| 【発明の名称】 |
海苔の養殖方法及びそれに用いる微小生物付着防止具 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 泰正 【住所又は居所】大阪市平野区加美東6丁目15−41 山田実業株式会社内
【氏名】出崎 俊宏 【住所又は居所】大阪市平野区加美東6丁目15−41 山田実業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、海苔養殖時に海苔に微小生物が混入するのを防止することができる海苔の養殖方法とそれに使用する微小生物付着防止具を提供する。
【解決手段】本発明の海苔養殖方法は、少なくとも海苔網固定ロープ、支柱固定ロープまたは海苔網の枠綱などに対して、ロープを挿通するロープ挿通部分と潮流を受ける潮流受板部分を有する微小生物付着防止具を挿通し、潮の干満によって生じる潮流により、該微小生物付着防止具がロープ上を自在に滑動し該器具によりロープを擦過させることによって、ロープへの珪藻等の付着を防止し、さらには付着した珪藻を初期段階で擦り落として、珪藻やこれに棲息するワレカラなどが群生するのを防止するものである。また、本発明の海苔の養殖用微小生物付着防止具は、滑動自在にロープを挿通しかつロープ表面を擦過するロープ挿通部分と、潮流を受ける潮流受板部分とを有するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 海苔の養殖方法において、海苔網固定ロープ、支柱固定ロープあるいは海苔網周囲の枠綱などの海中に張設されるロープの少なくとも一部に対して、滑動自在にロープを挿通するロープ挿通部分と潮流を受ける潮流受板部分を有する微小生物付着防止具を装着し、潮流により該防止具がロープ上を自在に滑動して該付着防止具によりロープを擦過させることを特徴とする海苔の養殖方法。 【請求項2】 浮流し方式の養殖方法において、海苔網周囲の枠綱及び/又は該枠綱から錨に至る固定ロープの少なくとも一部に対して、微小生物付着防止具を装着することを特徴とする請求項1に記載の海苔の養殖方法。 【請求項3】 微小生物付着防止具が、水深50mまでの範囲内で、かつほぼ水面から一定距離を固定ロープ上を滑動するように、固定ロープに微小生物付着防止具を挿通することを特徴とする請求項1または2に記載の海苔の養殖方法。 【請求項4】 ロープ挿通部分より水面下に潮流受板部分が偏在する微小生物付着防止具を、枠綱に挿通することを特徴とする請求項1、2または3に記載の海苔の養殖方法。 【請求項5】 滑動自在にロープを挿通しかつロープ表面を擦過するロープ挿通部分と、潮流を受ける潮流受板部分とを有することを特徴とする海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項6】 別々のロープ挿通部分と潮流を受ける潮流受板部分とからなり、これらが一体に組立てられていることを特徴とする請求項5に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項7】 硬質もしくは半硬質のプラスチックまたは金属材料からなることを特徴とする請求項5または6に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項8】 大部分が生分解性材料からなることを特徴とする請求項5、6または7に記載の海苔の養殖用滑動器具。 【請求項9】 少なくとも潮流受板部分が蛍光色または光反射面を有することを特徴とする請求項5、6、7または8に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項10】 本文で説明する海水沈降速度が0〜500cm/分であることを特徴とする請求項5、6、7、8または9に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項11】 潮流受板部分が円形またはこれに類似する形状であることを特徴とする請求項5、6、7、8、9または10に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項12】 潮流受板部分が半円形またはこれに類似する形状であることを特徴とする、特に枠綱用に適した請求項5、6、7、8、9、10または11に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項13】 ロープ挿通部分から潮受け板部分の外周に至る切れ目またはスリットを有することを特徴とする請求項5、6、7、8、9、10、11または12に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。 【請求項14】 ロープ挿通部分を含めて二個に分割された微小生物付着防止具が、潮流受板部分において接合し得ることを特徴とする、請求項5、6、7、8、9、10、11または12に記載の海苔の養殖用微小生物付着防止具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、海苔製品中に混入してその品質、製品価値を低下させる一般にエビと呼ばれるワレカラ(節足生物)やシラヒゲと呼ばれる珪藻類などの微小生物が、海苔養殖中に混入することを防止する海苔養殖方法と、それに使用する器具を提供するものであり、最終的に前記微小生物の混入しない海苔製品を得ることを目的とする。 【0002】 【従来の技術】 従来、これらのエビやシラヒゲの混入した海苔製品は、商品価値が低いとされ、業者間では低価格で扱われたり、場合によっては返品などによって、多大の損害やトラブルを発生させることがある。このため、養殖場から採取した海苔から前記微小生物を事前に除去したり、これらのエビ等の混入した製品を検出する装置の開発が行われているが、特にエビは非常にもろく、前者の方法では完全に除去できないのが現状であり、後者の方法では無機物などと異なって微小生物の混入を検知しにくく、また検知したとしてもそれらを最終製品に影響を与えないように完全に取り除くことは極めて困難である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、前記のように海苔原料や海苔製品に混入した微小生物を検出したり、除いたりする前に、海苔養殖時に海苔に微小生物が混入するのを防止し、採取した海苔原料や製品での除去作業を軽減し、最終的にそれらの混入を少なくして商品価値の高い海苔製品を得るようにするものである。 【0004】海苔養殖方法には、一般にベタと呼ばれる浮流し方式と支柱方式があり、最近は前者の浮流し方式養殖方法が多く採用されている。浮流し方式による海苔養殖におけるワレカラなどの微小生物の混入状況を観察したところ、水面下に張設された各種ロープ、殊に固定ロープには珪藻類が付着し、これら珪藻類の茂みの中にワレカラなどの微小節足生物が群生していて、これらの珪藻類や微小節足生物などの微小生物は、潮流などの影響や採取時の網、ロープの振動あるいは接触によってロープから離れ、海苔網の張られている水域内の海水中に多量に浮遊し、養殖中あるいは採取時の海苔に付着したり混入することが判明した。このような微小生物がロープから剥がれて海中に浮遊する現象は比較的海面に近い水域において顕著である。同様の現象は、支柱式の養殖法の支柱固定ロープなどにおいても見られる。 【0005】 このような現象を防ぐには、珪藻類などがロープに付着しないようにするか、ワレカラなどが群生して塊を形成する前に除去することが必要であるが、このための有効な手段は見つかっていない。例えば、水棲生物付着防止塗料、樹脂などが開発されているが、海苔の生育に影響がなく他の藻類の付着を妨げるのに有効なものはまだ殆ど実用化されていない。また、ロープに付着する藻類や微小生物を少なくとも成長する前に扱き落す作業には手間がかかり、有効な手段もない。 本発明は、海苔養殖中に少なくとも珪藻類やワレカラなどの生物が付着、群生し易いロープ部分を常時自然に擦過しつつ、それらの付着を妨げたり、付着のごく初期段階で剥ぎ取って、一度に多くの前記微小生物が海苔網が設置されている水域に浮遊することをなくし、海苔への混入を防止せんとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明は、海苔の養殖方法において、海苔網固定ロープ、支柱固定ロープあるいは海苔網周囲の枠綱などの海中に張設されるロープの少なくとも一部に対して、滑動自在にロープを挿通するロープ挿通部分と潮流を受ける潮流受板部分を有する微小生物付着防止具を挿通し、潮の干満によって生じる潮流により、該微小生物付着防止具がロープ上を自在に滑動して該付着防止具によりロープを擦過させることを特徴とする海苔の養殖方法であり、また、本発明は、この養殖方法に適した、滑動自在にロープを挿通しかつロープ表面を擦過するロープ挿通部分と、潮流を受ける潮流受板部分とを有することを特徴とする海苔の養殖用微小生物付着防止具である。 【0007】 本発明の方法の実施例を図によって説明する。 図1は、本発明の一例として浮流し方式による海苔養殖方法を説明するための海中における海苔網設置状態を示すの部分斜視概略図であり、海苔網1は各張綱2、中浮子3を介して周囲の枠綱4に取りつけられ、枠綱4の外側に張られたフロート5を装着した固定ロープ6の先端に取りつけられたアンカー7によって、定位置に設置されている。なお、固定ロープ6のフロート5とアンカー7の間には、フロート5から数m乃至数10mの位置8に重しブロック9が補助ロープ10によって吊り下げられている。図1においては、本発明の微小生物付着防止具11が、珪藻類やワレカラが群生し易い固定ロープ6上のフロート5から重しブロック9の取りつけ位置8に至る間で滑動するように装着されている。該微小生物付着防止具11は海苔網の設置前あるいは海苔網設置後に所定のロープ位置に装着される。 【0008】 本発明において該微小生物付着防止具が装着される個所は、微小生物の付着を防止したい部分であれば、海苔網を支持しあるいは固定して海水中に没しているロープ部分のいずれでも良いが、特に藻類が繁茂してワレカラなどが群生し、潮流や波あるいはそれによる網,ロープの揺動によって剥がれて海苔網に近い水域に浮遊して海苔に付着し易い水深100mまでの範囲、特に水深0〜30mの範囲が有効である。 【0009】 本発明で用いる微小生物付着防止具11は、図2に示すように、基本的にはロープ挿通部分12と潮流を受ける潮流受板部分13とを有し、全体としてほぼプレート状をなす構造であり、潮の干満時などの潮流を潮流受板部分13に受けて該ロープ挿通部分12に通された固定ロープあるいは枠綱などのロープ上を自在に滑動しながらロープ表面を擦過する機能を持つ。なお、図2に示される微小生物付着防止具11は、硬質または半硬質のプラスチックからなる円盤状の潮流受板部分13の中央部分にロープ挿通部分12を有するものを一体に成形したものであるが、以下に述べるようにこの構造に限られるものではない。なお、12aの部分はロープ挿通部分を補強するための肉厚部分である。 【0010】 本発明の微小生物付着防止具11のロープ挿通部分12は、主として潮の干満による潮流によって装着したロープ上を自在に滑動しながらロープ表面を擦過する機能を発揮する部分である。このため、該ロープ挿通部分12はその内壁とロープ表面との間にある程度の間隙が必要であり、その間隙は、枠綱あるいは固定ロープ(通常の直径10〜30mm)の場合、ロープ挿通部分とロープを同心円状に配したとき好ましくは3〜10mm程度である。この間隙が3mm以下ではロープに対する防止具の滑動がスムーズに行われ難く、また10mm以上になると防止具の滑動中に防止具のロープ挿通部分12がロープ表面を擦過するチャンスが少なくなり、ロープへの微小生物付着防止効果が小さくなる。なお、ロープ挿通部分の長さ(図2のようにプレート状の潮流受板部に穿たれたような場合には該プレートの厚さ)は、本発明の防止具のロープに対する十分な擦過効果を得るために1mm以上、好ましくは2mm以上であるが、本防止具の大きさによっては50mmを超えるとロープ上での防止具の滑動性が損なわれる場合がある。 【0011】 本発明の微小生物付着防止具における潮流受板部分13は、主としてこの部分で潮流を受け、そのエネルギーによって、本防止具のロープ挿通部分12をロープ上に沿って滑動させてその表面を擦過し、この部分にロープに微小生物が付着するのを防ぐとともに、付着した微小生物を初期の段階で剥ぎ取るための作用を与える。このため、潮流受板部分はある程度の硬さが必要であり、アクリル系、塩化ビニル系、エステル系、オレフィン系、カーボネート系などの硬質,半硬質のプラスチックあるいはアルミニウム、スチールなどの金属からなるプレート状のものが望ましい。なお、本発明の防止具をポリ乳酸系などの生分解性のプラスチックで形成する場合には、破損して海中に浮遊、沈殿した場合の汚染をなくするのに好都合である。 【0012】 また、本発明の防止具をロープに沿って滑動させながらその表面を擦過するエネルギーを得るために、少なくとも150cm2以上好ましくは300cm2以上の面積を有する大きさが有効である。なお、その面積が1000cm2以上になると取扱いにくくなり、また潮流や波により海苔網、ロープを損傷する可能性が高くなって好ましくない。 潮流受板部分13の形状は、円形、半円形、各種多角形などから任意に選択し得るが、通常は本発明の微小生物付着防止具の潮流受板部分13にほぼ均一に潮流を受け、防止具をスムーズにロープ上を滑動させるためには、円形、四角以上の正多角形でそのほぼ中央にロープ挿通部分12を有するものが良い。ただし、枠綱など海面に近い部分に取り付けられる本発明の付着防止具は、海苔収穫時に枠綱に乗り上げる船などとの接触による破損を少なくするために、ロープ挿通部分12の下方(水面下)にのみ半円形または扇型の潮流受板部分が存在するものが望ましい。 【0013】 本発明の微小生物付着防止具は、図2のようにロープ挿通部分12と潮流受板部分13とを、両者を射出成形するか潮流受板部分13を構成するプレートにロープ挿通部分12を穿設することにより一体に形成しても良いが、図3及び図4に示すように、ロープ挿通部分12と潮流受板部分13を含む部品とを別々に成形し、それらを接着、嵌合、ねじ止めなどによって一体化しても良い。図中14は止めねじである。前者の場合は防止具の安価な製造が可能であるが、異なるロープ径に対応して多くの成形型の準備や穿設加工が必要となり、後者の場合には、挿通部分径の異なるロープ挿通部分12を準備しておくことによって、在庫品を軽減し、異なるロープ径に簡単に対応し得る利点がある。もちろんロープ挿通部分12と潮流受板部分13を含む部品は別素材で製造することができる。 【0014】 本発明の微小生物付着防止具11は、海苔網の設置前あるいは海苔網設置後に所定のロープ位置に装着されるが、前者の場合は予めロープに防止具を装着しておくことができるため、図2、図3に示すような防止具で対応できるが、後者の場合には、防止具に工夫が必要である。例えば、図5に示すものは、図2の微小生物付着防止具11の潮流受板部分13において、ロープ挿通部分12から一箇所に外周に至る切れ目あるいはスリット15を形成したもので、この部分を捻るように開いてこの防止具をロープに装着することができる。図6に示すものは、図5に示す防止具のスリット15の外周側にロープ案内用半円状の窪み11aを形成し、この部分にロープを押しつけるようにして潮流受板部分13を捻ることより簡単にスリットを開いてロープの装着を行い易くしたものである。 【0015】 図7、図8に示すものは、ロープ挿通部分を含めてプレート状の防止具を左右同形の部品13a、13bに分割し、その重ね合せ代部分16aおよび16bにおいてねじ止めできるようにしたものであり、ロープを挟むように両部品を組合せてねじ止めする。図9、図10に示すものは、図7に類似するが、プレート状の防止具の左右部品13a、13bを一方の重ね合せ代部分16aにおいて予めピン止めして左右に開閉可能としたもので、両部品をロープを挟むように閉じ、重ね合せ代部分16bにおいてねじ止めする。 【0016】 また、本発明の微小生物付着防止具は、海中においてロープに装着された状態で潮流によってロープ上を容易に滑動させるために、防止具全体として海水に近い見掛け比重、好ましくは海水より若干大きい見掛け比重を有していることが望ましい。本発明ではこの見掛け比重に代えて以下の方法で測定される海水沈降速度が0〜500cm/分のものが特に有効である。この範囲外の場合、本発明の防止具とロープとの接触がロープの上部または下部に片寄り、接触摩擦が増加して防止具のロープに対する滑動性が損なわれることがある。 海水沈降速度: 海水を満たした水槽中に、本発明の微小生物付着防止具を水中に完全に没した状態で垂直に保持し、該防止具の最下部から水槽底までの距離を1mに設定した後、防止具を離し、水槽底部に到達する時間を測定して沈降速度(cm/分)に換算する。 なお、このような海水沈降速度は、防止具を構成する素材の選択、部品の組合せ、さらには必要に応じて防止具に浮体あるいは重りを付けることによって調整することが可能である。 【0017】 また、本発明の防止具は、蛍光色を施したり、金属蒸着等による光反射面を持たせることによって、その動きあるいは破損、脱落を海面からの目視により簡単にチェックすることができる。さらに、本発明の微小生物付着防止具は、潮流受板部分に潮通し穴を形成したり、切れ目と捻れを形成することによって、該微小生物付着防止具自体を回転させながらロープ上を滑動させることにより、ロープとロープ挿通部分とを均一に接触させて微小生物の付着防止、剥離をより有効に行わせることが可能である。 【0018】 【本発明の実施態様】 【実施例1】 図1のような浮流し方式による海苔養殖を行うに当たって、直径12mm固定ロープ6を使用し、全部の固定ロープのフロート5取り付け位置から重しブロック9の取りつけ位置8に至る間(距離15m)に、微小生物付着防止具11を挿通し、潮の干満によって生じる潮流により、前記位置で該微小生物付着防止具がロープ上を自在に滑動して該器具によりロープを擦過するように装着して、12月中旬から3月末まで養殖を行った。該微小生物付着防止具11は、図2に示すような構造を有し、厚さ8mmのロープ挿通部分12(肉厚部分12a)と厚さ2mmの潮流受板部分13が一体に成形され、外径180mm、ロープ挿通部分内径24mmのアクリル樹脂製のプレート状をなしている。該防止具が潮流によって滑動する範囲は、フロート5取り付け位置から重しブロック9の取りつけ位置8に至る範囲である。該防止具は毎日2回の満潮、干潮により発生する潮流によってロープ上を擦りながら滑動した。養殖開始後、本発明の防止具を装着した部分の固定ロープに対する珪藻とワレカラの付着状況を目視によって観察した結果、海苔養殖期間中それぞれ付着は殆ど認められなかった。 これに対して、同じ海域で微小生物付着防止具を取り付けないで養殖した場合には、1ヶ月後には固定ロープに珪藻とワレカラの付着が認められ、最大で直径約10cmの珪藻とワレカラの群生が認められた。 【0019】 【発明の効果】 本発明によれば、海苔養殖を行うに際して、珪藻やワレカラが付着して群生し、それらが剥がれて一挙に多量に浮遊して養殖中の海苔に付着、混入し易い水域に位置する、少なくとも浮流し方式における固定ロープ、枠綱あるいは支柱方式における支柱固定ロープなどに、簡単な構造の微小生物付着防止具を装着することにより、養殖期間を通して潮の干満で生じる潮流によって1日に数回、該防止具をロープ表面に擦過させ、そこに珪藻等の藻が付着することを防止する。また僅かに付着した珪藻やこれに棲息するワレカラも該付着防止具のロープ表面擦過によって初期の段階で擦り落とされ、珪藻やワレカラなどの微小生物の群生の発生をほとんどなくし、それらの群生がロープなどから剥がれて多量に海中に浮遊することを防止することができる。したがって、従来の養殖方法に比べて、珪藻、ワレカラなどが養殖中の海苔に付着して採取した海苔に混入するのを防止することができ、低品位の最終海苔製品の発生を大幅になくすることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の海苔養殖方法を説明する斜視概略図である。 【図2】本発明で使用する微小生物付着防止具の一例を示す平面図である。 【図3】本発明に使用する微小生物付着防止具の他の一例を示す平面図である。 【図4】図4のA−Aにおける断面図である。 【図5】本発明に使用する微小生物付着防止具のさらに他の一例を示す平面図である。 【図6】図5に類似する本発明のさらに他の微小生物付着防止具を示す平面例図である。 【図7】本発明の他の微小生物付着防止具を示す平面例図である。 【図8】図7におけるB−B断面図である。 【図9】図7に示すものに類似する本発明の他の微小生物付着防止具を示す平面例図である。 【図10】図9におけるC−C断面図である。 【符号の説明】 1:海苔網 2:張綱 3:中浮子 4:枠綱 5:フロート 6:固定ロープ 7:アンカー 8:重しブロックの取り付け位置 9:重しブロック 10:補助ロープ 11:微小生物付着防止具 12:ロープ挿通部分 13:潮流受板部分
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| 【出願人】 |
【識別番号】591171976 【氏名又は名称】山田実業株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市平野区加美東6丁目15番41号
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| 【出願日】 |
平成15年4月19日(2003.4.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−313158(P2004−313158A) |
| 【公開日】 |
平成16年11月11日(2004.11.11) |
| 【出願番号】 |
特願2003−148393(P2003−148393) |
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