| 【発明の名称】 |
ポリシート切断繰出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】古谷彰敏 【住所又は居所】高知県須崎市浦の内立目717番地 株式会社ササオカ内
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| 【要約】 |
【課題】機械化された移動農機による畝立及びポリシート繰出装置において、作業の簡易化をはかることができる装置の提供を目的とする。
【解決手段】移動農機本体の後方にあって上下、左右方向に調整可能に取付けられたセンターパイプ12と、該センターパイプに支持されて、支持フレーム25を配備し、モータA27の回転によってロータリ28が、駆動軸A26の軸線上を移動し前記ロータリ28の先端部に配置した円盤状カッター29が、前方U字金具39の上面部のポリフイルム15aを切断し双方のコマ37、40の接触によって、ポリフイルム15aを、数箇所の未切断処理を施した。さらに一方端にモータB42を配備し、前記ポリフイルム15aの未切断処理位置、下部近傍に配置した、引出しベルト43の駆動面に補助ロール47を接触する事によってポリフイルムを繰出し可能にして成るポリシート切断繰出装置としてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動農機本体の後方に、動力源の駆動力によって栽培床を形成するための畝立作業を行うロータを取付けるとともに、該農機本体と一体に、得られた栽培床にポリシートを被覆する作業を実施するための機構を備えた移動農機の構成において、前記移動農機本体の後方にあって上下、左右方向に移動可能に取り付けられたセンターパイプと、該センターパイプに両側を回転自在にポリシートを支持、配置し、前記ポリシートの下部に切断用カッターを配置し,さらに前記カッターの下部に引出しベルトを配置した事を特長としたポリシート切断繰出装置。 【請求項2】 前記切断カッターは回転運動を直線運動に変化させる構成を持つロータリに円盤状カッターを配置し、円盤状カッター前方のU字金具上面部に位置されたポリフイルムを切断出来る様に構成した請求項1記載のポリシート切断繰出装置。 【請求項3】 ポリフイルムの切断は、全幅に対して、未切断箇所を数箇所設けて切断し、切断下部近傍のポリフイルム片面側を駆動伝達可能に構成し駆動伝達面と対面側に補助ロールを配置し前記補助ロールを接触する事によって,ポリシートを繰出し可能に構成した,ポリシート切断繰出装置 【請求項4】 ポリフイルム未切断処理下部位置に引出駆動装置を設けて駆動軸上に配備した駆動ロールと尾輪後方部と踏圧輪の中央部に従動ロールを配置し駆動ロールと従動ロールの外周面に平ベルトを伝達可能に配置しポリフイルムを踏圧輪の下部位置まで誘動する様に構成した、請求項1、2、3、記載のポリシート切断繰出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】 本発明は、移動農機におけるポリシートの切断に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 一般に野菜とか里芋等の畝立とポリシートの繰出し及び土かけ作業を同時に行う作業は、通常トラクタとか管理機等の移動農機を用いて行われているが、図5〜図7に上記移動農機の一例を示す。即ち、車輪1,1を装備した農機本体2の後方にトップリンクAssy3とロワリンク4及びストラット5,5,フレーム5aによりロータリケース6が支持されている。このロータリケース6は内部にスプロケット,チェーン,ベアリング等の動力伝達手段が設けられていて、駆動軸7を介してロータ8に回転力が伝達される。 【0003】 更に前記フレーム5aの後方にはブラケット9が連結されており、このブラケット9の後方に支持金具11が前後調整可能に固定されており、さらに支持金具11の先端にセンターサポート12が上、下、調整可能に取付けられる。 【0004】 また、センターサポート12、左右両側は、支持具13、13が左右方向調整可能に取付けられて、支持具13、13に取付けられた、シャフト16,16とロール受け14,14によって回動自在にポリシート15が取付けられる。さらに、ポリシート15の繰出しブレーキをかける目的として、シャフト16,16の外周にスプリング17,17が取り付けられる。 【0005】 前記、センターサポートの12の後方に支持具19によって支持されて、L字状の支持杆20が挿通されていて、この支持杆20の下端部に前記ポリフイルム15aをガイドするべくガイドロール18が取付けられている。 【0006】 前記、整形板10、10の上部には、サイドアーム21、21の先端部がボルト等によって固定されていて、このサイドアーム21、21の中間部に踏圧輪22、22が支持され、該、踏圧輪22、22の後方にサイドデスク23、23角度自在金具24、24により支持されている。そして、上記ポリシート15から導出されたポリフイルム15aは、ガイドロール18と踏圧輪22、22にガイドされながら後方に繰り出されている。 【0007】 このような構成によれば、エンジンを始動して農機本体2を図5に示すフロントF方向へ進行させると、該エンジンの駆動力がロータリケース6に内臓されたスプロケット,チェーン,ベアリング等の動力伝達手段の作用に基づいてロータ8に伝えられて該ロ−タ8が回転し、土壌を内盛状に盛り上げ、次にロータ8の後方に位置する整形板10,10による整形作用によって畝立が行われる。 【0008】 この時にポリシート15は、左右両側がシャフト16とスプリング17によって圧力がかけられた状態となっており、このポリシート15から引き出されたポリフイルム15aがガイドロール18のフロント側から踏圧輪22の下部に繰り出され、この踏圧輪22によって押し付けられながらサイドデスク23、23によって土かけ作業が行なわれる。図8は、畝にポリフイルム15aを被覆して土15bを被覆した部位の断面図である。 【0009】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながらこのような従来の機械化された移動農機による畝立及びポリシート繰出装置では、作業者の手作業に頼る部分が多く、煩瑣な操作が要求されるという課題があった。すなわち、管理機の場合には歩行しながら畝立作業を行なっている為、ポリフイルム15aの引き出し長さは短いが、トラクターの場合には、移動農機2がクラッチ等によって停止した際に、作業者が一旦降車して整形板10の後方に移動し、ガイドロール18を手で回しながら車輪1とサイドデスク23の距離分に相当するポリフイルム15aを引き出す必要があり、さらに引き出したポリフイルム15aをカマとか他の刃物を用いて切断しなければならない。このような作業を繰り返し行なうことは作業自体が面倒になってしまい、作業者に肉体的及び精神的に大きな負担をかけてしまうことになる。 【0010】 そこで本考案は、このような従来の移動農機が有している課題を解消して、作業者の手作業に頼ることなく、畝立作業とポリシート繰出及び切断作業を同時に行なうことによって作業の簡素化をはかることができる装置を提供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するために、移動農機本体の後方に、動力源の駆動力によって栽培床を形成するための畝立作業を行なうロータを取付けるとともに、該農機本体と一体に得られた栽培床にポリシートを被覆する作業を実施するための機構を備えた移動農機の構成において、前記移動農機本体の後方にあって、上下、左右方向に調整可能に取付けられたセンターパイプと該センターパイプに支持され、一方端にモータが配備されているとともに、ポリシートを挟持して繰り出すための引出しベルトと補助ロールとを備えたロールシャフトと、引出しベルトを配設した駆動軸Bは、前記モータによって回転駆動出来る様に構成した。また、前記の上部に位置し、一方端にモータが配備されて、駆動軸Aの回転によりその軸線上に配備したロータリが移動出来、さらにロータリの側面に円盤状のカッターを配置する構成にしてある。 【0012】 前記、ロータリに配備した円盤状カッターは、駆動軸の軸線上に配備したU字金具線上を移動し、U字金具上面のポリフイルムを切断する。さらに、U字金具とロータリは、数箇所設置したコマによって、円盤状カッターがポリフイルムから離れるように動作し、このことによってポリフイルムは、未切断処理出来るように構成した。 【0013】 また、ポリフイルム未切断箇所の下部に位置配備した、引出しベルトは、駆動軸上面部に配置した駆動ロールと踏圧輪前方に配置した補助ロールの外周面に配置し構成している。 【0014】 【作用】 かかる構成にによれば、移動農機本体を進行させつつ畝立機構によって栽培床としての畝立作業を行ない、この状態で作業員のスイッチ操作により、駆動軸Bのモータを起動することにより、ポリシートから繰り出されたポリフイルムは、引出しベルトと補助ロールの間に挟持された状態を保って順次引き出される。この時にスプリングの付勢力によって補助ロールは、引出しベルト側に押し付けられている。 【0015】 この状態でポリフイルムが一定の長さだけ引出された時に、前記モータの駆動を停止して、駆動軸Aを駆動するモータが起動し駆動軸Aの回転によってロータリが駆動軸線上に移動し、このロータリに取付けられた、円盤状カッタが前方に配置したU字金具上を動くことによってポリフイルムを全幅方向に切断する。 【0016】 この時に、円盤上カッターは、U字金具側面部に取付けたコマによって、円盤上カッターは、未接触するように動作し、すなわちポリフイルムの全幅に対して数箇所、未切断部分が完成し、その未切断箇所部分に配置した引出しベルト及び補助ロールによってポリシートが繰出し可能になるのである。 【0017】 こうして、前工程で切断されたポリシートは、駆動シャフトBのモータを再度起動することにより、前工程で未処理部分を残して切断されたポリフイルムは、引出しベルト及び補助ロールに挟持されて踏圧輪下部まで未処理部分を繰り出してモータが停止し、トラクターは次の動作、すなわち次の畝立をするべく移動し、この時被覆畝とトラクターの移動によってポリフイルムが、引張られて未処理部分から切断されるものである。 【0018】 【実施例】 以下図面を参照して本考案にかかる畝立装置の一実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符号を付して詳述する。図1に示した構成において、12はセンターサポートであり、このセンターサポート12には、支持フレーム25、25が左右方向調整可能に取付けられてロール受け14、14シャフト16、16スプリング17、17によってポリシート15が回転自在に支持固定されている。また、支持フレーム25、25はセンターサポート12によって左右方向に支持されて後方にL字形状で一体型に構成した。 【0019】 ポリシート15の下部位置に駆動軸A26を、ベアリングを介在して、支持フレーム25、25に回転自在に固定し、一方端にモータA27を配備している。一方駆動軸A26の軸線上には、ロータリ28を配備し、その前方に円盤状カッター29を取付けている。 【0020】 図2は、円盤状カッター部の詳細平面図、図3は、円盤状カッター部の詳細右側面図である。ロータリ28の上部にブラケット30を締付け固定し、カッタステー31の中央部とピン32にて連結し、後端は、ロッド33とピン34で連結した。ロッド33の中央部はガイド35を設けて支持固定しスプリング36をガイド35の後部に配置した。また、カッタステー31の前方上部には円盤状カッター29を装着し下部にはコマ37をピン38によって回転自在に固定した。前記、円盤状カッター29の前部には、駆動軸A26と平行にU字金具39を支持フレーム25、25へ配置し前記U字金具線上の下端部にコマ40をベアリングを介在して回転自在に取付けている。 【0021】 一方、駆動軸A26の下部に駆動軸B41を支持フレーム25、25にベアリングを介在して回転自在に固定し、一方端にモータB42を配備した。また、駆動軸B41の軸線上に前記、コマ40配置箇所に引出しベルト43、43を配置し踏圧輪22の下部前方に配備した従動ロール44、44と駆動軸Bに配置した駆動ロール45、45と伝達可能に構成した。 【0022】 駆動軸B41の前方にロールシャフト46を配置し引出しベルト43、43と略平行に補助ロール47、47を回動自在に配置した。一方、ロールシャフト46の両端は、プレート48、48で固定し、このプレートのロールシャフト46側と支持フレーム25、25とスプリング49、49によって連結されて、ピン50、50を支点として、矢印a方向に回動出来、かつ補助ロール47、47と引出しベルト43、43は、密着可能であり、さらにロールシャフト46、46の中央部に設けた金具51と、トラクター座席近傍に配置した(図に示さず)レバーとワイヤー52によって連結されて、このレバーの動作によって補助ロール47、47と引出しベルト43、43は、密着及び解除可能に構成した。 【0023】 かかる構成を有する本実施例の作用を以下に説明する。即ち、エンジンを始動して移動農機を進行させながら所定の畝立作業を行ない、この状態で作業員が手元に設置したレバー(図示せず)の動作することによって、ワイヤー52及び金具51を経由して、補助ロール47と引出しベルト43は密着される。 【0024】 この状態において作業員は、モータA27の手元スイッチを操作することによって駆動軸A26は回転し、回転力を軸線上に変換する機構を持つロータリ28は、駆動軸A26の軸線上を移動する。この時、前方に装着した円盤状カッター29は、U字金具39の上面部のポリフイルム15aを切断しながら進行する。 【0025】 さらに、移動にともないU字金具39に装着した、コマ40と円盤状カッター29の下部位置に配置したコマ37と接触する事によって、図2の矢印b方向に移動しこの時、ポリフイルム15aと円盤状カッター29は、未接触となり、即ち、ポリフイルムは未切断処理されて、ロータリ29は、更に移動しコマ40とコマ37の接触位置を通過する事によってスプリング36の作用により、押付けられてロッド33が作用し、カッターステー31は正規の位置に復帰するのでポリフイルムの切断が再開しコマ40の箇所においてポリフイルムは、未切断処理される。 【0026】 次に、モータB42の手元スイッチを操作することによって駆動軸B41が回転しその軸上に配置した駆動ロール45が回転し引出しベルト43が駆動出来る。この時に、前記においてポリフイルム15aの未切断箇所に配置した引出しベルト43と補助ロール47は、密着の状態となっているため、ポリシート15の繰出しが開始する。こうしてポリフイルム15aは、引出しベルト43と補助ロール47に挟持されて繰り出され、踏圧輪22下部付近まで誘動されてモータB42の駆動を停止する。 【0027】 次に、作業員はロータリ7を含めた畝立装置を油圧操作によって上昇し、次の畝立作業をするべくトラクターを移動する。この時にポリフイルム15aの片側は、図8の状態で被覆されておりトラクターを前方へ移動する事によって未切断処理部分が引張られて完全に切断されて次の畝立作業を開始すれば良い。畝立作業をする時は、レバーを元の位置に戻して補助ロール47を引出しベルト43より切り離す事によって、可能となるのである。 【0028】 【発明の効果】 以上詳細に説明した如く、本考案にかかる移動農機におけるポリシート切断繰出装置を用いることによって以下に記す作用効果がもたらされる。即ち、移動農機本体によって栽培床としての畝立作業を行ないながら、作業員の手元のレバー操作により補助ロールを引出しベルトに密着させることによってポリフイルムを引出し可能としさらに、モータAを起動する事によってロータリの前方に配置した円盤状カッターがU字金具に配置したコマによって未切断処理されながらポリフイルムを切断し、その後、モータBを起動することによって、引出しベルトと補助ロールの間に挟持されながらポリフイルムを繰出す事が可能となった。 【0029】 従って本考案では、畝立作業とポリシート繰出及び切断作業を同時にしかも半自動的に行なうことによって、従来の機械化された移動農機によるポリシート繰出操作と刃物による切断等の煩瑣な作業がなくなり、作業者に及ぼす肉体的及び精神的な負担を軽減して、作業の簡易化をはかることができるという大きな効果が得られる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本考案にかかる移動農機におけるポリシート切断繰出装置の要部を示す斜視図 【図2】円盤状カッタ部の詳細平面図 【図3】円盤状カッター部の詳細右側面図 【図4】ポリシートの繰出しにおける位置関係を示す右側面図 【図5】従来の移動農機の一例を示す正面図 【図6】図5の右側面図 【図7】図5の上面図 【図8】従来のポリシートを被覆した部位の断面図 【符号の説明】 12 …センターサポート 14 …ロール受け 15 …ポリシート 15a…ポリフイルム 22 …踏圧輪 25 …支持フレーム 26 …駆動軸A 27 …モータA 28 …ロータリ 29 …円盤状カッター 37、40 …コマ 39 …U字金具 41 …駆動軸B 42 …モータB 43 …引出しベルト 44 …従動ロール 45 …駆動ロール 47 …補助ロール
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| 【出願人】 |
【識別番号】390038977 【氏名又は名称】株式会社ササオカ 【住所又は居所】高知県須崎市浦ノ内立目717番地
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| 【出願日】 |
平成14年11月13日(2002.11.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−159570(P2004−159570A) |
| 【公開日】 |
平成16年6月10日(2004.6.10) |
| 【出願番号】 |
特願2002−329913(P2002−329913) |
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