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【発明の名称】 医療用容器の開封用操作部保持具
【発明者】 【氏名】坂口 至
【住所又は居所】神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内

【氏名】坪田 潤
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番地1号 テルモ株式会社内

【要約】 【課題】薬剤容器の切断された開封用操作部を保持することができる医療用容器の開封用操作部保持具に関する。

【解決手段】医療用容器60の開封用操作部保持具1は、内部に薬剤が収納された薬剤収納部71と開封用操作部73とその両者間に設けられた破断可能部72とを有する薬剤容器70を開封用操作部73が内部に侵入した状態にて備える医療用容器60に用いられる。開封用操作部保持具1は、破断後の開封用操作部73を医療用容器60の外方より保持する操作部保持部4と、開封用操作部保持具1を医療用容器60に取り付けるための取付部とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に薬剤が収納された薬剤収納部と開封用操作部とその両者間に設けられた破断可能部とを有する薬剤容器を前記開封用操作部が内部に侵入した状態にて備える医療用容器に用いられる医療用容器の開封用操作部保持具であって、該開封用操作部保持具は、破断後の前記開封用操作部を前記医療用容器の外方より保持する操作部保持部と、該開封用操作部保持具を前記医療用容器に取り付けるための取付部とを備えていることを特徴とする医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項2】
前記開封用操作部保持具は、前記開封用操作部を破断前より保持可能であるとともに、該開封用操作部を保持し、かつ前記医療用容器に取り付けられた状態にて、該開封用操作部を破断可能なものである請求項1に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項3】
前記開封用操作部保持具は、前記薬剤容器の前記薬剤収納部を挿通させるための挿通部を備えている請求項1または2に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項4】
前記開封用操作部保持具の前記操作部保持部は、前記開封用操作部を前記医療用容器の外方より保持するための保持空間を備えており、該保持空間の一端部を形成する部分の該操作部保持具は開封用操作部の流出を規制する形状となっており、かつ該保持空間の他端側を形成する部分の操作部保持具は、前記薬剤収納部からの薬剤の流出を阻害しない形状となっている請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項5】
前記保持空間の他端側の側面部分を形成する部分の操作部保持具は、前記薬剤収納部からの薬剤の流出のための保持空間が連続して設けられた空間部となっている請求項4に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項6】
前記開封用操作部保持具は、ヒンジ部により折り曲げ可能に形成された本体部と、一端側に形成され、前記本体部を折り曲げた状態にて向かい合う操作部保持部を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項7】
前記開封用操作部保持具は、前記本体部を前記ヒンジ部にて折り曲げ、該開封用操作部保持具を前記医療用容器に取り付けた状態にて係合し折り曲げ状態を維持する係合部を有している請求項6に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項8】
前記係合部は、前記医療用容器に形成された孔に挿入可能な突起部と、該突起部と係合する凹部により構成されている請求項7に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項9】
前記開封用操作部保持具は、向かい合う操作部保持部に挟持力を付与するクリップ機構を有している請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【請求項10】
前記開封用操作部保持具は、前記開封用操作部を保持しかつ前記医療用容器に取り付けた状態にて、若干移動可能である請求項1ないし9のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
薬剤容器を有する医療用容器に取り付け可能であり、薬剤容器の開封用操作部を保持する医療用容器の開封用操作部保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
患者に輸液を行うに先だって、輸液剤の入ったバイアル瓶や軟質バッグ等に、予め輸液剤に配合することが困難な薬剤、例えば、ビタミン剤、抗生物質等の薬剤を混合、溶解させ、薬液を調製することが行われている。そして、このような薬液の調製を無菌的に、また、簡単な操作で行うため、薬液が収納された軟質バッグに薬液と混合する薬剤を収納した薬剤容器を取り付け、輸液の際、薬剤容器に設けられた開封用操作部を軟質バッグごしに折り曲げ切断することにより薬剤容器と軟質バッグを連通させ薬剤と薬液とを混合するようにした輸液用容器が提案されている。
このようなタイプの輸液用容器は、切断された開封用操作部が容器内に浮遊するため、輸液用容器から薬液を排出する際に妨げになることがあり、また、開封用操作部により医療用容器内面が傷つくおそれがある。
なお、本件出願人は、上記の問題点を解決する公知技術を現時点において取得していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、本発明の目的は、上記問題点を解決するものであり、薬剤容器の切断された開封用操作部保持部を保持する医療用容器の開封用操作部保持具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 内部に薬剤が収納された薬剤収納部と開封用操作部とその両者間に設けられた破断可能部とを有する薬剤容器を前記開封用操作部が内部に侵入した状態にて備える医療用容器に用いられる医療用容器の開封用操作部保持具であって、該開封用操作部保持具は、破断後の前記開封用操作部を前記医療用容器の外方より保持する操作部保持部と、該開封用操作部保持具を前記医療用容器に取り付けるための取付部とを備えている医療用容器の開封用操作部保持具。
(2) 前記開封用操作部保持具は、前記開封用操作部を破断前より保持可能であるとともに、該開封用操作部を保持し、かつ前記医療用容器に取り付けられた状態にて、該開封用操作部を破断可能なものである上記(1)に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(3) 前記開封用操作部保持具は、前記薬剤容器の前記薬剤収納部を挿通させるための挿通部を備えている上記(1)または(2)に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(4) 前記開封用操作部保持具の前記操作部保持部は、前記開封用操作部を前記医療用容器の外方より保持するための保持空間を備えており、該保持空間の一端部を形成する部分の該操作部保持具は開封用操作部の流出を規制する形状となっており、かつ該保持空間の他端側を形成する部分の操作部保持具は、前記薬剤収納部からの薬剤の流出を阻害しない形状となっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(5) 前記保持空間の他端側の側面部分を形成する部分の操作部保持具は、前記薬剤収納部からの薬剤の流出のための保持空間が連続して設けられた空間部となっている上記(4)に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【0005】
(6) 前記開封用操作部保持具は、ヒンジ部により折り曲げ可能に形成された本体部と、一端側に形成され、前記本体部を折り曲げた状態にて向かい合う操作部保持部を備えている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(7) 前記開封用操作部保持具は、前記本体部を前記ヒンジ部にて折り曲げ、該開封用操作部保持具を前記医療用容器に取り付けた状態にて係合し折り曲げ状態を維持する係合部を有している上記(6)に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(8) 前記係合部は、前記医療用容器に形成された孔に挿入可能な突起部と、該突起部と係合する凹部により構成されている上記(7)に記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(9) 前記開封用操作部保持具は、向かい合う操作部保持部に挟持力を付与するクリップ機構を有している上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
(10) 前記開封用操作部保持具は、前記開封用操作部を保持しかつ前記医療用容器に取り付けた状態にて、若干移動可能である上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の医療用容器の開封用操作部保持具。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、開封用操作部保持具について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の正面図、図2は、図1に示す開封用操作部保持具の背面図、図3は、図1に示す開封用操作部保持具の底面図、図4は、図1に示す開封用操作部保持具の平面図、図5は、図1に示す開封用操作部保持具の内面図、図6は、図5に示す開封用操作部保持具の背面図、図7は、図5に示す開封用操作部保持具の側面図、図8は、図5に示す開封用操作部保持具の平面図である。
本発明の医療用容器の開封用操作部保持具1は、内部に薬剤が収納された薬剤収納部71と開封用操作部73とその両者間に設けられた破断可能部72とを有する薬剤容器70を開封用操作部73が内部に侵入した状態にて備える医療用容器60に用いられる医療用容器の開封用操作部保持具1であって、開封用操作部保持具1は、破断後の開封用操作部73を医療用容器60の外方より保持する操作部保持部4と、開封用操作部保持具1を医療用容器に取り付けるための取付部とを備えている。
【0007】
本発明の医療用容器の開封用操作部保持具1は、開封用操作部移動規制具1と言い換えることもできる。そして、操作部保持部4は、操作部移動規制部4と言い換えることもできる。また、本明細書における保持は、移動規制と言い換えることができる。
また、上記開封用操作部保持具1は、開封用操作部73を破断前より保持可能であるとともに、開封用操作部73を保持し、かつ医療用容器60に取り付けられた状態にて、開封用操作部73を破断可能なものである。
開封用操作部保持具1は、図1に示すように、ヒンジ部7により折り曲げ可能に形成された本体部2a,2bと、先端側に形成され、本体部2a,2bを折り曲げた状態にて向かい合う操作部保持部4a,4bを備えている。
【0008】
本発明の実施例の開封用操作部保持具1は、図1,図2,図5,図6に示すように、第1の本体部2aと、第1の本体部2aの先端部に形成された操作部保持部4aと、第2の本体部2bと、第2の本体部2bの先端部に形成された操作部保持部4bを備えている。そして、第1の本体部2aと第2の本体部2bは、基端部に両者を連結するヒンジ部7を有している。また、第1の本体部2aと第2の本体部2bは、係合部5a,5bを有している。
第1の本体部2aは、図1、図5に示すように、縦に短いU字形状もしくは略V字形状の平板部として形成されている。また、第1の本体部2aは、下側に向かって幅が狭くなっている。第2の本体部2bは、第1の本体部2aと同様に、縦に短いU字形状もしくは略V字形状の平板部として形成されている。また、第2の本体部2bは、下側に向かって幅が狭くなっている。また、第1の本体部2aと第2の本体部2bの内面の面縁は面取りされていることが好ましい。これにより、医療用容器60に開封用操作部保持具1を取り付けるときに容器に傷が付きにくくなる。第1の本体部2aと第2の本体部2bは、両側辺の上端同士がヒンジ部7によって連結されている。また、図9,図10に示すように、開封用操作部保持具1は、薬剤容器70の薬剤収納部71を挿通させるための挿通部8を備えている。具体的には、挿通部8は、本体部2aと本体部2b及びヒンジ部7の内縁により形成されている開口である。このような構成により、薬剤容器70の薬剤収納部71は、第1の本体部2aと第2の本体部2bの間に固定されないため、開封用操作部保持具1を医療用容器60に取り付けた状態で、開封用操作部73を薬剤収納部71に対して折り曲げて切断することができる。なお、第1の本体部2aと第2の本体部2bは、平板部でなくて、外面側が外側に向かって湾曲した形状であってもよい。
【0009】
また、開封用操作部保持具1は、図5,図7,図8に示すように、取付部を備えている。この実施例の開封用操作部保持具1では、本体部2a,2bとを折り曲げ自在に連結するヒンジ部7と、開封用操作部保持具1を医療用容器60に取り付けた状態にて係合し折り曲げ状態を維持する係合部5a,5bにより取付部が構成されている。なお、係合部のみにより取付部を構成してもよい。
係合部5a,5bは、第1の本体部2aと第2の本体部2bに設けられ医療用容器60に形成された孔に挿入可能な突起部5aと、突起部5aと係合する凹部5bにより構成されている。また、この係合部5a,5bは、医療用容器60に開封用操作部保持具1を取り付けるためにも使用される。
突起部5aは、第1の本体部2aの内面において、平板部2aの両側辺に一つずつ設けられている。また、突起部5aは、係合部5dを有している。具体的に、突起部5aは、第1の本体部2aに対してほぼ直交するように設けられている。突起部5aは、本体部2aに対してほぼ直交する平板部5cと、平板部5cの先端に設けられ、基端側が肉厚で先端に向かって肉薄となる係合部5dとを有する。また、本体部2aの突起部5aより下方には、突起部5aが本体部2bの上側にしなりやすくするための開口部5fが形成されている。
【0010】
また、この突起部5aは、第2の本体部2bの開口部5bに進入し係合する。
開口部5bは、ヒンジ部7を介して本体部2を折り曲げたとき、突起部5aが進入可能に平板部2bの両側辺に一つずつ設けられている。また、開口部5bは、図7に示すように、開口部5bの下端側で本体部2bの表面側にリブ5eを有している。このような構成により、本体部2をヒンジ部7を介して内面側に折り畳むと突起部5aは、開口部5b内に進入し、突起部5aの係合部5dが開口部5bのリブ5eと係合する。この状態において、突起部5aは、図3,図4に示すように、第2の本体部2bの表面から突出する。また、突起部5aと開口部5bは、突起部5aが開口部5b内を進入するとき係合部5dがリブ5eに接触して上端側にしなりながら進入し、係合部5dがリブ5eを越えたときしなりが戻り確実に係合するように形成されている。これにより、突起部5aと開口部5bは確実に係合する。
【0011】
本発明の実施例においては、係合部5aは、図9,図10に示すように、医療用容器60のシール部61に形成され薬剤容器70を固定するために使用された開孔63に挿入され、係合部5bと係合する。これにより、開封用操作部保持具1は、医療用容器60に取り付けられる。そして、この実施例の開封用操作部保持具1では、取り付けられた状態において、医療用容器60を挟持する。
また、開封用操作部保持具1の操作部保持部4は、開封用操作部73を医療用容器60の外方より保持するための保持空間6を備えている。保持空間6の一端部を形成する部分の操作部保持具1は開封用操作部73の流出を規制する形状となっており、かつ保持空間6の他端側を形成する部分の操作部保持具1は、薬剤収納部71からの薬剤の流出を阻害しない形状となっている。
【0012】
操作部保持部4は、第1の本体部2aに設けられた保持部形成部4aと本体部2bの保持部形成部4bが医療用容器60を介して向かい合うことにより構成されている。
保持部形成部4aは、第1の本体部2aの中央部に設けられている。形成部4aは、図5,図6に示すように、半筒状に形成されるとともに、一端(本体部2aの下端側)の内面には、開封用操作部73の流出を規制するためのリブ4cを有している。また、形成部4aの内面は、開封用操作部73を保持するために凹部となっている。
【0013】
保持部形成部4bは、図5,図6に示すように、上述した形成部4aと同様なものとなっている。形成部4bは、半筒状に形成されるとともに、一端(本体部2bの下端側)の内面には、開封用操作部73の流出を規制するためのリブ4dを有している。また、形成部4bの内面は、開封用操作部73を保持するために凹部となっている。
このような構成により、開封用操作部保持具1を医療用容器60に取り付けたとき、形成部4aのリブ4cと形成部4bのリブ4dが近接し、それらにより、開口部4cと開口部4dのみ薬液を収納した医療用容器60を他の部分より強く挟持する。形成部4a,4bのリブ4c,4d以外の部分は、医療用容器60をこのような形で挟持しないため、形成部4の側面部分からの薬液流出を阻害しないものとなっている。
【0014】
以上のような構成により、第1の本体部2aと第2の本体部2bをヒンジ部7を介して折り曲げると、第1の本体部2aと第2の本体部2bの間に、操作部保持部73を収納するための保持空間6が形成される。保持空間6は、一端部が切断された操作部73が流出しないようにほぼ閉鎖されており、他端側は開口している。なお、形成部4aと形成部4bの一端部は、切断された操作部73が一端側に流出しないような形状であれば、いかなる形状であってもよい。例えば、形成部4a,4bの一端部は、すだれ状、網状、メッシュ状に形成されていてもよく、また、操作部73が一端部から流出しない程度の大きさに開口していてもよい。
【0015】
また、形成部4a,4bの軸方向の長さは、開封用操作部保持具1を医療用容器60に取り付けたとき(開孔63を介して取り付けたとき)、開封用操作部73の先端と、形成部4a,4bの一端部内壁の間がある程度あくように決めることが好ましい。具体的に、開封用操作部73の先端と、形成部4a,4bの一端内壁の距離が、2〜15mm、特に、5〜10mmであることが好ましい。また、形成部4a,4bの長さは、2mm以上、特に、5〜20mmであることが好ましい。あまり長すぎると、形成部4a,4bが医療用容器を大きく押さえ、医療用容器内の予備容量が少なくなってしまうからである。これにより、切断された開封用操作部73は、形成部4a,4bの一端部に移動可能となるため、薬剤収納部71からの薬液排出を妨げることがない。また、形成部4a,4bの他端(開口端)は、薬剤容器70の破断可能部72より先端側となるように形成されていることが好ましい。具体的に、形成部4a,4bの他端は、破断可能部72から2〜20mm、特に、5〜12mm先端側に形成されていることが好ましい。これにより、医療用容器60に開封用操作部保持具1を取り付けた状態で、開封用操作部73を折り曲げ切断することができる。
【0016】
また、本発明の実施例では、操作部保持部4の保持空間6は、開封用操作部73の外径より大きく作製されているが、これに限られるものではなく、第1の本体部2aと第2の本体部2bの間に開封用操作部72を挟み固定するものであってもよい。
ヒンジ部7は、第1の本体部2a両側辺の上端と第2の本体部2bの両側辺の上端同士を連結するように左右一つずつ設けられている。具体的に、ヒンジ部7は、第1の本体部2a上端部の内面と、第2の本体部2bの上端部の内面を連続するように第1の本体部2aと第2の本体部2bと一体に薄板部として形成されている。薄板部は、中心に折り曲げ可能な薄肉部を有している。また、ヒンジ部としては、第1の本体部2aと第2の本体部2bの上端部を連結するように形成されたU字形状のヒンジ部であってもよい。
開封用操作部保持具1の構成材料は、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン、塩化ビニル等の合成樹脂であることが好ましい。
【0017】
また、開封用操作部保持具1は、開封用操作部73を保持しかつ医療用容器73に取り付けた状態にて、若干移動可能であることが好ましい。本発明の実施例においては、係合部5aの外径は、医療用容器60の開孔63の内径より小さく作製され、かつ本体部2および保持部4は、医療用容器60を完全に挟持していないことが好ましい。このようにすることにより、保持具1を医療用容器60に取り付けた状態で、保持具1を医療用容器60に対して若干動かすことができる。このため、開封用保持具1を医療用容器60に装着した状態で、薬剤容器70の開封用操作部73を容易に折り曲げ切断することが可能となる。また、切断後、保持具1を動かすことにより保持部4に流入した薬液を容易に外に流出させることができる。
【0018】
次に、本発明の実施例である開封用操作部保持具1の使用方法について説明する。
まず、図9に示すように、医療用容器60の裏側から係合部5aを開孔63に挿入し、図10に示すように、第1の本体部2aと第2の本体部2bを折り曲げて係合部5aと係合部5bを係合させる。これにより、保持部形成部4aと保持部形成部4bにより外方から医療用容器60内の開封用操作部73が保持されるとともに、開封用操作部保持具1が医療用容器60に取り付けられる。そして、医療用容器60を横にした状態で、一方の手で薬剤収納部71を担持して、もう一方の手で開封用操作部保持具1ごと開封用操作部73を担持して、開封用操作部73を薬剤容器70の薬剤収納部71に対して折り曲げて開封用操作部73を切断する。切断された開封用操作部73は、図11に示すように保持部4内に保持される。なお、開封用操作部保持具1を取り付ける医療用容器としては、本発明の実施例のように複室タイプのものでなく、単室タイプのものであってもよい。
【0019】
次に、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具について説明する。
図12は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の平面図、図13は、図12に示す開封用操作部保持具の内面図である。開封用操作部保持具の正面図、背面図、底面図、開封用操作部保持具の内面図の背面図、内面図の平面図については、それぞれ図1,図2,図3,図6,図8を参照する。
この実施例の開封用操作部保持具10は、上述した封用操作部保持具1と基本構成は同じであり、開封用操作部保持部14の構成のみが異なっている。以下、開封用操作部保持具10について相違点を中心に説明する。
開封用操作部保持具10は、図1,図2,図12,図13に示すように、第1の本体部12aと、第2の本体部12bと、保持部14a,14bと、係合部15a,15bと、ヒンジ部17からなる。保持部14を除く第1の本体部12aと第2の本体部12bと、ヒンジ部17と、係合部15a,15bの構成は、上述した第1の本体部2a、第2の本体部2b、ヒンジ部7、係合部5a,5bと同じであるため説明を省略する。
【0020】
保持部14と、保持部4の相違点は、保持空間16の他端側(開口側)の側面部分を形成する部分の操作部保持具10は、薬剤収納部71からの薬剤の流出のための保持空間が連続して設けられた空間部18となっている点である。
操作部保持部14は、第1の本体部12aに設けられた保持部形成部14aと本体部12bの保持部形成部14bが医療用容器60を介して向かい合うことにより構成されている。
保持部形成部14aは、他端側の側面部分を薄肉部18aとすることにより空間部18を構成している。形成部14aは、形成部14aの一端部を除く部分の肉厚が他端に向かってより薄く薄肉化している。言い換えると、形成部14aの他端側は、形成部14aの一端部を除く部分の内径が他端に向かって拡径している。具体的に、形成部14aは、形成部4aの開口部付近を大きく面取りしたような形状に形成されている。このような構成により、薬剤収納部71からの薬剤の流出をより容易なものとする。また、形成部14a内に薬液が流入しても容易に形成部14aの外に薬剤が流出するものとなる。
【0021】
また、保持部形成部14bは、形成部14aと同じ形状をしている。具体的に、形成部14bは、他端側の側面部分を薄肉部18bとすることにより空間部18を構成している。形成部14bは、形成部14bの一端部を除く部分の肉厚が他端に向かってより薄く薄肉化している。言い換えると、形成部14bの他端側は、形成部14bの一端部を除く部分の内径が他端に向かって拡径している。具体的に、形成部14bは、形成部4bの開口部付近を大きく面取りしたような形状に形成されている。このような構成により、薬剤収納部71からの薬剤の流出をより容易なものとする。また、形成部14b内に薬液が流入しても容易に形成部14bの外に薬剤が流出するものとなる。
また、形成部14aの軸方向の長さ、形成部14aの他端と開封用操作部73の先端との距離、形成部14aの他端と破断可能部72との距離は、形成部4aと同様であることが好ましい。
また、開封用操作部保持具10の使用方法については開封用操作部保持具1とほぼ同じであるため説明を省略する。
【0022】
次に、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具20について説明する。
図14は、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具の正面図、図15は、図14に示す開封用操作部保持具の背面図、図16は、図14に示す開封用操作部保持具の内面図である。
この実施例の開封用操作部保持具20は、開封用操作部保持具1の操作部保持部4より左側部分を有さない構造をしている。
開封用操作部保持具20は、図14,図15,図16に示すように、第1の本体部22aと、第2の本体部22bと、保持部24a,24bと、係合部25a,25bと、ヒンジ部27からなる。保持部24a,24bと、係合部25a,25bと、ヒンジ部27は、それぞれ開封用操作部保持具1の保持部4a,4bと、係合部5a,5bと、ヒンジ部7と同じであるため説明を省略する。
【0023】
第1の本体部22aは、図14,図16に示すように、縦に短い半U字形状もしくは略半V字形状の平板部として形成されている。第1の本体部22aは、半U字形状の平板部22aの下部が幅が狭くなっている。第2の本体部22bは、半U字形状もしくは略半V字形状の平板部として形成されている。平板部22bの下部は、図15,図16に示すように、下端に向かって幅が狭くなっている。また、第1の本体部22aと第2の本体部22bの内面の面縁は面取りされていることが好ましい。
第1の本体部22aと第2の本体部22bは、平板部22aと平板部22bの上端同士がヒンジ部27によって連結されている。
第1の本体部22aと第2の本体部22bは、開封用操作部保持具1,10と異なり、一組の係合部25a,25bのみ有している。このような構成であっても、開封用操作部保持具1,10と同様に医療用容器60を挟持するとともに医療用容器60に確実に取り付けられる。
なお、開封用操作部保持具20の保持部24の代わりに開封用操作部保持具10の保持部14を有していてもよい。
本発明のストッパー固定具20の使用方法は、上述した開封用操作部保持具1,10とほぼ同じであるため、説明を省略する。
【0024】
次に、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具30について説明する。
図17は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の正面図、図18は、図17に示す開封用操作部保持具の側面図である。
この実施例の開封用操作部保持具30と開封用操作部保持具1の相違点は、開封用操作部保持具30は、開封用操作部保持具20を医療用容器60に取り付けた状態にて係合し折り曲げ状態を維持する係合部を有しておらず、向かい合う操作部保持部34a,34bに挟持力を付与するクリップ機構35を有している点である。
開封用操作部保持具30は、図17に示すように、第1の本体部32aと、第2の本体部32bと、保持部34a,34bと、クリップ機構35と、ヒンジ部37を有している。保持部34a,34bとヒンジ部37は、それぞれ開封用操作部保持具1の保持部4a,4bと、ヒンジ部7と同じであるため、説明を省略する。なお、この開封用操作部保持具30においては、ヒンジ部37はなくてよい。
【0025】
クリップ機構35は、係合部36a,36bと、挟持部材39と、クリップ担持部40a,40bを備えている。
係合部36a、36bは、第1の本体部32aと第2の本体部32bの両側辺に形成された開口部である。係合部としては、開口部に限られず、第1の本体部32a、第2の本体部32bの表面に形成された凹部であってもよい。係合部36a,36bは、挟持部材39の端部に形成された係合部42a,42bと係合する。
挟持部材39は、係合部42aと係合部42bが接触する方向に挟持力を付与するリング状もしくはU字状部材である。挟持部材39の端部に形成された係合部42a,42bは、内側に湾曲するように形成されている。このような構成により、挟持部材39は、第1の本体部42aと第2の本体部42bを挟持した状態で、係合部42aと係合部36a、係合部42bと係合部36bが係合する。
クリップ担持部40aは、図17,図18に示すように、第1の本体部42aの上端部に左右一つずつ本体部42aの表面側に傾斜するように設けられている平板部である。クリップ担持部40aの下部には、挟持部材39が通過するための通過孔41aが形成されている。同様に、クリップ担持部40bは、第2の本体部32bの上端部に左右一つずつ本体部42bの表面側に傾斜するように設けられている平板部である。クリップ担持部40bの下部には、挟持部材39が通過するための通過孔41bが形成されている。また、クリップ担持部40a,40bの表面には、担持用リブ40c,40dが形成されている。
また、開封用操作部保持具30は、挟持力を付与された第1の本体部32aと第2の本体部32bが開封用操作部保持具30を医療用容器60に取り付けるための取付部となっている。
【0026】
次に、本発明の開封用操作部保持具30の使用方法について説明する。
まず、開封用操作部保持具30をクリップ担持部40a,40bをつまみ、接触している保持部34aと保持部34b、第1の本体部32aと第2の本体部32bを開く。そして、保持部34a,34b、本体部32a,32bの間に、薬剤容器70の薬剤収納部71を通過させ、薬剤収納部71を第1の本体部32aと第2の本体部32bの間に配置し、開封用操作部73を保持部34aと保持部34bの間に配置して、クリップを戻す。これにより、開封用操作部保持具30が医療用容器60を挟持するとともに医療用容器60に確実に取り付けられる。そして、医療用容器60を横にした状態で、一方の手で薬剤収納部71を担持して、もう一方の手で開封用操作部保持具30ごと開封用操作部73を担持して、開封用操作部73を薬剤容器70の薬剤収納部71に対して折り曲げて開封用操作部73を切断する。切断された開封用操作部73は、保持部34内に保持される。
【0027】
次に、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具について説明する。
図19は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の斜視図、図20は、図19に示す開封用操作部保持具の正面図である。
開封用操作部保持具50は、全体がクリップ構造となっており、医療用容器60を挟持して医療用容器60に取り付けられるタイプの保持具である。以下、上面部53側を上、保持部54側を下として説明する。
開封用操作部保持具50は、図19に示すように、クリップ構造の本体部51と、本体部51に設けられた保持部54a,54bからなる。開封用操作部保持具50は、第1の本体部52aと、第1の本体部52aとともに医療用容器を挟持する第2の本体部52bを備えている。
開封用操作部保持具50は、下端部同士が接触しそれぞれ外側に傾斜する第1の本体部52aと第2の本体部52bと、第1の本体部52aと第2の本体部52bの上端と連続する上面部53と、第1の本体部52aと第2の本体部52bに取り付けられたクリップ担持部55a,55bを有する本体部51と、第1の本体部52aと第2の本体部52bの下端部の中央に設けられた保持部54a,54bとを備えている。
【0028】
本体部51は、第1の本体部52aと、第2の本体部52bと、上面部53とにより一体的に形成されており、第1の本体部52aと第2の本体部52bの正面から見ると、下部が平坦なV字形状となっている。本体部51は、横から見ると、第1の本体部52aと第2の本体部52bと上面部53により略三角形が形成されている。本体部51は、第1の本体部52aと第2の本体部52bに挟持力を付与するクリップとなっている。
第1の本体部52aは、下端部が水平のV字形状の平板部である。また、下端部の両側部には、クリップ担持部55aを取り付けるための取付部56aが形成されている。第2の本体部52bも、下端部が平坦なV字形状の平板部であり、下端部の両側部には、クリップ担持部55aを取り付けるための取付部56aが形成されている。V字形状の間の空間は、開封用操作部保持具50を医療用容器60に取り付けたとき、薬剤容器70の薬剤収納部71が配置される部分となっている。また、下端部には、クリップ担持部55bを取り付けるための取付部56bが形成されている。取付部56a,56bは、第1の本体部52aと第2の本体部52bの下端部を上端側に筒状に巻いて形成されている。ここにクリップ担持部55a,55bの一端部が取り付けられている。また、第1の本体部52aと第2の本体部52bの下端部には、後述する保持部54a,54bが設けられている。
【0029】
上面部53は、第1の本体部52aのV字形状の左右の上端と第2の本体部52bの左右の上端とを連続する平板部53a,53bである。平板部53a,53bは、三角形の内側に湾曲するように形成されている。また、第1の本体部52aと第2の本体部52bとの連結している部分は丸みを帯びて形成されている。
担持部55a,55bは、線状体により形成され、上辺(一端部)が開口した台形状に形成されている。担持部55a,55bの一端部は、外側に向いており、第1の本体部52aと第2の本体部52bの下端部に設けられた取付部56a,56bに取り付けられている。取付部56a,56bは、使用時においては、それぞれ第1の本体部52aと第2の本体部52bの表面側に接触しており、取付部56aと取付部56bの他端部は、上面部53aと上面部53bを越えて突出している。また、担持部55a,55bは、図20に示すように、本体部51の下端部側に倒すことができるものとなっている。本体部51を下端部に倒すと、医療用容器60に遮光カバーをかぶせる際に担持部55a,55bが邪魔にならない。
【0030】
また、保持部54は、上述した保持部4,保持部14と同様の形状に作製することが好ましい。保持部54は、保持部形成部54aと保持部形成部54bにより構成されている。保持部形成部54aは、第1の本体部54aの中央部に設けられ、保持部形成部54bは、第2の本体部54bの中央部に設けられている。そして、使用前においては、保持部形成部54aと保持部形成部54bは、第1の本体部52aと第2の本体部52bの挟持力により重ね合わせられている。
また、開封用操作部保持具50においては、挟持力を付与された第1の本体部52aと第2の本体部52bが開封用操作部保持具50を医療用容器60に取り付けるための取付部となっている。
【0031】
次に、開封用操作部保持具50の使用方法について説明する。
まず、開封用操作部保持具50の担持部55a,55bが近づくように、担持部55a,55bをつまみ、接触している本体部53a,53b、保持部54a,54bを開く。そして、開いた隙間から、薬剤容器70の薬剤収納部71を挿入し、薬剤収納部71を本体部51のV字形状の間に配置し、開封用操作部73を保持部54a,54bの間に配置し、クリップを戻す。そして、担持部55a、55bを、図20に示すように下方に倒す。これにより、開封用操作部保持具50が医療用容器60を挟持するとともに医療用容器60に取り付けられる。そして、医療用容器60を横にした状態で、一方の手で薬剤収納部71を担持して、もう一方の手で開封用操作部保持具50ごと開封用操作部73を担持して、開封用操作部73を薬剤容器70の薬剤収納部71に対して折り曲げて開封用操作部73を切断する。切断された開封用操作部73は、保持部54内に保持される。
また、開封用操作部保持具としては、上述したものの他、第1の本体部と第2の本体部を有し、第1の本体部と第2の本体部がコイル状バネにより医療用容器を挟持可能としたものであってもよい。
【0032】
次に、本発明の他の実施例である開封用操作部保持具80について説明する。
図21は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の内面図、図22は、図21に示す開封用操作部保持具を係合部により係合させた状態の平面図であり、図23は、図21に示す開封用操作部保持具の側面図であり、図24は、図21に示す開封用操作部保持具の底面図である。
開封用操作部保持具80は、操作部保持具10と操作部保持部84及び係合部95a,95bの構成のみ異なっている。
操作部保持部84は、第1の本体部2aに設けられた保持部形成部84aと本体部2bの保持部形成部84bが医療用容器60を介して向かい合うことにより構成されている。
【0033】
保持部形成部84aは、他端側の側面部分が薄肉部85aとなっている。具体的には、開封用操作部保持具80は、形成部84aの一端部を除く部分及び形成部84aの周囲の本体部2aに薄肉部85aを有している。本体部2aに設けられた薄肉部85aは、全体がほぼ同じ厚みとなっている。また、薄肉部85aは、本体部2aの両側部(U字形状の両側辺)の手前まで形成されている。
また、保持部形成部84bは、形成部84aと同じ形状をしている。保持部形成部84bは、他端側の側面部分が薄肉部85bとなっている。具体的には、開封用操作部保持具80は、形成部84bの一端部を除く部分及び形成部84bの周囲の本体部2bに薄肉部85bを有している。本体部2bに設けられた薄肉部85bは、全体がほぼ同じ厚みとなっている。また、薄肉部85bは、本体部2bの両側部(U字形状の両側辺)の手前まで形成されている。
このような構成によっても、薬剤収納部71からの薬剤の流出をより容易なものとする。また、形成部84a,84b内に薬液が流入しても容易に形成部84a,84bの外に薬剤が流出するものとなる。
【0034】
次に、係合部95a,95bについて説明する。
突起部95aは、本体部2aに対してほぼ直交する平板部95cと、平板部95cの先端部に設けられた係合部95dからなる。係合部95dは、基端側が肉厚で先端に向かって肉薄となっている。また、係合部95dは、正面部分が本体部2aの下端側に向かって湾曲する湾曲面となっている。湾曲面の両側部には、縦に延びるリブ95gが形成されている。リブ95gは、係合部95dの先端から基端まで形成されている。リブ95gは、係合部95aと係合部95bを係合させる際に、開口部95bに形成されたリブ95eと接触する部分となっている。また、係合部95dの両側に形成されたリブ95gの間には、リブ95gとほぼ直交する滑り止め用のリブ95hが複数設けられている。リブ95hは、リブ95gより突出しないように形成されている。また、突起部の下方及び上方には、突起部95aを本体部2aの上側にしなりやすくするための開口部95f、95iが形成されている。
また、この突起部95aは、第2の本体部2bの開口部95bに進入し係合する。
【0035】
開口部95bは、ヒンジ部7を介して本体部2を折り曲げたとき、突起部95aが進入可能なように平板部2bの両側辺に一つずつ設けられている。また、開口部95bは、図21,図24に示すように、開口部95bの下端側に本体部2bの表面側に向かって下方に傾斜する斜面状のリブ95eを有している。
以上のような構成により、本体部2をヒンジ部7を介して内面側に折り畳むと突起部95aは、開口部95b内に進入し、突起部95aの係合部95dが開口部95bのリブ95eと係合する。進入の際、係合部95dはリブ95gのみリブ95eの斜面と接触するため進入抵抗が少なく容易に係合させることができる。
また、係合した後は、滑り止め用のリブ95hにより突起部95aと開口部95bの係合を解除を容易に行うことができる。また、突起部95aと開口部95bは、突起部95aが開口部95b内を進入するとき係合部95dがリブ95eに接触して上端側にしなりながら進入し、係合部95dがリブ95eを越えたときしなりが戻り確実に係合するように形成されている。これにより、突起部95aと開口部95bは確実に係合する。
なお、上述したすべての実施例の開封用操作部保持具において、係合部の構成は、上述した係合部95a,95bのようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、内部に薬剤が収納された薬剤収納部と開封用操作部とその両者間に設けられた破断可能部とを有する薬剤容器を前記開封用操作部が内部に侵入した状態にて備える医療用容器に用いられる医療用容器用の開封用操作部保持具であって、該開封用操作部保持具は、破断後の前記開封用操作部を前記医療用容器の外方より保持する操作部保持部と、該開封用操作部保持具を前記医療用容器に取り付けるための取付部とを備えている。
このため、本発明の開封用操作部保持具は、薬剤容器の切断された開封用操作部を保持することができ、保持部から流出することがないので、医療用容器の排出孔からの混合溶液の排出を妨げることがなく、医療用容器の内面を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の正面図である。
【図2】図2は、図1に示す開封用操作部保持具の背面図である。
【図3】図3は、図1に示す開封用操作部保持具の底面図である。
【図4】図4は、図1に示す開封用操作部保持具の平面図である。
【図5】図5は、図1に示す開封用操作部保持具の内面図である。
【図6】図6は、図5に示す開封用操作部保持具の背面図である。
【図7】図7は、図5に示す開封用操作部保持具の側面図である。
【図8】図8は、図5に示す開封用操作部保持具の平面図である。
【図9】図9は、本発明の開封用操作部保持具の使用方法を説明するための説明図である。
【図10】図10は、本発明の開封用操作部保持具の使用方法を説明するための説明図である。
【図11】図11は、本発明の開封用操作部保持具の使用方法を説明するための説明図である。
【図12】図12は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の平面図である。
【図13】図13は、図12に示す開封用操作部保持具の内面図である。
【図14】図14は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の正面図である。
【図15】図15は、図15に示す開封用操作部保持具の背面図である。
【図16】図16は、図15に示す開封用操作部保持具の内面図である。
【図17】図17は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の正面図である。
【図18】図18は、図17に示す開封用操作部保持具の側面図である。
【図19】図19は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の斜視図である。
【図20】図20は、図19に示す開封用操作部保持具の使用方法を説明するための説明図である。
【図21】図21は、本発明の他の実施例である医療用容器の開封用操作部保持具の内面図である。
【図22】図22は、図21に示す開封用操作部保持具を係合部により係合させた状態の平面図である。
【図23】図23は、図21に示す開封用操作部保持具の側面図である。
【図24】図24は、図21に示す開封用操作部保持具の底面図である。
【符号の説明】
1 開封用操作部保持具
4 操作部保持部
60 医療用容器
70 薬剤容器
71 薬剤収納部
72 破断可能部
73 開封用操作部
【出願人】 【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号
【出願日】 平成14年12月12日(2002.12.12)
【代理人】 【識別番号】100089060
【弁理士】
【氏名又は名称】向山 正一

【公開番号】 特開2004−188040(P2004−188040A)
【公開日】 平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願番号】 特願2002−361534(P2002−361534)