| 【発明の名称】 |
モノクロ液晶型画像表示装置とこれを用いた読影レポート作成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】津川 真一 【住所又は居所】東京都大田区池上5−6−16 池上通信機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】医療診断用に専用化されたモノクロビデオボードと汎用カラービデオボードとの両方に対応できる汎用性の高いモノクロ液晶型画像表示装置を提供し、かつモノクロモニタの画面上にカラーマーキングをした場合であっても、そのカラー情報が消失されることなく、ソフトコピーすることができる読影レポート作成装置を提供する。
【解決手段】高精細のモノクロ液晶型画像表示装置が医療用モノクロビデオボード又は汎用カラービデオボード12aからデジタル伝送される画像データを受けるデジタル・インターフェースが備えられ、モノクロ液晶型画像表示装置が汎用カラービデオボード12aと接続されることで、カラー情報が消失することなく、画像データが伝送されて表示することができるモノクロ液晶型画像表示装置である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 モノクロ液晶型画像表示装置が医療用モノクロビデオボード又は汎用カラービデオボードから伝送される画像データの何れでも受けることができるデジタル・インターフェースを備えていることを特徴とするモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項2】 前記モノクロ液晶型画像表示装置が、第1と第2のデジタル・インターフェースで受けた画像データを信号処理する第1と第2の信号処理系統と、前記第1と第2の信号処理系統の両方又は何れか一方で処理された画像データを表示して一画面を表示する第1と第2の表示領域からなる画像表示部とを備え、 前記モノクロ液晶型画像表示装置が汎用カラービデオボードからの画像データを受ける場合、前記第1と第2の信号処理系統のそれぞれが独立に信号処理した画像データをそれぞれ前記第1と第2の表示領域に表示して1つの画面とし、又医療用モノクロビデオボードからの画像データを受信する場合、前記第1と第2の信号処理系統の何れか一方の信号処理系統を用いて前記画像データを分割し、前記第1と第2の表示領域に振り分けて表示して1つの画面とすることを特徴とするモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項3】 前記第1と第2の信号処理系統が、画像データを受信するデジタル・インターフェースの受信手段と、制御手段であるディスプレイコントローラとを備えることを特徴とする請求項2に記載のモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項4】 前記デジタル・インターフェースが、DVIであることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項5】 前記モノクロ液晶型画像表示装置における画像表示部の解像度がQXGA(2048×1536画素)以上であり、前記画像表示部が分割表示されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項6】 前記モノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が医療診断の読影用モニタであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のモノクロ液晶型画像表示装置。 【請求項7】 請求項6に記載のモノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が読影用モニタであって、前記画像表示部に接続される画像処理部のビデオボードが汎用カラービデオボードであることを特徴とする読影レポート作成装置。 【請求項8】 請求項7に記載の読影レポート作成装置が、モノクロ液晶型画像表示部の読影用モニタ上に書き込まれたカラー情報を別のレポート作成用のカラーモニタに表示できるように、モノクロ画像データのカラー情報を処理することができる汎用カラービデオボードを搭載した処理装置を備えることを特徴とする読影レポート作成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、モノクロ液晶型画像表示装置とこれを用いた読影レポート作成装置とに関し、詳しくは汎用カラービデオボードと医療用モノクロビデオボードとの両方に対応することができるモノクロ液晶型画像表示装置、特に医療用の画像診断に好適なモノクロ液晶型画像表示装置であり、これを用いた読影レポート作成装置に係るものである。 【0002】 【従来の技術】 従来からX線画像診断等における読影は、現像したフィルムをシャーカステン(ライトボックス)にセットしてフィルムの陰影から画像診断する手法が行われている。近年、医療現場では、診断用画像の電子化が進んでおり、それに伴って、フィルム・シャーカステンを使用した画像診断に代わって、モノクロディスプレイを使用した画像診断が行われるようになってきている。 【0003】 現在は、医療用診断装置のディスプレイとして、CRT(Cathode Ray Tube)が主流であるが、近年の液晶ディスプレイの表示能力(高輝度,高解像度,少ない歪み)が向上し、しかも液晶ディスプレイ自身が小型、軽量、さらに省スペースであるという多くの利点を有することから、最近では液晶モニタによる画像診断を積極的に採用する医療機関が増えている。 【0004】 また、医療用診断装置には、例えば検査室から診断に用いられる原画像(モダリティー)を伝送して、その表示画像からモニター診断する直接観察装置や、その原画像を直接観察装置のディスプレイ(CRT,液晶ディスプレイ等)に表示し、専門医がその画像を観察して読影レポートを作成する読影レポート作成装置等がある。 【0005】 図3は、従来から使用されている読影レポート作成装置の接続概念図である。その構成は、パソコン(処理装置)31の内部に医療用ビデオボード32と汎用カラービデオボード33とが搭載され、医療用ビデオボード32が高精細医療用モノクロモニタ34に、汎用カラービデオボード33がレポート用カラーモニタ35にそれぞれインターフェースを介して接続されている。 【0006】 高精細医療用モノクロモニタ34は、専門医がX線画像診断等で読影・診断用に使用するものであり、従来のフィルムが持つ高い表現力に対応させるため、高精細のモノクロモニタが使用されている。医療用ビデオボード32は、医療用画像表示のために専用化されたインターフェースが採用されている。具体的には、R(赤)G(緑)B(青)各データラインの内の一つを輝度(Y)データラインとして利用し、パソコン内のメインメモリとモニタとの間のデータ転送量を約1/3に減らすことでモニタ描画の高速化が図られている。 【0007】 これによって、診断時に画面の高速スクロールを頻繁に行う場合にも十分に追従することができるデータ転送速度としている。通常、診断画像は医療画像表示用のビューアーソフトによって表示され、専門医は診断画像をカルテや読影レポートへ抜粋表示する場合、ビューアーソフトのマーキング機能を使って、病変部などに目印を付けている。これによって、後で患者の病状経過を参照する場合など、病変部を素早く把握することができる。 【0008】 一方、レポート用カラーモニタ35は、いわゆる読影レポートを作成するために使用されるモニタである。このモニタは表示に必要な性能が通常のパソコンと同じ程度で足りるため、ビデオボードには汎用カラービデオボード33が使用されている。因みに、読影レポートとは、専門医が高精細医療用モノクロモニタ34で診断した結果をコメントとして記載し、これに診断に使用した診断画像をソフトコピー(切り取って他にコピー)して作成する一連の電子ファイルである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】 上記病変部などへ付けるマーキングは、システム構成上、高精細医療用モノクロモニタ34上で表示するビューアーソフトによって行うことが多く、モノクロの診断画像とマーキングとの識別を容易にするため、カラーマーキングを使用したい。勿論、診断画像データにマーキングデータを書き込んだとしたとしても、モノクロモニタ上ではマーキングの色彩が判らないが、当該マーキングデータを含む診断画像データであったとしてもパソコン内の医療用ビデオボード32の上にあるモノクロ用のビデオメモリに展開されるため、カラーマーキングを使用してもカラー情報が消失するという問題があった。 【0010】 また、読影レポート作成のためにレポート用カラーモニタ35側にカット・アンド・ペースト(ソフトコピー)を行って画像データを表示しても、パソコンの動作上の制約、例えばモノクロ用ビデオメモリに展開された画像データからコピーすることから、この画像情報には、カラー情報が消失した画像データが表示される現象が起こる。すなわち、ビューアーソフトが認識している情報(カラー情報を持ったマーキング)と実際にモニタ上に表示される情報(カラー情報を消失したマーキング)とが異なっているという現象が起こる問題があった。 【0011】 さらに、従来の読影用の高精細医療用モノクロモニタ34は、上記で説明したように、専用化された医療用ビデオボード32との接続しかできないため、その汎用性に欠けるという問題があった。 【0012】 本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、医療診断用に専用化されたモノクロビデオボードと汎用カラービデオボードとの両方に対応することができる汎用性の高いモノクロ液晶型画像表示装置を提供するとともに、モノクロモニタの画面上にカラーマーキングをした場合であっても、そのカラー情報が消失されることなく、ソフトコピーすることができる読影レポート作成装置を提供することを目的とするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】 本発明は、上記課題を達成したものであり、請求項1の発明は、モノクロ液晶型画像表示装置が医療用モノクロビデオボード又は汎用カラービデオボードから伝送される画像データの何れでも受けることができるデジタル・インターフェースを備えていることを特徴とするモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0014】 請求項1の発明では、モノクロ液晶型画像表示装置が医療用モノクロビデオボード又は汎用カラービデオボードを備えるパソコン(処理装置)から伝送される画像データ(モノクロ,カラーのビデオ信号)の何れでも受けることができるデジタル・インターフェースを備えており、モノクロ液晶型画像表示装置であったとしても、汎用カラービデオボードから伝送される画像データを処理することができ、しかもモノクロ液晶画面上でカラーマーキング機能を使用した場合、カラー情報が汎用カラービデオボードで処理されることで、消失されることなく、カラーマーキング機能を利用することができる。 【0015】 無論、モノクロ液晶型画像上には、カラーマーキングをカラーで表示することはできないが、その処置装置が汎用カラービデオボードのビデオRAM(Random Access Memory)に記憶させるので、カラー情報が消失することなく、モノクロ液晶画面上に行ったカラーマーキングをソフトコピーすることができ、その読影結果を診断に有効的に利用することができる作用を有する。 【0016】 また、請求項2の発明は、前記モノクロ液晶型画像表示装置が、第1と第2のデジタル・インターフェースで受けた画像データを信号処理する第1と第2の信号処理系統と、前記第1と第2の信号処理系統の両方又は何れか一方で処理された画像データを表示して一画面を表示する第1と第2の表示領域からなる画像表示部とを備え、前記モノクロ液晶型画像表示装置が汎用カラービデオボードからの画像データを受ける場合、前記第1と第2の信号処理系統のそれぞれが独立に信号処理した画像データをそれぞれ前記第1と第2の表示領域に表示して1つの画面とし、又医療用モノクロビデオボードからの画像データを受信する場合、前記第1と第2の信号処理系統の何れか一方の信号処理系統を用いて前記画像データを分割し、前記第1と第2の表示領域に振り分けて表示して1つの画面とすることを特徴とするモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0017】 請求項2の発明では、モノクロ液晶型画像表示装置に第1と第2の信号処理系統が備えられ、画像データがカラー又はモノクロの何れの場合であっても対応することができ、カラー画像データの場合は、第1と第2の信号処理系統の両方を使用して信号処理を行い、また、モノクロ画像データの場合は、第1と第2の信号処理系統の何れか一方を利用して信号処理を行うことができる。カラー画像データの場合、第1と第2の信号処理系統の両方で信号処理されて、画像表示部の第1と第2の表示領域にそれぞれ画像を表示して、一画面を構成するようになされいる。また、モノクロ画像データを処理する場合は、第1と第2の信号処理系統の何れか一方の信号処理系統で信号処理した画像データを第1と第2の表示領域に順次振り分けて表示することで、一画面を構成するようになされている。また、モノクロ液晶型画像表示装置の処理装置が汎用カラービデオボードを備えていることで、モノクロ液晶画面上に表示される画像データにカラー情報が含まれている場合であっても、カラー情報が消失することなくソフトコピーできる利点がある。 【0018】 また、請求項3の発明は、前記第1と第2の信号処理系統が、画像データを受信するデジタル・インターフェースの受信手段と、制御手段であるディスプレイコントローラとを備えることを特徴とする請求項2に記載のモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0019】 請求項3の発明では、第1と第2の信号処理系統が、画像データを受信するデジタル・インターフェースの受信手段(DVIレシーバ)と、制御手段(ディスプレイコントローラ)とを備えることで、ディスプレイコントローラの制御機能によって、カラーとモノクロとの画像データの種別或いは画像信号の有無を判断して切り換え制御等を行って、画像表示部の第1と第2の表示領域に画像を表示することができる。なお、画像信号の有無とは、カラー画像データであれば、第1と第2の信号処理系統に画像データが送り込まれるが、モノクロ画像データの場合は、第1と第2の信号処理系統の何れかに画像データが送り込まれるので、カラー画像データか、モノクロ画像データかを判断することができる。 【0020】 また、請求項4の発明は、前記デジタル・インターフェースが、DVIであることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0021】 請求項4の発明では、デジタル・インターフェースがDVI(DigitalVisual Interface)であるので、情報の劣化がなく、医療用の画像表示装置として、原画像を忠実に表示することができる作用がある。 【0022】 また、請求項5の発明は、前記モノクロ液晶型画像表示装置における画像表示部の解像度がQXGA(2048×1536画素)以上であり、前記画像表示部が分割表示されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0023】 請求項5の発明では、画像表示部がQXGA(Quad Extended Graphics Arrey)以上が用いられ、高精細画像とすることができ、医療用の表示画面として適する作用があり、また、QXGAの画像表示部は、画像表示部を左右に分割されて、それぞれの画像表示部(第1と第2の表示領域)に画像データを伝送するようにして表示することで、画像データの伝送速度に対応できるようになされている。 【0024】 また、請求項6の発明は、前記モノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が医療診断の読影用モニタであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のモノクロ液晶型画像表示装置である。 【0025】 請求項6の発明では、モノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が医療診断の読影用モニタとすることによって、モノクロ画像が高精細画像であるので、医療診断における病変部がモノクロ画像に明確に表示することができ、読影に適したモノクロ液晶型画像表示装置とすることができる作用を有している。 【0026】 また、請求項7の発明は、請求項6に記載のモノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が読影用モニタであって、前記画像表示部に接続される画像処理部のビデオボードが汎用カラービデオボードであることを特徴とする読影レポート作成装置である。 【0027】 請求項7の発明では、請求項6に記載のモノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が読影用モニタであり、前記画像表示部に接続される画像処理部のビデオボードが汎用カラービデオボードが用いられているので、モノクロ液晶型画像表示装置にカラーマーキング等のカラー情報が入力されたとしても、カラー情報が消失することがない作用を有する。 【0028】 また、請求項8の発明は、請求項7に記載の読影レポート作成装置が、モノクロ液晶型画像表示部の読影用モニタ上に書き込まれたカラー情報を別のレポート作成用のカラーモニタに表示できるように、モノクロ画像データのカラー情報を処理することができる汎用カラービデオボードを搭載した処理装置を備えることを特徴とする読影レポート作成装置である。 【0029】 請求項8の発明では、モノクロ液晶型画像表示装置による読影レポート作成装置とカラーモニタを有する読影レポート作成装置とが接続され、このモノクロ液晶型画像表示装置の画面表示部上のカラーマーキング等のカラー情報を、汎用カラービデオボードを備える他の読影レポート作成装置の画面表示部に表示することができるように、モノクロ液晶型画像表示装置の処理装置(パソコン)が汎用カラービデオボードを備えており、モノクロモニタを介して書き込まれたカラー情報が消失することなく、他の読影レポート作成装置の画像表示部にカラー情報を表示することができる読影レポート作成装置として、その読影結果を診断に有効的に利用することができる作用を有する。 【0030】 【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るモノクロ液晶型画像表示装置とこれを用いた読影レポート作成装置の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、本発明に係るモノクロ液晶型画像表示装置と、それを用いた読影レポート作成装置の接続概念図である。図2は、図1の高精細医療用モノクロモニタと汎用カラービデオボードとの接続を示したブロック図である。 【0031】 本発明について、図1に示した読影レポート作成装置の実施形態を参照して説明する。本実施形態の読影レポート作成装置は、パソコン10に標準的に用いられている汎用のバス11、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect )バスに汎用カラービデオボード12a,13aが接続され、パソコン10のCPU(中央処理装置)に接続されている。汎用カラービデオボード12aは、制御手段により制御されるビデオRAM(Random Access Memory)12bとDVI(DigitalVisual Interface)トランスミッタ12cとで構成され、汎用カラービデオボード13bは、制御手段により制御されるビデオRAM13bとDVIトランスミッタ13cとで構成されている。 【0032】 また、高精細医療用モノクロモニタ14aには、DVIトランスミッタ12cに対応するDVIレシーバ14bが搭載され、汎用カラービデオボード12aが伝送ケーブル16を介して高精細医療用モニタ14aに接続されている。レポート用カラーモニタ15aには、DVIトランスミッタ13cに対応するDVIレシーバ15bが搭載され、伝送ケーブル17を介してレポート用カラーモニタ15aに接続されている。当該高精細医療用モノクロモニタ14aは、本発明のモノクロ液晶型画像表示装置の一実施形態であり、デジタル・インターファスのDVIレシーバ14bが設けられ、画像データを制御するディスプレーコントローラ等が設けられている。無論、パソコン10はLAN等を介してX線装置等の検査機器と接続されて原画像データが入力されている。 【0033】 なお、汎用カラービデオボード12a,13aについては、図2で詳細に説明するが、画像表示を制御するグラフィクコントローラが設けられ、パソコン10により原画像データを収得し、所定の画像データに変換してビデオRAM12bに送り込まれ、ビデオRAM12bから画像データを読み出してDVIトランスミッタ12cを介して伝送する機能を有する。また、DVIトランスミッタ12c,13cは、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)送信機であり、DVIレシーバ14b,15bは、TMDS受信機である。 【0034】 上記DVIトランスミッタとDVIレシーバとで構成されるインターフェースをDVIインターフェースと称することとし、DVIインターフェースは、DDWG(Digital Display Working Group )によって策定されたデジタル・ディスプレイ接続用のデジタル・インターフェースであり、米国シリコン・イメージ社が開発したTMDS方式の伝送路を2つ(2リンク)有する必要がある。この伝送路は1リンク当たり、RGB各8ビット計24ビットのデータ(1画素)と6ビットの制御信号とを伝送する能力を有するものである。 【0035】 なお、DVI1.0規格によると、その伝送速度の上限はTMDS(Transmission Minimized Differential Signaling)1リンク当たりのドットロック165Mpixel /Sと規格されているため、1リンクで表示できる解像度の上限は、UXGA(Ultra Extended Graphics Arrey )(1600×1200画素)までとされている。従って、高精細の液晶モニタ、例えば、QXGA(Quad Extended Graphics Arrey)(2048×1536画素)の以上の解像度を有するLCDパネルに画素データを転送するには、当該LCDパネル表示領域を左右2つに分割して画像データをTMDS2リンクで転送する必要がある。例えば、QXGA(2048×1536画素)の場合、TMDS1リンク当たりのドットクロック130Mpixel/Sに抑えて画像データを転送する。本実施形態は、これに従って、高精細医療用モノクロモニタ14a,15aにはそれぞれ伝送ケーブル16,17がそれぞれ2本(2リンク)設けられている。 【0036】 また、図1の汎用カラービデオボード12aは、先に説明した医療用モノクロビデオボードではなく、カラー画像データを記憶するビデオRAMが搭載されている。ビデオRAMは、画像データのカラー情報が消失することなく記憶され、そのまま維持される。従って、高精細医療用モノクロモニタ14aに表示したモノクロの診断画像に、カラーマーキングした場合であっても、カラー情報が汎用カラービデオボード12aのビデオRAMに記憶されて、そのまま維持される。また、レポート用カラーモニタ14aには、従来からの医療用ビデオボード32と汎用カラービデオボード12aとの両方に対応できるデジタル・インターフェースが搭載されている。 【0037】 次に、図2を参照して、本実施形態について説明する。図2は、図1の高精細医療用モノクロモニタ14aと汎用カラービデオボード12aとの接続を示すブロック図である。図2は、図1に示したカラー情報に対応するビデオRAM12bのブロック図の記載を省略した。なお、本実施形態のモノクロ液晶型画像表示装置の一例が高精細の医療用モノクロモニタであり、本実施形態の読影レポート作成装置は、この高精細医療用モノクロモニタと汎用カラービデオボードとを搭載してパソコン(処理装置)とが接続されたものである。 【0038】 図2のモノクロ液晶型画像表示装置は、汎用カラービデオボード12aに対応するビデオボード21と高精細医療用モノクロモニタ14aに対応するLCDモニタ24とが設けられ、それぞれが伝送路20L,20Rで接続され、2系統の信号処理系統が設けられている。パソコン(処理装置)側のビデオボード21には、画像制御装置であるグラフィックコントローラ22とDVIトランスミッタ23L,23Rとが搭載されている。ビデオボード21は、図1で示したように、バス11に接続されてCPU(中央処理装置)に接続されている。また、LCDモニタ24には、DVIレシーバ25L,25Rとディスプレイコントローラ26L,26RとLCDパネル27L,27Rとが搭載されている。信号処理系統の一つはDVIトランスミッタ23LとDVIレシーバ25Lとが伝送路20Lで接続され、他の信号処理系統はDVIトランスミッタ23RとDVIレシーバ25Rとが伝送路20Rで接続されている。 【0039】 続いて、本実施形態の信号処理ついて、図2を参照して説明する。グラフィックコントローラ22は、図1に示したビデオRAM12bに一時記憶されている画像データ(RGB[7:0](R(赤)G(緑)B(青))に係る各8ビット計24ビットのパラレルデータを読み出して、それぞれDVIトランスミッタ23L,23Rへ送るように制御する。図1でも説明したが、本実施形態の高精細画像、例えば、QXGA(2048×1536画素)では、このLCDパネルへ画像データを転送する際、このLCDパネルの表示領域を左右2つに分割(LCDパネル27L、27R)して、これらに対応する画像データが伝送される必要がある。グラフィックコントローラ22は、DVIトランスミッタ23Lに画像データを分割して左半分の表示画像に相当する画像データを、DVIトランスミッタ23Rに対してはLCDパネル27Rに対応する右半分の表示画像に相当する画像データを、それぞれ送るように制御している。また、左右の画像データの表示タイミングを揃えるために使用するピクセルクロック(CLK)は左右共通の信号が送られている。これらのパラレルの画像データを受けたDVIトランスミッタ23L,23Rは、これらの画像データをTMDS方式のシリアル信号にエンコードしてLCDモニタ24側へ伝送路20L,20Rを介してそれぞれ伝送される。 【0040】 このようにエンコードされた画像データは、DVI規格の伝送路20L,20Rを経由して、LCDモニタ24内の2つのDVIレシーバ25L,25Rへそれぞれ送られる。DVIレシーバ25LはDVIトランスミッタ23Lから送られてきたTMDS方式による信号をデコードして、RGB[7:0](R(赤)G(緑)B(青)に係る各8ビット計24ビットのパラレルデータ)と、ピクセルクロック(CLK)とをそれぞれ再生する。再生された画像データはディスプレイコントローラ26Lへ送られる。 【0041】 このカラーの画像データからモノクロ画像データに変換する方法は、周知の方法により変換される。その変換方法は、例えば第1の方法とし、R(赤)G(緑)B(青)Gの各画像データをそれぞれ所定の比率で加算合成してモノクロモニタの画像データにする方法がある。また、第2の方法としては、モノクロモニタにとって最適な専用輝度データが記憶されたROM(図示を省略)が設けられて、入力されたR(赤)G(緑)B(青)Gの各画像データから得られる情報に基づき、その輝度に対応するアドレス信号を形成して、前記ROMからモノクロの輝度データを読み出す方法であってもよい。また、特開平4−320295号(モノクロームディスプレイにおけるグレイスケール表示制御装置)に開示されている表示制御方法であってもよい。 【0042】 このような方法で変換されたモノクロの画像データは、ディスプレイコントローラ26L内のデータバッファ(図示していない)に保持された後、ピクセルクロック(CLK)のタイミングに従って順次読み出されて、左側LCDパネル27Lに表示される。このように制御することによって、モニタ画面上に左側半分が表示される。 【0043】 また、LCDモノタ24の画面右側の右側LCDパネル27Rには、同様な方法によって画像データが信号処理されて、DVIレシーバ25Rとディスプレイコントローラ26Rとを経由して伝送されて表示される。このようにディスプレイコントローラ26Rにより制御することによって、モニタ画面上に右側半分の画像データが表示される。このように信号処理されることによって、LCDモニタ24のそれぞれの表示領域には左右の画面が表示されて、1つの高精細画面が形成される。 【0044】 また、本実施形態のLCDモニタ24は、上記のように汎用カラービデオボードに対応できるとともに、従来の医療用に専用化されたモノクロビデオボードにも対応できる。また、現在入手可能な医療用ビデオボード32(図3を参照)には、既に説明したDVIインターフェースも備えられており、本実施形態のLCDモニタ24はこれを利用することができる。 【0045】 LCDモニタ24が医療用ビデオボード32を備える処理装置と接続される場合は、一つの信号処理系統を利用して信号処理が行われる。すなわち、使用するデータラインは、基本的にR(赤)G(緑)B(青)各データラインの内の一つを輝度(Y)データラインとして利用する。これは、カラーの場合と同じである。しかし、図1で既に説明したように、高精細の液晶モニタ、例えば、QXGA(2048×1536画素)のLCDパネルにモノクロ画像データを転送するには、伝送速度の上限を考慮して、LCDパネルの表示領域を左右2つに分割して、それぞれの表示領域に伝送しなければならない。すなわち、当該LCDパネル27Lに伝送する画像データ(Y_L[7:0])は、カラー画素の時に使用したR(赤)のデータラインに割り当て、右側LCDパネル27Rに伝送する画像データ(Y_R[7:0])は、カラー画像の時に使用したB(青)のデータラインにそれぞれ割り当てることで、DVIインターフェースの1リンクだけを使って伝送する(図2では、説明の便宜のため、データラインを実線と破線に分けて記載している)。なお、図2は、モノクロビデオボードの説明にも対応できるように、モノクロ画像データ(Y(RB)[7:0])は、破線で示したデータラインで処理される。従って、この信号処理の際は、他の信号処理系統であるDVIトランスミッタ23LとDVIレシーバ25Lは空き状態になっている。 【0046】 このモノクロビデオボードからの画像データの信号処理は、画像データがディスプレコントローラ26Rに送られるまでは、基本的に上記と同じである。画像データは、デジタル・インターフェースを介してディスプレコントローラ26Rに送られると、左側LCDパネル27Lに伝送する画像データ(Y_L[7:0])が、ディスプレコントローラ26L側へ振り分けられてバッファーに保持され、右側LCDパネル27Rに伝送する画像データ(Y_R[7:0])が、ディスプレコントローラ26Rのバッファーに保持される。それぞれのバッファー内に一時的に保持された画像データは、ピクセルクロック(CLK)に従って、順次読み出されて、左側LCDパネル27Lと右側LCDパネル27Rとに画像が表示されて一つの画面が形成される。 【0047】 なお、以上説明した2種類の信号処理(汎用のカラービデオボードと医療用のモノクロビデオボードとに対応させるための信号処理)の選択は、図示していない切換えスイッチによって行う。また、片方のDVIインターファースの画像データの有無などを検出して、自動的に切り換えるようにしてもよい。 【0048】 【発明の効果】 本発明に係るモノクロ液晶型画像表示装置によれば、専用化された医療用ビデオボードに接続できるだけでなく、汎用のカラービデオボードを備えるパソコン(処理装置)にも接続することができるので、より汎用性の高いモノクロ液晶型画像表示装置を提供することができる利点がある。 【0049】 また、モノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部が高精細画面であるので、医療用のモノクロ液晶型画像表示装置として利用することができる利点があり、モノクロ液晶型画像表示装置の画像表示部を経由して書き込まれたカラー情報が消失されることなく維持されて、他のカラーモニタに表示することができる利点がある。 【0050】 また、本発明に係るモノクロ液晶型画像表示装置を用いた読影レポート作成装置によれば、汎用のカラービデオボードを備える処理装置に接続されているため、読影用のモノクロモニタ上にカラーマーキングを記した場合であっても、そのカラー情報が消失することなく、カラーモニタにソフトコピーすることができる利点があり、これにより、モノクロの診断画像とマーキングとの識別を容易にすることができるとともに、専門医が読影して書き込んだマーキングを読影レポートに反映させることができ、後で患者の病状経過を参照する場合など、病変部を素早く把握することができる読影レポート作成装置を提供できる利点がある。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るモノクロ液晶型画像表示装置及びこれを用いた読影レポート作成装置の一実施形態を説明するための接続概念図である。 【図2】本実施形態に係るモノクロ液晶型画像表示装置の高精細医療用モノクロモニタとビデオボードとの接続を示したブロック図である。 【図3】従来の読影レポート作成装置の接続概念図である。 【符号の説明】 10 パソコン(処理装置) 11 バス 12a,13a 汎用カラービデオボード 12b,13b ビデオRAM 12c,13c DVIトランスミッタ 14a 高精細医療用モノクロモニタ 14b,15b DVIレシーバ 15a レポート用カラーモニタ 21 ビデオボード 22 グラフィックコントローラ 23L,23R DVIトランスミッタ 24 LCDモニタ 25L,25R DVIレシーバ 26L,26R ディスプレイコントローラ 27L 左側LCDパネル 27R 右側LCDパネル
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| 【出願人】 |
【識別番号】000209751 【氏名又は名称】池上通信機株式会社 【住所又は居所】東京都大田区池上5丁目6番16号
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| 【出願日】 |
平成14年7月19日(2002.7.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097021 【弁理士】 【氏名又は名称】藤井 紘一
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| 【公開番号】 |
特開2004−49542(P2004−49542A) |
| 【公開日】 |
平成16年2月19日(2004.2.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−211091(P2002−211091) |
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