| 【発明の名称】 |
臨道樹木の活性化構造及びこの活性化構造による樹木活性化方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】片岡 栄一 【住所又は居所】岡山県岡山市沖元580−10 株式会社小山庭苑内
【氏名】尾崎 正明 【住所又は居所】岡山県岡山市沖元580−10 株式会社小山庭苑内
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| 【要約】 |
【課題】遊歩道等に特定の構造で透水板を敷設することで、これに面して植えられた樹木の活性化を図るとともに、道の舗装も兼ねるものにする。
【解決手段】片側又は両側に樹木を植栽した道径に、地面下に支柱を所定の間隔で埋入するとともに、支柱の上に透水性のある基盤を載せ、基盤の上に透水板をその上面が地面とほぼ同じ高さにして敷き詰めたことを特徴とする臨道樹木の活性化構造。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 片側又は両側に樹木を植栽した道径に、地面下に支柱を所定の間隔で埋入するとともに、支柱の上に透水性のある基盤を載せ、基盤の上に透水板をその上面が地面とほぼ同じ高さにして敷き詰めたことを特徴とする臨道樹木の活性化構造。 【請求項2】 支柱に対して基盤が、基盤に対して透水板がそれぞれ固定される請求項1の臨道樹木の活性化構造。 【請求項3】 基盤が方形をしており、支柱がその四隅を隣接するものと一緒に支えるものである請求項1又は2の臨道樹木の活性化構造。 【請求項4】 請求項1〜3いずれかの臨道樹木の活性化構造による樹木活性化方法であり、透水板に付与される踏圧を基盤で遮断し、基盤下の地盤の高密度化を防ぐとともに、水や空気の透過性を確保することで樹木の活性化を図ることを特徴とする樹木活性化方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、緑道や遊歩道といった道径に臨む樹木の活性化構造及びこの活性化構造による樹木活性化方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 近年、緑道や遊歩道に接して植栽された樹木は、人の歩行等による踏圧によって地盤が踏み固められて高密度化し、樹勢が衰えることが報告されている。特に、この種の樹木は、限られたスペースに多くを植える密植化傾向があるため、根の拡延が遮られたり、生長が遅れたりして樹勢が十分でないといったことがある。これに加えて、その傍の道径を数多くの人が歩くことで、その踏圧によって地盤の密度が高まり、この傾向を更に高めている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 そこで、特開平11−103676号公報には、人が踏むことよって生ずる踏圧を防ぐ植栽基盤が提案されている。しかし、この提案のものは、樹木の周囲の踏圧を防ぐものであって、その傍を延びている道径に手を加えるものではない。加えて、この植栽基盤を樹木の植栽後に設置するためには、樹木の周囲に大掛かりな穴を掘らなければならない。本発明は、このような課題を解決したものであり、樹木に接している道径に工作を施すだけで、樹木を活性化できるとともに、併せて、道径の舗装の代わりにもなるようにしたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、片側又は両側に樹木を植栽した道径に、地面下に支柱を所定の間隔で埋入するとともに、支柱の上に透水性のある基盤を載せ、基盤の上に透水板をその上面が地面とほぼ同じ高さにして敷き詰めたことを特徴とする臨道樹木の活性化構造を提供したものである。この活性化構造による樹木活性化のメカニズムは、請求項4に記載したように、透水板に付与される踏圧を基盤で遮断し、基盤下の地盤の高密度化を防ぐとともに、水や空気の透過性を確保することで、樹木の活性化が図られるのである。 【0005】 樹木の根は、その傍の道径の地盤中にも拡延して来るから、この地盤が踏圧によって高密度化すれば、根の拡延や呼吸が妨げられるとともに、養水分の補給や不要な水分の排除が不十分になって樹勢が衰えるが、この高密度化を抑制すれば、樹勢の衰えを防いで却って活性化できる。これにおいて、本発明は、道径に支柱を埋入し、その上に基盤や透水板を載せるだけで、即ち、樹木の周囲等に穴を掘ることなく、活性化が達成できる。更に、道径の路面は透水板で表装されるから、一種の舗装を施したことにもなり、通路性と景観を向上させる。 【0006】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す臨道樹木の活性化構造の断面図、図2は斜視図であるが、この活性化構造は、片側又は両側に樹木Aを植栽した道径Bの地中に埋設する支柱1と、支柱1によって支持される基盤2と、基盤2の上に載置される透水板3とからなる。このうち、支柱1は、自然に優しい松杭等が適するが、コンクリートや鋼製のものであってもよい。この場合の支柱1は、基盤2や透水板3を支えるものであるから、十分な支持力が出せるように、その太さは勿論、数や深さが設定される。 【0007】 具体例を挙げると、透水板3(基盤2)が1200×1200mm位のものあれば、150mm位の径のものを約3000mm程度地中に埋設し、これで基盤2の四隅を支えるようにすれば十分である。このように支柱1をその幅方向と長さ方向に所定間隔あけることで、地面下に水道やガス、電気の管等の埋設物があったとしても、これを交わすことができる。この場合、透水板3は地表に敷き詰められるものであるから、単一又は集積されたものを基盤2と同じ大きさに設定すればよい。又、一つの支柱1で隣り合う基盤2を支えればよい。 【0008】 尚、この支持力が出せる場合には、支柱1は単に地中に埋設しただけでもよいが、地盤が軟弱であったりする場合は、その先端をコンクリート等で固めたりする沈下防止措置をとることもある。上記した基盤2の大きさ等は道径Bの幅によって決めるが、場合によっては、一つの基盤2を幅方向に複数並べて道径Bの幅に対処させてもよい。 【0009】 図3は基盤2の平面図であるが、基盤2は、透水板3を支えるだけの強度が必要で、かつ、透水性が要求されることから、本例では、防錆処理を施した鋼材を格子状に編んだものに依っている。この場合の格子目は、透水板3を支持できる範囲で大きめに設定しておくのが適する。支柱1で基盤2を支える場合、基盤2が動いたりしては具合が悪いので、接着剤で接着したり、又はこれに代えて或いはこれと共にアンカーピン4で止め付けたりするのが適する。 【0010】 透水板3は、踏圧に耐えて透水性のあるものであれば何でもよいが、現在では、レンガやセラミック又はコンクリート等の各種のものが市販されているから、この中から適宜選定すればよい。これらの透水板3は、一般には、基盤2の大きさよりも小さいから、何枚か集積した状態にし、このとき、集積した大きさは基盤2の大きさと同じにしておくのが適する。 【0011】 基盤2への透水板3の据付けも、動いたりしては具合が悪いので、接着剤等によって固定するのが好ましい。この他、基盤2の幅方向の側縁には壁5を起立させておき、この壁5で透水板3の位置を規制しておくのが好ましい。このようにして敷き詰められた各透水板3の上面は面を揃えてあるが、その高さは、地面の高さと同じかやや高いものにしておく。又、その敷設幅は、樹木A間の地面全体に亘るのが好ましいが、必ずしも、それに拘わらない。 【0012】 【発明の効果】 臨道樹木に以上の活性化構造を施すと、人の歩行や車の走行による踏圧は基盤で遮られ、その下方の地盤を高密度化しない。従って、孔隙が狭められて根の拡延や呼吸が妨げられたりしないし、生長に必要な養水分の補給も妨げられず、かつ、根腐れを起こす水の滞留もない。これにより、樹木は、その樹勢を衰えさせず、却って活性化される。一方、道径にこの施行をすると、路面はこの透水板で敷き詰められることになり、整地と舗装を低コストで同時に達成できることにもなり、言わば、樹木の活性化と道径の整備の一石二鳥の効果がある。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一例を示す樹木活性化構造を施行した状態の断面図である。 【図2】本発明の一例を示す樹木活性化構造を施行した状態の斜視図である。 【図3】樹木活性化構造を構成する基盤の平面図である。 【符号の説明】 A 樹木 B 道径 1 支柱 2 基盤 3 透水板 4 アンカーピン 5 壁
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| 【出願人】 |
【識別番号】502211630 【氏名又は名称】株式会社小山庭苑 【住所又は居所】岡山県岡山市沖元580−10
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| 【出願日】 |
平成14年6月12日(2002.6.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088993 【弁理士】 【氏名又は名称】板野 嘉男
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| 【公開番号】 |
特開2004−16007(P2004−16007A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月22日(2004.1.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−171393(P2002−171393) |
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