| 【発明の名称】 |
メーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セット |
| 【発明者】 |
【氏名】布施 学 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
【氏名】遠藤 順一郎 【住所又は居所】東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセー研究本部内
|
| 【要約】 |
【課題】化粧料塗布部位を立体的に見せる効果に優れ、しかもその化粧効果の持続性が良好なメーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セット方法を提供すること。
【解決手段】下記化粧料Aを塗布した後に、下記化粧料Bを重ねて塗布することを特徴とするメーキャップ方法。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記化粧料Aを塗布した後に、化粧料Bを重ねて塗布することを特徴とするメーキャップ方法。 化粧料A:光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料 化粧料B:光輝性粉体を5〜50重量%含有する粉末化粧料 【請求項2】 前記化粧料Aが、更に粘着性物質を含有することを特徴とする請求項1記載のメーキャップ方法。 【請求項3】 前記粘着性物質が、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニルアルコ−ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項2記載のメーキャップ方法。 【請求項4】 前記化粧料Aに含有する光輝性粉体の平均粒径が10〜40μmであり、且つ前記化粧料Bに含有する光輝性粉体の平均粒径が30〜100μmであることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項記載のメーキャップ方法。 【請求項5】 前記化粧料A及び前記化粧料Bが、同系色の組み合わせであることを特徴とする請求項1〜4記載の何れかの項記載のメーキャップ方法。 【請求項6】 下記化粧料Aと化粧料B; 化粧料A:光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料 化粧料B:光輝性粉体を5〜50重量%含有する粉末化粧料 がセットされていることを特徴とするメーキャップ化粧料セット。 【請求項7】 前記化粧料Aが、更に粘着性物質を含有することを特徴とする請求項6記載のメーキャップ化粧料セット。 【請求項8】 前記粘着性物質が、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニルアルコ−ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項7記載のメーキャップ化粧料セット。 【請求項9】 前記化粧料Aに含有する光輝性粉体の平均粒径が10〜40μmであり、且つ前記化粧料Bに含有する光輝性粉体の平均粒径が30〜100μmであることを特徴とする請求項6〜8の何れかの項記載のメーキャップ化粧料セット。 【請求項10】 前記化粧料A及び前記化粧料Bが、同系色の組み合わせであることを特徴とする請求項6〜9の何れかの項記載のメーキャップ化粧料セット。 【請求項11】 前記化粧料Aと前記化粧料Bが一体型容器にセットされていることを特徴とする請求項6〜10の何れかの項記載のメーキャップ化粧料セット。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料である化粧料Aを塗布した後に、光輝性粉体を5〜25質量%含有する粉末化粧料である化粧料Bを重ねて塗布することを特徴とするメーキャップ方法、及び、光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料である化粧料A、光輝性粉体を5〜25質量%含有する粉末化粧料である化粧料Bがセットされているメーキャップ化粧料セットに関するものであり、更に詳細には、化粧料塗布部位を立体的に見せる効果に優れ、しかもその化粧効果の持続性が良好なメーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来より、瞼等の目元を際立たせ、優美に見せるメーキャップを施す際に、アイシャドウ等のメーキャップ化粧料を立体感を強調したい部位に塗布していた。このため、メーキャップ化粧料に立体感を強調する効果を付与する様々な技術が提案されてきた。具体的には、単一のメーキャップ化粧料における技術として、雲母チタン等の光輝性粉体を含有する技術、ポリエチレンテレフタレートフィルムにアルミニウムやエポキシ樹脂を積層したフィルム末等のラメ剤を含有する技術等が挙げられる。また、複数の化粧料を組み合わせて用いる技術としては、特開平10−87471号公報に記載の如く、屈折率2.0以下の微粉末を含有する粉体化粧料と平均粒径が10〜100μmの雲母チタンを含有する粉体化粧料を組み合わせて用いる技術等が挙げられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、光輝性粉体やラメ剤を含有させたメーキャップ化粧料を単独で用いる技術では、塗布部位に光沢を付与することはできるが、塗布部位に立体感を付与することはできなかった。また、特開平10−87471号公報に記載の複数の粉体化粧料を組み合わせて用いる技術では、粉体の密着性に劣るため、粉っぽい仕上がりになり、塗布部位に立体感を付与する効果も満足できる水準になかった、更に、化粧持続性に劣るという欠点も有していた。 【0004】 このため、化粧料塗布部位を立体的に見せる効果に優れ、しかもその化粧効果の持続性が良好なメーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セットの開発が望まれていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】 かかる事情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、光輝性粉体を特定量含有する水中油型乳化化粧料が塗布部位全体に光沢を与え、光輝性粉体を特定量含有する粉末化粧料が塗布部位に、きらきらと点在するパール光沢を与えることに着目し、両者を組み合わせることにより、塗布部位を立体的に見せる効果に優れ、しかもその化粧効果の持続性が良好になることを見出し、本発明を完成させた。 【0006】 すなわち本発明は、第一に下記化粧料Aを塗布した後に、化粧料Bを重ねて塗布することを特徴とするメーキャップ方法を提供するものである。 化粧料A:光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料 化粧料B:光輝性粉体を5〜50重量%含有する粉末化粧料 【0007】 また、前記化粧料Aが、更に粘着性物質を含有することを特徴とする前記メーキャップ方法を提供するものであり、前記化粧料A及び前記化粧料Bが、同系色の組み合わせであることを特徴とする前記何れかのメーキャップ方法を提供するものである。 【0008】 本発明は、第二に下記化粧料Aと化粧料B; 化粧料A:光輝性粉体を5〜25質量%含有する水中油型乳化化粧料 化粧料B:光輝性粉体を5〜50重量%含有する粉末化粧料 がセットされていることを特徴とする化粧料セットを提供するものである。 【0009】 また、前記化粧料Aが、更に粘着性物質を含有することを特徴とする前記メーキャップ化粧料セットを提供するものであり、前記化粧料Aおよび前記化粧料Bが、同系色の組み合わせであることを特徴とする前記何れかのメーキャップ化粧料セットを提供するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明において化粧料Aは、塗布部位全体に光沢を与え、密着性を高めることにより化粧効果の持続性を良好にするものであり、光輝性粉体を5〜25質量%(以下、単に%とする)含有する水中油型乳化化粧料である。本発明において、化粧料Aは、みずみずしい使用感で、塗布部位全体に光沢を与えるものであり、均一な薄い化粧膜を形成する必要がある。このため、化粧料Aは水中油型乳化化粧料であることが必須であり、化粧料Aとして油中水型化粧料を用いると、化粧膜が厚くなる場合があり好ましくない。 【0011】 化粧料Aにおける、光輝性粉体の含有量が5%未満では、立体感を付与する効果に劣るため好ましくない、また含有量が25%を超えると、人工的なギラギラとした光沢となるため好ましくない。 【0012】 また、化粧料Aは、光輝性粉体の他、油相、水相及び乳化剤を必須に含有する水中油型乳化化粧料である。ここで、化粧料Aの水中油型乳化化粧料は、みずみずしい使用感等を得る観点より、油相量は0.1〜20%が好ましい、水相量は50〜94%が好ましい、乳化剤の含有量は水相中に油相を乳化できる量含有することが好ましい。 【0013】 更に、化粧料Aには、密着性をより高め化粧効果の持続性を向上させるために、粘着性物質を含有することが好ましい。本発明に用いられる粘着性物質としては、通常化粧料に用いられる粘稠性成分であれば良く、炭化水素類、油脂類、油溶性樹脂類、シリコーン樹脂類等の油溶性粘着物質、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニルアルコ−ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体等の水溶性粘着性物質等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を用いることができる。 【0014】 また、前記粘着性物質の中でも、均一な薄い化粧膜を形成し、べたつきが無く、みずみずしい使用感を損なわずに化粧効果の持続性を向上させることができるのは、ポリエチレングリコ−ル、ポリビニルアルコ−ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体等の水溶性粘着性物質である。また更に、これら水溶性粘着性物質の中より、分子量8400〜16500であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体を選択すると、みずみずしい使用感でより化粧効果の持続性を向上させることができる。このようなポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールブロック共重合体は、市販品としてユニルーブ75DE2620R(日本油脂社製)等が挙げられる。 【0015】 化粧料Aにおける前記粘着性物質の含有量は、均一な薄い化粧膜を形成し、みずみずしい使用感を損なわない観点より、1〜2%が好ましい。 【0016】 更に、化粧料Aの水中油型乳化化粧料の形態は、液状、乳液状、クリーム状、固形状の何れでもよい。 【0017】 本発明において化粧料Bは、塗布部位にきらきらと点在するパール光沢を与えるものであり、光輝性粉体を5〜50%含有する粉末化粧料である。本発明において、化粧料Bは、きらきらと点在する光沢を付与するために、ブラシ等の小道具で容易に塗布でき、容易に伸び広げることができ、容易にぼかすことができる必要がある。このため、化粧料Bは粉末化粧料であることが必須であり、化粧料Bとして乳化化粧料や油性化粧料を用いると、伸び広がり性が悪くなる場合があり好ましくない。 【0018】 化粧料Bにおける、光輝性粉体の含有量が5%未満では、パール光沢を付与する効果に劣るため好ましくない、また含有量が50%を超えると、人工的なギラギラとした光沢となるため好ましくない。 【0019】 また、化粧料Bは、前記光輝性粉体とその他の粉体を含有するものであるが、更に、粉っぽさの低減、付着性の改良等を目的として必要に応じて油剤を含有することができる。 【0020】 本発明の化粧料A及び化粧料Bに用いられる光輝性粉体は、通常化粧料においてパール剤として用いられるものであれば、何れのものでもよい。具体的には、雲母チタン、合成雲母チタン、合成金雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆合成雲母、酸化鉄被覆合成金雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成雲母チタン、酸化鉄被覆合成金雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、コンジョウ被覆合成雲母チタン、コンジョウ被覆合成金雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を用いることができる。また、これら光輝性粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて通常公知の方法により表面処理を施して用いてもよい。 【0021】 本発明の化粧料Aに含有する光輝性粉体は、塗布部位全体により均一に光沢を与える観点より、平均粒径10〜40μmが好ましい。このような光輝性粉体は、市販品として、フラメンコブルー、フラメンコバイオレット、フラメンコゴールド、クロイゾネグリーン(何れも、エンゲルハード社製)等が挙げられる。 【0022】 本発明の化粧料Bに含有する光輝性粉体は、塗布部にきらきらと点在するパール光沢を与える観点より、平均粒径30〜100μmが好ましい。このような光輝性粉体は、フラメンコスパークルブルー、フラメンコスパークルグリーン、フラメンコスパークルレッド、チミカエキストララージスパークル(何れも、エンゲルハード社製)等が挙げられる。 【0023】 本発明において油剤は、化粧料Aにおいては油相を形成する成分として、化粧料Bにおいては感触改良剤等として用いられるものである。ここで用いられる油剤は、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ホホバ油、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル等のエステル類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料Aにおけるこれら油剤の含有量は0.1〜20%が好ましく、化粧料Bにおけるこれら油剤の含有量は0.01〜10%が好ましい。 【0024】 本発明において界面活性剤は、化粧料Aにおいては乳化剤又は分散剤等として用いられるものである。ここで用いられる界面活性剤は、グリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤類、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤類、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアルカノイルアミン脂肪酸誘導体、アルキルアンモニウム塩、脂環式アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤類、レシチン、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。本発明の化粧料Aにおけるこれら界面活性剤の含有量は0.1〜10%が好ましい。また、化粧料Bにおいて、感触調整剤としてこれら界面活性剤を含有することができ、その場合の含有量は0.01〜5%が好ましい。 【0025】 本発明において光輝性粉体以外の粉体は、化粧料Aにおいては着色剤や感触調整剤等として、化粧料Bにおいては着色剤や賦形剤、感触調整剤等として用いられるものである。ここで用いられる粉体は、板状、紡錘状、針状等の形状、粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉末類、有機粉末類、色素粉末類、複合粉末類等が挙げられる。具体的には、コンジョウ、群青、無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、雲母、スメクタイト、ベントナイト、カオリン、合成雲母、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉末類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ポリスチレン、ナイロン、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー、タール色素等の有機粉末類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。また、これら粉体は、フッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて通常公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。本発明の化粧料Aにおけるこれら粉体の含有量は0.1〜10%が好ましく、化粧料Bにおけるこれら粉体の含有量は50〜95%が好ましい。 【0026】 本発明において水性成分は、感触調整剤、保湿剤、清涼剤、防腐剤等の目的で用いられるものであり、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールル等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料Aにおけるこれら水性成分の含有量は0.1〜3%が好ましく、化粧料Bにおけるこれら水性成分の含有量は0.1〜10%が好ましい。 【0027】 本発明において水溶性高分子は、化粧料Aにおいては粘度調整剤や感触調整剤等として、化粧料Bにおいては保湿剤や感触調整剤等として用いられるものである。このような水溶性高分子は、グアーガム、スクレロチウムガム、ジェランガム、ペクチン、寒天、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料Aにおけるこれら水溶性高分子の含有量は0.01〜5%が好ましく、化粧料Bにおけるこれら水溶性高分子の含有量は0.001〜0.1%が好ましい。 【0028】 本発明の化粧料A及び化粧料Bには、上記成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、ベンゾフェノン系、パラアミノベンゾエート系、桂皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル,フェノキシエタノール等の防腐剤、香料等を適宜含有することができる。 【0029】 本発明のメーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セットは、顔面中でも特に瞼等の目元に立体感を与える効果に優れるものである。 【0030】 本発明は第一に、化粧料Aを塗布した後に、化粧料Bを重ねて塗布することを特徴とするメーキャップ方法に関するものである。具体的には、瞼に化粧料Aを塗布した後に、その上から化粧料Bを重ねて塗布することにより、瞼等の目元を立体的に見せる効果に優れるものである。 【0031】 また、本発明は第二に、化粧料Aと化粧料Bがセットされているメーキャップ化粧料セットに関するものであるが、化粧料Aと化粧料Bが同系色になるように組み合わせたメーキャップ化粧料セットとすると、違和感が無く、立体感を付与することができるため、好ましい。本発明において同系色とは、マンセル色相環で表される色相値のつくる狭角が、5YR〜10GYのように90度以下であることを指す。 【0032】 更に、本発明は、化粧料Aと化粧料Bを同時に使用可能な状態でメーキャップ化粧料セットとすることが好ましく、両者を一体型容器にセットすることにより、使用性がより向上するため、好ましい。このような一体容器にセットする例としては、図1に示すような、両端に塗布体(スポンジ)3を設けた軸部2を有する支持体1に化粧料A4を充填した化粧料容器6と、化粧料B5を充填した化粧料容器6を設置する一体容器が挙げられる。 【0033】 【実施例】 以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。 【0034】
【0035】 (製法) A:成分1〜8を加熱し、70℃に保温する。 B:成分9〜26を均一分散し、70℃に保温する。 C:AにBを加えて、乳化する。 D:Cを室温まで冷却し、成分27を加えて均一混合する。 E:Dを図1に示す容器に充填した。 尚、この化粧料A−1は、マンセル色値は6.3YRであった。 【0036】 化粧料B:B−1 (成分) (質量%) 1.マイカ 残量 2.合成金雲母 5 3.黒酸化鉄 0.01 4.黄酸化鉄 0.05 5.ベンガラ 0.01 6.群青 0.03 7.雲母チタン(注8) 3 8.雲母チタン(注9) 5 9.雲母チタン(注10) 1.5 10.雲母チタン(注11) 15 11.ベンガラ被覆雲母チタン(注12) 2 12.ベンガラ・コンジョウ被覆雲母チタン(注13) 8 13.球状シリカ 1 14.メチルポリシロキサン 5 15.パラベン 0.2 16.香料 0.05 ※注8:チミカエキストララージスパークル(エンゲルハード社製、平均粒径77μm) ※注9:チミカエキストラブライト1500(エンゲルハード社製、平均粒径25μm) ※注10:フラメンコグリーン(エンゲルハード社製、平均粒径25μm) ※注11:フラメンコスパークルグリーン(エンゲルハード社製、平均粒径47μm) ※注12:チミカラジアントゴールド222G(エンゲルハード社製、25μm) ※注13:クロイゾネグリーン(エンゲルハード社製、平均粒径25μm) 【0037】 (製法) A:成分1〜16を均一混合する。 B:Aを粉砕する。 C:Bを図1に示す容器に充填した。 尚、この化粧料B−1は、マンセル色値は0.5Gであった。 【0038】 実施例1: 化粧品専門パネル20名に前記化粧料A−1を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−1を塗布しメーキャップしてもらい、「瞼への立体感付与効果」、「化粧効果の持続性」の各項目について、各パネルが以下の基準に従って5段階評価し、更に、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。尚、化粧効果の持続性については、メーキャップ後、日常生活5時間後の状態を評価した。この評価結果を表1に示した。 【0039】 評価基準: 評価結果 : 評点 非常に良好 : 5 良好 : 4 普通 : 3 やや不良 : 2 不良 : 1 判定基準: 全パネルの評点の平均点 : 判定 4.5以上 : ◎ 3.5以上〜4.5未満 : ○ 2.0以上〜3.5未満 : △ 2.0未満 : × 【0040】 比較例1: 化粧料A−1のみを実施例1と同様に瞼にメーキャップした。 【0041】 比較例2: 化粧料B−1のみを実施例1と同様に瞼にメーキャップした。 【0042】 【表1】
【0043】 表1の結果から明らかなように、実施例1は、「瞼への立体感付与効果」、「化粧効果の持続性」の何れもが優れていた。これに対して、化粧料A−1のみでメーキャップした比較例1は、「化粧効果の持続性」は良好であるものの、「瞼への立体感付与効果」に劣るものであった。また、化粧料B−1のみでメーキャップした比較例2は、「瞼への立体感付与効果」、「化粧効果の持続性」の何れも劣るものとなった。 【0044】 表2に、化粧料B:B−2〜B−4を示した。尚、製造方法はB−1に準じた。 【0045】 【表2】
【0046】 表3に、化粧料A:A−2〜A−4を示した。尚、製造方法はA−1に準じた。 【0047】 【表3】
【0048】 実施例2〜7: 実施例2は、化粧料A−1を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−2を塗布しメーキャップした。 実施例3は、化粧料A−1を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−3を塗布しメーキャップした。 実施例4は、化粧料A−1を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−4を塗布しメーキャップした。 実施例5は、化粧料A−2を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−1を塗布しメーキャップした。 実施例6は、化粧料A−3を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−1を塗布しメーキャップした。 実施例7は、化粧料A−4を瞼に塗布した後、その上から化粧料B−1を塗布しメーキャップした。 尚、これら実施例2〜7は実施例1と同様に、「瞼への立体感付与効果」、「化粧効果の持続性」を評価、判定し、結果を表4に示した。 【0049】 【表4】
【0050】 表4より明らかなように、実施例2〜7は、何れも「瞼への立体感付与効果」、「化粧効果の持続性」が優れていた。 【0051】 【発明の効果】 以上詳述したように、本発明のメーキャップ方法及びメーキャップ化粧料セットは、化粧料塗布部位を立体的に見せる効果に優れ、しかもその化粧効果の持続性が良好であった。 【図面の簡単な説明】 【図1】化粧料A及び化粧料Bを一体型容器にセットした状態を示す図面。 【符号の説明】 1……支持体 2……軸部 3……塗布体(スポンジ) 4……化粧料A 5……化粧料B 6……化粧料容器
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000145862 【氏名又は名称】株式会社コーセー 【住所又は居所】東京都中央区日本橋3丁目6番2号
|
| 【出願日】 |
平成14年7月4日(2002.7.4) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2004−35487(P2004−35487A) |
| 【公開日】 |
平成16年2月5日(2004.2.5) |
| 【出願番号】 |
特願2002−196139(P2002−196139) |
|