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【発明の名称】 育苗箱積重ね装置
【発明者】 【氏名】山口 正人
【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内

【氏名】黒子 仁
【住所又は居所】栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株式会社スズテック内

【要約】 【課題】搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置の処理能力を高める。

【解決手段】育苗箱搬入径路の両脇に配備した左右2組のすくい上げ部材21を、前後方向に向かう軸心周りに互いに逆向きに同期して回転駆動して、育苗箱wを左右のすくい上げ部材ですくい上げるように前記リフト機構5を構成するとともに、各すくいあげ部材21の回転方向先端部位には、育苗箱wの底に接当する小曲率の凸曲面Saを備えるとともに、この凸曲面Saの回転方向上手側の所定長さに亘って箱滑落用案内面Sbを連設してある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
育苗箱搬入経路の両脇に配備した左右のすくい上げ部材を、前後方向に向かう軸心周りに互いに逆向きに同期して回転駆動して、育苗箱を左右のすくい上げ部材ですくい上げるように前記リフト機構を構成するとともに、各すくいあげ部材の回転方向先端部位には、育苗箱の底に接当する小曲率の凸曲面を備えるとともに、この凸曲面の回転方向上手側の所定長さに亘って箱滑落用案内面を連設してあることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
【請求項2】
前記箱滑落用案内面を、小曲率の前記凸曲面に連なる大きい曲率の凸曲面に形成してある請求項1記載の育苗箱積重ね装置。
【請求項3】
搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
前記係止爪を搬送方向から見て二等辺三角形状に構成して左右揺動する揺動アームの端部に脱着自在に装着し、係止爪の2つの等辺をそれぞれ箱係止面および揺動アームへの取付け面に使用可能に構成するとともに、両等辺をつなぐ底辺を、リフト機構によって持ち上げられる育苗箱が摺接作用する案内面に構成してあることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
【請求項4】
2つの等辺によって形成された前記取付け面のそれぞれに、所定ピッチで上下にずらして複数組の連結孔を並列形成するとともに、二つの取付け面の各連結孔を前記ピッチをもって互いに上下にずらしてある請求項3記載の育苗箱積重ね装置。
【請求項5】
搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
前記積重ね径路下部の前後に、すくい上げ上昇される育苗箱の前壁および後壁に摺接作用する土落とし部材を配備してあることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、播種処理の済んだ育苗箱を多段に積重ねて発芽処理する場合などに利用される育苗箱積重ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、育苗箱を下方から順次積重てゆく装置として、水平に搬入されてきた育苗箱を、横軸心周りに同調して駆動回動される前後2組の突片で持ち上げ、その上方に弾性後退可能に配備された板バネ製の係止爪に持上げた育苗箱を係止させ、以後、後続の育苗箱を先に受け止め支持されている育苗箱に下方から順次積重ねてゆくよう構成したものが知られている(特許文献1参照)。
また、水平に搬送されてきた育苗箱をエアーシリンダで駆動される押上げ板によって持上げて弾性後退可能な係止爪で受け止め支持されている育苗箱に下方から順次積重ね、所定枚数の育苗箱が積重ね支持されると、これを一対のチャックでまとめて把持して持上げ搬送し、待機しているパレットの上に複数段に亘って積み込むよう構成したものが知られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭50−32205号公報
【特許文献2】
特開平8−12081号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されている積重ね装置では、箱搬送方向に配備された前後2組の突片を同方向に回動させて、搬送されてきた育苗箱を搬送方向斜め上方に向けて平行に持ち上げ、積上げ箇所の下手位置に固定配備したガイド体で持上げられた育苗箱の前端を受止めて位置決めした状態で先の育苗箱の下に積重ねて係止爪に係止させてゆく構造が採用されているために、持上げ速度を速くすると育苗箱がガイド体に受止められる際の衝撃が大きいものとなり、その衝撃で箱内に充填されている床土が前方に片寄ってしまうおそれが多分にあり、このような不具合を少なくするためには突片の回動速度を遅くする必要があった
【0005】
また、持上げられた育苗箱で係止爪を押圧後退させて、その通過下方に係止爪を復帰突出させて育苗箱を受け止め支持する形態では、係止爪が箱積重ね上昇径路から後退する高さよりも更に高く育苗箱を持上げて、持上げた育苗箱の下方に係止爪を復帰突出させることになるので、持上げられた育苗箱は少し下降させて係止作用姿勢に復帰した係止爪の係止面にまで下降させることになり、育苗箱の最大持上げ高さ位置と係止爪による係止高さ位置との落差が大きいと、また、一旦持上げた育苗箱を係止高さまで下降させる速度が速いと、育苗箱が係止爪に受け止められる際の衝撃が大きくなり、箱内の床土が必要以上に詰め固められたり、播かれた種籾がずれ動いたりするおそれが生じる。従って、このような不具合を軽減するためには育苗箱の昇降速度を遅くする必要があり、特許文献1の発明の構成では、突片の回動速度を遅くしなければならなくなり、処理能率の低下の一因となるものであった。
【0006】
そこで、上記のような不具合を軽減するために、左右のリフト部材を、箱搬送方向に沿った前後方向軸心周りに互いに逆向きに駆動回動することで育苗箱をすくい上げて持上げるよう構成するとともに、このリフト部材の箱持上げ作用部を遊転自在な回転体で構成した育苗箱積重ね装置が、特許願2002−049639号として、本出願人によって先に提案された。
【0007】
この先願発明の構成によれば、特許文献1の発明の構成に見られた上記不具合を大幅に軽減でき、処理能率を大幅に向上することができたのであるが、リフト部材の箱持上げ作用部を形成する回転体を小径の遊転ローラで構成していたために、リフト部材の回動によってすくい上げた育苗箱の左右下端から左右遊転ローラが外れてゆく際に、育苗箱が左右遊転ローラの間を比較的速く落下して係止爪に受け止められることになり、これが積上げ作動時の振動となっており、一層の高速化を図って処理能力を高めるためには、更なる改良が必要であることが判明した。
【0008】
また、特許文献2の構成においては、所定枚数の育苗箱が積重ねられると、対向するチャックを接近作動させて育苗箱群の下に係止爪を差し入れるとともに、縦長のチャック自体で育苗箱群を外側から支持して持上げるよう構成されているのであるが、播種ラインにおける床土充填行程や覆土行程において上方か散布供給された土が潅水処理によって濡れた育苗箱の周縁に泥状となって付着残留することがあり、このようにして付着した泥土がチャックと育苗箱との間に挟まって、育苗箱群がチャックによってしっかりと受け止め支持されなくなって、持上げ搬送中に育苗箱群がガタついてしまうことがあり、このために、持上げての搬送速度を速くすることができなくなり、その分、処理能力が低下するものであった。
【0009】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、搬送されてきた育苗箱を順次持上げて積重ねてゆくリフト機構に改良を加えることで、育苗箱積重ね装置の処理能力を高めることを主たる目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用、および、効果〕
【0011】
請求項1に係る発明は、搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
育苗箱搬入経路の両脇に配備した左右のすくい上げ部材を、前後方向に向かう軸心周りに互いに逆向きに同期して回転駆動して、育苗箱を左右のすくい上げ部材ですくい上げるように前記リフト機構を構成するとともに、各すくいあげ部材の回転方向先端部位には、育苗箱の底に接当する小曲率の凸曲面を備えるとともに、この凸曲面の回転方向上手側の所定長さに亘って箱滑落用案内面を連設してあることを特徴とする。
【0012】
上記構成によると、積重ね位置にまで搬入されてきた育苗箱は、回転する左右のすくい上げ部材ですくい上げられて真上に平行に持上げらる。育苗箱が持上げられると、その左右上辺における外端縁が、積重ね径路に突入した位置で待機している左右係止爪 に接当押圧され、係止爪は横外側方に後退移動される。そして、持上げられた育苗箱が係止爪を通過すると、係止爪は積重ね径路側へ復帰移動して育苗箱の下方に入り込む。その後、すくい上げ部材は更に回転されて育苗箱から離脱し、すくい上げ部材による支持を解除された育苗箱は左右の係止爪に受け止め支持される。
【0013】
上記積重ね作動において、回転する左右のすくい上げ部材は、小曲率の凸曲面に形成された先端部位で育苗箱を円滑にすくい上げて最高位置まで持上げ、その後、育苗箱の底面角部が滑落用案内面に乗りかかり、すくい上げ部材の回転に伴って育苗箱は相対的に滑落用案内面に沿って滑り落ち、積重ね径路側へ復帰移動した係止爪に衝撃少なく受け止め支持される。
【0014】
従って、請求項1の発明によると、すくい上げ部材を比較的早く回転させても、最高持上げ位置から係止高さ位置までの落差を円滑かつ衝撃少なく下降させることができ、その結果、すくい上げ部材の回転速度を早くすることが可能となり、処理能率の向上を図ることができる。
【0015】
〔請求項2に係る発明の構成、作用、および、効果〕
【0016】
請求項2に係る発明は、前記箱滑落用案内面を、請求項1の発明において、小曲率の前記凸曲面に連なる大きい曲率の凸曲面に形成してあるものである。
【0017】
上記構成によると、育苗箱が最高持上げ位置から係止高さ位置までの落差を下降する際に育苗箱を案内する滑落用案内面が大きい曲率の凸曲面であるので、すくい上げ部材における先端部位の最大回転軌跡に対して滑落用案内面が徐々に回転中心側に後退することになる。つまり、すくい上げ部材の単位角度の回転に対して、滑落用案内面における箱支持点が上下方向に移動する速度が、滑落用案内面を扁平面に形成した場合のそれよりも緩慢となる。
【0018】
従って、請求項2の発明によると、育苗箱が最高持上げ位置から係止高さ位置まで滑落する作動が一層衝撃少なく円滑なものとなり、請求項1に係る発明の上記効果を助長する。
【0019】
〔請求項3に係る発明の構成、作用、および、効果〕
【0020】
請求項3に係る発明は、搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
前記係止爪を搬送方向から見て二等辺三角形状に構成して左右揺動する揺動アームの端部に脱着自在に装着し、係止爪の2つの等辺をそれぞれ箱係止面および揺動アームへの取付け面に使用可能に構成するとともに、両等辺をつなぐ底辺を、リフト機構によって持ち上げられる育苗箱が摺接作用する案内面に構成してあることを特徴とする。
【0021】
上記構成によると、積重ね位置にまで搬入されてきた育苗箱は、回転する左右のすくい上げ部材ですくい上げられて真上に平行に持上げらる。育苗箱が持上げられると、その左右上辺における外端縁が、積重ね径路に突入した位置で待機している左右係止爪 に接当押圧され、係止爪は横外側方に後退移動される。そして、持上げられた育苗箱が係止爪を通過すると、係止爪は積重ね径路側へ復帰移動して育苗箱の下方に入り込む。その後、すくい上げ部材は更に回転されて育苗箱から離脱し、すくい上げ部材による支持を解除された育苗箱は左右の係止爪に受け止め支持される。
【0022】
ここで、二等辺三角形状に構成された係止爪は、その2つの等辺をそれぞれ箱係止面および揺動アームへの取付け面に使用することができるので、各等辺の揺動アームへの取付け位置をそれぞれ少し異ならせて単孔の連結孔を形成しておくことで、揺動アームに取付けた係止爪の係止高さを小さいピッチで変更調節することが可能となる。
【0023】
なお、育苗箱の寸法差は2〜3mm程度の小さいものであるとともに、この連結には上記寸法差よりも大径のボルトが用いられるので、係止爪の一つの取付け面、あるいは、揺動アームにボルト径よりも小さい2〜3mmのピッチで複数段の連結孔を設けることはでないものである。また、連結孔を上下長孔とすれば細かい高さ調節が可能であるが、この係止爪は少なくとも前後左右の4箇所に配備されるので、これらの取付け高さをゲージなどを用いて揃えてボルト締め付けを行う必要があり、調節操作が甚だ煩わしいものとなるものである。また、積重ねられた多数の育苗箱を受止め支持する係止爪には相当大きい加重が作用するので、締め付けが不十分であると荷重によって係止爪がずり下がるおそれがあり、このような係止爪の取付けには長孔調節式は好ましくないものである。
【0024】
これに対して、請求項3の発明によると、係止爪における2つの等辺に単孔の連結孔を設けて大きい加重に十分耐える連結を行うことができるものでありながら、各等辺の連結孔の位置を互いにずらしておくことで小さいピッチでの連結高さ調節が可能となり、1種の係止爪だけで細かい高さ調節が可能な取付けを好適に行うことができる。
【0025】
〔請求項4に係る発明の構成、作用、および、効果〕
【0026】
請求項4に係る発明は、請求項3の発明において、2つの等辺によって形成された前記取付け面のそれぞれに、所定ピッチで上下にずらして複数組の連結孔を並列形成するとともに、二つの取付け面の各連結孔を前記ピッチをもって互いに上下にずらしてあるものである。
【0027】
上記構成によると、2つの等辺を選択するとともに、それぞれに複数組設けた連結孔を選択することで、揺動アームに対する係止爪の取付け高さを細かいピッチで調節することができる。
【0028】
従って、請求項4の発明によると、多くの種類の係止爪を予め用意しておかなくても、各種寸法の育苗箱に好適な係止状態を得ることができ、一層実用性に優れたものとなる。
【0029】
〔請求項5に係る発明の構成、作用、および、効果〕
【0030】
請求項5に係る発明は、搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積み重ね、積重ね径路に対して左右から突入付勢された係止爪で最下段の育苗箱を下方から受止め係止するよう構成した育苗箱積重ね装置であって、
前記積重ね径路下部の前後に、すくい上げ上昇される育苗箱の前壁および後壁に摺接作用する土落とし部材を配備してあることを特徴とする。
【0031】
上記構成によると、積重ね位置にまで搬入されてきた育苗箱は、回転する左右のすくい上げ部材ですくい上げられて真上に平行に持上げらる。育苗箱が持上げられると、その左右上辺における外端縁が、積重ね径路に突入した位置で待機している左右係止爪 に接当押圧され、係止爪は横外側方に後退移動される。そして、持上げられた育苗箱が係止爪を通過すると、係止爪は積重ね径路側へ復帰移動して育苗箱の下方に入り込む。その後、すくい上げ部材は更に回転されて育苗箱から離脱し、すくい上げ部材による支持を解除された育苗箱は左右の係止爪に受け止め支持される。
【0032】
この場合、積重ね径路で持上げられる育苗箱の前壁および後壁に、播種ラインでの処理中に降りかかった土が付着していても、土落とし部材の摺接作用によって土は掻き落とされ、土付着のない状態で育苗箱が積重ねられてゆく。なお、播種ラインにおいては育苗箱の左右側壁にも泥土が付着することがあるが、左右側壁の泥土は積重ね位置への搬送中にブラシなどで簡単に除去することができるものである。
【0033】
このようにして所定枚数積重ねられた育苗箱群をまとめてつかみ上げて搬出するに、育苗箱群を前後から縦長の支持部材で挟み込むように支持する際、育苗箱の前壁および後壁では付着した土が除去されているので、付着した土が育苗箱と支持部材との間に挟まるようなことがなく、育苗箱群を前後から支持部材でしっかり挟み込むことができ、持上げ搬送中に育苗箱がガタつくようなことがなくなる。また、支持部材に土が付着して後続の処理に支障をきたすようなこともなくなる。
【0034】
従って、請求項5の発明によると、所定枚数積重ねられた育苗箱群をガタつきなくまとめてつかみ上げ搬送することができるので、搬送速度を早くしても安定した搬送が可能となり、処理能率の向上に有効となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1および図2に、育苗箱積重ね装置の全体が示されている。この育苗箱積重ね装置は、播種処理の済んだ育苗箱を多段に積重ねて出芽施設に送り込む行程で利用されるものであり、育苗箱wを多段に積重ねる育苗箱積重ね機構1と、積重ねられた所定枚数の育苗箱wをまとめて持上げて、待機しているパレットP上に複数ブロックにして積上げる積込み移載機構2と、パレット搬送装置3とを備えている。
【0036】
図3に示すように、育苗箱積重ね機構1は、育苗箱wを載置して箱長手方向に沿って搬入する搬送装置4と、所定の積重ね位置に到達した育苗箱wを水平に持上げるリフト機構5と、所定高さまで持上げられた育苗箱wを下方から受け止め支持する箱支持機構6とから構成されており、以下に各部の構造を詳細に説明する。なお、以後の説明において、育苗箱wの長辺方向を前後方向、短辺方向を左右方向と呼称する。
【0037】
図5,6,7に示すように、前記搬送装置4は、モータ7によって駆動される左右一対のチェーン8をレール9に沿って走行させるよう構成されており、播種ライン10の終端から送り出されてきた播種処理済みの育苗箱wを受取り載置して積重ね位置に送り込む。この積重ね位置の前後と左右両脇後には、棒材からなるガイド棒11,12,13,14が一対づつ縦姿勢に配置されて装置フレーム15に取付けられ、積重ね位置において下方から順次に積上げられる多段の育苗箱wを前後および左右から案内する積重ね径路Lが形成されている。
【0038】
ここで、、積重ね径路Lを形成するガイド棒11,12,13,14のうち、搬送上手のガイド棒12の下端は、搬入される育苗箱wの通過を妨げない高さに設定されるとともに、搬送下手のガイド棒11の下端は、搬入されてきた育苗箱wの前端を接当支持するよう箱搬送径路と干渉する高さに設定され、また、左右のガイド棒13,14の下端側やや下広がり状に形成され、搬入時の左右方向での位置ずれを吸収できるようになっている。また、前後のガイド棒11,12は櫓状に組上げられた装置フレーム15に前後位置調節可能に固定されれるとともに、左側のガイド棒13も装置フレーム15に左右位置調節可能に固定され、また、図7中に示すように、右側のガイ棒14のみが、装置フレーム15に支持ロッド14aを介して左右に所定範囲でスライド可能に支持されるとともに、バネ16によって積重ね径路L側へ付勢され、育苗箱wの横幅寸法が多少違っていてもその差異を吸収できるよう構成されている。
【0039】
積重ね位置の奥部下方には、育苗箱wが積重ね位置に搬入されてきたことを感知する箱到着センサ17が配備されており、箱到着の感知に基づいてリフト機構5が起動されるようになっている。この箱到着センサ17は、搬入されてきた育苗箱wの底面との接触によって感知作動するリミットスイッチで構成されており、左右のガイド棒13,14のうちの搬送方向前部のものよりも箱搬送方向下手側に外れた位置に設置されており、育苗箱wが平面姿勢で傾いた状態で搬入されてきて、左右のガイド棒13,14のいずれかに箱前端が引っ掛かって止まってしまったような場合には箱到着の感知がなされず、正しく搬入されない状態で不当にリフト機構5が起動されてしまような事態が未然に回避されるようになっている。
【0040】
図8に示すように、装置フレーム15の前後には、積重ね径路に突入するようにゴムタレ状の土落とし部材28が設けられており、リフト機構5によって上昇する育苗箱wの前壁および後壁に土落とし部材28が摺接して、ここに付着している泥や土を掻き落とすよう構成されている。なお、播種ラインにおいては育苗箱wの前後壁のみならず左右側壁にも土が付着するが、左右側壁の土は積重ね位置への搬送中にブラシなどで簡単に除去することができるものである。
【0041】
前記リフト機構5は、積重ね位置の左右に回転式のリフト部材18を配備して構成されている。このリフト部材18は、前後水平に支架された回転支軸19に前後一対のアーム部材20が固着されるとともに、前後のアーム部材20の3つの頂部に亘ってすくいあげ部材21が前後水平に架設固定された構造となっており、左右のリフト部材18はモータ22によって互いに逆向きに同調して一定ピッチ(この例では120°ピッチ)づつ回転駆動されるようになっている。
【0042】
図9,10に示すように、前記すくいあげ部材21は、板金プレス下降された中空体に構成されており、その回転方向先端部位には、育苗箱wの底に接当する小曲率の凸曲面Saが備えられるとともに、この凸曲面Saの回転方向上手側の所定長さに亘って箱滑落用案内面Sbが連設さている。この箱滑落用案内面Sbは、小曲率の前記凸曲面Saに連なる大きい曲率の凸曲面に形成され、もって、箱滑落用案内面Sb全体が、リフト部材18の最大回転軌跡Aに対して徐々に回転中心側に後退してゆくように設定されている。
【0043】
図7中に示すように、前記箱支持機構6は、積重ね径路Lにおける下部の左右両脇で、前記リフト部材18の前後に外れた位置に前後一対づつ配備されており、起立姿勢の揺動アーム23が育苗箱搬入高さよりも低い位置の前後水平支点a周りに横揺動可能に支持されるとともに、この揺動アーム23の上端に、積重ね径路L側に向けて突出する先細り形状の係止爪24が取付けられた構造となっている。この係止爪24は、揺動アーム23に対して前後方向および上下方向に位置調節可能にボルト連結されており、前後方向に適当な幅を有するとともに、その下向きの背面 は積重ね径路L側に向けて45°で傾斜された案内面s1に構成され、また、係止爪24の上面は水平の箱係止面s2 に構成されている。
【0044】
ここで、図12に示すように、前記係止爪24は、案内面s1 となる辺を底辺とする直角二等辺三角形に形成されており、一対の等辺を、それぞれ前記揺動アーム23に対する取付け面および前記箱係止面s2 に選択することができるよううになっている。そして、各等辺には連結孔として4個一組のネジ孔29が2組づつ前後に並列形成されるとともに、4組のネジ孔29は、箱係止面s2 からの距離L1,L2,L3,L4がそれぞれ所定の小寸法(例えば2.5mm)ずつ異ならせた位置に形成されている。なお、左右の係止爪24は対称に構成されている。
【0045】
従って、左右の係止爪24を左右に入れ替えるとともに、それぞれの等辺を取付け面に利用することで、揺動アーム23に形成した4個のボルト孔23aに挿通したボルト30を、4組のネジ孔29群のいずれかを選択して締め込み連結して、係止爪24における箱係止面s2の高さを、前記した小寸法ピッチ(例えば2.5mm)で4通りに調整することができ、高さ寸法の異なった育苗箱wに好適に対応することができる。
【0046】
前記揺動アーム23の下方延出端と装置フレーム15に亘ってそれぞれバネ25が架設されて、揺動アーム23の上端側が積重ね径路L側に向けて突入するよう揺動付勢されるとともに、各揺動アーム23の下方延出端が装置フレーム15に備えられた接当ボルト26が接当することで、揺動アーム23の付勢揺動限界が規制されている。そして、この接当ボルト26を進退調節することによって、アーム上端に取付けた前記係止爪24の積重ね径路L側への突入限界位置を調節することが可能となっている。
【0047】
育苗箱積重ね機構1は以上のように構成されており、次にその積重ね作動を図13〜17に基づいて、行程順に説明する。
【0048】
(1)図13に示すように、最初の育苗箱wが積重ね位置に搬入されてくると、前部のガイド部材11に接当支持され、前後方向での位置決めがなされる。この時、リフト機構5におけるリフト部材18は、その一つのすくい上げ部材21が箱移動径路の左右下方に入り込んだ位置に待機している。
【0049】
(2)積重ね位置への箱搬入が箱到着センサ17で感知確認されるとモータ22が起動され、図14に示すように、左右のリフト部材18が互いに逆向きに同調して回転駆動され、積重ね位置の育苗箱wは左右のリフト部材18におけるすくい上げ部材21ですくい上げられるように水平に持上げられてゆく。
【0050】
(3)育苗箱wが持上げられると、その左右上辺における外端縁が、積重ね径路Lに突入した位置で待機している箱支持機構6における左右係止爪24の斜め下向きの案内面S1 を接当押圧し、育苗箱wの外端縁が係止爪24の案内面S1に摺接しながら上昇することで、係止爪24はバネ25に抗して横外側方に後退移動される。
【0051】
(4)持上げられた育苗箱wが係止爪24を通過すると、図15に示すように、係止爪24は揺動アーム23とともに積重ね径路L側へ復帰移動し、係止爪24が育苗箱wの下方に入り込む。その後、リフト部材18は更に回転されて育苗箱wから離脱し、リフト部材18による支持を解除された育苗箱wは左右の係止爪24の箱係止面s2に受け止め支持される。
【0052】
(5)育苗箱wが持上げられている間に次の育苗箱搬入が行われ、リフト部材18が1ピッチ(120°)回転した時点で一旦停止し、次の育苗箱wが積重ね位置に搬入されたことが確認されると、リフト部材18は再び回転駆動され、次の箱持上げ作動が上記のように行われる。
【0053】
(6)2枚目以降の箱持上げにおいては、図17に示すように、上層の育苗箱wを受止め支持している係止爪24が下層の育苗箱wの持上げに伴って後退移動され、上層の育苗箱wの下に下層の育苗箱wが積重ねられることになる。
【0054】
ここで、図12に示すように、育苗箱wの外側面には補強用に縦リブ27が形成されており、この縦リブ27に対向するよう係止爪24が揺動アーム23に位置設定して取付けられている。従って、係止爪24が上段の育苗箱wの底から外れても縦リブ27に係止爪24が作用することで、上層の育苗箱wが直ちに落下することはなく、係止爪24の後退移動に連れて上下育苗箱wの間隔が次第に小さくなり、衝撃なく積重ねられるのである。
【0055】
この場合、図17に示すように、上記積重ね作動において、回転する左右のすくい上げ部材21は、小曲率の凸曲面Saに形成された先端部位で育苗箱wを円滑にすくい上げて最高位置まで持上げ、その後、育苗箱wの底面角部が滑落用案内面Sbに乗りかかり、すくい上げ部材21の引き続く回転に伴って育苗箱wは相対的に滑落用案内面Sbに沿って滑り落ち、積重ね径L路側へ復帰移動した係止爪24の箱係止面s2に衝撃少なく受け止め支持される。
【0056】
(8)以後、上記作動を順次行うことで多数枚(この例では10枚)の育苗箱wをに下方から順次積重ねてゆくことができ、積重ねられた所定枚数の育苗箱wは、積込み移載機構2によって搬出されてゆく。
【0057】
図18〜図22に示すように、積込み移載機構2は、育苗箱積重ね機構1で積重ねられた所定枚数の育苗箱wをまとめて持上げる把持機構31と、この把持機構31を、積重ね位置とその横側方に離れた積込み位置との間に亘って左右に往復移動させる積込み搬送機構32とから構成されており、以下に各部の構造を詳細に説明する。なお、この説明においても、先の説明と同様に、育苗箱wの長辺方向を前後方向、短辺方向を左右方向と呼称する。
【0058】
積込み搬送機構32は、装置フレーム15の上端に取付けられた左右に長い前後一対のレール33、このレール33に沿って左右に走行可能に搭載された搬送台枠34、装置フレーム15の上部に配備された搬送台枠駆動用のモータ35、などから構成されており、一方のレール33と平行に巻回配備したベルト36をモータ35によって正逆に回動させることで、このベルト36に連結した搬送台枠34が左右に往復移動されるようになっている。
【0059】
搬送台枠34には前後一対のボス37が設けられ、このボス37に上下スライド自在に挿通された一対のガイド軸38の下端に昇降枠39が連結されている。昇降枠39は、搬送台枠34上に配備された大径のスプロケット40に巻き掛けられたチェーン41に吊り下げ連結されており、モータ42によってスプロケット40を正逆駆動することで昇降枠39が大きいストロークで平行に案内昇降されるようになっている。そして、この昇降枠39にも前後一対のボス43が設けられ、各ボス43に一定小範囲で上下スライド自在に挿通されるとともにストッパ44aで落下阻止されたガイド軸44の下端に前記把持機構31が連結されている。
【0060】
把持機構31は、前記ガイド軸44の下端に連結された支持枠51と、この支持枠51に前後端から下方に延出された支持アーム52、この支持アーム52の左右両側に取付けられた前後一対の把持アーム53、等から構成されており、積重ねられた育苗箱w群を前後の支持アーム52の間に収めた状態で、前後の把持アーム53の下端に取付けられて内向きに突設され支持爪54で育苗箱群Wを下方から受止め支持するようになっている。
【0061】
前後の支持アーム52は、積重ねられた育苗箱群Wを前後から支持する箱支持部材として機能するものであり、横方向に幅広に構成されている。
【0062】
前記把持アーム53は支持アーム52の上部に横向き支点bを中心に回動可能に挿通された支軸55に連結固定されるとともに、把持アーム53から上方に操作アーム部53aが延出されている。この操作アーム部53aは、支持枠51上に配備された駆動アーム56の両端にロッド57を介して連動連結されており、駆動アーム56をエアーシリンダ58で正逆に回動することで、把持アーム53が前後に開閉揺動されて、前記支持爪54が出退駆動されるようになっている。
【0063】
図24〜図26に示すように、前後の支持アーム52に、上下一対の平行四連リンク59に支持された上下に長い位置合わせ部材60が左右一対づつ装備されるとともに、平行四連リンク59がエアーシリンダ61によってを駆動されることで、位置合わせ部材60が、育苗箱群Wの角部を押圧する作用位置と育苗箱群Wの角部から上方外方に離反した退避位置とに亘って平行に開閉動作動さするよう構成されている。
【0064】
積込み移載機構2は以上のように構成されており、次にその積込み作動を行程順に説明する。
【0065】
(1)育苗箱積重ね機構1で育苗箱積重ね処理が行われている間、搬送台枠34は育苗箱積重ね機構1の上方に位置し、把持機構31は、支持爪54を開放した状態で所定の高さまで下降されて待機している。この時、支持爪54は最下段に育苗箱wの下方に入り込むことが可能な高さ位置にある。
【0066】
(2)所定枚数(この例では10枚)の積重ねが完了したことが計数手段で確認されると、開放揺動されていた把持アーム53が閉じ揺動され、育苗箱群Wの前後下方に支持爪54が差し入れられる。
【0067】
(3)次に、昇降枠39が駆動上昇され、育苗箱群Wを把持した把持機構31は育苗箱積重ね機構1の上方にまで上昇される。この場合、把持機構31における支持枠51の張出しアーム51aの先端部が、可動台枠34に設けられた4箇所の受止め部材45の下端に接当ゴム46を介して当て付け支持され、これによって把持機構31が振らつくことなく安定保持される〔図21,22参照〕。
【0068】
(4)育苗箱群Wが持上げられると、可動台枠34が積込み用の所定位置まで走行移動して停止され、把持機構31が下降される。
【0069】
(5)図23に示すように、積込み位置には予めパレットPが待機しており、把持機構31で把持された育苗箱群WがパレットP上に置かれる。この場合、パレットP上近くで先に位置合わせ部材60を外方上方に退避させることになる。そして、育苗箱群WがパレットP上に置かれても昇降枠39の下降はなおも続行され、支持爪54のパレットPへの接当によって下降が不能となった支持枠51に対して昇降枠39が下降する。
【0070】
ここで、図23中に示すように、支持枠51には鉄板からなる検出片63が立設されるとともに、昇降枠39には前記検出片63に対する近接スイッチ64が設けられており、支持枠51に対して昇降枠39が接近下降して、両枠51,39の距離が設定以下にまで近づくと、近接スイッチ64が検出片63を感知し、これによって育苗箱群Wの着地を感知して昇降枠39の下降が停止される。
【0071】
(6)次に、把持アーム53が開放駆動されてその下端の支持爪54が育苗箱群WとパレットPとの間から抜き出され、育苗箱群WがパレットP上に移載される。この場合、支持爪54の抜き出しに伴う育苗箱wの引きずり移動が幅広の支持アーム53によって受け止め阻止され、育苗箱群Wは所定の積重ね状態を維持してパレットP上に積込まれる。
【0072】
(7)パレットP上への育苗箱群Wの積込みが完了すると、把持機構31は移載された育苗箱群Wの上方にまで上昇されるとともに、積重ね位置上方の原点位置へ復帰移動され、把持機構31が最初の持上げ高さにまで下降され、これで1回の積込み移載処理が終了する。
【0073】
(8)図4に示すように、2回目以降の積込み行程では、パレットP上での積込み位置が異なり、この例では1回目から4回目までが左右方向に順次積込み位置が異なるよう設定されている。そして、5回目から8回目の積込みは、先に移載された1回目から4回目までの育苗箱群Wの上にそれぞれ2段積みが行われる。
この2段積みにおいては、閉じ姿勢にした位置合わせ部材60を、先に積込んだ1段目の育苗箱群W(1) の角部に当て付けることで、次に搬送してきた2段目の育苗箱群W(2) を位置ずれなく整然と1段目の育苗箱群W(1) に積上げることができる。
なお、この2段積みにおいても、把持機構31で把持された2段目の育苗箱群W(2) が1段目の育苗箱群W(1) の上に置かれて下降が不能になった後に、昇降枠39が融通範囲で更に設定量だけ下降したことを上記のように近接スイッチ64で検出し、これによって育苗箱群W(2) の着地を感知して昇降枠39の下降を停止し、次の作動に移行するのである。
【0074】
(9)1回目から8回目までの積込みはパレットPの前半部で行われ、この積込みが終了すると、パレットPが前方に1ピッチ送られ、パレットPの後半部に、上記と同様に9回目から16回目の2段積み移載が行われ、1台のパレットPに対して2段積み8ブロックの積込みが行われる。つまり、この例では1台のパレットPに総計160枚の育苗箱wを積込み移載することが可能となっているのである。
【0075】
(10)そして、パレットPへの16回の積込みが完了すると、満載のパレットPはパレット搬送装置3によって前方の搬出位置に送り出され、搬出された満載パレットPはフォークリフトなどによって発芽施設に搬送されてゆく。
【0076】
また、積込み位置の後方には空のパレットPを段積み収容したパレット供給部65が設置されており、このパレット供給部65から取出した空のパレットPが積込み位置に搬入セットされ、次の積込みに備える。なお、パレット供給部65から搬出位置に亘って据付けられたパレット搬送装置3は以下のように構成されている。
【0077】
図1,図27,図28に示すように、パレット搬送装置3は、モータ66によって縦回し駆動される3本の搬送チェーン67が左右に並列配備された構造となっており、前記パレット供給部65には前記搬送チェーン67より高く搬送レール68が配備されて、この搬送レール68上に空のパレットPが段積み収容されるとともに、パレット供給部65の前後には、載置台Pを案内支持する前部支持枠69と後部支持枠70が立設されている。
【0078】
並列された3本の搬送チェーン67の内、外側2本の搬送チェーン67には、一定ピッチで係止部材71が備えられており、段積み収容された最下段の載置台Pのみが係止部材71に後端を係止されて前方に押し出され、搬送レール68上を摺動しながら移動し、前部支持枠69の下端に形成されたゲートから送出されてゆくようになっている。
【0079】
載置台供給部65を出たパレットPは、3本の搬送チェーン67に直接載置された状態となり、積込み位置および搬出位置では、パレットPに働く荷重は、3本の搬送チェーン67を案内するチェーンレール72で分散支持される。
【0080】
〔別実施形態〕
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
【0081】
(1)前記すくい上げ部材21としては、小曲率の凸曲面Saの後方に続く滑落用案内面Sbを扁平面で構成しても、一旦持上げた育苗箱wを係止爪24による受け止め高さ位置まで比較的滑らかに案内下降させることができる。
【0082】
(2)前記すくい上げ部材21における小曲率の凸曲面Saを、前後のアーム部材20間に軸支した小径の遊転ローラで構成するとともに、これに続く滑落用案内面Sbを、前後のアーム部材20間に架設固定した別部材で構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗箱積重ね装置の全体平面図
【図2】育苗箱積重ね装置の全体側面図
【図3】育苗箱積重ね機構および積込み部を示す正面図
【図4】育苗箱の流れを示す斜視図
【図5】育苗箱積重ね機構の平面図
【図6】育苗箱積重ね機構の側面図
【図7】育苗箱積重ね機構の正面図
【図8】育苗箱積重ね機構に装備された土落とし手段を示す側面図(イ)と平面図(ロ)
【図9】リフト部材の正面図
【図10】リフト部材の側面図
【図11】育苗箱の斜視図
【図12】係止爪取付け構造を示す分解斜視図
【図13】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図14】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図15】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図16】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図17】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す要部の拡大正面図
【図18】積込み移載機構の側面図
【図19】育苗箱把持状態の積込移載機構を示す側面図
【図20】積込み搬送機構の正面図
【図21】育苗箱把持状態の積込み移載機構を示す正面図
【図22】積込み移載機構の要部を示す平面図
【図23】育苗箱積込み作動状態の積込み移載機構を示す側面図
【図24】積込み移載機構の育苗箱把持部を示す側面図
【図25】積込み移載機構の育苗箱把持部を示す正面図
【図26】積込み移載機構の育苗箱把持部を示す平面図
【図27】パレット搬送機構の側面図
【図28】パレット搬送機構の正面図
【符号の説明】
4 搬送機構
5 リフト機構
21 すくい上げ部材
23 揺動アーム
24 係止爪
28 土落とし部材
29 連結孔
w 育苗箱
L 積重ね径路
Sa 凸曲面
Sb 滑落案内
s1 案内面
s2 箱係止面
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
【住所又は居所】栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3
【出願日】 平成15年3月31日(2003.3.31)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎

【公開番号】 特開2004−298042(P2004−298042A)
【公開日】 平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願番号】 特願2003−93560(P2003−93560)