| 【発明の名称】 |
クーラー用魚収容具 |
| 【発明者】 |
【氏名】尾原 省吾 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
【氏名】野村 昌一 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
【氏名】矢部 敬祐 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
【氏名】山本 和人 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
【氏名】桜井 智治 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内
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| 【要約】 |
【課題】クーラー内で釣魚と氷とを分離して良好に釣魚を保冷保存することができるクーラー用魚収容具の提供。
【解決手段】このクーラー用魚収容具10は、潮氷が入れられたクーラー内に設置される。クーラー用魚収容具10は、魚収容部材11と、係合部材12と、区画部材13とを備える。魚収容部材11は、通水性及び可撓性を有する袋状に形成され、クーラーの内壁面に沿って配置される。係合部材12は、矩形の枠状に形成され、クーラーの開口周縁部に載置される。魚収容部材11は、クーラー内に垂下する。区画部材13は、魚収容部材12の内底部に配置され、氷と釣魚とを分離する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通水性及び可撓性を有する袋状に形成され、クーラーの内壁面に沿って配置され得る魚収容部材と、 魚収容部材の開口周縁部に設けられ、クーラーの開口周縁部に係合可能な係合部材と、 魚収容部材の内部に配置され、クーラーの内底面に対して平行に且つ内壁面に沿って深さ方向に移動可能に形成された区画部材とを備えたクーラー用魚収容具。 【請求項2】 上記魚収容部材は、可撓性を有する線材により網状に構成されている請求項1に記載のクーラー用魚収容具。 【請求項3】 上記区画部材は、板状に形成され、板厚方向に貫通する複数の貫通孔を備えている請求項1又は2に記載のクーラー用魚収容具。 【請求項4】 上記係合部材は、クーラーの開口周縁部に形成された段部に嵌め込まれる矩形の枠部材により構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のクーラー用魚収容具。 【請求項5】 上記係合部材は、吸盤部材により構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のクーラー用魚収容具。 【請求項6】 クーラーの隅部に立設配置される脚部と、 通水性及び可撓性を有する袋状に形成され、上記脚部に懸架されることによってクーラーの内壁面に沿って配置される魚収容部材と、 魚収容部材の内部に配置され、クーラーの内底面に対して平行に且つ内壁面に沿って深さ方向に移動可能に形成された区画部材とを備えたクーラー用魚収容具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】 この発明は、釣魚を収容する魚収容具、より詳しくは、釣魚を保冷するクーラーに適用され、当該クーラー内で釣魚を収容するクーラー用魚収容具に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】 釣りのジャンルに関係なく、一般に釣りにおいては、釣魚、すなわち釣られた魚が保冷保存されるために、クーラーと称される保冷具が使用される。釣魚の好ましい保冷保存方法は、釣魚が「潮氷」と称される液体に浸されることであると言われている。具体的には、クーラー内で海水と氷とが混合され(この液体が「潮氷」と称される。)、この中に釣魚が入れられる。 釣魚の保冷保存方法として潮氷が採用されるのは、クーラー内で氷の上に(あるいは氷の下に)釣魚が直接置かれると、氷と釣魚とが接触し、釣魚の表面組織がいわゆるしもやけ状態となってしまい、釣魚が傷んでしまうからである。 【0003】 しかし、潮氷がクーラー内に作られた場合であっても、氷の比重が海水の比重よりも小さいため、氷が浮いてしまう。この潮氷の中に釣魚が入れられると、氷と釣魚とが直接接触し、場合によっては、釣魚の表面組織がいわゆるしもやけ状態となってしまうこともある。 なお、従来では、クーラー内の空間を適宜分割区画するための部材が提供されてはいるが(例えば、非特許文献1参照)、この部材は釣魚を収容することを目的としておらず、実際には、釣魚を他のもの(氷等)から分離して収容することができるものではなかった。 【0004】 【非特許文献1】 株式会社シマノ 2002 Fishing Tackle Catalogue(第201頁) 【0005】 そこで、本発明の目的は、クーラー内で作られた潮氷に釣魚を入れた場合であっても、釣魚と氷とを完全に分離して良好に釣魚を保冷保存することができるクーラー用魚収容具を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 (1) 上記目的が達成されるため、本願に係るクーラー用魚収容具は、通水性及び可撓性を有する袋状に形成され、クーラーの内壁面に沿って配置され得る魚収容部材と、魚収容部材の開口周縁部に設けられ、クーラーの開口周縁部に係合可能な係合部材と、魚収容部材の内部に配置され、クーラーの内底面に対して平行に且つ内壁面に沿って深さ方向に移動可能に形成された区画部材とを備えたことを特徴とするものである。 【0007】 この構成によれば、まず、クーラー内に潮氷が作られる。クーラーの扉(蓋)が開かれ、袋状の魚収容部材がクーラー内部に挿入される。このとき、魚収容部材は、その底部からクーラーに収容され、魚収容部材の開口周縁部は、クーラーの開口周縁部に位置合わせされる。魚収容部材の開口周縁部には係合部材が設けられているので、この係合部材がクーラーの開口周縁部に係合される。これにより、魚収容部材は、その開口周縁部がクーラーの開口周縁部に係止された状態で、クーラーの内壁面に沿って当該クーラーの内部に懸架され得る。 また、魚収容部材の内部には区画部材が配置される。区画部材は、その自重によって魚収容部材の内底部に配置されることになる。 【0008】 クーラー内部には上記潮氷が作られているから、氷が所定の浮力で海水表面に浮かぶ。したがって、魚が魚収容部材に収容されていない状態では、上記区画部材が潮氷の氷に持ち上げられ、上記魚収容部材は、クーラーの深さ方向に折り畳まれた状態となる。 釣魚が魚収容部材に収容されたときは、当該釣魚の重量によって上記区画部材が深さ方向に移動し、当該釣魚は潮氷の中に埋没する。このとき、釣魚は、区画部材の上に載置されるから、当該区画部材は、上記氷と釣魚との間に介在されることになる。したがって、潮氷の中で釣魚と氷とが直接接触することはない。 また、釣魚がクーラーと共に搬送等される場合(例えば、釣りが終了した後にクーラーを荷物として搬送する場合等)は、クーラー内の海水が排出される。この場合であっても、上記区画部材は、釣魚と氷とを分離するので、釣魚が氷によって傷むことはない。 【0009】 (2) 上記魚収容部材は、可撓性を有する線材により網状に構成されているのが好ましい。 この構成では、魚収容部材は、例えばタモ網に採用される網により構成され得る。したがって、魚収容部材が簡単且つ安価に構成されるという利点がある。 【0010】 (3) 上記区画部材は、板状に形成され、板厚方向に貫通する複数の貫通孔を備えて構成され得る。 この構成では、樹脂又は金属等からなる板状部材により区画部材が形成されるので、区画部材が簡単且つ安価に構成される。また、当該板状部材に上記貫通孔が設けられることによって、区画部材は、良好な通水性が確保される。したがって、釣魚が魚収容部材に入れられたときに、当該釣魚は、区画部材と共に速やかにクーラー内に埋没する。 【0011】 (4) 上記係合部材は、クーラーの開口周縁部に形成された段部に嵌め込まれる矩形の枠部材により構成されていてもよい。 クーラーは、その保冷力が向上されるために、その開口部に対して扉(蓋)がいわゆるあいじゃくり嵌合ないしインロー状に嵌合される場合がある。その場合には、クーラーの開口周縁部に、扉が嵌合する段部が形成される。 この構成では、当該段部に枠部材が嵌め込まれることによって、魚収容部材の開口周縁部が簡単且つ確実にクーラーの開口周縁部に位置決めされる。つまり、当該クーラー用魚収容具が簡単にクーラーに取り付けられる。 また、上記係合部材は、吸盤部材により構成されていてもよい。 この構成では、吸盤部材がクーラーの内壁面に吸着することによって、魚収容部材の開口周縁部がクーラーの開口周縁部に位置決めされる。 【0012】 (5) また、上記目的が達成されるため、本願に係るクーラー用魚収容具は、クーラーの隅部に立設配置される脚部と、通水性及び可撓性を有する袋状に形成され、上記脚部に懸架されることによってクーラーの内壁面に沿って配置される魚収容部材と、魚収容部材の内部に配置され、クーラーの内底面に対して平行に且つ内壁面に沿って深さ方向に移動可能に形成された区画部材とを備えたことを特徴とするものである。 【0013】 この構成によれば、まず、クーラー内に潮氷が作られる。クーラーの扉(蓋)が開かれ、脚部がクーラーの隅部に立設された状態で配置される。袋状の魚収容部材は、脚部に懸架されているから、脚部がクーラー内に配置されることによって、魚収容部材は、クーラー内部に挿入される。このとき、魚収容部材は、その底部からクーラーの内壁面に沿うように収容され、魚収容部材の開口周縁部は、クーラーの開口周縁部に位置合わせされる。 また、魚収容部材の内部には区画部材が配置される。区画部材は、その自重によって魚収容部材の内底部に配置されることになる。 【0014】 クーラー内部には上記潮氷が作られているから、氷りが所定の浮力で海水表面に浮かぶ。したがって、魚が魚収容部材に収容されていない状態では、上記区画部材が潮氷の氷に持ち上げられ、上記魚収容部材は、クーラーの深さ方向に折り畳まれた状態となる。 釣魚が魚収容部材に収容されたときは、当該釣魚の重量によって上記区画部材が深さ方向に移動し、当該釣魚は潮氷の中に埋没する。このとき、釣魚は、区画部材の上に載置されるから、当該区画部材は、上記氷と釣魚との間に介在されることになる。したがって、潮氷の中で釣魚と氷とが直接接触することはない。 また、釣魚がクーラーと共に搬送等される場合(例えば、釣りが終了した後にクーラーを荷物として搬送する場合等)は、クーラー内の海水が排出される。この場合であっても、上記区画部材は、釣魚と氷とを分離するので、釣魚が氷によって傷むことはない。 【0015】 【発明の実施の形態】 以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 【0016】 <第1の実施形態> 図1は、本発明の第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具10の斜視図である。 このクーラー用魚収容具10は、釣魚を保冷保存するためのクーラーの内部に設置されるものである。クーラー用魚収容具10に釣魚が収容されることによって、クーラー内に潮氷と共に釣魚が入れられる場合であっても、釣魚は、氷と直接接触することなく良好に保冷保存されるようになっている。 【0017】 クーラー用魚収容具10は、袋状に形成された魚収容部材11と、魚収容部材11をクーラーに取り付けるための係合部材12と、魚収容部材11の内部に配置された区画部材13とを備えている。このクーラー用魚収容具10がクーラー内に配置される要領は、後述される。 【0018】 魚収容部材11は、開口14が形成された袋状を呈する。魚収容部材11は、本実施形態では、網状に形成され、可撓性を備えている。具体的には、魚収容部材11は、例えばナイロン糸やフロロカーボン糸等の可撓性を備えた線材からなり、これが所定の要領で編み込まれて構成されている。 これにより、魚収容部材11は、良好な通水性を備え且つ自在に撓むので、クーラーの内壁面に沿って容易に配置される。なお、線材の編み方は、既知の種々の方法が採用され得る。 【0019】 魚収容部材11の開口14を区画する開口周縁部15は、多数の円環状部16が並設されている。これら円環状部16は、上記線材により構成されている。 係合部材12は、本実施形態では、樹脂又はステンレス鋼等の金属からなる丸棒部材により構成されている。 係合部材12は、同図が示すように矩形の枠部材として形成されており、魚収容部材11の上記円環状部16に挿通されている。したがって、係合部材12は、魚収容部材11の開口周縁部16に取り付けられ、これにより、魚収容部材11は、係合部材12により懸架支持された状態となっている。 なお、係合部材12は、上記矩形に形成されているが、この形状は、当該クーラー用魚収容具10が適用されるクーラーの開口周縁部の形状に対応して形成されたものである。したがって、クーラーの仕様が異なることによって、係合部材12の形状も適宜設計変更され得る。 【0020】 区画部材13は、矩形の板状に形成されている。区画部材13は、例えばステンレス鋼等の金属から構成されており、その板厚寸法は、0.3mm〜5.0mm程度の範囲で適宜設定される。ただし、区画部材13の材質は、金属に限定されるものではなく、比重が1.025(平均的な海水の比重)以上のものであれば、他の材料が採用され得る。 【0021】 区画部材13は、同図が示すように、魚収容部材11の内部に配置され、当該魚収容部材11の内底面を構成することになる。前述のように、このクーラー用魚収容具10は、クーラーの内部に設置されるから、区画部材13は、矩形状を呈するものの、クーラーの内底面の形状に対応されている。したがって、クーラーの仕様が異なることによって、区画部材13の形状も適宜設計変更され得る。 【0022】 また、区画部材13には、複数の貫通孔17が設けられている。各貫通孔17は、区画部材13の板厚方向に沿って当該区画部材13を貫通している。これにより、区画部材13は、良好な通水性を備える。区画部材13に貫通孔17が形成されることによる作用効果については、後述される。 クーラー用魚収容具10がクーラー内部に配置されたときは、区画部材13は、クーラーの内底面と平行に配置されることになる。また、区画部材13は、前述のように、クーラーの内底面に対応した形状に形成されているから、クーラーの内壁面に沿ってクーラーの深さ方向に移動することができる。 【0023】 次に、クーラー用魚収容具10の使用要領について説明される。 図2は、クーラー用魚収容具10がクーラー18に設置された状態を模式的に示した図である。 このクーラー18は、本体19と扉(図示せず)とを有し、本体19の内部には、釣魚を収容するための収容室20が形成されている。本体19は、所要の断熱材料から構成され、本体19の内部にはさらに所要の断熱材等が配設されている。 【0024】 クーラー18の収容室20内には、潮氷が入れられる。この状態でクーラー用魚収容具10がクーラー18の開口部21から収容室20に挿入される。 具体的には、魚収容部材11がクーラー18の収容室20に挿入される。このとき、魚収容部材11は、その底部からクーラー18に収容され、魚収容部材11の開口周縁部16は、クーラー18の開口周縁部22に位置合わせされる。 【0025】 魚収容部材11の開口周縁部16には係合部材12が設けられているので、この係合部材12がクーラー18の開口周縁部22に載置(係合)される。これにより、魚収容部材11は、その開口周縁部16がクーラー18の開口周縁部22に係止された状態で、クーラー18の内壁面23に沿ってクーラー18の収容室20内に懸架される。 また、区画部材13は、同図が示すように、その自重によって魚収容部材11の内底部に配置される。 【0026】 クーラー18の収容室20の内部では、氷24が所定の浮力によって海水25の表面に浮かぶ。したがって、魚が魚収容部材11に収容されていない状態では、区画部材13が潮氷の氷24に持ち上げられ、魚収容部材11は、同図が示すように、クーラー18の深さ方向に折り畳まれた状態となる。 また、区画部材13の水中での重量が潮氷の氷24に作用する浮力よりも大きい場合は、区画部材13は、氷24をクーラー18の底に押さえつけるような状態となる。 【0027】 図3は、クーラー用魚収容具10の魚収容部材11に釣魚が収容された状態を模式的に示した図である。 同図が示すように、釣魚26が魚収容部材11に収容されたときは、釣魚26の重量によって区画部材13が深さ方向に移動し、釣魚26は潮氷の中に埋没する。このとき、釣魚26は、区画部材13の上に載置されるから、区画部材13は、氷24と釣魚26との間に介在されることになる。したがって、潮氷の中で釣魚26と氷24とが直接接触することはない。 【0028】 図4は、クーラー用魚収容具10の魚収容部材11に釣魚が収容された後、クーラー18から海水25が排出された状態を模式的に示した図である。 釣りが終了したときは、釣人は、クーラー18と共に釣魚26を搬送する。このとき、釣人は、搬送を容易にするためにクーラー18内の海水25を抜く。 この場合であっても、同図が示すように、区画部材13は、釣魚26と氷24とを分離する。したがって、釣魚26が氷24と接触することはなく、釣魚26が氷24と接触することによって傷むということはない。 【0029】 このように、本実施形態に係るクーラー用魚収容具10は、釣魚26がクーラー18内に収容された状態で、釣魚26を氷24と完全に分離する。したがって、釣魚26は、傷むことなく良好に保冷保存される。 【0030】 本実施形態では、魚収容部材11は、ナイロン糸等の可撓性を有する線材により網状に構成されているが、典型的には、例えばタモ網に採用され得る網により構成される。したがって、魚収容部材11が簡単且つ安価に構成され、その結果、クーラー用魚収容具10がコスト安価に製造される。 【0031】 また、本実施形態では、区画部材13が樹脂又は金属等からなる板状部材により形成されるので、区画部材13が簡単且つ安価に構成されるという利点があり、これにより、クーラー用魚収容具10の更なる低廉化が実現される。 加えて、区画部材13が通水性に優れるので、釣魚26が魚収容部材11に入れられたときに、釣魚26は、区画部材13と共に速やかにクーラー18の内部に埋没する。 【0032】 さらに、クーラー18は、その保冷力が向上されるために、開口部21に対して扉がインロー嵌合される。このため、クーラー18の開口周縁部22に、扉が嵌合する段部27が形成されている。 本実施形態では、この段部27に係合部材12が嵌め込まれることによって、魚収容部材11の開口周縁部15が簡単且つ確実にクーラー18の開口周縁部22に位置決めされる。つまり、クーラー用魚収容具10が簡単にクーラー18に取り付けられるという利点がある。 【0033】 <第2の実施形態> 次に、本発明の第2の実施形態について説明される。 図5は、本発明の第2の実施形態に係るクーラー用魚収容具30の斜視図である。 本実施形態に係るクーラー用魚収容具30が上記第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具10と異なるところは、クーラー用魚収容具30がクーラー内に立設されるための脚部31を備えている点である。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具10と同様である。 【0034】 脚部31は、係合部材12の両端部に設けられており、同図が示すように、略U字状に形成されている。脚部31は、係合部材12と同様に、樹脂やステンレス鋼等の金属からなる丸棒部材により構成されている。 また、脚部31の高さ寸法hは、クーラー18の収容室20の深さ寸法に対応して所定寸法に設定されている。 なお、本実施形態では、脚部31は、係合部材12に接合されているが、係合部材12は省略されていてもよい。すなわち、略U字状に形成された脚部の上端部が直接に魚収容部材11に取り付けられていてもよい。 【0035】 図6は、クーラー用魚収容具30がクーラー32に設置された状態を模式的に示した図である。 本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、まず、クーラー32内に潮氷が作られる。そして、脚部31がクーラー32の収容室20の隅部に立設された状態で配置される。これにより、魚収容部材11は、脚部31に懸架された状態で上記収容室20の内部に配置される。 脚部31の高さ寸法hは、クーラー32の収容室20の深さ寸法に対応しているから、魚収容部材11が収容室20内に配置された状態で、魚収容部材11の開口周縁部15は、クーラー32の開口周縁部22に位置合わせされる。 【0036】 クーラー32の内部には上記潮氷が作られているから、釣魚26が魚収容部材11内に収容されていないならば、区画部材13が氷24によって持ち上げられ、魚収容部材11は、クーラー32の収容室20内で折り畳まれた状態となる。 図6が示すように、釣魚26が魚収容部材11に収容されたときは、釣魚26の重量によって区画部材13が深さ方向に移動し、釣魚26は潮氷の中に埋没する。このとき、釣魚26は、区画部材13の上に載置されるから、潮氷の中で釣魚26と氷24とが直接接触することはない。 また、クーラー32から海水25が排出された場合であっても、同様に、区画部材13が釣魚26と氷24とを分離するので、釣魚26が氷によって傷むことはない。 【0037】 このように、本実施形態に係るクーラー用魚収容具30では、脚部31によって魚収容部材11がクーラー32の収容室20内に懸架されるので、上記第1の実施形態に係るクーラー18の開口部21に形成された段部27が当該クーラー32に形成されていない場合であっても、クーラー用魚収容具30は、容易にクーラー32内に配置されるという利点がある。 【0038】 <第3の実施形態> 次に、本発明の第3の実施形態について説明される。 図7は、本発明の第3の実施形態に係るクーラー用魚収容具40の斜視図である。 本実施形態に係るクーラー用魚収容具40が上記第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具10と異なるところは、クーラー用魚収容具10は、係合部材12によってクーラー18に取り付けられていたのに対し、本実施形態に係るクーラー用魚収容具40は、上記係合部材12に代えて吸盤部材41が設けられており、これにより、クーラー用魚収容具40がクーラーに固定されるようになっている点である。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具10と同様である。 【0039】 図8は、吸盤部材41の斜視図である。 吸盤部材41は、従来から一般的に使用されているものであって、円柱状の軸部42と、これと一体的に形成された円盤状吸着部43とを備えている。吸盤部材41は、ゴム又は樹脂により構成され、円盤状吸着部43がクーラーの内壁面に押し付けられることによって、強固に吸着する。 本実施形態では、同図が示すように、6個の吸盤部材41が魚収容部材11に設けられている。なお、吸盤部材41の個数には何ら制限が加えられることはなく、さらに多数設けられていてもよい。 吸盤部材41の軸部42には、貫通孔44が設けられており、この貫通孔44に魚収容部材11の円環状部16が挿通されている。これにより、各吸盤部材41は、魚収容部材11の所定の位置に固定される。 【0040】 このクーラー用魚収容具40は、上記各実施形態に係るクーラー用魚収容具10,30と同様に、クーラーの内部に配置される。 そして、上記吸盤部材41がクーラーの内壁面に吸着することによって、魚収容部材11の開口周縁部15がクーラーの開口周縁部に位置合わせされる。 クーラー用魚収容具40は、区画部材13を備えているから、上記各実施形態と同様に、潮氷中に釣魚が入れられた場合であっても、氷と釣魚とが完全に分離されるので、釣魚が氷によって損傷を受けることはない。 【0041】 特に本実施形態では、魚収容部材11が吸盤部材41によってクーラー内に保持されるから、クーラー用魚収容具40は、クーラーの収容室の形状が変化されてもこれに容易に対応して確実にクーラー内に配置される。つまり、本実施形態に係るクーラー用魚収容具40は、さまざまな容量のクーラーに適用され得るという利点がある。 【0042】 【発明の効果】 以上のように本発明によれば、釣魚がクーラー内に収容された状態で、当該釣魚が氷と完全に分離される。したがって、釣魚は、傷むことなく良好に保冷保存される。 【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具の斜視図である。 【図2】図2は、本発明の第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具がクーラーに設置された状態を模式的に示した図である。 【図3】図3は、本発明の第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具の魚収容部材に釣魚が収容された状態を模式的に示した図である。 【図4】図4は、本発明の第1の実施形態に係るクーラー用魚収容具の魚収容部材に釣魚が収容された後、クーラーから海水が排出された状態を模式的に示した図である。 【図5】図5は、本発明の第2の実施形態に係るクーラー用魚収容具の斜視図である。 【図6】図6は、本発明の第2の実施形態に係るクーラー用魚収容具がクーラーに設置された状態を模式的に示した図である。 【図7】図7は、本発明の第3の実施形態に係るクーラー用魚収容具の斜視図である。 【図8】図8は、本発明の第3の実施形態に係るクーラー用魚収容具に採用される吸盤部材の斜視図である。 【符号の説明】 10・・・クーラー用魚収容具 11・・・魚収容部材 12・・・係合部材 13・・・区画部材 14・・・開口 15・・・開口周縁部 17・・・貫通孔 18・・・クーラー 21・・・開口部 22・・・開口周縁部 23・・・内壁面 24・・・氷 25・・・海水 26・・・釣魚 27・・・段部 30・・・クーラー用魚収容具 31・・・脚部 32・・・クーラー 40・・・クーラー用魚収容具 41・・・吸盤部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ 【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地
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| 【出願日】 |
平成15年4月24日(2003.4.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107940 【弁理士】 【氏名又は名称】岡 憲吾
【識別番号】100120318 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 朋浩
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| 【公開番号】 |
特開2004−321070(P2004−321070A) |
| 【公開日】 |
平成16年11月18日(2004.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2003−119956(P2003−119956) |
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