| 【発明の名称】 |
排ワラ細断装置付き脱穀装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】牧園 晴充 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】切断軸41の軸芯方向に並ぶ切断刃42と、供給軸51の軸芯方向に並ぶ供給刃52,53によって脱穀排ワラを細断する排ワラ細断装置30を備えるとともに、供給軸51によって駆動自在に支持されるスプロケット67に脱穀フィードチェーン12を巻回してある脱穀装置において、排ワラ細断装置30を回動開放できるようにし、かつ、脱穀フィードチェーン12の供給軸51への付け戻しが行い易いようにする。
【解決手段】排ワラ細断装置30を横一端側に位置する軸芯Yまわりで回動自在に脱穀機体に支持させてある。脱穀機体によって一端側が支持されているバネ杆76の他端側でスプロケット67を相対回動自在に支持させてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動回動自在な切断軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている切断刃、及び、駆動回動自在な供給軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている供給刃が備えられた排ワラ細断装置を脱穀機体の後部に連結し、前記供給軸によって一体回動自在に支持される駆動スプロケットに脱穀フィードチェーンを巻回してある排ワラ細断装置付き脱穀装置であって、 前記排ワラ細断装置を、排ワラ細断装置の横一端側に位置する脱穀機体上下向きの軸芯まわりで回動自在に脱穀機体に支持させ、前記脱穀機体によって一端側が支持され、他端側で前記駆動スプロケットを相対回転自在に支持しているバネ杆を備えてある排ワラ細断装置付き脱穀装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、駆動回動自在な切断軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている切断刃、及び、駆動回動自在な供給軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている供給刃が備えられた排ワラ細断装置を脱穀機体の後部に連結し、前記供給軸によって一体回動自在に支持される駆動スプロケットに脱穀フィードチェーンを巻回してある排ワラ細断装置付き脱穀装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 脱穀装置において、唐箕駆動軸から1番及び2番スクリューコンベヤや揺動選別装置に動力伝達されるように構成されるが、この伝動のためのベルトを、脱穀フィードチェーンが巻回しているスプロケットに連動させて、脱穀フィードチェーンにも動力伝達するように構成した場合、脱穀フィードチェーン専用の減速機構を設け、入力速度の割には脱穀フィードチェーンの駆動速度が適切になるように速度調節する必要が生じる。 これに対し、上記排ワラ細断装置付き脱穀装置は、脱穀フィードチェーンのための専用の減速機構を不要にしながら、脱穀フィードチェーンを駆動できるようになったものであり、この種の排ワラ細断装置付き脱穀装置として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。 すなわち、排ワラ細断装置は、供給軸が切断軸より低速で回動するようにして駆動するものであることから、切断軸から供給軸に減速伝動される減速伝動機構を切断軸と供給軸の間に設けて、唐箕駆動軸から切断軸に動力伝達されるように構成することにより、その減速伝動機構が排ワラ細断装置及び脱穀フィードチェーンのいずれの駆動にも作用し、供給軸が切断軸より低速で回動するようにして排ワラ細断装置を駆動することができ、かつ、切断軸に伝達される駆動速度の割は脱穀フィードチェーンを適切な低速で駆動することができるようになったものである。 【0003】 【特許文献1】 実開昭56−80067号 ( 第4頁、第3図 ) 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 排ワラ細断装置付き脱穀装置の場合、排ワラ細断装置を横一端側で回動するように脱穀機体に支持させると、脱穀装置や排ワラ細断装置の内部を清掃するとか点検する際など、排ワラ細断装置を脱穀機体から離間した開き位置に回動操作することにより、脱穀装置の後部や排ワラ細断装置の前部側を楽に開放して作業しやすくなる。ところが、上記脱穀装置にあっては、脱穀フィードチェーンを供給軸から取り外して排ワラ細断装置を回動させることになるが、脱穀フィードチェーンを供給軸から単に取り外しただけでは、脱穀フィードチェーンの供給軸から外れた部分が供給軸より前側に配置のガイド輪から垂れ下がり、排ワラ細断装置を閉じ位置に戻した際、脱穀フィードチェーンを供給軸に付け戻しにくくなる。 【0005】。 本発明の目的は、脱穀装置や排ワラ細断装置を開放しやすく、しかも、脱穀フィードチェーンの付け戻しも行いやすい排ワラ細断装置付きの脱穀装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0007】 〔構成〕 駆動回動自在な切断軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている切断刃、及び、駆動回動自在な供給軸の軸芯方向での複数箇所に一体回転自在に付いている供給刃が備えられた排ワラ細断装置を脱穀機体の後部に連結し、前記供給軸によって一体回動自在に支持される駆動スプロケットに脱穀フィードチェーンを巻回してある排ワラ細断装置付き脱穀装置において、前記排ワラ細断装置を、排ワラ細断装置の横一端側に位置する脱穀機体上下向きの軸芯まわりで回動自在に脱穀機体に支持させ、前記脱穀機体によって一端側が支持され、他端側で前記駆動スプロケットを相対回転自在に支持しているバネ杆を備えてある。 【0008】 〔作用〕 駆動スプロケットを供給軸から取り外せば、脱穀フィードチェーンが供給軸から外れ、排ワラ細断装置を前記軸芯まわりで回動操作して遊端側が脱穀機体から後方に離れた開き位置に切り換えられる。このとき、供給軸から外れた駆動スプロケット及びこれに巻回している脱穀フィードチェーンがバネ杆によって空中に浮遊した状態に支持され、バネ杆が脱穀フィードチェーンなどの荷重で若干弾性変形しても、供給軸の配置レベルに近いレベルに維持される。これにより、排ワラ細断装置を脱穀機体に沿った閉じ位置に戻した際、脱穀フィードチェーンを供給軸の位置するレベルに持ち上げ支持する操作を行なわなくとも、かつ、駆動スプロケット及び脱穀フィードチェーンの荷重をピアノ線によって支持させながら駆動スプロケットを供給軸に位置合わせして付け戻すことができる。 【0009】 〔効果〕 従って、脱穀装置や排ワラ細断装置の内部を清掃するとか点検する作業を行なうに当たり、排ワラ細断装置を回動操作するだけで脱穀装置の後部や排ワラ細断装置の前部側を楽に開放して容易に作業できる。しかも、排ワラ細断装置を元の閉じ位置に戻した際、脱穀フィードチェーン及び駆動スプロケットを供給軸の位置するレベルに持ち上げ支持する手間を掛けなくとも楽に駆動スプロケットや脱穀フィードチェーンを供給軸に付け戻せる。 【0010】 【発明の実施の形態】 図1に示すように、左右一対のクローラ式走行装置1によって自走し、かつ、運転座席2を有した運転部などを備えた自走機体の機体フレーム3の前端部に、刈取り前処理装置4の前処理フレーム4aの基端側を回動自在に連結し、前記機体フレーム3に脱穀装置10及び穀粒タンク5(図2)を設けるとともに、脱穀装置10の後部に排ワラ処理部6を設けて、コンバインを構成してある。 【0011】 このコンバインは、稲・麦などの穀粒を収穫するものであり、前記前処理フレーム4aに連結しているリフトシリンダ(図示せず)によって前処理フレーム4aを機体フレーム3に対して上下に揺動操作することにより、刈取り前処理装置4が圃場面上の近くに下降した作業位置になったり、圃場面上から上昇離間した非作業位置になったりする。刈取り前処置装置4を下降作業位置にして自走機体を走行させると、刈取り前処置装置4が複数条の植立穀稈を引起装置4bによって引起し処理するとともにバリカン型の刈取り装置4cによって刈取り処理し、刈取穀稈を搬送装置4dによって機体後方側に搬送していく。脱穀装置10が前記搬送装置4dからの刈取穀稈を脱穀部で回動する扱胴11(図2)によって脱穀処理して脱穀粒を穀粒タンク5に供給し、脱穀排ワラを排ワラ処理部6で細断して放出するとか、長ワラのままで放出する。 【0012】 図2、図3に示すように、前記排ワラ処理部6は、脱穀機体内の後部に設けた株元側無端回動チェーン21及び穂先側無端回動ベルト22を有した排ワラ搬送装置20、及び、脱穀機体の後部に連結した細断ケース31を有した排ワラ細断装置30を備えて構成してある。 【0013】 前記排ワラ搬送装置20は、脱穀フィードチェーン12の搬送終端部の横側近くに搬送始端部が位置し、搬送終端部が搬送始端部より脱穀機体後方側で、かつ、扱き口側とは反対側に位置するように脱穀機体の前後方向に対して傾斜した状態に配置した前記株元側無端回動チェーン21、この株元側無端回動チェーン21の搬送経路側に沿っている搬送ガイド杆23、前記株元側無端回動チェーン21より搬送排ワラの穂先側に株元側無端回動チェーン21と並行に配置した前記穂先側無端回動ベルト22を備えて構成してある。 【0014】 株元側無端回動チェーン21は、図5の如くリンクプレートに設けた茎稈挟持搬送突起を備えており、脱穀フィードチェーン12からの脱穀排ワラの株元側を受け継ぎ、搬送ガイド杆23との協働により挟持して脱穀機体後方に向けて、かつ、脱穀機体の扱き口側とは反対側の横側に向けて搬送する。穂先側無端回動ベルト22は、これの長手方向での複数箇所から株元側無端回動チェーン21の搬送突起よりも長く突出している茎稈係止搬送突起22a(図6)を備えており、脱穀フィードチェーン12からの脱穀排ワラの穂先側を前記搬送突起22aによって係止させて脱穀機体後方向きに搬送する。 【0015】 図3に示すように、排ワラ細断装置30は、排ワラ搬送装置20の搬送終端部の下方に排ワラ受け入れ口31aが位置するように配置して脱穀機体の後側壁の外面側に取付けた前記細断ケース31、この細断ケース31の内部に脱穀機体の前後方向に並べて駆動回動自在に設けた回転カッター40と回転供給体50を備えて構成してある。 【0016】 図8などに示すように、回転カッター40は、六角軸で成る切断軸41の軸芯方向での複数箇所に円板形の切断刃42を取付け、切断刃42どうしの間に切断刃間隔を設定間隔に保つとともに切断軸41のワラ屑が巻き付くことを抑制するための筒体製のスペーサ43を設けて構成してある。各切断刃42は、切断軸41の六角形状による係合によって切断軸41と一体回転するようになっている。 【0017】 図8などに示すように、回転供給体50は、供給軸51の軸芯方向での複数箇所に円板形の供給刃52,53を一体回転自在に取付けて構成してある。供給刃52,53は、排ワラの株元側に作用する部位では、一枚の前記切断刃42に対して供給刃52が一枚ずつ対応し、排ワラの穂先側に作用する部位では、一枚の切断刃42に対して供給刃52,53が二枚ずつ対応するように配置してある。穂先側で各切断刃42に対応する二枚の供給刃52,53のうちの一方の供給刃52、及び、株元側で各切断刃42に対応している供給刃52は、この供給刃52のボス部52aで供給軸51に外嵌しているとともにボス部52aと供給軸51の密着によって供給軸51に対してこれと一体回転するように固定している。穂先側で各切断刃42に対応している二枚の供給刃52,53のうちの他方の供給刃53は、これのボス部53aを他方の供給刃52に溶接してあり、これによって、供給軸51と一体回転するようになっている。 【0018】 つまり、排ワラ処理部6は、細断ケース31の前記排ワラ受け入れ口31aの蓋体32(図3)を枢支軸33の軸芯まわりで揺動操作して排ワラ受け入れ口31aを開放した起立開き姿勢と、排ワラ受け入れ口31aを閉じた倒伏閉じ姿勢とに切り換えておくことにより、脱穀排ワラを細断して圃場に放出する細断処理や、脱穀排ワラを長ワラのままで圃場に放出する長ワラ処理を行なう。 すなわち、脱穀フィードチェーン12からの脱穀排ワラを株元側無端回動チェーン21と穂先側無端回動ベルト22によって受け継いで横架姿勢で穂先側に寄せながら脱穀機体後方向きに搬送し、搬送ガイド杆23から外れた搬送終端に至ると、株元側無端回動チェーン21による挟持を解除して落下させる。 蓋体32を起立開き姿勢にしてあると、株元側無端回動チェーン21及び、穂先側無端回動ベルト22からの脱穀排ワラを細断ケース31の排ワラ受け入れ口31aから回転供給体50と回転カッター40の間の上に横架姿勢で落下させ、その排ワラを回転供給体50が供給刃52,53によって回転カッター40との間に供給して回転供給体50の排ワラ稈身方向に並んでいる前記複数枚の供給刃52,53と、回転カッター40の排ワラ稈身方向に並んでいる前記複数枚の切断刃42によって切断して稈身方向に細断し、細断ワラを回転供給体50と回転カッター40の間から落下させて細断ケース31の排出口31bから圃場に落下させる。 蓋体32を倒伏閉じ姿勢にしてあると、株元側無端回動チェーン21及び、穂先側無端回動ベルト22からの脱穀排ワラを蓋体32の上面上に横架姿勢で落下させ、この蓋体32の上面上を後方側に滑落させて細断ケース31の後側から圃場に落下させる。 【0019】 供給軸51に対して密着によって一体回転自在に固定している前記供給刃52は、次の如くして固定してある。 すなわち、供給軸51の供給刃52を支持する軸本体51bを、ワラ屑が巻き付いたままになりにくいように約34mmの外径を備えた筒軸で構成し、供給刃52を外嵌した状態にある軸本体51bの内部に挿入した拡径加工具(図示せず)を軸本体51bに対して相対移動させることによって軸本体51bを外径が若干増大した状態に塑性変形するように拡径処理し、これにより、軸本体51bと供給刃52のボス部52aとを密着した状態にかしめて固定してある。 【0020】 図9などに示すように、切断軸41の細断ケース外に位置する端部に対して外嵌するとともに切断軸41の六角形状による係合によって切断軸41と一体回転するように構成した出力ギヤ61、供給軸51の軸本体51bの端部に一体回転自在に連結した中実軸で成る供給軸51の入力部51aに対して外嵌してあるとともにキー62によって一体回転するように構成し、かつ、前記出力ギヤ61に噛合うように構成した入力ギヤ63を備えて成る伝動機構60を切断軸41と、供給軸51の入力部51aとの間に設けてある。図9、図10に示すように、切断軸41の端部にカッター駆動プーリ65を取付けるとともに、このカッター駆動プーリ65は、切断軸41の六角形状による係合のために切断軸41と一体回転するように構成し、このカッター駆動プーリ65、脱穀装置10の唐箕駆動軸13の端部に一体回転自在に取付けた出力プーリ13a、脱穀装置10の1番スクリュー駆動プーリ14、2番スクリュー駆動プーリ15、選別駆動プーリ16、排塵ファン駆動プーリ17、及びテンションプーリ18のそれぞれにわたって同一の伝動ベルト66を巻回してある。 【0021】 供給軸51の前記入力部51aの端部にフィードチェーン駆動スプロケット67を取り付けるとともに、このフィードチェーン駆動スプロケット67に前記脱穀フィードチェーン12を巻回してある。前記フィードチェーン駆動スプロケット67は、このスプロケット67のボス部67aと前記入力部51aにわたって脱着自在に挿入するように構成したシアピン68の連結作用のために供給軸51と一体回転するようになっている。 【0022】 すなわち、図2の如く脱穀機体の前端部の横外側に位置する動力源としての入力ケース69に伝動ベルト69aによって自走機体の原動部からエンジン出力が伝達され、この入力ケース69から伝動ベルト69bによって前記唐箕駆動軸13に伝達される駆動力を、唐箕駆動軸13の入力側とは反対側の端部から前記出力プーリ13aによって取り出して伝動ベルト66によって1番スクリューコンベヤ、2番スクリューコンベヤ、揺動選別装置、排塵ファンに伝達するとともに切断軸41に伝達し、この切断軸41から前記伝動機構60によって供給軸51に伝達して、排ワラ細断装置30の回転カッター40及び回転供給体50を駆動するようになっている。切断軸41から前記伝動機構60によって供給軸51に伝達される駆動力によってフィードチェーン駆動スプロケット67を駆動し、このフィードチェーン駆動スプロケット67によって脱穀フィードチェーン12を駆動するようになっている。 【0023】 伝動機構60は、入力ギヤ63の外径が出力ギヤ61の外径より大きい(入力ギヤ63の歯数が出力ギヤ61の歯数より多い)ことにより、切断軸41の回転速度を減速して供給軸51に伝達するようになっている。これにより、回転供給体50が回転カッター40より低速で回転するようにして排ワラ細断装置30を駆動するようになっている。また、唐箕及び排塵ファンの駆動速度の割には脱穀フィードチェーン12の駆動速度が低速になるようにして脱穀フィードチェーン12を駆動するようになっている。 【0024】 図4、図6に示すように、前記穂先側無端回動ベルト22は、脱穀機体に固定のメインフレーム70(図2)の途中から延出している支持フレーム71(図2)が支持している出力ケース72の出力軸72aにおける延長部72bによって一体回転自在に支持されている始端側プーリ24と、前記メインフレーム70の端部で支持されている連動ケース73の連動軸73aの一端側で一体回転自在に支持されている終端側プーリ25とにわたって巻回してある。図4、図5に示すように、前記株元側無端回動チェーン21は、搬送フレーム74の前端側に設けた始端側ガイド26と、前記連動軸73aの他端側で一体回転自在に支持されている終端側スプロケット27とにわたって巻回してある。 【0025】 前記排ワラ細断装置30の前記細断ケース31は、排ワラ細断装置横方向における前記脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67が位置している側とは反対側の一端に配置した脱穀機体上下方向の軸芯Yまわりで回動自在に脱穀機体に支持させてあり、細断ケース31の排ワラ細断装置横方向での他端側と脱穀機体の間に設けたロック機構(図示せず)をロック解除状態に切り換えることにより、排ワラ細断装置30を前記軸芯Y(図2)まわりで脱穀機体に対して回動操作できるようになっている。 【0026】 図11、図12に示すように、前記脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67より脱穀機体前方側で脱穀機体の支持アーム部10aに一端側を支持させたピアノ線76の他端側を、脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67の中央部に巻き付けて、この駆動スプロケット67を前記ピアノ線76に相対回転自在に支持させてある。 【0027】 すなわち、排ワラ細断装置30や脱穀装置10の内部を点検するとか清掃するなどの作業を行なう際、排ワラ細断装置30を前記軸芯Yまわりで脱穀機体に対して後方に回動操作して遊端側が脱穀機体から後方に離間した開き位置にすることにより、脱穀機体の後部や細断ケース31の前部側を開放して作業が行いやすくなるようになっている。このとき、前記伝動ベルト66を前記カッター駆動プーリ65から取り外しておく。また、テンションアーム19による脱穀フィードチェーン12の緊張力付与を解除し、図11に示す如く前記脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67に装着してある前記シアピン68を抜き外して脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67を供給軸51の入力部51aから取り外しておく。 脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67を供給軸51の入力部51aから抜き外す際、前記ピアノ線76を、これの駆動スプロケット67に連結している側が脱穀機体に連結している側を揺動支点にして脱穀機体横外側に弾性変形させながら抜き外し操作する。供給軸51から抜け外れた脱穀フィードチェーン駆動スプロケット67及びこの駆動スプロケット67に巻回している脱穀フィードチェーン12は、ピアノ線76によって空中に浮遊した状態に支持され、ピアノ線76が脱穀フィードチェーン12などの荷重のために弾性変形しても、供給軸51の配置レベルに近い配置レベル位置した状態に維持され、排ワラ細断装置30を脱穀機体に沿った閉じ位置に戻した際、脱穀フィードチェーン12を供給軸51の位置するレベルに持ち上げる操作を不要にして、かつ、駆動スプロケット67及び脱穀フィードチェーン12の荷重をピアノ線76によって支持させながら駆動スプロケット67を供給軸51の入力部51aに付け戻すことができる。 【0028】 図2、図4に示すように、前記入力ケース69と前記出力ケース72にわたっている円筒管で成る伝動ケース77の内部に回転自在に位置している伝動軸77a、前記出力ケース72の内部で前記伝動軸77aと前記出力軸72aを連動させているベベルギヤ機構78、及び、前記出力軸72aにより、前記入力ケース69に伝達されたエンジンから駆動力を前記始端側プーリ24に伝達する伝動手段79を構成してある。前記連動ケース73の前記連動軸73aにより、穂先側無端回動ベルト22の搬送終端側が巻回している前記終端側プーリ25を株元側無端回動チェーン21の搬送終端側が巻回している前記終端側スプロケット27に対して連動させる連動手段を構成してある。 【0029】 すなわち、入力ケース69に伝達された駆動力を伝動手段79によって前記始端側プーリ24に伝達してこの始端側プーリ24を駆動し、この始端側プーリ24によって穂先側無端回動ベルト22を駆動するようになっている。穂先側無端回動ベルト22によって回動される前記終端側プーリ25の駆動力を連動手段73aによって前記終端側スプロケット27に伝達してこの終端側スプロケット27を駆動し、この終端側スプロケット27によって株元側無端回動チェーン21を駆動するようになっている。排ワラが詰まるなどして株元側無端回動チェーン21の駆動負荷が増大すると、穂先側無端回動ベルト22が終端側プーリ25や始端側プーリ24に対してスリップし、株元側無端回動チェーン21に対する伝動を停止する。 【0030】 前記伝動ケース77の内部に位置している前記伝動軸77aは、脱穀装置10の扱胴11を支持している上部構造体を下部構造体に対して上下に揺動操作して扱室を開閉するための軸芯と同芯状に位置している。 【0031】 〔別実施形態〕 前記ピアノ線76に替え、肉厚方向が脱穀機体横向きになるようにした一端側を脱穀機体に支持させたバネ帯板を採用して実施しても、本発明の目的を達成できる。従って、ピアノ線76、バネ帯板などを総称してバネ杆76と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【図1】コンバイン全体の側面図 【図2】排ワラ搬送装置の平面図 【図3】排ワラ処理部の側面図 【図4】株元側無端回動チェーン及び穂先側無端回動ベルトの配設部の平面図 【図5】株元側無端回動チェーンの側面図 【図6】穂先側無端回動ベルトの側面図 【図7】回転カッター及び回転供給体全体の平面図 【図8】回転カッター及び回転供給体の断面図 【図9】伝動機構の平面図 【図10】排ワラ細断装置に対する伝動構造の側面図 【図11】フィードチェーン駆動スプロケットの取り外し要領を示す平面図 【図12】(イ)は、フィードチェーン駆動スプロケットの取付け状態での側面図、(ロ)は、フィードチェーン駆動スプロケットの取り外し状態での側面図 【符号の説明】 12 脱穀フィードチェーン 30 排ワラ細断装置 41 切断軸 42 切断刃 51 供給軸 52,53 供給刃 76 バネ杆 Y 排ワラ細断装置の回動軸芯
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成14年11月22日(2002.11.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−166664(P2004−166664A) |
| 【公開日】 |
平成16年6月17日(2004.6.17) |
| 【出願番号】 |
特願2002−339492(P2002−339492) |
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