| 【発明の名称】 |
排稈処理装置のカバー |
| 【発明者】 |
【氏名】西浦 雅仁 【住所又は居所】兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】衣川 重人 【住所又は居所】兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】古家 功 【住所又は居所】兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】成田 和弘 【住所又は居所】兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
【氏名】和田 秀人 【住所又は居所】兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】従来の排稈処理装置においては、メンテナンスを行うなどのために排稈処理装置を開放したきに、スプレッダの回転刃が剥き出し状態となり、排稈処理装置の筐体よりも突出することもあるため、メンテナンス時に作業者が回転刃に引っ掛かったり、触れて怪我をしたりする懸念があった。
【解決手段】切断装置30等の作業部を収納した排稈処理装置1の筐体2を、入口側を開放して収穫機の本機に取り付けた構成において、前記筐体2の入口側に、前記作業部前部を覆うカバー15を収納可能に設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 切断装置等の作業部を収納した排稈処理装置の筐体を、入口側を開放して収穫機の本機に取り付けた構成において、前記筐体の入口側に、前記作業部前部を覆うカバーを収納可能に設けたことを特徴とする排稈処理装置のカバー。 【請求項2】 前記カバーを分割して折りたたみ可能に構成し、該カバーの一端を作業部の上部に回動自在に支持したことを特徴とする請求項1に記載の排稈処理装置のカバー。 【請求項3】 前記カバーの一端を作業部下部に回動自在に枢支したことを特徴とする請求項1に記載の排稈処理装置のカバー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、脱穀後の排稈を処理するためにコンバイン等の後部に取り付けられる排稈処理装置のカバーに関し、詳しくは、作業部としてスプレッダ等を備えた排稈処理装置をメンテナンス等の為に開放するときに作業部を覆うカバーに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、コンバイン等の脱穀装置後部に付設される排稈処理装置等に取り付けられて排稈等を排出するスプレッダにおいては、回転軸に切断用の刃(以下「回転刃」とする)を放射状に複数配設し、該回転刃を高速で回転することにより、スプレッダに搬送されてきた排稈を切断しつつ拡散して排出するようにして、スプレッダ作業を行っていた(特許文献1参照。)。 このスプレッダを収納した排稈処理装置は、左右のどちらか一側に回動してサイドオープン可能とされ、または着脱できるようにして、回転刃の交換などのメンテナンスを行うことができるように構成されていた。 【0003】 【特許文献1】 特開2001−178250号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の排稈処理装置においては、メンテナンスを行うなどのために排稈処理装置を開放したきに、スプレッダの回転刃が剥き出し状態となり、排稈処理装置の筐体よりも突出することがあるため、メンテナンス時に作業者が回転刃に引っ掛かったり、触れて怪我をしたりする懸念があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0006】 即ち、請求項1においては、切断装置等の作業部を収納した排稈処理装置の筐体を、入口側を開放して収穫機の本機に取り付けた構成において、前記筐体の入口側に、前記作業部前部を覆うカバーを収納可能に設けたものである。 【0007】 請求項2においては、前記カバーを分割して折りたたみ可能に構成し、該カバーの一端を作業部の上部に回動自在に支持したものである。 【0008】 請求項3においては、前記カバーの一端を作業部下部に回動自在に枢支したものである。 【0009】 【発明の実施の形態】 次に、本発明を、排稈処理装置の作業部としてスプレッダを備えたコンバインの実施の形態について説明する。なお、スプレッダの代わりにディスクカッターや結束装置、ビータ等を排稈処理装置の作業部とし、メンテナンス等のために開放した場合に作業部が筐体よりむき出しになるような場合にも適用できる。 図1はカバーを筐体上部に収納した状態を示す排稈処理装置の斜視図、図2は回転刃をカバーで覆った状態を示す排稈処理装置の斜視図、図3はカバーを筐体下部に収納した状態を示す別実施例の排稈処理装置の斜視図、図4は回転刃をカバーで覆った状態を示す別実施例の排稈処理装置の斜視図である。 【0010】 本発明に係る排稈処理装置1の全体構成について、図1を用いて説明する。 コンバイン12等の収穫機の脱穀装置の後部に排稈処理装置が配置され、該排稈処理装置1に切断装置としてスプレッダ30が装備されている。排稈処理装置1は、筐体2と、該筐体2内部に収納されるスプレッダ30と、筐体2後部に取り付けられた排出ダクト3などから構成されている。該筐体2は左右の側板5・5と、上板6と、後板と下板等から構成される。スプレッダ30は左右の側板5・5間に回転自在に横架される回転軸7と、該回転軸7の外周面に放射状に突出される回転刃9・9・・・等から構成される。 【0011】 前記回転軸7の外周面には軸方向に所定の間隔を置いて、かつ、円周方向に所定角度をおいて、取付部材8・8・・・が周方向に複数設けられ、各取付部材8にブレード状の回転刃9がボルト・ナットなどの締結具10により着脱可能に取り付けられている。こうして、回転刃9・9・・・が回転軸7から放射状に突出されるが、筐体2は入口側となる前部、つまり、脱穀装置側が開放され、該筐体2にスプレッダ30を装着した状態では、回転刃9が前方に剥き出した状態に配置される。また、筐体2後部下には図示しない連通孔が開口されて排出ダクト3と連通され、該排出ダクト3は筐体2後下部より後方へ延出して配設される。 【0012】 このように構成されたスプレッダ30を装備した排稈処理装置1はコンバイン12等の脱穀装置の下流側に取り付けられ、筐体2内に搬送されてきた排稈を回転刃9を高速で回転することにより切断しつつ後方へ拡散し、排出ダクト3から排出する。 【0013】 そして、前記排稈処理装置1と収穫機の本機との間には左右どちらか一側に鉛直方向に回動支軸を設けて、該回動支軸を中心に水平方向側方に回動してサイドオープンできるように排稈処理装置1が取り付けられており、排稈処理装置1をサイドオープンすることで、回転刃9を交換したり、コンバイン12本機側の脱穀装置や選別装置等のメンテナンスを行ったりすることを可能としている。 【0014】 排稈処理装置1のサイドオープン時において、従来の排稈処理装置の構成では、回転刃が剥き出し状態となり、筐体よりも突出するため、コンバイン内部などのスプレッダ以外のメンテナンスを行っているときに、作業者が回転刃に引っ掛かったり、触れて怪我をしたりする恐れがあった。そこで本発明は、作業者の安全を確保するために、排稈処理装置1の開放側に回動可能にカバー15を設けて、オープン時には回転刃9を覆うことができるようにするのである。 【0015】 図1及び図2に示すように、筐体2上前部の左右辺に枢支部を設け、該枢支部にカバー15の一端の左右辺が取り付けられて、カバー15を上下に回動可能として、下方に回動してスプレッダ30の前面を覆う状態と上方へ回動して非作用時の状態に切り換えられるようにしている。そして、カバー15は上下に複数分割して枢結する構成として、折り畳んで上板6の上面に収納できるようにしている。 【0016】 すなわち、本実施例においては、該カバー15は、第一カバー16と第二カバー17とに二つに分割してなり、該第一カバー16の一側(上側)が筐体2の上板6に蝶番18などにより回動自在に支持され、該第一カバー16の他側(下側)に第二カバー17が蝶番19などにより回動自在に支持されて、折りたたみ可能に構成されている。該第一カバー16と第二カバー17は矩形状の板材からなり、その左右幅が筐体2の左右幅と略同一となるようにして、開口された筐体2前部を覆うようにしている。また、第一カバー16と第二カバー17の上下幅は、筐体2の上板6の前後幅より短くしている。 【0017】 したがって、コンバイン12内部のメンテナンスなどを行うためにスプレッダ1をサイドオープンした際に、図2に示すように、カバー15を筐体上板6から垂れ下ろすことで、第一カバー16により筐体2の前部上が、第二カバー17により筐体2の前部中程が覆われる。つまり、筐体2内部に配設された回転刃9がカバー15により覆われるため、簡単な構造で作業者が回転刃9に誤って接触することを防止でき、安全を確保することができる。なお、カバー15の上下長さはスプレッダ30の前方を覆う長さであればよく、また、三つ以上に分割することもできる。 【0018】 また、メンテナンス等を終了して排稈処理装置1を本機側にセットしてコンバイン12による収穫などに際してスプレッダ1を作動させる場合には、カバー15により筐体2前部を覆っている図2に示す状態から、第一カバー16を上方に回動して筐体2の上板6上に戴置し、更に第二カバー17を回動して第一カバー16上に戴置することで、図1に示すように、前記カバー15を折りたたんで排稈処理装置1上部に収納することができる。このとき、第一カバー16及び第二カバー17は、その前後(上下)及び左右幅が筐体2の上板6より小さいので、筐体2より外側にはみ出すことがなく、スプレッダ20を用いた作業時においてカバー15が邪魔になることはない。なお、カバー15を収納した状態において、振動等で騒音が発しないようにボルトやベルト等の固定部材で筐体2に固定することもできる。 【0019】 次に、排稈処理装置の別実施例について説明する。 図3及び図4に示すように、前記実施例と略同様に筐体21と排出ダクト22とスプレッダ31から構成された排稈処理装置20において、筐体21の左右の側板23・23下部にはそれぞれ支持部24・24が前方に突設され、該支持部24・24にカバー25の上下方向一側(上側)が回動自在に枢支されている。また、筐体21の左右どちらか一側または両側の側板23上部に係止部材26が回動自在に枢支され、該係止部材26をカバー25を上方に回動した状態で前記枢支部と反対側に設けられた係止部25aと係止可能としている。なお、本実施例では係止部材26としてバネを用いている。 【0020】 該カバー25はその左右幅が筐体21の幅と略同一とした板材からなり、側面視で略柄杓形に曲げられて平面部25bと凹状部25cとにより形成され、その平面部25bの一側辺が支持部24・24に枢支され、他側に凹状部25cを形成し、上方へ回動した状態で平面部25bが筐体21の前部下を覆い、凹状部25cが筐体21前部中程を覆うように構成されている。該凹状部25cの大きさは回転軸27に放射状に設けられた回転刃29の前方に突出部分を覆うことができる大きさとしている。つまり、凹状部25cは回転刃29先端の回動軌跡における筐体21前部外側を覆う形状とし、その形状は限定するものではなく、側面視多角形であっても側面視半円状であってもよい。そして、前記凹状部25cの内側には複数の規制部25d・25dを左右方向に所定の間隔で突設し、カバー25を上方に回動した状態において、該規制部25d・25dが回転軸7と当接するように、その高さ位置を設定している。 【0021】 また、筐体21の前記支持部24・24下部に棒状部材28が左右両側板23・23に横設される一方、前記規制部25d・25dと反対側面の平面部25bに複数の規制部25e・25eが左右所定の間隔で、該規制部25e・25eの高さを図3に示すように前記棒状部材28の高さ位置と合わせて突設されている。こうして、カバー25を下方に回動した際に、平面部25bから突出した規制部25e・25eが前記棒状部材28に当接するように構成している。なお、カバー25は前記同様にバネ等の係止部材により下方に回動した状態で係止して振動等で騒音が生じないようにすることもできる。該係止部材はカバー25側に取り付けることもできる。 【0022】 このような構成において、排稈処理装置20をメンテナンス等のために側方へ回動したサイドオープン時に、カバー25を上方に回動すると、規制部25d・25dが回転軸27に当接してカバー25が位置決めされる。そして、図4に示すように、カバー25の係止部25cに前記係止部材26を回動させて係止することで、凹状部25cにより前方に突出した回転刃29を覆うことができる。よって、排稈処理装置20をサイドオープンしてメンテナンスなどを行う際に、筐体21の前方に開口した前部をカバー25で覆って固定することができるので、作業者が誤って回転刃29に触れるのを防ぐことができ、安全性の向上を図ることができる。 【0023】 そして、メンテナンス等が終了し、コンバイン12により収穫作業をする場合には、図4に示す筐体21前部をカバー25により覆っている状態から、カバー25と係止部材26と係止状態を解除し、カバー25を下方に回動することで、図3に示すように、規制部25e・25eが棒状部材28に当接してカバー25が筐体21下部で位置決めされた状態となる。こうして、カバー25を排稈処理装置1下部に収納することができ、スプレッダ31での作業時においてカバー25が邪魔になることがない。 【0024】 【発明の効果】 本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。 【0025】 即ち、請求項1に示す如く、切断装置等の作業部を収納した排稈処理装置の筐体を、入口側を開放して収穫機の本機に取り付けた構成において、前記筐体の入口側に、前記作業部前部を覆うカバーを収納可能に設けたので、簡単な構造で、スプレッダのサイドオープン時に作業者がスプレッダの回転刃に誤って接触するのを防ぐことができ、安全を確保することができる。 【0026】 請求項2に示す如く、前記カバーを分割して折りたたみ可能に構成し、該カバーの一端を作業部の上部に回動自在に支持したので、カバーを排稈処理装置の上部に収納することができ、スプレッダを用いた作業時にカバーが邪魔になることがない。 【0027】 請求項3に示す如く、前記カバーの一端を作業部下部に回動自在に枢支したので、カバーを排稈処理装置の下部に収納することができ、スプレッダを用いた作業時にカバーが邪魔になることがない。 【図面の簡単な説明】 【図1】カバーを筐体上部に収納した状態を示す排稈処理装置の斜視図。 【図2】回転刃をカバーで覆った状態を示す排稈処理装置の斜視図。 【図3】カバーを筐体下部に収納した状態を示す別実施例の排稈処理装置の斜視図。 【図4】回転刃をカバーで覆った状態を示す別実施例の排稈処理装置の斜視図。 【符号の説明】 1 排稈処理装置 2 筐体 15 カバー 30 スプレッダ
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| 【出願人】 |
【識別番号】391025914 【氏名又は名称】八鹿鉄工株式会社 【住所又は居所】兵庫県養父市八鹿町朝倉200
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| 【出願日】 |
平成15年4月11日(2003.4.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−313015(P2004−313015A) |
| 【公開日】 |
平成16年11月11日(2004.11.11) |
| 【出願番号】 |
特願2003−107464(P2003−107464) |
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