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【発明の名称】 動物避け具
【発明者】 【氏名】飛田和 義行

【要約】 【課題】平坦部以外の場所にも容易に設置でき、多様な使い方ができる動物避け具を提供すること。

【解決手段】平面多角形状の基板10の上面に、複数の針状の突起40を立設し、前記基板10の少なくとも一辺に、係合部20あるいは被係合部30のいずれか一方又は双方を設け、複数の基板10を連結可能に形成し、隣接する基板10の係合部20を隣接する他の基板10の被係合部30に係合させた状態で、隣接する基板同士が回動可能に形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面多角形状の基板の上面に、複数の針状の突起を立設し、
前記基板の少なくとも一辺に、係合部あるいは被係合部のいずれか一方又は双方を設け、複数の基板を連結可能に形成した動物避け具であって、
隣接する基板の係合部を隣接する他の基板の被係合部に係合させた状態で、隣接する基板同士が回動可能に形成されていることを特徴とする動物避け具。
【請求項2】
前記基板は、升目状もしくは格子状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の動物避け具。
【請求項3】
前記被係合部は、前記基板の側端部から水平方向に張り出す張出部と、この張出部の端部に形成された突部を有し、
前記係合部は、前記基板の側端部から水平方向に張り出すとともに前記突部を挿入可能な孔を有し、
前記孔に前記突部を挿入することにより係合部及び被係合部が係合するとともに、前記孔内で前記突部が回転可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の動物避け具。
【請求項4】
前記被係合部は、隣接する基板同士が回動する際に前記係合部との係合が外れないための外れ止めを有していることを特徴とする請求項3記載の動物避け具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、犬猫、鳥などの動物を寄せ付けないようにするための動物避け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、升目状又は格子状の基板の表面に針状の突起を設け、これを地面やベランダに敷設するタイプの動物避け具が考案されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2807426号公報(段落番号008〜014、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の動物避け具は、平坦な面に敷設固定することはできたが、たとえばブロック塀の上端などで山型に形成されている部分には取り付けることが難しく、また何枚かの基板を連結することはできるものの、ただ単に四方に連結できるのみで、用途が限られているという問題点があった。
【0005】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1記載の発明は、平坦部以外の場所にも容易に設置でき、多様な使い方ができる動物避け具を提供することを目的とし、加えて、請求項2記載の発明は、通水生、通気性に優れた動物避け具を提供することを目的とする。また、請求項3又は4記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的をより好適に達成させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、平面多角形状の基板(10)の上面に、複数の針状の突起(針状突起(40))を立設し、前記基板(10)の少なくとも一辺に、係合部(20)あるいは被係合部(30)のいずれか一方又は双方を設け、複数の基板(10)を連結可能に形成した動物避け具であって、隣接する基板(10)の係合部(20)を隣接する他の基板(10)の被係合部(30)に係合させた状態で、隣接する基板同士が回動可能に形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明は、複数の基板(10)を連結したとき、隣接する基板(10)との継ぎ合わせ部分(継合部(50))に沿って折れ曲がるように形成した動物避け具である。
ここで、基板(10)は、板状、あるいは升目又は格子状、あるいは網状のベースであって、平面多角形状すなわち、三角形、四角形、六角形などに形成された、好ましくは肉薄の部材である。そして、基板(10)の上面には、複数の針状突起(40)が、一定の密度を有して形成されている。前記針状突起(40)は、犬猫等の動物をその刺激により遠ざけるためのものであるので、硬質の部材で形成するのが好ましい。また、基板(10)は、硬質であっても軟質であってもかまわない。
【0009】
そして、この基板(10)の少なくとも一辺には、係合部(20)あるいは被係合部(30)のいずれか一方又は双方が形成されている。すなわち、基板(10)の少なくとも一辺に、係合部(20)又は被係合部(30)のいずれかが形成されているか、もしくは係合部(20)及び被係合部(30)のいずれもが形成されている。もちろん、ある一辺には係合部(20)が、他の辺には被係合部(30)が形成されていてもよい。
【0010】
そして、隣接する他の基板(10’)の係合部(20’)又は被係合部(30’)を被係合部(30)又は係合部(20)に係合させることにより、複数枚を連結可能となっているとともに、基板(10)と、隣接する基板(10’)とは、連結された状態で回動可能に形成されている。すなわち、係合部(20)及び被係合部(30)は、係合した状態で隣接する基板同士の接合辺を中心に、基板(10)の底面同士が向き合う方向又は基板(10)の上面同士が向き合う方向に回転可能に形成されているものである。
【0011】
ここで、係合部(20)は、被係合部(30)に係合可能な部材であって、その形状は問わない。例えばコの字型あるいはリング状の引っ掛け部材や、孔を有する筒状の部材とすることができる。また、被係合部(30)は、係合部(20)を係合可能な部材であって、その形状は問わない。例えば、フック型の部材や、ピン状の突起を有する部材とすることができる。
【0012】
(作用)
本発明に係る動物避け具を使用する場合において、平坦面に設置する場合には一枚又は複数枚の動物避け具を、針状の突起が表面側になるように敷設する。この場合、係合部(20)及び被係合部(30)を係合させてもよいしさせなくともよい。また、本発明に係る動物避け具を、例えばブロック塀の上端の尖った部分に取り付ける場合には、継合部(50)すなわち係合部(20)及び被係合部(30)の係合部分を尖部に位置させて、例えば二枚の動物避け具を載置する。すると、基板(10)は継合部(50)を中心に山型に折れ曲がるので、かかる傾斜を有する部分でもずり落ちることなく設置できる。
【0013】
さらに、基板(10)を硬質部材で形成した場合には、複数の動物避け具を、針状突起(40)を外側に向けて垂直方向に立てて連結し、囲いのようなものを作ることができる(図11参照)。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0014】
すなわち、請求項2記載の発明は、前記基板(10)は、升目状もしくは格子状に形成されていることを特徴とする。
本発明は、請求項1記載の発明に係る動物避け具の、基板(10)の形状を限定したものである。
基板(10)としては、例えば長尺の棒状部材を縦横に組んで格子状に形成したものや、プラスチック等の一体成型で升目状に形成したもののほか、パンチングメタルやラス金網、針金や縄を編んだものも含まれる。
【0015】
本発明によれば、例えば地面などに動物避け具を設置する場合には水はけをよくすることができ、立てて連結し囲いを作る場合には風通しをよくすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0016】
すなわち、請求項3記載の発明は、前記被係合部(30)は、前記基板(10)の側端部(13)から水平方向に張り出す張出部(31)と、この張出部(31)に形成された突部(32)を有し、前記係合部(20)は、前記基板(10)の側端部(13)から水平方向に張り出すとともに前記突部(32)を挿入可能な孔(21)を有し、前記孔(21)に前記突部(32)を挿入することにより係合部(20)及び被係合部(30)が係合するとともに、前記孔(21)内で前記突部(32)が回転可能に形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明は、係合部(20)及び被係合部(30)を限定したものである。
被係合部(30)は、基板(10)の側端部(13)から水平方向に張り出す張出部(31)と、この張出部(31)の端部に形成された突部(32)を有している。ここで、突部(32)は、前記張出部(31)の端部に形成されていればよく、その取り付き方向は問わない。例えば、張出部(31)の端部から上方に向かって設けてもよいし、下方に向かって設けてもよい。あるいは、側方すなわち基板(10)の側端部(13)と平行となるように設けてもよい。例えば、張出部(31)の端部に設けられた立ち上がり片、又は垂下片、あるいはピンとすることができる。
【0018】
一方、係合部(20)は、前記突部(32)を挿入可能な孔(21)を有している。この孔(21)は、貫通孔であっても凹部であってもよい。そして、孔(21)は、前記突部(32)を挿入可能かつ、突部(32)が回転可能に形成されている。突部(32)の回転方向は、隣接する基板同士が、継合部(50)を中心に、基板(10)の底面同士が向き合う方向又は基板(10)の上面同士が向き合う方向に回動するような方向である。
【0019】
(作用)
本発明においては、基板(10)の側端部(13)から水平方向に張り出す張出部(31)の端部に設けた突部(32)が、隣接する基板(10)の側端部(13)から水平方向に張り出す係合部(20)の孔(21)に挿入することにより基板(10)が連結されるので、隣接する基板(10)との間に間隙生ずる。従って、連結した複数の基板(10)が継合部(50)で折れ曲がりやすくなる。
【0020】
(請求項4)
請求項2記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記被係合部(30)は、隣接する基板同士が回動する際に前記係合部(20)との係合が外れないための外れ止めを有していることを特徴とする。
【0021】
前記外れ止めは、被係合部(30)の突部(32)が係合部(20)の孔(21)内を回転したとき、突部(32)が孔(21)から抜けてしまわないようにするためのものであり、例えば突部(32)の先端に形成した爪部(33)とすることができる。
本発明によれば、山型の傾斜部に動物避け具を設置する場合や、立てて連結し囲いを作る場合に、係合が外れにくく、作業がしやすくなるとともに、設置後においても係合が外れにくく、所定の形状を長持ちさせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図14は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1は動物避け具の斜視図、図2はその使用例を示す斜視図である。図3は係合部及び被係合部の拡大斜視図、図4乃至6は係合部及び被係合部の縦断面図をそれぞれ示す。図7乃至図10は、動物避け具の連結状態を示す斜視図、図11及び図12は動物避け具の他の連結方法を示す斜視図、図13は取り付け用クリップを示す図、図14はクリップを用いて動物避け具を取り付けた断面図である。
【0023】
(動物避け具1)
図1は、動物避け具1を示すものである。
動物避け具1は、長方形状の基板10に、先端の尖った針状突起40を複数立設してなる。基板10は、格子部材11からなる薄板部材であり、格子を構成する桟の部分に、針状突起40が埋め込みもしくは貼り付け又は一体的に形成されている。ここで、格子部材11は、硬質プラスチックで一体成型したものや、角棒状の縦部材及び横部材を格子状に組んだものとすることができる。
【0024】
前記基板10の相対向する二辺には、それぞれ係合部20及び被係合部30が二個ずつ形成されている。すなわち、長辺をなす側端部13aの一方には係合部20、他方にはに被係合部30が、短辺をなす側端部13bの一方には係合部20、他方には被係合部30が、それぞれ相対向する位置に設けられている。係合部20又は被係合部30は、他の動物避け具1’を隣に並べ、当該他の動物避け具1’の基板10’の被係合部30’又は係合部20’とそれぞれ係合させることにより、継合部50を形成する(図7参照)。
【0025】
また、基板10の一方の端部には、釘孔12が形成されている。
(継合部50)
ここで、係合部20及び被係合部30について詳述する。なお、以下「係合部20及び被係合部30」とした場合には、一の基板10の係合部20及び隣接する他の基板10の被係合部30を指すものとする。
【0026】
係合部20は、図3に示すように、基板10の側端部13から水平方向に張り出すコ字状の突片であり、孔21と引っ掛け部22を有する。
一方、被係合部30は、基板10の側端部13から水平方向に張り出す張出部31と、この張出部31の先端から垂直方向に立ち上がる突部32からなる鉤型の部材である。
そして、前記突部32の先端には、基板10の側端部13側に突出する爪部33が形成されている。この爪部33は、側端部13と前記突部32の間隙の略半分程度の突出幅を有し、爪部33の端部と側端部13との間隙に、前記係合部20の引っ掛け部22を押し込むようにして嵌め入れることができるようになっているとともに、引っ掛け部22を前記間隙に嵌め入れ突部32と係合したときには、引っ掛け部22が上側に外れにくくする外れ止めとして機能するものである。また、爪部33の底面側は円弧状に形成されている。これは、張出部31と爪部33の間の空間で、引っ掛け部22が回転しやすくするためのものである(図6参照)。
【0027】
上記構成を有する係合部20及び被係合部30を係合させると、図4に示すような状態となる。すなわち、係合部20の孔21に被係合部30の突部32が下側から挿入され、引っ掛け部22が突部32に引っかかり、基板10同士を横方向に外れないように係合させるものである(図5参照)。また、前記爪部33が引っ掛け部22の上方に位置し、引っ掛け部22が上方向に抜けないように、すなわち基板10同士を上下方向に外れないように係合させるものである。
【0028】
ここで、図6に示すように、係合部20及び被係合部30は、係合させた状態で、張出部31と爪部33の間の空間で、引っ掛け部22が回転できるようになっている。すなわち、孔21は突部32の幅よりも余裕を持って形成されており、かつ張出部31と爪部33との間には、引っ掛け部22が回転可能な空間が形成されている。従って、基板10と、隣接する基板10とが、継合部50を中心に回動可能となり、二つの基板10を係合したまま折り曲げることができるのである(図2参照)。
【0029】
(動物避け具1の設置)
次に、上記構成を有する動物避け具1の、種々の使用法について述べる。
(1)平坦面に設置
地面やベランダの床など、平坦面に設置する場合には、複数の動物避け具1を適宜継ぎ合わせて使用することができる。基板10には、四辺に係合部20又は被係合部30を設けてあるので、動物避け具1は四方に継ぎ合わせ可能である。例えば、ベランダの手すりやブロック塀の上面に設置する場合には、図8及び図10に示すように、動物避け具1を一列に長手方向に継ぎ合わせて使用することができる。この場合、基板10の幅を、ブロックの幅と合わせて形成すると好ましい。また、地面やベランダの床などに設置する場合には、図7及び図9に示すように、複数の動物避け具1を縦横に並べて継ぎ合わせて使用することができる。このとき、必要があれば、釘孔12に釘を打ち付けて、接地面と固定することもできる。
【0030】
この動物避け具1を敷設した場所に犬や猫、鳥などがやってきても、針状突起40がその通行や着地を妨げるので、犬猫等の動物を寄りつかなくさせることができるものである。また、基板10は格子部材11で形成されているので、軽量で持ち運びに便利であると共に、地面に敷設した場合でも水はけを悪くすることはない。
【0031】
ところで、ベランダの手すりなどに動物避け具1を設置する場合には、釘による固定は難しいので、固定クリップを用いて固定するとよい。図13及び図14は、クリップ60及び動物避け具1を手すりに取り付けた状態を示す図である。図13(A)はクリップ60の正面図、図13(B)はクリップ60の側面図である。図示したように、クリップ60は、長尺のひも状の本体の一端に固定フック61を有し、反対側の端部には、複数の可変長フック62が形成されている。そして、図14に示すように、固定フック61を基板10の端部に引っ掛け、本体を手すりの笠木に回し掛け、可変長フック62を基板10の反対側の端部に引っ掛けて固定する。可変長フック62は複数設けてあるので、笠木の外周に応じて適宜調節できるものである。
【0032】
(2)傾斜部に設置
ブロック塀などの上面が山型に形成されている様な場合でも、動物避け具1を設置することが可能である。すなわち、継ぎ合わされた基板10は、継合部50から折れ曲がるようになっているので、図2に示すように、山型傾斜面Pの頂点に継合部50が位置するように配置すれば、基板10が斜面にフィットする。
【0033】
上記使用法の応用として、特に図示しないが、起伏のある地面に好適に設置することも可能である。この場合、基板10は、図2に示したように山型に折り曲げるだけでなく、谷型に折り曲げることもできる。
(3)縦にして使用
上記(1)(2)は、針状突起40を上方に向けて基板10を設置する方法であったが、本実施の形態においては、動物避け具1を立てて使用すること、すなわち針状突起40が横方向に向くように基板10を設置することができる。すなわち、図11及び図12に示すように、複数(例えば6枚、又は8枚)の動物避け具1を横方向に一列に継ぎ合わせてから垂直方向に起こし、一端の基板10と他の一端の基板10とを係合させ、針状突起40が外側に向くように囲いを作るものである。
【0034】
この使用法によれば、樹木の幹の周りに囲いを作ったり、作った囲いで植木鉢などの周りを囲ったりして、動物が近寄らないようにすることができる。またこのように囲いを作っても、基板10は格子部材11にて形成されているので、通気性は損なわず、植物に悪影響を与えない。
さらに、前記囲いにて、朝顔等の蔓草を囲い、格子部材11に蔓を巻き付けさせるという使用法も可能である。このように使用した場合には、外側に向けて突出した針状突起40が犬猫や鳥などを寄せ付けず、蔓草になった花や実を守ることができる。
【0035】
なお、特に図示しないが、例えば5枚の基板10を上記のように組み立てた動物避け具1を、横に倒して内部に植木鉢等を置いて使用することもできる。この場合には、地面に接する基板10のみ針状突起40を内側に向けて組み立てれば、安定性がよい。このような使用法では、植物の上部も囲うことができるので、背の低い植物や土壌に蒔いた種子なども、効果的に保護することができる。
【0036】
(他の実施の形態)
以上述べた実施の形態では、基板10を長方形に形成した動物避け具1について述べてきたが、本発明に係る動物避け具1としては、長方形の基板を有するものに限られない。例えば、図15に示すように、三角形の基板10としてもよい。この場合には、図15(A)に示すように、各辺に係合部20と被係合部30を一つずつ、基板10の外周を係合部20と被係合部30が交互に並ぶように形成すれば、図15(B)に示すように複数枚の動物避け具1を並べて継ぎ合わせることができる。
【0037】
また、上述の実施の形態では、基板10を格子部材11にて形成したものとしたがこれには限られず、使用する場所に応じて、例えば薄板状の部材や、網状部材や、多孔板などで形成してもよい。
さらに、係合部20と被係合部30の形状も、上述の実施の形態に限られない。
例えば、特に図示しないが、被係合部30の突部32を、張出部31から下方に向けて突出させた形状としてもよい。また、図16に示すように、突部32を、被係合部30の張出部31から横方向に突出するピン34とし、外れ止めとしてピン34の先端に突起35を形成し、一方係合部20はこのピン34を挿入可能な鍵型孔24を有するピン受け部材23とすることができる。この場合、基板10はピン34を中心に回動することとなり、回動がよりスムースになる。また、基板10が回動すると、図16(B)に示すように、突起35が鍵型孔24の円周部分に係止されるので、ピン34が鍵型孔24から抜けてしまうことがない。
【0038】
このように、本発明に係る動物避け具は、平坦面に設置するだけでなく、山型の傾斜部や、起伏のある地面であっても接地面に沿って設置可能であるので、設置面に固定しやすくまた剥がれにくい。さらに、基板10をある程度強度のある材質で形成すれば、縦にして囲いのように組み立てることもでき、より多くの用途に使用できるものである。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、平坦部以外の場所にも容易に設置でき、多様な使い方ができる動物避け具を提供することができ、加えて、請求項2記載の発明によれば、通水生、通気性に優れた動物避け具を提供することをができる。また、請求項3又は4記載の発明によれば、上記した請求項1又は2記載の発明の目的をより好適に達成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、動物避け具を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、山型の斜面に取り付けた動物避け具を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、係合部及び被係合部の拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、係合部及び被係合部の係合状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、係合部及び被係合部の係合状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態であって、係合部及び被係合部の回転状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態であって、動物避け具を横方向に二枚継ぎ合わせた斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態であって、動物避け具を縦方向に二枚継ぎ合わせた斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態であって、複数の動物避け具を継ぎ合わせた斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態であって、複数の動物避け具を一列に継ぎ合わせた斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態であって、6枚の動物避け具で囲いを作った斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態であって、8枚の動物避け具で囲いを作った斜視図である。
【図13】固定クリップを示す正面図及び側面図である。
【図14】手すりの笠木に動物避け具を取り付けた断面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態であって、動物避け具を示す概略図である。
【図16】本発明の他の実施の形態であって、係合部及び被係合部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 動物避け具
10 基板 11 格子部材
12 釘孔 13 側端部
20 係合部 21 孔
22 引っ掛け部 23 ピン受け部材
24 鍵型孔
30 被係合部 31 張出部
32 突部 33 爪部
34 ピン 35 突起
40 針状突起 50 継合部
60 クリップ 61 固定フック
62 可変長フック
【出願人】 【識別番号】593111727
【氏名又は名称】飛田和 義行
【出願日】 平成14年11月14日(2002.11.14)
【代理人】 【識別番号】100118315
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道

【公開番号】 特開2004−159578(P2004−159578A)
【公開日】 平成16年6月10日(2004.6.10)
【出願番号】 特願2002−330286(P2002−330286)