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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】古川 秀樹
【住所又は居所】茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション株式会社多賀事業所内

【氏名】小田原 博志
【住所又は居所】茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション株式会社多賀事業所内

【氏名】鈴木 成彦
【住所又は居所】茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション株式会社多賀事業所内

【要約】 【課題】従来の技術においては、ハンドルが自動的に収納するという機能が無きものや、前記機能を有していても構成部品が多い為に組み立ておよび分解が困難であるという欠点があった。

【解決手段】ハンドルおよび掃除機本体に、ハンドルを起こした際にハンドルが掃除機本体の側面の外側に広がるように当接する面を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
掃除機本体は集塵室、電動送風機を主体とし、前記掃除機本体の側面に回動軸を有し前記掃除機本体の表面を取り巻くように取付けたハンドルにおいて、前記ハンドルはハンドルを起こした際に、ハンドルが前記掃除機本体の側面の外側に広がることを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
前記ハンドルはハンドルを起こした際に、ハンドルが前記掃除機本体の側面の外側に広がるように当接する前記掃除機本体の面と前記ハンドルの面を有することを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記ハンドルは前記掃除機本体からの抜けを防止する抜け止めを有することを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
【請求項4】
前記抜け止めは、前記ハンドルが収納されている状態と起こされている状態とでは、前記掃除機本体に当接する面が異なり、前記掃除機本体は、前記ハンドルが収納された際の面と起こされた際の面とを傾斜で繋ぐことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機において、ハンドルは掃除機本体の側面外周に両端が回動自在に支持され、掃除機本体の外周を取り巻くように配置したものや、ハンドルの一部が掃除機本体の中に収納するものがある。後者に関してはハンドルの自重を利用して、ハンドルが本体内部に自動的に収納するという特徴を有している。図1および図2は、そのような従来のハンドルの一例を示したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術においては、ハンドルが自動的に収納するという機能が無きものや、前記機能を有していても構成部品が多い為に組み立ておよび分解が困難であるという欠点があった。
【0004】
そこで、本発明の目的は上記課題を解決し、掃除機本体に自動的に収納し構成部品が少ないハンドルを取付けた電気掃除機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、集塵室、電動送風機を主体とした掃除機本体の側面に、回動軸を有し掃除機本体の表面を取り巻くように取付けたハンドルを有する電気掃除機において、ハンドルおよび掃除機本体に、ハンドルを起こした際にハンドルが掃除機本体の側面の外側に広がるように当接する面を設けたことにある。
【0006】
さらに、ハンドルには、掃除機本体からの抜けを防止する抜け止めを設け、掃除機本体には、ハンドルが収納された際に抜け止めと当接する面と、起こされた際に抜け止めと当接する面とを傾斜で繋ぐようにしたことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明における実施の形態の一例について、添付の図面を用いて説明する。
【0008】
図3は本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体斜視図である。
【0009】
図3において、301は集塵室及び電動送風機等を収容する掃除機本体、302は掃除機本体301の前部に接続され集塵室と連通するホース継手、404は掃除機本体の側面外周に両端が回動自在に支持され、掃除機本体の外周を取り巻くように配置したハンドル、304はホース継手302の他端側に回動可能に接続されたホース、305はホース304の他端側が回動可能に接続され、掃除機の運転の入切を行うスイッチ手段を有する手元操作部、306は手元操作部305の他端側が接続された伸縮可能な延長管、307は延長管306の他端側に接続され掃除面のゴミを吸い込む吸口体である。
【0010】
次に本発明の実施の形態に係る掃除機本体301の構造について説明する。
【0011】
図4は本発明の実施の形態に係る掃除機の側面図である。
【0012】
図4において、401は掃除機本体301の下部分の外郭を構成する下ケース、402は掃除機本体301の上部分の外郭を構成し、下ケース401の上部に配設される上ケース、403は集塵室の開口部を覆う集塵蓋であり、これらの構成部材により掃除機本体301の外郭を構成している。次に掃除機本体301のハンドル部分について説明する。以下本実施の形態ではホース継手が接続される側(図4における左側)を前方側、コードリール及び排気口側を後方側(図4における右側)、上ケース402側を上方側(図4における上側)、下ケース401側を下方側(図4における下側)と称する。
【0013】
404は掃除機本体301の側面外周に両端が回動自在に支持され、掃除機本体301の外周を取り巻くように配設されたハンドルである。404は、図4に示す範囲を回動することが可能である。
【0014】
図5は本発明の実施の形態に係る掃除機の断面図である。
【0015】
集塵室501の下部を形成している下ケース401の壁面上部にはパッキン502が配設され、蓋体を閉じたときに、蓋体503から突設されている気密保持リブが圧接されることにより、集塵室501の気密を保持するようになっている。
【0016】
また蓋体503の前部には係合爪が形成されていて、蓋体503を閉じたときに、吸込口504に設けられた係合穴に係止され、掃除機使用中の振動等で不用意に蓋体503が開くことのないようにしてある。
【0017】
集塵袋505は口紙がクランプの爪に係止されることで、吸込口504と下ケース401との間に挟持された吸込口パッキン502に圧接保持されている。 クランプは、集塵室後方に向かって倒れるようにバネで付勢されており、集塵袋505がセットされていない場合には、蓋体503から突設されたストッパーリブと干渉して、使用者が集塵袋505を入れ忘れたまま蓋体503を閉じて掃除機の運転を始めることがないようにしてある。
【0018】
また、掃除機本体301はその後部に下ケース401と上ケース402で形成された電動送風機室506およびコードリール室を有している。電動送風機室506と集塵室501とは隔壁507により仕切られ、隔壁507に設けられた電動送風機508への吸気口となる格子部により連通している。
【0019】
電動送風機室506には、電動送風機508の吸気側が格子部およびフィルター509を介して集塵室501に臨むように電動送風機508を収納保持している。コードリール室は、電源コードを巻き取って本体内部に収納するためのコードリールを収納保持している。
【0020】
掃除機本体301の後面には排気口510が設けられており、集塵袋505、フィルター509で濾過された空気は、電動送風機508の内部を冷却しながら排気口510から排出される。
【0021】
電動送風機508は送風機部と電動機部からなり、送風機部の後部には通風路が設けられており、送風機部の排気の一部はこの通風路から排出される。
【0022】
図6〜図9によりハンドル部の説明を行う。図6は掃除機本体301を後方側から見た図であり、図7はハンドル404を示したものである。ハンドル404は略円筒形状のハンドル軸101を設け、上ケース402にはハンドル軸101と嵌合する軸穴102が設けられている。ハンドル軸101には円筒から突出した抜け止め103を設けている。これによりハンドル404は上ケース402に回動自在に取付き、また抜け防止を図っている。ここで、軸穴102は略長円形状にて構成し、ハンドル404を引き起こした状態で抜け止め103が向く方向側を短径側(ハンドル軸101円筒の径寸法と同等)とし、ハンドル404を引き起こしていない状態での抜け止め103の方向を大きくしている。これによりハンドル404を引き起こした状態となる本体持ち上げ時には抜け防止の信頼性を確保し、またハンドル404を引き起こしていない状態では軸穴102にハンドル軸101を組込み易くし、組立て性を向上している。
【0023】
ハンドル404にはスロープ形状104をした壁面105を設けており、上ケース402にはハンドル404を引き起こしたときに回動を止めるストッパー106を設けている。また、上ケース402の軸穴102の内側にはハンドル軸101の抜け止め103と対面する壁面107を設けており、この壁面107はハンドル軸の回転方向で2段になっており、その段差を傾斜108で繋いでいる。
【0024】
これらの構成により、ハンドル404を引き起こすとハンドル404は壁面105のスロープ形状104とストッパー106の側面109が当接する形で回動し、ハンドル404は外側に弾性変形を起こし状態2のようになる。このとき抜け止め103は壁面107の1段目の壁面110から2段目の壁面111に動き、ハンドル404が外側に広がることができる。また、ハンドル404から手を離すとハンドル404は元の形状(状態1)に戻ろうとし、スロープ形状104と傾斜107を設けている為、ハンドル404はスムーズに回動方向に動き、元の位置に収納される。
【0025】
このような構成の電気掃除機により、本体の外周を取り巻くように設けた略弓形のハンドル404において引き起こした状態から収納状態への移行が自動となり、使い勝手の良いものとなる。また弓形のハンドル404であるが、上ケース402とのギャップを小さくでき、意匠性が良く、またハンドル軸101も短くできるため強度確保に有効な構成となる。ハンドル404の自動収納においてはハンドル404以外の部品は用いていない為、本機能を有した多部品を使用したハンドルと比較して、組立ておよび分解は容易に行えると考えられる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ハンドルを掃除機本体に自動的に収納する機能を有し、上ケースとハンドルのギャップを小さくでき、意匠性が良く、またハンドル軸の強度確保も有効な構成となる。また本発明の機能を有した多部品を使用したハンドルと比較して、組立ておよび分解を容易にした電気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハンドルを備えた掃除機本体の外観斜視図。
【図2】従来のハンドル(一部が掃除機本体の中に収納する)を備えた掃除機本体の外観斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体斜視図。
【図4】本発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の側面図。
【図5】本発明の実施の形態に係る電気掃除機本体の縦断面図。
【図6】本発明を有したハンドルを持ち上げた際の掃除機本体背面図。
【図7】本発明の実施の形態に係るハンドルの斜視図。
【図8】本発明の実施の形態に係るハンドルと上ケースの接合部を上ケースの内側より見た平面図。
【図9】本発明の実施の形態に係るハンドルを収納した状態の上ケースとハンドル軸の接合部を上ケースの内側より見た斜視図。
【図10】本発明の実施の形態に係るハンドルを引き起こした状態の上ケースとハンドル軸の接合部を上ケースの内側より見た斜視図。
【図11】本発明の実施の形態に係るハンドルを収納した状態の上ケースのストッパー106とハンドルのスロープ104を見た斜視図。
【図12】本発明の実施の形態に係るハンドルを引き起こした状態の上ケースのストッパー106とハンドルのスロープ104を見た斜視図。
【符号の説明】
301…掃除機本体、302…ホース継手、304…ホース、305…手元操作部、306…延長管、307…吸口体、401…下ケース、402…上ケース、403…集塵蓋、404…ハンドル、501…集塵室、502…パッキン、503…蓋体、504…吸込口、505…集塵袋、506…電動送風機室、507…隔壁、508…電動送風機、509…フィルター、510…排気口、101…ハンドル軸、102…軸穴、103…抜け止め、104…スロープ形状、106…ストッパー、108…傾斜。
【出願人】 【識別番号】502131431
【氏名又は名称】日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション株式会社
【住所又は居所】東京都港区西新橋二丁目15番12号
【出願日】 平成15年2月7日(2003.2.7)
【代理人】 【識別番号】100068504
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 勝男

【識別番号】100086656
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 恭助

【公開番号】 特開2004−236932(P2004−236932A)
【公開日】 平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願番号】 特願2003−30649(P2003−30649)