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【発明の名称】 化粧のり向上用化粧料
【発明者】 【氏名】嵜口 孝行
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内

【氏名】小泉 菜生
【住所又は居所】東京都中央区銀座7−5−5 株式会社資生堂内

【氏名】佐藤 敦子
【住所又は居所】神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横浜)内

【要約】 【課題】即効的な化粧のりの改善、あぶらっぽくなく、肌なじみがよい優れた使用性を有するのみならず、連用により肌状態を改善し、さらに化粧のりがよくなるという良循環効果を有する、化粧のり向上用化粧料を提供する。

【解決手段】(a)平均粒子径が5〜30μm、平均アスペクト比が60〜90である板状硫酸バリウムを0.1〜10質量%、(b)高分子量シリコーン(例えば、重合度3000〜20000の、高分子量ジメチルポリシロキサン、アミノ変性高分子シリコーン、アミノ変性高分子シリコーンなど)を0.001〜5質量%含有する、化粧のり向上用化粧料。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)平均粒子径が5〜30μm、平均アスペクト比が60〜90である板状硫酸バリウムを0.1〜10質量%、(b)高分子量シリコーンを0.001〜5質量%含有する、化粧のり向上用化粧料。
【請求項2】
さらに、(c)(c−1)粘度5〜20cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上と、(c−2)粘度50〜300cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上とを含む、請求項1記載の化粧料。
【請求項3】
(b)成分が下記一般式(I)


{式中、Rはメチル基、または一部のRがメチル基で残りのRがフェニル基を表し;Rはメチル基、水酸基、またはRと同一の基を表し;RはRZ〔ここでRは炭素原子数3〜6の2価のアルキレン基を表し;Zは−N(R、−N(R、−NR(CHN(R、−NR(CH(R、および−NR(CHN(R)C=O(R)(ここでRは水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Aはハロゲン原子を表し;dは2〜6の整数である)からなる群から選ばれる1価の基を表す〕で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し;mは正の整数、nは0または正の整数であり、m+nは3,000〜20,000である。n/mは1/500〜1/10,000(ただしnが0でない場合)である}
で表される、高分子量ジメチルポリシロキサン、アミノ変性高分子シリコーン、アンモニウム変性高分子シリコーンの中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1または2記載の化粧料。
【請求項4】
(b)成分が、上記一般式(I)中、RおよびRがメチル基で、Rが−(CHN(CHであるアミノ変性高分子シリコーンである、請求項3記載の化粧料。
【請求項5】
さらに(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマーを配合する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料。
【請求項6】
25℃で流動性をもつ液状である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧のり向上用化粧料に関する。さらに詳しくは、化粧のりを即効的に改善するだけでなく、継続使用により肌状態を改善し、さらに化粧のりを向上させるという良循環効果を有する、新規な化粧のり向上用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファンデーションなどのメーキャップ化粧料を肌に塗布する場合、毎日同じファンデーションを使用しているにもかかわらず、日によってファンデーションの付きや仕上がりが異なる場合がある。そのような状態を一般に「化粧のりがよい」、「化粧のりが悪い」と表現する。すなわち「化粧のりがよい」状態とはファンデーションが肌にきれいに付くことをいい、これに対し「化粧のりが悪い」状態とはファンデーションが肌にきれいに付かず、浮いた感じや粉をふいた感じになってしまうことをいう。同じファンデーションを使っても「化粧のり」に違いがみられることから、肌の状態によって「化粧のり」に違いが出てくると考えられる。
【0003】
「化粧のり」が悪い時の肌の状態と、「化粧のり」が悪いときに欲しい化粧料とについて消費者にアンケート調査を行ったところ、「化粧のり」が悪い時の肌の状態は乾燥し、うるおいやみずみずしさがない、かさつき、肌荒れといった状態であり、「化粧のり」が悪いときに欲しい化粧料は、べたつかず、油っぽくなく、肌なじみがよい使用性で、しっとり、うるおいが持続するというスキンケア効果を有し、同時に手入れが簡単で、即効的にファンデーションがきれいに付くようになるもの、という回答が得られた。
【0004】
現在発売されているスキンケア用化粧料では、スキンケア効果があっても、即効的に「化粧のり」を改善する効果を有するものはなかった。一方、化粧下地をはじめとするメーキャップ化粧料では、べたつかず、あぶらっぽくなく、肌なじみがよいなどの使用性の点で十分に満足できるものはなく、スキンケア効果の点でも十分なものはみられなかった。
【0005】
従来、例えば、球状粉体、被膜形成剤、液状油剤、水を含有する液状化粧料(特許文献1参照)、高分子量シリコーン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、水および/または多価アルコールを含有する乳化組成物(特許文献2参照)、平均粒径1〜30μmの板状硫酸バリウムを配合したメーキャップ化粧料(特許文献3参照)、アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンを配合した皮膚化粧料(特許文献4参照)等が提案されているが、いずれの化粧料も、化粧のりの即効改善性のみならず、継続使用による肌改善効果、およびそれによる化粧のりのさらなる改善という良循環効果を有するというようなものは、これまで全く提案されていなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−2522号公報
【特許文献2】
特開平1−210028号公報
【特許文献3】
特開昭61−129107号公報
【特許文献4】
特開平5−32534号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、即効的に「化粧のり」を改善する効果を有するだけでなく、べたつかず、あぶらっぽくなく、肌なじみがよい使用性であり、スキンケア効果により連用することでさらに肌状態がよくなり、さらに「化粧のり」を向上させるという良循環効果を有する、新規な化粧のり向上用化粧料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として、本発明は、(a)平均粒子径が5〜30μm、平均アスペクト比が60〜90である板状硫酸バリウムを0.1〜10質量%、(b)高分子量シリコーンを0.001〜5質量%含有する化粧のり向上用化粧料を提供する。
【0009】
また本発明は、さらに、(c)(c−1)粘度5〜20cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上と、(c−2)粘度50〜300cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上とを含む、上記化粧料を提供する。
【0010】
また本発明は、(b)成分が下記一般式(I)
【0011】


【0012】
{式中、Rはメチル基、または一部のRがメチル基で残りのRがフェニル基を表し;Rはメチル基、水酸基、またはRと同一の基を表し;RはRZ〔ここでRは炭素原子数3〜6の2価のアルキレン基を表し;Zは−N(R、−N(R、−NR(CHN(R、−NR(CH(R、および−NR(CHN(R)C=O(R)(ここでRは水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Aはハロゲン原子を表し;dは2〜6の整数である)からなる群から選ばれる1価の基を表す〕で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し;mは正の整数、nは0または正の整数であり、m+nは3,000〜20,000である。n/mは1/500〜1/10,000(ただしnが0でない場合)である}
で表される、高分子量ジメチルポリシロキサン、アミノ変性高分子シリコーン、アンモニウム変性高分子シリコーンの中から選ばれる1種または2種以上である、上記いずれかの化粧料を提供する。
【0013】
上記一般式(I)中、RおよびRがメチル基で、Rが−(CHN(CHであるのが好ましい。
【0014】
また本発明は、さらに(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマーを配合する、上記いずれかの化粧料を提供する。
【0015】
また本発明は、25℃で流動性をもつ液状である、上記いずれかの化粧料を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【0017】
本発明において「化粧のり向上」とは、本発明化粧料適用後に塗布するファンデーションなどの粉末化粧料が、むらなく均一にフィット感をもって塗布できる肌状態へと肌の状態を向上させることを意味する。
【0018】
本発明の化粧のり向上用化粧料に用いられる(a)成分として板状硫酸バリウムは、平均粒子径が5〜30μmであり、平均アスペクト比が60〜90である。「アスペクト比」は粒子の厚みに対する長径の比をいう。平均粒子径、平均アスペクト比は、粉末をスライドグラス上に蒔き、光学顕微鏡下で観察し、任意の100個の平均粒子径、アスペクト比から算出できる。
【0019】
「板状硫酸バリウム」は、従来、肌の透明感を向上させ、きめを細かくみせる目的で配合されるが、本発明では上記特定の粒径、アスペクト比のものを選択して採用することにより、本願発明の特有の効果を得ることができた。本発明において、板状硫酸バリウムの平均粒子径が5μm未満では、配合量にもよるが、きしみなど使用性に影響がでる場合があり、一方、30μm超では安定性や使用性が悪くなる場合がある。平均アスペクト比が60未満ではもちが悪くなる傾向があり、一方、90超では粉末自体の耐久性が悪くなり、ひいては使用性が悪くなる傾向がある。
【0020】
(a)成分の配合量は、本発明化粧料全量中、0.1〜10質量%である。0.1質量%未満では使用性や肌状態の改善に効果が弱くなる傾向があり、一方、10質量%超では使用性が悪くなる傾向がある。
【0021】
(b)成分としての高分子量シリコーンとしては、高分子量ジメチルポリシロキサン、アミノ変性高分子シリコーン、アルキル変性高分子シリコーン、アンモニウム変性高分子シリコーン等の高分子量シリコーンが挙げられる。中でも下記一般式(I)
【0022】


【0023】
{式中、Rはメチル基、または一部のRがメチル基で残りのRがフェニル基を表し;Rはメチル基、水酸基、またはRと同一の基を表し;RはRZ〔ここでRは炭素原子数3〜6の2価のアルキレン基を表し;Zは−N(R、−N(R、−NR(CHN(R、−NR(CH(R、および−NR(CHN(R)C=O(R)(ここでRは水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表し;Aはハロゲン原子を表し;dは2〜6の整数である)からなる群から選ばれる1価の基を表す〕で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し;mは正の整数、nは0または正の整数であり、m+n(重合度)は3,000〜20,000である。n/mは1/500〜1/10,000(ただしnが0でない場合)である}
で表される、高分子量ジメチルポリシロキサン、アミノ変性高分子シリコーン、アンモニウム変性高分子シリコーンが好ましく、特にはアミノ変性高分子シリコーンが最も好ましい。
【0024】
さらに、アミノ変性シリコーンの中でも、上記一般式中、RおよびRがメチル基で、Rが−(CHN(CHであるアミノプロピルジメチコン(重合度3000〜20000)が使用感、肌へののり改善効果の点から最も好ましい。
【0025】
なお、高分子量ジメチルポリシロキサンは、上記一般式(I)において、n=0の場合である。高分子量ジメチルポリシロキサンとしては、具体的には、重合度3000〜20000の、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジメチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。
【0026】
(b)成分は1種または2種以上を用いることができる。(b)成分の配合量は、本発明化粧料全量中、0.001〜5質量%であり、好ましくは0.02〜3質量%である。
【0027】
本発明は、(a)成分と(b)成分を上記所定の配合量範囲で併用することにより、スキンケア効果と、メーキャップ下地効果を併せもち、かつ連用によりこれら効果を向上させるという特有の良循環効果を有する。すなわち具体的には、即効的な化粧のりの改善、あぶらっぽくなく、肌なじみがよい優れた使用性を有するのみならず、連用により肌状態を改善し、さらに化粧のりがよくなるという良循環効果を奏する。
【0028】
本発明ではさらに、(c)成分として粘度の異なる2種以上のシリコーンオイルを配合してもよい。すなわち、(c−1)粘度5〜20cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上と、(c−2)粘度50〜300cs(25℃)のシリコーンオイルの中から選ばれる1種または2種以上とを組み合わせて用いるのが好ましい。(c−1)成分と(c−2)成分を併用することにより、(b)成分のべたつき感をより効果的に抑えることができ、好ましい。(c−1)成分と(c−2)成分の配合比率は、(c−1):(c−2)=1:2〜2:1(質量比)が好ましい。
【0029】
(c)成分を配合する場合、その配合量は、(c−1)成分、(c−2)成分の合計量で1〜20質量%程度が好ましい。
【0030】
なお、(c−1)成分、(c−2)成分のいずれか一方のみを配合してもよく、この場合でも(c−1)成分、(c−2)成分を併用した場合ほどではないものの、(b)成分のべたつき感の抑制効果を得ることができる。
【0031】
本発明ではさらに(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマーを配合してもよい。(d)成分は(ポリアクリル酸/アクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸アルキル)コポリマー等として知られるもので、市販品として「カーボポール(Carbopol)1242」、「ペミュレン(Pemulen)TR−1」、「ペミュレンTR−2」(以上、いずれも米国Goodrich社製)などが挙げられ、これらを好適に用いることができる。(d)成分を配合することにより、系の粘度を適度に上げることができる。
【0032】
本発明化粧料はさらに水を含み、25℃で液状であるものが好ましい。特には25℃で流動性のある液体とするのが使用上の点から好ましい。ここで「25℃で流動性のある液体」とは、概ね30000mPa・s(25℃)程度以下、好ましくは10000mPa・s(25℃)程度以下の粘度を有する液体である。
【0033】
本発明化粧料には、上記成分に加えてさらに、本発明の効果を損なわない範囲で通常、化粧料、医薬部外品等に配合される成分を任意に配合することができる。このような成分としては、例えば粉末成分、保湿剤、ワックス類、低級アルコール(エタノール等)、油分、分散剤、界面活性剤、防腐剤、香料、薬剤、植物抽出エキス、界面活性剤、増粘剤等が挙げられる。
【0034】
粉末成分((a)成分を除く)としては、無機粉末、有機粉末、金属顔料等、任意の粉末を配合できる。具体的にはシリカ、タルク、マイカ、カオリン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、オキシ塩化ビスマス、水酸化クロム、雲母チタン、酸化アルミニウム、コバルト、紺青、カーボンブラック、ケイ酸マグネシウム等が例示される。またシリコーン処理、デキストリン脂肪酸処理等の疎水化処理された粉末等も配合することができる。中でもシリカ、シリコーン弾性粉末等が好ましく配合される。
【0035】
保湿剤としては、例えばダイナマイトグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、2−ピロリドンカルボン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0036】
本発明化粧料は美容液タイプ液状化粧料、乳液タイプ液状化粧料等の剤型を採り得るが、これら例示に限定されるものではない。
【0037】
【実施例】
以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定されるものではない。なお、配合量は特記しない限り質量%で示す。
【0038】
(実施例1〜13、比較例1〜4)
下記表1〜3に示す処方で試料を調製し、これを用いて下記方法により肌状態、化粧のりの評価を行った。結果を表1〜3に示す。
【0039】
なお表1〜3中、「アミノ変性高分子シリコーン(*)」は、上記一般式(I)中、RおよびRがメチル基、Rが−(CHN(CH、m=10000、n=10のものを用い、「高分子量ジメチルポリシロキサン(**)」は、上記一般式(I)中、RおよびRがメチル基、m=6000、n=0のものを用いた。
【0040】
[肌状態]
パネル10名により、(I)各試料を皮膚に塗布した際の肌状態(なめらかさ、すべすべ感)、(II)各試料を1ヶ月連用後の素肌状態(肌改善状態)について、官能評価を行った。
(試験(I)の評価基準)
◎: 8〜10名が、肌状態が良好であると評価
○: 6〜7名が、肌状態が良好であると評価
△: 3〜5名が、肌状態が良好であると評価
×: 0〜2名が、肌状態が良好であると評価
(試験(II)の評価基準)
◎: 8〜10名が、肌状態が改善されたと評価
○: 6〜7名が、肌状態が改善されたと評価
△: 3〜5名が、肌状態が改善されたと評価
×: 0〜2名が、肌状態が改善されたと評価
【0041】
[化粧のり]
パネル10名により、各試料を皮膚に塗布した後、下記処方Aに示すパウダリーファンデーションを塗布し、(III)化粧のりの状態(ファンデーションの塗りむら、ファンデーションの粉っぽさ、ファンデーションの仕上がり)と、(IV)使用性の好み(しっとり感、なめらかさの総合評価)について、官能評価を行った。
(試験(III)の評価基準)
◎: 8〜10名が、化粧のりが良好であると評価
○: 6〜7名が、化粧のりが良好であると評価
△: 3〜5名が、化粧のりが良好であると評価
×: 0〜2名が、化粧のりが良好であると評価
(試験(IV)の評価基準)
◎: 8〜10名が、好ましいと評価
○: 6〜7名が、好ましいと評価
△: 3〜5名が、好ましいと評価
×: 0〜2名が、好ましいと評価
【0042】
[評価試験(III)、(IV)に用いたパウダリーファンデーション(処方A)]
(配 合 成 分)                (質量%)
(1)酸化チタン                   12
(2)雲母チタン                    6
(3)タルク                     15
(4)セリサイト                   25
(5)酸化鉄                      5
(6)球状ナイロン粉末                 2
(7)球状PMMA粉末                 4
(8)窒化ホウ素粉末                  1
(9)マイカ                     残余
(10)ポリエーテル変性シリコーン            0.5
(11)セスキソステアリン酸ソルビタン          1
(12)流動パラフィン                  3
(13)ジメチルポリシロキサン              1
(14)ワセリン                     1
(15)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル      2
(16)トリイソオクタン酸グリセリル           0.5
(17)防腐剤                     適量
(18)香料                      適量
(製法)
上記(1)〜(9)の成分を均一に混合し、これに加熱溶解した(10)〜(18)の成分を加えて再び均一に混合し、容器に充填してパウダリーファンデーションを得た。
【0043】
【表1】


【0044】
【表2】


【0045】
【表3】


【0046】
(実施例14 美容液タイプ液状化粧料)
(配 合 成 分)                (質量%)
ジメチルポリシロキサン(6cs)              3
ジメチルポリシロキサン(100cs)             1
シクロメチコン(5cs)                  2
ジブチレングリコール                  2
ブチレングリコール                   1
グリセリン                       2
エタノール                       3
スクワラン                       1
ワセリン                        5
アミノ変性高分子シリコーン(表1に示すものと同じもの) 0.05
カルボマー                       0.05
アルキル変性カルボキシビニルポリマー          0.01
イソステアリン酸PEG−60グリセリル         1
ステアリン酸PEG−5グリセリル            1
メタリン酸ナトリウム                  0.01
エデト酸ナトリウム                   0.05
板状硫酸バリウム(粒子径10〜20μm、アスヘ゜クト比70〜80)   2
顔料                          適量
シリカ                         5
パラベン                        適量
苛性カリ                        適量
ウイキョウエキス                    1
ジオウエキス                      1
ビワ葉エキス                      1
アケビエキス                      1
キサンタンガム                     0.1
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン          0.1
ジモルホリノピリダジノン                0.5
イオン交換水                      残余
【0047】
(実施例15 乳液タイプ液状化粧料)
(配 合 成 分)                (質量%)
マビット                        2
ソルビット                       1
グリセリン                       1
1,3−ブチレングリコール               1
カルボマー                       0.15
キサンタンガム                     0.5
ヒドロキシエチルセルロース               0.05
ステアロイルグルタミン酸ナトリウム           1
ベヘニルアルコール                   2
バチルアルコール                    2
ステアリルアルコール                  0.3
スクワラン                       2
ワセリン                        0.2
テトラオクタン酸ペンタエリスリチル           1
トリオクタノイン                    0.5
ペンタエリトリトール                  1
ジメチルポリシロキサン(100cs)             1
アミノ変性高分子シリコーン(表1に示すものと同じもの) 0.02
ジメチコンコポリオール                 1
苛性カリ                        適量
板状硫酸バリウム(粒子径10〜20μm、アスヘ゜クト比70〜80)   2
パラベン                        適量
フェノキシエタノール                  0.01
トウモロコシデンプン                  1
アルキル変性カルボキシビニルポリマー          1
イオン交換水                      残余
【0048】
実施例14〜15の化粧料を専門パネルにより官能評価試験を行ったところ、使用感も良好で、本化粧料の塗布後に用いたパウダリーファンデーションが肌になじむという評価が得られた。また数日間使用してもらい、肌改善効果について試験したが、肌状態が改善され、さらにファンデーションののりがよくなったと感じられたとの評価が得られた。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の化粧料は、即効的に「化粧のり」を改善する効果を有するだけでなく、べたつかず、あぶらっぽくなく、肌なじみがよい使用性であり、スキンケア効果により連用することでさらに肌状態が改善され、さらに「化粧のり」が向上するという良循環効果を有する。
【出願人】 【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社資生堂
【住所又は居所】東京都中央区銀座7丁目5番5号
【出願日】 平成14年9月13日(2002.9.13)
【代理人】 【識別番号】100098800
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 洋子

【公開番号】 特開2004−107221(P2004−107221A)
【公開日】 平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願番号】 特願2002−269017(P2002−269017)