| 【発明の名称】 |
脱穀装置の受け網支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】平田 晋 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
|
| 【要約】 |
【課題】作業性良く受け網フレームを受け網ガイドから外すことができるようにする。
【解決手段】樹脂製受け網10を張設した受け網フレーム21の扱胴軸芯に沿った方向の両端の円弧状側辺部21aを、扱胴軸芯に沿った方向に設定間隔を隔てて配置する受け網ガイド20に扱胴軸芯に沿った方向での移動を規制状態で載置支持させ、受け網フレーム21の円弧状側辺部21aと受け網ガイド20との隙間22を閉塞する蓋23を形成するように樹脂製受け網10を扱胴軸芯に沿った方向に延長させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 樹脂製受け網を張設した受け網フレームの扱胴軸芯に沿った方向の両端の円弧状側辺部を、扱胴軸芯に沿った方向に設定間隔を隔てて配置する受け網ガイドに扱胴軸芯に沿った方向での移動を規制状態で載置支持させてある脱穀装置の受け網支持構造であって、前記受け網フレームの円弧状側辺部と受け網ガイドとの隙間を閉塞する蓋を形成するように前記樹脂製受け網を扱胴軸芯に沿った方向に延長させてある脱穀装置の受け網支持構造。 【請求項2】 前記蓋と受け網ガイドとを逆ハの字形に配置する傾斜面で接触するように構成してある請求項1記載の脱穀装置の受け網支持構造。 【請求項3】 前記蓋と受け網ガイドとを扱胴軸芯に沿った方向の面で接触するように構成してある請求項1記載の脱穀装置の受け網支持構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、樹脂製受け網を張設した受け網フレームの扱胴軸芯に沿った方向の両端の円弧状側辺部を、扱胴軸芯に沿った方向に設定間隔を隔てて配置する受け網ガイドに扱胴軸芯に沿った方向での移動を規制状態で載置支持させてある脱穀装置の受け網支持構造に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来の受け網支持構造では、受け網フレームの円弧状側辺部と受け網ガイドとの隙間のうち扱胴軸芯側の開口が開放されたいた(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 【特許文献1】 特開平11ー89398号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、上記従来の技術によるときは、隙間の開口が開放されたいたから、脱穀作用に伴い隙間に藁屑が固く詰まり、受け網フレームを受け網ガイドから外す際、その隙間に藁屑が固く詰まっていることで容易に外すことができなかった。 【0005】 本発明の目的は、作業性良く受け網フレームを受け網ガイドから容易に外すことができるようにする点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 請求項1に係る本発明による脱穀装置の受け網支持構造の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0007】 〔特徴〕 樹脂製受け網を張設した受け網フレームの扱胴軸芯に沿った方向の両端の円弧状側辺部を、扱胴軸芯に沿った方向に設定間隔を隔てて配置する受け網ガイドに扱胴軸芯に沿った方向での移動を規制状態で載置支持させてある脱穀装置の受け網支持構造であって、前記受け網フレームの円弧状側辺部と受け網ガイドとの隙間を閉塞する蓋を形成するように前記樹脂製受け網を扱胴軸芯に沿った方向に延長させてある点にある。 【0008】 〔作用〕 樹脂製受け網を延長して隙間の開口を閉塞する蓋を形成してあるから、脱穀時に隙間に藁屑が入ることを防止することができる。 【0009】 〔効果〕 従って、隙間への藁屑詰まりがないことで受け網フレームの受け網ガイドからの外しを作業性良く簡単に行え、しかも、樹脂製受け網を延長するといった簡単・安価な構造改良でそれを実施できるようになった。 【0010】 請求項2に係る本発明による脱穀装置の受け網支持構造の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0011】 〔特徴〕 上記請求項1に係る本発明による脱穀装置の受け網支持構造において、前記蓋と受け網ガイドとを逆ハの字形に配置する傾斜面で接触するように構成してある点にある。 【0012】 〔作用〕 傾斜面で蓋と受け網ガイドとを接触させることで隙間を閉塞するようにしてあるから、隙間の閉塞と同時に受け網ガイドに対する受け網フレームの扱胴軸芯に沿った方向での位置規制を行うことができる。 【0013】 〔効果〕 従って、受け網フレームの受け網ガイドからの外し作業性を向上すると同時に、受け網ガイドに対する受け網フレームの位置規制性能を向上できるようになった。 【0014】 請求項3に係る本発明による脱穀装置の受け網支持構造の特徴・作用・効果は次の通りである。 【0015】 〔特徴〕 上記請求項1に係る本発明による脱穀装置の受け網支持構造において、前記蓋と受け網ガイドとを扱胴軸芯に沿った方向の面で接触するように構成してある点にある。 【0016】 〔作用〕 蓋を受け網ガイドに扱胴軸芯方向に沿った面で接触させることにより、隙間を閉塞するようにしてあるから、隙間の閉塞を確実に行って、藁屑の隙間への侵入防止性能を優れたものにできるようになった。 【0017】 〔効果〕 従って、隙間への藁屑侵入防止性能の向上により、一層、受け網フレームの受け網ガイドからの外し性能を向上できるようになった。 【0018】 【発明の実施の形態】 コンバインは、図1に示すように、左右一対のクローラ走行装置1を備えた機体フレーム2の前部に植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部3を昇降自在に連設し、前記機体フレーム2に、前記刈取部3からの穀稈を脱穀処理する脱穀装置4と脱穀穀物を貯溜するタンク5と搭乗運転部6とを搭載して構成されている。 【0019】 前記脱穀装置4は、図2、図3に示すように、フィードチェーン7により挾持搬送される穀稈を脱穀処理する扱胴8を内装した扱ぎ室9と、この扱ぎ室9から受け網10を通して漏下してくる脱穀物を選別する選別室11と、この選別室11に選別風を供給する唐箕12とを有し、前記選別室11内には、脱穀物を揺動選別する揺動選別体13が設置され、また、前記選別室11の底部には、一番物回収部14と二番物回収部15とが形成されている。 前記一番物回収部14には、回収一番物を前記タンク5への供給装置に搬送供給する一番スクリュー17が、かつ、二番物回収部15には、回収二番物を選別室11への還元装置18に搬送供給する二番スクリュー19がそれぞれ設置されている。 【0020】 前記受け網10は、扱胴軸芯x周りに沿って湾曲配置する樹脂製のものであって、図4、図5に示すように、扱胴軸芯xに沿った方向に設定間隔を隔てて配置するアングル材状の受け網ガイド20にその扱胴軸芯xに沿った方向の両端の扱胴軸芯x周りの円弧状側辺部21aを扱胴軸芯xに沿った方向での移動を規制された状態で載置支持されるアングル材利用の受け網フレーム21に張設されている。 【0021】 そして、前記受け網フレーム21の円弧状側辺部21aと受け網ガイド20との隙間22のうち扱胴軸芯側の開口を閉塞する蓋23を形成するように前記樹脂製受け網10を扱胴軸芯に沿った方向に延長させてある。具体的には、蓋23と受け網ガイド20を逆ハの字形に配置する傾斜面a,bで接触するように構成してある。 【0022】 〔別実施形態〕 上記実施の形態では、傾斜面a,bで蓋23と受け網ガイド20とを接触させることで隙間22の開口を閉塞するようにしたが、図6に示すように、蓋23と受け網ガイド20とを扱胴軸芯に沿った方向の面c,dで接触させることにより、隙間22の開口を閉塞するようにしても良い。 【図面の簡単な説明】 【図1】コンバインの側面図 【図2】脱穀装置の縦断側面図 【図3】脱穀装置要部の縦断正面図 【図4】受け網関係の斜視図 【図5】受け網支持部の縦断側面図 【図6】別実施形態を示す受け網支持部の縦断側面図 【符号の説明】 10 樹脂製受け網 21 受け網フレーム x 扱胴軸芯 21a 円弧状側辺部 20 受け網ガイド 22 隙間 23 蓋 a 傾斜面 b 傾斜面 c 面 d 面
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
|
| 【出願日】 |
平成15年1月23日(2003.1.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
|
| 【公開番号】 |
特開2004−222605(P2004−222605A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月12日(2004.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2003−14877(P2003−14877) |
|