| 【発明の名称】 |
歯磨き粉押出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 保江
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| 【要約】 |
【課題】片手で作業をするだけで、歯ブラシに歯磨き粉を付けることができるようにした歯磨き粉押出装置を提供する。
【解決手段】底板11上には歯磨き粉が充填されたボトル20が固定されている。ボトル20の上部には歯磨き粉を吸引するためのポンプ30が着脱自在に取り付けられている。ポンプ30は摺動部32が設けられ、摺動部32の下部には吸引ホース33が連結されている。摺動部32の上部には歯ブラシ載置部34が形成されている。歯ブラシ載置部34は上端には歯ブラシを固定できるように上方が開口した略「U」字状に形成されている。ポンプ30の吐出口35には送出し管40が連結されている。送出し管40の先端の吐出口41が出口15から引き出されて歯ブラシ載置部34の上方になるように配置されている。背板12において、歯ブラシ載置部34より若干高い位置に係合片50が形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歯磨き粉を充填したボトルと、このボトル内の歯磨き粉を吸引吐出する往復ポンプと、この往復ポンプの往復部材を摺動させる摺動部の上端に形成された歯ブラシ載置部と、往復ポンプの吐出口に連結された送出し管と、歯ブラシの先端を係合させる係合部とを有し、前記送出し管の先端吐出口が歯ブラシ載置部の略上方に位置するとともに、前記係合部が歯ブラシ載置部の略水平方向近傍に位置することを特徴とする歯磨き粉押出装置。 【請求項2】 前記歯ブラシ載置部が、両側が上方へ突出して形成されている請求項1記載の歯磨き粉押出装置。 【請求項3】 前記歯ブラシ載置部が、手前から奥に向かって幅細に形成されている請求項2記載の歯磨き粉押出装置。 【請求項4】 前記歯ブラシ載置部が、両側上端において内側に突出して形成されている請求項2又は3記載の歯磨き粉押出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、歯磨き粉を歯ブラシに供給することができる装置に関し、さらに詳しくは片手で操作できる歯磨き粉押出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来、歯磨き粉はチューブに充填されて販売されており、歯磨きをする場合は、一般に、まず、利き手で歯ブラシを持つとともに、他方の手でチューブを持ち、その後、利き手でチューブのキャップを取り外し、他方の手でチューブを絞って歯磨き粉を歯ブラシ上に押し出している。そして、キャップを閉めてチューブを所定個所に戻した後、歯磨きを始めている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、従来の歯磨き粉チューブで歯ブラシに歯磨き粉を付けるには、上述したような手順の他、人それぞれ異なるが、両手を使用しなければならなかった。すなわち、歯磨き粉チューブのキャップを開け又は閉める動作、歯磨き粉チューブ内の歯磨き粉を歯ブラシに絞り出す動作においては、必ず両手を使わなければ出来ないものであった。 【0004】 しかしながら、怪我等で片手が使えない場合、片手に障害があり不自由な場合、老齢になり思うように手の自由が利かなくなった場合等においては、片手で作業するしかなく、歯磨き粉チューブから歯ブラシに歯磨き粉を絞り出す作業が非常に困難なものであった。 【0005】 本発明は、以上の問題点を解決し、片手で作業をするだけで、歯ブラシに歯磨き粉を付けることができるようにした歯磨き粉押出装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明による歯磨き粉押出装置は、歯磨き粉を充填したボトルと、このボトル内の歯磨き粉を吸引吐出する往復ポンプと、この往復ポンプの往復部材を摺動させる摺動部の上端に形成された歯ブラシ載置部と、往復ポンプの吐出口に連結された送出し管と、歯ブラシの先端を係合させる係合部とを有し、前記送出し管の先端吐出口が歯ブラシ載置部の略上方に位置するとともに、前記係合部が歯ブラシ載置部の略水平方向近傍に位置することを特徴として構成されている。 【0007】 本発明の歯磨き粉押出装置においては、歯ブラシを係合部に係合させ、歯ブラシをそのまま下方ヘ動かし歯ブラシ載置部を下方へ押込む。すると、ポンプにより歯磨き粉が吸引され、送出し管を通って押し出される。歯磨き粉が押し出される位置が歯ブラシの上方であるので、歯磨き粉は歯ブラシ上に落下する。したがって、歯ブラシに歯磨き粉を付けることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】 本発明の歯磨き粉押出装置においては、ボトル内の歯磨き粉を往復ポンプで吸引吐出するものであり、この往復ポンプとしては、ピストンポンプ、プランジャポンプ等、従来石けん液等に用いられているものを用いることができる。このような往復ポンプは、シリンダ内をピストン等の往復部材を摺動させることにより、歯磨き粉を吸引・吐出するものであるが、この往復部材を摺動させる摺動部の上端に、歯ブラシ載置部が形成されている。 【0009】 歯ブラシ載置部は、歯磨き粉を押し出す際、歯ブラシにより押圧されるもので、歯ブラシが外れないように、両側を上方に突出した突出片を形成、例えば、「U」字状、円弧状に形成することが好ましい。さらに、両側を上方に突出させ、その上端において内側にさらに突出した突出片をさせることがより好ましい。このような構成にすることにより、歯ブラシを歯ブラシ載置部に固定することができる。また、歯ブラシ載置部を、手前から奥側に向かって幅細に形成することもより好ましい。このような構成にすることにより、歯ブラシを歯ブラシ載置部に載せる際、手前の幅広部分に誘導されて簡単に取り付けることができる。 【0010】 係合部は、歯ブラシの先端が係合して先端の固定状態を維持できるものであればよく、例えば、突出した係合片としても、窪んだ凹部としてもよい。また、係合片とした場合、歯ブラシ先端が外れないように、歯ブラシの側面に当接するような構造、例えば、U字上、円弧状に形成することが好ましい。係合部は、歯ブラシ載置部の略水平方向近傍に配置されており、歯ブラシ載置部と同じ高さである必要はなく、若干高くても、低くてもよい。 【0011】 送出し管は、その先端吐出口が歯ブラシ載置部の略上方に配置されている。すなわち、歯ブラシを載置した状態において、歯磨き粉が歯ブラシ上に落ちる範囲において上方であればよい。 【0012】 本願による歯磨き粉押出装置に用いる歯磨き粉は、ポンプにより吸引できる形態のものであれば特に限定されず、通常は練り歯磨き粉及び液体歯磨き粉を用いる。 【0013】 本発明による歯磨き粉押出装置の一実施形態を図面を参照して説明する。 【0014】 図1は歯磨き粉押出装置の斜視図、図2は歯磨き粉押出装置の側面図、図3は歯磨き粉押出装置の正面図、図4は歯磨き粉押出装置の使用状態を示す斜視図である。 【0015】 これらの図において、10はL字状をした枠体で、底板11と背板12とで構成されている。そして、背板12には縦方向に貫通した長孔13が形成されており、下方の入口14及び情報の出口15は縦方向に長い長円状に形成されている。底板11上には、歯磨き粉が充填されたボトル20が固定されており、このボトル20の上部には歯磨き粉を吸引するためのポンプ30が着脱自在に取り付けられている。このポンプ30は、ボトル20に取り付けるための螺着キャップ31が設けられるとともに、この螺着キャップ31内を摺動自在に上下する摺動部32が設けられ、摺動部32の下部には吸引ホース33が連結され、さらに、摺動部32の上部には歯ブラシ載置部34が形成されている。なお、摺動部32には、シリンダ(図示せず)及びシリンダ内を往復運動するピストン(図示せず)が設けられるとともに、バネ(図示せず)が設けられ常に上方に付勢されるようになっている。そして、吸引ホース33はボトル20の略底面まで達するように配置され、また、歯ブラシ載置部34は歯ブラシを固定できるように上方が開口した略「U」字状に形成されている。 【0016】 また、ポンプ30の吐出口35には送出し管40が連結されており、この送出し管40は、前記入口14から長孔13に挿入され、そして、その先端の吐出口41が出口15から引き出されて歯ブラシ載置部34の上方になるように配置されている。なお、送出し管40の吐出口41には、歯磨き粉の乾燥や、雑菌の繁殖を防止するために、蓋を設けることができる。 【0017】 前記枠体の背板12において、歯ブラシ載置部34より若干高い位置に係合片50が形成されている。この係合片50は歯ブラシの先端を下面において係合させて固定するためのもので、下方が開口した略「U」字状に形成されている。 【0018】 以上のような歯磨き粉押出装置で歯磨き粉を歯ブラシに付けるには、図4に示すように、歯ブラシ60の先端を係合片50下側に当接させるとともに、歯ブラシ60の中間部分を歯ブラシ載置部34の上面に位置させる。そして、歯ブラシ60を係合片50を支点、手で把持した部分を力点、歯ブラシ載置部34を作用点として下方へ押し下げる。すると、歯ブラシ載置部34は歯ブラシ60により下方へ押し下げられるので、ボトル20内の歯磨き粉70は吸引され、吸引ホース33、シリンダ及び送出し管40を介して吐出口41から歯ブラシ60に押し出される。この時、係合片50及び歯ブラシ載置部34は、「U」字状に形成されているので、歯ブラシ60が係合片50及び歯ブラシ載置部34から外れることが無い。また、歯ブラシ載置部34の押込み長さを調整することにより、押し出す磨き粉70の量を所望の量とする。この後、歯ブラシ60を引き抜き歯磨きの作業を開始する。 【0019】 図5及び図6は歯磨き粉押出装置の他の実施形態を示すもので、図5は歯磨き粉押出装置の正面図、図6は同上断面図である。 【0020】 図5及び図6に示す歯磨き粉押出装置は、箱体80の内部にボトル20が収納されているもので、箱体80に係合片81が形成されている。また、箱体80に隣接して歯ブラシを収納するための歯ブラシ収納箱82が設けられている。ボトル20、ポンプ30等、その他の構成は図1〜4に示した歯磨き粉押出装置と同様である。 【0021】 図7、図8及び図9はそれぞれ係合片の他の実施形態を示す斜視図である。 【0022】 図7に示す係合片50は、円弧状に形成したものであり、図8に示す係合片50は、2個の部材長円状の凸片51を「ハ」字状に形成したものであり、図9に示す係合片50は、2個の円形の凸片52を歯ブラシが係合するだけの長さを隔てて形成したものである。 【0023】 図10及び図11は歯ブラシ載置部の他の実施形態を示す斜視図である。 【0024】 図10に示す歯ブラシ載置部91は、手前側から奥側に向かって幅細となった台形状の底部92が設けられ、この底部92の両側に上方に折曲された側部93が形成され、さらに、側部93の上端において内側に折曲されて上端係合片94が形成されている。この歯ブラシ載置部91においては、手前側が幅広となっているので、水平方向から歯ブラシを差し込むことにより上端係合片94に容易に係合させることができ、かつ、上端係合片94により、歯ブラシの押圧動作時に外れるのを防止することができる。 【0025】 図11に示す歯ブラシ載置部95は、図10に示す歯ブラシ載置部91において、上端係合片94の手前側に切欠き96が形成されたもので、その他の構成は歯ブラシ載置部91と同様である。この歯ブラシ載置部95においては、歯ブラシを係合させる際、手前上方から斜下方に移動させることにより係合させることができるので、歯ブラシの係合作業がより容易となる。 【0026】 【発明の効果】 本発明は、歯ブラシでポンプを押込むことにより歯磨き粉を歯ブラシに押し出すことができるようにしたので、片手で作業でき、怪我等の理由により両手が使えないような場合であっても、歯磨き粉を簡単、かつ確実に歯ブラシに付けることができる。また、歯磨き粉を押し出すのはポンプによるので、残量が少なくなっても、何ら特別な作業(例えば、チューブの場合のように、端から丸める作業)をする必要なく歯磨き粉を確実に押し出すことができる。さらに、ボトルに歯磨き粉を詰め替えることにより、ボトルを廃棄する必要が無く、環境に優しいものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による歯磨き粉押出装置の一実施形態の斜視図である。 【図2】本発明による歯磨き粉押出装置の一実施形態の側面図である。 【図3】本発明による歯磨き粉押出装置の一実施形態の正面図である。 【図4】本発明による歯磨き粉押出装置の一実施形態の使用状態を示す斜視図である。 【図5】本発明による歯磨き粉押出装置の他の実施形態の正面図である。 【図6】本発明による歯磨き粉押出装置の他の実施形態の側面図である。 【図7】本発明による歯磨き粉押出装置における係合片の他の実施形態の斜視図である。 【図8】本発明による歯磨き粉押出装置における係合片の他の実施形態の斜視図である。 【図9】本発明による歯磨き粉押出装置における係合片の他の実施形態の斜視図である。 【図10】本発明による歯磨き粉押出装置における歯ブラシ載置部の他の実施形態を示す斜視図である。 【図11】本発明による歯磨き粉押出装置における歯ブラシ載置部の他の実施形態の斜視図である。 【符号の説明】 10…枠体 20…ボトル 30…ポンプ 34…歯ブラシ載置部 40…送出し管 50…係合片(係合部) 60…歯ブラシ 70…歯磨き粉
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| 【出願人】 |
【識別番号】502263983 【氏名又は名称】高橋 保江
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| 【出願日】 |
平成14年7月22日(2002.7.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092875 【弁理士】 【氏名又は名称】白川 孝治
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| 【公開番号】 |
特開2004−49620(P2004−49620A) |
| 【公開日】 |
平成16年2月19日(2004.2.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−212557(P2002−212557) |
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