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【発明の名称】 人工浮島及び人工浮島形成方法
【発明者】 【氏名】鈴木 正幸
【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町大御堂1−233−1 エスペックミック株式会社内

【氏名】木村 保夫
【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町大御堂1−233−1 エスペックミック株式会社内

【氏名】大上 圭一
【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町大御堂1−233−1 エスペックミック株式会社内

【要約】 【課題】植物の植付け自由度が高く、簡単に形成できる人口浮島及びその形成方法を提供する。

【解決手段】3角形状ベースネット31、ネット31上の植物根張り用体32及び根張り用体32上の植栽済み体3を含む、植生ユニット形成場で形成された植生用ユニット3を人口浮島設置水域Wの近傍場所へ搬送し、3角形状の浮き枠体1に張設された吊り下げネット2上に配置して人口浮島Aを形成する。植生ユニット3は、浮き枠体1を水域Wに浮かべる前又は浮かべた後に吊り下げネット2上に配置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水に浮かぶ浮き枠体と、
前記浮き枠体に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさのベースネット、該ベースネット上の植物根張り用体及び該根張り用体上の植栽済み体を含む植生用ユニットと、
吊り下げネットとを含んでおり、
前記吊り下げネットは前記浮き枠体に張設されており、前記植生用ユニットは該吊り下げネット上に配置されており、全体が人工浮島設置水域に浮かべられることを特徴とする人工浮島。
【請求項2】
前記浮き枠体は3角形状の枠体である請求項1記載の人工浮島。
【請求項3】
水に浮かぶ浮き枠体を形成する工程と、
前記浮き枠体に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさのベースネット、該ベースネット上の植物根張り用体及び該根張り用体上の植栽済み体を含む植生用ユニットを植生用ユニット形成場で形成する工程と、
前記植生用ユニットを前記浮き枠体に吊り下げ支持する吊り下げネットを前記浮き枠体に張設する工程と、
前記植生用ユニットを前記ベースネットで支持して植生用ユニット形成場から人工浮島設置水域近傍場所へ搬送する工程と、
前記吊り下げネットを張設した浮き枠体を人工浮島設置水域に浮かべる工程と、
人工浮島設置水域近傍場所へ搬送された前記植生用ユニットを前記浮き枠体に張設された吊り下げネット上に配置する工程と、
を含むことを特徴とする人工浮島形成方法。
【請求項4】
前記植生用ユニットの植生用ユニット形成場から人工浮島設置水域近傍場所への搬送工程においては、前記植栽済み体から前記植物根張り用体及び前記ベースネットまで根張りした植生用ユニットを搬送する請求項2記載の人工浮島形成方法。
【請求項5】
前記浮き枠体は3角形状の枠体である請求項3又は4記載の人工浮島形成方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湖沼、河川、池、海等の水域に浮かべる人工浮島、特に植生域を提供する人工浮島とその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
植生域を提供する人工浮島は、湖沼、河川、池、堀等の水域の緑化、水質改良、鳥類、魚類、昆虫類等の動物の棲息場所の提供をもたらし、水域環境の保護や改良に寄与する。
【0003】
かかる人工浮島は種々提案されているが、使用水域、使用目的等に応じて適切な組み合わせで使用でき、その組み合わせを豊富になし得るものとして、特開平7−79652号公報に開示されているものがある。
【0004】
同公報に開示されている人工浮島は、3角形状に形成した浮き枠体の内側に植物成育基盤を配置するとともに該基盤の上下に3角形状のネットを配置し、該ネットを枠体に連結し、上側のネットには植物の植付け孔を形成したものである。
【0005】
該枠体は、例えば、3本の円柱状側枠辺部材のそれぞれの端部を3角形の頂点に相当する位置に配置された隅角柱の側壁に連結して形成される。各枠体の円柱状側枠辺部材をそれに隣合う枠体の円柱状側枠辺部材に沿わせ、隣合う枠体の隅角柱同士を連結することで、様々に組み合わせることができ、それにより使用水域、使用目的等に応じて適切な組み合わせを採用でき、また、豊富な組み合わせ状態を提供できる。
【0006】
植物は該人工浮島を水上に浮かべる前又は浮かべた後、上側ネットの植付け孔からその下の植物成育基盤に植えつけられる。
【0007】
【特許文献1】特開平7−79652号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−79652号公報に開示された人工浮島によると、植物の植付けは、3角形状枠体の上側に設けたネットの植付け孔からその下の植物成育基盤をいちいち穿って行わなければならず、その作業は手間を要する。また、人工浮島を水域に浮かべるときの作業効率を考慮した3角形状枠体の通常考えられる大きさからすると、植物の植付け作業は、作業者が腕を大きく伸ばすなどして行わなければならず、この点でも植付け作業に手間を要する。場合によっては作業者が植物成育基盤上へ立ち入って植付け作業を行わなければならないこともあり、植物成育基盤の損傷の恐れもある。
【0009】
さらに、予め設けられた上側ネットの植付け孔から植物を植え付けなければならないので、植付け植物の配列、植付け密度等が制限されてしまい、それだけ植付けの自由度が小さい。
【0010】
そこで本発明は、植物の植付け自由度が高く、簡単に形成できる人工浮島を提供することを課題とする。
【0011】
また本発明は、植物の植付け自由度が高く、簡単に形成できる人工浮島の形成方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明は、次の人工浮島及び人工浮島形成方法を提供する。
(1)人工浮島
水に浮かぶ浮き枠体と、
前記浮き枠体に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさのベースネット、該ベースネット上の植物根張り用体及び該根張り用体上の植栽済み体を含む植生用ユニットと、
吊り下げネットとを含んでおり、
前記吊り下げネットは前記浮き枠体に張設されており、前記植生用ユニットは該吊り下げネット上に配置されており、全体が人工浮島設置水域に浮かべられたことを特徴とする人工浮島。
(2)人工浮島形成方法
水に浮かぶ浮き枠体を形成する工程と、
前記浮き枠体に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさのベースネット、該ベースネット上の植物根張り用体及び該根張り用体上の植栽済み体を含む植生用ユニットを植生用ユニット形成場で形成する工程と、
前記植生用ユニットを前記浮き枠体に吊り下げ支持する吊り下げネットを前記浮き枠体に張設する工程と、
前記植生用ユニットを前記ベースネットで支持して植生用ユニット形成場から人工浮島設置水域近傍場所へ搬送する工程と、
前記吊り下げネットを張設した浮き枠体を人工浮島設置水域に浮かべる工程と、
人工浮島設置水域近傍場所へ搬送された前記植生用ユニットを前記浮き枠体に張設された吊り下げネット上に配置する工程と、
を含むことを特徴とする人工浮島形成方法。
【0013】
本発明の人工浮島及び人工浮島形成方法により形成される人工浮島における植生用ユニットは、例えば人工浮島設置水域或いはその近傍の場所とは異なる植生用ユニット形成場(例えば植生用ユニット形成のための野外の又は屋内の又はこれらが組み合わされた植生用ユニット形成工場)において植物の植付け自由度が高い状態で形成できる。
【0014】
すなわち、植栽済み体は、人工浮島設置水域、人工浮島設置の目的等に応じ、適当な植物或いはその種等及びそれに適する土壌或いはそれ相当のものを選択、採用して、さらに植物の配列、密度等が所望のものとなるように形成することができる。従って、かかる植栽済み体を有する植生用ユニットにおける植物の植付け自由度は高い。
【0015】
なお、本発明における「植栽済み体」には、既に芽生えた、或いは成長した植物を植え付けた部材のほか、そのような植物に代えて、或いはそのような植物とともに、これから植物が芽生え成長していく種、茎、根等を植え付けた部材等も含まれる。
【0016】
本発明に係る人工浮島、本発明に係る人工浮島形成方法において、植栽済み体は前記浮き枠体の内側領域面積と略同面積の大きさに形成してもよいし、浮き枠体の内側領域面積より小面積に形成してもよい。
【0017】
植栽済み体を浮き枠体の内側領域面積と略同面積の大きさに形成するときには、その重量が大きくなり、移動が難しくなることがある。そのような場合には、前記ベースネット上に植物根張り用体を敷設しておき、該植物根張り用体上で形成することが好ましい。そうすれば、植生用ユニット全体を該ネットで支持して容易に移動させることができる。
【0018】
植栽済み体を浮き枠体の内側領域面積より小面積に形成するときは、別途形成した植栽済み体の1又は2以上をベースネット上に敷設した植物根張り用体上に並べてもよい。ベースネット上に敷設した植物根張り用体上で1又は2以上の小植栽済み体を形成してもよい。いずれにしても、植生用ユニット全体を該ネットで支持して容易に移動させることができる。
【0019】
ベースネットは浮き枠体に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさのものであるが、その大きさには、ネット縁辺部を折り曲げる等して浮き枠体に囲まれた領域に収めることができる範囲の大きさも含まれる。
【0020】
植生用ユニットは、その移動時に、ベースネットとその上の植物根張り用体相互、植物根張り用体とその上の植栽済み体相互が位置ずれしたり、それらが崩れたりしないように、適当な連結部材、例えば、ワイヤー、紐、糸等の部材で互いに縫い合わせる等して連結したり、3者を縫い合わせる等して連結する等してもよい。
【0021】
かかる連結に代え、或いはかかる連結とともに、植栽済み体から植物根張り用体及びベースネットまで根張りした植生用ユニット体としてから移動させてもよい。
【0022】
いずれにしても形成した植生用ユニットはそのベースネットで一括支持して容易に搬送することができ、例えばクレーンで吊り上げ、さらに必要に応じ車両等による搬送により、浮き枠体に張設した吊り下げネット上に簡単に配置できる。かくして本発明に係る人工浮島は、前記公報記載のように3角形状枠体内に植物成育基盤を設けてこれにいちいち植物を植え付ける人工浮島に比べて植物の植付け自由度が高い状態で簡単に形成できる。
【0023】
また、以上の説明からわかるように、本発明の人工浮島形成方法によると、人工浮島を植物の植付け自由度が高い状態で簡単に形成できる。
【0024】
本発明の人工浮島形成方法において、浮き枠体は、その部品を人工浮島設置水域近傍の場所へ搬送し、その場所で形成して該水域に浮かべたり、該場所とは異なる枠体形成場(例えば枠体形成工場)等で形成し、人工浮島設置水域近傍へ搬送し、該水域に浮かべるなどできる。
【0025】
前記吊り下げネットの浮き枠体への張設は、該枠体を形成する場所で行ったり、人工浮島設置水域近傍場所へ搬入された枠体に対して行うなど、その上への植生用ユニット配置前に適当な場所及びタイミングで行えばよい。
【0026】
前記植生用ユニットの前記浮き枠体に張設された吊り下げユニット上への配置は、該浮き枠体を水域に浮かべる前に行ってもよく、水域に浮かべた後に行ってもよい。
【0027】
複数の人工浮島を水域に浮かべる場合、それらのうち2以上を適当な方法、手段で連結して一つの人工浮島とすることもできる。
【0028】
本発明における人工浮島形成用の前記浮き枠体は、このように人工浮島を複数連結するときに、連結し易いように、且つ、様々の形態に連結できるように、3角形状、特に正3角形状であることが望ましい。3角形状の枠体については、前記公報記載の浮き枠体連結と同様に、或いは他の適当な方法、手段で連結できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0030】
図1は本発明に係る人工浮島の1例Aを示しており、図2は図1の浮島Aから植生用ユニットを除いた状態を示している。図3は図1のX−X線に沿う切断端面図で浮島Aが水域に浮かべられた状態で示している。図4は人工浮島Aを複数個、浮島設置水域に浮かべ、それらを連結した例を概略的に示しており、図5は同状態における人工浮島同士の連結状態を拡大して示している。
【0031】
図示の人工浮島Aは、正3角形状の浮き枠体1、これに張設された吊り下げネット2及び該ネット上に配置された植生用ユニット3を含んでいる。
【0032】
浮き枠体1は、合成樹脂、金属又はこれらの組み合わせで形成された耐水性を有する3本の細長い円筒形部材11、該各円筒形部材11中に内蔵された耐水性を有する浮力付与材111(図3参照)、それら円筒形部材11を3角形状に連結するための合成樹脂、金属又はこれらの組み合わせで形成された耐水性を有する短い柱部材12を有している。
【0033】
同長の3本の円筒形部材11は平面から見て3角形状に配列され、各隣合う部材11の端部間に柱部材12が配置されている。各柱部材12は中空に形成された短円筒体の上下開口部を液密に閉じたものである。各柱部材12の頂部には、浮き枠体1及びこれに搭載される吊り下げネット2及び植生用ユニット3を一緒にクレーン等で吊り下げ支持することができる吊り下げ用部材121が設けられている。
【0034】
各部材11の各端部には突起部材112が設けられており、これが柱部材12の外側面に突設した係合部122にボルトナット110で連結されている。また、各柱部材12の外側面には二つの係合部122の間に位置する吊り下げネット支持部120が突設されている。突起部材112、係合部122、ボルトナット110及び吊り下げネット支持部120も耐水性を有する。
【0035】
浮き枠体1に張設された吊り下げネット2は合成樹脂等からなる耐水性を有するネットであり、浮き枠体1の内側領域と略同面積の大きさを有する3角形状に形成されており、各頂点部分が連結部材21にて前記吊り下げネット支持部120に連結されることで浮き枠体1に吊り下げられ、張設されている。吊り下げネット2はその上に配置される植生用ユニット3を浮き枠体1に吊り下げ支持できる強度を有している。
【0036】
植生用ユニット3は全体として浮き枠体1の内側領域に略丁度納まる大きさに形成されており、図3に示すように、浮き枠体1に囲まれた領域の面積と略同面積の大きさの3角形状ベースネット31、ベースネット31上の植物根張り用体32、該根張り用体上の植栽済み体33を含んでいる。
【0037】
ベースネット31は耐水性を有するもので、それには限定されないが、ここではネット形態のジオテキスタイルとして知られているポリプロピレン製ネットである。なお、植生用ユニットのベースネットの耐水性については、後述するように植生用ユニットを枠体1に張設された吊り下げネット2上に配置するまでの間は分解したり、損傷したりしない程度のものでもよい。
【0038】
植物根張り用体32は、耐水性、通水性を有し、その中に、或いはさらにそれを貫通して植物が根を張ることができるもので、それには限定されないが、ここでは、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)等製のジオテキスタイルからなる標準厚さ約5cmのものである。浮き枠体1の内側領域に納まるように3角形状に且つ層体に形成されている。
【0039】
植栽済み体33は、人工浮島の設置水域や使用目的等に応じて選択した植物PLを、それには限定されないがここでは、該植物に適する土壌或いはそれ相当の植物育成用媒体を敷いたパレット等で、或いは露地等で所定の配列や密度で栽培して得た植栽済みブロック体331をベースネット31上の植物根張り用体32の上に全体として3角形状となるように並べ設けて形成されている。
【0040】
ベースネット31、根張り用体32及び植栽済み体33は位置ずれを抑制するため図示省略の連結部材で連結してある。
【0041】
以上説明した人工浮島Aは図3に示すように人工浮島設置水域Wに浮かべて、緑化、水質改良、鳥類、魚類、昆虫類等の動物の棲息場所の提供をもたらし、水域環境の保護や改良に寄与させることができる。植栽済み体33における植物PLは根張り用体32内に根を張り、さらにベースネット31から吊り下げ用ネット2を貫通して水中まで根を張ることができる。
【0042】
人工浮島Aを図4に例示するように水域Wに複数浮かべる場合には、図5に示すように、隣合う枠体1において一方の枠体の一本の円筒形部材11と他方の枠体の一本の円筒形部材11とを隣り合わせ、かくして隣合う柱部材12のうち少なくとも一方に緩衝材123を設け(例えばリング形状の緩衝材を嵌め)、該緩衝材123を介して該隣合う柱部材12を相互に当接させ、さらに該両柱部材12をワイヤ等の連結部材124で相互連結することで、各隣合う人工浮島Aを連結することができる。
【0043】
以上説明した人工浮島Aは次のようにして形成できる。すなわち、
(1)前記浮き枠体1を形成する。
【0044】
浮き枠体1は、人工浮島設置水域Wの近傍場所へ部品を搬入し、その場所で形成してもよく、該場所とは異なる枠体形成場(例えば枠体形成工場)で形成してもよい。後者の場合は、形成した枠体1を人工浮島設置水域W近傍へ搬送し、該水域Wに浮かべればよい。
(2)前記植生用ユニット3を植生用ユニット形成場で前記のように形成する。(3)前記吊り下げネット2を浮き枠体1に張設する。
【0045】
ネット2の張設は、枠体1を形成する場所で行ったり、人工浮島設置水域Wの近傍場所へ搬入される枠体1に対して行うなど、その上への植生用ユニット3の配置前に適当な場所及びタイミングで行えばよい。
(4)植生用ユニット形成場で形成した植生用ユニット3をそのベースネット31の部分でクレーン等により支持して吊り上げ、車両等に乗せて人工浮島設置水域W近傍の場所へ搬送する。
(5)吊り下げネット張設済みの枠体1であって、未だ人工浮島設置水域W近傍の場所にある枠体1又は水域Wに浮かべられた枠体1の吊り下げネット2上に、植生用ユニット3をそのベースネット31でクレーン等により吊り上げて配置し、必要に応じ該植生用ユニット3を枠体1及び(又は)吊り下げネット2にワイヤー等の連結部材で連結する。いずれにしても最終的には全体を水域Wに浮かべる。
【0046】
植生用ユニット3を植生用ユニット形成場から人工浮島設置水域近傍場所へ搬送するにあたっては、該ユニットの崩れ等抑制のため、植栽済み体33から植物根張り用体32及びベースネット31まで根張りした植生用ユニット3を搬送してもよい。
【0047】
かくして人工浮島Aが形成される。浮島Aは必要に応じ水域Wの底BTに適当な繋留手段ANで繋留することができる。
【0048】
この浮島形成方法によると、植生用ユニット3はそのベースネット31で一括支持して搬送し、浮き枠体1に張設した吊り下げネット2上に簡単に配置できる。従ってそれだけ簡単に浮き島Aを形成できる。また、植生用ユニット3を予め植物の種類を選択して、配列、植え付け密度等の点で所望の状態に形成しておけるので、従来のような上側被せネットの植付け孔からいちいち植物を植え付ける人工浮島に比べて植物の植付け自由度が高い状態で形成できる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、植物の植付け自由度が高く、簡単に形成できる人工浮島を提供することができる。
【0050】
また本発明によると、植物の植付け自由度が高く、簡単に形成できる人工浮島の形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工浮島の1例の平面図である。
【図2】図1の浮島から植生用ユニットを除いた状態の平面図である。
【図3】図1のX−X線に沿う切断端面図で浮島が水域に浮かべられた状態で示している。
【図4】人工浮島を複数個、浮島設置水域に浮かべ、それらを連結した例を概略的に示す平面図ある。
【図5】図4に示す状態における人工浮島同士の連結状態を拡大して示す図である。
【符号の説明】
A 人工浮島
1 3角形状の浮き枠体
11 円筒形部材
111 浮力付与材
112 突起部材
110 ボルトナット
12 柱部材
120 吊り下げネット支持部
121 吊り下げ用部材
122 係合部材
123 緩衝材
124 連結部材
2 吊り下げネット
21 吊り下げネット連結用部材
3 植生用ユニット
31 ベースネット
32 植物根張り用体
33 植栽済み体
331 植栽済みブロック体
W 水域
BT 水域底
AN 繋留手段
【出願人】 【識別番号】594156020
【氏名又は名称】エスペックミック株式会社
【住所又は居所】愛知県丹羽郡大口町大御堂1丁目233番地の1
【出願日】 平成14年10月31日(2002.10.31)
【代理人】 【識別番号】100074125
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 昌夫

【公開番号】 特開2004−147573(P2004−147573A)
【公開日】 平成16年5月27日(2004.5.27)
【出願番号】 特願2002−317253(P2002−317253)