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【発明の名称】 洗面カウンター構造
【発明者】 【氏名】榎本 吉扶
【住所又は居所】埼玉県さいたま市上木崎6丁目10番5号 株式会社エイペクス内

【氏名】大川戸 武男
【住所又は居所】埼玉県さいたま市上木崎6丁目10番5号 株式会社エイペクス内

【要約】 【課題】人工大理石製の凹状体を基材が木質等の水分に弱い部材である各種化粧合板で製作された天板に取り付ける際、天板の開口部断面を露出させず、別部材を用いずに容易かつ安価に取付けする。

【解決手段】人大製凹状体1の周縁部外縁2に切り欠き3を外周に沿って加工し、あわせて化粧合板製天板の開口部の上周縁部4を面取り加工して、人大製凹状体1と化粧合板製天板5を接着接合した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人工大理石製の凹状体を各種化粧合板製の天板に接合する際の接合構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種化粧合板製の天板(以下化粧合板製天板と称する)の開口部に人工大理石製の凹状体(以下人大製凹状体と称する)を取り付けて洗面部等を得るための接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧合板製天板5の開口部10に人大製凹状体1を接合する際には、別部材として人工大理石製のツバ状部品11を人大製凹状体1の上周縁部12に接合し、それをさらに化粧合板製天板5に接着剤や取付金具を用いて取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
アクリル系樹脂等をベースとして製造された板状の人工大理石を二次加工して製作する人大製凹状体1を、人工大理石製天板13の下面に接着取付をすることにより、人工大理石製洗面用天板が製作されている。
【0004】
近年、この人大製凹状体1を化粧合板製天板5に取り付けた洗面用天板を製作したいという要望が多い。
【0005】
各種化粧合板は、基材6が木質等の水分に弱い合板に表面が1mm前後のメラミン樹脂等の樹脂板7が接着されたものである。この各種化粧合板を天板として用いるため、人大製凹状体取り付け用の開口部10をあけると開口部の断面14に基材6が現れる。こうして製作された化粧合板製天板5に人工大理石製洗面用天板を製作する際と同様の方法にて人大製凹状体1を下面に取り付けると、開口部の断面14の基材6が水分を吸収し腐敗する。これを防止するために、人大製凹状体1取り付けの際、開口部の断面14を隠す処理が必要とされる。
【0006】
人大製凹状体1は10〜13mm程度の板状の人工大理石を成型して製作されている。人工大理石の成型加工では、半径が50mm以下の曲げ加工をすると曲げた部分の外側が変色するため、通常においては人大製凹状体の周縁部にツバ状部分を作成することをしない。そのため、従来は化粧合板製天板5に人大製凹状体1を上からかぶせて取り付けるためには、別部材として人工大理石製のツバ状部品11を製作し、人大製凹状体1の上周縁部12に接着する必要があった。
【0007】
従来のこの方法は別部材を作るためにコストと手間がかかった。構造的にも別部材との接着接合によって人大製凹状体1を支えていたため、強度に問題点があり、剥離の可能性もあった。またある程度の強度を持たせるためにもツバ状部品11が大きく厚みのある形状でなければならず、用途が限定されていた。またデザイン性も良くなかった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、人大製凹状体1の周縁部外縁2に、切り欠き3を外周に沿って加工することで、十分に強度のある構造を提供する。
【0009】
上記切り欠き3は、化粧合板製天板の開口部10に対する引っかかり部分15の幅が数mmになるように加工する。
【0010】
上記切り欠き3は、化粧合板製天板5との接合の際、化粧合板製天板の開口部の上周縁部4を破損させないため、半径1〜2mm程度の角Rを持つように加工する。
【0011】
上記切り欠き3は、接着の仕上がりを良くするために接着剤だまり用溝8を加工することもできる。
【0012】
上記化粧合板製天板5の開口部の上周縁部4は、人大製凹状体1との接合の際に破損させないため、半径1〜2mm程度の角Rないしは1mm程度のC面を持つように加工することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図1と図10、図11に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0014】
図1において、人大製凹状体1の切り欠き3に接着剤だまり用溝8を加工して化粧合板製天板5に接着接合している。また、人大製凹状体1の上周縁部12は、安全とデザイン性を考慮に入れて面取り加工をする
【0015】
本発明は図1の形状に限定されるものでは無く、例えば、図10に示すように、化粧合板製天板5の開口部の断面14を斜度をつけて加工し、それにあわせて人大製凹状体1の切り欠き3を加工し、接着剤だまり用溝8を加工して化粧合板製天板5に接着接合してもよい。
【0016】
ほかにも、図11に示すように、人大製凹状体1の切り欠き3に接着剤だまり用溝を加工せず、化粧合板製天板の開口部の上周縁部4に面取り加工せず、化粧合板製天板5に接着接合してもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】
別部材を用いないことにより、低コスト化を実現できる。また製作時間が短縮できる。
【0019】
別部材を用いると接着部位の剥離と強度が問題になっていたが、人大製凹状体1に引っかかり部分15を加工することにより解決する。
【0020】
大きく厚みのあるツバ状部品11を用いる代わりに小さく薄い引っかかり部分15を加工作成するため、デザイン性も向上し、従来より広い用途に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧合板製天板と人大製凹状体を接合する実施例の一部分の縦断面図である。
【図2】本発明に係る化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する実施例を示す説明図である。
【図3】従来例における化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する実施例の一部分の縦断面図である。
【図4】従来例における化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する実施例を示す説明図である。
【図5】従来例における人大製天板に人大製凹状体を接合する実施例の一部分の縦断面図である。
【図6】従来例における人大製天板に人大製凹状体を接合する実施例を示す説明図である。
【図7】従来例における人大製天板に人大製凹状体を接合する方法で化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する場合の一部分の縦断面図である。
【図8】人大製凹状体の周縁部外縁に切り欠き加工した実施例の一部分の縦断面図である。
【図9】化粧合板製天板の開口部の上周縁部に面取り加工した実施例の一部分の縦断面図である。
【図10】本発明に係る化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する実施例の一部分の縦断面図である。
【図11】本発明に係る化粧合板製天板に人大製凹状体を接合する実施例の一部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1…人大製凹状体
2…人大製凹状体の周縁部外縁
3…切り欠き
4…化粧合板製天板の開口部の上周縁部
5…化粧合板製天板
6…基材
7…樹脂板
8…接着剤だまり用溝
9…接着剤の層
10…開口部
11…ツバ状部品
12…人大製凹状体の上周縁部
13…人大製天板
14…開口部の断面
15…引っかかり部分
【出願人】 【識別番号】591160051
【氏名又は名称】株式会社エイペクス
【住所又は居所】埼玉県浦和市上木崎6丁目10番5号
【出願日】 平成14年6月13日(2002.6.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2004−16766(P2004−16766A)
【公開日】 平成16年1月22日(2004.1.22)
【出願番号】 特願2002−208937(P2002−208937)