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【発明の名称】 イカ釣り用ヤエン
【発明者】 【氏名】藤井 繁克
【住所又は居所】兵庫県西脇市郷瀬町417番地 株式会社がまかつ内

【要約】 【課題】イカ釣りに使用するヤエンにあって、携行時における嵩張りを防止し、また、掛け針を配置させた部分を任意に取り替え得るようにすることを目的とする。

【解決手段】支持体の後方側に道糸への掛け止め部を形成し、前方側に掛け針を配置させた構成のイカ釣り用のヤエンにあって、支持体に接合部を形成し、道糸への掛け止め部を形成した部分と、掛け針を配置させた部分とを分離し得るようにするとともに、接合部の係合により、両者を連結固定させ得るように構成したイカ釣り用ヤエン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体2の後方側に道糸8への掛け止め部3を形成し、前方側に掛け針5を配置させた構成のイカ釣り用のヤエンにあって、支持体2に接合部4を形成し、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aと、掛け針5を配置させた部分2bとを分離し得るようにするとともに、接合部4の係合により、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aと、掛け針5を配置させた部分2bとを連結固定させ得るように構成したことを特徴とするイカ釣り用ヤエン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、アジやイワシ等の生き餌を用いてイカ釣りを行なう際に使用するヤエンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
イカ釣りを行なう場合、餌木やイカヅノ等の擬餌を使用した釣りが行なわれる場合が多いのであるが、大型のアオリイカを狙うような場合には、アジ等の生き餌を使用したヤエン釣りが行なわれるのが普通である。
【0003】
ヤエン釣りは、釣り竿から延ばした道糸の先端に生きたアジ等を結び付けた状態で投げ込み、イカがアジ等に乗った段階で、掛け針の付いたヤエンを道糸に沿って投入し、そのヤエンによってイカを釣りあげるという釣り方であり、従来一般的に使用されているヤエンは、長尺状のピアノ線の前方側に複数の掛け針を取り付けるとともに、後方側に道糸への掛け止め部を形成した構成となっているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、長尺状の線材の前方側に多数の掛け針を取り付け、また、その後方側に道糸への掛け止め部を形成した構成となっていた場合、全体が嵩張り、釣り用のバック等に入れて持ち運ぶには不便であるし、また、鋭い掛け針が他の釣り具等にまつわり付き、取り扱いが面倒であるとう欠点があるのである。
この発明は、従来のヤエンにみられたそのような欠点を除去するとともに、必要に応じて掛け針を取り付けた部分を自由に取り替え得るようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、アジ等の生き餌を使用してイカ釣りを行なう場合に使用するヤエンに関するものであって、支持体に接合部を形成し、道糸への掛け止め部を形成した部分と、複数の掛け針を配置させた部分とを分離し得るようにするとともに、接合部の嵌合により、道糸への掛け止め部を形成した部分と、掛け針を配置させた部分とを係合固定させ得るように構成し、それにより、嵩張りを防止し、また、必要に応じて、掛け針を取り付けた部分を任意に取り替え得るように形成した構成となっているのである。
【0006】
【実施例】
図面にもとづいて、この発明の実施例を説明すると、ヤエン本体1は、図1乃至図6に示すとおり、支持体2を、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aと、掛け針5を配置させた部分2bとをもって形成するとともに、両者を嵌合固定させ得る接合部4を形成し、接合部4の嵌合により、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aと、掛け針5を配置させた部分2bとを連結固定させ得るように形成した構成となっているのである。
【0007】
すなわち、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aは、ピアノ線やステンレス線等の線材をもって形成されており、後方側に錘9を配置させるとともに、3本の立ち上がり部10・・を形成し、後端部と中間部の立ち上がり部10については、その上方部と下方部とを「U」字状に屈曲部させ、線材の端部が立ち上がり部10に僅かに沿った形となるように形成するとともに、線端部を円錐状、あるいは、角取り加工を施した構成となっており、また、前方側の立ち上がり部10については、その先端部を螺旋状に屈曲させることによって、道糸8への掛け止め部3を形成した構成となっているのである。これにより、後端部と中間部の掛止め部3については、立ち上がり部10の下方から道糸8を沿わせて引き入れることにより、また、前方側の掛け止め部3については、螺旋に沿って道糸8を巻き入れることによって道糸8に係合させることができ、また、道糸から外す際には、螺旋に沿って逆巻きにするとともに、後端部と中間部の掛け止め部3については、道糸8を線材の接合部に導き、立ち上がり部10に沿って引き出すという方法によって行なわれるのである。この場合、線端部が円錐状、あるいは角取り加工を施した構成となっているので、道糸8を傷つけることなく、ワンタッチ操作で外すことができる。
【0008】
また、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aは、その先端基部に、「ヘ」の字状の屈曲部12を形成するとともに、先端部に、接合部4を構成する一方の部材であるキャップ13が取り付けられた構成となっており、該キャップ13の中心部には、角孔14が形成された構成となっているのである。
【0009】
なお、錘9の前方側に斜め状にして取り付けられた板材11は、ヤエンを海中に投下する際の潜行板である。
【0010】
掛け針5を配置させた部分2bは、ピアノ線やステンレス線等の線材を「コ」の字状に屈曲させることによって形成された平行状の線材部に、複数本の鈎の軸部を沿わせ、錨状になるようにして固定した構成となっており、また、手前側の線材部の中間部には、接合部4を構成する他方の部材である嵌合部材15を取り付けた構成となっているのである。
【0011】
すなわち、嵌合部材15は、図3、図4に示すとおり、手前側に配置させたバー18の中心部から、前方に向けて突出部16を形成した形の「T」字状の成型物からなっており、突出部16は、上記したキャップ13の中心部に形成した角孔14に挿入させ得る形に形成されており、また、突出部16の上部には、先端からバー18の後端に至る溝17が形成されており、該溝17に、支持体2を形成する線材を押し入れることにより、線材を挟持し得る構成となっており、インサート形成によって線材の中間部に取り付けた構成となっているのである。
【0012】
従って、図4に示すように、掛け針5を配置させた部分2bに形成した突出部16を、掛け止め部3を形成した部分2aの先端の角孔14に挿入した後、線材を溝17内に押し入れることにより、道糸8への掛け止め部3を形成した部分2aと、掛け針5を配置させた部分2bとを一体的に連結固定させることができるのである。
【0013】
【発明の効果】
この発明にかかるヤエン本体1は、上記のような構成であって、道糸への掛け止め部を形成した部分と、掛け針を配置させた部分との接合、分離を必要に応じて行なうことができ、釣り場に携行する際の嵩張りや、鋭い掛け針が他の釣り具等にまつわり付くといったようなことを防止し得るし、また、釣り場の状況等により、異なった形態の掛け針を使用したいような場合や、掛け針の部分が損傷したような場合には、掛け針部を自由に取り替え得るという利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヤエン本体の構成を示す全体斜視図である。
【図2】ヤエン本体を分離した状態を示す斜視図である。
【図3】接合部の構成を示す斜視図である。
【図4】結合部の嵌合状態を示す斜視図である。
【図5】道糸への掛け止め部の構成を示す斜視図である。
【図6】ヤエン本体の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1  ヤエン本体
2  支持体
2a 掛け止め部を形成した部分
2b 掛け針を配置させた部分
3  掛け止め部
4  接合部
5  掛け針
8  道糸
【出願人】 【識別番号】000125967
【氏名又は名称】株式会社がまかつ
【住所又は居所】兵庫県西脇市郷瀬町417番地
【出願日】 平成14年7月16日(2002.7.16)
【代理人】 【識別番号】100125678
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 健

【公開番号】 特開2004−49023(P2004−49023A)
【公開日】 平成16年2月19日(2004.2.19)
【出願番号】 特願2002−207257(P2002−207257)