| 【発明の名称】 |
植物育成材 |
| 【発明者】 |
【氏名】鳥居 直道 【住所又は居所】大阪市中央区平野町4丁目8番5号 株式会社テクニカマテリア内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、単に土壌内に差し込むだけで耕す作業以上の効果、つまり酸素の供給や土壌中に発生する種々のガス抜きや、水分の調整(補給・集水)、肥料の供給などの作業を効果的に、かつ、簡単容易に行うことができる植物育成材を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明の植物育成材は、壁面に貫通孔を有する筒状体であって、一方が、閉管・閉鎖されて、かつ、土壌に突き刺し可能な形状に構成された先端部を有することを特徴とするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁面に貫通孔を有する容器状構造物であって、該構造物の上面側は開口部で、その対面側は土壌に突き刺し可能な形状に構成された先端部であることを特徴とする植物育成材。 【請求項2】 該容器状構造物が、筒状体、溝状体あるいは枠状体である請求項1に記載の植物育成材。 【請求項3】 該容器状構造物が、該開口部側の一部に、支柱状物および/または防風壁状物を備えたものである請求項1または2に記載の植物育成材。 【請求項4】 該支柱状物または防風壁状物が、該容器状構造物の該開口部に連続的に設けられたものものである請求項3に記載の植物育成材。 【請求項5】 該支柱状物または防風壁状物が、該容器状構造物の側面に設けられた受け部材に嵌合させて結合させる構造を有するものである請求項3に記載の植物育成材。 【請求項6】 該貫通孔が、0.5〜3mmの直径を有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の植物育成材。 【請求項7】 該貫通孔が、該容器状構造物の壁面の表面積にして、少なくとも1個/cm2存在するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の植物育成材。 【請求項8】 該容器状構造物が、繊維、プラスチック、金属、竹および木から選ばれた少なくとも1種の素材で構成されたものである請求項1〜7いずれかに記載の植物育成材。 【請求項9】 該容器状構造物が、生分解性素材で構成されたものである請求項8に記載の植物育成材。 【請求項10】 該開口部に、蓋を取り付けたものである請求項1〜9のいずれかに記載の植物育成材。 【請求項11】 該容器状構造物が、一体成形されたものである請求項1〜10のいずれかに記載の植物育成材。 【請求項12】 該先端部が、該容器状構造物とは別途形成された成型品で、かつ、嵌合されたものである請求項1〜11のいずれかに記載の植物育成材。
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【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】 本発明は、田畑、ハウス栽培、お茶畑、果樹園、さらには植林や桑畑はもとより、家庭菜園や鉢植え栽培、植え込みや街路樹あるいは芝生などの植物の育成促進を図ることが、簡単容易にできる優れた植物育成材に関するものである。 【従来の技術】 従来から、農家においては、耕すことは植物栽培において、欠かすことのできない、必須の労働であった。耕すことによって、土壌をほぐしながら空気を取り入れ、根の呼吸を助け、微生物の繁殖を促し、水や肥料の浸透をよくし、さらに畝を築くことによって、根の伸長を促すなど、植物の育成には欠かすことのできない作業であった。 そのような作業を機械的に助けるために、耕耘機などが開発されて、ずいぶんと農家の重労働を軽減する農業の機械化が進んできている。 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、単に土壌内に差し込むだけで耕す作業以上の効果、つまり酸素の供給や土壌中に発生する種々のガス抜きや、水分の調整(補給・収水)、肥料の供給などの作業を効果的に、かつ、簡単容易に行うことができる植物育成材を提供せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明は、かかる課題を解決するために、つぎのような手段を採用するものである。すなわち、本発明の植物育成材は、壁面に貫通孔を有する容器状構造物であって、該構造物の上面側は開口部で、その対面側は土壌に突き刺し可能な形状に構成された先端部であることを特徴とするものである。 【発明の実施の形態】 本発明は、かかる課題、つまり酸素の供給や土壌中に発生する種々のガス抜きや、水分の調整(補給・収水)、肥料の供給などの作業を効果的に、かつ、簡単容易に行うことができる植物育成材について、鋭意検討し、貫通孔をその壁面に万遍なく形成した筒(支柱状物)を土壌に差し込んで、水や肥料を供給してみたところ、苗が勢いよく育成することを究明したものである。 また、本発明によれば、少ない肥料、少ない水分量で、大きく、速く植物を成育させることができるという効果を奏するものであり、さらに、配管等を施して、バルブを使い、集中して、水や肥料或いは空気を供給したり、逆に水や空気を抜いたり、或いは該容器そのものをつないで、設置や取り外しを連続的に行うことができるようにシステム化することも可能である。つまり、本発明の植物育成材を構成する該容器は、単一で使うことも、複数の容器をつないで使うこともできるという利点も有するものである。 元来、植物の根は暗い方を好み、水分、肥料、酸素を必要とするものであるが、かかる根を深い土層まで伸長するために、酸素や水分が重要な役目を有するものであり、さらに土壌の中の孔隙の量が多いほど根は深く広く伸長し、成長が速く大きくなり、かつ、寿命を延ばすものである。根は水分と酸素を同時に或いは交互に吸収・呼吸する作用を繰り返して成長する。すなわち、かかる水分と酸素は、バランスよく存在するのが好ましく、いずれが多すぎても、たとえば水浸しであったり多すぎたりすると、酸素不足となり窒息し、根の伸びが阻害され、やがて根腐れや細胞の成熟老化を促進する体内ホルモンであるエチレンなどを発生することとなり、その結果、老化を惹起して寿命を短くしてしまうものである。逆に水分が不足すると、根そのものは水分を求めて広く伸びるものであるが、時として間延びして力のない植物となることもある、結果的に水分や栄養を補足することができなかった場合には、成長を阻害することとなってしまう。また、土壌が固化すると、孔隙の量が激減し、酸素不足となり、水分の浸透も悪くなり、ひいては根の伸長を阻害することとなる。 かかる植物の成長・育成の様子からして、耕すということは、植物の栽培において基本中の基本であり、これによって、土壌中に酸素を取り込んで根の呼吸を助け、微生物の繁殖を促進させ、植物の生長に必要な尿素やアンモニア、窒素、リン酸、カリなどの栄養分の浸透を助長させたり、土壌に孔隙を多量に造成し、柔らかくして、根の繁殖、伸長を促し、土壌を活性化させるものであることを究明した。 本発明は、かかる植物の成長・育成の様子や農作業の効果的な部分を分析して、要するに土壌内に酸素や水、肥料を簡単容易に、かつ、迅速に行きわたらせる方法はないものか、鋭意検討したところ、芝生の蘇生手段として、植木職人さんが、芝生のすり減った箇所に孔を掘っている作業を観察して、本発明を完成させるに至ったものである。 すなわち、通水性と通気性とを併せ有する如き貫通孔を、壁面の必要箇所、たとえば底部の植物の根に近い部分などに形成した容器状構造物からなる植物育成材を用いて、この容器状構造物を、栽培しようとしている植物の周囲に打ち込んでみたのである。 すなわち、この植物育成材は、長さは300mmで、外径は22mm、内径が16mmの塩化ビニル管からなる筒状体(支柱状物)で構成され、その壁面に、表面積からみて約3個/cm2の割合で、直径1mmの貫通孔を、該筒状体の底部から10mm付近と50mm付近の片面側(つまり植物に面する側)のみに、それぞれ設け、次いで、この筒状体の先端部に尖った中実の塩化ビニル成型品を詰め込んで形成されたものである。すなわち、壁面に貫通孔を有する容器状構造物であって、この構造物の上面側は開口部で、その対面側は土壌に突き刺し可能な形状に構成された先端部である構造を有するものである。かかる土壌に突き刺し可能な形状としては、支柱状物の表面にラセン状の溝(ねじ切り)を付けたり、支柱状物そのものをラセン状にネジった形にしてもよい。 該植物育成材の上面、つまり土壌表面側は、開口部であって、そのままで、つまり該管内を空の状態、すなわち空気が出入りしたり、あるいは、この開口部から水や肥料を補給したりするものである。なお、土壌中の水分が多量に存在する場合は、該植物育成材を通して水分を集めることができ、この水分を抜き出すこともできるので、土壌中の水分を調整する機能を併せ持つものである。 かかる植物育成材の使用方法としては、まず、単に1回耕した土壌に、通常の方法で苗を植えて、更にポリエチレンシートをかけてマルチングを施したところに、1本の苗の両側に、上述の植物育成材を1本ずつ突き刺した。 一方、比較のために、この場所から5m離れた場所で、同様に1回耕した土壌に、通常の方法で苗を植えて、更にポリエチレンシートをかけてマルチングを施した。ただし、この苗には、水や肥料を散布する他は放置した。 そうしてみたところ、1ヶ月後本発明の該植物育成材を採用した苗は迅速に育成され、比較のために放置した苗に比して、樹勢が強く、約1.7倍も成長し、さらに根張りが2倍も太く、毛根も旺盛に発根しており、新芽も多く出し、格段の成長を遂げていた。 本発明は、かかる事実に基づいて、まず、かかる貫通孔について検討し、通水性と通気性とを併せ有するものとして、好ましくは直径0.5〜3mm、さらに好ましくは直径1〜2mmのものがよいことを究明した。かかる貫通孔は、該容器状構造物の壁面の表面積からみて、好ましくは少なくとも1個/cm2、さらに好ましくは2〜4個/cm2存在させるのが、通水性と通気性の上からよい。 かかる貫通孔は、厚み方向に貫通させる際に、外側に向かって直径が小さく形成されているものが通水性の上から好ましく、更に好ましくは突き刺し方向に対して逆向きに形成されているのが、突き刺す際に土壌を取り込まずにすむのでよい。 かかる容器状構造物は、剛性を有する素材であれば、限定されないが、好ましくは繊維、プラスチック、金属、陶器、竹および木から選ばれた少なくとも1種の素材で構成されたものがよい。もちろん、これらの複合材料、特に繊維とプラスチックからなる複合材料が好ましく使用される。特に竹は、そのまま節を抜けば、即本発明の容器状構造物となるし、これに貫通孔を開ければ、即本発明の植物育成材として使用することができるという好都合な素材であり、その上、手に入りやすく、加工し易く、それよりも天然の生分解素材であるという特徴を有する。 また、かかる容器状構造物は、筒状体、溝状体あるいは枠状体のいずれの形状、構造のものでもよく、使用する目的により適宜選択して使用することができる。 また、かかる容器状構造物の開口部の形状としては、別に限定されないが、好ましくは三角形状、矩形状などの多角形状および円形状から選ばれた少なくとも1種の形状を有するものが使いよくてよい。また、かかる筒状体は、1本ものに限らず、複数の筒状体を接続して、長さを調整することができる。さらに、円錐や三角錐、四角錐などでもよい。好ましくは溝状体、すなわち、両端にV字状壁を有し、開口部が矩形状である横長のものが、本発明の目的の上から好都合に使用される。 また、他の形状として、かかる容器状構造物の該開口部側の一部に、支柱状物および/または防風壁状物を備えたもの、すなわち、突起や支え支柱、さらには防風壁となるような広幅な壁状のものを備えたものを使用することができる。前者の支え支柱状のものは、トマトやきゅうり、さらにはさとうきび、とうもろこし等の細くて丈の高くなる植物の支えに使用することができ、植林においては、添え木として使用することができる。また、後者の防風壁状のものは、枠体の外側部分を用いて、それより内側で栽培する植物の暴風からの保護に極めて有効である。 かかる支柱状物や防風壁状物は、該容器状構造物の該開口部に連続的に設けられたものでもよいし、別途、たとえば該容器状構造物の側面に設けられた受け部材に嵌合させて結合させる構造を有するものでもよい。 また、かかる容器状構造物が、前記竹のような生分解性素材で構成されたものであると、そのまま放置しても、微生物の働きにより腐敗発酵して、肥料になるので、好ましく使用することができる。かかる生分解性素材としては、天然の竹や木材、さらにかかる植物のパルプからなるセルロースや紙、さらにポリ乳酸などの生分解性ポリマからなるものを使用することができる。 本発明の植物育成材には、該開口部に、蓋を取り付けると、雨の混入を防止したり、内容物の乾燥防止をすることができるので、容器内の充填量を調整したり、肥料の濃度や水の供給量や収水量を調整・保持することができる。また、開口部が小さくて充填しにくい場合には、漏斗やレジューサーのようなアダプターを使用したり、適量カップ(容器)を取り付けることは好ましいことである。 本発明の植物育成材は、一体成形されたものでも、また、先端部を、該容器状構造物とは別途形成された成型品でもよい。 本発明の植物育成材は、前記の如き、酸素の供給や土壌中に発生する種々のガス抜きや、水分の調整(補給・収水)、肥料の供給などの作業を効果的に、かつ、簡単容易に行うという効果の他に、さらに施肥量や水分補給量を、植物の成育を妨げないで、大幅に節約することができる効果を奏する。つまり、通常、かかる作業は、土壌表面に散布する手段で実施されるものであるが、本発明の植物育成材を使用すると、直接、根元やその側近に施肥や水分補給することができる。通常手段で肥料や水を散布すると、肥料や水は、土壌内を浸透・拡散しながら根元まで辿りつくが、それまでに相当希釈されていたり、極少量の水分量でしかなかったりするものである。逆に、水分が多量な場合は、表土流出を惹起し、水分の流出・蒸散により、塩分の表出や濃縮をきたし、植物の栽培自体を阻害し、やがては培地放棄に至るものである。 これに対して、本発明の植物育成材によれば、通常の何倍、さらには何十倍もの濃さの肥料濃度で施肥をすることになるし、大量の水分量を補給することができることとなる。もちろん、本発明の植物育成材を使用する場合には、それだけ、肥料濃度を希釈した状態のものを充填したり、水分量を減少させて充填したりして、実施することができる。すなわち、少ない肥料、少ない水分量で、大きく、速く植物を成育させることができるのである。なお、かかる植物育成材(溝・筒状体を含む)において、植物の根が存在する側の壁面のみに、該貫通孔を設け、他面は、無孔壁面としたものが、さらにもっと少量の肥料で、さらにもっと少量の水分量で、より優れた育成効果を奏するので、本発明には好都合に使用される。 本発明を図面により、さらに説明する。 図1は、上述した円形の容器状構造物(筒状体)に、尖った合成樹脂製(塩化ビニル製)先端部4を嵌め込んだもので、該容器状構造物1の壁面2に万遍なく貫通孔3が設けられたものである。図2は、図1の断面図である。 図3の植物育成材1は、開口部の平面形状が矩形状で、両端の壁面形状が三角形である、つまり先端に向けて閉鎖された三角形の断面を有する横長の溝状の容器状構造物からなるものである。この容器状構造物の壁面2に貫通孔3が設けられたものである。この場合は、該壁面の片面、つまり土壌の畝面側に位置する面側の壁面2に貫通孔3が設けられているものである。この植物育成材は、貫通孔のない壁面2’が、土壌や水の流出防止の堰の機能を有し、これによって安定した畝形状を維持させることができるものである。図5は、この植物育成材1を畝に用いたときの実用状態を示す概略断面図である。 図4は、図1の植物育成材1をトマトの苗の周囲に差し込んだ実用状態を示す概略断面図である。 図6は、実施例において、図1の植物育成材1を実用したときの状態図である。 図7は、図1の植物育成材1の開口部側に、支柱状物6を嵌め込み式で備えたものの例であり、この例は、水や水肥の取り入れ口も取り付けた例である。 図8は、図3の植物育成材1の開口部側に、外壁として、防風壁状物7を備えたものの例である。この防風壁状物7を備えたものでは、強風にも植物が倒れることがないという利点がある。もちろん、図7の植物育成材と図8の植物育成材とを同時に併用することもできる。 【実施例】 次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。 実施例1 図1の植物育成材を作った。すなわち、長さ300mm、外径22mm、内径16mmの塩化ビニル樹脂製管の壁面に、表面積からみて約1.2個/cm2の割合で、直1mmの貫通孔を設け、尖った塩化ビニル製先端部を嵌め込んだ筒状体を作った。 この筒状体を、植物育成材として使用して、6本のトマトの苗を畑に植えた。すなわち、該植物育成材を、苗1本の前後に1本ずつ、図4のように差し込んで、合計14本該植物育成材を打ち込んだ。 比較のために、5m離れた別の場所の畑に、6本のトマトの苗を植えた。 これらの苗には、水を1日当たり6リットル毎日施し、さらに水肥(「ハイポネックス」(R)(株)ハイポネックスジャパン社製)を6cc採取し、これを水6リットルで希釈した肥料)を7日に1度ずつ、水のみに替えて与えた。 ただし、比較例の畑では、水と該水肥を、葉にかからないように散布する方法で与え、実施例の畑では、該植物育成材に水と肥料を充填する方法で与えた。 1ヶ月後に観察したところ、明らかに植物育成材を採用した苗の成長が速く、比較例の苗に比して、1.7倍背丈が高かった。さらに根は2倍太く、毛根も多く、樹形も円筒形で、しっかりした成長ぶりであった。 実施例2 実施例1と同様の植物育成材を孟宗竹を用いて作った。すなわち、孟宗竹の節を抜いて、一方の先端を竹槍のように切断して、長さ500mm、外径80mm、内径65mmの壁面に、表面積からみて約1個/cm2の割合で、直径2mmの貫通孔を設けたものを作った。 この植物育成材を使用して、実施例1と同様に6本のトマトの苗を植えた畑で実施した。この植物育成材の場合も、実施例1と同様に、比較例の苗に比して、約1.7倍背丈が高かった。さらに根は2倍太く、毛根も多く、樹形も円筒形で、しっかりした成長ぶりであった。 実施例3 図3の植物育成材をポリ乳酸樹脂を用いて作った。すなわち、ポリ乳酸樹脂製V字型溝状成型品からなる容器状物を形成し、その壁の片面に、表面積からみて約1.3個/cm2の割合で、直径1.5mmの貫通孔を設けて植物育成材を作った。この容器状物の壁面の長さ800mm、壁の深さ方向の長さ500mm、壁の厚さ5mmで、開口部の幅は100mmであった。 この植物育成材を図5のように使用して、実施例1と同様に6本のトマトの苗を植えた畑で実施した。この植物育成材も、実施例1と同様に、比較例の苗に比して、約2倍背丈が高く、根は2.3倍太く、毛根も多く、しっかりした成長ぶりであった。もちろん、雨降りにも、畝の盛り土も崩れることなく、安定にその形状を維持していた。 実施例4 図1の植物育成材を実施例1とは、別の方法で作った。すなわち、、外径40mm、内径30mmの紙製管(フィルムの巻き芯)を長さ300mmに切断し、その壁面に、表面積からみて約1.2個/cm2の割合で、直径1.5mmの貫通孔を設けた。この紙製管に、固形分15重量%の塩化ビニル樹脂溶液を含浸して乾燥するプロセスを3回施して、紙と合成樹脂との複合筒状体を作った。この複合筒状体の一報の先端に嵌合する、尖った塩化ビニル製先端部を嵌め込んで植物育成材を作った。 この植物育成材を使用して、実施例1と同様に、苗1本の前後に1本ずつ、図4のように差し込んで、合計14本該植物育成材を打ち込んで苗の生長を観察した。 1ヶ月後に観察したところ、実施例1と同様に、苗の成長が速く、背丈も高く、根も太く、毛根も多く、しっかりした成長ぶりであった。 実施例5 図7の支柱状物を備えた植物育成材を使用する以外は、実施例1と同様にしてトマトの苗を植えて栽培した。 この植物育成材によれば、実施例1と同様の育成効果が得られる以外に、強風にも安定した栽培を続行することができる利点があることを確認した。 実施例6 図3の塩化ビニル樹脂製V字型溝状成型品からなる容器状物からなる植物育成材に、さらに防風壁を備えてなる図8の植物育成材を使用する以外は、実施例3と同様にしてトマトの苗を植えて栽培した。 この植物育成材によれば、実施例3と同様の育成効果が得られる以外に、暴風雨にも問題なく安定した栽培を続行することができる利点があることを確認した。 【発明の効果】 本発明によれば、植物を、確実、かつ、迅速に成長させる上に、効率よく植物を栽培することができ、さらに、枯れかかった植物も元気に蘇生させることもできる。また、本発明によれば、植物を、少ない肥料、少ない水分量で、大きく、速く植物を成育・成長させることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】この図は、本発明の植物育成材の一例を示す概略図である。 【図2】この図は、図1の断面図である。 【図3】この図は、本発明の植物育成材の他の一例を示す概略図である。 【図4】この図は、本発明の植物育成材の実用状態の一例を示す概略図である。 【図5】この図は、本発明の植物育成材の他の実用状態の一例を示す概略図である。 【図6】この図は、本発明の植物育成材の実施例での実用状態を示す概略図である。 【図7】この図は、図1の植物育成材1の開口部側の一部に、支柱状物を備えたものの例である。 【図8】この図は、図3の植物育成材1の開口部側の外壁に、防風壁状物を備えた例を示す概略図である。 【符号の説明】 1:植物育成材(容器状構造物) 2:貫通孔のある壁面 2’:貫通孔のない壁面 3:貫通孔 4:先端部 5:ポリエチレンシート 6:支柱状物 7:防風壁状物
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| 【出願人】 |
【識別番号】502349977 【氏名又は名称】株式会社テクニカマテリア 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町4丁目8番5号
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| 【出願日】 |
平成15年6月25日(2003.6.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−135654(P2004−135654A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月13日(2004.5.13) |
| 【出願番号】 |
特願2003−204100(P2003−204100) |
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