| 【発明の名称】 |
コンバインの穀粒移送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】冨田 治 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】大崎 正美 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】大原 一志 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】西崎 宏 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】長谷川 洋志 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】送風機より発生する起風の一部が、穀粒繰出装置内へ逃げることがあり、穀粒の空気搬送の性能低下が発生することがあった。
【解決手段】穀粒貯留タンク4の下部の穀粒繰出装置5で繰出した穀粒は、空気搬送する穀粒排出移送筒装置12へ送風機からの起風を送風して、機外へ排出する構成であり、穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)は、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらせて設けると共に、繰出バルブ26の前・後支持プレートには、凹部を設けて、繰出羽根26dを挿入して装着した構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2の上側へ載置して穀粒を貯留する穀粒貯留タンク4の下部には、穀粒を繰出しする穀粒繰出装置5と、繰出しされた穀粒を空気搬送する穀粒排出移送筒装置12と、該穀粒排出移送筒装置12へ起風を送風する送風機13等とを設けたコンバインにおいて、前記穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hと連通接続する穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、いずれか一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらして設けたことを特徴とするコンバインの穀粒移送装置。 【請求項2】 前記穀粒繰出装置5には、繰出バルブ26を設け、該繰出バルブ26は、前後両側に前・後羽根支持プレート26a,26bを設け、該前・後羽根支持プレート26a,26bの内側面には、凹部26c,26cを設けて、該前・後羽根支持プレート26a,26bの凹部26c,26cへ各繰出羽根26dの前後両端部を挿入して装着して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒移送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、穀粒貯留タンクの下部の穀粒繰出装置で繰出した穀粒は、空気搬送する穀粒排出移送筒装置へ送風機からの起風が送風して、機外へ排出する構成であり、穀粒排出移送筒装置の下横移送パイプの中心位置は、穀粒繰出装置の繰出バルブの中心位置より、一方側の横下方部へ所定角度でずらして設けた技術であり、コンバインの穀粒移送装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】 コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行車台の前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送中に脱穀、及び選別され、脱穀、及び選別済み穀粒は、この脱穀機の横側で走行車台の上側へ載置した穀粒貯留タンク内へ脱穀機から揚送されて、一時貯留される。 【0003】 前記穀粒貯留タンク内へ貯留した穀粒を、機外へ排出する排出作業は、下述の如く行われる構成である。 特に、実用新案登録公報第2506094号公報に記載の如く、例えば、機体へ載置した前記穀粒貯留タンク内へ貯留した穀粒の機外への排出は、この穀粒貯留タンクの底部へ軸支内装した底スクリューコンベアで移送終端へ移送されて、機体へ載置した送風機からの起風が送風される風力移送路へ連通接続した、底スクリューコンベアの移送終端部から風力移送通路内へ供給されて、この風力移送通路へ送風機から発生する起風が送風され、この風力移送通路から、この風力移送通路の終端部へ立設状に設けた揚送筒部を経て、この揚送筒部と連通接続した横移送筒部へ移送されて、この横移送筒部を移送されて、移送終端部から機外へ排出される。 【0004】 【特許文献1】 実用新案登録公報第2506094号公報。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 穀粒貯留タンクの底部に設けて穀粒を移送する底スクリューコンベアの移送終端部と、送風機から発生する起風が送風されて穀粒を引継ぎ移送する風力移送通路とは、略直角状態に直接連通接続させて設けていることにより、底スクリューコンベア側へ送風機からの起風の一部が逃げることにより、送風にロスが発生して、穀粒の移送効率が低下することがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上側へ載置して穀粒を貯留する穀粒貯留タンク4の下部には、穀粒を繰出しする穀粒繰出装置5と、繰出しされた穀粒を空気搬送する穀粒排出移送筒装置12と、該穀粒排出移送筒装置12へ起風を送風する送風機13等とを設けたコンバインにおいて、前記穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hと連通接続する穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、いずれか一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらして設けたことを特徴とするコンバインの穀粒移送装置としたものである。 【0007】 コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行車台2の前部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送中に脱穀、及び選別され、脱穀、及び選別済み穀粒は、この脱穀機の横側で走行車台2の上側へ載置した穀粒貯留タンク4内へ脱穀機から揚送されて、一時貯留される。 【0008】 前記穀粒貯留タンク4内へ貯留した穀粒を、機外への排出は、この穀粒貯留タンク4と、送風機13等を始動操作すると、穀粒貯留タンク4内の穀粒は、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26で繰出される。この穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hと連通接続する。穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、いずれか一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらせて設けている。この穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hと、下横移送パイプ8とは、連通接続して設けた構成である。 【0009】 前記穀粒繰出装置5の繰出バルブ26で繰出された穀粒は、この穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hへ流下供給されて、送風機13から発生する起風は、穀粒集穀室5hから穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8と、下継手パイプと、縦移送パイプと、上継手パイプと、上横移送パイプとヘ送風されて、排風されることにより、穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hへ流下供給された穀粒は、送風機13からの送風により、穀粒集穀部5eから穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8、下継手パイプ、縦移送パイプ、上継手パイプ、上横移送パイプの移送終端部の排穀口を経て機外へ排出される。 【0010】 請求項2に記載の発明においては、前記穀粒繰出装置5には、繰出バルブ26を設け、該繰出バルブ26は、前後両側に前・後羽根支持プレート26a,26bを設け、該前・後羽根支持プレート26a,26bの内側面には、凹部26c,26cを設けて、該前・後羽根支持プレート26a,26bの凹部26c,26cへ各繰出羽根26dの前後両端部を挿入して装着して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒移送装置としたものである。 【0011】 前記穀粒貯留タンク4内へ貯留した穀粒の排出は、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の回転駆動により、繰出されて下部の穀粒集穀室5hへ流下供給される。前記繰出バルブ26は、前後両側に設けた前・後羽根支持プレート26a,26aの内側面には、凹部26c,26cを設け、この前・後羽根支持プレート26a,26aの凹部26c,26cへ各繰出羽根26dの両端部を挿入して、装着した構成であり、この繰出バルブ26の各繰出羽根26dにより、穀粒は繰出されて、下部の流下棚等を経て穀粒集穀室5hへ流下供給され、空気搬送されて機外へ排出される。 【0012】 【発明の効果】 請求項1に記載の発明においては、穀粒貯留タンク4内へ穀粒を繰出する穀粒繰出装置5と、繰出しされた穀粒を穀粒排出移送装置12へ送風機13からの起風を送風して機外へ排出する。穀粒排出移送筒の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、いずれか一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらして設けたことにより、下横移送パイプ8の中心位置(イ)と、穀粒繰出装置5の流下棚の下端部との間の距離を長くすることができ、このために、送風機13からの送風の逃げを防止することができて、圧力損失を防止することができる。又、穀粒繰出装置5の全高が低くなることにより、穀粒貯留タンク4の容量アップを図ることができる。 【0013】 請求項2に記載の発明においては、前記穀粒繰出装置5へ軸支内装する繰出バルブ26の前後両側の前・後羽根支持プレート26a,26bの内側面には、凹部26c,26cを設け、この凹部26c,26c部へ繰出羽根26dの両端部を挿入して、装着したことにより、穀粒繰出装置5の気密性の向上を図ることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の上側には、穀稈を脱穀する脱穀機3を載置すると共に、この脱穀機3の右横側には、脱穀済み穀粒を貯留する穀粒貯留タンク4を載置した構成である。この穀粒貯留タンク4内の下部には、穀粒を繰出しする穀粒繰出装置5と、この穀粒繰出装置5の穀粒集塵室5hと連通接続して、繰出された穀粒を空気搬送する穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ11等を設けた構成である。穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ11の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の中心位置(ロ)より、いずれか一方側(正面視)右横下方部へ所定角度(θ)ずらして設けた構成である。穀粒貯留タンク4と、穀粒繰出装置5と、穀粒排出移送筒装置12を主に図示して説明する。 【0015】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図7、及び図8で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ17aを張設した走行装置17を配設し、走行車台2の上側には、穀稈を脱穀する脱穀機3を載置した構成である。又、走行車台2の前側には、刈取機18で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機18で後方上部へ移送され、脱穀機3へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済み穀粒を回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク4は、脱穀機3の右横側で走行車台2の上側へ配設した構成である。 【0016】 前記脱穀機3の前方部で走行車台2の前側には、図7、及び図8で示す如く刈取機18を設け、この刈取機18は、前部より、刈取る穀稈を分離する分草体19を左右両側端部に設け、この各分草体19の上側には、刈取る穀稈を引起し、及び掻込みするリール杆20a等を所定間隔で装着した略六角形状のリール装置20は、支持装置20bで上下回動自在で、回転自在に軸支して、伸縮シリンダ20bで、上下回動移動させる構成である。 【0017】 前記分草体19の後側には、穀稈を刈取る刈刃装置21を設けると共に、刈取り穀稈を、左右両側から中央部より、左側寄り位置へ向けて掻込移送する左・右側板21b,21c間には、回転自在に軸支した掻込移送ローラ21aを設け、この掻込移送ローラ21aから穀稈を引継ぎ後方上部へ移送して、脱穀機3へ供給する箱形状の移送ケース22a内には、な移送コンベア22を軸支した構成である。 【0018】 前記穀粒貯留タンク4側の前部には、図7、及び図8で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部調節等の操作を行う操作装置23と、これらの操作を行う運転作業者が搭乗する操縦席24とは、操作室ケース24aで形成した操作室24b内へ設けた構成である。走行装置17と、刈取機18と、脱穀機3と、操縦席24の下側で走行車台2の上側へ設けたエンジン25等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。 【0019】 脱穀機3は、図7、及び図8で示す如く移送コンベア22で移送された穀稈を受けて、脱穀、及び選別等を行う構成である。脱穀済みで選別済み穀粒は、穀粒貯留タンク4内へ脱穀機3の右横外側に設けた揚穀装置3aに、回転自在に軸支内装した揚穀コンベア3bを設けて、この揚穀コンベア3bで揚送して、供給する構成である。 【0020】 前記揚穀装置3aの揚穀コンベア3bで揚送される穀粒が供給される穀粒貯留タンク4は、図2、図7、及び図8で示す如く前後方向に長く、横方向に短かい長方形状で、箱形状の箱体4aに、前・後側板、及び左・右側板で形成した構成である。この箱体4aの上端部には、天井板4bを設けると共に、下端部には、貯留した穀粒を流下案内する穀粒流下案内漏斗4cを設けて、箱体4aと接続した構成である。 【0021】 前記穀粒貯留タンク4の下側の穀粒流下案内漏斗4cには、図1、図2、及び図4〜図8で示す如く穀粒繰出装置5と、穀粒排出移送筒12等よりなる穀粒移送装置6を設けた構成である。この穀粒繰出装置5の下繰出バルブケース5a内には、例えば、繰出バルブ26一本を回転自在に軸支内装した構成を図示して説明する。 【0022】 前記穀粒繰出装置5は、上部の上繰出バルブケース5aと、下部の下繰出バルブケース5b等よりなる構成である。上繰出バルブケース5a内には、図1、及び図2で示す如く正面視左側には、穀粒案内漏斗4cへ接続する左流下棚5cを設けると共に、右側には、逆V字形状の右流下棚5dを設けた構成である。左流下棚5cの下側には、略円形状の下左流下棚5eを設けて、左流下棚5cとを接続させた構成である。右流下棚5dの下側には、略円形状の下右流下棚5fを設けて、右流下棚5dと接続させた構成である。 【0023】 前記上繰出バルブケース5aへ内装して設けた下左・右下流下棚5e,5fの下端部と、この上繰出バルブケース5aの下側に設けた、下繰出バルブケース5bの上端部とは、接続させた構成である。この下繰出バルブケース5bで穀粒集穀室5hを形成した構成である。上繰出バルブケース5aへ内装した、詳細を後述する繰出バルブ26で繰出した穀粒は、穀粒集穀室5h内へ流下供給される構成である。 【0024】 前記穀粒繰出装置5の穀粒集穀室5hを形成する下繰出バルブケース5bの前側面には、詳細を後述する送風機13の送風パイプ13aを連通接続した構成である。又、後側面には、詳細を後述する穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8を連通接続した構成である。 【0025】 前記穀粒繰出装置5の左流下棚5cと、右流下棚5dの上側へ調節自在に設けた調節板7との間には、流下口7aを形成した構成である。穀粒貯留タンク4内の穀粒は、穀粒流下案内漏斗4cから流下口7aを経て、繰出バルブ26で下部へと繰出しされて、穀粒集穀室5h内へ流下供給される構成である。 【0026】 前記穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5aの下側に設けた下繰出バルブケース5bへ連通接続した穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、図1で示す如く穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5aの中心位置(ロ)であり、繰出バルブ26の中心位置(ロ)である。この中心位置(ロ)より、いずれか一方側(本発明では右側)の横下方部へ所定角度(θ)ずらして、位置させて設けた構成である。 【0027】 前記穀粒繰出装置5の下部へ装着した穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8の中心位置(イ)を、穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の回転中心(ロ)より、いずれか一方側の横下方部へ所定角度(θ)ずらして、位置させて設けたことにより、下横移送パイプ8の中心位置(イ)と、左流下棚5cの下端部との間の距離を長くすることができ、このために、送風機13からの送風の逃げを防止することができて、圧力損失を防止することができる。又、穀粒繰出装置5の全高が低くなることにより、穀粒貯留タンク4の容量アップを図ることができる。 【0028】 前記穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5a内には、図3〜図5で示す如く繰出バルブ26を繰出軸15で回転自在に軸支内装した構成である。繰出軸15は上繰出バルブケース5a内の前後両側に設けた前・後支持メタル15a,15bへ内装したベアリング15c、及びオイルシール15d等で回転自在に軸支して設けると共に、繰出軸15の前端部近傍には、繰出スプロケット16aを設けると共に、前後両端部には、ナット16bを螺挿入して抜け止めを施した構成である。 【0029】 前記繰出バルブ26は、図3〜図5で示す如く前後両側に前・後羽根支持プレート26a,26bを設け、これら前・後羽根支持プレート26a,26bの内側面部には、所定深さで略V字形状で、V字形状の繰出羽根26dと略同じ形状に複数個設けた凹部26cと、周外部に設けた凹部26cとは、接続した構成であり、前・後羽根支持プレート26a,26bの凹部26cには、複数個の繰出羽根26dの前後両部を挿入すると共に、この各繰出羽根26dの前後両側で、各先端部の近傍へ固着して設けた各取付板26eを凹部26c以外の凸部26fへボルト、及びナット等により、装着して設けた構成であると共に、前・後羽根支持プレート26a,26b間には、支持パイプ27aと、各座金27bとを設けて、一体に形成した構成である。 【0030】 前記各繰出羽根26dの先端部には、図4、及び図5で示す如く耐久性のある樹脂材、又はゴム材等よりなる、取付、及び調節用の複数個の長孔28bを設けた、補助羽根28aを締付板28cを介して、ボルト、及びナット等により装着して、繰出隙間を調節可能に設けた構成である。 【0031】 一体に構成された前記繰出バルブ26は、繰出軸15へ挿入すると共に、後羽根支持プレート26bと、繰出軸15とには、キー15eを設けて、これら繰出軸15と、繰出バルブ26とは、一体で回転駆動する構成である。又、前・後羽根支持プレート26a,26bの外径部が位置する箇所で、上繰出バルブケース5aの前後両側には、溝を設け、この各溝部へ0リング27cを挿入して、この各0リング27cへ前・後羽根支持プレート26a,26bの外周部を当接させて、気密を保持させた構成である。 【0032】 前記穀粒繰出装置5の繰出バルブ26の前・後羽根支持プレート26a,26bには、凹部26cを設け、この凹部26cへ各繰出羽根26dの両端部を挿入して、装着して設けたことにより、穀粒繰出装置5の気密性の向上を図ることができて、穀粒の空気搬送性能が向上した。 【0033】 前記穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5aの横側には、図6で示す如くモータ取付板29eを設け、このモータ取付板29eには、繰出モータ29aを装着して設け、この繰出モータ29aのモータ軸29bには、スプロケット29cを軸支して設けた構成である。このスプロケット29cと、繰出バルブ26を軸支した繰出軸15の繰出スプロケット16aとには、繰出チェン29dを掛け渡した構成である。 【0034】 前記繰出モータ29aの回転駆動により、上繰出バルブケース5aへ軸支内装した繰出バルブ26が回転駆動されて、穀粒は繰出しされる構成である。 前記穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5aの前側には、図7で示す如く送風機13を設け、この送風機13の後ケース板と、下繰出バルブケース5bとの間には、送風パイプ13aを設けた構成である。この送風パイプ13aと、下繰出バルブケース5bで形成した穀粒集穀室5hとは、連通接続した構成であり、送風機13から発生する起風を、穀粒集穀室5h内へ送風する構成である。 【0035】 前記送風機13の後ケース板には、後方へ突出する吸入パイプ13bを設け、この吸引パイプ13bの後先端部には、防塵網13cを設けると共に、内部はサイレンサ方式として、送風機13内へ藁屑、及び塵埃等の吸入を防止した構成である。 【0036】 前記穀粒繰出装置5の下繰出バルブケース5bの後側には、図7で示す如く穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8を設け、この下横移送パイプ8と、下繰出バルブケース5bの穀粒集穀室5hとは、連通接続させた構成である。 前記穀粒排出移送筒装置12は、図7で示す如く下横移送パイプ8と、上横移送パイプ9と、縦移送パイプ10と、これらを接続する湾曲形状の上・下継手パイプ11a,11b等よりなる構成であり、これら上・下継手パイプ11a,11bで接続して、一体に形成した構成である。この上継手パイプ11aで縦移送パイプ10の上端と、上横移送パイプ9の移送始端部とを接続した構成である。又、下継手パイプ11bで下横移送パイプ8の移送終端部と、縦移送パイプ10の下端部とを接続した構成である。縦移送パイプ10の移送終端部には、排穀口14aを設けた排出筒14を固着して設けた構成である。 【0037】 前記穀粒排出移送筒装置12は、図7、及び図8で示す如く縦移送パイプ10の下端部近傍に設けた旋回モータ30aの回転により、旋回自在な構成であると共に、上端部の近傍部に設けた上下シリンダ30bの作動により、上横移送パイプ9と、排出筒14とは、上下回動自在な構成である。 【0038】 前記穀粒繰出装置5の上繰出バルブケース5aへ軸支内装した。繰出バルブ26で繰出された穀粒は、下繰出バルブケース5bの穀粒集穀室5h内へ供給され、送風機13から発生する起風は、送風パイプ13aから穀粒集穀室5h内へ送風され、この送風により、穀粒は穀粒排出移送筒装置12の下横移送パイプ8、下継手パイプ11b、縦移送パイプ10、上継手パイプ11a、上横移送パイプ9、排出筒14へと移送され、この排出筒14の移送終端部の排穀口14aから機外へ排出される構成である。 【0039】 前記走行車台2の右側の後端部には、図9、及び図10で示す如く後方へ突出させて、逆箱形状のメタル取付ベース31を固着して設けた構成である。このメタル取付ベース31の前後方向略中央部には、取付板31aを固着して設けた構成である。 【0040】 前記穀粒移送装置6の穀粒排出移送筒装置12の縦移送パイプ10の下部に設けたオーガメタル33は、メタル取付ベース31で支持させた構成である。又、縦移送パイプ10の後側には、後支持フレーム32を設け、下部は前方下部へ傾斜する傾斜部32aを形成して、前端部をメタル取付ベース31の取付板31aへ固着すると共に、上端部は、後横フレーム34の後支持フレーム32へ設けた取付板32bを介して装着した構成である。 【0041】 これにより、強度のある走行車台2へメタル取付ベース31を設けて、オーガメタル33を支持したり、又は穀粒排出移送筒装置12を支持する構成としたことにより、剛性をアップさせて支持させることができる。更に、後支持フレーム32の下部に傾斜部32aを設けると共に、メタル取付ベース31へ装着したことにより、デパーチャーアングルが良くなる。 【0042】 前記エンジン25の冷却用ファン35の前側には、図11〜図13で示す如くラジエータ36を支持する支持フレーム36aを設け、この支持フレーム36aの下部には、コンデンサ37を装着した構成である。このコンデンサ37の上下端部には、上・下支持パイプ37a,37cを設けた構成であり、上支持パイプ37aと、コンプレッサ38aとには、上接続ホース37bを設けて、支持フレーム36aを回動自在に、上接続ホース37bを配設した構成である。又、下支持パイプ37cと、レシーバドイヤ38bとには、下接続ホース37dを設けて、支持フレーム36aを回動自在に、下接続ホース37dを配設した構成である。 【0043】 これにより、前記コンデンサ37の上・下接続ホース37b,37dは、支持フレーム36aが回動自在に配設したことにより、エンジン25の周辺のメンテナンス(ファンベルトの交換等)が容易である。 前記穀粒移送装置6の穀粒排出移送筒装置12の上横移送パイプ9は、図14で示す如く固定用移送筒9aと、この固定用移送筒9aの外周部には、伸縮装置39の伸縮モータ39aの正逆回転により、伸縮する移動用移送筒9bを伸縮自在に挿入して設けた構成である。 【0044】 前記穀粒排出移送筒装置12の固定用移送筒9a部を支持する支持装置40を設けた構成である。この支持装置40は主柱40aの上端部に、山形状の受板40bを固着して設けると共に、この受板40bの一方側には、移動用移送筒9bの最短収縮位置を検出するON−OFFスイッチ方式の収縮センサ41を設けた構成である。 【0045】 前記伸縮モータ39aの逆回転操作により、移動用移送筒9bが収縮移動制御されて、この移動用移送筒9bの移送始端部が、支持装置40に設けた収縮センサ41へ当接して、この収縮センサ41がON状態となり、このON状態が操作装置23へ内装した。図15で示す如く制御装置42のCPU42aへ入力されると、この入力により、このCPU42aで移動用移送筒9bは、最短収縮位置へ移動されたと判定する構成であり、この判定により、伸縮モータ39aの逆回転は、CPU42aで停止制御され、この停止に連動して、移動用移送筒9bの収縮制御が停止制御される構成である。 【0046】 これにより、前記穀粒排出移送筒装置12の移動用移送筒9bを自動で最短収縮装位置で停止させることができ、このために、路上走行時等のときに、この移動用移送筒9bの破損を防止することができる。 前記穀粒排出移送筒装置12の上横移送パイプ9は、固定用移送筒9aと、伸縮自在な移動用移送筒9bとよりなり、伸縮装置39の伸縮モータ39aの正逆回転により、移動用移送筒9bを伸縮する構成において、図15、及び図16で示す如く固定用移送筒9aと、移動用移送筒9bとには、この移動用移送筒9bの伸縮状態を検出するストロークセンサ45を設けた構成である。 【0047】 前記送風機13の吸入パイプ13bに設けた吸入口13d部には、図15、及び図16で示す如く上下移動自在にシャッタ43を設け、このシャッタ43には、吸入口43aを設けた構成である。このシャッタ43には、ギヤー43bを設け、このギヤー43bと、吸入パイプ13bの上側には、シャッタモータ44を設け、このシャッタモータ44のモータ軸44aに設けたギヤー44bとは、噛合した構成であり、伸縮モータ39aの正逆回転により、シャッタ43が上下に摺動移動して、送風機13の吸入口13dと、シャッタ43の吸入口43aとの重合状態が全開状態から略半開状に、移動用移送筒9bの伸縮状態により、開閉制御される構成である。 【0048】 前記移動用移送筒9bの伸張操作により、ストロークセンサ45で移動用移送筒9aが最伸張状態であると検出されて、この検出が制御装置42のCPU42aへ入力されると、この入力により、このCPU42aでシャッタモータ44は、正回転駆動されて、シャッタ43は下降制御されて、吸入パイプ13bの吸入口13dと、シャッタ43の吸入口43aとは、全開状態に重合制御され、吸入風を最大吸入風に制御する構成である。又、移動用移送筒9bの収縮操作により、ストロークセンサ45で移動用移送筒9bが最収縮状態であると検出されて、この検出がCPU42aへ入力されると、この入力により、CPU42aでシャッタモータ44は、逆回転駆動されて、シャッタ43は上昇制御されて、吸入パイプ13bの吸入口13dと、シャッタ43の吸入口43aとは、半開状態に重合制御されて、吸入風量を最小吸入風に制御する構成である。更に移動用移送筒9bの伸張、又は収縮状態への操作によるストロークセンサ45のストロークの検出量により、各吸入口13d、43aの重合状態を順次変更制御して、吸入風量を順次変更制御する構成である。 【0049】 これにより、前記移動用移送筒9bの伸縮量に伴なって、吸入風量が制御されることにより、安定した穀粒の空気搬送ができる。 前記穀粒排出移送筒装置12の上横移送パイプ9は、固定用移送筒9aと、伸縮装置39により、伸縮自在な移動用移送筒9bとよりなり、伸縮装置39の伸縮モータ39aの正逆回転により、移動用移送筒9bを伸縮する構成において、図16で示す如く固定用移送筒9a内には、圧力センサ46を設けた構成である。 【0050】 前記圧力センサ46が検出した固定用移送筒9a内の圧力は、図15で示す如く制御装置42のCPU42aへ入力され、この入力された圧力が所定値以下であると判定されると、この判定に伴なって、このCPU42aにより、繰出バルブ26を回転駆動する繰出モータ29aと、移動用移送筒9bを伸張する伸縮モータ39aとは、自動停止制御される構成である。 【0051】 これにより、前記固定用移送筒9aへ内装した圧力センサ46の検出圧力により、繰出バルブ26と、移動用移送筒9bの伸張移動とが、停止制御されることにより、穀粒排出移送筒装置12内へ穀粒の詰りを防止することができる。 前記穀粒排出移送筒装置12の上横移送パイプ9は、固定用移送筒9aと、伸縮装置39により、伸縮自在な移動用移送筒9bとよりなる構成において、この上横移送パイプ9を支持する支持装置40の支柱40aの上端部に設けた受板40bの位置は、図18で示す如く上横移送パイプ9の固定用移送筒9a部を支持すべく位置へ設けた構成である。 【0052】 これにより、前記支持装置40により、上横移送パイプ9の固定用移送筒9aを支持した状態で、移動用移送筒9bを伸縮移動操作ができることにより、便利である。 前記穀粒排出移送筒装置12の上横移送パイプ9は、固定用移送筒9aと、伸縮装置39により、伸縮自在な移動用移送筒9bとよりなる構成において、これら固定用移送筒9aと、移動用移送筒9bとへ内装状態になる穀粒移送チューブ47は、図19で示す如く一方側の端部は、固定用移送筒9aの移送終端部へ位置させて設けると共に、他方側の端部までは、所定長さに形成して設けた構成である。 【0053】 これにより、前記固定用移送筒9aに設ける穀粒移送チューブ47の一方側端部は、固定用移送筒9aの移送終端部の端部までとし、他方側の端部は、所定長さにして設けたことにより、移動用移送筒9bを伸縮操作しても、送風機13の風量の影響を受けることが少ない。 【図面の簡単な説明】 【図1】穀粒繰出装置部の拡大背断面図 【図2】穀粒繰出装置部と、穀粒貯留タンク部との正面図 【図3】繰出バルブ部の拡大側面斜視図 【図4】繰出バルブ部の拡大側断面図 【図5】繰出バルブ部の拡大背断面図 【図6】繰出バルブの拡大伝動構成図 【図7】コンバインの右側部の側面図 【図8】コンバインの左側部の側面図 【図9】他の実施例を示す図で、オーガメタルの取付部の側面図 【図10】他の実施例を示す図で、オーガメタルの取付部の背面図 【図11】他の実施例を示す図で、コンデンサ部の正面図 【図12】他の実施例を示す図で、コンデンサ部の側面図 【図13】他の実施例を示す図で、コンデンサ部の平面図 【図14】他の実施例を示す図で、穀粒排出移送筒装置部の側面図 【図15】他の実施例を示す図で、ブロック図 【図16】他の実施例を示す図で、穀粒排出移送筒装置部の側面図 【図17】他の実施例を示す図で、送風機部の拡大背面図 【図18】他の実施例を示す図で、支持装置部の拡大側面図 【図19】他の実施例を示す図で、穀粒移送チューブ部の拡大側面図 【符号の説明】 2 走行車台 4 穀粒貯留タンク 5 穀粒繰出装置 5h 穀粒集穀室 8 下横移送パイプ 12 穀粒排出移送筒装置 13 送風機 26 繰出バルブ 26a 前羽根支持プレート 26b 後羽根支持プレート 26c 凹部 26d 繰出羽根 イ 中心位置 ロ 中心位置 θ 所定角度
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成15年2月4日(2003.2.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−236532(P2004−236532A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月26日(2004.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−27298(P2003−27298) |
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