| 【発明の名称】 |
ポット菜園セット |
| 【発明者】 |
【氏名】市橋 映二 【住所又は居所】東京都中央区日本橋小網町4番13号日本デルモンテ株式会社内
【氏名】小西 千秋 【住所又は居所】東京都中央区日本橋小網町4番13号日本デルモンテ株式会社内
【氏名】高橋 春巳 【住所又は居所】東京都中央区日本橋小網町4番13号日本デルモンテ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物の栽培を、家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、種苗の前処理、農地(またはプランター)の準備、施肥(または追肥)処理および薬剤散布処理などに、高度の熟練と経験知識を必要とすることなく(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園セットを得る。
【解決手段】平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器とを組合わせてなるポット菜園セットの、それぞれの容器A、Bを開封し、該包装容器Aの培養土9の天面から所定の深さ位置に該種苗10を埋設し、水やり、射光、遮光又は保温して植物を栽培する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セット。 【請求項2】 平坦な底壁1と、該底壁1の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該底壁1と周側壁2の交差する内側隅部7が直角または鋭角を有している包装用箱容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セット。 【請求項3】 略楕円形を有する剛性枠8と、該枠8の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が鋭角を有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セット。 【請求項4】 略楕円形を有する剛性枠8と、該枠の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁2の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が鋭角を有し、被収納物充填時に底部が拡張して自己起立可能となるスタンデイングパウチの、該パウチ内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セット。 【請求項5】 平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された、遮光性を有する包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セット。 【請求項6】 遮光性を有する容器Aが、黒色、青色、茶色あるいは緑色をした外周壁、またはアルミ箔を用いた外周壁を有する容器である請求項5に記載のポット菜園セット。 【請求項7】 種苗が、栄養繁殖植物体またはその一部である請求項1〜請求項4のいずれかに記載のポット菜園セット。 【請求項8】 栄養繁殖植物体が、里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、またはニンニクなどの球根植物である請求項7記載のポット菜園セット。 【請求項9】 平坦な底壁1と、該底壁1の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁2の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせてなるポット菜園セットの、それぞれの容器A、Bを開封し、該包装容器Aの培養土の天面から所定の深さ位置に該種苗を埋設し、水やり、射光、遮光又は保温して植物を栽培することを特徴とするポット菜園セットによる植物の栽培法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物を、熟練や経験を必要とせずに(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園セットに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、栽培が難しいと言われる野菜〔例えば(イ)里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、(ロ)アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、(ハ)フキなどの地下茎植物、(ニ)ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、または(ホ)ニンニクなどの球根植物〕は、それぞれ、栽培に当たりその根株、地下茎、種いも、またはそれらの切片へと適当な大きさに株分け、または切断して、また球根は鱗片にバラして、栽培に適する形態にし、それらを、予め耕作、潅水、または肥料の施肥、追肥等をして栽培に適するように準備した農地またはプランター等に植え付け、次いで、当該野菜群の栽培期間中は、高度な熟練と経験に基づき定期的に灌水、追肥等を施し、害虫駆除、病気防除のため薬剤散布などして、栽培・育成した後、該野菜群の収穫物を得ている。 しかしながら、この栽培法は当該栄養繁殖植物体に対する所定の前処理、該繁殖植物体に適した農地やプランターの準備、種苗を定植後の施肥や追肥などに、労力および時間を要し、しかも高度の熟練と経験知識が必要であり、一般的な家庭では大変困難なことであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物の栽培を、家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、種苗の前処理、農地(またはプランター)の準備、施肥(または追肥)処理などに、高度の熟練と経験知識を必要とすることなく(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園セットを提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は、これらの課題を解決するために完成されたものであって、すなわち平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セットを提供する。 【0005】 また本発明は平坦な底壁1と、該底壁1の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該底壁1と周側壁2の交差する内側隅部7が直角または鋭角を有している包装用箱容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セットを提供する。 【0006】 また本発明は、略楕円形を有する剛性枠8と、該枠8の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が鋭角を有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セットを提供する。 【0007】 また本発明は、略楕円形を有する剛性枠8と、該枠の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁2の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が鋭角を有し、被収納物充填時に底部が拡張して自己起立可能となるスタンデイングパウチの、該パウチ内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セットを提供する。 【0008】 また本発明は平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた、遮光性を有する容器Bとを組合わせたことを特徴とするポット菜園セットを提供する。 【0009】 また本発明は遮光性を有する容器が、黒色、青色、茶色あるいは緑色をした外周壁、またはアルミ箔を用いた外周壁を有する容器である請求項5に記載のポット菜園セットを提供する。 【0010】 また本発明は種苗が、栄養繁殖植物体またはその一部である請求項1〜請求項4のいずれかに記載のポット菜園セットを提供する。 【0011】 また本発明は栄養繁殖植物体が、里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、またはニンニクなどの球根植物である請求項7記載のポット菜園セットを提供する。 【0012】 また本発明は、平坦な底壁1と、該底壁1の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁2の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aの、該容器A内に培養土9が充填された包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせてなるポット菜園セットの、それぞれの容器A、Bを開封し、該包装容器Aの培養土の天面から所定の深さ位置に該種苗を埋設し、水やり、射光、遮光又は保温して植物を栽培することを特徴とするポット菜園セットによる植物の栽培法を提供する。 【0013】 【発明の実施の形態】 以下本発明を添付した図面に添って詳細に説明する。 図1は、本発明のポット菜園セットの一具体例を示す概略説明図を示す。 図2は、本発明の別のポット菜園セットの一具体例を示す縦断面概略説明図を示す。 図3は、本発明のさらに別のポット菜園セットの一具体例を示す概略説明図で、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図、(c)はその横断面図をそれぞれ示す。 【0014】 本発明のポット菜園セットは、図1に示す如き、平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器Aと、種苗10を収容し、開口部を閉鎖した包装容器Bとを組合わせたものが挙げられる。 【0015】 また本発明のポット菜園セットの別の具体例としては、図2に示す如き、フィルム状袋容器4に培養土9を充填し、これを平坦な底壁1と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該底壁と周側壁の交差する内側隅部7が直角または鋭角を有している包装用箱容器Aに収納し、フィルム状袋容器の外周壁の形状を包装用箱内部の形状に合致させたものと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたものが挙げられる。 【0016】 また本発明のポット菜園セットのさらに別の具体例としては、図3に示す如き、楕円形を有する剛性枠8と、該枠の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が鋭角を有する包装容器Aと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたものが挙げられる。 【0017】 また本発明のポット菜園セットのまたさらに別の具体例としては、図3に示す如き、略楕円形を有する剛性枠8と、該枠の周縁部から立上がる略筒状の周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有し、該剛性枠と周側壁の交差する内側隅部7が鋭角を有し、被収納物充填時に底部が拡張して自己起立可能となるスタンデイングパウチAと、種苗10を入れた容器Bとを組合わせたものが挙げられる。 【0018】 スタンデイングパウチを用いた包装容器Aは、転倒防止効果が優れており、培養土をプランターなどに移し替えることなくそのまま栽培に用いることができるため、非常に便利である特徴を有する。 【0019】 これらの包装容器Aの素材は、防水加工した紙製袋、木製、石製(天然石、石膏ボード、セメントなど)、金属製、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンまたはプラスチック等の合成樹脂製、ガラス製など任意の素材が採用できる。 【0020】 次に、包装容器Bの素材および形状も、特に制限はなく、例えば、防水加工した紙製、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンまたはプラスチック等の合成樹脂製、の可撓性(あるいはフィルム状)袋状容器、箱容器などが挙げられる。また、その素材も無色透明〜着色不透明のものが採用できる。 【0021】 しかしながら、遮光性を有する包装容器Aは、種苗の品種によって、優れた効果を奏する場合があるので好ましい。すなわち、アスパラガス、ウド、ネギ、ミツバなどにおいては、収穫野菜の可食部の肌(外表面)が淡色または白色になって、外観が美しくなり、しかも食感が軟らかくなるので、非常に好ましい。 また、遮光性包装容器を用いるときは、外から容器内培養土が見えにくく、あるいは見えないので、包装容器全体の外観が美しくなるので好ましい。 【0022】 この場合、遮光性を有する容器としては、黒色、青色、茶色あるいは緑色をした外周壁、またはアルミ箔の外周壁を有する容器が挙げられる。 【0023】 次に、本発明において用いられる種苗としては、野菜、果樹、草花(花卉)などの種苗が挙げられるが、その中で、栄養繁殖植物体またはその一部、すなわちその株分け、切断処理物の利用が本発明の効果をよりよく奏するので好ましい。 【0024】 なお、上記栄養繁殖植物体としては、里芋、ショウガおよびミョウガなどの地下塊茎植物、アスパラガス、ウドおよびミツバなどの塊根植物、フキなどの地下茎植物、ヤマイモおよびコンニャクなどの塊根植物、またはニンニクなどの球根が好ましい。 【0025】 本発明において、上記栄養繁殖植物体は、そのまま、または乾燥させた後に使用することができるが、乾燥させた後に用いると、種苗の保存安定性が良くなるので好ましい。また、種苗を殺菌剤で処理してから用いると、保存中および栽培中において病原菌の浸入予防と、浸入した病原菌の殺菌をすることができるので好ましい。 【0026】 本発明において用いられる培養土としては、栽培する野菜、果樹、または草花などに適した窒素、燐酸、カリウムまたはカルシウム等の要素の少なくとも1つ、または化成肥料や有機質肥料等の即効性肥料、緩効性肥料、遅効性肥料、または即効性肥料と緩効性肥料との混合肥料の少なくとも1つ、を含有させたパーライト、ピートモス、ココピート、または通常の培養土等の吸湿性のある園芸用土資材が挙げられる。または上記培養土に必要により化成肥料および/または有機質肥料を施肥した培養土、または園芸用土資材に窒素、燐酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、化成肥料または有機質肥料の少なくとも1つを添加含有せしめた培養土などが挙げられる。 【0027】 次に、培養土が充填された包装容器Aと、種苗を入れた容器Bとを組合わせは、培養土が充填された包装容器に、種苗を入れた容器を組合わせる任意の手段が採用でき、例えば、培養土が充填された包装容器Aと、種苗を入れた容器Bとを別々に用意し、それぞれ識別マークなどをつけて組合わせ使用する方法、および培養土が充填された包装容器Aに、種苗を入れた容器Bを一体的に結合して使用する方法などが挙げられる。後者の具体的手段としては、添着(主となるものに従のものを添えるようにして着ける)、定着(定まった位置に動かないように着ける)、当着(当てた状態に着ける)、粘着(粘着剤で貼り着ける)、付着(沿わせて着ける)、挿着(さしこんで着ける)などが挙げられる。 【0028】 また培養土が充填された上記包装容器Aは、必要により、底部に簀の子を保持させて、容器底部に水が停滞することを防止することもできる。 簀の子としては、多孔板、メッシュ板(網板)、一定の間隔で細板を並べ止めたものなどを意味する。 【0029】 また培養土が充填された上記包装容器Aは、周側壁2の上端付近の開口部に切取案内用ミシン目を穿設したり、周側壁2の上端付近の開口部に切取り案内用の切溝を設けたりして、開口を容易にすることもできる。 【0030】 実施例1 (里芋のポット菜園セット) 平坦な方形状の底壁1(縦16cm×横16cm)と、該底壁の周縁部から立上がる周側壁2(高さ17cm)と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3(16cm×16cm)とを有する厚さ0.2mmの、白色のポリエチレン製の袋状包装容器Aに培養土9〔ホーネンアグリ社製「ポットミックス」に協同肥料社製・即効性肥料「園芸化成S200」およびハイポネクスジャパン社製・緩効性肥料「マグァンプK」をそれぞれ3g/Lと4g/Lの割合で添加し、均一に混合してなる培養土〕を満杯に充填した後、空気を抜きながら、該袋状包装容器の開口部をヒートシールして密封し、培養土が充填された包装容器Aを得た。 一方、縦12cm×横23cmの大きさで、厚さ0.04mmの全面黒色のビニール袋に、市販されている約36gの里芋(石川早生)の種イモ1個を入れ、袋を巾着上にテープ結束して、種苗を入れた容器Bを得た。 次いで、培養土が充填された包装容器Aに、種苗を入れた容器Bを添着して本発明のポット菜園セットを得た。 【0031】 実施例2 (里芋作物のポット菜園セットによる里芋の栽培法) 上記実施例1で得た里芋作物のポット菜園セットにおいて、培養土が充填された袋状包装容器Aと、種苗を入れた容器Bをそれぞれ陽当りのよいベランダにて開封し、該袋状包装容器Aの培養土の天面から里芋を深さ約7cmの位置に埋設し、これに水やりをした。その後この水やりは、栽培期間中、当該培養土が乾燥しないように定期的に行なった。そして、栽培開始3週間後には、当該里芋の萌芽が始まり、順調に生育を続けた。その結果、晩秋には、里芋の子イモと孫イモが合計9個、450gと芋茎が250g収穫できた。 【0032】 実施例3 縦15cm×横37cmの楕円形を有する剛性枠8と、該枠の周縁部から立上がる高さ57cmの略筒状の周側壁2と、該周側壁の上縁開口部を閉鎖する天上壁3とを有する包装容器であって、該剛性枠8と周側壁2の交差する内側隅部7が95°の鋭角(図3のc参照)を有し、被収納物充填時に底部が拡張して自己起立可能となるスタンデイングパウチの該開口部よりホーネンアグリ社製の培養土「ポットミックス」を半分入れた。 一方、縦26cm×横38cmの大きさで、厚さ0.04mmの全面黒色のビニール袋に、アスパラガスの根株3株、約1kgを入れ、脱気後ヒートシールして、種苗を入れた容器を得た。 次いで、培養土が充填された包装容器Aに、種苗を入れた容器Bを添着して本発明のポット菜園セットを得た。そして、種苗について栽培直前まで5℃の冷暗所で保管した。 【0033】 実施例4 (アスパラガス作物のポット菜園セットによるアスパラガスの栽培法) 上記実施例3で得たアスパラガス作物のポット菜園セットにおいて、培養土が充填された袋状包装容器と、アスパラガス種苗を入れた容器を1月27日にそれぞれ陽当りのよいベランダにて開封し、該前者袋状包装容器の培養土の底面から2cm隔てた上側位置にアスパラガスを埋設し、これに約1.5Lの水やりをした。その後は、萌芽までの期間、当該袋の開封口を洗濯バサミで閉じ、昼間は日照下のベランダに置いて、該作物の保温性と保湿性を高め、また、夜間は室内に取り込んで栽培した。そして、水やりから2週間後、アスパラガスの萌芽が始まると同時に洗濯バサミを外して、該野菜栽培セットの袋を開けた状態に保って、その栽培を継続した。その結果、5℃の冷暗所に約2ヶ月間保管後の、当該野菜栽培セットでは、3週間目より、伸長したアスパラガスが収穫できるようになり、全体として、29本、230gの収穫物が得られた。 【0034】 【発明の効果】 本発明は、栽培が難しいと言われる野菜や園芸植物の栽培を、家庭の庭、ベランダ(ぬれ縁)、軒下、テラス、室内など非常に狭い場所で、種苗の前処理、農地(またはプランター)の準備、施肥(または追肥)処理および薬剤散布処理などに、高度の熟練と経験知識を必要とすることなく(初心者でも)、非常に簡単に栽培を行うことが可能なポット菜園セットを得ることができる。 また本発明によれば、上記野菜を、非常に簡単に栽培して、高品質の野菜を収量多く収穫することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一具体例を示すポット菜園セットの概略説明図を示す。 【図2】本発明の別の一具体例を示すポット菜園セットの縦断面概略説明図を示す。 【図3】本発明のさらに別の一具体例を示すポット菜園セットの概略説明図で、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図、(c)はその横断面図をそれぞれ示す。 【符号の説明】 1:底壁 2:周側壁 3:天上壁 4:フィルム状袋容器 5:箱型容器 6:外蓋 7:隅部 8:剛性枠 9:培養土 10:種苗
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| 【出願人】 |
【識別番号】000104559 【氏名又は名称】日本デルモンテ株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋小網町4番13号
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| 【出願日】 |
平成15年3月31日(2003.3.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−298072(P2004−298072A) |
| 【公開日】 |
平成16年10月28日(2004.10.28) |
| 【出願番号】 |
特願2003−95025(P2003−95025) |
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