| 【発明の名称】 |
植栽マット支持具及び植栽マット支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】澤西 良三 【住所又は居所】大阪府吹田市江の木町24番10号 アーキヤマデ株式会社内
【氏名】井上 隆司 【住所又は居所】大阪府吹田市江の木町24番10号 アーキヤマデ株式会社内
【氏名】野元 裕正 【住所又は居所】大阪府吹田市江の木町24番10号 アーキヤマデ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】嵩張りにくい状態で植栽マットを保管したり運搬したりできるようにする。
【解決手段】植栽用植物1Cを生育自在に定着させてある植栽マット1を、支持基面上に間隔をあけた状態に支持自在な植栽マット支持具において、植栽マット1を載置自在な支持具本体S1を設け、支持具本体S1に備えた複数の脚部3を、植栽マット1の厚み寸法以上の長さに形成すると共に、支持具本体S1上に載置する植栽マット1の平面範囲内にそれぞれを位置させられる状態に形成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植栽用植物を生育自在に定着させてある植栽マットを、支持基面上に間隔をあけた状態に支持自在な植栽マット支持具であって、 前記植栽マットを載置自在な支持具本体を設け、前記支持具本体に備えた複数の脚部を、前記植栽マットの厚み寸法以上の長さに形成すると共に、前記支持具本体上に載置する前記植栽マットの平面範囲内にそれぞれを位置させられる状態に形成してある植栽マット支持具。 【請求項2】 前記脚部の下端部に、前記植栽マットに突き刺し自在な突き刺し部を設けてある請求項1に記載の植栽マット支持具。 【請求項3】 前記脚部どうしの相対位置を変更自在な脚部位置変更手段を設けてある請求項1又は2に記載の植栽マット支持具。 【請求項4】 前記脚部は、前記支持具本体に対して折り畳み自在に取り付けてある請求項1〜3の何れか一項に記載の植栽マット支持具。 【請求項5】 前記支持具本体は、複数の帯板を枢支連結して構成してあり、前記帯板どうしは、枢支連結部で折り畳み可能に形成してある請求項1〜4の何れか一項に記載の植栽マット支持具。 【請求項6】 前記植栽マットを載置自在なトレー部を、前記支持具本体上に分離自在に設けてある請求項1〜5の何れか一項に記載の植栽マット支持具。 【請求項7】 植栽用植物を生育自在に定着させてある植栽マットの複数を、植栽マット支持具を介して厚み方向に間隔をあけた状態に支持してある植栽マット支持構造であって、 前記植栽マット支持具は、前記植栽マットを載置自在な支持具本体と、前記支持具本体に備えた複数の脚部とで構成してあり、下方の植栽マットの範囲内に、前記植栽マット支持具の脚部が位置する状態に植栽マット支持具を配置し、その上に、上方の植栽マットを載置させて支持してある植栽マット支持構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、植栽用植物を生育自在に定着させてある植栽マットを、例えば、複数まとめて保管したり、まとめたものを梱包したりするにあたり、支持基面上に各植栽マットを間隔をあけた状態に支持自在な植栽マット支持具に関すると共に、植栽用植物を生育自在に定着させてある植栽マットの複数を、植栽マット支持具を介して厚み方向に間隔をあけた状態に支持してある植栽マット支持構造に関する。 【0002】 【従来の技術】 過去においては、植栽と言えば、下地の上に土を盛り、その盛土層に植物を植えると言った方法によって植栽を形成するのが一般的であったが、近年、建物の屋根や屋上等にも植栽を設けることが多くなり、それに伴って、植栽の軽量化が図られるようになってきた。その結果、上述のように、重量が大きくなり易い盛土層を設けるのに替えて、軽量の植栽マットが用いられるようになりつつある。この植栽マットは、例えば、図9に示すように、合成樹脂の繊維を編んで矩形のマット状に成形した母材マット1Aに、土1Bを擦り込んで植栽用植物1Cの苗や種を植え付けたものである。 従来、この種の植栽マット1の複数を、例えば、保管や梱包する場合には、図に示すように、それぞれをただ重ねるだけであり、特別の植栽マット支持具が在るわけではなく、植栽マット支持構造としては、上に重なった植栽マット1の荷重が、その下方の植栽マット1に直接的に作用するように重ねられた構造をとっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上述した従来の植栽マット支持技術によれば、積み重ねられた下方の植栽マットには、上載荷重が全面にわたって作用することとなり、多数の枚数を重ねる場合には、前記荷重も大きくなって植栽マットに定着させてある植栽用植物に悪影響をあたえる危険性がある。 従って、多数枚を重ねることが出来ず、植栽マットの保管や運搬時に広いスペースが必要となる問題点があった。 そこで、この問題点を解消できるようにするために、図10に示すように、各植栽マット1を複数の棚20に独立して支持させることが考えられる。又は、植栽マットの支持構造としては同様であるが、図11に示すように、各段毎に別体の棚形成部材21を形成し、その棚形成部材21を複数積み上げて植栽マット1を各棚形性部材21上に載置することが考えられる。 これによって、多数枚の植栽マットを支持する場合でも、それぞれの植栽マットは各別に棚で支持されるから、植栽マットを多数枚重ねても各植栽マットに大きな重量が作用しなくなり、植栽用植物への悪影響を緩和することができるようになる。 しかしながら、これらの植栽マット支持技術によっても、棚形成部材は、植栽マットの外形寸法より側方にはみ出した形にせざるを得ないから、植栽マットの保管や運搬時にまだ嵩張るといった問題点があった。 【0004】 従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、嵩張りにくい状態で植栽マットを保管したり運搬したりできる植栽マット支持技術を提供するところにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】 請求項1の発明の特徴構成は、図1〜8に例示するごとく、植栽用植物1Cを生育自在に定着させてある植栽マット1を、支持基面上に間隔をあけた状態に支持自在な植栽マット支持具において、前記植栽マット1を載置自在な支持具本体S1を設け、前記支持具本体S1に備えた複数の脚部3を、前記植栽マット1の厚み寸法以上の長さに形成すると共に、前記支持具本体S1上に載置する前記植栽マット1の平面範囲内にそれぞれを位置させられる状態に形成してあるところにある。 【0006】 請求項1の発明の特徴構成によれば、支持具本体に備えた複数の脚部を、植栽マットの厚み寸法以上の長さに形成すると共に、支持具本体上に載置する植栽マットの平面範囲内にそれぞれを位置させられる状態に形成してあるから、支持された植栽マットの平面範囲内に、前記脚部が位置する状態に植栽マット支持具を配置することができ、その植栽マット支持具上に別の植栽マットを載置する構造で植栽マットを支持することが可能となる。 即ち、縦方向に関しては、支持具本体の上方に支持する植栽マットの重量は、脚部で支持することができ、下方の植栽マットの局部には荷重が作用するものの、全面への大きな荷重の伝播は避けた状態での支持を叶えることができ、植栽マットへの悪影響を緩和した状態で多数枚の植栽マットを支持することができるものである。また、横方向に関しては、支持具本体の大きさは、植栽マットの平面範囲内に形成することができるから、植栽マットの側方に余分な支持範囲を必要とせず、嵩張らない状態に多数の植栽マットを支持することが可能となる。 従って、限られたスペースに、より多くの植栽マットを支持することができるようになり、植栽マットの保管効率や、運搬効率をより向上させることが可能となる。 更には、支持具本体と植栽マットとを交互に積み上げた状態での支持構造をとることが可能で、この場合、支持具本体で荷重を支持して自立することができるから、例えば、これらを梱包するにしても、梱包体そのものに植栽マットの荷重を負担させることがなく、段ボールやボール紙、合成樹脂シート等、強度の小さい薄い材料を梱包体として採用することができ、梱包作業を簡単に実施できるようになる。そして、梱包外形も最小とすることができる。 【0007】 請求項2の発明の特徴構成は、図1に例示するごとく、前記脚部3の下端部に、前記植栽マット1に突き刺し自在な突き刺し部Yを設けてあるところにある。 【0008】 請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、植栽マット上に当該植栽マット支持具を設置するに当たり、前記突き刺し部が下方の植栽マットに突き刺さる状態に設置することができ、植栽マットと当該植栽マット支持具とが相対横ズレしにくい状態になり、安定性の高い設置状態を確保し易くなる。 【0009】 請求項3の発明の特徴構成は、図1、図6に例示するごとく、前記脚部3どうしの相対位置を変更自在な脚部位置変更手段Xを設けてあるところにある。 【0010】 請求項3の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、各脚部の平面位置を変更することが可能となり、より良好な位置に脚部を位置させることが可能となる。この良好な位置とは、例えば、植栽マット上に当該植栽マット支持具を載置する場合には、植栽マットに定着させた植栽用植物に脚部が干渉し難い位置を意味し、脚部による植栽用植物への悪影響を最小限にすることができるようになる。また、植栽マット以外の上に当該植栽マット支持具を載置する場合には、良好な位置とは、例えば、高さの等しい位置を意味し、各脚部の載置状態でのガタツキを抑え、支持安定性を向上させることができるようになる。 【0011】 請求項4の発明の特徴構成は、図7に例示するごとく、前記脚部3は、前記支持具本体S1に対して折り畳み自在に取り付けてあるところにある。 【0012】 請求項4の発明の特徴構成によれば、請求項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記脚部を、前記支持具本体に対して折り畳んだ状態と、折り畳まない状態とに切り替えることが可能となり、例えば、前記脚部を折り畳まない状態にして植栽マットを支持したり、植栽マットを支持しない時(当該植栽マット支持具の回収時等)には、前記脚部を折り畳んだ状態にして嵩張りにくくすることが可能となる。 即ち、当該植栽マット支持具の収納・保管時や、植栽マットを運搬し終わった後の支持具の回収時には、脚部を折り畳んでコンパクトにし、省スペース化を図ることが可能となる。 【0013】 請求項5の発明の特徴構成は、図1〜6に例示するごとく、前記支持具本体S1は、複数の帯板2を枢支連結して構成してあり、前記帯板2どうしは、枢支連結部2aで折り畳み可能に形成してあるところにある。 【0014】 請求項5の発明の特徴構成によれば、請求項1〜4の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、複数の帯板を枢支連結した支持具本体を、前記枢支連結部で折り畳んだ状態と、折り畳まない状態とに切り替えることが可能となり、例えば、前記支持具本体を折り畳まない状態にして植栽マットを支持したり、植栽マットを支持しない時(当該植栽マット支持具の回収時等)には、前記支持具本体を折り畳んだ状態にして嵩張りにくくすることが可能となる。即ち、当該植栽マット支持具の収納・保管時や、植栽マットを運搬し終わった後の支持具の回収時には、支持具本体を折り畳んでコンパクトにし、省スペース化を図ることが可能となる。 また、支持具本体の折り畳んだ状態においては、各帯板どうしが重なる状態に折り畳むことが可能となり、よりコンパクトに折り畳むことが可能となる。 【0015】 請求項6の発明の特徴構成は、図1に例示するごとく、前記植栽マット1を載置自在なトレー部S2を、前記支持具本体S1上に分離自在に設けてあるところにある。 【0016】 請求項6の発明の特徴構成によれば、請求項1〜5の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記トレー部の広い被載置面で植栽マットを受けることができ、安定した状態に植栽マットを支持することが可能となる。 また、撓み易い植栽マットを使用する場合でも、前記トレー部上に載置した状態で支持具本体上に載置する(又は、トレー部上に載置した状態のまま支持具本体上から取り去る)ことができ、植栽マットの取扱性を向上させることが可能となる。更には、横に開口を備えた梱包容器内に当該植栽マットを配置するに当たっては、容器内に配置した支持具本体の上に、植栽マットを載置したトレー部を横方向にスライドさせながら積み上げることができ、容器の内空部の上端部まで無駄なく植栽マットを収容することが可能となる。 【0017】 請求項7の発明の特徴構成は、図1に例示するごとく、植栽用植物1Cを生育自在に定着させてある植栽マット1の複数を、植栽マット支持具Sを介して厚み方向に間隔をあけた状態に支持してある植栽マット支持構造において、前記植栽マット支持具Sは、前記植栽マット1を載置自在な支持具本体S1と、前記支持具本体S1に備えた複数の脚部3とで構成してあり、下方の植栽マット1の範囲内に、前記植栽マット支持具Sの脚部3が位置する状態に植栽マット支持具Sを配置し、その上に、上方の植栽マット1を載置させて支持してあるところにある。 【0018】 請求項7の発明の特徴構成によれば、縦方向に関しては、支持具本体の上方に支持する植栽マットの重量は、脚部で支持することができ、下方の植栽マットの局部には荷重が作用するものの、全面への大きな荷重の伝播は避けた状態での支持を叶えることができ、植栽マットへの悪影響を緩和した状態で多数枚の植栽マットを支持することができるものである。また、横方向に関しては、植栽マットの側方に余分な支持範囲を設けない嵩張らない状態で、多数の植栽マットを支持することが可能となる。 従って、限られたスペースに、より多くの植栽マットを支持することができるようになり、植栽マットの保管効率や、運搬効率をより向上させることが可能となる。 更には、支持具本体と植栽マットとを交互に積み上げた状態での支持構造をとる場合、支持具本体で荷重を支持して自立することができるから、例えば、これらを梱包するにしても、梱包体そのものに植栽マットの荷重を負担させることがなく、段ボールやボール紙、合成樹脂シート等、強度の小さい薄い材料を梱包体として採用することができ、梱包作業を簡単に実施できるようになる。そして、梱包外形も最小とすることができる。 【0019】 尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。 【0020】 【発明の実施の形態】 以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。 【0021】 図1は、本発明の植栽マット支持具の一実施形態品(以後、単にマット支持具と言う)Sを介して、複数の植栽マット1を支持してある状況を示すものである。 【0022】 前記植栽マット1は、本実施形態においては合成樹脂の繊維を編んで矩形のマット状に成形した母材マット1Aに、土1Bを擦り込んで植栽用植物1Cの苗や種を植え付けて構成してあるものを例示している。 この植栽マット1を、図には示さないが、例えば、屋根上や屋上に敷設することで、屋上緑化を図ることが可能となる。 【0023】 前記マット支持具Sは、図1〜4に示すように、折り畳み自在に形成された支持具本体S1と、その支持具本体S1上に載置自在に形成されたトレー部S2とを設けて構成してある。 そして、通常の使用形態は、図に示すように、トレー部S2の上に植栽マット1を載せ、その植栽マット1の上に、前記支持具本体S1を広げた状態に位置させ、その上に前記トレー部S2が位置し、トレー部S2上に植栽マット1が位置すると言った繰り返しの載置構造で使用される。また、植栽マット1を支持させない場合には、例えば、図4に示すように、支持具本体S1は、それぞれ折り畳むと共に、トレー部S2は、それぞれを重ねることで、全体とした嵩をひくくした状態にでき、収納スペースの低減化を図ることができる。 【0024】 前記支持具本体S1は、2枚の帯板2を、その中央部分で枢支連結して構成してあり、各帯板2の両端部には、それぞれ脚部3を設けてある。 前記帯板2は、例えば、木や合成樹脂や金属で形成することができる。そして、2枚の帯板2それぞれの中央部の枢支連結部2a、及び、両帯板2の両端部の脚部取付部2bには、それぞれ表裏に貫通する状態にボルト挿通孔hが形成してある(図2参照)。 前記枢支連結部2aは、図に示すように、両帯板2を、中央部のボルト挿通孔hが上下で重なるように配置した状態で、拡径頭部4aが上端に位置するように向けたボルト4を前記両ボルト挿通孔hに貫通させ、ボルト下端部4b側からナット5を螺合させて締め付け、両帯板2を拡径頭部4aとナット5とで上下から挟み込むように連結して構成してある。従って、両帯板2は、前記ボルト4による枢支軸心周りに相対揺動自在に連結されている。両帯板2どうしが直交(又はほぼ直交)する状態に広げることで、その上に前記トレー部S2を支持する準備が出来る。一方、両帯板2どうしが重なる(又はほぼ重なる)状態に折り畳むことで、コンパクトな状態となり収納し易くなる。 また、枢支連結部2aを中心にして両帯板2同士を相対的に揺動させることによって両帯板2の脚部3どうしの相対位置を変更することができ、好ましい位置に脚部3の位置変更を行うことが可能となる。当該実施形態においては、枢支連結部2aによって脚部位置変更手段Xが構成されている。 前記脚部取付部2bは、前記枢支連結部2aと同様に、ボルト挿通孔hに対して、前記ボルト4を、拡径頭部4aが上端に位置するように貫通させ、ボルト下端部4b側からナット5を螺合させて締め付け、ボルト挿通孔h周りの部分をボルト拡径頭部4aとナット5とで上下から挟み込むようにして構成してある。 従って、当該実施形態においては、前記枢支連結部2a、及び、4つの脚部取付部2bにそれぞれ取り付けてあるボルト4が脚部3を構成することとなる。 因みに、前記帯板2の長さ寸法は、前記植栽マット1の対角線の長さ寸法より短い寸法に設定してあり、それに伴って、前記脚部3を、植栽マット1の平面範囲内にそれぞれを位置させることができるものである(図2、図3参照)。また、脚部3の長さ寸法は、植栽マット1の厚み寸法以上の長さに設定してあり、それに伴って、植栽マット1上に当該マット支持具Sを載置した状態では上載荷重は脚部3からのみ植栽マット1に伝わり、他の部分に定着させてある植栽用植物1Cに鉛直荷重が作用するのを防止し、悪影響が及び難いようにすることができるものである(図1参照)。 尚、前記脚部4を形成する各ボルト4は、軸部分が植栽マット1の繊維隙間寸法に比べて小径であることから、植栽マット1上に載置した状態では、植栽マット1にボルト下端部4bが突き刺さる状態となり、植栽マット1と支持具本体S1の位置ずれ防止を図れると共に、脚部3による植栽マット1への荷重伝達範囲を極めて小さなものとでき、植栽用植物1Cへの荷重の作用による悪影響が及び難いようにすることができるものである。 当該実施形態においては、前記ボルト下端部4bを突き刺し部Yと言う。 【0025】 前記トレー部S2は、前記植栽マット1とほぼ同様の矩形形状に形成した板状体で構成してある。材質は、前記支持具本体と同様に、木や合成樹脂や金属で形成することができる。 【0026】 当該マット支持具Sを複数の植栽マット1間にそれぞれ介在させて支持してある植栽マット支持構造は、前述のとおりであるが、これらを梱包してある状況を、例を挙げて説明する。 図5(イ)は、例えば、段ボール等の箱6内に上の開口部6aから、順次、トレー部S2、植栽マット1、支持具本体S1を入れて積層させてある状態を示している。 箱6には、植栽マット1への空気の流通を促進することが可能な通気孔6bを複数個所に設けてある。 図5(ロ)は、同様の箱6を、開口部6aが横向きとなる状態で使用している例を示すものである。この場合は、トレー部S2、植栽マット1、支持具本体S1の順で箱6内に入れてあり、支持具本体S1上に、横からトレー部S2をスライドさせながら設置することができる。 【0027】 当該実施形態の植栽マット支持技術によれば、支持された植栽マット1の平面範囲内に、前記脚部3が位置する状態にマット支持具Sを配置することができ、そのマット支持具S上に別の植栽マット1を載置する構造で植栽マット1を支持することが可能となる。 そして、植栽マットへの悪影響を緩和した状態で多数枚の植栽マットを支持することができると共に、植栽マットの側方に余分な支持範囲を必要とせず、嵩張らない状態に多数の植栽マットを支持することが可能となる。 従って、限られたスペースに、より多くの植栽マットを支持することができるようになり、植栽マットの保管効率や、運搬効率をより向上させることができ、且つ、梱包するに当たっても、梱包体そのものに植栽マット1の荷重を負担させることがなく、段ボールやボール紙、合成樹脂シート等、強度の小さい薄い材料を梱包体として採用することができ、梱包作業を簡単に実施できるようになる。そして、梱包外形も最小とすることができる。 【0028】 〔別実施形態〕 以下に他の実施の形態を説明する。 【0029】 〈1〉 前記植栽マット1は、先の実施形態で説明した合成樹脂の繊維を編んで矩形のマット状に成形した母材マット1Aに、土1Bを擦り込んで植栽用植物1Cの苗や種を植え付けて構成してあるものに限るものではなく、例えば、母材マットとして、合成樹脂の繊維材から構成した不織マットを採用するものでもよい。更には、母材マットを使用せずに、土と生育した植栽用植物の根がらみ効果によって一体となったものでもよく、それらを総称して植栽マットと言う。 〈2〉 前記突き刺し部Yは、先の実施形態で説明した通常のボルト下端部4bに限るものではなく、例えば、ボルト以外の脚部3であっても、下端部を小径としたり、尖らせるようにしてもよく、それらを総称して突き刺し部と言う。 〈3〉 前記脚部位置変更手段Xは、先の実施形態で説明した枢支連結部2aに限るものではなく、例えば、図6に示すように、支持具本体S1に対する脚部3の取付位置を、例えば、スライド機構等を設けて変更できるように構成することも可能である。それらを含めて脚部位置変更手段Xという。 〈4〉 前記支持具本体S1に対する脚部3の取付状態は、先の実施形態で説明したように固定に限るものではなく、例えば、図7に示すように、折り畳み自在な状態に取り付けるものであっても良い。また、その場合の、折り畳み自在な取付構造は、図に示す枢支構造に限らず、適宜公知の構造を採用することが可能である。 〈5〉 前記支持具本体S1は、先の実施形態で説明した2枚の帯板2を備えて構成してあるものに限るものではなく、例えば、3枚以上の帯板で構成したり、一枚の平板で構成することも可能である。従って、必ずしも折り畳み自在な構造でなくてもよく、仮に、折り畳み自在な構造を採用する場合でも、帯板どうしを枢支する構造以外の対応をとることも可能である。 また、植栽マット支持具そのものは、先の実施形態で説明した支持具本体S1とトレー部S2とに分離した形態に限るものではなく、両者が一体となったものであっても良い。 また、図8に示すように、一枚の植栽マット1に対して、複数の植栽マット支持具Sを点在状態に配置して支持することも可能で、この場合は、植栽マット支持具Sの単体の大きさをコンパクトにすることができるから、取扱性の向上や、運搬回収等の際の省スペース化を図ることが可能となる。 【図面の簡単な説明】 【図1】植栽マットの支持状況を示す断面図 【図2】植栽マット支持具を示す分解斜視図 【図3】植栽マットの支持状況を示す斜視図 【図4】支持具本体を折り畳んだ状態を示す斜視図 【図5】植栽マットの梱包状態を示す斜視図 【図6】別実施形態の植栽マット支持具を示す斜視図 【図7】別実施形態の植栽マット支持具を示す斜視図 【図8】別実施形態の植栽マット支持具を示す斜視図 【図9】従来の植栽マットの載置状態を示す断面図 【図10】従来考えることができる植栽マット支持状況を示す断面図 【図11】従来考えることができる植栽マット支持状況を示す断面図 【符号の説明】 1 植栽マット 1C 植栽用植物 2 帯板 2a 枢支連結部 3 脚部 S 植栽マット支持具 S1 支持具本体 S2 トレー部 X 脚部位置変更手段 Y 突き刺し部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000178619 【氏名又は名称】アーキヤマデ株式会社 【住所又は居所】大阪府吹田市江の木町24番10号
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| 【出願日】 |
平成14年6月12日(2002.6.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−16016(P2004−16016A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月22日(2004.1.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−171747(P2002−171747) |
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