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【発明の名称】 点滴カウンターの取付け構造および輸液ポンプの取付け構造
【発明者】 【氏名】斉藤 憲
【住所又は居所】東京都千代田区神田佐久間町3丁目21番5号 株式会社パルメディカル内

【要約】 【課題】輸液チャンバー内の滴数異常を防止して、各用品を安定した状態で取付ける構造を提供する。

【解決手段】非経口的に薬液3を投与するために、スタンド13に吊り下げられての薬液3を滴下させる輸液チャンバー7と、該輸液チャンバー7に取付けられ薬液3が滴下する滴数をカウントする点滴カウンター9が設けられた点滴カウンターの取付け構造において、点滴カウンター9をスタンド13に取付けるための点滴カウンター取付け手段27を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非経口的に薬液を投与するために、スタンドに吊り下げられて薬液を滴下させる輸液チャンバーと、該輸液チャンバーに取付けられ前記薬液が滴下する滴数をカウントする点滴カウンターが設けられた点滴カウンターの取付け構造において、前記点滴カウンターを前記スタンドに取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けたことを特徴とする点滴カウンターの取付け構造。
【請求項2】
非経口的に薬液を投与するために、スタンドに吊り下げられて薬液を滴下させる輸液チャンバーと、該輸液チャンバーに取付けられ前記薬液が滴下する滴数をカウントする点滴カウンターと、前記スタンドに取付けられて前記輸液チャンバーの薬液を一定量だけ送出させる輸液ポンプが設けられた点滴カウンターの取付け構造において、前記輸液ポンプには上方向に延長する支柱を設け、前記点滴カウンターを該支柱に取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けたことを特徴とする点滴カウンターの取付け構造。
【請求項3】
前記点滴カウンター取付け手段には、該点滴カウンター取付け手段が前記スタンドまたは前記支柱と当接する部分に弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の点滴カウンターの取付け構造。
【請求項4】
非経口的に薬液を投与するために、スタンドに取付けられ薬液を一定量だけ送出させる輸液ポンプが設けられた輸液ポンプの取付け構造において、前記輸液ポンプを前記スタンドに取付けるための輸液ポンプ取付け手段を設け、該輸液ポンプ取付け手段には、前記スタンドの柱部に取付けられる第1の取付け部分と、前記スタンドの上部に設けた水平竿部に取付けられる第2の取付け部分とを設けたことを特徴とする輸液ポンプの取付け構造。
【請求項5】
前記輸液ポンプ取付け手段の第2の取付け部分には、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けられる爪部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の輸液ポンプの取付け構造。
【請求項6】
前記爪部は、少なくとも2つ以上に先端部が分岐して形成され、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けることができるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の輸液ポンプの取付け構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体に輸液をするときに使用される点滴カウンターおよび輸液ポンプを移動スタンドに取り付けるための取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、人体に水分、電解質または栄養素など(以下、薬液という)を投与して、体液補給、電解質バランスの補正、栄養補給などを行うために、輸液をするための各種装置が使用されている。図7に、その一例を示す。
【0003】
輸液を行うための具体的な構成を、この図7を用いて以下に説明する。
薬液ボトル53に封入された薬液52は、薬液ボトル53から輸液セット54を経由して、輸液ポンプ50に送られている。輸液セット54には輸液チャンバー56が設けられており、薬液52が輸液チャンバー56内で滴状に自然落下するようになっている。この滴下する薬液52の滴数をカウントするために、輸液チャンバー56には点滴カウンター57が取付けられている。この点滴カウンター57には、輸液ポンプ50から延びた信号線60が配線されており、点滴カウンター57のカウント情報が輸液ポンプ50に逐次送られるようになっている。信号を受けた輸液ポンプ50は、輸液中に点滴される滴数の異常カウントの有無をチェックしている。なお、薬液52が流下する管58には軟質塩ビチューブが使用されており、薬液ボトル53や輸液ポンプ50が取付けられる位置に合せて柔軟に湾曲させることができるようになっている。
【0004】
これらの輸液ポンプ50や薬液ボトル53は、移動することができる伸縮可能なイルリガートルスタンド59に取付けられており、輸液チャンバー56および点滴カウンター57は、薬液ボトル53から管58により吊り下げられた状態で取り付けられている。これにより、病院関係者が、これらの装置類を用いて輸液をおこなう際に、各装置類をイルリガートルスタンド59に取り付けた状態で移動させることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の輸液チャンバー56および点滴カウンター57は、薬液ボトル53から吊り下げられた状態となっているので、輸液中に病院関係者がイルリガートルスタンド59を移動させる場合や、患者が誤ってスタンド59に接触した場合には、振動で輸液チャンバー56が揺れてしまうことがある。また、輸液中に病院関係者が輸液ポンプ50の操作を行うときに、輸液ポンプ50の取付け部の締め付けが緩くなったりした場合にイルリガートルスタンド59を揺らしてしまうことがある。
【0006】
このように、輸液チャンバー56が大きく揺れると、輸液チャンバー56内の薬液52の滴数が乱れてしまい、点滴カウンター57が異常な滴数をカウントしまうことがあった。輸液ポンプ50は輸液する量を一定に維持しているので、人体に影響を与えることはないが、滴数異常を検知した輸液ポンプ50は、安全装置を作動させ、その異常カウントを確認させるための警報を鳴らしたり、安全のために輸液ポンプ50を停止させたりすることとなる。そのため、病院関係者は、実質的不都合がない場合であっても、警報のある毎に、輸液ポンプ50や輸液セット54の異常を確認しなければならなかった。
【0007】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、輸液チャンバー内の滴数異常の発生を防止するために、輸液チャンバーをスタンドに取付けるとともに、各用品を安定した状態で取付けることができる構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためのものであって、非経口的に薬液を投与するために、スタンドに吊り下げられて薬液を滴下させる輸液チャンバーと、該輸液チャンバーに取付けられ前記薬液が滴下する滴数をカウントする点滴カウンターが設けられた点滴カウンターの取付け構造において、前記点滴カウンターを前記スタンドに取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、別の形態で、非経口的に薬液を投与するために、スタンドに吊り下げられて薬液を滴下させる輸液チャンバーと、該輸液チャンバーに取付けられ前記薬液が滴下する滴数をカウントする点滴カウンターと、前記スタンドに取付けられて前記輸液チャンバーの薬液を一定量だけ送出させる輸液ポンプが設けられた点滴カウンターの取付け構造において、前記輸液ポンプには上方向に延長する支柱を設け、前記点滴カウンターを該支柱に取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
好適な実施の形態において、本発明に係る点滴カウンターの取付け構造は、前記点滴カウンター取付け手段に、該点滴カウンター取付け手段が前記スタンドまたは前記支柱と当接する部分に弾性部材を設けている。
【0011】
また、本発明の別の実施の形態で、輸液ポンプの取付け構造であり、非経口的に薬液を投与するために、スタンドに取付けられ薬液を一定量だけ送出させる輸液ポンプが設けられた輸液ポンプの取付け構造において、前記輸液ポンプを前記スタンドに取付けるための輸液ポンプ取付け手段を設け、該輸液ポンプ取付け手段には、前記スタンドの柱部に取付けられる第1の取付け部分と、前記スタンドの上部に設けた水平竿部に取付けられる第2の取付け部分とを設けたことを特徴とする。
【0012】
好適な実施の形態において、本発明にかかる輸液ポンプの取付け構造は、前記輸液ポンプ取付け手段の第2の取付け部分に、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けられる爪部を設けている。
また、この場合、前記爪部は、少なくとも2つ以上に先端部が分岐して形成され、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態に係る点滴カウンターおよび輸液ポンプの取付け構造について、図1〜図6を用いて詳細に説明する。
まず、図1および図2に、本発明に係る点滴カウンターの取付け構造の第1の実施の形態を示す。
【0014】
最初に、輸液用器具類1の構成について説明する。輸液ポンプ11などが取付けられている移動可能なイルリガートルスタンド(スタンド)13には、上下方向に伸縮可能な柱部14と、その柱部14の頂上部から放射状に横方向に延びるように突出している水平竿部15と、イルリガートルスタンド13を床に立脚させるための脚部17が設けられている。この脚部17には、好ましくは、床の上を移動させるためのローラーが取付けられている。
【0015】
水平竿部15の先端部分には、略U字形の引っ掛け用のフックが上側に開放端が向くように形成されており、該フックには薬液3を封入した薬液ボトル5が液出口を下側に向けて吊り下げられている。薬液ボトル5の下側には、輸液チャンバー7が設けられており、薬液ボトル5の液出口と管19によって接続されている。薬液ボトル5から管19を流下した薬液3は、輸液チャンバー7に流入することができるようになっている。輸液チャンバー7の入口部に設けられた図示しない絞り弁は、流下してきた薬液3が輸液チャンバー7の内部で1滴ずつ滴下されるように、その滴下量や速度を調整することができるように構成されている。また、輸液チャンバー7は、薬液3が確実に滴下しているのを目視確認することができるような構造となっている。
【0016】
輸液チャンバー7には、薬液3が滴下する滴数をカウントする点滴カウンター9が取付けられており、輸液チャンバー7の内部で薬液3が滴下するのを横方向から検知できるようになっている。この点滴カウンター9の検知部分には、光学センサーが用いられており、誤作動を防止するために滴下時に生じる飛沫を分別して滴数をカウントすることができるようになっている。
【0017】
輸液チャンバー7の下側には、輸液ポンプ11が設けられており、輸液チャンバー7の液出口と管21によって接続されている。この輸液ポンプ11は、取付け金具29によって移動可能なイルリガートルスタンド13の柱部14に取付けされている。また、輸液ポンプ11は、点滴カウンター9と配線25で接続されており、点滴カウンター9からの滴数の信号が輸液ポンプ11に送られるようになっている。
【0018】
輸液ポンプ11の前面(図4参照)には、電源ボタン42などの操作ボタンが配置されており、設定ボタン40を操作することにより、輸液流量(滴/分,ml/h)や、輸液予定量(ml)などをそれぞれ設定することができるようになっている。この輸液ポンプ11には、注入圧力を一定にして輸液量を正確に送り出すために、ペリスタリック式のものが使用されている。このペリスタリック式の輸液ポンプとは、ポンプ内に設けた輸液チューブを、押さえ板と複数並列した輸液フィンガーとの間に配設して、該輸液フィンガーが前記輸液チューブをポンプの入口側から出口側へと順次押圧して薬液を送り出す方式のものである。さらに、輸液ポンプ11には、送出中の薬液3の中に生じた気泡を検出する検知装置や、前記輸液フィンガーを簡単に取り外して容易に洗浄することができる構造を備えている。
【0019】
輸液ポンプ11には、点滴カウンター9の信号が送信され、滴数異常の場合に警報を表示する機能が設けられている。この警報は、電子音や光の点滅などにより表示され、さらには異常の内容を文字で表示したりするものがある。また、その他に、輸液ポンプ11自体の操作異常や、電源電圧の異常の場合にも警報が発せられるようになっている。
【0020】
輸液ポンプ11の送出口には管23が接続されており、この管23から一定量の薬液3が人体に送液されることとなる。
【0021】
輸液チャンバー7に取付けられた点滴カウンター9は、図1に示すように、イルリガートルスタンド13の柱部14に点滴カウンター取付け金具27を用いて取付けられている。この点滴カウンター取付け金具27は、一端が点滴カウンター9に螺合して取付けられており、他端がイルリガートルスタンド13の柱部14を把持して取付けることができる構造となっている。
【0022】
点滴カウンター取付け金具27の柱部14を把持する構造であって、図1のA−A断面を図2に示す。点滴カウンター取付け金具27の把持部品28は、柱部14の外径より大きい内径を有するU字形状で形成されている。把持部品28のR止まり部分には、外側から把持部品28の内形方向にねじ孔が螺設されており、外側からねじ部品30が柱部14の中心方向に向かって螺合するようになっている。柱部14は、把持部品28の内周面とねじ部品30で押圧されて把持されるようになっている。また、点滴カウンター取付け金具27の把持部材28の内周面には、摩擦係数の高いゴムシート26が設けられており、前記ねじ部品30が容易に緩まないようになっており、また多少緩んだとしても取付け力が極端に減少しないような構造となっている。このゴムシート26は、プラスチック等の他の弾性部材であってもよい。
なお、図1に示す輸液ポンプ11は、図2について上述した点滴カウンター9の取付け構造とほぼ同じ構造によって、イルリガートルスタンド13に取付けられている。
【0023】
本実施の形態の点滴カウンターの取付け構造では、輸液チャンバー7に取付けられた点滴カウンター9が、イルリガートルスタンド13の柱部14に取付け金具27を介して取付けられている。これによって、スタンド13に患者等が当っても輸液チャンバー7の滴数を乱すことがない。また、加えて、取付け金具27,29と柱部14が接触する部分にゴムシート(弾性部材)26が設けられているので、容易に取付けねじ30が緩むことがない。
【0024】
次に、図3および図4を用いて、本発明の第2の実施の形態に係る点滴カウンターの取付け構造を説明する。輸液チャンバー7に取付けられた点滴カウンター9は、イルリガートルスタンド13に取付けする替わりに、輸液ポンプ11に設けられた伸縮可能な支柱31に取付けすることができる。支柱31は、輸液ポンプ11の本体の上部に上方向に延長するように設けられており、点滴カウンター9を取付けない場合は、輸液ポンプ11の上部部分または本体内に収納できるようになっている。該伸縮可能な支柱31の上端部には、ねじ加工が施されており、点滴カウンター9に設けたねじ穴に螺設されるようになっている。また、上述の点滴カウンター取付け金具27と同様な構造のものを用いて支柱31に取付けることもできる。
なお、図3,図4に示す輸液ポンプ11は、図2において上述した点滴カウンター9の取付け構造とほぼ同じ構造によって、イルリガートルスタンド13に取付けられている。
【0025】
本実施の形態の点滴カウンターの取付け構造では、輸液チャンバー7に取付けられた点滴カウンター9が、輸液ポンプ11の本体から上方に延長した支柱21に取付け金具27を介して取付けられている。これによって、スタンド13に患者等が当っても輸液チャンバー7の滴数を乱すことがない。
【0026】
次に、図5を用いて、本発明に係る輸液ポンプの取付け構造の一つの実施の形態について説明する。図5に、輸液ポンプ11をイルリガートルスタンド13に取付ける構造を示す。輸液ポンプ取付け金具29には、イルリガートルスタンド13の柱部14に取付ける輸液ポンプ取付け部分33と、イルリガートルスタンド13の上方に設けられた水平竿部15に爪部39によって引っ掛ける部分が一体に形成されている。また、輸液ポンプ取付け金具29には、輸液ポンプ11を取付けるための係合突部35が一体に設けられている。
【0027】
輸液ポンプ取付け部分33は、上述の点滴カウンター取付け金具27と同様にねじ部材30を螺合させて柱部14に取付けることができる構造となっている。爪部39は、取付部分33から上方向に延びるように設けられ、その先端部がR形状を持たせて下方向に折り返された形状になっている。
【0028】
係合突部35は、輸液ポンプ取付け部分33の付近に設けられている。係合突部35は帯状の板金がU字形状に曲げられ、その開放部が上側となるように取付け金具27に取付けられている。係合突部35のU字形状の一つの側面は、輸液ポンプ取付け金具29に固定されており、U字形状の他の側面形状部には、輸液ポンプ11に固定された係合穴部37が係合突部35の上側から差し込まれるようになっている。そのため、係合突部35の底部部分には、輸液ポンプ11の重量に耐えるための補強が施されている。係合穴部37は、係合突部35とがたつきのないように挿入されるように穴形状が形成されている。係合突部35または係合穴部37の一方には、がたつきをなくすための弾性部材を設けておくこともできる。
なお、輸液ポンプ取付け金具29を柱部14に取付ける構造としては、図2について上述した点滴カウンター9の取付け構造とほぼ同じものを使用することができる。
【0029】
本実施の形態の輸液ポンプの取付け構造では、輸液ポンプ11を取付けるための取付け金具29に設けられた爪部39が水平竿部15に引っ掛けられる構造となっているため、爪部39を引っ掛けた後に容易に取付け金具29をスタンド13に取付けることができるとともに、たとえねじ部品30が緩んだとしても輸液ポンプ11が落下することがない。
【0030】
ここでさらに、図6に、輸液ポンプ取付け金具29の爪部39の他の実施の形態として、その先端部が2つに分岐して形成されたものを示す。図6(a)に示すように、爪部39は、輸液ポンプ取付部分33からイルリガートルスタンド13の柱部14に沿って上方向に延びるように設けられ、スタンド13の頂上部の付近で2つの爪部39にY字形状に分岐し形成されている。イルリガートルスタンド13の頂上部には、該頂上部から放射状に延びた複数本の水平竿部15が設けられている。分岐したそれぞれの爪部39は、前記頂上部で異なる2本の水平竿部15にそれぞれ引っ掛かけられるようになっている。
【0031】
図6の輸液ポンプの取付け構造では、爪部39を2つに分岐させて、それぞれ異なる水平竿部15に引っ掛けているので、2本のそれぞれの水平竿部15で輸液ポンプ11の重量を分担して支えることができるとともに、スタンド13の重心を安定させ、良好なバランス状態で使用することができる。
【0032】
さらに、他の実施の形態として、以下の構成にすることもできる。
例えば、金具29の爪部39を用いて水平竿部15に引っ掛ける場合には、輸液ポンプ取付部分33を柱部14に容易に着脱することができる嵌め込み式とすることができる。この輸液ポンプ取付部分33には、例えば、プラスチック等の弾性材料を用い、柱部14の外径をその弾性によって把持する把持部を設け、着脱に力を作用させることによって該把持部が弾性変形して柱部14からワンタッチで着脱できるような構造にすることができる。
また、取付け金具29の爪部39には、輸液ポンプ11の設置位置に合せて上下方向に伸縮して設置位置を調節することのできる調整機構を設けることもできる。
【0033】
【発明の効果】
上記したことから明らかなように、前記点滴カウンターを前記スタンドに取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けたので、輸液中に病院関係者がイルリガートルスタンドを移動させる場合や、患者が誤ってスタンドに接触した場合でも、輸液チャンバーを振動で大きく揺らしてしまうことがない。これにより、輸液ポンプの警報などを必要時以外に作動させることがないようにすることができる。
【0034】
また、前記輸液ポンプには上方向に延長する支柱を設け、前記点滴カウンターを該支柱に取付けるための点滴カウンター取付け手段を設けた場合には、上述のように輸液チャンバーに不要な振動を発生させず、病院関係者の労力を軽減させることができる。
【0035】
前記点滴カウンター取付け手段には、該点滴カウンター取付け手段が前記スタンドまたは前記支柱と当接する部分に弾性部材を設けることができ、これによって、スタンドの振動や、輸液ポンプのボタン操作などの振動で、取付け金具のねじ部品が容易に緩まないようにすることができる。また、多少緩んだとしても取付け力が極端に減少しないようにすることができる。
【0036】
また、前記輸液ポンプを前記スタンドに取付けるための輸液ポンプ取付け手段を設け、該輸液ポンプ取付け手段には、前記スタンドの柱部に取付ける第1の取付け部分と、前記スタンドの上部に設けた水平竿部に取付ける第2の取付け部分とを設けた場合には、輸液ポンプをより確実にスタンドに取付けることができる。
【0037】
前記輸液ポンプ取付け手段の第2の取付け部分に、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けられる爪部を設ける場合には、輸液ポンプ取付け手段を2箇所に取付ける作業を容易に行なうことができる。
【0038】
前記爪部は、少なくとも2つ以上に先端部が分岐して形成され、前記スタンドの水平竿部に引っ掛けることができるようにすることにより、輸液ポンプの重量を2本以上の水平竿部に分割して受け持たせることもできる。これにより、スタンドの強度や、スタンド立脚時のバランス等を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るの第1の実施の形態であって、点滴カウンターを移動用スタンドに取付けた状態を示す正面図である。
【図2】図1に示すA−A線による断面図である。
【図3】本発明に係るの第2の実施の形態であって、点滴カウンターを輸液ポンプから突設した支柱に取付けた状態を示す正面図である。
【図4】図3の点滴カウンターを取付けた状態を拡大して示す拡大正面図である。
【図5】本発明に係る実施の形態であって、輸液ポンプを取付け金具を用いてイルリガートルスタンドに取付けた状態の一部を拡大して示す拡大正面図である。
【図6】図5の取付け金具の爪部が先端で分岐した状態でイルリガートルスタンドに引っ掛けられている状態を示す図であって、(a)は正面図(b)は側面図である。
【図7】従来の輸液用部品を移動用スタンドに取付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 輸液用器具類
3 薬液
5 薬液ボトル
7 輸液チャンバー
9 点滴カウンター
11 輸液ポンプ
13 イルリガートルスタンド(スタンド)
14 柱部
15 水平竿部
17 脚部
19 管
21 管
23 管
25 配線
26 ゴムシート(弾性部材)
27 点滴カウンター取付け金具(点滴カウンター取付け手段)
28 把持部品
29 輸液ポンプ取付け金具(輸液ポンプ取付け手段)
30 ねじ部品
31 支柱
33 輸液ポンプ取付け部分(第1の取付け部分)
35 係合突部
37 係合穴部
39 爪部(第2の取付け部分)
40 設定ボタン
42 電源
【出願人】 【識別番号】392035721
【氏名又は名称】株式会社パルメディカル
【住所又は居所】東京都千代田区神田佐久間町3丁目21番5号
【出願日】 平成15年3月24日(2003.3.24)
【代理人】 【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一

【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一

【識別番号】100107319
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 鉄男

【公開番号】 特開2004−283436(P2004−283436A)
【公開日】 平成16年10月14日(2004.10.14)
【出願番号】 特願2003−80476(P2003−80476)