| 【発明の名称】 |
壁面への緑化工法および緑化資材 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 喜正 【住所又は居所】滋賀県蒲生郡竜王町大字鏡字谷田731−1 積水樹脂株式会社内
【氏名】野口 和裕 【住所又は居所】滋賀県蒲生郡竜王町大字鏡字谷田731−1 積水樹脂株式会社内
【氏名】藤原 真也 【住所又は居所】滋賀県蒲生郡竜王町大字鏡字谷田731−1 積水樹脂株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】雨水を利用して、緑化資材の生育に必要な水を供給でき、日照も十分に得られる壁面の緑化工法と緑化資材を提供する。を提供する。
【解決手段】パネルに凸部を複数形成させて壁体の表面に取り付け、該パネル表面に植物を植生させ、その植物を親水材に植生させて蘇苔類植物とし、凸部を山形状にすることで、雨水を効率的に表面の植物全体に行き渡らせることが出来る。 また、植物を植生したパネルと壁体の間に空間を設け、空間と連通する多数の開口部を穿設し、空間部に保水材を設けるとともに、パネルの上端に薄いの取り入れ口を設けることで、雨水を保水材に蓄えて、無降雨期間に徐々に蓄積した水を蒸散させることができ、植物の生育を促すことができる。 また、植物を植生した表面の基材に、斜め上向きに立ち上がった突起物を設けることにより、突起物に雨水を伝わらせることで、効率的に表面の植物に雨水を供給することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁体の前面に、上下方向に凸部を複数形成したパネルを取付け、該パネルに植物を植生させたことを特徴とする壁面への緑化工法。 【請求項2】 パネルの表面に親水材を被着するとともに該親水材に蘇苔類植物を植生することを特徴とする請求項1に記載の壁面の緑化工法。 【請求項3】 凸部は山形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面への緑化工法。 【請求項4】 パネルは、山形状に形成したパネルユニットを複数段積み重ねて形成したものであることを特徴とする請求項3に記載の壁面への緑化工法。 【請求項5】 山形状の凸部を形成する下向き傾斜面は、鉛直面と成す角度が55度以下であることを特徴とする請求項3または4に記載の壁面への緑化工法。 【請求項6】 凸部は、下方に行くにしたがい、前面に張り出していることを特徴とする請求項1〜5にのいずれか1項に記載の壁面への緑化工法。 【請求項7】 パネルと壁体との間に空間部を形成すると共に前記空間部に連通する多数の開口部をパネルに穿設し、前記空間部に保水材を内装したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の壁面の緑化工法。 【請求項8】 パネルの上端面に、雨水をパネルと壁体との間の空間部に取り込むための取水口を設けたことを特徴とする請求項7に記載の壁面の緑化工法。 【請求項9】 基材と、その表面に植生された植物と、基材表面に設けられた斜め上向きに立ち上がる突起物とを備えた緑化資材を、壁体の前面に取り付けたことを特徴とする壁面への緑化工法。 【請求項10】 緑化資材は、基材に親水材が被着されると共に該親水材に蘇苔類植物が植生されたことを特徴とする請求項9に記載の壁面への緑化工法。 【請求項11】 基材は、上下方向に山形部が複数形成され、該山形部の上向き傾斜面に斜め上向きに立ち上がる突起物が設けられたことを特徴とする請求項9または10に記載の壁面への緑化工法。 【請求項12】 上下方向に山形部を複数形成したパネルと、該パネルの表面に被着された親水材と、その親水材に植生された蘇苔類植物とを備えたことを特徴とする緑化資材。 【請求項13】 基材と、その表面に植生された植物と、基材表面に設けられた斜め上向きに立ち上がる突起物とを備えたことを特徴とする緑化資材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、建造物や道路構造物の壁面を植物により緑化するために、好適に用いることが出来る緑化工法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 建造物や道路構造物などを植物によって緑化することにより、夏場のヒートアイランド現象を緩和したり、自動車排ガスなどの汚染大気を浄化する方法が提案されている。植物はまた、美観を保つのにも好適であり、例えば都会のビル壁や道路の防音壁などの無機的な壁を緑化することにより、通行人やドライバーへの圧迫感が緩和される効果もある。 【0003】 緑化が考えられる部位としては、建造物の屋上や壁面、道路構造物などの壁面が考えられる。特に壁面の緑化は様々なものに適用できるため、ヒートアイランド現象や大気汚染の緩和に特に有効と考えられる。また、壁面を緑化することで、これまでの無機的な道路や町並みの美観的も改善できる。 【0004】 壁面への緑化は、これまでに、植栽桝を壁に設置する方法や、特開2001−320968号に示されるような壁面に簡単に敷設できる緑化パネルを用いる方法などが提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、緑化資材を壁面に単に設置しただけでは、植物の生育に必要な日照や雨水が十分に当たりにくい。生育に必要な水を供給するために、灌漑施設を設けてもよいが、設備費用やランニングコストがかかり、メンテナンスも必要であるため、経済的に好ましいとは言えない。 【0006】 そこで本発明は上記の如き問題点に鑑みてなされたものであり、植物の育成に必要な水を雨水によって効率的に供給できる壁面の緑化工法および緑化資材を供給せんとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち、壁体の前面に、上下方向に凸部を複数形成したパネルを取付け、該パネルに植物を植生させたことを特徴とするものである。 【0008】 壁体の前面に、上下方向に凸部を複数形成させ、凸部に植物を植生させておけば、降雨時に雨水が効率よく凸部分に当たる。パネルの材質は、特に限定されるものではないが、アルミなどの金属やポリカーボネート樹脂などが好適である。パネルを取り付ける壁体は、壁状の物であれば特に限定される物ではなく、建造物の壁でもよいし、道路構造物の壁面でも良い。また、垂直面でも良いし傾斜面でもよい。道路構造物の壁面は、例えばコンクリート等の擁壁、防音壁や遮音壁、壁高欄、堀割道路の壁面、高架橋の橋脚、中央分離帯などが挙げられる。パネルの表面には、植物を担持させるための担持体が設けられ、植物が植生される。ここで用いられる植物は、このようなスペースに植生できる小型の植物ならば、特に限定されるものではないが、蘇苔類やセダム類、ハーブ類などが好適である。 【0009】 凸部の形状は、特に限定されるものではないが、例えばスリット形状のような断続面が複数形成されていてもよいし、山形状のような連続的な面が形成されていてもよい。 【0010】 また、パネルの表面に親水材を被着するとともに該親水材に蘇苔類植物を植生することを特徴とするものである。 【0011】 蘇苔類植物は殆ど土壌を必要とすることがなく、パネル表面に植生させるには好適である。また、乾燥状態が長期に渡っても仮死状態となるだけで、枯死することがなく、再度水が与えられれば、再生することができる。蘇苔類植物は光合成の効率も樹木や芝生などと大差ないことから、炭酸ガスの固定化や大気浄化にも適している。さらには、保水性も高く、ヒートアイランド現象の緩和にも高い効果が期待できる。 【0012】 また、蘇苔類には大きく分けて、好日性、半日陰性、日陰性のものがあり、それぞれ生育に太陽光が必要なもの、太陽光があまり必要でないもの、太陽光が不要なものがある。例えば、設置方向の関係で太陽光が当たらない場所や、当たりにくい場所には、日陰性、半日陰性の蘇苔類植物を用いると良い。また、凸部の下向き斜面など、部分的に日が当たらないような設置場所においても、上向き面には、好日性のものを用い、下向き斜面には日陰性や半日陰性のものを用いればよい。 【0013】 予め蘇苔類植物をシート状やマット状の蘇苔類植物担持体とし、該担持体をパネル表面に取り付ければ、容易にパネル表面に植生させることができる。 【0014】 また、パネル表面に親水材を被着させておけば、少量の降雨でも表面にまんべんなく水を行き渡らせることができるとともに、保水性も向上する。さらには、凸部の形状が連続的な山形となっており、直接雨が当たらない面がある場合でも、直接雨が当たる部分から容易にパネル表面を伝わって、パネル表面全体にまんべんなく水が供給される。 【0015】 また、凸部は山形状であることを特徴とするものである。山形状になっていることにより、山形状の上向き面には、降雨時に雨がかかりやすく、植物の生育に必要な水を自然の降雨で賄うことが出来る。また、上向面にかかった雨は、山形の形状を伝って、下向き傾斜面にも雨水が供給されるため、直接雨がかからない下向き部分にも植物の生育に必要な水が自然に供給される。 【0016】 山の形状は、特に限定されるものではく、断面が三角状、半円状、四角状、台形状などであってよく、同一の形状が複数形成されていてもよいし、複数の形状が組み合わされていてもよい。また、山形状の凸部は、連続して設けられているとよい。 【0017】 また、パネルは、山形状に形成したパネルユニットを複数段積み重ねて形成したものであることを特徴とするものである。一つまたは複数の山形部を有するパネルユニットを、複数積み重ねることで連続凸部を有するパネルを形成させれば、施工が容易となるとともに、何らかの事情で、一部に不具合が生じたときでも、全てのパネルを取り替える必要がなく、問題のあるユニット部分だけ取り替えればよい。 【0018】 また、山形状の凸部を形成する下向き傾斜面は、鉛直面と成す角度が55度以下であることを特徴とするものである。下向き面は雨や太陽光が直接当たりにくい。鉛直面と下向き面とがなす角度が大きいと、上向き面から伝い降りてきた雨水が、下向き面表面に浸透せずに、水滴となり下部へ落下してしまう可能性がある。また、角度が大きいと太陽光も当たりにくい。逆に角度が過度に小さいと、下向き傾斜面の面積が大きくなるため好ましくない。好ましくは下向き傾斜面が鉛直面となす角度が、50度程度が良い。断面が円状である場合でも、下向き面の法面と鉛直面とのなす角度が、55度以下となされていることが好ましい。 【0019】 また、凸部は、下方に行くにしたがい、前面に張り出していることを特徴とするものである。このようになされていれば、下の方にも一様に雨が当たり、植物の生育が均一となる。 【0020】 また、パネルと壁体との間に空間部を形成すると共に前記空間部に連通する多数の開口部をパネルに穿設し、前記空間部に保水材を内装していることを特徴とするものである。パネルの表面に降った雨は、植物の生育に使われるが、全てが使用されるわけではなく、余剰の水は、蒸発するに任せていた。この余剰な水を、パネルの開口部から空間部に取り入れて、内装された保水材に保持させることで、降雨がない期間でも、保水材から開口部を通って水が植物表面へ蒸散することによって、植物近辺の雰囲気を湿潤状態に保つことが出来、植物の生育を促すことができる。 【0021】 保水材の種類は特に限定されるものではなく、スポンジ、砂利や砂等の粒子状物質、グラスウールや合成繊維などの繊維状物質、シリカゲルや活性炭やゼオライトのような多孔質体、吸水性ポリマーなどが用いられてよい。また、保水材は、出来るだけ表面近くに設けられていると、効率的に植物雰囲気を湿潤状態にすることができるので好ましく、例えばパネルの裏側に貼り付けられていてもよい。また、場合によっては保水材の裏側にスペーサーを設けて、保水材をパネル裏面に出来るだけ近づけるようにしてあってもよい。 【0022】 また、パネルの上端面に、雨水をパネルと壁体との間の空間部に取り込むための取水口を設けたことを特徴とするものである。上端面に取水口を設けることにより、降雨時に、雨が取り込みやすく、容易に内部へ水を取り込むことができる。取り込まれた水は保水材に吸収され、蓄えられる。 【0023】 またさらには、基材と、その表面に植生された植物と、基材表面に設けられた斜め上向きに立ち上がる突起物とを備えた緑化資材を、壁体の前面に取り付けたことを特徴とするものである。基材に植生される植物は、特に限定されるものではなく、このようなスペースに植生できる小型の植物ならば、特に限定されるものではないが、蘇苔類やセダム類、ハーブ類などが好適である。 【0024】 壁体にこのような基材を取り付けた場合、表面に植生されている植物には、雨があたりにくいが、斜め上向きに立ち上がる突起物を基材に取り付ければ、降雨時に雨が前記突起物にあたり、突起物を伝って雨水が基材表面の植物に行き渡る。該突起物は、棒状のものでもよく、板状のものでもよいが、植物への日照を妨げない程度が好ましい。 【0025】 また、緑化資材は、基材に親水材が被着されると共に該親水材に蘇苔類植物が植生されたことを特徴とするものである。前述のように、蘇苔類植物は殆ど土壌を必要とせず、生命力も強く、光合成効率や保水性も高いため、緑化資材としては好適である。また、親水材を被着するにより、基材の表面全体にまんべんなく水を行き渡らせることでき、保水性も向上することができる。 【0026】 また、基材は、上下方向に山形部が複数形成され、該山形部の上向き傾斜面に斜め上向きに立ち上がる突起物が設けられたことを特徴とするものである。基材を山形状にする事によって、山形の上向き面には、雨があたりやすいが、上向き傾斜面に、突起物を取り付けることで、さらに雨水を効率的に集めて表面に導き、植物の育成を助けることができる。上向き傾斜面で集めた水は、表面を伝わり、下向きの傾斜面にも供給される。 【0027】 山の形状は、特に限定されるものではく、断面が三角状、半円状、四角状、台形状などであってよく、同一の形状が複数形成されていてもよいし、複数の形状が組み合わされていてもよい。また、山形状の凸部は、連続して設けられているとよい。 【0028】 【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。図1および図2は、本発明に係わる壁面の緑化工法の実施形態の例を示したものである。図1では、壁体1の前面に、スリット状の凸部2aを複数形成させ、スリット上の凸部上に植物3を植生させている。スリット状の凸部は、すべて同一でもよいが、下に行くにしたがい前面に張り出すようにすると、下方の凸部上向き面にも雨が十分に当たるようにできる。 【0029】 図2では、壁体1の前面に、山形状の凸部2bを連続的に複数形成させ、山形状の凸部の上向き傾斜面と、下向き傾斜面それぞれに、植物を植生させている。山形状の凸部は、図2のように下方に行くにしたがい、前面へ張り出すようにすると、下方の上向き面にも、雨が十分に当たるようにできる。 【0030】 壁体の前面に取り付ける凸状のパネル2の素材は、アルミなどの金属素材や、ポリカーボネートなどの樹脂素材を使用することができる。また、パネル表面に植生する植物としては、例えばセダム類やハーブ類、蘇苔類などの植物が用いられる。パネル表面に植物を植生する場合、植生するための、植物担持体を表面に設け、担持体に植生させればよい。また、蘇苔類を用いる場合は、例えば図3に示す、蘇苔類植物を担持したシートをパネル表面に貼り付ければ、容易にパネル表面に植物を植生させることができる。 【0031】 図3は、蘇苔類植物を担持したシートの一例であって、不織布材料3a1に接着材層3a2を設け、接着材層3a2上に蘇苔類植物3a3を置き、さらに不織布3a4で上部から覆っている蘇苔類担持シートである。 【0032】 図4は、図2に示された実施形態の断面図であり、また図5は断面図の表面を拡大した図である。壁体1の前面に、山形状の凸部2bを連続的に複数形成させ、山形状の凸部の上向き傾斜面2b1と、下向き傾斜面2b2にパネル表面に親水材31を被着し、蘇苔類植物担持シート3aを設けている。 【0033】 また、図2および図4に示される山形形状の凸部2bは、それぞれの山形状凸部が独立ユニットで形成されており、施工や取り替えが、容易である。 【0034】 図5において、山形状の凸部の下向き傾斜面2b2と鉛直面との成す角度aは、55度以下となるように成されている。角度aを変化させて、上向き傾斜面2b1に降り注いだ雨が、下向き傾斜面に伝わる状況を試験した。 【0035】 【実施例】
実施例に示されているように、角度aが55度以下であれば、降雨時に上向き傾斜面2b1に降った雨が、表面を伝って下向き傾斜面2b2にまで、良好に行き渡り、表面の植物にまんべんなく水が供給される。逆に55度以上であると、下向き傾斜面2b2に浸透せずに水滴となり、下方へ落下してしまう場合がある。 【0036】 また図6も、本発明の実施形態の一例の断面図である。パネル2と壁体1との間には空間部41が形成され、空間部41に連通する開口部42が穿設されている。空間部41には保水材43が内装されており、降雨時の余剰の水が、パネルに穿設された開口部42や、パネル上端に設けられた取水口44などから、空間部41へ導入され、保水材43へ蓄えられる。蓄えられた水分は、無降雨期間に開口部42から徐々に蒸散し、植物表面を湿潤状態に保つことができる。したがって、保水材43は出来るだけ植物に近い位置に設けられるほうが好ましく、保水材と壁体との間にスペーサー45を設けるなどするとよい。 【0037】 図7および図8は、本発明の緑化工法の実施形態の例である。緑化資材5は、基材51の表面に植物53が植生されるとともに、斜め上向きに立ち上がる突起物52aまたは52bが備わっており、この緑化資材5が壁体1に取り付けられている。図7では棒状の突起物52aが基材51に備えられており、図8では板状の突起物52bが基材51に取り付けられている。 【0038】 また、基材表面の植物には、図4または図5と同様に、基材に親水材が被着されるとともに、親水材に蘇苔類植物が植生されているとよく、蘇苔類植物担持シートを用いると良い。 【0039】 図9は、図7及び図8に示された実施例の断面図である。基材51の表面には親水材31と蘇苔類植物担持シート3aと、斜め上向きに立ち上がる突起物52を備えている。雨が降ると、雨が突起物52にあたり突起物52を伝って、基材51の表面の植物3aに雨水が供給される。したがって、例えば基材を垂直壁面に設置する場合でも、表面の植物に雨水を供給することが出来る。 【0040】 また図10も、実施形態の一例の断面図である。図10のように基材51は、上下方向に複数の山形部が形成されいてもよく、上向き傾斜面511に突起物52が設けられることによって、降雨時に雨が突起物52を伝って基材表面の植物に効率良く供給される。 【0041】 【発明の効果】 本発明によれば、パネルに凸部を複数形成させて壁体の表面に取り付け、該パネル表面に植物を植生させ、その植物を親水材に植生させて蘇苔類植物とし、凸部を山形状にすることで、雨水を効率的に表面の植物全体に行き渡らせることが出来る。 【0042】 また、植物を植生したパネルと壁体の間に空間を設け、空間と連通する多数の開口部を穿設し、空間部に保水材を設けるとともに、パネルの上端に薄いの取り入れ口を設けることで、雨水を保水材に蓄えて、無降雨期間に徐々に蓄積した水を蒸散させることができ、植物の生育を促すことができる。 【0043】 また、植物を植生した表面の基材に、斜め上向きに立ち上がった突起物を設けることにより、突起物に雨水を伝わらせることで、効率的に表面の植物に雨水を供給することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる実施の一形態を示す斜視図である。 【図2】本発明に係わる実施の一形態を示す斜視図である。 【図3】本発明に係わる植物を担持したシートの一例である。 【図4】本発明に係わる実施の一形態を示す断面図である。 【図5】本発明に係わる実施の一形態を示す断面の拡大図である。 【図6】本発明に係わる実施の一形態を示す断面図である。 【図7】本発明に係わる実施の一形態を示す斜視図である。 【図8】本発明に係わる実施の一形態を示す斜視図である。 【図9】本発明に係わる実施の一形態を示す断面図である。 【図10】本発明に係わる実施の一形態を示す断面図である。 a 角度 b1 降雨 b2 水 1 壁体 2 パネル 2a スリット状凸部 2b 山形状凸部 2b1山形状凸部上向き傾斜面 2b2山形状凸部下向き傾斜面 3 植物 3a 蘇苔類植物担持シート 3a1不織布材料 3a2接着材層 3a3蘇苔類植物 3a4不織布材料 3a1不織布材料 31 親水材 41 空間部 42 開口部 43 保水材 44 取水口 45 スペーサー 51 基材 51b1基材上向き傾斜面 52 突起物 52a棒状突起物 52b板状突起物
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002462 【氏名又は名称】積水樹脂株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区西天満2丁目4番4号
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| 【出願日】 |
平成14年7月18日(2002.7.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−49064(P2004−49064A) |
| 【公開日】 |
平成16年2月19日(2004.2.19) |
| 【出願番号】 |
特願2002−209044(P2002−209044) |
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