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【発明の名称】 培土原料の製造方法
【発明者】 【氏名】川合 秀実
【住所又は居所】静岡県磐田市前野2226番地 川合肥料株式会社内

【要約】 【課題】培土主材との混合がより良好に行われ、常に一定品質の培土を得ることができる培土原料の製造方法を提供する。

【解決手段】培土主材に対して一定の割合で混合され、植物に栄養成分を付与するための培土原料の製造方法において、前記培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し、所望の栄養成分を含む液肥を吸着させた後、乾燥させて培土原料を得るものである。特に、支持体に対して互いに異なった栄養成分の液肥を吸着させた複数の培土原料A〜Eを用意し、これらを任意選択的に混合して所望の培土を得るようにするのが好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
培土主材に対して一定の割合で混合され、植物に栄養成分を付与するための培土原料の製造方法において、
前記培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し、所望の栄養成分を含む液肥を吸着させた後、乾燥させて培土原料を得ることを特徴とする培土原料の製造方法。
【請求項2】
前記支持体に対して互いに異なった栄養成分の液肥を吸着させた複数の培土原料を用意し、これらを任意選択的に混合して所望の培土を得ることを特徴とする請求項1記載の培土原料の製造方法。
【請求項3】
前記支持体は、ゼオライト又はパーライトであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の培土原料の製造方法。
【請求項4】
前記液肥は、固体状又は粉末状の有機肥料を液状媒体に溶け込ませて得られた有機液肥であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の培土原料の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、培土主材に対して一定の割合で混合され、植物に栄養成分を付与するための培土原料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、園芸用培土は、鉢やプランターに充填される培土主材と、該培土主材と混合されて栄養成分の補強、通気性、排水性、保水性等の特性を改善するための培土原料とから成り、これら培土主材及び培土原料の混合比率を変えて所望の培土を得ていた。然るに、培土主材と培土原料とは、性質が異なるものであるため、混合したものの品質が一定でなく、通気性等の特性を同時に改善し得るものではなかった。しかして、上記不具合を改善すべく、例えば特許文献1に開示されているように、培土原料としてゼオライトを含むものが提案されるに至っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−84877号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の培土原料は、培土全体の品質の一定化をある程度は図ることができるものの、培土主材との比重の違いにより、混合作業した後においても均等に混ざり合わせることが困難であるという問題があった。即ち、混合作業の過程において、比重の大きなものが下方へ、比重の小さなものが上方へ偏在してしまう可能性が高く、均等に混在させるのが困難であり、培土全体として品質が一定化しないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、培土主材との混合がより良好に行われ、常に一定品質の培土を得ることができる培土原料の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、培土主材に対して一定の割合で混合され、植物に栄養成分を付与するための培土原料の製造方法において、前記培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し、所望の栄養成分を含む液肥を吸着させた後、乾燥させて培土原料を得ることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の培土原料の製造方法において、前記支持体に対して互いに異なった栄養成分の液肥を吸着させた複数の培土原料を用意し、これらを任意選択的に混合して所望の培土を得ることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の培土原料の製造方法において、前記支持体は、ゼオライト又はパーライトであることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の培土原料の製造方法において、前記液肥は、固体状又は粉末状の有機肥料を液状媒体に溶け込ませて得られた有機液肥であることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る培土原料は、培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し所望の有機液肥を吸着させて得られたものであり、培土主材と混合されて培土を構成するものである。まず、本実施形態に適用される有機液肥の製造方法について説明する。
【0011】
まず、予めドラム缶等から成る攪拌槽内に所定量の水(液状媒体)を満たしておき、これにJASに適合する有機肥料或いは有機質肥料素材と、好気性或いは通性嫌気性微生物とを投入した後、酸素濃度が高められたエアをブロアによって攪拌槽内に供給しつつ攪拌する。かかるブロアによって供給されるエアは、酸素富化膜に対して空気を通過させることにより得られたものであり、ブロアの排気作用によって攪拌槽の底面近傍から供給されるようになっている。
【0012】
ここで使用される有機肥料或いは有機質肥料素材は、従来より汎用的に使用されている固体状又は粉末状のものであり、例えば動物質肥料として魚カス、その他の魚肥類、肉カス粉末、骨粉、乾血又は血粉、グアノ、その他の動物性有機質肥料、植物質肥料としてナタネ油カス、ダイズ油カス、綿実油カス、ヤシ油カス、その他の油カス類、食品や醸造或いは薬品等の製造カス、ボカシ肥、乾燥菌体肥料、汚泥肥料、加工家きんふん肥料、ミミズふん肥料、堆肥、きゅう肥、下肥、緑肥、家畜や家きんのふん、蚕沙、草木灰などが挙げられる。
【0013】
また、攪拌槽内に満たされる水に代えて、他の液状媒体としてもよく、例えばJASに適合する液状有機酸、JASに適合する液状無機酸、或いはJASに適合するアルカリ溶液としてもよい。然るに、液状有機酸として、木酢液、醸造酢、ギ酸、酪酸、乳酸、クエン酸、酢酸、リンゴ酸、シュウ酸、酒石酸、イソクエン酸、コハク酸、アコニット酸、ケトグルタル酸、フマル酸等を成分として含むものが挙げられ、液状無機酸として、リン酸、硫酸、硝酸、塩酸等を成分として含むものを使用するのが好ましい。
【0014】
エアレーション時に使用される酸素富化膜とは、酸素を選択的に透過させ得る膜をいい、例えば高分子主鎖がケイ素原子と酸素原子とが連なった構造を有するシリコーン等から成るものである。尚、使用される酸素富化膜は、空気中の酸素を選択的に透過させて酸素濃度を高めるものであれば足り、他の構造のものを用いてもよい。
【0015】
より具体的には、図1に示すように、固体状又は粉末状の有機肥料及び液状媒体(水等)を収容した攪拌槽1の底部にエアの排出口が形成された排出部2を載置しておくとともに、この排出部2と酸素富化膜装置4とをホース3にて接続しておく。かかる酸素富化膜装置4内には、図示しない酸素富化膜が具備される一方、ブロア5が接続されている。
【0016】
そして、ブロア5を駆動させて空気を酸素富化膜装置4内に導入するとともに、内部の酸素富化膜にて選択的に酸素を透過させる。こうして酸素濃度が高められたエアは、ホース3を介して排出部2に至り、そこから気泡として攪拌槽1内の有機肥料及び液状媒体内に供給されることとなる。かかる気泡は、攪拌槽1の底部から上方に向かって移動するため、当該攪拌槽1の内部に対し万遍なくエアを供給することができるとともに、物理的な攪拌作用を及ぼすこととなる。
【0017】
尚、攪拌槽1内に、好気性或いは通性嫌気性微生物を投入すれば、かかる微生物によって固体状又は粉末状の有機肥料の分解を促進することができる。この微生物は、好気性或いは通性嫌気性微生物であるため、排出部2から供給されたエアによって活性化され、有機肥料の分解を早期に且つ確実に行うことができるようになっている。投入されるべき微生物は、攪拌槽1内の有機肥料や液状媒体に応じて任意に選択することができ、例えばバチルス、シュードモナス、ラクトバチルス等が挙げられる。勿論、これら微生物による有機肥料の分解促進を期待しなければ、当該微生物を投入しなくてもよい。
【0018】
有機肥料等が投入された液状媒体は、上記の如きエアレーション及び物理的攪拌作用に加え、撹拌作業時間が所定時間経過することにより、暴気されることとなる。これら作用により、液状媒体に対して投入された有機肥料等が分解して可溶化されるので、液状媒体に有機肥料を完全に溶け込ませることができ、高品質な有機液肥を得ることができる。
【0019】
次に、上記の如く製造された有機液肥を支持体に吸着させる。支持体は、混合されるべき培土主材と略同一の比重を有したものとされ、ゼオライト又はパーライト等の天然鉱物由来のもの、或いは腐植物や泥炭等の天然物由来のものを用いることができる。具体的には、かかる支持体を容器に収容した後、同容器内に有機液肥を投入することにより支持体に有機液肥を吸着させる。
【0020】
特に、上記のものの中でゼオライト又はパーライトを支持体として用いるようにすれば、一般的な培土主材の比重と略同一となり易く、且つ、品質を更に一定化させることができるとともに、植物に対する栄養成分の付与と同時に培土の土壌改良機能(通気性や保水性等の性質の向上)をも付加させることができる。
【0021】
そして、有機液肥が吸着された支持体を所定時間乾燥させれば、所望の比重を持った培土原料を得ることができる。かかる乾燥工程は、所定時間静置させて自然乾燥させることによってもよいし、熱風等をあてて強制的に乾燥させるようにしてもよい。こうして製造された培土原料を培土主材に混合して培土とし、鉢やプランターに充填させて使用すれば、植物を良好に育成させることができる。
【0022】
ところで、製造された有機液肥は、用いる有機肥料により成分が異なるため、単一の成分或いは複数の成分を有したものとすることができる。従って、図2に示すように、単一の成分を持った複数の有機液肥(同図の如く各N、P、K、Mg、Ca成分のもの)を支持体に吸着、乾燥させて複数種の培土原料A〜Eを用意し、これらを任意選択的に混合して所望の培土を得る(バルクブレンド方式)ようにしてもよい。これにより、総合的な栄養成分を有した、或いは特定の植物が特に必要とする栄養成分を有した培土を提供することができる。
【0023】
また、図3に示すように、複数成分(N、P、K、Mg、Ca)を持った単一の有機液肥を支持体に吸着、乾燥させて培土原料Fを得た後、該培土原料Fと培土主材とを混合して所望の培土を得るようにしてもよい。かかる方法の場合、図4に示すように、特定の成分を有した複数の有機液肥を所定割合にて混合し、これを支持体に吸着、乾燥させて培土原料Gを得た後、培土主材に混合して所望の培土を得るようにしてもよい。
【0024】
本実施形態によれば、培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し、所望の栄養成分を含む液肥を吸着させた後、乾燥させて培土原料を得るので、培土主材と培土原料との混合をより良好に行わせることができ、常に一定品質の培土を得ることができる。本実施形態においては、支持体に有機液肥を吸着させているが、無機質の液肥を培土主材と略同一の比重を持った支持体に吸着させて、所望の培土原料を得るようにしてもよい。
【0025】
次に、本発明の更に具体的な実施例について説明する。勿論、本発明はこれら実施例に限定されず、任意に変更、追加等を施すことができる。
(実施例1)
まず、200Lのドラム缶(撹拌槽)に100Lの水(液状媒体)を収容させ、これに有機肥料としての粉末状のブランドミン(日本バイオ肥料株式会社製)を20kg、及び微生物としての光オーレス(株式会社松本微生物研究所製)を2kg投入した後、酸素富化膜により酸素濃度が高められたエアにてエアレーションを行った。
【0026】
かかる酸素富化膜は、1分間に4Lのエアレーションを行い得るものを使用した。また、投入される前のブランドミンの成分を以下の表1に示し、これが100%溶けた場合の計算値による液肥の成分を表2に、実際に製造された液肥の成分を表3に示した。
【0027】
【表1】


【0028】
【表2】


【0029】
【表3】


【0030】
上記表1〜3における各成分を比較すると、N(窒素)が45%、P(リン)が1%しか溶けていないものの、K(カリウム)及びMg(マグネシウム:苦土)は概ね可溶化して溶けていることが分かる。従って、カリウム及びマグネシウムを多く含んだ有機液肥としては、比較的高品質なものを得ることができた。
【0031】
次に、上記の如く得られた有機液肥をパーライト及びサンパルファーに吸着させる実験を行った。吸着は、有機肥料とパーライトおよびサンパルファーの重量比について予備試験を行い、その結果に基づいて表4の割合で行った。尚、吸着は12時間行った。
【0032】
【表4】


【0033】
上記実験の結果、パーライトは3倍重量の有機液肥を吸着したが、サンパルファーは126%の有機液肥しか吸着できなかった。尚、予備試験で行ったサンプルについて成分分析をした結果を以下の表5に示す。かかる表からも分かるように、3倍重量の有機肥料を吸着したパーライトの方が含水率は高く、N(窒素)成分も多く含まれているとともに、サンパルファーに比べ、K(カリウム)を多く含む一方、Ca(カルシウム)の含有が少ない。
【0034】
【表5】


【0035】
(実施例2)
まず、200Lのドラム缶(撹拌槽)に100Lの水(液状媒体)を収容させ、これに有機肥料としての粉末状のブランドミン(日本バイオ肥料株式会社製)を4kg、及び微生物としての光オーレス(株式会社松本微生物研究所製)を2kg投入した後、酸素富化膜により酸素濃度が高められたエアにてエアレーションを行った。
【0036】
かかる酸素富化膜は、1分間に4Lのエアレーションを行い得るものを使用した。また、ブランドミンが100%溶けた場合の計算値による液肥の成分を表6に、実際に製造された液肥の成分(1日経過のもの及び2日経過のもの)を表7に示した。尚、投入される前のブランドミンの成分は、実施例1における表1と同様である。
【0037】
【表6】


【0038】
【表7】


【0039】
上記表6、7及び表1とを比較すると、ブランドミンを4kgにすることにより、N(窒素)が48%、P(リン)が0.5%しか溶けていないものの、K(カリウム)及びMg(マグネシウム:苦土)は80%の可溶化率を示し、概ね溶けていることが分かる。従って、カリウム及びマグネシウムを多く含んだ有機液肥としては、比較的高品質なものを得ることができた。
【0040】
次に、実施例1と同様な割合にて、上記有機肥料をパーライト及びサンパルファーに吸着させ、その吸着物の成分分析を行った。かかる成分分析を以下の表8に示す。
【0041】
【表8】


【0042】
上記表からも分かるように、3倍重量を吸着するパーライトは、サンパルファーに比べ、N(窒素)及びK(カリウム)の含有量は多く、Ca(カルシウム)及びMg(マグネシウム)の含有率は少ない。また、抽出法においてサンパルファーの方がN(窒素)の含有量が多く、即効的であることが分かる。
【0043】
更に、上記の如く得られた培土原料を培土主材としてのピートモスに1:10の割合で混合した。その結果、両者を均一に混ぜ合わせることができた。尚、混合により得られた培土の成分を以下の表9に示す。
【0044】
【表9】


【0045】
上記表からも分かるように、ピートモス混合の培土においては、N(窒素)及びK(カリウム)成分の添加効果が穏やかとなる一方、サンパルファー由来のCa(カルシウム)の含有率は高くなっている。
【0046】
(実施例3)
まず、200Lのドラム缶(撹拌槽)に50Lの水(液状媒体)を収容させ、これに有機肥料としての粒状の草木灰(日本バイオ肥料株式会社製)を2.5kg投入した後、酸素富化膜により酸素濃度が高められたエアにてエアレーションを行った。かかる酸素富化膜は、実施例1及び2と同様、1分間に4Lのエアレーションを行い得るものを使用し、5日間エアレーションを行った。
【0047】
以下に上記実験結果を示す。尚、表10は、投入する前の草木灰の成分、表11は、草木灰が100%溶けた場合の計算値による液肥の成分、及び表12は、実際に製造された液肥の成分を示している。
【0048】
【表10】


【0049】
【表11】


【0050】
【表12】


【0051】
上記表10〜12を比較すると、K(カリウム)は、く溶性のものが34.4%及び水溶性のものが46.1%可溶化していた。従って、微生物を投入しなくても、カリウムを多く含んだ有機液肥として比較的優れたものを得ることができた。
【0052】
次に、上記の如く得られた有機肥料をパーライトの3倍重量にて吸着、乾燥させることにより培土原料を得た。かかる培土原料の成分を分析した結果を以下の表13に示す。この表からも分かるように、得られた培土原料にはK(カリウム)が多く含まれており、K(カリウム)成分を育苗培土に補充するには都合がよい。
【0053】
【表13】


【0054】
(実施例4)
まず、200Lのドラム缶(撹拌槽)に50Lの水(液状媒体)を収容させ、これに有機肥料としての粒状の陸王25(日本バイオ肥料株式会社製)を2.5kg投入した後、酸素富化膜により酸素濃度が高められたエアにてエアレーションを行った。かかる酸素富化膜は、前の実施例と同様、1分間に4Lのエアレーションを行い得るものを使用し、4日間エアレーションを行った。
【0055】
以下に上記実験結果を示す。尚、表14は、投入する前の陸王25の成分、表15は、陸王25が100%溶けた場合の計算値による液肥の成分、及び表16は、実際に製造された液肥の成分(1日目と4日目を分析)を示している。
【0056】
【表14】


【0057】
【表15】


【0058】
【表16】


【0059】
上記表14〜16を比較すると、Mg(マグネシウム:苦土)は、5.7%の可溶化率であったものの、Ca(カルシウム:石灰)は、85%と極めて高い可溶化率を示した。従って、微生物を投入しなくても、石灰を多く含む有機液肥として比較的優れたものを得ることができた。
【0060】
次に、上記の如く得られた有機肥料をパーライトの3倍重量にて吸着、乾燥させることにより培土原料を得た。かかる培土原料の成分を分析した結果を以下の表17に示す。この表からも分かるように、得られた培土原料には、若干のCa(カルシウム)と多くのMg(マグネシウム)が含まれており、苦土成分を育苗培土に補充するには都合がよい。
【0061】
【表17】


【0062】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、培土主材と略同一の比重を有した支持体に対し、所望の栄養成分を含む液肥を吸着させた後、乾燥させて培土原料を得るので、培土主材と培土原料との混合をより良好に行わせることができ、常に一定品質の培土を得ることができる。
【0063】
請求項2の発明によれば、支持体に対して互いに異なった栄養成分の液肥を吸着させた複数の培土原料を用意し、これらを任意選択的に混合して所望の培土を得るので、総合的な栄養成分を有した、或いは特定の植物が特に必要とする栄養成分を有した培土を提供することができる。
【0064】
請求項3の発明によれば、一般的な培土主材の比重と略同一となり易く、且つ、品質を更に一定化させることができるとともに、ゼオライト又はパーライトを原料とするため、植物に対する栄養成分の付与と同時に培土の土壌改良機能をも付加させることができる。
【0065】
請求項4の発明によれば、支持体に吸着させる液肥が有機液肥であるので、有機栽培等にも使用することができ、適用範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る培土原料の製造方法において有機肥料を製造するための装置構成を示す模式図
【図2】本発明の実施形態に係る培土原料の製造方法の手順を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態に係る培土原料の製造方法の他の手順を示すブロック図
【図4】本発明の実施形態に係る培土原料の製造方法の更に他の手順を示すブロック図
【符号の説明】
1…撹拌槽
2…排出部
3…ホース
4…酸素富化膜装置
5…ブロア
【出願人】 【識別番号】399109872
【氏名又は名称】川合肥料株式会社
【住所又は居所】静岡県磐田市前野2226番地
【出願日】 平成14年12月12日(2002.12.12)
【代理人】 【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫

【公開番号】 特開2004−187602(P2004−187602A)
【公開日】 平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願番号】 特願2002−360746(P2002−360746)