は、図4に示すように、スイッチ中継基板95を介することなく直接主基板120と接続されている。(ただし、他の入賞球検出器51,52,55a,55b,56a,56b,62a,62bによって導出される賞球個数信号は、相対的に多い個数、例えば、13個や15個であるのに対し、始動球検出器60に基づく賞球個数信号は、相対的に少ない個数、例えば、5個や7個である)これは、始動球検出器60からの配線を直接主基板120に接続することにより、その途中に不正な回路基板を組み込んだ配線(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されているか否かの発見を容易にするためである。また、始動球検出器60と主基板120とを直接接続する配線は、他の配線の色と明らかに異なる色(本実施形態の場合には、ピンクと黄の蛍光色)としたので、この点からも始動球検出器60からの配線に不正が行われているか否かを見分け易い。さらに、その始動球検出器60と主基板120とを接続する配線を遊技機裏面側から見て視認できるようにしているので、より不正を発見し易い。 【0033】 遊技盤40には、上記したようにスイッチやソレノイド、あるいは装飾ランプや装飾LED等が多数設けられるが、これらは、電飾制御基板92やあるいはスイッチ中継基板95を介して主基板120に接続されるようになっている。即ち、図4に示すように、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,56a,56b,62a,62b及び各ソレノイド50,59,65は、スイッチ中継基板95を介して主基板120に接続され、普通図柄可変表示装置63及びソレノイド71b,73b,74bは、盤用電飾中継基板93を介して電飾制御基板92に接続されている。 【0034】 一方、遊技盤40の裏面には、図3に示すように、遊技盤40の裏面側の中央部分には、裏面カバー体81が取り付けられている。裏面カバー体81の中央には、特別可変表示装置44が臨む開口(図示しない)が形成されており、この裏面カバー体81に対して、特別可変表示装置44の裏面が突出して設けられている。この特別可変表示装置44の裏面部分の右側には、音声制御基板94が音声制御基板ボックス125内に収容して取り付けられている。この音声制御基板94は、前記スピーカ12a,12bを駆動制御するものであり、主基板120からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発生させるものである。また、音声制御基板94には、音量を切り替える音量切替スイッチ127が設けられている。また、音声制御基板94の下方には、後述する表示制御基板90から特別可変表示装置44へ送信される信号を中継するための表示中継基盤91が備えられている。 【0035】 また、特別可変表示装置44の裏面部分の左側には、盤用電飾中継基板93が取り付けられている。この盤用電飾中継基板93は、前述したように遊技盤40に設けられる可変表示装置63、ソレノイド71b,73b,74bと電飾制御基板92との接続を中継するものである。また、盤用電飾中継基板93の下方には、スイッチ中継基板95が取り付けられている。このスイッチ中継基板95は、前述したように、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,56a,56b,62a,62b及び各ソレノイド50,59,65と主基板120との接続を中継するものである。また、盤用電飾中継基板93の左側方には、裏面カバー体81上に盤用外部端子基板96が取り付けられている。この盤用外部端子基板96は、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例えば、大当り遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、確率変動図柄で大当り遊技状態となり、その大当り状態中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知する大当り2情報(大当り中と確率変動中に出力され続ける信号)、確率変動図柄による大当り状態終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動球検出器をONした打球の数を報知する始動口情報、特別可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の開閉回数を報知する役物回数2情報等)を遊技場に設置される管理コンピュータに出力するための外部接続端子(図示しない)を有し、これらの情報が主基板120から与えられるようになっている。更に、どの図柄で大当りしたか、どの図柄で停止したか等の情報を出力するようにしてもよい。 【0036】 また、裏面カバー体81の下方には、遊技盤40に設けられる各入賞口から入賞した入賞球80を誘導する入賞球誘導路(図示しない)がその前面に形成される入賞球誘導カバー体82が取り付けられている。入賞球カバー体82には、表示制御基板90及び電飾制御基板92が表示制御基板ボックス124内に収容して取り付けられている。表示制御基板90は、特別可変表示装置44の可変表示動作を主基板120からの情報信号の種類に応じて駆動制御するものであり、電飾制御基板92との情報信号のやり取りを行なうものである。また、電飾制御基板92は、図4に示すように、遊技盤40に設けられる装飾LED、普通可変表示装置63、ソレノイド、及び透明板保持枠4に設けられる遊技効果LEDや遊技効果ランプ等を主基板120からの情報信号に応じて一括して駆動制御するものである。 【0037】 以上、遊技盤40の構成について詳細に説明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、枠基体3の裏面側に形成される遊技盤収納枠部(図示しない)に収納固定されるようになっている。遊技盤収納枠部は、周知のように、ほぼ正方形状に構成される遊技盤40を収容するように枠基体3の裏面に段差状に形成され、収容した遊技盤40の裏面を押圧固定するための遊技盤係止レバー200が遊技盤収納枠部の左側方に2箇所及び右側方に1箇所に取り付けられている。なお、遊技盤係止レバー200の取付位置は、このような位置に限られるものではなく、適宜箇所に設けられるものであればよい。また、遊技盤収納枠部の下方部は、平板状の支持板となって遊技盤40の下辺を載置するようになっており、その支持板のほぼ中央にアウト球を誘導するアウト球連通口(図示しない)が形成されている。また、遊技盤40を遊技盤係止レバー200によって収容固定した状態においては、その裏面から機構板140が被覆されることとなるが、その機構板140は、開閉自在に軸支され、また、機構板140を閉じた状態で保持することができるようになっている。なお、機構板140は、枠基体3に対して固定されて開閉できないものであってもよい。 【0038】 次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機構板140の構成について図3を参照して説明する。図3において、機構板140は、遊技球を貯留する貯留タンク147と該貯留タンク147に貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する球整列レール部材148及びカーブレール部材150と、カーブレール部材150からの遊技球を誘導する球通路156と、入賞に基づく賞球を払い出す球払出装置154と、主として遊技盤40に打ち込まれた入賞球を含む打球を処理する処理機構と、が機構板主体141上に設けられる。球整列レール部材148の下流側上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子を有する情報端子基板102が設けられる。情報端子基板102に設けられる外部接続端子118からは、外部(例えば、管理コンピュータ)へ貯留タンク147にて遊技球が不足している旨の球切れ情報と貸球情報と賞球情報とが出力される。 【0039】 また、カーブレール部材150の下流側には、垂直状に球通路部材156が設けられる。具体的には、前後2列の球通路から球通路部材156が構成され、該2列の球通路には、それぞれ球切れスイッチ157(図4に符号のみ記載)が通路に臨むように設けられている。この球切れスイッチ157は、図4に示すように、主基板120に接続され、球切れスイッチ157が遊技球を検出しなくなったときには、球払出装置154の作動を停止して遊技球の払出を不能動化させるようになっている。球払出装置154は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部に収納されて機構板主体141の前面側に着脱自在に取り付けられるようになっている。 【0040】 また、機構板140の下部後面側には、電圧の異なる複数の電源を生成する電源ユニット基板97を収容する電源基板ボックス122と、遊技盤40に設けられる可変表示装置44や特別可変入賞球装置48等の遊技装置の動作を制御する主基板120を収容する主基板ボックス121と、前記球払出装置154の動作を制御する払出制御基板98を収容する払出制御基板ボックス123が設けられる。電源ユニット基板(電源生成基板)97は、電源コード117が接続されてAC24Vの電圧が供給されると共に、DC30V、DC21V、DC12V、DC5V、AC24Vの5種類の電圧を生成し、各制御基板に所定の電源を供給する。 【0041】 以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の構成、及び機構板140の構成について説明してきたが、次に、配線接続される回路構成について、図4を参照して説明する。主基板120には、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,56a,56b,62a,62bからの信号がスイッチ中継基板95を介して入力されると共に始動球検出器60からの信号も入力され、また、満タンスイッチ158及び球切れスイッチ157からの信号が機構板中継基板101及び払出制御基板98を介して入力される。更に、主基板120には、中継基板113及び払出制御基板98を介して払出個数カウントスイッチ116からの信号が入力されるものである。 【0042】 上記した入力信号のうち、遊技盤40に設けられる各スイッチ51,52,60,62a,62bからの入力信号に基づいて主基板120は、遊技盤40に設けられるソレノイド50,59,65を駆動制御すると共に、遊技状態に応じた電飾信号を表示制御基板90を介して電飾制御基板92に出力し、遊技状態に応じた効果音信号を表示制御基板90及び電飾制御基板92を介して音声制御基板94に出力し、更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表示制御信号又は外れ表示制御信号を表示制御基板90に出力し、盤用外部端子基板96に各種の遊技情報を出力する。電飾制御基板92は、主基板120から入力される信号によって、普通可変表示装置63を表示制御し、音声制御基板94は、主基板120から入力される効果音信号の種類に応じて電飾制御基板92及び保持枠中継基板100を介してスピーカ12a,12bを駆動制御する。また、表示制御基板90は、主基板120から入力される表示制御信号の種類に応じて特別可変表示装置44の表示結果を導出するように制御する。 【0043】 また、満タンスイッチ158からの入力信号に基づいて主基板120は、払出制御基板98に満タン信号(払出停止コマンド)を出力し、その満タン信号に基づいて払出制御基板98は、払出モータ115の駆動を停止させる。また、その満タン信号に基づいて、ステッピングモータ601の駆動を停止する。なお、満タンスイッチ158からの入力信号があったときには、電飾制御基板92に満タン信号を出力して所定のランプ又はLEDを表示駆動してその旨を報知するようにしてもよい。また、満タン信号を払出制御基板98に出力するので、例えば、該払出制御基板98上のエラー表示器等でその旨を報知するようにしてもよい。 【0044】 また、遊技盤40に設けられる通過球検出器62a,62bを除く各スイッチ51,52,55a,55b,60,56a,56bからの入力信号に基づいて主基板120は、払出制御基板98に賞球個数信号を出力し、払出制御基板98は、その賞球個数信号の入力に基づいて払出モータ115を駆動して所定個数の賞球を払い出す。また、払出個数カウントスイッチ116からの入力信号に基づいて主基板120は、未払出数があるか否かを判定する。また、払出個数カウントスイッチ116からの入力信号に基づいて主基板120は、枠用外部端子基板102に賞球個数情報(10個で1パルス)を出力し、この信号を枠用外部端子基板102から外部の管理コンピュータに出力する。更に、各スイッチ51,52,55a,55b,60,56a,56bからの入力信号に基づいて主基板120は、電飾制御基板92(及び音声制御基板94)に賞球信号を出力し、賞球LED10(又はスピーカ12a,12b)を表示駆動してその旨を報知する。 【0045】 更に、球切れスイッチ157からの入力信号に基づいて主基板120は、払出モータ115を駆動停止させるために払出制御基板98に球切れ信号(払出停止コマンド)を出力したり、電飾制御基板92に賞球切れ信号を出力して球切れLED9を所定の態様で表示駆動する。なお、満タンスイッチ158又は球切れスイッチ157のいずれかがONすることで賞球停止信号(払出停止コマンド)を主基板120から払出制御基板98に出力して賞球しないようにし、いずれのスイッチ158,157ともOFFであれば賞球可能信号(払出停止解除コマンド)を出力するというものでもよい。また、賞球LED10に換えて未払出がある場合、点灯する未払出報知ランプなどを設けてもよい。 【0046】 主基板120には、遊技動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を制御するためのスイッチ入力しか入力されず、主基板120と払出制御基板98を除く他の制御基板90,92,94との関係においては、主基板120から制御基板90,92,94に向かって一方向の通信関係となる。このため、制御基板に不法な処理プログラムを組み込んで主基板120で不正な処理を施そうとしても実行することができないという利点があり、また、主基板120の制御の一部を他の制御基板90,92,94,98で担当しているので、主基板120の負担が軽減されると共に、主基板120の検査の容易化を図ることも可能である。 【0047】 また、払出制御基板98には、センサ基板114のモータ位置センサ及び払出個数カウントスイッチ116からの信号が中継基板113を介して入力され、残高表示基板104の球貸スイッチ36及び返却スイッチ37からの信号が入力され、カードユニット装置31から各種の情報が入力されている。更に、前述したように、主基板120から賞球個数信号、満タン信号、球切れ信号が入力されるものである。上記した入力信号のうち、モータ位置センサからの入力信号に基づいて払出制御基板98は、貸球及び賞球の払出動作において払出モータ115の停止位置、即ち球払出装置154のスプロケットの停止位置を正確に制御すると共にスプロケットが回転しているか否かを検出できる。また、払出個数カウントスイッチ116からの入力信号に基づいて払出制御基板98は、貸球及び賞球の正確な払出数を払い出すように払出モータ115を駆動制御すると共に、枠用外部端子基板102に貸球数情報(100円分の球25個で1パルス)を出力する。なお、賞球数情報を主基板120から出力するようにしてもよい。 【0048】 また、払出制御基板98は、球貸スイッチ36からの入力信号に基づいてカードユニット装置31から貸球要求信号が出力されると払出モータ115を駆動し、また、返却スイッチ37からの入力信号は、インターフェイス基板103を経由してカードユニット装置31に伝達される。また、カードユニット装置31からの各種の情報信号もインターフェイス基板103を経由して残高表示基板104の度数表示LED105及び球貸表示LED106に伝達される。更に、主基板120からの球切れ信号、賞球個数信号、満タン信号等に基づいて払出制御基板98は、前述したように中継基板113を介して賞球の払出動作を実行せしめたり、発射制御基板107にステッピングモータ601の停止信号を出力したりする。なお、枠用外部端子基板102に接続される球切れスイッチ157からの入力信号は、球切れ情報として外部の管理コンピュータ等に出力される。 【0049】 また、上記した払出制御基板98には、接続線(図示しない)を介して補強ヒンジ部材176(図3参照)が接続されており、この補強ヒンジ部材176あるいは補強ヒンジ部材176と係合する枠基体3の下側のヒンジ金具(図示しない)に接続されるアース板(図示しない)から遊技球の静電気を受け、これをカードユニット装置31から放電するようになっている。 【0050】 次に、本発明の要部である特別可変入賞球装置48について図5乃至図7を参照して説明する。図5は本実施形態に係る特別可変入賞球装置48の斜視図であり、図6は、本実施形態に係る特別可変入賞球装置48の断面図であり、(A)閉成状態、(B)開成状態→閉成状態、(C)開成状態であり、図7は、本実施形態に係る特別可変入賞球装置48の断面図であり、(A)第1実施形態、(B)第2実施形態、(C)第3実施形態である。 【0051】 本実施形態に係る弾球遊技機1は、遊技盤40の遊技領域41に設けられ、所定条件として可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)の成立に基づく特定遊技状態(例えば、大当り)の発生に伴って、遊技者にとって有利な第1の状態(例えば、後述する開閉板49が入賞領域73に遊技球80を受入可能な開成状態)と遊技者にとって不利な第2の状態(例えば、後述する開閉板49が入賞領域73に遊技球80を受入不可能な閉成状態)となる特別可変入賞球装置48を備えている。特別可変入賞球装置48は、取付基板70に形成される開口部72の前面に設けられる開閉板49の後方に入賞領域73を備え、入賞領域73には、V入賞領域(図示しない)及び10カウント入賞領域(図示しない)が設けられている。大当り状態において、入賞領域73内に設けたV入賞領域に遊技球80が入賞するとこれに伴って所定回数を上限に大当り状態の継続権を成立させている。つまり、特別可変入賞球装置48に備えられる入賞領域73は、V入賞領域と10カウント入賞領域とから構成され、特定入賞領域に遊技球80が入賞することによって所定回数(例えば15回)を上限に大当り状態の継続遊技が可能となるようにしている。 【0052】 また、特別可変入賞球装置48の入賞領域73には釘調整することなく特定入賞領域及びその他入賞領域への入賞を可能とする可動傾斜部材(シーソー)77が設けられ、該可動傾斜部材77には、下り傾斜に逆らって上昇転動する遊技球80を途中で跳ね返す球跳ね返し部78を備えている。 【0053】 図5に示すように、特別可変入賞球装置48は取付基板70によって遊技盤40に取り付けられている。また、取付基板70には遊技領域41を流下する遊技球80を受け入れるための開口部72が形成されている。そして、開口部72が開口下縁近傍の回動軸76(図6参照)を中心に前後方向に回動する開閉部材(開閉板49)により開閉されることで、特別可変入賞球装置48は遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化している。 【0054】 また、取付基板70の裏面側中央には、普通可変入賞球装置58の入賞球(遊技球80)を遊技盤40裏面の始動球検出器60に誘導する始動球誘導樋79が形成されている。 【0055】 上記の構成を有する特別可変入賞球装置48において、所定条件の成立に伴い大当り状態となると、ソレノイド50によって開閉板49は下部に設けられた回動軸76を中心として前方に回転駆動し、入賞領域73を開放する。このようにして打玉(遊技球80)を入賞領域73に受入可能な開成状態(第1の状態)とする。そして、所定個数及び所定時間経過後、ソレノイド50によって回動軸76を中心として後方に回転駆動し、入賞領域73を封止する。このようにして打玉80を入賞領域73に受入不可能な閉成状態(第2の状態)としている。このような遊技状態において、開閉板49が開放状態から閉止状態に移行する際に特別可変入賞球装置48の取付基板70と開閉板49の先端部との間に挟まってしまう(球がみ)という問題が生じており、このような球がみは、遊技球80が遊技盤40に近い側で落下し、開閉板が閉まる際に開閉板49と取付基板70との間を遊技球80が通過しようとすることで発生する。逆に、複層ガラス板に近い側(遊技盤40の前方)を遊技球80が落下する場合には、開閉板が閉まる際に開閉板49と取付基板70との間を遊技球が通過しようとすることがないため球がみが発生しない。本発明では、上記した問題を解決する構成となっている。以下、詳述する。 【0056】 特別可変入賞球装置48の取付基板70には、図5に示すように開口部72の開口上縁の横幅に亘って開口上縁近傍から前方へ隆起し、遊技球80の流下軌道を修正する軌道修正部71を設けている。本実施形態における軌道修正部71は、第1実施形態(図7(a)参照)に示す突起形状となっている。また、軌道修正部71は、取付基板70の開口部72の開口上縁の横幅と等しい幅を有している。 【0057】 なお、本実施形態における軌道修正部71は、開口上縁近傍の突起から構成されているが、開口上縁又は開口上縁付近から隆起していればよく、例えば、図7(B)に示す開口上縁から隆起した第2実施形態及び図7(C)に示す開口上縁付近が隆起して面で球を受ける第3実施形態であってもよい。 【0058】 また、本実施形態における軌道修正部71は、取付基板70の開口部72の開口上縁の横幅と等しい幅を有するものとなっているが、少なくとも開口部72の開口上縁の横幅に亘って設けられたものであればよく、例えば、開口部72の開口上縁または開口上縁近傍に小さく隆起させたものを複数並べて開口部72の横幅以上に亘って設けた軌道修正部71であってもよい。 【0059】 また、本実施形態における軌道修正部71は取付基板70と一体的に形成されたものであるが、これに限らず、例えば、単体で形成された軌道修正部71を取付基板70に取り付けるようにしてもよい。 【0060】 また、本実施形態における開閉板49は、ソレノイド50によって回動される構成となっているが、これに限らず、例えば、モータによって回動される構成としてもよい。 【0061】 上記のような構成を有する特別可変入賞球装置48においては、遊技領域41から遊技盤40に近い側を落下してきた遊技球80は、軌道修正部71に接触することで複層ガラス板に近い側(前方)へと流路が変化するため、開閉板49が開放状態から閉止状態に移行する際に開閉板49の先端と取付基板70との間を遊技球80が通過することを防ぎ、開閉板49の先端部と取付基板70との間の球(遊技球80)の挟みこみを減少させることができる。 【0062】 また、本実施形態における特別可変入賞球装置48では、開閉板49が閉まる際の球がみを防止し、且つ、開閉板49の開成状態において軌道修正部71により軌道が前方に変化した遊技球80を確実に入賞領域73に導く構成の開閉板49を備えている。 【0063】 図6(A)に示すように、開閉板49は、下部が回動軸76によって回転可能に軸支され、回動軸76から離れるにしたがって開口部内部に近づくような折曲面74を備えている。つまり、開閉板49の断面は、くの字形状となっており、回動軸から所定距離離れた上部が後方に折れ曲がった状態の折曲面74を備えている。また、開閉板49は、下部前面側に位置決め突起75を備えている。位置決め突起75は、開閉板49が閉成状態から開成状態に移行した時の開閉板49の開く角度を決定するものである。 【0064】 軌道修正部71及び折曲部74を備えた特別可変入賞球装置48において、図6(B)に示すように、遊技盤40に近い側を流下してきた遊技球80は、軌道修正部71によって前方へと流路が変化することで、閉じようとしている開閉板49と取付基板70との間を遊技球80が通過することを防ぐため、球がみの発生を抑えることができる。また、閉じようとしている開閉板49と取付基板70との間を遊技球80が通過しようとした場合には、図7(A)に示すように、折曲部74によって入賞領域73内部に遊技球80を押し込む力が働くため、球がみの発生を抑えることができる。 【0065】 開閉板49の開成状態においては、図6(C)に示すように、遊技盤40に近い側を流下してきた遊技球80は、軌道修正部71により前方へと流路が変化するが、開閉板49の開成時において折曲部74が垂直に近い壁として働くことで、遊技球80の流路が前方に変化しても折曲部74によって遊技球80を受け止め、入賞領域73内部に導く方向に流路を変化させるため、開閉板49の開成時において軌道修正部71によって遊技球80の流路が前方に変化しても確実に入賞領域73に遊技球80を入賞させることができる。 【0066】 なお、本実施形態における開閉板49は、上部が折曲したくの字形状となっているが、少なくとも断面の内側(入賞領域側)がくの字形状となっていればよい。 【0067】 また、本実施形態における開閉板49は、折曲部74を一体的に形成しているが、これに限らず、例えば、折曲部74を開閉板49に取り付けるようにしてもよい。 【0068】 以上、本発明の実施の形態によれば、遊技盤40の遊技領域41に設けられ、所定条件の成立(可変表示装置44の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ)に基づく特定遊技状態(例えば、大当り)の発生に伴って、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となる特別可変入賞球装置48を備えた弾球遊技機1において、前記特別可変入賞球装置48を前記遊技盤40に取り付けるための取付基板70に、前記遊技領域41を流下する遊技球80を受け入れるための開口部72を形成し、該開口部72が、開口下縁近傍の回動軸76を中心に前後方向に回動する開閉板49により開閉されることで、前記特別可変入賞球装置49は遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態となり、前記取付基板70には、前記開口部72の開口上縁の横幅に亘って開口上縁近傍または開口上縁から前方へ隆起し、遊技球80の流下軌道を修正する軌道修正部71を備えたことにより、取付基板70に形成された開口部72の少なくとも開口上縁の横幅に亘って軌道修正部74を設けたため、遊技球80の流路が軌道修正部71に接触して前方に変化し、開閉板49の先端が取付基板70に遊技球80を押さえつける位置を遊技球80が通過することを防ぐことができ、球がみの発生が減少し球の除去を行う作業負担を軽減させることができる。 【0069】 また、前記軌道修正部71は、突起形状であることにより、開口部72の開口上縁近傍または開口上縁に設けられた突起により遊技球の軌道を前方に変化させることができるため、球がみの発生を減少させることができる。 【0070】 また、前記軌道修正部71は、前記開口部72の開口上縁の横幅と等しい幅を有することにより、取付基板70の開口部72上縁と等しい幅を有する軌道修正部71が形成されるため、球がみの発生を低減させることができる。 【0071】 また、開閉板49は、前記回動軸76から離れるにしたがって前記開口部72内部に近づくような折曲面を備えた折曲部74を設けたことにより、回動軸76から離れるにしたがって開口部72内部に近づくような折曲面を設けたため、開閉板49が閉まることにより開閉板の内側の開口部72方向へ遊技球80を押す方向の力が働くため球がみの発生を低減することができる。 【0072】 【発明の効果】 以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、取付基板に形成された開口部の少なくとも開口上縁の横幅に亘って軌道修正部を設けたため、遊技球の流路が軌道修正部に接触して前方に変化し、開閉部材の先端が取付基板に球を押さえつける位置を遊技球が通過することを防ぐことができ、球がみの発生が減少し球の除去を行う作業負担を軽減させることができる。 【0073】 また、請求項2の発明においては、開口部70の開口上縁近傍または開口上縁に設けられた突起により遊技球の軌道を前方に変化させることができるため、球がみの発生を減少させることができる。 【0074】 また、請求項3の発明においては、取付基板の開口部上縁と等しい幅を有する軌道修正部が形成されるため、球がみの発生を低減させることができる。 【0075】 また、請求項4の発明においては、回動軸から離れるにしたがって開口部内部に近づくような折曲面を設けたため、開閉部材が閉まることにより開閉部材の内側の開口部方向へ球を押す方向の力が働くため球がみの発生を低減することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。 【図2】遊技盤を示す正面図である。 【図3】弾球遊技機の裏面に設けられる各基板を示す説明図である。 【図4】遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロック図である。 【図5】本発明の一実施形態における特別可変入賞球装置(大入賞口)を示す斜視図である。 【図6】本発明の一実施形態における開閉部材(開閉扉)の(A)閉成状態、(B)開成状態→閉成状態、(C)開成状態、を示す断面図である。 【図7】特別可変入賞球装置48の(A)第1実施形態、(B)第2実施形態、(C)第3実施形態、を示す断面図である。 【符号の説明】 1 弾球遊技機(遊技機) 40 遊技盤 41 遊技領域 44 可変表示装置 48 特別可変入賞球装置 49 開閉板(開閉部材) 70 取付基板 71 軌道修正部 72 開口部 73 入賞領域 74 折曲部 76 回動軸 80 球,打玉,遊技球、入賞球
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144153 【氏名又は名称】株式会社三共
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| 【出願日】 |
平成14年10月29日(2002.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084227 【弁理士】 【氏名又は名称】今崎 一司
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| 【公開番号】 |
特開2004−147712(P2004−147712A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月27日(2004.5.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−313566(P2002−313566) |
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