| 【発明の名称】 |
小型浴槽用把持器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】清友 康男 【住所又は居所】大阪市中央区本町橋2番23号 第七松屋ビル6階623号 有限会社アシスト内
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| 【要約】 |
【課題】新規の浴槽は勿論のこと既設の浴槽であっても容易に付設でき、両手による安定した把持力と支持力を得ることで入浴者の安定姿を得て、介護者の手助けを最小限にすることが出来ながら、大幅のコストダウンを図り、且つ取り扱いが容易にすること。
【解決手段】伸縮自在に連結された把持部2A、2Bからなる1本の棒状の把持部材2と、該把持部材2を浴槽1の幅方向に架け渡した状態で前記浴槽1の周壁に取り付ける取り付け手段3,3とから構成された小型浴槽用把持具。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入浴に際して把持する小型浴槽用把持器具であって、 伸縮自在に連結された把持部2A、2Bからなる1本の棒状の把持部材2と、 該把持部材2を浴槽1の幅方向に架け渡した状態で前記浴槽1の周壁に取り付ける取り付け手段3,3、 とから構成された小型浴槽用把持具。 【請求項2】 前記取り付け手段3、3が、前記浴槽1に固定される嵌合用凹部を備えた固定部材3A、3Bと、前記把持部材2の端部に形成された角部を有する嵌合部6,6とから構成されている、 請求項1の小型浴槽用把持器具。 【請求項3】 前記嵌合部6,6が前記固定部材3A,3Bに対する当たり面7、7を備え、前記把持部材2の軸線方向の移動を阻止できるように構成されている、請求項2の小型浴槽用把持器具。 【請求項4】 前記取り付け手段3,3が、前記把持部材2の一端を、浴槽1の幅方向に少なくとも水平方向に回動自在とする自在継ぎ手4と、 該自在継ぎ手4を浴槽1の周壁に取り付ける吸盤機構とから構成された、 請求項1の小型浴槽用把持具。 【請求項5】 前記自在継ぎ手4が水平回動及び垂直回動を可能とするボールジョイントで構成されている、 請求項4の小型浴槽用把持具。 【請求項6】 前記自在継ぎ手4が、前記把持部材2を前記把持部材2に対して着脱自在とするフックに構成されている、 請求項4の小型浴槽用把持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】 本発明は、入浴に際して把持する家庭用等の小型浴槽用把持具に関する。 【0002】 【従来の技術】 家庭用等の浅底のバスタブ形式の浴槽、或いは少し深みのある小型浴槽を使用するに、一般人は勿論、特に、身障者、老人等の身体機能の低下、特に手足の筋力低下した人にとっては、入湯による浮力を抑えるのに、浴槽の周壁に手を添えるだけでは身体を安定させることが難しく、独りで安心して入浴できないという問題及び介護者がいても介護者の手を添えて支える必要性があった。 【0003】 そこで、このような人々が小型の浴槽を安全に、且つ介護者の手が出来るだけ自由になるようにようにするために、浴槽本体或いはその周壁等に把持具を設け、入浴に際してこれに掴った状態で湯に浸り、或いは浴槽に対する出入りの手助けとしていた。例えば、特開平11−4778に開示されている如く、浴槽の周壁に手すりを一体的に設けたものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、こうした手すりは、小型の浴槽の周壁に一体的に設けられるものであるから、浴槽自体を特別なものとして製造しなければならず、既設の浴槽に対して新たに付設することは出来ない。 【0005】 また、浅底のバスタブ形式の小型浴槽では通常仰向けに横たわって入湯し、また、少し深みのある小型浴槽では、膝を曲げた座り姿勢で入湯することになるが、上記手すりは、小型の浴槽の周壁に設けられるものであるので、前記入湯姿勢では、片腕を浴槽側壁に沿って伸ばした非常に力の入り難い状態で、この手すりを片手で把持することになり、上述した握力、腕の筋力低下をした老人等では十分な支えを得難いという問題がある。また、片手の把持では不十分であるので、介護者が手を添えて支える必要があり、介護者の手が自由に使えず、不便であった。 【0006】 そこで、本発明者は、入湯姿勢を安定させるため、或いは姿勢を崩した時に掴ることのできる把持具として、筋力低下した老人等でも十分強力に把持力及び支え力を発揮できるようにするべく、従来の片手把持の手すりに代わり、両手で把持できるようにすることを考えた。即ち、一案として、浴槽の底部にボールを立て、ここにハンドルを設けて把持できるようにする把持器具であるが、この場合、浴槽自体を特殊なものとして製造しなければならないという問題と、例え、着脱可能な構造を採用しようとしても、そのための着脱手段の金具等を浴槽側にも設けねばならないという問題は残ると共に入湯に際して邪魔になるという問題もある。 【0007】 かかる問題を解消するべく、本発明者は、平成14年11月7日差出の特許出願において、小型浴槽用把持具を提案した。 この把持具は、図5に示すように、浴槽1の幅方向の上面を横切る把持部2Aと、該把持部2Aに連続する支持部2Bとからなる略門型の把持部材2と、該把持部材2の基端部2C、2Cを前記浴槽1に回倒自在に取り付ける吸盤からなる取り付け手段3,3とから構成され、且つ、前記取り付け手段3,3が前記浴槽1の長手方向の中間よりも一端部側に偏位して設けられ、前記把持部材2の一部が浴槽1の周壁の上面1Aに接当支持されるように構成されている。尚、4はラバーグリップ、5は、回動を制限する当たり部材である。 【0008】 これによって、両手による安定した把持力と支持力を得ることが出来ながら、新規の浴槽は勿論のこと、既設の浴槽であっても容易に付設でき、且つ、入湯に邪魔になることなく、また、不使用時にも邪魔になることがないようになった。 しかし乍ら、このような略門型の把持部材2は、パイプ等の門型の折り曲げ加工を施さなければならず、コストが高くなるという問題と、重量もあり、嵩の高いものであるので、回倒操作を行い難く、又、倒立させた保持状態が地震や何等かの事態で倒れる虞があるという問題がある。 【0009】 本発明は、かかる問題に鑑み、新規の浴槽は勿論のこと既設の浴槽であっても容易に付設でき、両手による安定した把持力と支持力を得ることで入浴者の安定姿を得て、介護者の手助けを最小限にすることが出来ながら、大幅のコストダウンを図り、且つ取り扱いが容易な小型浴槽用把持具を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】 本発明にかかる小型浴槽用把持器具は、上記目的を達成するために、入浴に際して把持する小型浴槽用把持器具であって、伸縮自在に連結された把持部2A、2Bからなる1本の棒状の把持部材2と、該把持部材2を浴槽1の幅方向に架け渡した状態で前記浴槽1の周壁に取り付ける取り付け手段3,3、とから構成されている。 【0011】 本発明にいう把持部材2の伸縮自在の構成としては、実施例の羅合5であっても、折り畳み望遠鏡や釣り竿の如きテレスコープ様であっても良い。 また、把持部材2は、把持に適した適宜の太さとし、ラバーグリップを被覆させたり、それ自体把持を容易にする形状のものにしてもよい。 【0012】 【発明の実施の態様】 請求項1における本発明において、前記取り付け手段3、3が、前記浴槽1に固定される嵌合用凹部を備えた固定部材3A、3Bと、前記把持部材2の端部に形成された角部を有する嵌合部6,6とから構成されているのが好ましい。 これによって、把持部材2を上下の方向に容易に着脱できると共に角部の嵌合部に6,6によって把持部材2の回り止めが出来て、安定した把持状態が維持出来る。 【0013】 また、前記嵌合部6,6が前記固定部材3A,3Bに対する当たり面7、7を備え、前記把持部材2の軸線方向の移動を阻止できるように構成されているのが好ましい。 この当たり面7によって、把持部材2の軸線方向への移動を阻止できて、安定した把持状態を維持出来る。 【0014】 そして、前記前記取り付け手段3,3が、前記把持部材2の一端を、浴槽1の幅方向に少なくとも水平方向に回動自在とする自在継ぎ手4と、該自在継ぎ手4を浴槽1の周壁に取り付ける吸盤機構とから構成されているのが好ましい。 この場合には、前記把持部材2を完全に取り外した状態と、回動変位させた状態の2つの負使用形態が得られ、使用の熊様が広がって、使い勝手が良い。 【0015】 また、前記自在継ぎ手4が水平回動及び垂直回動を可能とするボールジョイントで構成されているのが好ましい。 この場合には、把持部材2の位置を、使用状態の位置、即ち、浴槽1を横切った架け渡し位置から不使用状態の位置、即ち、浴槽1の外に移動させた位置に移動させるに、水平のみならず、垂直等自在に移動させることが出来て便利である。 【0016】 更に、前記自在継ぎ手4が、前記把持部材2を前記把持部材2に対して着脱自在とするフックに構成されているのが好ましい。 この場合には、前記把持部材2を、フックを外すことで前記取り付け手段3から簡単に取り外すことが出来る。 【0017】 尚、前記取り付け手段3としては、強力な吸盤や接着剤を用いる手段、クランプ手段等を含むものである。また、把持部材2にラバーグリップ4摺動自在に嵌められているのが好ましく、これによって、滑り難く、把持を行い易くできて十分な把持力を発揮させて、より一層安全に寄与できる。 【0018】 【実施例】 以下、本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の好適実施例について、図面を参照して詳述する。 図1は、把持器具を備えた小型浴槽の斜視図であり、図2は、一部切り欠きの全体の縦断側面図であって、該把持器具は、羅合5によって伸縮自在に連結された円筒状の把持部2A、2Bからなる1本の棒状の把持部材2と、該把持部材2を浴槽1の幅方向に架け渡した状態で前記浴槽1の周壁に取り付ける取り付け手段3,3、とから構成されている。ここに用いた取り付け手段3、3の一方は、レバー操作で強力な負圧を発生するそれ自体公知の構成の吸盤機構と、確実な固定を行うための略L型のクランプとからなり、他方は、簡便な小型吸盤から構成された吸盤機構からなり、これは、浴槽1への取り付け、或いは浴室の壁面への取り付けでも良い。 また、この実施例では、前記把持部材2の素材として、アルミ合金製のパイプが用いられているが、樹脂製のパイプを用いてもよい。 【0019】 更に、前記自在継ぎ手4が、前記把持部材2を前記把持部材2に対して着脱自在とするフックに構成されており、前記把持部材2を、図1に仮想線で示すように、不使用位置に水平回動させることが出来ながら、フックを外すことで前記取り付け手段3から簡単に取り外すことが出来るようにされている。 【0020】 図3は、前記自在継ぎ手4として、ボールジョイントを用いた場合の実施例を示し、これによって、水平回動のみならず、垂直倒伏をも行い得て、前記把持部材2の操作を一層容易にすることが出来る。 【0021】 図4は、別の実施態様を示し、浴槽1の幅方向の上面を横切る把持部2A、2Bを羅合により伸縮自在に連結してなる1本の棒状の把持部材2と、該把持部材2を浴槽1の幅方向に架け渡した状態で前記浴槽1の周壁に取り付ける取り付け手段3、3とから構成されているが、該取り付け手段3、3が、次ぎのように構成さているものである。 【0022】 即ち、前記取り付け手段3、3が、前記浴槽1に固定される嵌合用凹部を備えた固定部材3A、3Bと、前記把持部材2の端部に形成された角部を有する嵌合部6,6とから構成されている。 そして、前記嵌合部6,6が前記固定部材3A,3Bに対する当たり面7、7を備え、前記把持部材2の軸線方向の移動を阻止できるように構成されている。 この実施例では、前記固定部材3A,3Bは吸盤を備えた構成であるが、単なる接着剤を用いた固定としてもよい。また、素材としては、当たりの柔らかい強度のあるラバー乃至合成樹脂で構成するのが良い。 【0023】 【発明の効果】 本発明にかかる小型浴槽用の把持器具によれば、老人或いは介護を必要とする力の弱い入浴者であっても、両手による把持力と浴槽の周壁を利用した支持力を得て安定した姿勢で入浴できながら、両手による安定した把持力と支持力を得ることで介護者の手助けを最小限にすることが出来ることで、入浴の手助けが楽になり、しかも、1本の棒状体で構成できるので、大幅のコストダウンを図り、且つ取り扱いが容易という顕著な効果を奏するに至った。 【0024】 また、この把持器具は、新規の浴槽は勿論のこと、既設の浴槽であっても容易に付設でき、且つ、回倒構成によって不使用時及び入湯時に邪魔になることがないという利点もある。 本発明のその他の利点は、上記発明の実施の態様の項及び実施例の項において詳述した通りである。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の全体の斜視図である。 【図2】本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の全体の一部切り欠き側面図である。 【図3】本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の取り付け手段の別の態様を示す要部の縦断側面図である。 【図4】本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の取り付け手段の更に別の態様を示す要部の縦断側面図である。 【図5】本発明にかかる小型浴槽用の把持器具の従前の構成を示す全体の斜視図である。 【符号の説明】 1 浴槽 2 把持部材 2A 把持部 2B 把持部 3 取り付け手段 3A 固定部材 3B 固定部材 4 自在継ぎ手 6 嵌合部材 7 当たり面
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| 【出願人】 |
【識別番号】502147351 【氏名又は名称】清友 康男 【住所又は居所】香川県高松市多賀町3丁目4番8号
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| 【出願日】 |
平成14年11月19日(2002.11.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−167188(P2004−167188A) |
| 【公開日】 |
平成16年6月17日(2004.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2002−373253(P2002−373253) |
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