トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 ウエットティッシュ
【発明者】 【氏名】川中信之

【要約】 【課題】人体に安全な環境で、殺菌と同時に消臭機能も併せ持つウエットティッシュを提供する。

【解決手段】ウエットティッシュ製造時に防腐抗菌剤を入れる事なく、紙または布または不織布等に安定化二酸化塩素水を含浸させる事により、人体に刺激が少ない、消毒と同時に消臭機能も併せ持つウエットティッシュを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙又は布又は不織布等に安定化二酸化塩素水を含浸させたウエットティッシュ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は病院や家庭又は調理場厨房等で殺菌、消臭両方兼ね備えた目的で使用するウエットティッシュに関する。
【従来の技術】
基材に水溶液を含浸して容器に収納した包装体とし、容器より取り出して、手顔や肌の漬拭に多様されている。一般に、含浸する水溶液の中に防腐抗菌剤が含まれていなければ、ウエットティッシュ製品内部においてカビ及び細菌の増殖を招くので、製品の安全のために抗菌剤の添加が必須とされている。
【0002】
従来、汎用されている抗菌剤の代表的なものとしては、パラオキシン安息香酸メチル、パラオキシン安息香酸エチル、パラオキシン安息香酸n−プロピル、パラオキシン安息香酸イソブチル、パラオキシン安息香酸n−ブチル、パラオキシン安息香酸n−イソブチルのパラベン類、あるいは塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム(特許公開平8−164191)、グルコン酸クロルヘキシジン、エチルアルコール等が挙げられる。中には、次亜塩素酸含有(特許公開平9−173427)のものもある。これらの抗菌剤は、カビ及び細菌の防止には有効であるが、人の肌、特に乳幼児、老人、皮膚疾患患者のように皮膚の抵抗力の低い人に対しては好ましくないもので、特に過敏症の肌には刺激や湿疹等の反応があまりよくないとされているが、他に製品の安全性を保つ方法がないためにやむをえずこれらの防腐抗菌剤が採用されている。また、次亜塩素酸ソーダの塩素化反応から発生する塩素はアトピーの原因の一つといわれている。また、その使用は発ガン性物質の発生原因と欧米で発表されている。また、アルコール系抗菌剤は引火性も懸念されるところである。
【0003】
しかしながら、抗菌性などの特性と皮膚に対する刺激性とは時として相反する特性であり、単独の防腐抗菌剤で両者を満足するものは少ない。また複数の種類の薬剤を併用して、目的を達成する試みもあるが、併用する薬剤同士が反応を起こして、薬効が減殺されたり、着色、沈殿を起こして商品価値を低下させることが多い。
【0004】
特に在宅介護、育児等において汚物処理作業と皮膚洗浄作業に必要な機能、すなわち消臭機能と同時に抗菌消毒機能の両者を併せ持つ抗菌剤も少ない。
【0005】
また、同時に食材において鮮度保持効果が期待出来るウエットティッシュは発見されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
安定化二酸化塩素水を用いて過敏症の肌にも刺激のない優しい製品で、カビ及び細菌の増殖の心配のない安全な消臭と同時に抗菌効果の両者を併せ持ち、また、人体に安全な抗菌機能により食材等の鮮度保持機能も期待できるウエットティッシュを提供する事を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は安定化二酸化塩素水の酸化反応が結果として、人体に安全で抗菌及び消臭の両機能を合わせ持つという特性を利用し、それを紙又は布又は不織布等に含浸させ揮発しないように密封性のある包装資材に入れたウエットティッシュ形状とし、携帯することによりいつでも抗菌消毒機能と消臭機能が発揮出来、且つ、人体に安全に使用することが出来るものである。
【0008】
含浸させる溶液の主成分は安定化二酸化塩素水0.1ppmから1,000ppm望ましくは2ppmから300ppmの範囲において含浸させて使用する。
【0009】
安定化二酸化塩素水においては、人が摂取する水道水においては2ppm濃度を適用することも可能であり(生衛発第1379号)、その殺菌消毒効果も発表されている。
【0010】
安定化二酸化塩素水は欧米でも安全性が確認されており、例えば、WHOでは最上位の安全性ランクA1(摂取しても安全)に認定されている(1948)。また、厚生省より水道水、プールの消毒に認可されている。約50ppmの二酸化塩素濃度においては次亜塩素酸ナトリウムの約0.005%即ち必須濃度の千分の5でもって必須殺菌力を達成する(特許公開平7−308651)。大腸菌などにたいしては、安定化二酸化塩素水濃度1ppmで、50%アルコールの殺菌力に匹敵する(図1)
【0011】
【発明の実施の形態】
抗菌力テスト結果を図1、図2に示す。脱臭効果テスト結果を図3に示す。
【0012】
以下、実施例に基づいて、本発明に係るウエットティッシュの好ましい態様をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0013】
【実施例】
(実施例1)病院、在宅介護の消毒と同時に消臭効果を期待する場合、清拭剤としての機能やMRSA菌対策、結核、ウイルス菌対策に効果が認められる。水溶液は1ppmから250ppmが望ましい。例としては、ウエットティッシュ、クレンジングティッシュ、使い捨てお絞り、お尻ナプキン(ベビー用品)等の衛生用品がある。
(実施例2)厨房抗菌消毒と同時に消臭を期待する場合、抗菌効果で度保持も期待出来る。含浸不織布等で拭き取る場合や包む場合の他に液の蒸発により空中浮遊菌対策にもなる。例としては、台所、トイレ掃除用の濡れティッシュ、フローリング掃除用のウエットローラー等が挙げられる。
【0014】
【発明の効果】
皮膚に刺激の少ない、消毒殺菌、消臭効果を兼ね備えたウエットティッシュを使用することにより、家庭の場合、幼児や非介護者に対するデリケートな粘膜等にも刺激が少ない。汚物処理等は1回の動作で消毒と同時に消臭効果も期待出来、そのまま包み込んで廃棄処理が出来る等、力化に繋がる。次亜塩素酸のような塩素系薬剤を使用していないので手荒れが起こりにくい。病院の場合、耐性菌を作らないため院内感染の防止となる。塩化ベンザルコニウムでは無理とされる結核、ウイルス感染予防対策になる。また、ウエットティッシュ含浸液剤の自然蒸発により近辺の浮遊菌殺菌や消臭にも効果が期待出来る。空中散布方法もすでに存在するが、ティッシュペーパー表面積からの自然蒸発で3次元的に効果が期待出来る。人体に安全な抗菌機能により非介護人、幼児等の食材の鮮度保持機能も期待出来る。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】殺菌効果の比較データである。
【図2】安定化二酸化塩素水の殺菌効果の比較データである。
【図3】脱臭効果試験結果である。
【出願人】 【識別番号】302052770
【氏名又は名称】中野 壽郎
【出願日】 平成14年9月18日(2002.9.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2004−105431(P2004−105431A)
【公開日】 平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願番号】 特願2002−271548(P2002−271548)