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【発明の名称】 耐食性アルミニューム合金板製のマグロ用の置き台
【発明者】 【氏名】馬場 武明

【要約】 【課題】バクテリアの発生しない、衛生的なマグロの置き台を提供する。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板を樋型に成型し底部を平面または曲面とした、特徴ある金属の剛性体を成形し、その面にマグロを並べる置き台。
【請求項2】
本金属合成体の複数本並列にならべて、連結用剛体で固定したマグロ用の置き台。
【請求項3】
金属板を成型して大と小の樋型の剛性体を作り、小に脚輪を着けて台車として、大の剛性体をそのうえにかぶせて重ね、移動可能にした可動型マグロ置き台。
【請求項4】
海水、マグロ肉汁に腐食しないMg系アルミ合金を用いることを特徴としたマグロ用置き台。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はマグロの卸業者が中卸業者に、マグロの競売をする際に用いるマグロを置く台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、木の角材を簀子状に組み立てて、その下に横桁をとうしてそれらの交点は釘で留めて、その上にマグロを並べて競売していた。簀子の上で魚体を水で洗うため、濡れている状態で競売は行われる。終わると隅に積まれて乾燥される。このように一日のうちに、ある時間は濡れその他の時間は乾く。それを繰り返していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この木製の簀子には次のような問題があった。
洗浄用の水とマグロから出てくる塩分のある肉汁を木材が吸収し、膨潤し、数週間で腐敗していた。横桁との交点の留め釘が錆びるために短寿命であった。錆、腐敗部は黒変して、バクテリアが発生していた。
食の安心安全を脅かす、衛生上の問題が発生していたが、木製の簀子型では、その解決ができなかった。その上、角材の上にマグロを置いたり、動かしたりすることは身肉の一部にのみ応力が集中し、時にマグロに打ち身を生ずる問題があった。マグロは100キログラムを越すものも多くそのハンドリングには従来から問題があった。
本発明は、これらの問題を解決しようとするためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
塩水、マグロの肉汁に溶出しない、且つそれによって保護皮膜を形成する特殊なアルミニューム合金を選出する。
この金属板を平面または曲面のある樋型に成形して、排水性が良好で勝つマグロを載荷した際の加重に耐えうる剛性体を設計し、製作する。これを腐食のしやすい溶接でない接合方法によって組み付けを行い、液体の滞留のない構造にする。これによりバクテリアの発生を防止して衛生上の問題を解決する。
このアルミニュームの剛体を、単体で、また複数組み合わせてマグロの置き台にする。重量が10キログラム以下で人が持ち運びできる、なども設計の条件に入る。
マグロを載せての移動は単体、または組み合わせた剛性体に脚輪を着けて可動性を与える。特に競売中マグロの出し入りの多いときは、以下のように機能を架台製と移動性を分けて、マグロにとっても安全な、優しい移動を行う。
大と小の組み合わせで剛体を成形して、小には脚輪を装着し台車を作る。
小のみ、または小に大を重ねて載せ、マグロを移動させる。可動型のマグロの置き台にする。
本発明は、耐食性のアルミニーム合金を成形して樋型の剛体を作り、水はけのよい、乾燥特性にも優れているためにバクテリアの発生のないものにする。これを単体、または複数を組み立てる、これに軽量、高剛性を与えたうえで、一部に脚輪を着けて、マグロ競売場でのハンドリングと移動を容易にした、金属製のマグロ置き台である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について説明する。
アルミニューム合金板、約2ミリの厚さのものを(4)のごとくに、樋型に成形する。その内側に入るような寸法の、小型の、樋型(4)を作る。それに脚輪(8)を着ける。大きい(4)をちいさい(4)に載せて移動型のマグロ置き台とする。各々を単体で用いることもある。
【0006】
【発明の効果】
水はけがよく、乾燥も速いので腐食、腐敗がなくなりバクテリアの発生が止まる。マグロの扱い、移動が容易になり、無理な扱いが減るために、魚肉の傷みも減る。置き台の寿命も長くなり、木材の廃却もなくなるので環境問題にも寄与している。
昨今、食の安心安全のためにマグロは低音室で抗菌床、殺菌灯のもとで競売されるようになりつつある。その低温室でのマグロの置き台として、これらの機能を生かすことができる。
食の“安心安全”のために今多くの技術開発がおこなわれてきている、その一部を担うことになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の木製、簀子状置き台の斜視図である。
【図2】本発明の単体型の斜視図である。
【図3】本発明の組み立て型の斜視図である。
【図4】本発明の大と小の剛体があり、小に脚輪を着けて可動方にした場合である。
【図5】応力の分布の模式図である。
【符号の説明】
1横桁
2縦桁
3釘
4樋形アルミニュームの剛体
5ゴム脚
6連結用の樋形アルミニュームの剛体
7リベット
8脚輪
9マグロ
10応力分布の模式図
【出願人】 【識別番号】500171187
【氏名又は名称】馬場 武明
【出願日】 平成15年5月19日(2003.5.19)
【代理人】
【公開番号】 特開2004−344598(P2004−344598A)
【公開日】 平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願番号】 特願2003−177319(P2003−177319)