| 【発明の名称】 |
新奇なハボタン品種の育成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】羽毛田 智明 【住所又は居所】京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180 タキイ種苗株式会社内
【氏名】前田 裕行 【住所又は居所】京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180 タキイ種苗株式会社内
【氏名】安井 勝 【住所又は居所】京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180 タキイ種苗株式会社内
【氏名】茂田 勝美 【住所又は居所】京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180 タキイ種苗株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】従来のハボタン品種には存在しなかった新奇な形質を保持する新品種、葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されず葉面に光沢を持つハボタン品種の育成方法を確立する
【解決手段】葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されないブラシカ・オレラセア系統とハボタン系統を交雑し、交雑後代から葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されない個体または系統を選抜する。前記選抜の時期は、子葉展開期から本葉10枚展開期まで間であるのが好ましく、子葉展開期から本葉10枚展開期の間に、苗を0℃から15℃までの低温に連続的あるいは断続的に1日から20日間遭遇させるのがよい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されないブラシカ・オレラセア系統とハボタン系統を交雑し、交雑後代から葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されない個体または系統を選抜することを特徴とする葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されないハボタン品種の育成方法。 【請求項2】 交雑後代から葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されない個体または系統を選抜する時期が、子葉展開期から本葉10枚展開期まで間である請求項1記載のハボタン品種の育成方法。 【請求項3】 子葉展開期から本葉10枚展開期の間に、苗を0℃から15℃までの低温に連続的あるいは断続的に1日から20日間遭遇させる請求項2記載のハボタン品種の育成方法。 【請求項4】 請求項1に記載のハボタン品種がF1交雑品種であり、両親系統または片親系統が葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されない系統であるハボタン品種。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は葉面にワックス成分が実質的に分泌、付着されず葉面に光沢を持つハボタン品種の育成方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 ハボタン(学名Brassica oleracea L.var.acephala DC.forma triclor HORT)は、18世紀後半に日本にヨーロッパから渡来し、その後ほとんど日本国内でのみ品種改良が行われ、主に12月から1月の生花、鉢植え、寄せ植えなど正月の飾りとして重要な品目となっている。また近年では花の少ない冬場の花壇材料としての利用も広がり、さらに欧米では観賞用途だけではなく料理の飾りや食用としても利用されているものである(非特許文献1参照)。 【0003】 前述のような状況下で、葉形や葉色及び草丈などの草姿が主なハボタンの品種改良の主要な目的として取り上げられ、鋭意育種が進められ、丸葉系、ちりめん系、切葉系、瀬戸系などと称する品種群が多数育成されてきた。また1970年代の初頭からはキャベツ、ブロッコリ、ハクサイなどのアブラナ科野菜の自家不和合性利用によるF1交雑育種にならって2つ以上の親系統の組合せによる雑種強勢、均一性のあるF1品種の育成も進められ、現在では主要な品種の多くがF1品種となっている。 【0004】 さらに近年では新奇性をねらって植物生長調節物質である「わい化剤」でハボタンの苗を処理し草姿をコンパクトにする栽培も普及してきている。またオランダなどの海外では白色系のハボタン切り花に染色剤を吸収させ様々な色に葉を染めるなどの工夫がなされていることもある。 【0005】 上述のようにハボタンの品種改良や栽培利用技術の改良が鋭意進められているのであるが、近年では葉形、葉色などの主要形質の組合せや育種素材にも限りが見られるようになり他の草花品目に比べると相対的な観賞価値が低下しているのが現状である。 【0006】 またハボタンの葉色において赤系色を構成するアントシアニン系色素などは環境ストレス条件下、特に晩秋から冬の低温に遭遇しなければ発色しないため発色前のハボタンは非結球期のキャベツの様態であり観賞価値が低く、そのため実際の流通や花壇などへの定植はある程度アントシアニン系色素が発色した後に行われているので営利的な栽培は比較的に長期間に渡ることが多い。 【0007】 現在、ハボタン品種の育成においては、観賞価値をいかに高めるか、観賞期間をいかに延長するかが重要な目標である。しかし既存の品種群から新奇な形質を見い出すことは非常に困難であるのが実情である。 【0008】 また近年ではビルの屋上緑化、福祉施設での園芸療法などに草花などの観賞用の植物を取入れようとされているが、こうした利用目的では従来の公園内花壇などに植栽された場合と同じく、アブラムシやアオムシ、コナガなどの害虫や病害防除を目的とした農薬散布が実際上困難であり、また好ましくない。さらにカラスなどの鳥類による葉の食害も市街地では特に問題となるものの本来が観賞目的であるために防除ネットなどの被覆資材を利用することができない。ハボタンは先に述べたように食用としても利用できるものであるため、こうした鳥類による食害が甚大になる可能性が高い。 【0009】 さらに従来のハボタン品種の育成においては葉形や草姿、とりわけて葉色にもとづく個体、系統選抜が中心であり、夏期に播種した育成素材を圃場や鉢に植えて栽培し、晩秋から冬の低温条件に遭遇させた後に所望の個体、系統を選抜しているのが普通である。このようなハボタン育成素材の選抜方法では結果的に選抜淘汰される多数の個体、系統を長く栽培しなければならず、多大な労力と時間を費やすものであり、効率的とはいえない。 【0010】 【特許文献1】特開平11−253065号公報 【非特許文献1】原色花卉園芸大事典、479−480 、1984年、塚本洋太郎監修、株式会社養賢堂発行 【非特許文献2】新しい植物育種技術、中島哲夫監修、1991年、株式会社養賢堂発行 【非特許文献3】植物の育種学、日向康吉著、1997年、株式会社朝倉書店発行 【非特許文献4】PLANT BREEDING METHODOLOGY、Neal F.Jensen 著、1988年、John Wiley & Sons ,Inc.発行 【非特許文献5】Principles of Plant Breeding、R.W.Allard著、1960、JohnWiley & Sons, Inc. 発行 【非特許文献6】SANFORD D.EIGENBRODE,KIMBERY A.STONER,ANTHONY M.SHELTON,ANF WENDY C.KAIN,Characteristics of Glossy Leaf Waxes Associated with Resistance to Diamondback Moth(Lepidoptera:Plutellidae) in Brassica oleracea、Journal of Economic Entomology,1991,Vol.84,no.5,1609−1618 【非特許文献7】高篠賢二、野田隆志、ワックスレス型アブラナ科植物に見られる耐虫性、植物防疫、2000、54(2)、49−53 【0011】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の課題は、以上のようなハボタン品種の観賞価値を高める上での問題点に鑑みて、従来のハボタン品種には存在しなかった新奇な形質を保持する新品種の簡便で効率的な育成方法を確立することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】 本発明者らは、前述の課題について鋭意研究した結果、本発明を完成するにいたった。すなわち本発明は従来のハボタン品種の葉面に分泌、付着し、葉面に曇り招いている微粉状体の、高級脂肪酸と高級アルコールのエステル結合したエピクチクラワックス(epicuticular wax)成分(以下、ワックスと称す)を実質的に分泌、付着しない形質(以下、ワックスレスと称す)をハボタン品種に取り込むことで、葉面にすぐれた光沢を持ち、アントシアニン系色素などが発色前であっても観賞価値が高くなり、また該色素の発色後には光沢とあいまって極めて鮮やかな葉面となる新奇なハボタン品種の育成方法である。本発明における実質的にワックスを分泌、付着しない形質とは、葉面を肉眼で観察し、ワックスによる曇りが確認されない状態を指す。 【0013】 なお、本発明で使用するワックスレス系統、素材の種子は滋賀県甲賀郡甲西町のテイエス植物研究所で保管されており、譲渡可能である。 本発明で使用するワックスレス系統、素材はハボタンとの交雑やワックスレス性をハボタンに取込めることができれば限定されないが、ハボタンとの交雑が容易なブラシカ・オレラセアに属する植物由来の系統、素材が好ましく、さらにはハボタン系統中の突然変異体やハボタンと近縁のケール類由来のものが特に好ましい。 【0014】 特許文献1にはキャベツF1品種リアナの分離後代に放射線を照射して得た突然変異株の自殖後代を種子親とした交雑品種であって、葉がワックスレスで、萎黄病抵抗性が高い特性を有するキャベツ品種の育成方法が開示されているが、キャベツ自体ではワックスレス性を有しても観賞価値がないため、キャベツの結球性をなくしハボタン品種に必須な赤や赤紫などの色素を安定して発現させるためにはハボタン系統やケール類由来のワックスレス系統、素材を利用する場合に比べるとより多くの戻し交雑が必要であり、この種の育成方法は必ずしも最適とはいえない。 【0015】 本発明においてワックスレス性を既存のハボタン系統、品種に取込む方法は特に限定されず、ワックスレス性を支配する遺伝子の因子数や優性、劣性に応じて慣行のアブラナ科野菜や草花の育種、交配技術で行うことができ、これらの技術には、例えば戻し交雑、細胞融合、半数体利用、自家不和合性、雄性不稔利用などがあり、これらが非特許文献2〜5などに詳述されている。 【0016】 また先に述べたように、近年では、主要なハボタン品種はF1交雑によって採種されたF1品種であり、本発明によるハボタン品種のF1種子の採種方法も、自家不和合性あるいは雄性不稔などいずれの方法でも構わない。 本発明において使用するワックスレス性を支配する遺伝子が優性である場合にはF1品種の片親あるいは両親系統に該遺伝子を持たせればよく、劣性である場合には両親系統に該遺伝子を持たせればよい。 【0017】 次に、本発明におけるワックスレス性及びストレス条件で発現するアントシアニン色素などの形質を持つ個体、系統の簡便で効率的な選抜方法を説明する。まずワックスレス性は子葉展開から発現するため幼苗での選抜が可能であり、該色素の発現を促進するためには幼苗に環境ストレス、例えば乾燥、肥料欠乏、低温などの条件を与えればよいが、実際的には晩秋から冬期の環境を模した低温条件に遭遇させることが処理条件の均一性が高いので好ましい。本発明における幼苗への低温遭遇処理の温度と処理期間は処理対象のハボタン素材、系統の種類や処理する苗のステージによりアントシアニン色素の発現程度や発現速度が異なるので一概には言えないものの、おおよそ0〜15℃、1〜20日間(好ましくは 1〜15日間)に渡り処理することが好ましく、10℃前後で7日間程度の処理が特に好ましい。本発明における低温遭遇処理は必ずしも連続的に行わなくてもよく、断続的に、例えば夜間のみ低温条件に苗を遭遇してもよい。また低温遭遇処理中の照明の有無は問わなくてもよい。 【0018】 次に選抜する幼苗の生育ステージであるが、育成しようとするハボタン品種のタイプが切葉やちりめんなど葉の形状を重要視するものである場合には、少なくとも本葉10枚展開期まで生育させた後に選抜することが選抜精度を高める上でも望ましい、すなわち本発明における幼苗の選抜時期は子葉展開期から本葉10枚展開期となるが、無論、本葉10枚展開期以降に選抜することも可能である。 上記のような幼苗選抜を行うには、例えば連結されたセル成型育苗トレイを使用すると作業や栽培が効率的に実施でき、低温遭遇処理も冷蔵庫などの利用が容易となる。 【0019】 本発明によるハボタン品種は、また以下のような利点を有する、すなわち葉面がワックスレス化し、光沢を持つことでアブラムシやアオムシ、コナガなどに対する忌避効果が得られこれら害虫の食害を軽減することができ、またカラスなどの鳥類に対しても忌避効果をもたらす。植物のワックスレス化による害虫食害の軽減効果は、例えばブラシカ・オレラセアに属するアブラナ科植物(非特許文献6参照)やブラシカ・ナプスに属するナタネで報告されている(非特許文献7参照)。 【0020】 【発明の実施の形態】 以下に、既存のハボタンF1品種白かんざし(タキイ種苗株式会社製)の親系統中から得られたワックスレス性を示す個体(以下、AGL1と称す)と既存のハボタンF1品種紅すずめ(タキイ種苗株式会社製)の両親系統を使用した本発明の実施例を示すが、これによって本発明が限定されるものではない。 【0021】 なお実施例ではワックスレス性遺伝子をGL、対立遺伝子をglと記載する。 (1) ワックスレス性遺伝子GLの遺伝性調査 ハボタンF1品種白かんざし(タキイ種苗株式会社製)の親系統A♀中から選抜したワックスレス性を示す個体AGL1についてワックスレス性遺伝子GLの優劣性を調査するためにAGL1の自殖第一世代(AGL1自殖)とワックスレス性を示さないF1品種白かんざしの親系統A♂とのF1交雑世代(AGL1xA♂)におけるワックスレス性に関する表現型分離比を調べた。まず市販の育苗培土(たねまき培土、タキイ種苗株式会社製)を充填した2枚の128穴のセル成型育苗トレイにAGL1自殖と(AGL1xA♂)の種子をそれぞれ128粒づつ播種し、慣行の育苗方法で本葉1枚展開期まで育て、ワックスレス性の有無を目視により調査した。その結果を表1に示す。ワックスレス性遺伝子GLを単因子優性と仮定し、メンデル遺伝法則によるワックスレス個体と非ワックスレス個体の分離比の期待値と実測値を比較しχ2 検定をした結果、GLはglに対して優性に働く単因子完全優性遺伝子であり、AGL1はGLをヘテロに持つ個体(GLgl)で、A♂はglをホモに持つことが示された。 【0022】 【表1】
【0023】 (2) GLをホモに持つ個体AGL2(GLGL)の育成 (1) からワックスレス性を示す遺伝子GLは単因子完全優性であることが確認された。ワックスレス性のハボタンF1品種を育成するためには両親系統の少なくとも一方がGLについてホモである必要がある。そのため(1) で得られたAGL1(GLgl)の自殖後代でワックスレス性を示す92個体の中から無作為に30個体(AGL1−1〜AGL1−30)を選抜し、それぞれの自殖種子を採種した。次に市販の育苗培土(たねまき培土、タキイ種苗株式会社製)を充填した200穴のセル成型育苗トレイにAGL1−1〜AGL1−30の後代種子を50粒づつ播種し、慣行の方法で本葉1枚まで育苗した。 【0024】 先に述べたようにワックスレス性は子葉展開期から発現されるので、ワックスレス性を持つ個体の選抜調査は播種後一週間以内に目視により容易にできた。 以上の選抜の結果、自殖後代が全てワックスレス個体であったAGL1−3、5、8、9、11、13、20、21の中で採種量が最も多かったAGL1−5(以下、AGL2と称す)を使用して既存系統へのワックスレス性取り込みの元素材とした。AGL2のワックスレス性に関する遺伝子構成はGLGLのホモであることは自明である。 【0025】 (3) 低温遭遇処理の温度、処理期間の決定 市販の育苗培土(TM−1、タキイ種苗株式会社製)を充填した200穴のセル成型育苗トレイ3枚にAGL2の種子を200粒づつ播種し、表2に示した温度に設定したインキュベータに該育苗トレイを入れ、処理開始からアントシアニン色素発現までの日数を目視により調査した結果を表2に示す。 【0026】 【表2】
【0027】 (4) 既存ハボタンF1品種親系統への取り込み 既存のハボタンF1品種「紅すずめ」の片親系統B♀(glgl)を花粉親にしてAGL2(GLGL)へ連続戻し交雑を行なった。 なおAGL2はアントシアニン色素の発現がほとんどないF1品種「白かんざし」の親系統A♀由来の系統であるために、アントシアニン色素の発現が必須な品種紅すずめタイプでワックスレスの品種を育成するためには、(1)(2)で述べたような幼苗期でのワックスレス性の選抜に加えて(3) で述べたような約7℃に設定した冷蔵庫内で低温条件に7日間遭遇させ、アントシアニン色素の発現の有無、程度による選抜も行った。 【0028】 GLに関してヘテロの個体(GLgl)とglに関してホモの個体(glgl)を交雑した場合、その後代はメンデルの遺伝法則から(GLgl:glgl=1:1)となり、本実施例の場合、AGL2(GLGL)とB♀(glgl)との交雑後代から得られたワックスレス個体(GLgl)にB♀(glgl)を花粉親として三回戻し交雑した後に得られたワックスレス個体(GLgl)を自殖し、と同様な方法でGLに関してホモの個体(以下、B♀−GL)を育成した。 B♀−GLはワックスレス性以外では品種「紅すずめ」の片親系統B♀に近似していた。また自家不和合性を持つことも慣行の調査方法で確認された。 【0029】 (5) ワックスレス・タイプのF1品種「紅すずめ」の育成 (4) で育成したB♀−GLとF1品種「紅すずめ」の親系統B♂を慣行の方法で交配し、F1品種「紅すずめGL」の種子を得た。F1品種「紅すずめGL」の交配は自家不和合性を利用して行ったのでB♀−GLを母本とした「紅すずめGL(正交配)」とB♂を母本とした「紅すずめGL(逆交配)」の種子が得られた。 【0030】 (6) パネラーによる官能評価 (5) で得られた品種「紅すずめ(正交配)」、「紅すずめ(逆交配)」と比較として「紅すずめ」、「紅さんご」の4品種を慣行のハボタン栽培方法で栽培した後、複数のパネラーにより観賞価値の高低を確認するために官能評価の調査を行った。調査項目は葉面光沢の有無、新奇性の有無、購買意欲の有無、総合評価とした。 【0031】 総合評価以外は1〜7までの7段階評価とし、1:全く無、2:どちらともいえない、3:少し有、4:やや有、5:普通に有、6:かなり有、7:非常に有、とした。総合評価は3段階で1:よくない、2:どちらともいえない、3:好ましい、とした。 【0032】 パネラーは女性10人(平均年齢23.5歳)、男性10人(平均年齢32.5歳)で、評価後の平均値を表3に示した。本発明による品種「紅すずめGL(正交配)」、「紅すずめGL(逆交配)」は比較の品種「紅すずめ」、「紅さんご」に比べて各調査項目で高い値を示し、観賞価値が高いことが示された。 【0033】 【表3】
【0034】 (7) アブラムシ寄生数調査 (5) で得られた品種「紅すずめGL(正交配)」、比較品種として「紅すずめ」の種子を育苗培土(育苗培土、タキイ種苗株式会社製)を充填した直径15cmのポリポットに各品種5ポットづつ播種し、温室内で発芽させた後、子葉展開期に屋外に出し、アブラムシの寄生数調査を実施した。 アブラムシの寄生数調査は、9月上旬から11月上旬まで7日間隔で行い、調査部位は子葉が黄化するまでは子葉と本葉、それ以後は本葉の若い展開葉2枚に寄生したアブラムシ数を目視により調査し、その結果を図1に示した。本発明による品種「紅すずめGL(正交配)」は比較品種の「紅すずめ」に比べてアブラムシの寄生が明らかに少なく耐虫性が確認できた。 【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、本発明の品種に関するアブラムシ寄生数調査の結果を示すグラフである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390028130 【氏名又は名称】タキイ種苗株式会社 【住所又は居所】京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180
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| 【出願日】 |
平成15年2月10日(2003.2.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068032 【弁理士】 【氏名又は名称】武石 靖彦
【識別番号】100080333 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 紀子
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| 【公開番号】 |
特開2004−236639(P2004−236639A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月26日(2004.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−32104(P2003−32104) |
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