| 【発明の名称】 |
落下物処理具 |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 基久雄
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| 【要約】 |
【課題】例えばペットが排泄した糞や溝内に落ちた落ち葉やゴミ等の落下物を容易に処理できるようにする落下物処理具の提供。
【解決手段】先端に開閉可能な捕獲部3を有し、基端部には上記捕獲部3を開閉操作する開閉操作部4を有した落下物処理具1であって、上記捕獲部3と開閉操作部4を連結する連結部2を、落下している落下物の捕獲が起立姿勢で可能な長さに形成するとともに、該連結部2の長さ方向の中間部に、捕獲部3の向きを変更すべく屈曲する関節部14,15を設けた落下物処理具1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端に開閉可能な捕獲部を有し、基端部には上記捕獲部を開閉操作する開閉操作部を有した落下物処理具であって、 上記捕獲部と開閉操作部を連結する連結部を、落下している落下物の捕獲が起立姿勢で可能な長さに形成するとともに、 該連結部の長さ方向の中間部に、捕獲部の向きを変更すべく屈曲する関節部を設けた 落下物処理具。 【請求項2】 前記関節部を少なくとも1つ設け、前記捕獲部を、連結部の基端側の長さ方向に対して横方向に向きを変更可能に形成した 請求項1に記載の落下物処理具。 【請求項3】 前記関節部を少なくとも2つ設け、前記捕獲部を、連結部の基端側の長さ方向に沿う折り返し方向に向きを変更可能に形成した 請求項1に記載の落下物処理具。 【請求項4】 前記連結部に、前記関節部での屈曲を可能とする屈曲機構を設けるとともに、該屈曲機構の屈曲動作を操作する屈曲操作部を、前記開閉操作部の近傍に形成した 請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の落下物処理具。 【請求項5】 前記屈曲機構を、回動力の入力を受けて回動する出力部と、前記関節部に設けた入力部と、これら出力部と入力部とを回動力伝達可能に連結する伝達部とを用いて形成した 請求項4に記載の落下物処理具。 【請求項6】 前記関節部を複数形成するとともに、 上記出力部と入力部を兼ねる関節部には、伝達された回転力を当該関節部では所定範囲において空回りさせる一方、それより先端側の関節部には伝達する差動機構を設けた 請求項5に記載の落下物処理具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、例えばペットが排泄した糞や溝内に落ちた落ち葉やゴミ等の落下物(落下しているものも落下途中のものも含む)を容易に処理できるようにする落下物処理具に関する。 【0002】 【従来の技術】 上述例の糞を処理する糞処理具は、糞を手で取らずに済むようにするもので、地面に落ちた糞を掴み取るもの(例えば特許文献1参照)や、地面に落下する前の糞を受け止めるもの(例えば特許文献2参照)、またはこれら両用のもの(例えば特許文献3、4参照)が存在する。 【0003】 地面上の糞を掴み取るものは、長く形成した柄の先端に、手元の操作で開閉する捕獲部を有した構造である。この構造の糞処理具では、立ったまま糞を取ることができるので、取る動作は容易である。 【0004】 しかし、掴めないような硬さの糞を取ることはできない。また、捕獲部が糞で汚れるのを防ぐために捕獲部には予め袋を掛けておくが、柄が長いため、上記袋を取り除くのにいちいち柄を持ち替えなければならない。 【0005】 一方、落下前の糞を受け止める糞処理具は、長い柄の先端に糞を受ける袋等を有した構造であって、この糞処理具によれば、柔らかい糞でも確実に捕獲することができる。しかし、この糞処理具の場合も、柄が長いため、上記袋等を取り除くのにいちいち柄を持ち替えなければならない。 【0006】 後者の掴み取り受け取り両用タイプの糞処理具には、掴み取りできるように開閉可能に構成した捕獲部を短い柄の先端に有したもの(特許文献3参照)があり、この糞処理具を使用する場合、作業者は糞に近づいて屈み、手首の向きを適宜変えて、糞を掴み取ったり受け取ったりする。しかし、糞に近づかなければならない上に屈まなければならないので、糞を取る動作は面倒である。 【0007】 また、特許文献4のように長い柄の先端に上面が開口した袋を設け、この袋の口を手元の操作で引き絞り可能に構成した糞処理具もある。この糞処理具では、糞を受ける他、地面に落ちた糞を取ることもできる。すなわち、地面に落ちた糞に対して逆さにした袋を被せて、口を引き絞って糞を袋の中に入れる。しかし、この方法では、よほど硬い糞でない限りきれいに取り除くことはできない。またこの場合も、取った糞の処理には長い柄をもてあますことになる。 【0008】 【特許文献1】 特開2000−157085号 【特許文献2】 実開平4−24442号 【特許文献3】 特開2000−4707号 【特許文献4】 特開2002−65096号。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】 そこでこの発明は、地面に落ちた落下物でも落下途中の落下物でもいずれでも容易に、しかもきれいに取ることができるとともに、取った落下物の始末も容易に行えるようにすることを主たる課題とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】 そのための手段は、先端に開閉可能な捕獲部を有し、基端部には上記捕獲部を開閉操作する開閉操作部を有した落下物処理具であって、上記捕獲部と開閉操作部を連結する連結部を、落下している落下物の捕獲が起立姿勢で可能な長さに形成するとともに、該連結部の長さ方向の中間部に、捕獲部の向きを変更すべく屈曲する関節部を設けた落下物処理具であることを特徴とする。 【0011】 すなわち落下物の処理に当たっては、基端部の開閉操作部を操作して、先端の捕獲部を開閉し、地面などの起立基端面やその近傍、例えば溝内に落ちた落下物を掴み取ったり、捕獲部を開いて待ち構え、落ちようとする落下物を受け取ったりして、落下物を捕獲する。このとき、また捕獲した落下物を処分するとき、連結部に設けた関節部で適宜屈曲を行い、捕獲部の向きを作業しやすいように変更する。 【0012】 具体的には、関節部を少なくとも1つ設け、前記捕獲部を、連結部の基端側の長さ方向に対して横方向に向きを変更可能に形成するとよい。連結部の基端側を手に持ったときに、捕獲部が横に向くので、捕獲部の開閉側を上に向けることで、落ちる途中の落下物糞を受け取ることができる。 【0013】 また関節部を少なくとも2つ設け、前記捕獲部を、連結部の基端側の長さ方向に沿う折り返し方向に向きを変更可能に形成するもよい。連結部の基端側に捕獲部が向くので、捕獲した落下物を処分するときに、連結部を持ち替えたりする必要がなく、簡単に落下物を処分できる。 【0014】 上記屈曲の容易な実現のためには、前記連結部に、前記関節部での屈曲を可能とする屈曲機構を設けるとともに、該屈曲機構の屈曲動作を操作する屈曲操作部を、前記開閉操作部の近傍に形成するとよい。 【0015】 落下物を捕獲するときに操作する開閉操作部の近傍で屈曲操作が行えるので、便利である。 【0016】 なお、前記屈曲機構は、回動力の入力を受けて回動する出力部と、前記関節部に設けた入力部と、これら出力部と入力部とを回動力伝達可能に連結する伝達部とを用いて形成するとよい。 【0017】 前記関節部を複数形成する場合には、上記出力部と入力部を兼ねる関節部に、伝達された回転力を当該関節部では所定範囲において空回りさせる一方、それより先端側の関節部には伝達する差動機構を設けるとよい。屈曲操作部を操作したときに、全ての関節部を同期して同様に屈曲させず、必要な関節部のみを選択的に屈曲し、連結部の必要な形態を得る。 【0018】 【発明の効果】 以上のように、この発明によれば、落下物を捕獲する捕獲部は開閉する構造であるので、落下物の硬さにもよるが落ちた落下物の捕獲がほぼ確実に行える。また、落ちようとする落下物の捕獲も、捕獲部を開いて待ち構えることで確実に行える。しかも、捕獲部の開閉操作は、落下している落下物の捕獲が起立姿勢で可能な長さの連結部の基端部に形成した開閉操作部で行うので、落下物の捕獲に際していちいち屈む必要はなく、腰の痛いような人でも簡単に作業が行える。また落下物に近づく必要がないので、気持ちの上からも作業は簡単で、衛生的でもある。 【0019】 その上、連結部には関節部を設けており、適宜屈曲することで、捕獲部の向きを変更できる。このため、上述のように落ちた落下物の捕獲も、落ちようとする落下物の捕獲も行える。 【0020】 また捕獲した落下物の処分に際しては、捕獲部から落下物を取り除く必要があるが、このとき、関節部で屈曲を行って連結部を折り返すような形に屈曲することで、捕獲部を近くに寄せることができ、捕獲部に被せた袋の取り外しなどの作業が簡単に行える。 【0021】 上記屈曲のための屈曲機構を、手元で操作できるように、開閉操作部の近傍に設けると、屈曲の操作まで容易に行え、落下物処理作業全体を容易化することができ、ひいては、特にペットの糞の放置をなくすことに貢献する。 【0022】 また、関節部を複数形成した場合には、中間の関節部は、屈曲機構の出力部と入力部を兼ねることになるが、その関節部に、伝達された回転力を当該関節部では所定範囲において空回りさせる一方、それより先端側の関節部には伝達する差動機構を設けると、例えば捕獲部を連結部の基端部側に対して直角に向けようとする場合、2つの関節部が存在すれば、それぞれ45度ずつ屈曲するもよいが、基端側の関節部を屈曲せずに先端の関節部のみを90度屈曲するとよい。このように屈曲できるようにすることによって、無駄を無くし、所定の長さに形成した連結部の長さを充分に生かすことができる。 【0023】 【発明の実施の形態】 この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。 図1は、落下物処理具の一例として、ペットの糞を処理するように構成した落下物処理具1(以下、処理具という)の正面図、図2はその側面図であり、この処理具1は、棒のように長く形成された連結部2の先端に、糞を捕獲するための開閉可能な捕獲部3を設け、この捕獲部3を開閉操作する開閉操作部4を、連結部2の基端部に設けている。上記連結部2の長さは、起立姿勢で地面等の起立基面上の糞を捕獲可能な長さに設定する。 【0024】 上記捕獲部3は、左右一対の箱状の捕獲部担体3aで構成し、この捕獲部担体3aは、内側の開口縁の端面同士を当接する閉じた状態と、内側の端面を離間した開いた状態とに開閉可能である。 【0025】 開閉のため、各捕獲部担体3aの上端部には枢着軸5を通し、上記連結部2の先端に枢着する。そして上記枢着軸5には、一方の捕獲部担体3aを開いた時に他方の捕獲部担体3aも回動するように、相互に噛合するギャ6を設けている。 【0026】 また上記開閉を可能とするため、上記一方の捕獲部担体3aには被牽引部7を形成し、この被牽引部7に操作ワイヤ8の先端を取り付ける。操作ワイヤ8を引っ張ることによって捕獲部担体3aを牽引し、各捕獲部担体3aに、上記枢着軸5を中心とした回動を行わせるように構成している。 【0027】 さらに捕獲部担体3aは、外側の上側面に、被せる袋9の端部を着脱可能に保持するための保持手段10を設けている。この保持手段10は、周知の適宜手段で構成するとよいが、図示例では、軟質の合成樹脂で形成されて厚み方向に貫通する切込みを有するとともに、切り込みの対向縁にギザギザの噛合部が形成された構成の保持手段を示している。この保持手段10では、捕獲部3に掛けた袋9の端部の一部を押し込むだけで固定できる。また取り外すときには、引っ張るだけで簡単に取り外せる。 【0028】 この他、例えば、ばねや合成樹脂の材料弾性や肉薄部を利用して押さえつける構成であるもよい。また手元で着脱操作できるように構成するもよい。 【0029】 上記連結部2の基端部には、方形枠状のハンドル11を形成する。そしてこのハンドル11には、内側の空間部12を横切るとともに両端部がハンドル11上で上下方向に摺動する上記開閉操作部4を保持している。 【0030】 ハンドル11に保持した開閉操作部4の両端部は、引張コイルばねなどからなる付勢手段13を介して下方に付勢して、開閉操作部4を上へ引き上げたときに上記操作ワイヤ8を牽引し、捕獲部3を開放できるようにしている。操作ワイヤ8の基端部は、開閉操作部4に連結する。 【0031】 なお、付勢手段による付勢方向は、上述とは反対の方向であるもよく、また付勢手段を組み込む位置も、上述の位置のみに限定されない。 【0032】 このようにハンドル11位置での操作で先端の捕獲部3を開閉操作できるが、長尺の連結部2には、糞の捕獲動作を容易にし、また捕獲した糞の処分を容易にするため、連結部2の中間部に捕獲部3の向きを変更すべく屈曲する、関節部(第1関節部14と第2関節部15)を2つ形成するとともに、これら関節部14,15での屈曲を可能とする屈曲機構を設けている。上記2つの関節部14,15は、連結部2を略三等分する位置に形成する。 【0033】 上記屈曲機構は、回動力の入力を受けて回動する出力部と、前記関節部に設けた入力部と、これら出力部と入力部とを回動力伝達可能に連結する伝達部とを用いて形成する。 【0034】 すなわち、連結部2のハンドル11近傍に、円筒状の出力部16を設け、第1関節部14には入力部であるとともに出力部でもある円筒状の入出力部17を第1関節部14の回転中心を中心にして回動可能に設け、第2関節部15には、円筒状の入力部18を第2関節部15の回転中心を中心にして回動可能に設けている。そして、出力部16と入出力部17との間には、伝達手段として無端状の第1ベルト19を張架して、入出力部17と入力部18との間には、同じく伝達部として第2ベルト20を張架する。 【0035】 また、上記入出力部17を有する第1関節部14には、伝達された回動力を当該第1関節部14では空回りさせる一方、それより先端側の第2関節部15には伝達する差動機構を設ける。 【0036】 連結部2は、第1関節部14と第2関節部15とにより三分割されるが、上記ハンドル11を形成した部分を基部2aとして、上記第1関節部14と第2関節部15との間を第1枝部2b、第2関節部15から先を第2枝部2cとして以下説明をする。 【0037】 上記基部2a、第1枝部2b、第2枝部2cは、関節部14,15で左右2連結された骨組み構造で形成され、いずれも左右一対の部材からなり、これら左右一対の部材のうち少なくともいずれか一方の部材には、上記出力部16、入出力部17、入力部18を挿嵌保持する回動軸を形成する。 【0038】 上記出力部16を回動可能に保持する出力回動軸21は、図3に示したように左右一対の部材のうちの一方の部材に形成し、出力回動軸21の周面における他方の部材側には、所定長さの割溝22を周方向に沿って形成している。所定長さとは、この例においては後述する操作レバー23を90度回動させる長さである。 【0039】 一方、他方の部材には、出力部16の上記割溝対応側に被さり回動可能に保持する嵌合部24を形成し、この嵌合部24の周面に、上記割溝22と同様に所定長さの規制溝25を形成している。この規制溝25は、図4の展開図に示すように、割溝22と規制溝25内を相対摺動する操作レバー23の位置を規制するもので、3箇所に位置規制されるように2つの規制片25aを一側に形成している。この規制溝25と割溝22は、操作レバー23が横へ変位可能なように、操作レバー23の径よりも若干大き目に設定している。またこの例で割溝22は、操作レバー23を90度回動させる長さであるので、上記3箇所とは、0度の位置と45度の位置と、90度の位置に設定する。 【0040】 出力部16には、上記割溝22および規制溝25と対応する位置に、横なが長円形の貫通孔26を形成し、この貫通孔26と割溝22を通して、上記操作レバー23を回動中心に向けて差し込めるようにしている。回動中心には、左右一対の部材を連結する軸部材27を保持して、上記操作レバー23の先端部を固定する。操作レバー23の先端部には雄ねじ23aを形成し、軸部材27には雌ねじ27aを形成して、螺合による固定を行う。 【0041】 軸部材27による保持に際しては、操作レバー23が3箇所に規制されるように付勢すべく圧縮コイルばね28を介装するとよい。 【0042】 図中29は、軸部材27を固定するためのナットである。 【0043】 このような出力部16を有する基部2aの先端には、第1枝部2bを回動可能に保持する保持軸部30を形成する。 【0044】 この保持軸部30により回動可能に保持される第1枝部2bは、左右一対の部材のうちの一方の部材に入出力回動軸31を形成し、この入出力回動軸31に、入出力部17を回動可能に挿嵌保持する。 【0045】 基部2aと第1枝部2bとの連結は、上述と同様に軸部材32を挿通して行う。 【0046】 このとき、入出力回動軸31と入出力部17との間には、差動機構を設ける。すなわち、入出力部17には周方向に沿って所定長さのスライド溝33を形成し入出力回動軸31におけるスライド溝33対応位置には、貫通孔34を形成してピン35を固定する。ピン35の固定は、第1関節部14を構成する上記軸部材32に対して螺合して固定する。 【0047】 このような差動機構を構成すると、ピン35が入出力部17のスライド溝33内における回動方向先端に位置する場合には、入出力部17が回動してもピン35はスライド溝33内を相対摺動して空回り状態となるが、ピン35がスライド溝33における回動方向後端に位置したときには、入出力回動軸31にも回動力が伝達され、第1枝部2bが動く。 【0048】 この第1枝部2bの先端部は、第2枝部2cの基端部によって挟まれた状態で回動可能に保持される。 【0049】 第2関節部15は、上記差動機構がないだけで、第1関節部14と同様の構成である。すなわち、第1枝部2bの先端には、入力回動軸36を設け、この入力回動軸36に入力部18を回動可能に挿嵌保持している。第2枝部2cは、第1枝部2bの先端を両側から挟んで回動可能に保持すべく、保持軸部37を設けている。連結は軸部材38によって行う。図中39はナットである。 【0050】 なお、図示はしないが、上記出力部16、入出力部17、および入力部18の外周面と、これらに対応する第1ベルト19および第2ベルト20の内側面には凹凸やギザギザのすべり止めや相互に噛み合う噛合構造を形成するとよい。またベルトに代えてチェーン等で形成するもよい。 【0051】 上述のような構成の処理具1では、操作レバー23を上記0度の位置にした時に、図5(a)に示した如く、第1枝部2bおよび第2枝部2cが伸びた状態となり、第1関節部14においては、入出力部17のスライド溝33内の正の回動方向(0度の位置から90度の位置方向)の先端部にピン35が位置するように設定しておく。また上記出力部16の直径と、入出力部17および入力部18の直径の比を2対1に設定しておく。 【0052】 操作レバー23が0度の位置にある上記状態から、操作レバー23を回動して45度の位置にすると、出力部16が回動して第1ベルト19を介して、入出力部17を回動する。入出力部17が回動しても、入出力部17にはスライド溝33が形成されているので、ピン35はスライド溝33内を相対摺動する(空回りする)のみで、第1枝部2bは回動しない。このときピン35はスライド溝33における正の回動方向後端に位置する。しかし、入出力部17は回動するので、第2ベルト20を介して、第2関節部15の入力部18は回動し、第2枝部2cが横方向に屈曲する。上述のように上記出力部16の直径と、入出力部17および入力部18の直径の比を2対1に設定しているので、図5(b)に示した如く、上記操作で、第2枝部2cの90度の屈曲が得られ、捕獲部3が横に向いた状態となる。 【0053】 続いて、操作レバー23を90度の位置に回動すると、第1関節部14の入出力部17におけるスライド溝33における正の回動方向後端に位置したピン35が、出力部16の回動に伴う入出力部17の回動で押され、入出力部17とともに第1枝部2bが回動し、90度の屈曲が得られる。するとU字型になって捕獲部3が折り返し方向に向いた状態となる(図5(c))。 【0054】 上記状態から操作レバーを45度の位置に戻せば、出力部16から入出力部17、入出力部17からピン35を介して第1枝部2bへと回動力が伝わり、図5(d)に示した如く連結部2は上記(b)と同じ形態なる。このとき、第1関節部14のピン35は、スライド溝33の正の回動方向先端に位置する。 【0055】 操作レバーを0度の位置に戻すと、出力部16から入出力部17、入出力部17から入力部18へと負の回動力が伝わり、図5(a)の状態に戻る。 【0056】 このように構成した処理具1では、捕獲部に適宜の袋9を掛けて使用する。地面上の糞を取る時には、図6に示したように、操作レバー23を0度の位置に設定して、連結部2を伸ばした状態にして使用する。 【0057】 また、落下する糞を捕らえることに間に合った場合や糞が柔らかい場合には、図7に示したように、操作レバー23を45度の位置に設定して、捕獲部3を横に向けた状態にする。そして、ハンドル11を持って斜めに差し出して、捕獲部3をペットの臀部の下に構え、開閉操作部4を握って捕獲部3を開放することによって、落下する糞を捕獲することができる。このとき、第1関節部14は屈曲せずに伸びた状態であるので、連結部2を長く使うことができる。すなわち、糞からの距離を取ることができ、連結部2の長さを生かすことができる。 【0058】 捕獲した糞を処分するときには、図8に示したように、操作レバー23を90度の位置に回動してU字形に曲げ、捕獲部3をハンドル11に近づければよい。袋9を捕獲部から外せば、処理が行える。袋の取り外しは、上述のような保持手段10で構成しているので、作業は簡単である。 【0059】 上述のようにペットの糞を捕獲する作業は、落ちたものを捕獲することも、落ちるものを捕らえることも、容易に行える。しかも、捕獲に際して都合の良い形に連結部2を変形できるので、作業は極めて容易なものとなる。 【0060】 また捕獲した糞の処分も、第1関節部14と第2関節部15で90度ずつ同一方向に屈曲することで、捕獲部3をハンドル11に近付けることができ、捕獲部3に被せた袋9の取り外しなどの作業も簡単である。 【0061】 しかもその屈曲のための操作は、ハンドル11近傍で行えるので、操作は大変容易である。 【0062】 上述の構成のうち、入出力部17は、この発明の入力部と出力部に対応し、 第1ベルト19と第2ベルト20は、伝達部に対応し、 ペット用糞処理具1は、落下物処理具に対応し、 スライド溝33、貫通孔34、ピン35が差動機構を構成するも、 この発明は上記構成のみに限定されるものではない。 【0063】 例えば、落下物処理具をゴミ等の清掃用とするには、先端の捕獲部3を、箱状ではなく、平板状またはギザギザの挟持面を有した捕獲部で構成するもよく、前記保持手段10を設けずともよい。このときには連結部2の長さを、起立基面(地面)より下の溝内の落下物部も起立姿勢で拾える長さに設定する。 【0064】 また、関節部は2つではなく3つ、4つと形成するもよい。さらに屈曲を手動で行うように、例えば菊座を用いるなどして構成した間接部を形成するもよい。この場合には連結部2の長さを調整可能に構成することも容易である。 【図面の簡単な説明】 【図1】落下物処理具の正面図。 【図2】落下物処理具の側面図。 【図3】要部の構造説明図。 【図4】部分拡大展開図。 【図5】作用状態の説明図。 【図6】使用状態の正面図。 【図7】使用状態の正面図。 【図8】使用状態の正面図。 【符号の説明】 1…落下物処理具 2…連結部 3…捕獲部 4…開閉操作部 14…第1関節部 15…第2関節部 16…出力部 17…入出力部 18…入力部 19…第1ベルト 20…第2ベルト 33…スライド溝 34…貫通孔 35…ピン
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| 【出願人】 |
【識別番号】502392168 【氏名又は名称】小山 基久雄 【識別番号】502392179 【氏名又は名称】小林 宏三
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| 【出願日】 |
平成14年10月29日(2002.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067747 【弁理士】 【氏名又は名称】永田 良昭
【識別番号】100121603 【弁理士】 【氏名又は名称】永田 元昭
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| 【公開番号】 |
特開2004−147520(P2004−147520A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月27日(2004.5.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−313824(P2002−313824) |
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