| 【発明の名称】 |
ヌメリツバタケモドキの栽培方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】森本 尚則
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| 【要約】 |
【課題】ヌメリツバタケモドキ(Oudemansiella venosolamellata)はブナ林などで見られる日本特産のキノコで、食用キノコであることが知られている。食味は癖がなく温和で料理素材として可能性に満ちている。しかし、これの人工栽培に成功した例はいまだ報告されておらず、手に入れるためには天然物の採集に頼らなければならない。本発明の目的は食用キノコであるヌメリツバタケモドキを前述したキノコ培地を用いて人工栽培し、周年安定して製造する方法を提供することにある。
【解決手段】既存のキノコ栽培に用いられている培地、詳しくはそれぞれ特性の違うエノキタケ、ブナシメジ、ナメコ、マイタケなどの実栽培用の培地を用いて栽培し、培養日数、収量、栽培の難易度などを加味した結果、数種の菌種からヌメリツバタケモドキが収量、栽培日数ともに既存の栽培品目のキノコに見劣りしないことを確認することで本発明を完成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヌメリツバタケモドキの人工栽培において培地基材は特に選ばず、既存のキノコ栽培に使用されている針葉樹オガクズ、広葉樹オガクズ、コーンコブ、など多岐にわたり使用可能で、栄養剤もまた米ヌカ、フスマ、コーンブランなどいずれも使用可能で特に選ばない。この培地基材と栄養剤からなるキノコ培地を殺菌した後、種菌を接種し、温度15〜30℃で15〜90日間培養する。 その後、湿度80%以上 温度10〜25℃で10〜20日間保つことにより子実体原基を形成せしめ、さらに同一条件で10〜20日生育させることにより成熟子実体を得ることを特徴としたヌメリツバタケモドキの栽培方法
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【発明の詳細な説明】【0001】 【従来の技術】 現在、シイタケ、エノキタケ、ナメコ、ブナシメジ、エリンギなど様々なキノコが人工栽培され年間を通して市場に出されている。また、人工栽培がなされたキノコの多くは検体の安定供給を背景に、よく分析され、有用成分の発見に至る事例も認められている。しかしながら未だ人工栽培されていない食用キノコが多数存在し、食品としてのみならず有用な遺伝資源の発掘という面からも新しいキノコの栽培技術の開発は必要とされている。ヌメリツバタケモドキ(Oudemansiella venosolamellata)はブナ林などで見られる日本特産のキノコで、食用キノコであることが知られている。食味は癖がなく温和で料理素材として可能性に満ちている。しかし、これの人工栽培に成功した例はいまだ報告されておらず、手に入れるためには天然物の採集に頼らなければならない。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は食用キノコであるヌメリツバタケモドキを前述したキノコ培地を用いて人工栽培し、周年安定して製造する方法を提供することにある。 【0003】 【課題を解決するための手段】 既存のキノコ栽培に用いられている培地、詳しくはそれぞれ特性の違うエノキタケ、ブナシメジ、ナメコ、マイタケなどの実栽培用の培地を用いて栽培し、培養日数、収量、栽培の難易度などを加味した結果、数種の菌種からヌメリツバタケモドキが収量、栽培日数ともに既存の栽培品目のキノコに見劣りしないことを確認することで本発明を完成した。 【0004】 【実施例】 以下に本発明によるヌメリツバタケモドキの人工栽培法を実施例をもって示すが、本発明は以下の実施例の範囲のみに限定されるものではない。 【0005】 【実施例1】 針葉樹鋸屑(スギ材)100g、米ヌカ90g 水道水320mlを良く混合した後、850mlのキノコ栽培用ビンに充填し、中心に15mmの穴を開けた後、ウレタンキャップをした。これを120℃40分間でオートクレーブ殺菌を行い、放冷した後ヌメリツバタケモドキの菌糸を接種し、20〜22℃、湿度60%の条件下で25日間の菌糸体培養を行った。菌糸体培養の終了後、培養基表面の菌掻きを行い、16℃、湿度90%の発生室で22日間、発生生育させた後、1ビン当たり平均146gの成熟子実体を得た。 【0006】 【実施例2】 広葉樹鋸屑(ブナ材)140g、米ヌカ10g 一般ふすま30g 水道水290mlを良く混合した後、850mlのキノコ栽培用ビンに充填し、中心に15mmの穴を開けた後、ウレタンキャップをした。これを120℃40分間でオートクレーブ殺菌を行い、放冷した後ヌメリツバタケモドキの菌糸を接種し、20〜22℃、湿度60%の条件下で25日間の菌糸体培養を行った。菌糸体培養の終了後、培養基表面の菌掻きを行い、16℃、湿度90%の発生室で22日間、発生生育させた後、1ビン当たり平均65gの成熟子実体を得た。 【0007】 【発明の効果】 以上詳細に説明したように、本発明の栽培方法によればヌメリツバタケモドキを高収量かつ短期間に栽培する事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000147969 【氏名又は名称】株式会社千曲化成
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| 【出願日】 |
平成14年10月30日(2002.10.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−147545(P2004−147545A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月27日(2004.5.27) |
| 【出願番号】 |
特願2002−315521(P2002−315521) |
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