| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】松井 正実 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】穀稈供給搬送チェン16の駆動歯車18の周囲への藁屑や塵埃の飛散を防止して作動を確実なものとする。
【解決手段】穀稈供給搬送チェン16の伝動ケース26と駆動歯車18との間に略平板形状の巻付防止板54を設ける。この巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が側部カバ−29の内面に密着するように構成する。駆動歯車18に伝達する回転を入切りさせるクラッチ32を、出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成して摺動カム体35をバネ35aにより常時入り方向に付勢する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扱胴6を軸装した扱室5の側部に穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置13を設け、該穀稈供給搬送装置13に続いて、前記扱室5の排出側に設けた排藁処理部67に脱穀済の排藁を挾持搬送する排藁搬送装置を設け、前記穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16を供給チェンフレーム17に設けた受動歯車19と駆動歯車18に掛け回し、該駆動歯車18を機体側に設けた伝動ケース26の出力軸27に設けると共に該伝動ケース26と駆動歯車18との間に略平板形状の巻付防止板54を設け、該巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が側部カバ−29の内面に密着するように構成し、前記伝動ケ−ス26内に入力プ−リ−30の軸31から前記出力軸27の間に噛み合う歯車群を設け、且つ前記駆動歯車18に伝達する回転を入切りさせるクラッチ32を前記出力軸27に設けるに、該クラッチ32を、該出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、前記出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成して前記摺動カム体35をバネ35aにより常時入り方向に付勢するように構成したことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 扱胴6を軸装した扱室5の側部に穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置13を設け、該穀稈供給搬送装置13に続いて、前記扱室5の排出側に設けた排藁処理部67に脱穀済の排藁を挾持搬送する排藁搬送装置を設け、前記穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16を供給チェンフレーム17に設けた受動歯車19と駆動歯車18に掛け回し、該駆動歯車18を機体側に設けた伝動ケース26の出力軸27に設けると共に該伝動ケース26と駆動歯車18との間に略平板形状の巻付防止板54を設け、該巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が前記穀稈供給搬送チェン16の側部を包囲する側部カバ−29の内面に密着するように構成し、前記伝動ケ−ス26内に入力プ−リ−30の軸31から前記出力軸27の間に噛み合う歯車群を設け、且つ前記駆動歯車18に伝達する回転を入切りさせるクラッチ32を前記出力軸27に設けるに、該クラッチ32を、該出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、前記出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成して前記摺動カム体35をバネ35aにより常時入り方向に付勢する構成とし、該クラッチ32をクラッチ用モーター50により入切りさせるように構成して、刈取部を上動させると前記クラッチ32を切りにし刈取部を下動させると該クラッチ32を自動的に入りにするように構成したことを特徴とするコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインに係るものである。 【背景技術】 【0002】 従来公知ではないが、同一出願人の先願に当たる特許文献1では、扱胴を軸装した扱室の側部に穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置を設け、該穀稈供給搬送装置に続いて、前記扱室の排出側に設けた前記排藁処理部に脱穀済の排藁を挾持搬送する排藁搬送装置を設け、前記穀稈供給搬送装置の穀稈供給搬送チェンは、供給側を中心に排出側が外側回動する供給チェンフレームの供給側に設けた受動歯車と排出側に設けた駆動歯車に掛け回し、前記駆動歯車に設けたスプライン溝を機体側に設けた伝動ケースの出力軸のスプライン歯に着脱自在に嵌合するようにし、前記伝動ケースには出力軸に伝達する回転を入切りさせるクラッチを設け、該クラッチはクラッチ用モーターにより入切りさせる脱穀装置において、前記クラッチ用モーターは伝動ケースより離れた位置に設け、クラッチ用モーターとクラッチとをワイヤーにより連結した構成について提案されている。(特許文献1参照。) 【特許文献1】特願平6−143859号の公開公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記先行技術は、クラッチ用モーターを伝動ケースから離れた位置に設けているため、クラッチの作動を確認する等のメンテナンスが面倒であるという課題がある。 【0004】 しかし、単にクラッチ用モーターを伝動ケース近傍に設けると、藁屑等により汚染され、作動が不確実になるという別の課題が発生する。また、ワイヤーを使用すると、ワイヤーの伸縮量とクラッチ用モーターの回転制御誤差との両方調節する必要があるので、この点設定が容易でないという課題もある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 よって、請求項1記載の発明は、扱胴6を軸装した扱室5の側部に穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置13を設け、該穀稈供給搬送装置13に続いて、前記扱室5の排出側に設けた排藁処理部67に脱穀済の排藁を挾持搬送する排藁搬送装置を設け、前記穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16を供給チェンフレーム17に設けた受動歯車19と駆動歯車18に掛け回し、該駆動歯車18を機体側に設けた伝動ケース26の出力軸27に設けると共に該伝動ケース26と駆動歯車18との間に略平板形状の巻付防止板54を設け、該巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が側部カバ−29の内面に密着するように構成し、前記伝動ケ−ス26内に入力プ−リ−30の軸31から前記出力軸27の間に噛み合う歯車群を設け、且つ前記駆動歯車18に伝達する回転を入切りさせるクラッチ32を前記出力軸27に設けるに、該クラッチ32を、該出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、前記出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成して前記摺動カム体35をバネ35aにより常時入り方向に付勢するように構成したことを特徴とするコンバインとしたものである。 【0006】 また、請求項2記載の発明は、扱胴6を軸装した扱室5の側部に穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置13を設け、該穀稈供給搬送装置13に続いて、前記扱室5の排出側に設けた排藁処理部67に脱穀済の排藁を挾持搬送する排藁搬送装置を設け、前記穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16を供給チェンフレーム17に設けた受動歯車19と駆動歯車18に掛け回し、該駆動歯車18を機体側に設けた伝動ケース26の出力軸27に設けると共に該伝動ケース26と駆動歯車18との間に略平板形状の巻付防止板54を設け、該巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が前記穀稈供給搬送チェン16の側部を包囲する側部カバ−29の内面に密着するように構成し、前記伝動ケ−ス26内に入力プ−リ−30の軸31から前記出力軸27の間に噛み合う歯車群を設け、且つ前記駆動歯車18に伝達する回転を入切りさせるクラッチ32を前記出力軸27に設けるに、該クラッチ32を、該出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、前記出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成して前記摺動カム体35をバネ35aにより常時入り方向に付勢する構成とし、該クラッチ32をクラッチ用モーター50により入切りさせるように構成して、刈取部を上動させると前記クラッチ32を切りにし刈取部を下動させると該クラッチ32を自動的に入りにするように構成したことを特徴とするコンバインとしたものである。 【発明の効果】 【0007】 請求項1記載の発明によると、穀稈供給搬送チェン16と排藁搬送チェンとの引継部から落下する藁屑が降り掛るのを防止して確実に作用する。また、伝動ケ−ス26の外側に巻付防止板54を設けているから、この巻付防止板54の存在により一層藁屑等の干渉を防止でき、作動を確実にすることができる。また、巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が側部カバ−29の内面に密着するために、藁屑、塵埃の飛散を防止することができる。 【0008】 また、請求項2記載の発明によると、穀稈供給搬送チェン16と排藁搬送チェンとの引継部から落下する藁屑が降り掛るのを防止して確実に作用する。また、前記伝動ケ−ス26の外側に巻付防止板54を設けているから、この巻付防止板54の存在により一層藁屑等の干渉を防止でき、作動を確実にすることができる。 また、巻付防止板54の端縁に設けた合成樹脂やゴム等の弾性部材60が穀稈供給搬送チェン16の側部を包囲する側部カバ−29の内面に密着するために、穀稈供給搬送チェン16の駆動歯車18の周囲を巻付防止板54と側部カバ−29により包囲し、藁屑、塵埃の飛散を防止することができる。 【0009】 また、刈取クラッチの入り切りに連動させて自動的に穀稈供給搬送チェン16のクラッチ32を入り切りさせ、且つ、刈取部を上動させると前記クラッチ32を切りにし刈取部を下動させると前記クラッチ32を自動的に入りにすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 この発明を実施するための最良の形態を図により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置であり、図示は省略するが、機体フレーム1の下方には走行装置を設け、機体フレーム1の前方には刈取部を設け、脱穀装置2の側部にはグレンタンクを設けている。 【0011】 前記脱穀装置2の一側を供給側3とし、他側を排出側4とし、脱穀装置2の供給側3の上部には扱室5を設け、扱室5内には扱胴6を軸装する。扱胴6は扱室5の供給側側板7と排出側側板8に扱胴軸9により軸装する。扱胴6の主として下方側は扱網10により包囲して前記扱室5を形成する。11は穀稈供給口、12は穀稈排出口である。 【0012】 前記扱網10の下方には図示は省略するが、風選室を形成し、扱網10の下方には公知のごとく、風選室に送風する送風唐箕を設け、風選室内には、前記送風唐箕からの送風方向に揺動する揺動選別装置を設け、該揺動選別装置の下方には一番コンベアおよび二番コンベアを設ける。 【0013】 しかして、扱室5の側部には、穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置13を設ける。穀稈供給搬送装置13は、前記扱室5の上部を覆う上部カバー14の回動端側に挾扼杆(図示省略)を設け、挾扼杆の下方の前記機体側に穀稈供給搬送チェン16を設け、挾扼杆と穀稈供給搬送チェン16により挾持搬送する。 【0014】 穀稈供給搬送チェン16は、供給チェンフレーム17に設けた駆動歯車18と受動歯車19とに掛け回す。前記供給チェンフレーム17は、供給側3に受動歯車19を設け、排出側4に駆動歯車18を設け、前記駆動歯車18と受動歯車19の間の供給側3には取付部20を設ける。該取付部20は機体フレーム1に下部を取付けた取付軸23に回転および着脱自在に取付け、穀稈供給搬送チェン16は取付軸23を中心として排出側4が外側回動する。 【0015】 前記駆動歯車18にはスプライン結合し得るようにスプライン溝25を形成し、駆動歯車18のスプライン溝25を伝動ケース26より突き出る出力軸27のスプライン歯28に着脱自在に嵌合させる。29は前記穀稈供給搬送チェン16の側部を包囲する側部カバーであり、穀稈供給搬送チェン16と共に外側回動する(図7)。なお、図示は省略するが、供給チェンフレーム17の排出側4と機体との間にはロック装置を設けている。 【0016】 前記伝動ケース26にはエンジンからの回転を入力する入力プーリー30を設ける。伝動ケース26内には、入力プーリー30の軸31から前記出力軸27の間に噛み合わう歯車群を設けている。 【0017】 前記出力軸27には、クラッチ32を設ける。クラッチ32は、出力軸27に遊嵌した伝達歯車33側に設けた係合爪34と、前記出力軸27に摺動のみ自在に嵌合させた摺動カム体35に形成した係合爪36とにより形成する。摺動カム体35は、バネ35aにより常時入り方向に付勢される。 【0018】 前記摺動カム体35のカム溝37には、クラッチ32を入り切りさせる係合突起38を出入りさせる。係合突起38は摺動自在に前記伝動ケース26に設ける。係合突起38は前記摺動カム体35の軸心方向に対する放射方向のいずれかの位置に配置すると作用するが、摺動カム体35の下方に配置すると、以下のリンク機構Lを出力軸27と入力プーリー30との間に配置するのが容易になる。 【0019】 係合突起38は縦方向に配置し、係合突起38の下方の移動方向線上にはアーム39の先端を臨ませ、アーム39の中間部を軸40により機体側に軸着する。アーム39の基部にはロッド41の一端を固定し、ロッド41の他端は縦方向のプレート42に形成した長孔43に係合させる。プレート42には、屈曲部44a、44bを形成し、屈曲部44a、44bには縦方向のバー45を移動自在に串通させ、屈曲部44a、44bの間の中間部にはピン46を設ける。 【0020】 ピン46を挟んでピン46と屈曲部44aの間に押し側スプリング47を、ピン46と屈曲部44bの間に引側スプリング48をそれぞれ設ける。前記バー45の上部には、アーム49の先端を軸着し、アーム49の基部はクラッチ用モーター50の軸51に取付ける。52はクラッチ用モーター50から軸51に回転を伝達する伝達機構部である。したがって、アーム39、ロッド41、プレート42、バー45、アーム49により前記リンク機構Lを構成する。 【0021】 しかして、前記クラッチ用モーター50は、穀稈供給搬送チェン16の移動軌跡より排出側4に外ずれ、かつ、前記出力軸27および入力プーリー30よりも上方位置に配置させる。また、前記伝動ケース26およびクラッチ用モーター50は、前記穀稈供給搬送チェン16より内側に凹んだ位置にある側板53に取付ける。伝動ケース26の外側位置には、前記クラッチ用モーター50から係合突起38の間の前記リンク機構Lを包囲する巻付防止板54を設ける。巻付防止板54は平面視リンク機構L型形状に板部55と屈曲部56により形成し、板部55には前記出力軸27のスプライン歯28が突出する透孔57を形成する。58は取付具、59はボルトである。60は前記屈曲部56の端縁に設けた弾性部材(合成樹脂・ゴム等)であり、側部カバー29の内面に密着して駆動歯車18を包囲する。 【0022】 65は取付板、66は前記係合突起38の抜け止めようのストッパーである。 【0023】 しかして、前記クラッチ用モーター50は、図示は省略するが、運転席に設けた手動スイッチによりオンオフできると共に、制御部による自動制御も可能である。 【0024】 例えば、刈取クラッチの入り切りに連動させて自動的にクラッチ32を入り切りさせる。また、刈取部の上下位置に合わせて、自動的にクラッチ32を入り切りさせる。即ち、旋回等のため刈取部を上動させると、クラッチ32を切りにし、刈取部を下動させると自動的に入りにする。また、エンジンを始動させるときは、穀稈供給搬送チエン16のクラッチ32を自動的に切りとする。即ち、刈取部を上動させたままエンジンを停止させると、この時は、自動的にクラッチ32は切りとなるが、エンジンを停止前に上動させた刈取部は、エンジンを停止させると自動的に下動させるから、このまま、エンジンを再始動させると、露出部分がある穀稈供給搬送チェン16のクラッチ32は自動的に入り状態になってしまうので、エンジンを始動させるときは、クラッチ32を自動的に切りとする。 【0025】 また、67は前記排出側側板8よりも排出側4に設けた排藁処理部、68は前記穀稈供給搬送装置13の終端側(排出側4)に臨ませた排藁搬送チェン、69はギヤボックスである。 【0026】 エンジンを始動すると、エンジンの回転が入力プーリー30に伝達され、入力プーリー30の回転が伝動ケース26に設けた歯車群を介して出力軸27に遊嵌された伝達歯車33に伝達される。 【0027】 伝動ケース26内の伝達歯車33の係合爪34と、出力軸27に摺動のみ自在に取付けた摺動カム体35の係合爪36によりクラッチ32を構成し、クラッチ32はクラッチ用モーター50により入り切りするようにリンク機構Lで連結しているから、クラッチ用モーター50を作動させ、軸51を回転させてアーム49を図において時計回転させ、アーム49はバー45を上方に牽引し、バー45のピン46は引側スプリング48を圧縮させ、引側スプリング48はプレート42の上部の屈曲部44bを押し上げ、これにより長孔43は上昇し、長孔43の下側内縁がロッド41の上端に係合して押し上げ、ロッド41は軸40を中心にアーム39を図において反時計回転させ、アーム39の先端は係合突起38より離脱して解放し、係合突起38はクラッチ32の摺動カム体35のカム溝37より離脱し、バネ35aが摺動カム体35を伝達歯車33側に摺動させ、摺動カム体35の係合爪36が伝達歯車33の係合爪34に噛み合って、クラッチ32が入りとなる。 【0028】 摺動カム体35の「入」により駆動歯車18が回転し、駆動歯車18の回転により穀稈供給搬送チェン16が移動し、穀稈供給搬送装置13は穀稈供給口11より供給した穀稈を搬送し、穀稈は穀稈排出口12より排出される間に回転する扱胴6により脱穀され、扱網10より漏れた脱穀物は風選され、一番物は一番コンベアに落下して揚穀装置により取出されてグレンタクに貯留され、二番物は二番コンベアに入る。 【0029】 また、クラッチ用モーター50を作動させ、軸51を回転させてアーム49を図において反時計回転させ、アーム49はバー45を下方に押し下げ、バー45のピン46は押し側スプリング47を圧縮させ、押し側スプリング47はプレート42の下側の屈曲部44aを押し下げ、これにより長孔43は下降し、長孔43の上側内縁がロッド41の上端に係合して押し下げ、ロッド41は軸40を中心にアーム39を図において時計回転させ、アーム39の先端は係合突起38を押し上げ、係合突起38はクラッチ32の摺動カム体35のカム溝37に係合し、これにより摺動カム体35は駆動歯車18側に摺動して、摺動カム体35の係合爪36が伝達歯車33の係合爪34から離脱して、クラッチ32が切りとなる。 【0030】 この場合、前記クラッチ用モーター50は、穀稈供給搬送チェン16の移動軌跡より排出側4に外ずれ、かつ、前記出力軸27および入力プーリー30よりも上方位置に配置させているから、穀稈供給搬送チェン16と排藁搬送チェン68との引継部から落下する藁屑が降り掛るのを防止して確実に作用する。 【0031】 また、前記伝動ケース26およびクラッチ用モーター50は前記穀稈供給搬送チェン16より内側に凹んだ位置に設けた側板53に取付け、前記クラッチ用モーター50から係合突起38の間の前記リンク機構Lの外側に位置する巻付防止板54を設けているから、配置ばかりでなく、巻付防止板54の存在により一層藁屑等の干渉を防止でき、作動を確実にする。また、巻付防止板54は、その屈曲部56に前記穀稈供給搬送チェン16の側部カバー29を当接させているから、前記穀稈供給搬送チェン16の駆動歯車18の周囲は巻付防止板54と側部カバー29により包囲し、藁屑、塵埃の飛散を防止する。 【0032】 また、穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16は供給チェンフレーム17を取付軸23中心に外側回動させて扱室5の側部をオープンでき、巻付防止板54を外すだけで、クラッチ用モーター50から係合突起38に至るリンク機構Lのメンテナンスを容易に行える。 【0033】 また、ケーブル(ワイヤー)を使用せず、リンク機構Lを採用し、クラッチ用モーター50を伝動ケース26近傍に配置しているので、メンテナンスを一層容易にする。 【0034】 しかして、クラッチ用モーター50から係合突起38に至るリンク機構Lには、途中にプレート42を設け、プレート42の長孔43にロッド41を係合させているから、リンク機構Lの作動に余裕(遊び)をもたせることができ、クラッチ用モーター50の作動(制御)誤差を吸収できる。したがって、簡単な構成でクラッチ用モーター50の作動(制御)誤差を吸収して、クラッチ用モーター50の過剰回転による焼付き等の故障の原因を除去し、耐久性を向上させる。 【0035】 また、プレート42の移動を押し側スプリング47、48を介して行うので、一層作動が円滑になる。 【0036】 また、押し側スプリング47に比し引側スプリング48の弾力を強にしているから、クラッチ32の入りの反応が早く、操作応答性が良く、また、設定も容易であり、また、プレート42がバー45より脱落するのも防止する。 【0037】 従って、本発明によると、穀稈供給搬送チェン16と排藁搬送チェン68との引継部から落下する藁屑が降り掛るのを防止して確実に作用する。また、前記伝動ケース26の外側に巻付防止板54を設けているから、前記モーター50の配置ばかりでなく、巻付防止板54の存在により一層藁屑等の干渉を防止でき、作動を確実にする。 【0038】 また、穀稈供給搬送装置13の穀稈供給搬送チェン16は供給チェンフレーム17を取付軸23中心に外側回動させて扱室5の側部をオープンでき、巻付防止板54を外すだけで、クラッチ用モーター50の作動連結機構(ワイヤー)等のメンテナンスを容易に行える。 【0039】 また、クラッチ用モーター50を前記伝動ケース26の近傍に配置したので、前記クラッチ32を入切りさせる係合突起38と前記クラッチ用モーター50との間にリンク機構Lを設け、リンク機構Lによりクラッチ32を入切りさせる作動させることが、可能となり、ワイヤーの伸縮量を考慮せず、クラッチ用モーター50の回転制御誤差のみを考慮して設計すればよく、設計が容易で、調節等のメンテナンスも一層容易になる。 【0040】 また、前記リンク機構Lを、途中に、クラッチ用モーター50の正逆転により移動する長孔43を有するプレート42を設け、前記長孔43に前記係合突起38を出入りさせるロッド41の一端を係合させた脱穀装置とすると、リンク機構Lの作動に余裕(遊び)をもたせることができ、クラッチ用モーター50の作動(制御)誤差を吸収できる。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】側面図。 【図2】平面図。 【図3】供給チェンフレ−ム背面図。 【図4】同側面図。 【図5】伝動ケ−ス部分の側面図。 【図6】同概略平面図。 【図7】同断面図。 【図8】同断面図。 【図9】摺動カム体の斜視図。 【図10】伝動ケ−ス部分の縦断背面図。 【図11】リンク機構Lの側面図。 【図12】巻付防止板の斜視図。 【図13】リンク機構Lの作用状態図。 【符号の説明】 【0042】 5 扱室 6 扱胴 13 穀稈供給搬送装置 16 穀稈供給搬送チェン 17 供給チェンフレーム 18 駆動歯車 19 受動歯車 26 伝動ケース 27 出力軸 29 側部カバ− 30 入力プ−リ− 31 軸 32 クラッチ 33 伝達歯車 34 係合爪 35 摺動カム体 35a バネ 36 係合爪 50 クラッチ用モーター 54 巻付防止板 60 弾性部材 67 排藁処理部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−147667(P2004−147667A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月27日(2004.5.27) |
| 【出願番号】 |
特願2004−8132(P2004−8132) |
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