| 【発明の名称】 |
緑化用容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】守谷 正平 【住所又は居所】東京都中央区八重洲1丁目5番7号 株式会社エムビーアール内
【氏名】中村 富茂夫 【住所又は居所】東京都中央区八重洲1丁目5番7号 株式会社エムビーアール内
【氏名】粕谷 周史 【住所又は居所】東京都品川区東五反田1−25−11 株式会社アート内
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| 【要約】 |
【課題】土壌収納部の温度上昇を防止し、植物が枯れず、しかも、ヒートアイランド現象を確実に防止できる緑化用容器を提供することである。
【解決手段】接地面から所定の間隔8を保った土壌収納部aと、上記間隔8に外気に導入するエア導入路3と、上記間隔8を大気に開放するエア導出路としての筒9とを備えている。そして、このエア導入路としての筒9の流出口は、上記土壌収納部の底面7よりも高いところに位置させた点に特徴を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 接地面から所定の間隔を保った土壌収納部と、上記間隔内に外気を導入するエア導入路と、上記間隔を大気に開放するエア導出路とを備え、このエア導出路の流出口は、上記土壌収納部底面よりも高いところに位置させた緑化用容器。 【請求項2】 上記エア導出路を筒で構成にした請求項1記載の緑化用容器。 【請求項3】 土壌収納部底面は、筒で構成したエア導出路の流入口に向かって徐々に収れんされるロート状にした請求項2記載の緑化用容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、ヒートアイランド現象を防止するのに最適な緑化用容器に関する。 【0002】 【従来の技術】 近年、ヒートアイランド現象が社会問題化されているが、それを解決するために、いろいろなタイプのプランターが知られている。例えば、一般に知られているプランターとして、プラスチック製の箱であって、その底の部分に水抜き孔を形成したものが知られている。このプラスチック製の箱からなるプランターは、それを建物の屋上に直接置くようにしている。つまり、上記底の部分が、建物の屋上に直接接触するようにしておくようにしている。 なお、この発明の従来技術に相当する技術文献は見あたらなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上記プランターからなる緑化用容器は、極端に言えば、プラスチック製の箱をただ単に屋上に置くと同じなので、建物の屋上の温度がどんどん上昇すると、プランター内では、その熱を放出できなくなる。このようにしてプランター内に熱がこもってしまうと、ヒートアイランド現象を防止できないだけでなく、プランター内の土壌が高温になって植物も枯れてしまうと言う問題があった。 この発明の目的は、植物が枯れず、しかも、ヒートアイランド現象を確実に防止できる緑化用容器を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 第1の発明は、接地面から所定の間隔を保った土壌収納部と、上記間隔に外気に導入するエア導入路と、上記間隔を大気に開放するエア導出路とを備え、このエア導出路の流出口は、上記土壌収納部底面よりも高いところに位置させた点に特徴を有する。 第2の発明は、上記エア導出路を筒で構成した点に特徴を有する。 第3の発明は、土壌収納部底面を、筒で構成にしたエア導出路の流入口に向かって徐々に収れんされるロート状にした点に特徴を有する。 【0005】 【発明の実施の形態】 図示の実施形態は、本体1は平面矩形にするとともに、その外周にスカート壁2を形成している。このスカート壁2には、図1に示すように複数の切欠き部を形成し、この切欠き部をエア導入路3としている。このスカート壁2の上端には滑り止め用の凸部4を多数形成した水平壁5を形成し、この水平壁5の内端を下方に延ばして土壌収納部外壁6を形成している。さらに、土壌収納部外壁6の下端には土壌収納部底面7を連続的に形成し、これら外壁6および底面7で囲われた部分を土壌収納部aとしている。 そして、上記スカート壁2を接地させたとき、底面7と接地面との間に間隔8が形成される構成にしている。したがって、上記したエア導入路3から導入したエアは、この間隔8に導かれることになる。 【0006】 上記のようにした本体1の中央部分には、エア導出路としての筒9を設けているが、この筒9は、その下端の流入口9aを、上記土壌収納部底面7の中央部分に開口させ、上端の流出口9bを土壌収納部aの上方に突出させている。 さらに、上記土壌収納部aの底面7は、筒9の流入口9aに向かって徐々に収れんされるロート状にしている。 【0007】 上記のようにした本体1は、例えば建物の屋上にいくつも並べて使用するものである。したがって、上記したスカート壁2は、上方に向かって先細りになるように多少傾斜させておくと有利である。なぜなら、この本体1をいくつも接近させて並べたとき、上記のようにスカート壁2に傾斜があると、エア導入路3が隣の本体のスカート壁によってふさがれることがないからである。 【0008】 なお、図中符号10は、底面7に設けた水抜き用筒部である。また、11は水平壁5に形成したエア抜き孔である。 また、図示していないが、互いに隣接する本体1を連結するための連結手段を設けるようにしても良い。このように連結手段を設けることによって、本体1そのものの位置決めが可能になる。 【0009】 次にこの実施形態の作用を説明する。 建物の屋上などに、上記本体1を複数並べるが、この土壌収納部aには、土壌を入れてそこに植物を植える。このようにして建物の屋上に本体1が置かれると、間隔8内のエアは太陽熱で熱せられるので、間隔8内のエアは熱膨張して軽くなり、その浮力で上昇し始める。このように間隔8内のエアが上昇し始めると、それはロート状にした底面7にガイドされて筒9に導かれ、その流入口9aから流出口9bを経由して大気に開放される。 【0010】 上記のように間隔8内のエアが熱せられて上昇し、筒9から大気に開放されると、今度は、本体1の外にある相対的の低い温度のエアがエア導入路3を経由して間隔8内に流入する。つまり、間隔8内のエアと、間隔8の外にあるエアとの間で、対流による循環運動が発生するので、間隔8内には、常に、相対的に低い温度の外気が導入されることになる。したがって、土壌収納部aに植えた植物などが熱などによって枯れてしまうことがない。しかも、エア導出路を筒9で構成しているので、その筒9に煙突効果を期待でき、一層の対流を促すことができる。 【0011】 また、太陽熱で間隔8内の温度が上がれば上がるほど、対流効果が高まるので、夏などは、建物の屋根下温度を低く保つことができる。反対に、冬などは、土壌が断熱効果を発揮して、間隔8内の温度もある程度保たれるので、建物が冷えるのを防止でき、それだけ暖房などに要するエネルギーを少なくできる。 【0012】 さらに、この実施形態では、本体1に水平壁5を形成するとともに、この水平壁5には滑り止め用の凸部4を形成しているので、互いに隣り合う本体1の水平壁4に足を乗せることができる。したがって、この本体1を敷き詰めた後でも、本体1に乗って、植物の世話などの作業ができるようになる。 なお、上記実施形態の説明では、本体1を建物の屋上に置くようにしたが、本体1を、例えば舗装した路上に置いても良いこと当然である。 【0013】 また、上記実施形態では、本体1が平面矩形である場合について説明したが、それが円形であっても良いし、三角形であっても良い。さらに、平面形状が異なる幾種類もの本体を用いて、それらを組み合わせて使用しても良い。特に、平面形状が三角形の本体1があれば、多少変則的なコーナーの部分にも、当該緑化用容器をくまなく敷き詰めることができるという利点がある。 【0014】 上記実施形態では、自然の対流を利用して間隔8内のエアを筒9に導くようにしたが、例えば、筒9の中に、図示していないファンを設け、このファンでエアを強制的に循環させるようにしても良い。また、底面7の断面形状を波状にして、その放熱面積を多くすることもできる。 さらに、前記エア導入路3は、それを幅の狭いスリットで構成することによって、大きな虫などの進入を防止することもできる。 【0015】 なお、上記実施形態において、煙突状の筒9を設けたので、太陽の位置によって、土壌収納部aにこの筒9の陰ができる。この陰は、夏期に植物などが過度に熱せられるのを防止することができる。しかも、この陰は、太陽の位置に応じて刻々変化するので、植物に日が全然当たらないと言うのとは異なる。つまり、筒9によって、植物などが適度に冷やされると言う効果を期待できる。このように筒9に日陰を作らせるためには、当該筒9が土壌の面よりも十分に突出するだけの高さを必要とする。 また、上記の場合には、筒9に日陰を作らせるようにしたが、例えば、土壌収納部外壁6の高さを、土壌の面よりも十分に高くすれば、この土壌収納部外壁6よっても、日陰を作ることができる。 【0016】 【発明の効果】 第1の発明である緑化用容器によれば、接地面から所定の間隔を保った土壌収納部と、上記間隔内に外気を導入するエア導入路と、上記間隔を大気に開放するエア導出路とを備え、このエア導出路の流出口は、上記土壌収納部底面よりも高いところに位置させたので、対流効果によって間隔内のエアを大気に放出するとともに、相対的に温度が低い外のエアを間隔内に導くことができる。このように間隔内に相対的に低い温度のエアを導いて、その中をいつも低い温度に保てるので、土壌収納部の土壌の温度が異常に高くなることがない。したがって、夏などには、建物の屋上や路上のヒートアイランド現象などを防止できるとともに、土壌収納部に植えた植物が枯れたりしなくなる。 【0017】 第2の発明である緑化用容器によれば、上記エア導出路を筒で構成したので、この筒に煙突効果を期待できる。したがって、その対流がさらに盛んになり、それだけ間隔内の温度上昇を抑えられることになる。 【0018】 第3の発明である緑化用容器によれば、土壌収納部底面を、筒で構成したエア導出路の流入口に向かって徐々に収れんされるロート状にしたので、間隔内のエアが対流を始めれば、それがスムーズに筒側に導かれるとともに、そこから大気に開放される。言い換えると、土壌収納部底面の形状によって、一層の対流効果を促すことができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】斜視図である。 【図2】断面図である。 【符号の説明】 3 エア導入路 a 土壌収納部 7 土壌収納部底面 8 間隔 9 筒 9a 流入口 9b 流出口
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| 【出願人】 |
【識別番号】501237154 【氏名又は名称】株式会社エムビーアール 【住所又は居所】東京都中央区八重洲1丁目5番7号
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| 【出願日】 |
平成15年3月24日(2003.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076163 【弁理士】 【氏名又は名称】嶋 宣之
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| 【公開番号】 |
特開2004−283085(P2004−283085A) |
| 【公開日】 |
平成16年10月14日(2004.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−79381(P2003−79381) |
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