| 【発明の名称】 |
口紅用容器またはケース |
| 【発明者】 |
【氏名】内田 健彦 【住所又は居所】大阪府大東市氷野2丁目3番7号 ニッポー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】低コストで製造できる口紅用容器またはケースを提供する。
【解決手段】透明または半透明の材料からなるとともに、一端側が開口し、他端側が閉塞された筒形状をしており、内部に口紅Lを収容する収容体1と、この収容体1の一端側を覆い、両端が閉塞された筒形状をしている閉塞体2とをヒンジ部3を介して接続してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透明または半透明の材料からなるとともに、一端側が開口し、他端側が閉塞された筒形状をしており、内部に口紅を収容する収容体と、この収容体の一端側を覆い、両端が閉塞された筒形状をしている閉塞体とをヒンジ部を介して接続してなることを特徴とする口紅用容器またはケース。 【請求項2】 透明または半透明の材料からなる中空のブロック状をしており、一側壁に口紅を収容する凹入部が形成されている収容体と、この収容体の一側壁を覆う中空のブロック状をしている閉塞体とをヒンジ部を介して接続してなることを特徴とする口紅用容器またはケース。 【請求項3】 前記凹入部が複数設けられており、また、前記収容体の一側壁またはこの一側壁に対向する前記閉塞体の側壁部に、口紅用ブラシを収容するための収容部が形成されている請求項2に記載の口紅用容器またはケース。 【請求項4】 前記収容体に口紅を注入するため、前記閉塞体に挿通孔を設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の口紅用容器またはケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、例えば、試供品あるいは販売品としての口紅を収容する口紅用容器またはケースに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来の口紅用ケースとして、口紅を収容するケース本体と、このケース本体の下側に設けられ、軸まわりに回動自在に設けられた回動部と、前記ケース本体を覆うキャップ体とを備えたものがある。このような構成からなる口紅用ケースでは、前記回動部の回動操作によって、口紅がケース本体から外側に出る方向およびケース本体内に収まる方向に移動するのである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、上記従来の口紅用ケースは、複雑な構成を有していたことから、その製造コストが上昇することとなっていた。 【0004】 この発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、低コストで製造できる口紅用容器またはケースを提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明の口紅用容器またはケースは、透明または半透明の材料からなるとともに、一端側が開口し、他端側が閉塞された筒形状をしており、内部に口紅を収容する収容体と、この収容体の一端側を覆い、両端が閉塞された筒形状をしている閉塞体とをヒンジ部を介して接続してなる(請求項1)。 【0006】 また、透明または半透明の材料からなる中空のブロック状をしており、一側壁に口紅を収容する凹入部が形成されている収容体と、この収容体の一側壁を覆う中空のブロック状をしている閉塞体とをヒンジ部を介して接続してなるとしてもよい(請求項2)。 【0007】 上記の構成からなる本発明によれば、低コストで製造できる口紅用容器またはケースを提供することが可能となる。 【0008】 また、従来の口紅用ケースは、口紅をケース本体内に収容していたのであり、このケース本体にキャップ体を被せてある状態では口紅の色が確認できず、また、キャップを外したとしても、前記回動部を回動操作して口紅を外部に露出させた状態とするまで、口紅の色などの確認が困難であった。さらに、口紅の残量の確認は、前記回動部を回動操作して、口紅が全て外側から見える状態としなければ困難であり、その確認作業に手間がかかることとなっていた。これに対して、本発明の口紅用容器またはケースは、前記収容体を透明または半透明の材料を用いて形成してあることから、前記閉状態としたままで、外部から口紅の色や残量などを確認できるのである。 【0009】 さらに、前記凹入部が複数設けられており、また、前記収容体の一側壁またはこの一側壁に対向する前記閉塞体の側壁部に、口紅用ブラシを収容するための収容部が形成されているとしてもよい(請求項3)。 【0010】 この場合には、複数種類の口紅を収容でき、また、口紅を塗布するためのブラシをも収容できることから、機能性・利便性等の面でさらなる向上を図ることが可能となる。 【0011】 また、前記収容体に口紅を注入するため、前記閉塞体に挿通孔を設けてあるとしてもよい(請求項4)。 【0012】 この場合には、例えば、前記挿通孔にノズルを挿通させて、このノズルから前記収容体に口紅を注入することが可能となる。 【0013】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1(A)および(B)は、本発明の第一実施例に係る閉状態および開状態の口紅用容器またはケース(以下、ケースという)Dの構成を概略的に示す斜視図、図2は、前記ケースDの構成を概略的に示す縦断面図である。 ケースDは、内部に口紅Lを収容する収容体1と、この収容体1の一端側を覆う閉塞体2とをヒンジ部3を介して接続してなる。 【0014】 前記収容体1は、透明または半透明の材料(例えば、合成樹脂)からなるとともに、一端側が開口し、他端側が閉塞された筒形状(本実施例ではほぼ円筒形状)をしている。また、前記収容体1の一端側の開口の周縁部には、係止部1aが設けられている。 【0015】 前記閉塞体2は、両端が閉塞された筒形状をしており、前記収容体1とは別体に形成されている。本実施例では、閉塞体2は、ほぼ円筒形状をしており、その外径が収容体1の外径よりも大となっている。また、閉塞体2には、前記収容体1の係止部1aが係止される被係止部2aを設けてある。 【0016】 また、前記閉塞体2には、前記収容体1に口紅Lを注入するため、上下両端にそれぞれ挿通孔4が設けられている。 【0017】 なお、前記閉塞体2の外面に、例えば口紅Lやそのメーカー等をアピールするための広告などを印刷しておいてもよい。 【0018】 前記ヒンジ部3は、収容体1の一端側に対して閉塞体2が回動自在となるように構成されており、これにより、閉塞体2が収容体1の開口を覆う閉状態と、開口を覆わない開状態とに自在に切り換えることができるのである。 【0019】 上記の構成からなるケースDに対する口紅Lの充填作業は以下のようにして行われる。すなわち、まず、図3(A)に示すように、閉塞体2が収容体1の開口を覆う閉状態とし、かつ前記収容体1が下側にくるように配置した状態とする。そして、前記閉塞体2の挿通孔4,4に口紅注入用のノズルNを挿通させることで、図3(B)に示すように、ノズルNが閉塞体2を挿通した状態となる。 【0020】 続いて、前記ノズルNから収容体1内へと口紅Lを注入するのである。このとき、前記口紅Lは溶けた状態でノズルNを経て収容体1内に注入・充填されるのであり、注入時の口紅Lの温度は80〜90℃程度で、その後、冷却されることによって固体化し、図3(C)に示す状態となるのである。以上で、ケースDに対する口紅Lの充填作業が完了する。すなわち、上記充填作業は、求められた品質を実現しつつ容易に行えるものとなっている。 【0021】 なお、前記充填作業の完了後、前記挿通孔4を塞ぐようにしてもよい。この場合には、収容体1内の口紅Lをより機密性よく保持することが可能となる。 【0022】 そして、前記ケースD内の口紅Lは、図3(D)に示すように、前記収容体1を開いて開状態とした後、例えば、口紅を塗布するためのブラシBなどを収容体1の開口内に挿入し、このブラシBに口紅Lをつけて使うことができるのである。 【0023】 前記ケースDでは、構造がシンプルであることから、低コストで製造できるのである。 【0024】 また、従来の口紅用ケースは、口紅をケース本体内に収容していたのであり、このケース本体にキャップ体を被せてある状態では口紅の色が確認できず、また、キャップを外したとしても、前記回動部を回動操作して口紅を外部に露出させた状態とするまで、口紅の色などの確認が困難であった。さらに、口紅の残量の確認は、前記回動部を回動操作して、口紅が全て外側から見える状態としなければ困難であり、その確認作業に手間がかかることとなっていた。これに対して、本実施例のケースDは、前記収容体1を透明または半透明の材料を用いて形成してあることから、前記閉状態としたままで、外部から口紅Lの色や残量などを確認できるのである。 【0025】 ここで、図4(A),(B)および図5に示すように、前記収容体1および閉塞体2を別体として成形するのではなく、前記ヒンジ部3を介して収容体1に閉塞体2が連設された状態となるように両者1,2を一体に成形してもよい。 【0026】 図6(A)および(B)は、本発明の第二実施例に係る閉状態および開状態のケースD2 の構成を概略的に示す斜視図、図7は、前記ケースD2 の構成を概略的に示す斜視図である。なお、上記実施例に示したものと同一構造の部材については同じ符号を付し、その説明は省略する。 前記ケースD2 は、第一実施例のケースDに比して、前記収容体1が、一端側が開口し、他端側が閉塞された筒形状をしているのではなく、両端がともに閉塞された筒形状をしており、その一側壁に、口紅Lを収容する凹入部5が形成されている点で主として異なるのであり、言い換えれば、ケースD2 の前記収容体1は、中空のブロック(ボックス)状をしており、一側壁に口紅を収容する凹入部5が形成されているのである。 【0027】 前記収容体1は、透明または半透明の材料(例えば、合成樹脂)からなり、前記係止部1aを凹入部5の(収容体1の一側壁の)周縁部に有している。 【0028】 前記凹入部5は、ほぼドーム状(半球面状)をしている。 【0029】 そして、上記の構成からなるケースD2 では、前記収容体1における凹入部5内のみに口紅Lが収容されることとなる。 【0030】 なお、ケースD2 の他の構成やケースD2 に対する口紅Lの注入方法、口紅Lの使用時のケースD2 の作動については上記第一実施例に示したものと同様であることから、その説明については省略する。ここで、図6(A),(B)および図7には、収容体1および閉塞体2が一体成形されたものを示しているが、このような構成に限るものではなく、前記収容体1および閉塞体2が別体に成形されていてもよい。 【0031】 上記の構成からなるケースD2 によっても、上記第一実施例のケースDと同様の効果を得ることができる。 【0032】 なお、図8(A),(B)および図9に示すように、前記収容体1の外径と閉塞体2の外径とをほぼ同じとしてもよく、また、前記凹入部5の深さおよび形状は任意に設定できるのである。 【0033】 図10(A)および(B)は、本発明の第三実施例に係る閉状態および開状態のケースD3 の構成を概略的に示す斜視図である。なお、上記二つの実施例に示したものと同一構造の部材については同じ符号を付し、その説明は省略する。 前記ケースD3 は、第二実施例のケースD2 に比して、前記収容体1の一側壁に前記凹入部5が複数(本実施例では3つ)設けられており、また、前記収容体1の一側壁および/またはこの一側壁に対向する前記閉塞体2の側壁部に、口紅用ブラシBを収容するための収容部6が形成されている点で主として異なる。 【0034】 詳しくは、前記収容体1は、中空でほぼ直方体形状または立方体形状をしており、その下側壁に3つの凹入部5,5,5が設けられているのである。また、収容体1の下側壁の周縁部には、前記係止部1aが設けられている。 【0035】 前記閉塞体2は、前記収容体1と同様に、中空でほぼ直方体形状または立方体形状をしており、その上側壁部に前記収容部6が設けられているのである。また、閉塞体2には、各収容体1に対応する挿通孔4,4が設けられている。 【0036】 なお、ケースD3 の他の構成やケースD3 に対する口紅Lの注入方法、口紅Lの使用時のケースD3 の作動については上記第一実施例に示したものと同様であることから、その説明については省略する。 【0037】 上記の構成からなるケースD3 によれば、上記第一実施例のケースDによって得られる効果に加えて、複数種類の口紅Lを収容でき、また、口紅Lを塗布するためのブラシBをも収容できることから、機能性・利便性等の面でさらなる向上を図ることが可能となるという効果をもが得られる。 【0038】 なお、前記ケースD3 において、収容体1を中空でほぼ直方体形状または立方体形状とし、その下側壁に凹入部5を設けてあるが、このような構成に限られない。例えば、図11に示すように、前記収容体1を、前記凹入部5を有するほぼプレート状またはシート状とし、上方に突出する前記凹入部5が外部に露出するように構成してもよい。また、図12に示すように、前記閉塞体2を、ほぼプレート状またはシート状としてもよい。この場合、前記ブラシBを前記収容体1に収容するように構成してもよい。 【0039】 また、上記第一実施例のケースDにおいて、図13に示すように、収容体1の側面から閉塞体2の側面にかけて溝7を設け、この溝7内に前記ブラシBを着脱自在に嵌め込める(収容できる)ように構成してもよい。この場合には、前記溝7内にブラシBを嵌め込むことにより、収容体1および閉塞体2がロックされ、不意に収容体1が閉塞体2に対してヒンジ部3を中心に折れ曲がることを防止することができる。前記溝7は、収容体1および閉塞体2のそれぞれの側面において、前記ヒンジ部3を避けた位置に設ければよい。また、前記溝7の一部に広がり部分7aを設けることにより、溝7内に嵌め込まれたブラシBを取り出しやすくすることができる。また、上記の溝7を第二実施例のケースD2 および第三実施例のケースD3 に設けてもよいことはいうまでもない。 【0040】 【発明の効果】 上記の構成によれば、構造がシンプルであることから、低コストで製造できる口紅用容器またはケースを提供することが可能となる。 【0041】 また、従来の口紅用ケースは、口紅をケース本体内に収容していたのであり、このケース本体にキャップ体を被せてある状態では口紅の色が確認できず、また、キャップを外したとしても、前記回動部を回動操作して口紅を外部に露出させた状態とするまで、口紅の色などの確認が困難であった。さらに、口紅の残量の確認は、前記回動部を回動操作して、口紅が全て外側から見える状態としなければ困難であり、その確認作業に手間がかかることとなっていた。これに対して、本発明のケースは、前記収容体を透明または半透明の材料を用いて形成してあることから、前記閉状態としたままで、外部から口紅の色や残量などを確認できるのである。 【図面の簡単な説明】 【図1】(A)および(B)は、本発明の第一実施例に係る閉状態および開状態の口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す斜視図である。 【図2】上記実施例の構成を概略的に示す縦断面図である。 【図3】(A)および(B)は、口紅の充填作業の構成を概略的に示す説明図、(C)は、口紅を充填した状態の口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す説明図、(D)は、口紅の使用時における口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す説明図である。 【図4】(A)および(B)は、収容体および閉塞体が一体成形された前記口紅用容器またはケースの閉状態および開状態の構成を概略的に示す斜視図である。 【図5】前記口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す縦断面図である。 【図6】(A)および(B)は、本発明の第二実施例に係る閉状態および開状態の口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す斜視図である。 【図7】上記実施例の構成を概略的に示す縦断面図である。 【図8】(A)および(B)は、変形例に係る前記口紅用容器またはケースの閉状態および開状態の構成を概略的に示す斜視図である。 【図9】上記実施例の構成を概略的に示す縦断面図である。 【図10】(A)および(B)は、本発明の第三実施例に係る閉状態および開状態の口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す斜視図である。 【図11】変形例に係る前記口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す正面図である。 【図12】他の変形例に係る前記口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す正面図である。 【図13】側面に溝を設けた第一実施例に係る口紅用容器またはケースの構成を概略的に示す側面図である。 【符号の説明】 1…収容体、2…閉塞体、3…ヒンジ部、D…口紅用容器またはケース、L…口紅。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593072118 【氏名又は名称】ニッポー株式会社 【住所又は居所】大阪府大東市氷野2丁目3番7号
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| 【出願日】 |
平成15年5月26日(2003.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074273 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 英夫
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| 【公開番号】 |
特開2004−344572(P2004−344572A) |
| 【公開日】 |
平成16年12月9日(2004.12.9) |
| 【出願番号】 |
特願2003−147650(P2003−147650) |
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