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【発明の名称】 コンバインの揺動選別体
【発明者】 【氏名】佐村木 仁
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【氏名】佐藤 忠義
【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
 合成樹脂により成形した揺動選別体本体の底面に、合成樹脂により成形したグレンシーブを一体に設けると共に、同グレンシーブの上方において揺動選別体本体とは別体に合成樹脂により成形したチャフシーブを傾斜姿勢にて取付け、かつ、チャフシーブは傾斜姿勢を複数段に変更可能となしたことを特徴とするコンバインの揺動選別体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
 本発明は、コンバインの揺動選別体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
  従来、コンバインに設けた揺動選別体の一形体として、揺動選別体本体を受皿状に形成し、同揺動選別体本体の前部上面にグレンパンを張設し、中途部にチャフシーブを設け、後部底壁にグレンシーブを形成したものがあり、同揺動選別体の各構成部材は金属性素材により成形されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭61−31018号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
 ところが、上記した揺動選別体では、各構成部材、特に、揺動選別体本体を金属性素材により成形しているために、重量が増大して、同揺動選別体の組付け作業に手間を要する上に、同揺動選別体を揺動させるために大きな揺動駆動力を必要とするという不具合があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
 そこで、本発明では、合成樹脂により成形した揺動選別体本体の底面に、合成樹脂により成形したグレンシーブを一体に設けると共に、同グレンシーブの上方において揺動選別体本体とは別体に合成樹脂により成形したチャフシーブを傾斜姿勢にて取付け、かつ、チャフシーブは傾斜姿勢を複数段に変更可能となしたことを特徴とするコンバインの揺動選別体を提供するものである。
【発明の効果】
【0005】
 本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0006】
 すなわち、合成樹脂により成形した揺動選別体本体の底面に、合成樹脂により成形したグレンシーブを一体に設けると共に、同グレンシーブの上方において揺動選別体本体とは別体に合成樹脂により成形したチャフシーブを取付けているために、揺動選別体の全体重量の軽減を図ることができて、同揺動選別体の組付け作業の手間を軽減させることができると共に、揺動駆動力を削減することができる。
【0007】
 しかも、チャフシーブは傾斜姿勢にて取付け、かつ、チャフシーブは傾斜姿勢を変更可能としているため、選別性能を良好に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
 以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0009】
 すなわち、図1に示すAは、本発明に係る揺動選別体4を具備するコンバインであり、同コンバインAは、図1に示すように、クローラ式の走行部Bにより走行可能で、左右一対のトラックフレームb,bの上端間に架設したシャシ15上に、脱穀部Dや原動機部G等の上部体を載置する一方、その前方に刈取部Hを昇降可能に取り付けている。
【0010】
 上記走行部Bは、図1に示すように、左右一対のトラックフレームb,bに、駆動輪12,12 と、遊動輪13,13 と、第1・第2・第3・第4転動輪80,80,81,81,82,82,83,83 と、脱輪防止用ソリ体84,84 とを取付けると共に、駆動輪12,12 と遊動輪13,13 との間にそれぞれ履帯B1,B1 を巻回している。
【0011】
 また、上部体としては、図1に示すように、機体a上の左側に、脱穀部Dと選別部Eとを設けると共に、機体a上の右側前部に運転部Fを配設し、その後方に原動機部G及び籾受部Jを配設し、機体aの最後部には排藁処理部Kを配設して構成している。
【0012】
 すなわち、脱穀部Dは、軸線を前後方向に向けた扱胴1を回転自在に軸架し、同扱胴1の右側後方位置に、軸線を前後方向に向けた二番処理胴2を回転自在に軸架して、扱胴1と二番処理胴2とを平面にて左右幅方向に略平行に配置している。
【0013】
 また、脱穀部Dの側方にはチェン台mを配設し、同チェン台mにフィードチェンMを懸架している。
【0014】
 選別部Eは、図1に示すように、前部に唐箕3を配設し、その後方に揺動自在の揺動選別体4を配設し、その下方には、風選による一番穀粒、二番穀粒を回収するための一番樋4a及び一番コンベア4b、二番樋4c及び二番コンベア4 dを配設して構成している。
【0015】
 刈取部Hは、図1及び図4に示すように、機体aの前部に刈取フレーム5の後端を上下回動自在に枢支すると共に、昇降油圧シリンダ(図示せず)により上下昇降自在とし、同刈取フレーム5に前端より後端に向けて順次、分草板7、引起し体8、刈刃9、掻込体10と縦搬送体11を配設している。
【0016】
 運転部Fは、図1に示すように、機体aの右側前部に操作コラム17を配設し、同操作コラム17に操作レバー18を突設すると共に、同操作レバー18の後方に座席19を配置し、同座席19の左側方位置に刈取クラッチレバー1 4を配設している。
【0017】
 原動機部Gは、図1に示すように、前記座席19の下方にエンジンG1を配設すると共に、走行部B、脱穀部D、選別部E、刈取部H及び排藁処理部Kへそれぞれ連動機構を介して動力を伝達すべく構成している。
【0018】
 籾受部Jは、図1に示すように、機体aの右側後部に配設しており、上方に穀粒タンクJ1を設け、同穀粒タンクJ1の下部には籾収納袋(図示せず)を取付けている。
【0019】
 そして、排藁処理部Kには、図1に示すように、吸引排塵部K1及び排藁カッターK2とを機体aの最後部に配設している。
【0020】
 上記のように構成したコンバインAにおいて、本発明の要旨は、揺動選別体4の構造にあり、以下に、図2〜図12を参照しながら説明する。
【0021】
 すなわち、揺動選別体4は、図2に示すように、前端部を揺動機構20に連動連結する一方、図12に示すように、後端左右側部をそれぞれ本機の外側壁78と選別部Eの内側壁79に取付けた上下側揺動ガイド体21,21,22,22 に前後揺動自在に支持させて、揺動機構20により前後方向に揺動させて選別作動させることができるようにしている。
【0022】
 揺動選別体4は、図2〜図8に示すように、揺動選別体本体23を上面と後面とが開口した受皿状に一体成形しており、同揺動選別体本体23には、前部上面にグレンパン24を張設し、左右側壁の中途部間にチャフシーブ25を横架し、後部底面にグレンシーブ26を形成し、後端部に後端部ユニット27を取付けている。
【0023】
 そして、揺動選別体本体23は、図2〜図6に示すように、前半部側を浅底に形成すると共に、後半部側を深底に形成し、前半部側の下面左右側部には、左右一対の連結用突片28,28 を下方へ向けて突設し、両連結用突片28,28 間には、左右幅方向に伸延する矩形板状の補強リブ29,30 を前後に間隔を開けて横架し、各連結用突片28,28 の下端部には左右幅方向に開口する連結軸挿通孔31,31 を形成している。35はグレンパン取付孔である。
【0024】
 しかも、前半部側の左右側壁前部は、図5に示すように、平面視にて前方へ向って漸次テーパー面23a,23a となしている。
【0025】
 また、揺動選別体本体23の後半部側の左側壁には、図3に示すように、後述するチャフシーブ形成用フィン55を出し入れするための出し入れ用開口部32を前後方向に伸延させて形成し、同出し入れ用開口部32の前後部位置にそれぞれ前後部蓋体取付用ボルト孔33,34 を形成する一方、右側壁には、図4に示すように、フィン取付孔としての多数個のフィン枢支孔51と、各フィン枢支孔51を中心とする同一円弧状のフィンガイド用長孔52とを形成し、後部底面に格子網状のグレンシーブ26を形成している。36は後端部ユニット取付孔である。
【0026】
 さらに、揺動選別体本体23の左右側上端縁には、それぞれフランジ部23b,23b を外側方へ水平張出し状に形成している。37は上部蓋体取付用ボルト孔である。
【0027】
 ここで、上記のように構成した揺動選別体本体23は、軽量で剛性を有する合成樹脂、例えば、ポリプロピレンにより一体成形しているものであり、連結用突片28,28 には、それぞれ上面開口の縦長溝38,38 を形成して、全体重量の軽減を図り、揺動選別体本体23の組付け作業の手間を軽減させることができると共に、同揺動選別体4の揺動駆動力を削減することができるようにしている。
【0028】
 しかも、グレンシーブ26は、図7に示すように、上面開口幅W1よりも下面開口幅W2を広幅に形成して、穀粒Zが篩目26a 中に落ち込まないようにして、目詰りの防止を図っている。
【0029】
 さらに、上記のように構成した揺動選別体本体23の連結用突片28,28 間には、図2及び図6に示すように、連結軸40を連結軸挿通孔31,31 を介して貫通状態に横架し、同連結軸40に前記揺動機構20を連動連結している。
【0030】
 すなわち、連動機構20は、機体aの前部にステー41を介して横架した揺動駆動軸42に、揺動駆動用アーム43の基端を揺動カム44を介して連動連結し、同揺動駆動用アーム43の先端を後上方へ向けて伸延して、同揺動駆動用アーム43の先端に前記連結軸40の中央部を連結し、また、脱穀部Dの前壁45に上端を支持ブラケット46を介して枢支した左右一対の揺動支持アーム47,47 の下端に連結軸40の左右側端部を連結している。
【0031】
 そして、左右一対の揺動支持アーム47,47 は、図2に示すように、中途部を前方へ凸状に弯曲させて形成して、揺動選別体23の連結用突片28,28 の前端面を、脱穀部Dの前壁45よりも前方位置に配置して支持している。48は枢軸である。
【0032】
 このようにして、左右一対の連結用突片28,28 を揺動支持アーム47,47 を枢支する枢軸48,48 の直下方位置に配置して、同連結用突片28,28 に下端を連結している揺動支持アーム47,47 による水平前後方向の分力が効率良く揺動選別体4に伝達され、水平前後方向のストロークが充分に確保されて、同揺動選別体4による揺動選別機能を向上させることができるようにしている。
【0033】
 しかも、連結用突片28,28 は、前下方へ向けて大きく突出させて設けることなく、直下方へ小さく突出させた短片形状としているために、連結用突片28,28 により連結部の強度を充分に確保することができる。
【0034】
 さらに、揺動選別体本体23の前部左右側壁を、平面視にて前方へ向って漸次細幅のテーパー面23a,23a となしているために、選別部Eの前壁に形成すべき揺動選別体干渉防止口(図示せず)の開口面積を小さくすることができて、同揺動選別体干渉防止口を通して外部より他物が侵入するのを防止することができると共に、本機の美的外観が損なわれないようにすることができる。
【0035】
 また、揺動選別体本体23の前部左右側壁にテーパー面23a,23a を形成しているために、同揺動選別体本体23の下面前端部に突設した連結用突片28,28 に、連結軸40を挿通するための連結軸挿通孔31,31 を形成する際のサイドコア(図示せず)の左右幅方向のストロークを小さくすることができて、同揺動選別体本体23の成形作業効率を向上させることができる。
【0036】
 出し入れ用開口部32には、図2に示すように、鋼等の金属性素材により形成した蓋体56を着脱自在に取付けて閉蓋しており、同蓋体56にも、図8に示すように、揺動選別体本体23の右側壁に形成した多数個のフィン枢支孔51及びフィンガイド用長孔52と同形のフィンガイド用長孔52を左右対称位置に符合させて形成すると共に、中央下部にフィン姿勢変更用操作片固定ピン57,58,59を突設し、また、上端縁部には取付用フランジ部56a を形成し、同取付用フランジ部56a に、揺動選別体本体23の左側のフランジ部23b に形成した上部蓋体取付用ボルト孔37,37 と符合するボルト取付用ボス部56e,56e を形成する一方、前後部には揺動選別体本体23の左側壁に形成した前後部蓋体取付用ボルト孔34,34 と符合するボルト孔56b,56c を形成している。56d は後端部ユニット取付孔である。
【0037】
 このようにして、揺動選別体本体23の右側壁にはチャフシーブ形成用フィン55の一側端部を取付けるための小さなフィン枢支孔51とファンガイド用長孔52とを形成しているだけであるために、同右側壁の強度を確保することができる一方、左側壁はチャフシーブ形成用フィン55の出し入れ用開口部32を形成しているものの、同開口部32を金属製の蓋体56により閉蓋して補強することができるために、同左側壁の強度も確保することができて、軽量性を確保したまま合成樹脂により強度も充分に確保することができる。
【0038】
 グレンパン24は、図2及び図9に示すように、鋼板により左右幅方向に伸延する横長矩形状に形成すると共に、後端縁24a を直角に下方へ屈曲し、左右側縁前部にはそれぞれ連結用耳片24b,24b を形成して、両連結用耳片24b,24b を揺動選別体本体23の左右側壁に連結ボルト50,50 により連結している。24c はボルト取付用ボス部である。
【0039】
 チャフシーブ25は、図2に示すように、揺動選別体本体23の左右側壁間に多数個のチャフシーブ形成用フィン55を前後方向に一定の間隔を開けて前低後高の傾斜姿勢にして横架することにより構成しており、各チャフシーブ形成用フィン55は、図10及び図11に示すように、断面が逆T状で左右幅方向に伸延するフィン本体55a と、同フィン本体55a の左右側端にそれぞれ一体成形したピン取付用板体55b,55b と、各ピン取付用板体55b,55b の上下部にそれぞれ一体成形した先端の断面形状が略台形状の割りピン55c,55c,55d,55d とをポリプロピレン等の合成樹脂により一体成形して、特に、割りピン55c,55c,55d,55d に弾性力を保持させている。
【0040】
 このようにして、チャフシーブ25を組立てる場合には、蓋体56に形成した多数個のフィン枢支孔51中とフィンガイド用長孔52中に、多数個のチャフシーブ形成用フィン55の左側端側の割りピン55c,55d をそれぞれ弾性力を利用して挿入・係止し、同状態にて多数個のチャフシーブ形成用フィン55を出し入れ用開口部32より揺動選別体本体23内に挿入すると共に、各チャフシーブ形成用フィン55の右側端側の割りピン55d,55d を揺動選別体本体23の右側壁に形成したフィン枢支孔51中とフィンガイド用長孔52中にそれぞれ挿入・係止して、揺動選別体本体23の左側壁に蓋体56を蓋体取付用ボルト90,91 により前後部及び上部蓋体取付用ボルト孔33,34,37,37 を介して取付けることができるようにしている。
【0041】
 この際、チャフシーブ形成用フィン55は、表裏対称形の断面T字状に形成しているために、同フィン55の表裏を気にせずに取付けることができて、同フィン55による選別性能を良好に確保することができると共に、同フィン55の強度も向上させることができる。
【0042】
 また、チャフシーブ25を解体は、上記組立て手順とは反対の手順をたどることにより容易に行なうことができる。
【0043】
 従って、チャフシーブ25の組立て・解体作業を簡単に行なうことができて、同チャフシーブ25のメンテナンス等を楽に行なうことができる。
【0044】
 また、図2に示すように、各チャフシーブ形成用フィン55の左側端部は、前後方向に伸延する連結体98により連動連結しており、後部に配置した一個のチャフシーブ形成用フィン55の左側端部にフィン姿勢変更用操作片60の上端を連結し、同フィン姿勢変更用操作片60の下端に形成した係止孔60aを、前記蓋体56に突設した複数個のフィン姿勢変更用操作片固定ピン57,58,59のいずれかに選択的に係止することにより、全チャフシーブ形成用フィン55の傾斜姿勢を一体的に複数段(本実施例では三段)に姿勢変更することができるようにしている。
【0045】
 そして、図2に示すように、本機の外側壁には操作用開閉蓋61を形成して、同操作用開閉蓋61を開放することにより、外部より上記フィン姿勢変更用操作片60を操作して、全チャフシーブ形成用フィン55の姿勢変更操作を楽に行なうことができるようにしている。
【0046】
 後端部ユニット27は、図2及び図12に示すように、揺動選別体本体23の左右側壁後端部の外側面に、左右一対の取付体65,65 の上部を当接させると共に、上記左右側壁後端部の内側面に、左右一対の取付補強体66,66 を当接して、各取付体65,65 と各取付補強体66,66 とをそれぞれ左右側壁の後端部を間に介在させてサンドイッチ状態にて固定ボルト67 ,67 により共締めし、左右の取付体65,65 の上端縁には外側方へ水平張出し状の取付用フランジ65a,65a を形成して、両取付用フランジ65a,65a 間に前側ストローガイド体68を横架する一方、左右の取付体65,65 の後部下端間に粒穀板体69を前低後高の傾斜状態にて横架し、左右の取付体65,65 の前側下部に下側ガイドローラ支軸70,70 を外側方へ向けて突設し、各ガイドローラ支軸70,70 の先端にそれぞれ揺動支持体としての下側ガイドローラ71,71 を回転自在に取付け、各ガイドローラ支軸70,70 の中途部に支持アーム72,72 の下端をボス部73,73 を介して枢支し、各支持アーム72,72 の上端を後上方に位置する前側ストロークガイド体68の後端部直下方位置まで伸延させて、両支持アーム72,72 の上端間に後側ストロークガイド体74を横架し、同後側ストロークガイド体74の前部上面に後端が後上方へ弯曲状に伸延する篩線75の前端部を取付けている。91は下側ガイドローラ支軸取付補強体である。
【0047】
 そして、支持アーム72,72 の上部には、図2及び図12に示すように、上側ガイドローラ支軸76,76 を外側方へ向けて突設し、各ガイドローラ支軸76,76 の先端にそれぞれ上側ガイドローラ77,77 を回転自在に取付けており、同上側ガイドローラ77,77 と前記下側ガイドローラ71,71 は、それぞれ本機の外側壁78と選別部Eの内側壁79とにそれぞれ取付けた上下側揺動ガイド体21,21,22,22 に摺動自在に嵌入している。93,94 はそれぞれガイド体取付ボルトである。
【0048】
 また、流穀板体69には、図2に示すように、前端縁部下面に一番樋4aに向けて一番穀粒を案内して流下させる一番樋案内用ゴム垂れ体85と、二番樋4cに向けて二番穀粒を案内して流下させる二番樋案内用ゴム垂れ体86の各上端縁部を取付ボルト87により取付ける一方、後端縁部に流路切替用の可動流穀板体88の前端縁を蝶番89により枢支すると共に、同可動流穀板体88を、巻バネ92の付勢に抗して流穀板体88と同一平面上に位置する一番樋側流路形成位置と、下方へ回動させて後端88a を二番樋4c側へ向けた二番樋側流路形成位置とに位置変更可能としている。
【0049】
 しかも、一番樋側流路形成位置にある可動流穀板体88の後端88a と、後側ストローガイド体74の後端74a との位置関係は、図2に示すように、後側ストローガイド体74の後端を可動流穀板体88の後端88a よりも後方位置まで伸延させて、藁屑や枝梗付着粒が一番樋4aに流入するのを防止している。
【0050】
 ここで、上記した後端部ユニット27の各構成部材は、鋼板により形成しており、左右一対の取付体65,65 と前側ストローガイド体68と流穀板体69とにより背面視にて矩形枠を形成しているために、同後端部ユニット27により合成樹脂製の揺動選別体本体23の後端部の強度を増大させることができるようにしている。
【0051】
 また、揺動機構20により揺動選別体4が揺動選別作動されれる際には、揺動選別体本体23の後方移動動作に連動して、下側ガイドローラ支軸70,70 に下端を取付けた支持アーム72,72 が上側ガイドローラ77,77 を介して上側揺動ガイド体21,21 により後上方へ向けて上昇ガイドされ、同支持アーム72,72 の上端に後側ストローガイド体74を介して取付けた篩線75が前上方へ向けて移動して、同篩線75が藁の中に混じった穀粒を揺動選別体本体23側へ押し戻す作用をすると共に、後側ストローガイド体74も上昇動作して、藁屑や枝梗付着類を二番樋4c側へ流下させることができるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明に係る揺動選別体の配設構造を具備するコンバインの側面図。
【図2】同コンバインの選別部の側面図。
【図3】揺動選別体本体の左側面図。
【図4】同揺動選別体本体の右側面図。
【図5】同揺動選別体本体の平面図。
【図6】同揺動選別体本体の正面説明図。
【図7】図5のI−I線断面図。
【図8】蓋体の側面図。
【図9】グレンパンの平面図。
【図10】チャフシーブ形成用フィンの平面説明図。
【図11】同チャフシーブ形成用フィンの側面図。
【図12】揺動選別体の背面説明図。
【符号の説明】
【0053】
 A コンバイン
 4 揺動選別体
 20 揺動機構
 21 上側揺動ガイド体
 22 下側揺動ガイド体
 23 揺動選別体本体
 24 グレンパン
 25 チャフシーブ
 26 グレンシーブ
 27 後端部ユニット
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
【出願日】 平成15年8月28日(2003.8.28)
【代理人】 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎

【公開番号】 特開2004−8220(P2004−8220A)
【公開日】 平成16年1月15日(2004.1.15)
【出願番号】 特願2003−305355(P2003−305355)