| 【発明の名称】 |
脱穀機 |
| 【発明者】 |
【氏名】金本 慎也 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
【氏名】糸原 敦也 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1 三菱農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】扱室内を清掃、点検する際、フィードチェーンが邪魔になることなくメンテナンス性を向上させた脱穀機を提供する。
【解決手段】前低後高状に傾斜して配置された挟扼レール(4)とフィードチェーン(5)で挟持搬送される穀稈を扱室(2)に内蔵する扱胴(6)で脱粒処理する脱穀機において、前記扱室(2)を扱胴(6)及び挟扼レール(4)を支持する上部枠体(X)と、フィードチェーン(5)が固定された下部枠体(Y)とで構成し、上部枠体(X)を下部枠体(Y)に上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結し、該上部枠体(X)を上昇揺動すると一体で扱胴(6)と挟扼レール(4)が上昇するよう構成すると共に、前記フィードチェーン(5)のチェーンレール(40)を前後に分割し、後側チェーンレール(42)を前側を支点に下降回動自在に構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前低後高状に傾斜して配置された挟扼レール(4)とフィードチェーン(5)で挟持搬送される穀稈を扱室(2)に内蔵する扱胴(6)で脱粒処理する脱穀機において、前記扱室(2)を扱胴(6)及び挟扼レール(4)を支持する上部枠体(X)と、フィードチェーン(5)が固定された下部枠体(Y)とで構成し、上部枠体(X)を下部枠体(Y)に上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結し、該上部枠体(X)を上昇揺動すると一体で扱胴(6)と挟扼レール(4)が上昇するよう構成すると共に、前記フィードチェーン(5)のチェーンレール(40)を前後に分割し、後側チェーンレール(42)を前側を支点に下降回動自在に構成したことを特徴とする脱穀機。 【請求項2】 チェーンレール(40)を扱室(2)前端付近から前後に分割したことを特徴とする前記請求項1記載の脱穀機。 【請求項3】 後側チェーンレール(42)を略水平位置まで下降回動自在に構成したことを特徴とする前記請求項1または2記載の脱穀機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、コンバイン、及びハーベスタ等に搭載可能な脱穀機に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、例えば特開平8−308366号公報に示されるように、扱室を扱胴を支持する上部枠体と下部枠体とで構成し、上部枠体を下部枠体に上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結したものがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 上記脱穀機は、扱室内を清掃、点検する際、上部枠体を上昇揺動させることにより扱室を開けられるものであるが、後側ほど高くなるよう傾斜して取付けられたフィードチェーンが下部枠体側にあるため、特に扱室後側を清掃、点検する場合にフィードチェーンが邪魔になるという課題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、前低後高状に傾斜して配置された挟扼レールとフィードチェーンで挟持搬送される穀稈を扱室に内蔵する扱胴で脱粒処理する脱穀機において、前記扱室を扱胴及び挟扼レールを支持する上部枠体と、フィードチェーンが固定された下部枠体とで構成し、上部枠体を下部枠体に上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結し、該上部枠体を上昇揺動すると一体で扱胴と挟扼レールが上昇するよう構成すると共に、前記フィードチェーンのチェーンレールを前後に分割し、後側チェーンレールを前側を支点に下降回動自在に構成したことを特徴としている。 【0005】 また、チェーンレールを扱室前端付近から前後に分割したことを特徴としている。 【0006】 更に、後側チェーンレールを略水平位置まで下降回動自在に構成したことを特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1〜3に示されるように、1はコンバイン、及びハーベスタ等に搭載可能な脱穀機であり、扱室2の扱口3に沿って挟扼レール4とフィードチェーン5を前後方向に配設し、両者で挟持搬送される穀稈を扱室2に内蔵される扱胴6の回動により脱粒処理する。扱室2の後方側方には処理胴10と処理網11により形成される処理室を連通し、扱室2下方には前後に配置された送風ファン12と吸引排塵ファン13により選別風路を形成している。選別風路中には揺動選別体14を前後揺動可能に装架すると共に、受網8,9、及び、処理網11を漏下した脱穀物を送風ファン12の風選別と揺動選別体14の篩選別により選別し、籾は一番ラセン15を介して穀粒タンク17に収容し、未選別物は二番ラセン16を介して揺動選別体14上に還元し、藁屑は吸引排塵ファン13により機外に吸引排出する。扱室出口側板20の後方には穀粒を回収する4番口21、及び、4番漏斗22を設け、脱粒処理された排稈はフィードチェーン5から排稈搬送チェーン23へ受け継ぎ搬送され、後方の排稈処理装置であるカッター24により切断処理されるように構成している。 【0008】 次に、前記扱室構造について説明する。 前記扱室2は、該扱室2の上部を覆う天板18の両側に入口側板19と出口側板20を所定間隔を存して固着する上部枠体Xと、扱胴の下部側に位置する下部枠体Yとから形成されている。前記上部枠体Xには両側板19,20を貫通する扱胴軸25を介して扱胴6が回転自在に軸支されていると共に、その扱口3側に前記挟扼レール4が取付けられている。また、前記下部枠体Yの扱口3側にはフィードチェーン5が固定されると共に、下部枠体Yの上部で扱口3と反対側には、上部枠体Xの揺動基端部を軸支する支点軸26が軸架されており、上記支点軸26を中心として上部枠体Xを、扱胴6及び挟扼レール4と共に一体で、上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結している。27は上部枠体Xを下降閉じ位置で固定するロックの解除レバー、28は上部枠体Xの上昇揺動を補助するガススプリングである。 【0009】 また、下部枠体Yには受網が着脱可能に内設されており、受網は扱口3側でかつ扱口板7と一体の扱口受網8と、扱口3とは反対側の奥側受網9で構成されている。そして、上部枠体Xを上昇揺動させて開いた扱室2から扱口受網8、及び奥側受網9を着脱できる構成となっている。 【0010】 次に、本発明に係るフィードチェーン支持部構造について説明する。 フィードチェーン5は送風ファン12の駆動軸29より伝動される駆動スプロケット30とチェーンレール40の前後に回転自在に取付けられた従動スプロケット31,32と、テンションプーリー33とに掛け渡されており、側面視で前側が低く、後側ほど高くなるよう傾斜させて配設されている。 【0011】 前記チェーンレール40は扱室2前端付近から前後2分割され、前側チェーンレール41と後側チェーンレール42により構成されており、後側チェーンレール42は前側チェーンレール41後端に設けられた回動軸43を中心に穀稈を挟持搬送する作業位置と、水平位置まで下降回動したメンテナンス位置とに切替固定自在に構成されている。 即ち、後側チェーンレール42のメンテナンス位置への切り替えは、後側チェーンレール42を作業位置に固定している固定部材44を外し、続いてフィードチェーン5のテンションを緩めて後側チェーンレール42をストッパー45に接当するまで下降回動することにより容易に行える構成となっている。 【0012】 以上の構成により、扱室2内を清掃、点検する際は、先ずロック解除レバー27を操作してロックを外し、上部枠体Xを上昇揺動させて扱室2を開放する。続いてフィードチェーン5のテンションを緩めてフィードチェーン5の後側チェーンレール42を前側チェーンレール41後端に設けられた回動軸43を中心に下降回動させる。上部枠体Xを上昇揺動させると挟扼レール4と扱胴6が一体で上昇するので、受網8,9の上方が広く開放され受網8,9の清掃、点検を容易に行うことができる。その時、後側チェーンレール42を下降回動し、前側チェーンレール41後端高さまで下げるようにしたのでフィードチェーン5が邪魔にならず、受網8,9の清掃、点検を容易に行うことができる。 【0013】 また、扱口受網8には扱口板7が一体的に固着され、扱口受網8と扱口板7を一緒に取り外すことができるので、扱口板7を下部枠体Yに固定したままのものに比べて扱口受網8、及び、奥側受網9の取り外しを容易に行うことができると共に、揺動選別体14の清掃、点検を容易に行うことができる。 【0014】 尚、本実施形態ではフィードチェーン5の後側チェーンレール42と従動スプロケット32を一体で下降回動させたが、後側チェーンレール42と従動スプロケット32を別体構成とし、該従動スプロケット32を残したまま後側チェーンレール42だけを下降回動させて、フィードチェーン5を緩ませて高さを下げるようにしてもよい。 【0015】 【発明の効果】 本発明は、前低後高状に傾斜して配置された挟扼レール4とフィードチェーン5で挟持搬送される穀稈を扱室2に内蔵する扱胴6で脱粒処理する脱穀機において、前記扱室2を扱胴6及び挟扼レール4を支持する上部枠体Xと、フィードチェーン5が固定された下部枠体Yとで構成し、上部枠体Xを下部枠体Yに上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結し、該上部枠体Xを上昇揺動すると一体で扱胴6と挟扼レール4が上昇するよう構成すると共に、前記フィードチェーン5のチェーンレール40を前後に分割し、後側チェーンレール42を前側を支点に下降回動自在に構成したので、扱室2の清掃、点検の際にフィードチェーン5が邪魔にならずメンテナンス性が向上する。 また、チェーンレール5を前後に分割し、後側チェーンレール42のみ下降回動するように構成したから、チェーンレール40全体を扱室側面から退避させるものに比較して構造が簡単になり、コスト・剛性等の面で有利になる。 【0016】 また、チェーンレール40を扱室2前端付近から前後に分割したので、扱室 側面の全幅に対向するフィードチェーンの位置が下がりメンテナンス性が向上す る。 【0017】 更に、後側チェーンレール42を略水平位置まで下降回動自在に構成したので、フィードチェーンを比較的メンテナンスがし易い前側位置まで下げることができメンテナンス性が向上すると共に、フィードチェーン5が大きく垂れ下がるのを防止することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態における脱穀機の左後方からの斜視図である。 【図2】同上左側面図である。 【図3】同上正面図である。 【符号の説明】 2 扱室 4 挟扼レール 5 フィードチェーン 6 扱胴 40 チェーンレール 41 前側チェーンレール 42 後側チェーンレール 43 回動軸 X 上部枠体 Y 下部枠体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社 【住所又は居所】島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地1
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| 【出願日】 |
平成14年6月11日(2002.6.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−8168(P2004−8168A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−169435(P2002−169435) |
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